JPH03261749A - 新規含フッ素化合物、含フッ素重合体および含フッ素重合体の製造方法 - Google Patents

新規含フッ素化合物、含フッ素重合体および含フッ素重合体の製造方法

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JPH03261749A
JPH03261749A JP5674390A JP5674390A JPH03261749A JP H03261749 A JPH03261749 A JP H03261749A JP 5674390 A JP5674390 A JP 5674390A JP 5674390 A JP5674390 A JP 5674390A JP H03261749 A JPH03261749 A JP H03261749A
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JP
Japan
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fluorine
formula
containing compound
polymer
fluoropolymer
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JP5674390A
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English (en)
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Wakichi Fukuda
福田 和吉
Hide Nakamura
秀 中村
Isamu Kaneko
勇 金子
Masao Unoki
正夫 鵜木
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AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は新規含フッ素化合物、含フッ素重合体、および
含フッ素重合体の製造方法に関するものである。
[従来の技術] 本発明の化合物は、文献未記載の新規化合物であり、こ
の様な、N−アルキル−N−アリルアクリルアミドとし
ては、アルキル基が、メチル、ノルマルブチル、ノルマ
ルオクチル、ドデシル、イソプロピル、t−ブチル、t
−オクチル、フェニル、フェニルエチル、トリメチルシ
リル、なるものが知られていた。(PolymerJo
urnal、 20(4)、337. Journal
  of  Polymerscience、 Par
t C26,305,Polymer Preprin
tsJapan 36(6)、1679.37(2)、
375.37(6)、1454゜38(6)、1341
j。
また、上記文献にはこれらN−アルキル−N−アリルア
クリルアミドのうちいくつかの化合物が、環化重合して
主鎖に環構造を有する重合体を与えることが記載されて
いるが、含フッ素化合物については例がみられない。
また、主鎖に環構造を有する含フッ素重合体としては、
特開昭63−238111号、238115号及び米国
特許第4754009号に記載されている。これらの例
にみられる含フッ素重合体は、パーフルオロアリルビニ
ルエーテル、パーフルオロブテニルビニルエーテル、パ
ーフルオロジメチルジオキソール、といった極めて合成
の困難な単量体を用いていた。また、同特許には、メタ
セシス開環重合により環状ポリマーを得る方法も記載さ
れているが、この場合は、重合触媒の調整が煩雑であり
、また重合中にゲル化を起こし易いといった問題もあっ
た。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は、環化重合により主鎖に環構造を有する含フッ
素重合体を与える単量体として有用な新規含フッ素化合
物、これを単量体とする含フッ素重合体、および含フッ
素重合体の製造方法を提供しようとするものである6 [課題を解決するための手段J 本発明は、−数式 (ただし、YはHまたはCHs 、 Rf’は一価のフ
ッ素置換有機基である)で表わされる新規含フッ素化合
物。
Af・ たはCH,、Rf’は一価のフッ素置換有機基である)
で表わされる環状繰り返し単位構造を有し、数、平均分
子量が2000〜1000000である含フッ素重合体
および−数式 (ただし、YはHまたはCH,、Rf’は一価のフッ素
置換有機基である)で表わされる含フッ素化合物を、重
合開始源の存在下に重合させることを特徴とする含フッ
素重合体の製造方法を提供するものである。
本発明の含フッ素化合物は、片末端にアクリロイル基ま
たはメタアクリロイル基を有し、他端にアリル基を有す
るため、重合させると、主鎖に環状繰り返し単位構造を
有する重合体含フッ素が得られるものである。また、窒
素原子に結合したフッ素置換有機基を有するため、得ら
れる含フッ素重合体は優れた撥水、撥油性などが発揮さ
れるものと考えられる。また、窒素原子以外の原子に結
合した水素がフッ素置換有機基に置換されたものは、製
造が難しい。
本発明の化合物において、窒素に結合したフッ素置換有
機基は(GHz ) nRf2(Rf’は炭素数1〜1
2のフッ素置換アルキル基あるいはフッ素置換オキシア
ルキレンアルキル基、nは1〜4の整数である)で表わ
される基であるものが、製造の容易性、得られる重合体
の物性の面から好ましい。具体的には、 −CH2C82CF、、 −CH,CH,C,F、、−
CH,CH,C,F、、。
−coacozcFactなどの基が例示される。中で
も、Rf”がパーフルオロアルキル基であるものが特に
優れた物性が得られ、合成が容易であるため好ましい。
本発明の新規含フッ素化合物は、例えば次のようにして
合成することができる。
Rf2−C,H4−I+ CHi=CH−CH*NHi
→Rf”−CJ4−NH−CHa−CH=CHzRf”
−C,H,−NH−CH,−CH=CH,+ CH,=
CYCOC1しrs C4FgCHzCHdの如きフッ素置換有機基含有アル
キルヨウ化物と、N−アリルアミンの反応により、窒素
に結合したフッ素置換有機基を有するN−アリルアミン
を合成し、ついで、これとアクリル酸クロライドまたは
メタクリル酸クロライドを反応させることにより、本発
明の含フッ素化合物を得ることが出来る。また、本発明
晶・ じ)で表わされる環状繰り返し単位構造を有し、数平均
分子量が2000〜1000000である含フッ素重合
体を提供するものである。かかる含フッ素重合体は、主
鎖に環構造を有するため、比較的高硬度の被膜または成
形体が得られる。本発明の含フッ素重合体は、撥水撥油
剤、防汚剤などとして使用した場合に優れた耐久性、耐
摩擦性が期待される。また、本発明の含フッ素重合体は
、上記環状繰り返し単位構造の他に、ラジカル重合性単
量体が重合単位が含まれていてもよい。ラジカル重合性
単量体としては、ノナフルオロブチルアクリレート、ヘ
プタデカフルオロオクチルメタアクリレートなどのアク
リロイル化合物、メタアクリロイル化合物などが例示さ
れる。また、ラジカル重合性単量体として、アクリル酸
、2−ヒドロキシエチルメタアクリレートなどの官能性
基を有する単量体を用いて重合体に官能基を導入しても
よい。
また、本発明の含フッ素重合体においては、全繰り返し
単位中、前記環状繰り返し単位構造の割合が10モル%
以上であるものが好ましい。
環状繰り返し単位構造の割合が少なすぎると、ガラス転
移温度(Tg)が低くなり、硬度などが低い重合体とな
るため好ましくない。
また、本発明の含フッ素重合体番よ、数平均分子量が2
000〜1000000である。数平均分子量の小さす
ぎるものは、成形体が得られ難い、また被膜を形成した
場合にも機械的強度が低いものとなり好ましくない、一
方散平均分子量の太きいものは製造が難しい。
本発明の含フッ素重合体は、 Rf’ で表わされる含フッ素化合物を重合開始源の存在下に重
合せしめることにより、製造することができる。
ここで、重合開始源としては、パーオキシ化合物、アゾ
化合物、紫外線、電離性放射線などが例示される。なか
でもパーオキシ化合物、アゾ化合物の如きラジカル開始
剤を使用すると、装置、操作的に簡便となり好ましい。
パーオキシ化合物としては、ベンゾイルパーオキシド、
ラウロイルパーオキシドの如き有機過酸化物、t−ブチ
ルパーオキシイソブチレートの如き過エステル類、ジイ
ソプロピルパーオキシカーボネートなどが例示される。
アゾ化合物としてはアゾビスイソブチロニトリルなどが
例示される。
また、重合方式としても、塊状重合、溶液重合、乳化重
合、懸濁重合、気相重合など各種重合方式が採用可能で
ある。特に、環化率を高め、溶媒に可溶な重合体を得る
ためには、溶液重合方法を採用することが好ましい。前
記含フッ素化合物の環化率が低いと重合体中に二重結合
が多量に残り、ゲル化し易くなるため好ましくない。溶
液重合における重合溶媒としては、前記含フッ素化合物
を溶解するものであれば特に限定されることはなく、ベ
ンゼン、トルエン、キシレンなどが例示される。
また、本発明の方法において、重合開始剤の使用量、重
合温度などの条件は目的とする重合体の分子量などによ
り、適宜設定することが好ましい。通常、重合開始剤は
全単量体100重量部当り0.001〜lO重量部程度
の範囲から、重合温度は室温〜120℃程度の範囲から
選ばれる。
また、本発明の方法は、前記含フッ素化合物の1種のみ
の単独重合であってもよいし、また2種以上の共重合で
あってもよい。さらに前記含フッ素化合物以外のラジカ
ル重合性単量体を共重合してもよい。前記含フッ素化合
物以外のラジカル重合性単量体としては、フルオロアル
キルアクリレート、メタアクリレートなどのアクリロイ
ル化合物、メタアクリロイル化合物などが例示される。
また、共重合させるラジカル重合性単量体として、アク
リル酸、2−ヒドロキシエチルメタアクリレートの如き
官能基を有する単量体を使用してもよい。前記含フッ素
化合物以外のラジカル重合性単量体を共重合する場合に
は、全単量体中の前記含フッ素化合物の割合を10モル
%以上とすることが好ましい。
「実施例] 次に、本発明の実施例について更に具体的に説明するが
、この説明が本発明を限定するものでないことは勿論で
ある。
合成例1゜ N −33,4,4,5,5,6,6,6−ノナフルオ
ロへキシル−N−アリルアミンの合成 3、3.4.4.5.5.6.6.6−ノナフルオロノ
ルマルヘキシルアイオダイド0.09モル、アリルアミ
ン0、36モル、及びピリジン90+nlを80”Cの
温浴上で撹拌しながら4時間還流を行った。反応混合物
を蒸留し過剰のアリルアミン及びピリジンを留去した。
残留物に15%水酸化ナトリウム水溶液を加えて撹拌し
、ジエチルエーテルで5回抽出した。エーテル抽出液を
乾燥してがら減圧蒸留を行って、47I!1m*銀柱の
減圧下78から79℃の留分を集めた。収率は32%で
あった。’H−NMR及び、IRスペクトルにより構造
を確認した。
実施例1゜ N −3,3,4,4,5,5,6,6,6−ノナフル
オロへキシル−N−アリルアクリルアミドの合成N −
3,3,4,4,5,5,6,6,6−ノナフルオロヘ
キシル−N−アリルアミン0.09モル及びトリエチル
アミンのベンゼン溶液に塩化アクリロイル0.1モルを
滴下し、2時間反応を行った。反応液を濾過し、洗浄を
行った後に蒸留を行って沸点75〜76℃/1.3mm
Hgの留分を採取した。収率は56%であった。’H−
NMR及び、IRスペクトルにより構造を確認した。
’H−NMRスペクトル(7MS基準)a、b:6.5
5〜5.65ppm  、c:3.70ppmd、e:
6.20〜5.O2ppm  、f:4.c15ppI
!1g:2.47ppm IRスペクトル 1660cm−’(C=0) 、 1655cm−’(
アリルC=C)1620cm−’ (アクリルC=C)
実施例2゜ N −3,3,4,4,5,5,6,6,6−ノナフル
オロへキシル−N−アリルアクリルアミドのラジカル重
合 200m1のガラス製アンプル中に第1表に示す濃度に
なるように、N−3,3,4,4,5,5,6,6,6
−ノナフルオロへキシル−N−アリルアクリルアミド、
溶媒としてベンゼン、開始剤としてアゾビスイソブチロ
ニトリルを所定量仕込み、封管後60℃の振どう恒温槽
中で重合を行った。
生成した重合体相を分離してテトラヒドロフランに溶解
し、ベンゼン中に再沈澱を行った後減圧乾燥して含フッ
素重合体1〜12を得た。重合結果を第1表に示した。
’H−NMR及び、IRスペクトルより1重合体は以下
の構造であると考えられる。アリル基二重結合の残存率
は、’H−NMR(NMR法)及び酢酸水銀法(?il
定法)により求めた。
’H−NMRスペクトル(TMS基準)g:2.20p
pm  、h、i:5.22 〜5.849p鵬IRス
ペクトル 1690cm−’ (T−ラクタムC=O)1610c
m−’ (第3級アミドC:0)1650c+++−’
 (アリルC=C)第1表 a:1.42ppm 、  b、c、d:1.55〜1
.94ppa+e:3.47〜3.61ppm+ 、 
 f:3.99〜4.09ppm開始剤濃度: 2.5
 Xl0−”mol/l、数平均分子量:GPC法によ
り測定[発明の効果コ 本発明の新規含フッ素化合物は、アクリル基とアリル基
という反応性の異なる二種類の二重結合を有するもので
あり、環化重合性に優れ、主鎖に環構造を有する重合体
を与えるという効果を有する。また、主鎖に特定の環状
繰り返し単位構造を有する本発明の含フッ素重合体は、
高耐久性撥水撥油剤などとして有用である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (ただし、YはHまたはCH_3、Rf^1は一価のフ
    ッ素置換有機基である)で表わされる新規含フッ素化合
    物。 2、Rf^1が▲数式、化学式、表等があります▼(た
    だしRf^2は炭素数1〜12の直鎖状または分岐鎖を
    有するフッ素置換アルキル基あるいはフッ素置換オキシ
    アルキレンアルキル基、nは1〜4の整数である)で表
    わされる基である請求項1記載の含フッ素化合物。 3、Rf^2が炭素数1〜12のパーフルオロアルキル
    基である請求項2記載の含フッ素化合 物。 4、主鎖に▲数式、化学式、表等があります▼(ただし
    、YはH またはCH_3、Rf^1は一価のフッ素置換有機基で
    ある)で表わされる環状繰り返し単位構造を有し、数平
    均分子量が2000〜1000000である含フッ素重
    合体。 5、環状繰り返し単位構造が10〜100モル%の割合
    で含まれる請求項4記載の含フッ素重合体。 6、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (ただし、YはHまたはCH_2、Rf^1は一価のフ
    ッ素置換有機基である)で表わされる含 フッ素化合物を、重合開始源の存在下に重合させること
    を特徴とする含フッ素重合体の製造方法。 7、ラジカル重合開始剤の存在下に溶液重合を行う請求
    項6記載の含フッ素重合体の製造方法。
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