JPH0326352A - 集塵装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は、送風機と組合わされ、その送風機による送風
空気中の塵埃を帯電させて吸着する構成の集塵装置に関
する。

（従来の技術） 従来より、家庭等で用いられる空気清浄器は、一般に送
風機と集塵装置とが組合わされて構威されている。斯様
な空気清浄器は、具体的には、吸気口及び吐気口を有す
るケース内にモータ及びこれにより回転される遠心ファ
ンからなる送風機を配設し、その送風機により室内空気
を吸気口からケース内に吸入して吐気口から吐出するよ
うにする一方、その送風機と前記吸気口との間に放電線
及び電極板、並びにフィルタを配設して、放電線及び電
極板間に電圧を印加することにより、ケース内へ吸入さ
れた空気が放電線及び電極板間を通る過程でその空気に
含まれた塵埃を帯電させ、その帯電させた塵埃を電極板
及びフィルタに吸着させて除去し、以て室内空気を清浄
化するようになっている。

（発明が解決しようとする課題） 上記した従来構威のものでは、放電線及び電極板をケー
ス内にあって送風機と吸気口との間に配設した構成であ
るため、これら送風機と吸気口との間に上記放電線及び
電極板を配設するための専用のスペースが必要であり、
このために全体が大形化するという欠点があった。

本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目
的は、送風機と組合わされるものにあって、放電線及び
電極板を配設するための専用のスペースが不要にできて
コンパクト化を図り得る集塵装置を提供するにある。

［発明の構成］ （課題を解決するための手段） 本発明は、遠心ファンを備えた送風機と組合わされる集
塵装置であって、前記遠心ファンの外周部位及び端板の
一方に設けられた放電線と他方に設けられた電極板とを
備え、前記放電線及び電極板間への電圧印加により前記
遠心ファンによる送風空気中の塵埃を帯電させて吸着す
るように構成したものである。

（作用） 上記した手段によれば、放電線及び電極板を遠心ファン
に設けるようにしているから、それら放電線及び電極板
を配設するための専用のスペースを必要としない。

（実施例） 以下本発明を空気清浄器に適用したー実施例につき図面
を参照して説明する。

１は空気清浄器のケースで、これはケース主体２の前面
にカバー３を着脱可能に装着して成り、カバー３の前面
には吸気口４が形成され、ケース主体２の側面には吐気
口５が形成されている。６はケース１内に配設された送
風機で、これは、ケース主体２に取付固定されたモータ
７と、このモータ７の回転軸８にファンボス９を介して
取着された遠心ファン１０とにより構威されている。１
１は遠心ファン１０を包囲するように設けられたファン
ケーシングで、これの吸入口１２が前方に向けられて上
記吸気口４と連通し、吐出口１３が側方に向けられて吐
気口５と連通している。

而して、上記遠心ファン１０は、詳細には第３図に示す
ように、上記ファンボス９にねじ１４により取付固定さ
れた端板１５と、この端板１５の外周部に前方へ向けて
突設された多数枚の羽根片１６とを有する構成で、この
うちの外周部位たる羽根片１６の外周部に陽極として機
能する放電線１７を巻装し、端板１５の内面にその放電
線１７と対をなす陰極として機能する電極板１８を固定
している。

１９はそれら放電線１７及び電極板１８に給電するため
の給電装置で、次のように構威されている。２０は上記
モータ７のケース７ａに固定されたブラシ固定板で、こ
れに陽極用及び陰極用のブラシ２１，２２が固定され、
これら陽極用及び陰極用のブラシ２１．２２の夫々の一
端部には図示しない高電圧発生装置に接続されたリード
線２３，２４が接続されている。２５はファンボス９の
外周部に一体に設けられたスリップリング取付板で、こ
れに陽極用及び陰極用のスリップリング２６，２７が同
心状に設けられており、これら陽極用及び陰極用のスリ
ップリング２６．２７に陽極用及び陰極用のブラシ２１
．２２が接触している。２８は陽極用スリップリング２
６と放電線１７とに接続された陽極用リード線、２９は
陰極用スリップリング２７と電極板１８とに接続された
陰極用リード線である。而して、放電線１７及び電極板
１８間には高電圧発生装置から給電装置１９を介５ して高電圧が印加されるようになっている。

一方、上記ファンケーシング１１は電極板１８と同電位
となるように構戊されており、このファンケーシング１
１の内面には静電フィルタからなるフィルタ３０を添設
し、また、吐出口１３にも静電フィルタからなる補助フ
ィルタ３１を取付けている。

次に上記構或の作用を説明する。図示しないスイッチを
操作して運転を開始すると、送風機６のモータ７が通電
されて遠心ファン１０を回転させる一方、給電装置１つ
を介して放電線１７及び電極板１８間に高電圧を印加す
ることによりそれらの間に放電を発生させる。このうち
遠心ファン１０の回転による送風作用により、第１図に
矢印で示すようにケース１外の室内空気が吸気口４から
ケース１内のファンケーシング１１内に吸入されて遠心
ファン１０を通り、そしてファンケーシング１１内を通
って第２図に矢印で示すように吐気口５から室内へ吐出
される。このとき、吸気口４から吸入された空気が遠心
ファン１０を通る過程６ で、その空気に含まれた塵埃が上記放電線１７及び電極
板１８間の放電により陽イオンに帯電される。その帯電
した塵埃は、一部が電極板１つに吸着されると共に、フ
ァンケーシング１０内を通る過程で、そのファンケーシ
ング１０内のフィルタ３０に吸着され、さらには吐出口
１３に設けられた補助フィルタ３１を通る過程で該補助
フィルタ３１においても吸着されるようになる。従って
、吐気口５からは塵埃が除去されて清浄化された空気が
吐出されるようになるもので、これを繰り返すことによ
り室内空気が清浄化される。

上記した実施例によ５れば、遠心ファン１０による送風
空気中の塵埃を帯電させる放電線１７及び電極板１８を
遠心ファン１０に設けるようにしているから、それら放
電線１７及び電極板１８を配設するための専用のスペー
スを必要せず、従って、その専用スペースを必要としな
い分、全体のコンパクト化を図ることができる。また、
上記実施例の場合、フィルタ３０をファンケーシング１
０の内面に設けているので、そのフィルタ３０による送
風抵抗を小さくできる利点がある。

尚、本発明は上記し且つ図面に示した実施例にのみ限定
されるものではなく、例えば放電線１７を遠心ファン１
０の端板１５に設けると共に、電極板１８を遠心ファン
１０の羽根片１６に設けるようにしても良い等、要旨を
逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得る。

［発明の効果］ 以上の記述にて明らかなように、本発明によれば、放電
線及び電極板を遠心ファンに設けるようにしたので、そ
れら放電線及び電極板を配設するための専用のスペース
を不要にできて、全体のコンパクト化を図り得るという
優れた効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示し、第１図は縦断側面図、
第２図は縦断正面図、第３図は要部の拡大縦断側面図、
第４図は全体の外観斜視図である。 図面中、１はケース、６は送風機、７はモータ、１０は
遠心ファン、１５は端板、１６は羽根片、１７は放電線
、１８は電極板、１つは給電装置、３０はフィルタを示
す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、遠心ファンを備えた送風機と組合わされる集塵装置
   であって、前記遠心ファンの外周部位及び端板の一方に
   設けられた放電線と他方に設けられた電極板とを備え、
   前記放電線及び電極板間への電圧印加により前記遠心フ
   ァンによる送風空気中の塵埃を帯電させて吸着するよう
   に構成したことを特徴とする集塵装置。