JPH03262173A - 酸化物薄膜デバイス - Google Patents

酸化物薄膜デバイス

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JPH03262173A
JPH03262173A JP2059914A JP5991490A JPH03262173A JP H03262173 A JPH03262173 A JP H03262173A JP 2059914 A JP2059914 A JP 2059914A JP 5991490 A JP5991490 A JP 5991490A JP H03262173 A JPH03262173 A JP H03262173A
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JP
Japan
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thin film
single crystal
oriented
substrate
silicon
Prior art date
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Pending
Application number
JP2059914A
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English (en)
Inventor
Yukio Sakashita
幸雄 坂下
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Eneos Corp
Original Assignee
Nippon Mining Co Ltd
Nikko Kyodo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、半導体層と金属層及び金属酸化物層より成る
薄膜デバイスに関するものである。
従来の技術 従来、ABO3型ペロブスカイト構造酸化物薄膜を(1
11)配向させるためには、格子定数の整合性より、基
板にはサファイアの(0001)面が用いられてきた。
(例えば、M、Adachi etal JJAP 2
6,550.(+987) )しかし、現在の電子デバ
イスの主流がシリコン半導体であることを考えると、酸
化物強誘電体薄膜をシリコン基板上に配向させて形成で
きればその強誘電性、圧電性、焦電性等を応用した高機
能高集積薄膜デバイスの開発が可能と成る。
しかしながら、シリコン上に前述の強誘電体薄膜を従来
法により形成すると膜は配向しない。(岡1)他 日本
セラミックス協会学術論文誌96.687. (+98
8) )。ただし、マグネシアスピネル(MgAl、0
.) をバッファー層に用いた場合は膜が配向するとい
う報告(松原他 エレクトロニク・セラミクス ’87
.922)があるが、この場合は(+00)配向であり
(111)配向ではない。
発明が解決しようとする問題点 前述のごとく、シリコン基板」二に酸化物強誘電体薄膜
を配向させて形成できれば、種々の高機能デバイスへの
応用が考えられる。しかし、従来技術ではシリコン基板
」1には前述の強誘電体薄膜を(111)配向させるこ
とはできない。例えば、一定成分の一定配向に置けるメ
モリー素子等への利用を考えた場合、(lOO)配向で
あるとその特性向上の観点から望ましくなく、(111
)配向させることが可能な手法が望まれていた。
本発明は、上記従来技術の問題点を解決するものでシリ
コン及び化合物半導体単結晶基板」−に(ill)配向
した強誘電体薄膜を有する簿膜デバイスを提供すること
を目的とする。
発明の構成 即ち本発明は、シリコン又は化合物半導体単結晶基板(
111)面上に(111)配向した貴金属薄膜(Ag、
 Au、 Pt、 Pdの一種以上)を形成し、その」
二に一般式がABO3(Aとして円]、Ba、Sr、M
g及び希土類元素の群から選ばれる一種以」−の元素、
BとしてTi、Zrの一方または両方)で表され、ペロ
ブスカイト型構造を有する酸化物薄膜を(111)配向
させて形成して成る構/ 造を有する薄膜デバイスである。
問題点を解決する手段 本発明で用いる基板は、シリコン又は化合物半導体単結
晶で面方位が(111)のものである。シリコンは、ド
ーピング剤としてB、AI、N。
P等をドーピングしたもの、あるいはノンドビングのも
のである。化合物半導体としては、例えばGaAs、G
aP、 TnP等である。面方位を− (III)としておくのは、後に形成する酸化物薄膜を
(111)に配向させるためである。
ついで、前記単結晶基板上にAg、 Au、 Pt、 
Pd等の貴金属薄膜を(III)配向させて形成する。
薄膜形成法は、蒸着法、スパッタ法等で行ない、(II
I)配向となる所定の基板温度とすれば容易に形成でき
る。基板温度は、例えば150〜350℃である。また
ここでの膜厚は、O01〜0.5μm程度である。ここ
で膜は、−層重」−形成する。酸化物薄膜を形成する方
法は、スパッタリング法、CVD法等−船釣な酸化物薄
膜形成法で良いが、基板温度を低くするために光CVD
法やECRプラズマCVD法等を用いるのが好ましい。
本発明者らは、鋭意努力の結果、単結晶基板(111)
面と、ABO3(AとしてPb、 Ba、 Sr、 M
g及び希土類元素の群から選ばれる一種以上の元素、B
としてTi、Zrの一方または両方)で − 表されるペロブスカイト型構造を有する酸化物簿膜の間
に、バッファー層として該貴金属簿膜を形成することに
より、前記酸化物薄膜を(+11)配向させることが可
能であることを見出した。例えば、PZTの薄膜をCV
D法で形成する場合には、P b (C,H,) 、、
Zr  (t−C4H,)、Tick、を用い、不活性
ガスをキャリヤーガスとし、ソース原料は、それぞれ−
5〜−15℃、65〜75℃、10〜30℃に保持する
。これは、良好な膜質を得るため所定の蒸気圧が必要だ
からである。
キャリヤーガスの流量は、それぞれ、110〜170.
160〜220.10〜20m1/分02流量200〜
300mJ/分で行う。
酸化反応を促進するため、過剰であることが望ましい。
反応器内圧は、0.01〜10torrである。これは
0,01torrより低いと成膜速度が遅くなり、]0
torrよリ高いと緻密な平滑面が得られないからであ
る。基板温度は、400〜700℃とする。
これは、400℃より低いとペロブスカイト構造の酸化
物ができないためであり、700℃より低くなければ、
電極材料の拡散を生じ望ましくないからである。膜厚は
、例えば0゜3〜10μmであり、より好ましくは0.
5〜1.2μmとする。これは、少い電圧で稼動出来る
ためである。
即ち、本発明を用いることにより、半導体単結晶(il
l)面上に(III)配向した酸化物薄膜デバイスの作
製が可能になる。その−例としては、焦電型赤外線セン
サーがある。具体的には、Pb(ZrxTt+−X)0
3 (以下PZTと略す)において、0.92>X>0
.52の領域、即ち菱面体晶系の領域では、PZTの分
極は(111)方向、°・・であるので、」1記薄膜デ
バイスでは分極方向が基板に垂直になり、焦電係数の増
大が期待できる。また、該組成のPZTのD−Eヒステ
リシスは、抗電界が小さく残留分極が大きいので、」1
記薄膜デバイスを不揮発性メモリ素子に応用することが
可能である。さらに、前記薄膜デバイスでは、バッファ
ー層として用いた該貴金属簿膜をそのまま下部電極とし
て利用できるという長所もある。
このように、本発明を用いることにより、シリコン又は
化合物半導体単結晶基板」−に、(III)配向した酸
化物強誘電体薄膜の形成が可能となる。これにより、そ
の強誘電性、圧電性、焦電性、電気光学特性と熟成した
半導体集積回路技術を融合化させることにより、多機能
高機能薄膜デバイスの作製が可能になる等、その波及効
果は絶大である。
実施例1 ≧邦1(III)単結晶基板上にAgを(111)配向
させて形成し、その上にp Z T Ffi膜をM O
CV7 D法により形成した。第1図は本実施例の説明図で、l
は5i(111)単結晶基板、2は蒸着法により作製し
たAg(III)配向膜、3はPZT膜である。Agの
蒸着は基板温度300℃で行ない、膜厚は約0.2μ川
とした。PZT薄膜の作製はMOCVD法により行なっ
た。ソース原料としては、pb(c2H5)4+zr(
叶M)、 、 Ti (i−QC3H?)4  を用い
、Arをキャリアガスとして反応器内に導入し、基板近
傍で熱分解及び酸化反応を行ない成膜した。ソース原料
はそれぞれ−10℃、185℃、20℃に保持し、それ
ぞれのキャリアガス流量は130.150.30m1/
min、02流量200m1/min 、反応器内全圧
的ITorr 、基板温度550°Cとした。膜厚は2
μmとした。生成した膜をEPMAで組成分析し、XR
Dで結晶構造及びその方位を評価した。EPMAの結果
、生成膜はZr:Ti=7:3であった。また、XRD
の結果より、生成膜はペロブスカイト構造のPZTであ
り、(111)配向していることがわかった。
実施例2 Si(111)単結晶基板」二にAgを(111)配向
させて形成し、その上にptを(111)配向させて形
成し、さらにその上にPZT薄膜を形成した。第2図は
本実施例の説明図で、lはSi (111)単結晶基板
、2は蒸着法により作製したAg(111)配向膜、3
はスパッタ法により作製したPt(III)配向膜、4
はPZT膜である。
Agの蒸着は基板温度300℃で行ない、膜厚は約0.
1μmとした。ptのスパッタは基板温度300℃で行
ない、膜厚は約0.3μmとした。P ZT薄膜の作製
は光CVD法により行なった。
ソース原料としては、Pb(C2N、)4.Zr(t−
CIN、)4、TiC1,を用い、Arをキャリアガス
として反応器内に導入し、基板近傍で熱分解及び酸化反
応を行ない成膜した。その際、水銀ランプを用いて基板
に垂直に紫外光を照射し、反応系にエネルギーを供給し
た。ソース原料はそれぞれ一10℃、70℃、20°C
に保持し、それぞれのキャリアガス流量は150.17
0.20m1/min、02流量250m1/min 
、反応器内全圧的0.05Torr、基板温度450℃
 とした。膜厚は0.7μmとした。
生成した膜をEPMAで組成分析し、XRDで結晶構造
及びその方位を評価した。EPMAの結果、生成膜はZ
r:Ti=8:2であった。また、XRDの結果より、
生成膜はペロブスカイト構造のPZTであり、(111
)配向していることがわかった。
発明の効果 (1)シリコン又は化合物半導体単結晶基板る酸化物薄
膜を(111)配向させることが可能である。
(2)シリコン基板上に(III)配向の酸化物強誘電
体簿膜を形成できることにより、高機能デバイス、例え
ば焦電型赤外線センサを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、3層構造からなる本発明の一熊様である。 第2図は、4層構造からなる本発明の一態様である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  シリコン又は化合物半導体単結晶基板(111)面上
    に(111)配向した貴金属薄膜(Ag、Au、Pt、
    Pdの一種以上)を形成し、その上に一般式がABO_
    3(AとしてPb、Ba、Sr、Mg及び希土類元素の
    群から選ばれる一種以上の元素、BとしてTi、Zrの
    一方または両方)で表され、ペロブスカイト型構造を有
    する酸化物薄膜を(111)配向させて形成して成る構
    造を有する薄膜デバイス。
JP2059914A 1990-03-13 1990-03-13 酸化物薄膜デバイス Pending JPH03262173A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5776621A (en) * 1992-12-25 1998-07-07 Fuji Xerox Co., Ltd. Oriented ferroelectric thin film element
US8316775B2 (en) 2009-10-16 2012-11-27 Bombardier Transportation Gmbh Monorail bogie having a traction/pitching control assembly

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5776621A (en) * 1992-12-25 1998-07-07 Fuji Xerox Co., Ltd. Oriented ferroelectric thin film element
US8316775B2 (en) 2009-10-16 2012-11-27 Bombardier Transportation Gmbh Monorail bogie having a traction/pitching control assembly
US8707870B2 (en) 2009-10-16 2014-04-29 Bombardier Transportation Gmbh Monorail bogie having a traction/pitching control assembly

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