JPH0326021Y2 - - Google Patents

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JPH0326021Y2
JPH0326021Y2 JP17992285U JP17992285U JPH0326021Y2 JP H0326021 Y2 JPH0326021 Y2 JP H0326021Y2 JP 17992285 U JP17992285 U JP 17992285U JP 17992285 U JP17992285 U JP 17992285U JP H0326021 Y2 JPH0326021 Y2 JP H0326021Y2
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valve
fuel
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valve opening
fuel reservoir
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、自動車等の燃料タンクに装備される
フユエルベーパーバルブに関する。
〔従来の技術〕
従来、第3図に示すように、燃料タンク1の上
面に装着され、内部に通気孔3、弁室4および該
両者3,4を連通せしめる弁孔5を有する樹脂製
のボデイ2と、弁室4内に遊挿され上面に突設さ
れた尖端部9をもつて弁孔5を開閉する樹脂製の
フロート6と、該フロート6の自重よりも小さな
荷重でもつて該フロート6を弁孔5へ向けて押上
げ付勢するコイルスプリング7等により構成され
たフユエルベーパーバルブが知られている。通
常、このバルブは図示のごとくフロート6がコイ
ルスプリング7の荷重より大きい自らの重量によ
り下降して弁孔5を開状態とし、燃料タンク1内
のブリーザとして機能する一方、液体燃料Gの液
面gが上昇したときには浮力とコイルスプリング
7の荷重によつてフロート6が浮上し、その尖端
部9が弁孔5のテーパ状内面8に密接して該弁孔
5を閉塞するものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記従来のフユエルベーパーバルブにおいて、
フロート6の自重をW、浮力をFf、コイルスプリ
ング7の荷重をFsとすると、液面gが上昇してフ
ロート6に浮力Ffが働くときは閉弁作動する必要
があるため、 W<Fs+Ff ∴W−Fs<Ff …… でなければならない。また、液面gの低下によつ
て浮力Ffが働かなくなつた場合には、フロート6
が下降して開弁作動する必要があるが、フロート
6の尖端部9と弁孔5の内面8との接触部の径
(シール径)をd、燃料タンク1の内圧をPとす
ると(第4図参照)、開弁するためには、 π/4d2・P<W−FS でなければならない。ここで、 π/4d2・PO=W−Fs …… となるときのPOの値を開弁圧と呼ぶが、前記タ
ンク内圧Pが開弁圧POよりも大きいと、液面g
の低下にもかかわらず閉弁したままの状態となる
ため、開弁特性を向上させるには開弁圧POを大
きく設定することが望ましい。該開弁圧POを大
きくするには式の右辺W−Fsを大きくすればよ
いが、前記式との関係から、W−Fsを大きくす
ると閉弁特性が悪化するため限界があつた。
本考案は、このような事情に鑑みて、フロート
の閉弁特性を損なわずに開弁特性を向上し得るバ
ルブ構造を提供することを目的としてなされたも
のである。
〔問題点を解決するための手段〕
上記した目的を達成するため、本考案に係るフ
ユエルベーパーバルブは、フロート自重よりも荷
重の小さなスプリングをもつて弁孔へ向けて付勢
され、浮力によつて該弁孔を閉塞可能になるフロ
ートの本体の下端部外周に燃料溜まり部を一体的
に突設形成してなる構成とした。
〔作用〕
すなわち上記本考案によれば、燃料タンク内の
燃料の液面が低下するときは、フロートの燃料溜
まり部に溜まつた燃料の重さが開弁方向への荷重
として付加されるため開弁が円滑に行なわれ、ま
た、液面が前記燃料溜まり部の上端以上の高さに
上昇したときは、該燃料溜まり部内の燃料による
開弁方向への荷重が消滅するため、フロートの良
好な閉弁力が得られる。
〔実施例〕
以下、本考案フユエルベーパーバルブの一実施
例を第1図および第2図にもとづいて説明する。
なお、本実施例において、既述した第3図の従来
品と構成が重複する部分は同一符号を用い、その
説明は省略する。
すなわち、本実施例は、樹脂製フロート6′の
本体10下端部外周に環状の樋形を呈する燃料溜
まり部11を一体的に突設形成するとともに、樹
脂製ボデイ2内の弁室4における前記燃料溜まり
部11の可動範囲に対応する部位4′を大径に形
成したものである。
この構成において、第1図に示すように、燃料
タンク1内の燃料Gの液面gがフロート6′(燃
料溜まり部11)の下面12より下方へ低下した
状態を考えると、フロート6′(燃料溜まり部1
1を含む)の自重をW、燃料溜まり部11内に溜
まつた燃料G′の重量をWg、コイルスプリング7
の荷重をFs、シール径をd、開弁圧をPOとした
場合、 π/4d2・PO=W+Wg−Fs であり、すなわち開弁力は従来に比較してWg
分だけ大きくなる(開弁圧POが大きくなる)。ま
た、第2図に示すように、燃料Gの液面gが燃料
溜まり部11の上端13の高さ以上まで上昇した
場合は、該燃料溜まり部11が燃料G中に没する
ことによつて該部11内の燃料G′の重量Wgによ
る開弁方向への荷重が消滅するため、従来構造の
ものと同様、 W−Fs<Ff(Ff:フロート6′の浮力) の関係が得られ、良好な閉弁力が作用する。
〔考案の効果〕
以上の説明で明らかなように、本考案フユエル
ベーパーバルブは、フロート下端部外周に燃料溜
まり部を設けてなり、燃料の液面下降時には該燃
料溜まり部内の燃料の荷重によつて開弁力が向上
するためタンク内圧が比較的大きい場合でも円滑
な開弁動作が行なわれるとともに、液面上昇時に
は前記燃料溜まり部内の燃料の荷重が消滅して良
好な閉弁力が得られ、閉弁特性を損なうことなく
開弁特性を向上させることができるといつた優れ
た効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案フユエルベーパーバルブの一実
施例を示す開弁状態の縦断面図、第2図は同閉弁
状態の縦断面図、第3図は従来構造を示す開弁状
態の縦断面図、第4図は閉弁状態の要部拡大断面
図である。 1……燃料タンク、2……ボデイ、5……弁
孔、6′……フロート、7……コイルスプリング、
10……本体、11……燃料溜まり部、G,
G′……燃料。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 燃料タンクの上面部に装着されたボデイ内にあ
    つて、該ボデイに形成された弁孔を開閉するフロ
    ートが、該フロートの自重よりも荷重の小さいス
    プリングをもつて閉方向に付勢されてなり、該フ
    ロートの浮力によつて弁孔を閉塞可能になるフユ
    エルベーパーバルブにおいて、前記フロートの本
    体の下端部外周に燃料溜まり部を一体的に突設形
    成してなることを特徴とするフユエルベーパーバ
    ルブ。
JP17992285U 1985-11-25 1985-11-25 Expired JPH0326021Y2 (ja)

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JP17992285U JPH0326021Y2 (ja) 1985-11-25 1985-11-25

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JPS6288628U JPS6288628U (ja) 1987-06-06
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