JPH03261439A - 洗浄機の洗浄ノズル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は洗浄機に関し、特に、洗浄水を被洗浄物に噴射
する固定式の洗浄ノズルに関するものである。

（ロ）従来の技術 従来のこの種の洗浄ノズルは、例えば実公昭５１−１１
９１３号公報に開示されるように、洗浄室の上部位置と
底部位置とに夫々、方形ラックに対応する範囲内で適当
間隔置きに多数の主洗浄用ノズル管を水平姿勢に配し、
これら容管の上側周面および下側周面に管長さ方向に一
定間隔置きで多数の平行したスリット状洗浄液噴出孔を
穿設すると共に、これら各ノズル管をその長さ方向の一
端部で一本の洗浄液分配管に連通連結させて成る主洗浄
ノズル装置を設けて成る構成である。

（ハ）発明が解決しようとする課題 上記従来技術の洗浄ノズルは、洗浄液噴出孔が平行に配
列されているため、皿のように薄い被洗浄物を洗う場合
、配置の仕方によっては噴射水が良好に当たらなかった
り、また、被洗浄物に当たった噴射水の流れる方向が一
方向となり、汚れが落ちにくい欠点があった。

本発明はこの様な従来技術の問題点に鑑み、被洗浄物を
良好に洗浄するための洗浄機の洗浄ノズルを提供するも
のである。

（ニ）課題を解決するための手段 本発明は上記課題を解決するために、洗浄水分配管の長
手方向に間隔を存して略平行に連結された複数本の洗浄
ノズル管と、該各洗浄ノズル管の長手方向に間隔を存し
て千鳥状に配列され、単一では扇状の噴射パターンを形
成する複数の噴射口を備え、前記各洗浄ノズル管は夫々
相隣る噴射口から扇状に噴射される噴射水が衝突して平
面７字状の噴射パターンを、洗浄ノズル管の両側に連続
して複数形成して成る洗浄機の洗浄ノズルである。

（＊）作用 本発明の洗浄ノズルは噴射口から噴射された洗浄水が、
被洗浄物に当たった場合、その流れ方向がいろいろな方
向に流れることになるため、被洗浄物を万遍無く洗浄す
ることができる。

（へ）実施例 以下に本発明の実施例を図面を参照し説明する。第２図
は本発明の洗浄ノズルを備えた洗浄機の内部構造を示し
ており、上面を開口した本体（１〉の上方には、昇降可
能な扉体（２）によって開閉される洗浄室（３）が形成
きれている。この洗浄室（３）には被洗浄物（４〉を収
納した方形状のラック（５）を載置するラックレール（
６）が設けられており、被洗浄物（４）を境にして洗浄
室（３）の上部位置には、固定式の上洗浄ノズル（７）
と上すすぎノズル（８）を配設すると共に、洗浄室（３
）の下部位置には、固定式の上洗浄ノズル（９）と下す
すぎノズル（１０）を配設し工いる。このうち、上下洗
浄ノズル（７）。

（９）は、本体（１）の内部に形成した洗浄タンク（１
１）に接続した洗浄ポンプ（１２）に送湯管（１３）を
介して接続され、上下すすぎノズル（８）　、　（１０
）は、ブースター（１４）に接続したすすぎポンプ（１
５）にすすぎ配管（１６）を介して接続されている。

ここでは、本発明を実施する上洗浄ノズル（９）を第３
図に基づいて詳述する。上洗浄ノズル（９）は、送湯管
（１３）に接続した洗浄水分配管（１７）と、該分配管
（１７）の長手方向に所定の間隔を存して略平行に連結
され、ラック（５）に対応する複数本（実施例では４本
）の洗浄ノズル管（１８）と、該洗浄ノズル管（１８）
の長手方向上面に、所定の間隔を存して千鳥状に配列さ
れた複数個の噴射口（１９）によって構成されている。

詳細には相隣る噴射口（１９）の延長線が交差して形成
される角度（α）が約６０°Ｃの鋭角を成す配列であり
、各噴射口（１９）は第４図及び第５図に示すように、
単一で扇状の噴射パターン（２０）を形成する。

次に、以上の構成に基づき洗浄動作を説明する０皿等の
被洗浄物（４）を収納したラック（５）を、ラックレー
ル（６）上に載置した後、洗浄ポスト（１２）を作動さ
せると、洗浄タンク（１１）内の洗浄水は送湯管（１３
）を通って上下の洗浄ノズル（７）　、　（９）に送り
込まれ、上向き及び下向きに噴射されラック（５）内の
被洗浄物（４）を洗浄する。

ここで、上洗浄ノズル（９）の洗浄作用について詳述す
ると、送湯管（１３）を通って洗浄水分配管（１７）に
送り込まれた洗浄水は、ここから各洗浄ノズル管（１８
）内に分配供給された後、各噴射口（１９）から上向き
に噴射される。このときの上洗浄ノズル（９）の噴射パ
ターンを第１図によって説明すると、噴射口（１９）が
千鳥状に配列されているために、相隣る噴射口（１９）
から扇状に噴射された洗浄水は、途中で衝突して噴射方
向が変わり、平面７字状の噴射パターン（２１）が各洗
浄ノズル管（１８〉の両側に連続して形成される。しか
も、衡突によって形成される各ノズル管（１８）の噴射
パターン部分（２１Ａ）は交互にずれて形成される。

従って、第１図に示すようにＹ字状の噴射パターン（２
１）を成す洗浄水が、被洗浄物（４）に当たったとき、
矢印で示すように洗浄水がいろいろな方向から被洗浄物
（４）の面を流れることになり、被洗浄物（４）を万遍
無く洗浄することができるようになる。

所定時間の洗浄が行なわれると、洗浄ポンプ（１２）の
運転が停止され、続いてすすぎポンプ（１５）が運転さ
れ、ブースター（１４）のすすぎ水がすすぎ配管（１６
）を通って上下のすすぎノズル（８）　、　（１０）か
ら被洗浄物（４）に噴射されて、所定時間のすすぎを行
なう。

なお、上記実施例は上洗浄ノズル（９）について詳細を
説明したが、上洗浄ノズル（７）についても上洗浄ノズ
ル（９）と同様の構成を採用している。

（ト）発明の効果 本発明は以上の様に、洗浄ノズル管の両側に平面Ｙ字状
の噴射パターンを連続して形成することにより、このＹ
字状の噴射パターンを成す洗浄水が被洗浄物に当たった
ときに、洗浄水がいろいろな方向から被洗浄物の面を流
れることになり、被洗浄物を万遍なく良好に洗浄するこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の洗浄ノズルと噴射パターンの関係を示
す平面図、第２図は本発明の洗浄ノズルを備えた洗浄機
の内部構成図、第３図は本発明の洗浄ノズルの平面図、
第４図は単一の噴射口の噴射パターンを示す正面面、第
５図は同じく平面図である。 （９〉・・・上洗浄ノズル、　（１７）・・・洗浄水分
配管、（１８）・・・洗浄ノズル管、　（１９）・・・
噴射口、　（２０〉・・・扇状噴射パターン、　（２１
）・・・Ｙ字状噴射パターン。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、洗浄水分配管の長手方向に間隔を存して略平行に連
   結された複数本の洗浄ノズル管と、該各洗浄ノズル管の
   長手方向に間隔を存して千鳥状に配列され、単一では扇
   状の噴射パターンを形成する複数の噴射口を備え、前記
   各洗浄ノズル管は夫々相隣る噴射口から扇状に噴射され
   る噴射水が衝突して平面Ｙ字状の噴射パターンを、洗浄
   ノズル管の両側に連続して複数形成したことを特徴とす
   る洗浄機の洗浄ノズル。