JPH03262605A - 人工地盤材の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、人工地盤材の製造方法およびその製造装置に
関し、特に、人工地盤材の主構成材料として切込砕石を
用いる方法および装置に関する。

（従来の技術〉 ダムや橋脚などの構造物を地盤や岩盤上に構築する際に
、構造物の支持層の一部が風化したり、あるいは断層な
どによって劣化している場合、このような地層部分は、
他の良質材に置換することが行われている。

このような用途に用いられる置換材料としては、コンク
リートが一般に採用されている。

しかし、コンクリートの置換材料では、周囲の健全な地
盤、岩盤と物性、例えば、強度や弾性係数などが大きく
異なるので、例えば、地震時の応答などに問題があり、
また、マスコンクリートのため、温度応力によるひび割
れの問題もあった。

そこで、例えば、特開昭６３−３２０１６号公報には、
現場で採取した土砂や軟岩を置換材の主構成材料とする
人工地盤材の製造方法が開示されている。

この公報に示されている方法によれば、置換材の主構成
材料が現場採取土砂や軟岩なので、置換材と周囲の良質
材との物性がほぼ一致することになるので、コンクリー
トの置換材のような問題がなくなる。

しかしながら、上記公報に示されている製造方法には、
以下に説明する技術的課題があった。

（発明が解決しようとする課題） すなわち、上記公報に示されている製造方法では、現場
で採取した土砂、軟岩をスラリー化し、これを破砕機で
破砕した後、一定の粒径以下にして、セメントなどの固
化材を混合するので、工程が複雑になり、置換材の品質
を一定に維持するための装置の制御も面倒なものであっ
た。

この発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされた
ものであり、その目的とするところは、簡単な工程およ
び制御で、現地盤とほぼ一致した性状の人工地盤材が得
られる製造方法および製造装置を提供することにある。

（課題を解決するための手段） 上記目的を達成するために、本発明は、人工地盤材の製
造方法として、セメント、切込砕石、砂。

混和剤を水とともに混合して製造される人工地盤材の製
造方法であって、計量された前記セメント。

切込砕石、砂をベルトコンベア上に載置して連続練りの
ミキサーに供給する・とともに、前記混和剤を前記水に
混合して前記ミキサーに供給することを特徴とする。

また、人工地盤材の製造装置として、人工地盤材の主構
成材料であるセメント、切込砕石、砂の重量を計測する
計量装置と、これらの主構成材料と混和剤および水とを
混合する連続練りミキサーと、前記セメント、切込砕石
、砂を載置して前記ミキサーに供給するベルトコンベア
とからなることを特徴とする。

（実施例） 以下、この発明の好適な実施例について添付図面を参照
にして詳細に説明する。

第１図および第２図は、この発明にかかる人工地盤材の
製造方法および装置の一実施例を示している。

第１図は、製造方法および装置の全体構成を示しており
、人工地盤材Ｘの構成材料は、セメントＣ，クラッシャ
ーランＡ、砂Ｓ、混和剤Ｂ、水Ｗとなっている。

この実施例では、クラッシャーランＡは、その粒径が４
０〜Ｏａｒｍに設定され、砂Ｓは５〜Ｏｍ＋ｗになって
いる。

これらのクラッシャーランＡおよび砂Ｓは、ダンプトラ
ック１で運搬されてそれぞれのストックヤード２，３に
貯溜され、ストックヤード２，３からホイールローダ４
によってホッパー５に投入される。

この実施例では、ホッパー５は３機用いられ、２機がク
ラッシャーランＡ用に、残りの１機が砂Ｓ用になってい
る。

各ホッパー５の排出口の下方には、内容物の排出を制御
するカットゲート６がそれぞれ設けられており、各カッ
トゲート６のさらに下方には、それぞれのホッパー５か
ら排出されるクラッシャーランＡないしは砂Ｓの重量を
測定する計量装ｒＩ１７が設置されている。

この計量装置７は、その詳細を第２図に示すように、コ
ンベア式のものであり、コンベアフレーム７ａと、載台
７ｂと、計量キャリヤ７Ｃと、チエツクロード７ｄと、
支点７ｅと、ロードセル７ｆと、検錘７ｇと、速度検出
器７ｈと、端子盤７１とを有していて、コンベアベルト
７ｊ上に載置された被計量物の重量をロードセル７ｆで
検出し、これに速度検出器７ｈの検出値を乗算して、積
算輻送量を送出する。

また、上記ホッパー５の側方には、セメントＣが収容さ
れたセメントサイロ９が設けられ、このセメントサイロ
９の排出口には、上記各ホッパ−５と同様にカットゲー
ト６および計量装置７が設置されている。

そして、列状に配置された４つの計量装置７の下方には
、ベルトコンベア１１が設置されており、このベルトコ
ンベア１１上には、各計量装置７で重量を計測されたク
ラッシャーランＡ、砂Ｓ、セメントＣがこの順に順次積
層され、積層された状態で、ベルトコンベア１１の端部
側に設けられた連続練りミキサー１８に投入供給される
。

一方、水Ｗはタンク１２内に収容され、また、混和剤Ｂ
はタンク１４内に収納されている。

水Ｗおよび混和剤Ｂは、それぞれ圧送ポンプ１３．１５
を介して混合タンク１６に送られ、このときの流量はポ
ンプ１３．１５でそれぞれ計測される。

混合タンク１６内で混合された水Ｗと混和剤Ｂとの混合
物は、圧送ポンプ１７を介して、連続練りミキサー１８
に供給され、このときの混合物の流量は圧送ポンプ１７
により計測される。

連続練りミキサー１８は、スクリューコンベア式のもの
であり、一端側から供給された人工地盤材料を他端側に
移動させながら混練する。

そして、ミキサー１８で混練された人工地盤材Ｘは、カ
ットゲート１９を介してホッパー２０に−担収容され、
その後ダンプトラック２２で打設現場まで搬送される。

上記構成の装置では、人工地盤材Ｘの組成が制御装置２
３により以下のようにしてコントロールされる。

制御装置２３では、各計量装置７からのセメントＣ，ク
ラッシャーランＡおよび砂Ｓの重量が入力されるととも
に、圧送ポンプ１３，１５．１７から水Ｗ、混和剤Ｂお
よびこれらの混合物の供給量が入力される。

そこで、制御装置２３では、実際に製造されている人工
地盤材Ｘの組成を上記入力信号から演算して、この組成
と予め設定されている人工地盤材の組成と比較し、これ
らの間に所定以上のズレがあると、各ポツパー５のカッ
トゲート６や圧送ポンプ１３．１５．１７の調整を行い
、このように制御することにより一定の品質の人工地盤
材Ｘが得られる。

なお、第１図に示した実施例では、ミキサー１８のカッ
トゲート１つを制御装置２３でコントロールし、例えば
、人工地盤材Ｘの製造初期には一定時間これを閉止して
おくことなどにより、低品質な人工地盤材の発生を防止
している。

以下に示す表１は、上記装置および製造方法によって得
られた人工地盤材Ｘの組成比率の例を示しており、表２
は、表１の組成比率の人工地盤材Ｘの物性を示している
。

（発明の作用効果） 以上詳細に説明したように、この発明にかかる人工地盤
材の製造方法および装置では、以下の作用効果が得られ
る。

■人工地盤材の粗骨材としてクラッシャランを用いてい
るので、石粉の影響でセメント量の割りには、ワーカー
ビリチイーの良い混合物となる。

■粗骨材にクラッシャーランを用いることにより、粗骨
材の種類が１種類となり、貯蔵、計量装置が簡素化でき
る。

■コンクリート用骨材に比べてクラッシャーランは、安
価なため経済的な人工地盤材となる。

■連続練りミキサーを用いることにより、変動係数の小
さい人工地盤材が得られ、セメント量も少なくできる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明にかかる人工地盤材の製造方法の工程お
よび装置の全体構成を示す説明図、第２図は計量装置の
詳細図である。 Ａ・・・・・・クラッシャーラン Ｂ・・・・・・混和剤 Ｃ・・・・・・セメント Ｓ・・・・・・砂 Ｗ・・・・・・水 Ｘ・・・・・・人工地盤材 ７・・・・・・計量装置 １１・・・ベルトコンベア １８・・・連続練りミキサー

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）セメント、切込砕石、砂、混和剤を水とともに混
   合して製造される人工地盤材の製造方法であって、計量
   された前記セメント、切込砕石、砂をベルトコンベア上
   に載置して連続練りのミキサーに供給するとともに、前
   記混和剤を前記水に混合して前記ミキサーに供給するこ
   とを特徴とする人工地盤材の製造方法。
2. （２）人工地盤材の主構成材料であるセメント、切込砕
   石、砂の重量を計測する計量装置と、これらの主構成材
   料と混和剤および水とを混合する連続練りミキサーと、
   前記セメント、切込砕石、砂を載置して前記ミキサーに
   供給するベルトコンベアとからなることを特徴とする人
   工地盤材の製造装置。