JPS601330Y2 - 空気弁 - Google Patents

空気弁

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Publication number
JPS601330Y2
JPS601330Y2 JP1982010744U JP1074482U JPS601330Y2 JP S601330 Y2 JPS601330 Y2 JP S601330Y2 JP 1982010744 U JP1982010744 U JP 1982010744U JP 1074482 U JP1074482 U JP 1074482U JP S601330 Y2 JPS601330 Y2 JP S601330Y2
Authority
JP
Japan
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valve body
seat
stopper
valve
range
Prior art date
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Expired
Application number
JP1982010744U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58112780U (ja
Inventor
一郎 佐久
Original Assignee
株式会社クボタ
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Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社クボタ filed Critical 株式会社クボタ
Priority to JP1982010744U priority Critical patent/JPS601330Y2/ja
Publication of JPS58112780U publication Critical patent/JPS58112780U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、液体の輸送あるいは貯留タンクへの給液に際
して、液の流出を阻止する状態で内部のガス流出を司る
とともに、その内部にガスが溜るとこれを自動的に流出
する空気弁に関腰詳しくは、弁箱内に、弁体をフロート
によって上方閉じ姿勢と下方開き姿勢とに昇降操作され
る状態で設け、前記弁箱がわに閉じ姿勢における前記弁
体に対する弾性環状シートを設け、前記シートに、平担
状シート面、及び、それから下方に突出する突条シート
部を設けた空気弁に関する。
上記空気弁によれば、弁体に対する環状シートに、平担
状シート面、及び、それから下方に突出する突条シート
部を設けることによって、弁体が小さな圧力でシートに
圧接される場合においては、小さな接触面積を備えた突
条シート部と弁体とを接触させることにより、接触面圧
を増大させてシール性の向上を図るようにし、しかも、
弁体が大きな圧力でシートに圧接される場合においては
、突状シート部を弾性変形させながら平担状シート面と
弁体とを接触させることにより、接触面積を増大させて
シール性の向上を図るようにしたもものである。
しか腰従来ては、第8図に示すように、シー°ト30を
弁箱31に取付けるに、環状部材3と弁体32との間に
、平担状シート面30aと突条シート部30bとを有す
るシート30を、径方向内方に自由に弾性変形できる状
態に設けである。
このものでは弁体32に圧力が掛り上向き方向の力が作
用すると弁体32は上向き方向に移動し、先づシート3
0の突条シート部30bが弁体32と接当する。
この時点ではシート30の弾性変形は小さい。
続く弁体32の移動に伴って弁体32はシート30の平
坦状シート面30aとが接当するようになる。
さらに弁体32が移動すると弁体32に作用する上向き
方向の力に均合う反作用を発生ずべくシート30が弾性
変形する。
この時の弾性変形はシート30の上下の厚さを変形前よ
りも小さくすると同時にシート30の径方向内方に拡が
るものである。
弁体32の力を除去するとシート30は元へ戻る。
すなわち、弁体32の上昇移動範囲を弁体32の上向き
力に応じたシート30の受止め弾性力のみによって規制
するものであるから、弁体32に作用する力が大きすぎ
るとシート30は扁平に大きく変形し遂には弾性変形に
耐えられずシート30が破損して弁体のシール性を損う
欠点があった。
また、弁体32に作用する力の大きさがシート30を破
損させるに至らないまでも、この力の大きさが常に大き
い場合には、それに釣合うシート30の弾性変形も大き
く、かつ力を除去することによる変形しない状態との繰
返しであるから、シート30が早期に疲労破壊する不都
合があり、それに伴って弁のシール性を損う欠点があっ
た。
本考案の目的は、シートの早期疲労破壊を抑制しながら
弁体が大きな圧力でシートがわに圧接される場合におい
ても充分なシールを行なわせることができるようにする
点にある。
本考案合構成は、弁箱がわに、弁体に対する環状シート
の径方向への弾性変形を一定範囲に規制するストッパー
を、非弾性変形状態のシートとの間に隙間を有せしめた
状態で設けるとともに、前記弁体の上昇範囲を規制する
ストッパーを、前記弁体が前記シートを前記一定範囲弾
性変形させたのちさらに小範囲上昇移動するのを許容す
る状態で設けであるここを特徴とする。
上記の構成は次のように作用する。
弁体の移動に伴ってシートの平坦状シート面を圧縮し始
めると、シート径方向の隙間が存在する間はシートが圧
縮される方向に変形すると同時に前記隙間を埋めるよう
に径方向に変形する。
そして環状シートの径方向への弾性変形を一定範囲に規
制するストッパーを設けであるから、シートが径方向の
ストッパーに丁度接触するに至る。
この間の弁体による圧縮に対抗するシートの応力はさし
て大きくはならない。
次に弁体がシートを更に圧縮すると、弁体の上昇範囲を
規制するストッパーを、弁体がシートを前記一定範囲弾
性変形させたのちさらに小範囲上昇移動するのを許容す
る状態を設けであるから、弁体がこのストッパーに接当
するに至るまでシートは上面および両側面がそれ以上変
形ができない状態で弁体がシートを圧縮しシートを弾性
変形させる。
シートはこの間の弾性変形に応じた次第に大きくなるし
かも大きさの大なる応力で弁体の圧縮に対抗し、これは
弁体がストッパーに接当する時最大となる。
これ以上の弁体に作用する力は弁体と上記ストッパーと
の接当による剛体で受けることとなり、従ってシートに
はこの最大となる弾性変形に応じた応力以上の応力が掛
ることはない。
本考案は、上記の結果、次の効果を奏する。
弁体の移動によりシートが圧縮されるとき、シートが径
方向ストッパーに接触するまではシートの応力は小さく
、また、その後、シートは弁体が上昇範囲規制のストッ
パーに接当する時最大となる応力となるから、シートに
異常に大きな弾性力が作用するのを防止することができ
、従ってシートの圧潰による破壊を皆無とし、また疲労
破壊を抑制することができるに至った。
しかもシートの径方向ストッパーに接触後の弁体の移動
によるシートの弾性変形に応じた次第に大きくなる大き
な応力をもってシートが接触面を押圧するから、シート
のシール性が向上できるに至った。
しかも低圧、中圧、高圧と弁体に作用する上向き力を広
範囲に亘って受止め、シートの損傷を抑制しながら良好
なシールを行なわせることができるに至った。
次に、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図に示すように、液体輸送管1に対する連結用フラ
ンジを備え、且つ、上部が開口する弁箱2の上部に、大
径の空気孔aを形成した環状部材3と前記空気孔aを覆
う蓋体4を、両者3,4間に吸排気流路Aを形成する状
態でボルト連結し、前記弁箱2の内部に、底部に小径孔
dをかつ上方部に大径孔eを形成した有底筒状体5を内
嵌支持し、中央部に小径空気孔すを形成した板状弁体6
及び球状のフロート7を、弁体6をフロート7によって
上方閉じ姿勢と下方開き姿勢とに昇降操作させる状態で
前記筒状体5に内挿し、前記環状部材3に、閉じ姿勢に
おける弁体6に対する樹脂製の弾性環状シート8をそれ
が径方向外方がわへ弾性変形するのを規制した状態で設
け、もって、弁箱内部での液位変動に伴う弁体6及びフ
ロート7の昇降によって、大径空気孔aを弁体9によつ
て、且つ、小径空気孔すをフロート7によって開閉する
空気弁を構威しである。
第2図イ9ロ、八に示すように、前記シート8に、平担
状シート面8a、及び、それから下方に突出する突条シ
ート部8bを設け、前記環状部材3に、シート8が径方
向内方がわに弾性変形する範囲を一定範囲に規制するス
トッパーSを設けるとともに、弁体6の上昇範囲を規制
するストッパーTを、前記弁体6がシート8を変形範囲
規制用ストッパーSに接当する状態に弾性変形させたの
ちさらに小範囲上昇移動するのを許容する状態で受け、
もって、弁体6に作用する上昇圧の広範囲の変動に拘ら
ず、シート8の損傷を抑制しながら良好なシールを行な
わせることができるようにしである。
【図面の簡単な説明】
第1図は縦断側面図、第2図イ9口、ハはシート装着部
の縦断側面図、第3図は従来例の縦断側面図である。 2・・・・・・弁箱、6・・・・・・弁体、7・・・・
・・フロート、8・・・・・・環状シート、8a・・・
・・・平担状シート面、8b・・・・・・突条シート部
、S・・・・・・変形範囲規制用ストッパー、T・・・
・・・上昇範囲規制用ストッパー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 弁箱2内に、弁体6をフロート7によって上方閉じ姿勢
    と下方開き姿勢とに昇降操作される状態で設け、前記弁
    箱2がわに、閉じ姿勢における前記弁体6に対する弾性
    環状シート8を設け、前記シート8に、平担状シート面
    8a、及び、それから下方に突出する突状シート部8b
    を設けた空気弁であって、前記弁箱2側に、前記シート
    8の径方向への弾性変形を一定範囲に規制するストッパ
    ーSを、非弾性変形状態のシート8との間に隙間を有せ
    しめた状態で設けるとともに、前記弁体6の上昇範囲を
    規制するストッパーTを、前記弁体6が前記シート8を
    径方向に前記一定範囲弾性変形させたのちさらに小範囲
    上昇移動するものを許容する状態で設けであることを特
    徴とする空気弁。
JP1982010744U 1982-01-27 1982-01-27 空気弁 Expired JPS601330Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1982010744U JPS601330Y2 (ja) 1982-01-27 1982-01-27 空気弁

Applications Claiming Priority (1)

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JP1982010744U JPS601330Y2 (ja) 1982-01-27 1982-01-27 空気弁

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58112780U JPS58112780U (ja) 1983-08-02
JPS601330Y2 true JPS601330Y2 (ja) 1985-01-16

Family

ID=30023375

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1982010744U Expired JPS601330Y2 (ja) 1982-01-27 1982-01-27 空気弁

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4562953A (en) * 1984-10-01 1986-01-07 Standard-Thomson Corporation Valve seat structure for automotive thermostatic fluid control valve device

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JPS5440533B2 (ja) * 1977-12-29 1979-12-04
JPS5541700B2 (ja) * 1977-12-15 1980-10-25
JPS5711374B2 (ja) * 1978-05-30 1982-03-04

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JPS5440533U (ja) * 1977-08-26 1979-03-17
JPS5541700U (ja) * 1979-10-05 1980-03-17
JPS595262Y2 (ja) * 1980-06-25 1984-02-16 前澤工業株式会社 凍結破損防止型空気弁

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JPS58112780U (ja) 1983-08-02

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