JPH03260152A - 発泡不織布及びその製造法 - Google Patents
発泡不織布及びその製造法Info
- Publication number
- JPH03260152A JPH03260152A JP5054390A JP5054390A JPH03260152A JP H03260152 A JPH03260152 A JP H03260152A JP 5054390 A JP5054390 A JP 5054390A JP 5054390 A JP5054390 A JP 5054390A JP H03260152 A JPH03260152 A JP H03260152A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nonwoven fabric
- foaming
- foaming agent
- foamed
- thermoplastic adhesive
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 239000004745 nonwoven fabric Substances 0.000 title claims abstract description 63
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims description 10
- 238000005187 foaming Methods 0.000 claims abstract description 44
- 239000004088 foaming agent Substances 0.000 claims abstract description 36
- 239000000835 fiber Substances 0.000 claims abstract description 27
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 claims abstract description 19
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 claims abstract description 19
- 238000002844 melting Methods 0.000 claims abstract description 18
- 230000008018 melting Effects 0.000 claims abstract description 17
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims abstract description 6
- 239000006260 foam Substances 0.000 claims description 25
- 239000000470 constituent Substances 0.000 claims description 20
- 239000004831 Hot glue Substances 0.000 claims description 12
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 4
- NNPPMTNAJDCUHE-UHFFFAOYSA-N isobutane Chemical compound CC(C)C NNPPMTNAJDCUHE-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract description 6
- 229920001577 copolymer Polymers 0.000 abstract description 5
- 239000003094 microcapsule Substances 0.000 abstract description 4
- 239000004698 Polyethylene Substances 0.000 abstract description 3
- 239000011162 core material Substances 0.000 abstract description 3
- 239000004744 fabric Substances 0.000 abstract description 3
- 239000001282 iso-butane Substances 0.000 abstract description 3
- -1 polyethylene Polymers 0.000 abstract description 3
- 229920000573 polyethylene Polymers 0.000 abstract description 3
- 238000000465 moulding Methods 0.000 abstract description 2
- 229920005992 thermoplastic resin Polymers 0.000 abstract description 2
- 229920001169 thermoplastic Polymers 0.000 abstract 5
- 239000004416 thermosoftening plastic Substances 0.000 abstract 5
- 239000000126 substance Substances 0.000 abstract 1
- 239000004604 Blowing Agent Substances 0.000 description 5
- 229920000728 polyester Polymers 0.000 description 4
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 3
- 239000000155 melt Substances 0.000 description 3
- 239000004925 Acrylic resin Substances 0.000 description 2
- 229920000178 Acrylic resin Polymers 0.000 description 2
- OFBQJSOFQDEBGM-UHFFFAOYSA-N Pentane Chemical compound CCCCC OFBQJSOFQDEBGM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000000839 emulsion Substances 0.000 description 2
- VVQNEPGJFQJSBK-UHFFFAOYSA-N Methyl methacrylate Chemical compound COC(=O)C(C)=C VVQNEPGJFQJSBK-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229920001328 Polyvinylidene chloride Polymers 0.000 description 1
- 239000013043 chemical agent Substances 0.000 description 1
- 239000002131 composite material Substances 0.000 description 1
- 239000005038 ethylene vinyl acetate Substances 0.000 description 1
- 239000012943 hotmelt Substances 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 239000002245 particle Substances 0.000 description 1
- 239000005033 polyvinylidene chloride Substances 0.000 description 1
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 1
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 1
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)
- Nonwoven Fabrics (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明発泡不織布及びその製造法を以下の項目に従って
詳細に説明する。
詳細に説明する。
A、産業上の利用分野
B8発明の概要
C1従来技術
り8発明が解決しようとする課題
E1課題を解決するための手段
F 実施例
F−1,実施例
F−2,比較例
G0発明の効果
(A、産業上の利用分野)
本発明は顕現な発泡不織布及びその製造法に関する。詳
しくは、構成繊維が熱溶融性接着剤によって結合されて
いる不織布内に発泡体を充填して成る発泡不織布におい
て、発泡効率が良いと共に発泡ムラがなく、ひいては発
泡剤の使用量が少なくて済む新規な発泡不織布及びその
製造法を提供しようとするものである。
しくは、構成繊維が熱溶融性接着剤によって結合されて
いる不織布内に発泡体を充填して成る発泡不織布におい
て、発泡効率が良いと共に発泡ムラがなく、ひいては発
泡剤の使用量が少なくて済む新規な発泡不織布及びその
製造法を提供しようとするものである。
CB 発明の概要)
本発明発泡不織布及びその製造法は、構成繊維が熱溶融
性接着剤により結合さねた不織布内に発泡体を充填する
発泡不織布において、発泡体を形成する発泡剤の最高倍
率発泡温度より低い融点を有する熱溶融性接着剤を用い
るようにしたものである。そのため、発泡剤を発泡させ
ようとして不織布を加熱すると、発泡剤が発泡する前に
不織布の構成繊維同士を結合している熱溶融性接着剤が
溶融して構成繊維同士の結合が既に解かれているので、
発泡剤が発泡する際に構成繊維が邪魔になることがない
。従って、発泡剤の発泡に対する抵抗は著しく減少して
発泡効率が極めて良くなり、より嵩高でより軽量の発泡
不織布が得られる。また、発泡ムラも生じにくいので発
泡ムラのないより均一な発泡不織布か得られる。そして
、更に、発泡効率が良いので発泡剤の使用量も少なくて
済むことになる。
性接着剤により結合さねた不織布内に発泡体を充填する
発泡不織布において、発泡体を形成する発泡剤の最高倍
率発泡温度より低い融点を有する熱溶融性接着剤を用い
るようにしたものである。そのため、発泡剤を発泡させ
ようとして不織布を加熱すると、発泡剤が発泡する前に
不織布の構成繊維同士を結合している熱溶融性接着剤が
溶融して構成繊維同士の結合が既に解かれているので、
発泡剤が発泡する際に構成繊維が邪魔になることがない
。従って、発泡剤の発泡に対する抵抗は著しく減少して
発泡効率が極めて良くなり、より嵩高でより軽量の発泡
不織布が得られる。また、発泡ムラも生じにくいので発
泡ムラのないより均一な発泡不織布か得られる。そして
、更に、発泡効率が良いので発泡剤の使用量も少なくて
済むことになる。
(C従来技術)
従来から、主に所謂FRP製の各種造形物の成形用芯材
としては、素材の嵩高性や軽量化を図る見地から不織布
内に多数の発泡体を充填させたものが用いられていた。
としては、素材の嵩高性や軽量化を図る見地から不織布
内に多数の発泡体を充填させたものが用いられていた。
例えば、特開昭58−115160号公報には、不織布
を構成する繊維の長短糸状片(1)同士を機械的に絡ま
せることによって結合甘さだ不織布(スパンボンド不織
布)に塩化ビニリデンサルサイド(発泡剤)を含有する
溶液を含浸させたものが示されている。これは、かかる
不織布を加熱して塩化ビニリデンサルサイドの樹脂粒を
発泡させ、無数の独立した微小気泡味であるマイクロバ
ルーン(発泡体)を不織布内に形成しようとしたもので
ある。
を構成する繊維の長短糸状片(1)同士を機械的に絡ま
せることによって結合甘さだ不織布(スパンボンド不織
布)に塩化ビニリデンサルサイド(発泡剤)を含有する
溶液を含浸させたものが示されている。これは、かかる
不織布を加熱して塩化ビニリデンサルサイドの樹脂粒を
発泡させ、無数の独立した微小気泡味であるマイクロバ
ルーン(発泡体)を不織布内に形成しようとしたもので
ある。
(D、発明か解決しようとする課題)
ところが、上述の特開昭58−115160号公報に記
載されているものは、構成繊維同士が機械的に絡合され
ることによって結合されている不織布(スパンボンド不
織布)に発泡剤を含有する溶液を含浸させたものである
から発泡剤の発泡効率が極めて悪く発泡ムラも生し易い
という問題がある。なぜなら、発泡剤を発泡させるため
に不織布を加熱しても、かかる熱処理たけでは簡単にほ
どけない状態で構成繊維同士がしっかりと機械的に絡合
されているため、発泡剤が発泡する際には、絡合された
状態の構成繊維(基布組織)を押し分けながら発泡する
ことになるので、基布組織が発泡に対する抵抗として働
くことになってしまうからである。そして、発泡効率が
悪ければ必然的に発泡剤の使用量も多くならざるを得な
い。
載されているものは、構成繊維同士が機械的に絡合され
ることによって結合されている不織布(スパンボンド不
織布)に発泡剤を含有する溶液を含浸させたものである
から発泡剤の発泡効率が極めて悪く発泡ムラも生し易い
という問題がある。なぜなら、発泡剤を発泡させるため
に不織布を加熱しても、かかる熱処理たけでは簡単にほ
どけない状態で構成繊維同士がしっかりと機械的に絡合
されているため、発泡剤が発泡する際には、絡合された
状態の構成繊維(基布組織)を押し分けながら発泡する
ことになるので、基布組織が発泡に対する抵抗として働
くことになってしまうからである。そして、発泡効率が
悪ければ必然的に発泡剤の使用量も多くならざるを得な
い。
(E、課題を解決するための手段)
本発明発泡不織布及びその製造法は、上記した課題を解
決するために、先ず、発泡不織布に用いる不織布には構
成繊維が熱溶融性接着剤により結合されているものを選
び、次に、#!I溶融性接着剤には発泡体を形成する発
泡剤の最高倍率発泡温度より低い融点を有するものを選
んだものである。
決するために、先ず、発泡不織布に用いる不織布には構
成繊維が熱溶融性接着剤により結合されているものを選
び、次に、#!I溶融性接着剤には発泡体を形成する発
泡剤の最高倍率発泡温度より低い融点を有するものを選
んだものである。
そして、かかる不織布に発泡剤を含有する溶液を含浸さ
せた上で加熱することにより、熱溶融性接着剤を溶融さ
せると共に発泡剤を発泡させて発泡体を形成するように
したものである。
せた上で加熱することにより、熱溶融性接着剤を溶融さ
せると共に発泡剤を発泡させて発泡体を形成するように
したものである。
かかる本発明において使用される熱溶融性接着剤は、そ
の融点が発泡剤の最高倍率発泡温度より低いものでなけ
ればならないが、ここで、発泡剤の最高倍率発泡温度と
は、発泡剤が発泡するのに最も通した温度のことである
。
の融点が発泡剤の最高倍率発泡温度より低いものでなけ
ればならないが、ここで、発泡剤の最高倍率発泡温度と
は、発泡剤が発泡するのに最も通した温度のことである
。
ところで、このような性質をもフた熱溶融性接着剤には
お」脂タイプのものと繊維タイプのものがあり、繊維タ
イプのものは大きく全溶融型のものと複合繊維型のもの
に分けられる。そして、融点が発泡剤の最高倍率発泡温
度より低い熱溶融成分の代表的なものとしては、ポリエ
チレン、低融点ポリエステル、エチレン−酢酸ビニル(
EVA)共重合体などが挙げられる。
お」脂タイプのものと繊維タイプのものがあり、繊維タ
イプのものは大きく全溶融型のものと複合繊維型のもの
に分けられる。そして、融点が発泡剤の最高倍率発泡温
度より低い熱溶融成分の代表的なものとしては、ポリエ
チレン、低融点ポリエステル、エチレン−酢酸ビニル(
EVA)共重合体などが挙げられる。
また、本発明において形成される発泡体は、熱可塑性樹
脂で形成された外壁とその内部に包含された熱膨張性物
質とから成るマイクロカプセル型のものである。その代
表的なものとしては、■外壁が塩化ビニリデン−アクリ
ロニトリル共重合体でその内部にイソブタンが封入され
ていて最高倍率発泡温度が135℃のもの、■外壁がメ
チルメタクリレート−アクリロニトリル共重合体でその
内部にイソブタンが封入されていて最高倍率発泡温度が
150℃のもの、■外壁がメチルメタクリレート−アク
リロニトリル共重合体(メチルメタクリレートの割合を
■より小さくしたもの)でその内部にn−ペンタンが封
入されていて最高倍率発泡温度が175℃のものなどが
挙げられる。
脂で形成された外壁とその内部に包含された熱膨張性物
質とから成るマイクロカプセル型のものである。その代
表的なものとしては、■外壁が塩化ビニリデン−アクリ
ロニトリル共重合体でその内部にイソブタンが封入され
ていて最高倍率発泡温度が135℃のもの、■外壁がメ
チルメタクリレート−アクリロニトリル共重合体でその
内部にイソブタンが封入されていて最高倍率発泡温度が
150℃のもの、■外壁がメチルメタクリレート−アク
リロニトリル共重合体(メチルメタクリレートの割合を
■より小さくしたもの)でその内部にn−ペンタンが封
入されていて最高倍率発泡温度が175℃のものなどが
挙げられる。
従って、本発明によれば、発泡剤を発泡させようとして
不織布を加熱すると、発泡剤が発泡する前に、不織布の
構成繊維同士を結合している発泡剤の最高倍率発泡温度
より融点か低い熱溶融性接着剤の方が先に溶融する。そ
のため、構成繊維同士の結合が既に解かれているので、
発泡剤が発泡する際に構成繊維が邪魔にならない。従っ
て、発泡剤の発泡に対する抵抗は著しく減少して発泡効
率が極めて良くなり、より嵩高でより軽量の発泡不織布
が得られる。また、発泡ムラも生じにくいので発泡ムラ
のないより均一な発泡不織布が得られる。そして、更に
、発泡効率が良いのであるから、発泡剤の使用量を大幅
に減少させることもできる。
不織布を加熱すると、発泡剤が発泡する前に、不織布の
構成繊維同士を結合している発泡剤の最高倍率発泡温度
より融点か低い熱溶融性接着剤の方が先に溶融する。そ
のため、構成繊維同士の結合が既に解かれているので、
発泡剤が発泡する際に構成繊維が邪魔にならない。従っ
て、発泡剤の発泡に対する抵抗は著しく減少して発泡効
率が極めて良くなり、より嵩高でより軽量の発泡不織布
が得られる。また、発泡ムラも生じにくいので発泡ムラ
のないより均一な発泡不織布が得られる。そして、更に
、発泡効率が良いのであるから、発泡剤の使用量を大幅
に減少させることもできる。
(F、実施例)
以下に、本発明発泡不織布及びその製造法の詳細を実施
例と比較例を挙げて具体的に説明する。
例と比較例を挙げて具体的に説明する。
(F−1,実施例)
先ず、鞘部が融点125℃のポリエチレンから成ると共
に芯部がポリエステルから成る緯度2デニール、繊維長
51 mmの芯鞘型熱接着性繊維が10%、緯度6デニ
ール、繊維長51rnmのポリエステル繊維が90%の
割合で含まれている繊維ウェブを無圧下において加熱し
、目付50 g/m2の熱接着不織布を作製した。
に芯部がポリエステルから成る緯度2デニール、繊維長
51 mmの芯鞘型熱接着性繊維が10%、緯度6デニ
ール、繊維長51rnmのポリエステル繊維が90%の
割合で含まれている繊維ウェブを無圧下において加熱し
、目付50 g/m2の熱接着不織布を作製した。
次に、最大発泡温度135℃のマイクロカプセル式発泡
剤(松木油脂製薬株式会社製「マイクロスフェア−F−
30J)を固形分で50%含むアクリル樹脂エマルジョ
ン(濃度40%)を上記不織布に含浸させて乾燥し、不
織布の目付を100 g/m2とした。
剤(松木油脂製薬株式会社製「マイクロスフェア−F−
30J)を固形分で50%含むアクリル樹脂エマルジョ
ン(濃度40%)を上記不織布に含浸させて乾燥し、不
織布の目付を100 g/m2とした。
千ねかう、この不織布をドライヤーによって135℃で
5分間熱し、上記アクリル樹脂エマルジョンに含まれて
いるマイクロカプセル式発泡剤を発泡させて発泡不織布
を得た。
5分間熱し、上記アクリル樹脂エマルジョンに含まれて
いるマイクロカプセル式発泡剤を発泡させて発泡不織布
を得た。
このようにして得られた発泡不織布は、別表で示すよう
に、熱処理によって厚みが著しく増しており、発泡効率
は極めて良好であった。また、不織布の全体に亘って均
一に発泡しており、発泡ムラもなかった。
に、熱処理によって厚みが著しく増しており、発泡効率
は極めて良好であった。また、不織布の全体に亘って均
一に発泡しており、発泡ムラもなかった。
(F−2,比較例)
不織布に構成繊維が機械的に絡合されているポリエステ
ルスパンボンド不織布を用いたこと以外は実施例と同様
にして発泡不織布を得た。
ルスパンボンド不織布を用いたこと以外は実施例と同様
にして発泡不織布を得た。
このようにして得られた発泡不織布は、別表で示すよう
に、熱処理による厚みの増加率は実施例と比較して半分
以下であり、発泡効率は悪かった。その上、不織布全体
に亘り均一に発泡しておらず、発泡ムラも目立フた。
に、熱処理による厚みの増加率は実施例と比較して半分
以下であり、発泡効率は悪かった。その上、不織布全体
に亘り均一に発泡しておらず、発泡ムラも目立フた。
別表
(G、発明の効果)
以上に記載したところから明らかなように、本発明発泡
不織布は、構成繊維が熱溶融性接着剤によって結合され
ている不織布内に発泡体を充填して成る発泡不織布にお
いて、熱溶融性接着剤に発泡体を形成する発泡剤の最高
倍率発泡温度より低い融点を有するものを用いたことを
特徴とし、また、本発明発泡不織布の製造法は、構成繊
維が熱溶融性接着剤によって結合されている不織布に熱
溶融性接着剤の融点より高い最高倍率発泡温度を有する
発泡剤を含有する溶液を含浸させ、次いで上記不織布を
加熱することにより熱溶融性接着剤を溶融させると共に
発泡剤を発泡させることを特徴とする。
不織布は、構成繊維が熱溶融性接着剤によって結合され
ている不織布内に発泡体を充填して成る発泡不織布にお
いて、熱溶融性接着剤に発泡体を形成する発泡剤の最高
倍率発泡温度より低い融点を有するものを用いたことを
特徴とし、また、本発明発泡不織布の製造法は、構成繊
維が熱溶融性接着剤によって結合されている不織布に熱
溶融性接着剤の融点より高い最高倍率発泡温度を有する
発泡剤を含有する溶液を含浸させ、次いで上記不織布を
加熱することにより熱溶融性接着剤を溶融させると共に
発泡剤を発泡させることを特徴とする。
従って、本発明によれば、発泡剤を発泡させようとして
不織布を加熱すると、発泡剤が発泡する前に、不織布の
構成繊維同士を結合している発泡剤の最高倍率発泡温度
より融点が低い熱溶融性接着剤の方が先に溶融する。そ
のため、構成繊維同士の結合が既に解かれているので、
発泡剤が発泡する際に構成l&維が邪魔にならない。従
って、発泡剤の発泡に対する抵抗は著しく減少して発泡
効率が極めて良くなり、より嵩高でより軽量の発泡不織
布が得られる。また、発泡ムラも生しにくいので発泡ム
ラのないより均一な発泡不織布が得られる。そして、更
に、発泡効率が良いので発泡剤の使用量を大幅に減少さ
せることもできる。しかして、従来の発泡不織布にみら
れた様々な問題点を解決することができる。
不織布を加熱すると、発泡剤が発泡する前に、不織布の
構成繊維同士を結合している発泡剤の最高倍率発泡温度
より融点が低い熱溶融性接着剤の方が先に溶融する。そ
のため、構成繊維同士の結合が既に解かれているので、
発泡剤が発泡する際に構成l&維が邪魔にならない。従
って、発泡剤の発泡に対する抵抗は著しく減少して発泡
効率が極めて良くなり、より嵩高でより軽量の発泡不織
布が得られる。また、発泡ムラも生しにくいので発泡ム
ラのないより均一な発泡不織布が得られる。そして、更
に、発泡効率が良いので発泡剤の使用量を大幅に減少さ
せることもできる。しかして、従来の発泡不織布にみら
れた様々な問題点を解決することができる。
出 願
人
日本バイリーン株式会社
Claims (2)
- (1)構成繊維が熱溶融性接着剤によって結合されてい
る不織布内に発泡体を充填して成る発泡不織布において
、 熱溶融性接着剤に発泡体を形成する発泡剤の最高倍率発
泡温度より低い融点を有するものを用いた ことを特徴とする発泡不織布 - (2)構成繊維が熱溶融性接着剤によって結合されてい
る不織布に熱溶融性接着剤の融点より高い最高倍率発泡
温度を有する発泡剤を含有する溶液を含浸させ、 次いで上記不織布を加熱することにより熱溶融性接着剤
を溶融させると共に発泡剤を発泡させることを特徴とす
る発泡不織布の製造法
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5054390A JP2920551B2 (ja) | 1990-03-01 | 1990-03-01 | 発泡不織布及びその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5054390A JP2920551B2 (ja) | 1990-03-01 | 1990-03-01 | 発泡不織布及びその製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03260152A true JPH03260152A (ja) | 1991-11-20 |
JP2920551B2 JP2920551B2 (ja) | 1999-07-19 |
Family
ID=12861931
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5054390A Expired - Lifetime JP2920551B2 (ja) | 1990-03-01 | 1990-03-01 | 発泡不織布及びその製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2920551B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN117144561A (zh) * | 2023-09-20 | 2023-12-01 | 武汉中科先进材料科技有限公司 | 载有不同发泡倍率微胶囊的纤维膜及其制备方法、轻质保暖面料 |
-
1990
- 1990-03-01 JP JP5054390A patent/JP2920551B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN117144561A (zh) * | 2023-09-20 | 2023-12-01 | 武汉中科先进材料科技有限公司 | 载有不同发泡倍率微胶囊的纤维膜及其制备方法、轻质保暖面料 |
CN117144561B (zh) * | 2023-09-20 | 2024-03-26 | 武汉中科先进材料科技有限公司 | 载有不同发泡倍率微胶囊的纤维膜及其制备方法、轻质保暖面料 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2920551B2 (ja) | 1999-07-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US3676288A (en) | Low-density bonded nonwoven fabrics and process therefor | |
US3759775A (en) | Nonwoven fibrous product and method of making the same | |
US5571592A (en) | Puffed insulative material | |
ES2394517T3 (es) | Tela no tejida, elástica, blanda y ligada puntiforme con partículas de relleno, procedimiento para su fabricación y su utilización | |
JP2595044B2 (ja) | 断熱性不織バット | |
US5766745A (en) | Fire blocking textile insulation | |
WO1982003359A1 (en) | Moldable fibrous mat and method of making the same and product molded therefrom | |
JP2005509095A (ja) | 温度調節機能を有する不織布 | |
WO1981003503A1 (en) | Insulating sheet | |
US20100035492A1 (en) | Functionalisation method of a textile substrate by bridging under an ionising radiation | |
DE59106749D1 (de) | Thermisch stabiles, schmelzbinderverfestigtes Spinnvlies und Verfahren zu seiner Herstellung. | |
JPH03260152A (ja) | 発泡不織布及びその製造法 | |
JPS59137552A (ja) | 不織布 | |
USRE30061E (en) | Nonwoven fibrous product and method of making the same | |
AU2008214556A1 (en) | Textile substrate including a thermal regulation composition surrounding transfer islands | |
JP6399718B1 (ja) | 掛布団 | |
JP2005097749A (ja) | 機能性不織布 | |
US20190264357A1 (en) | Down and polymer mixture thermal insulating sheet | |
JPS599254A (ja) | 微小中空体を含有した不織布の製造方法 | |
JP2784292B2 (ja) | 複合紙及びその製造方法 | |
JPH0931815A (ja) | 繊維集合体およびその製造方法 | |
KR100820034B1 (ko) | 열 조절성 부직물 | |
KR910001129A (ko) | 면/폴리에스테르 섬유 블랜드 및 배트 | |
JPH0121257B2 (ja) | ||
JPH03246008A (ja) | 畳床用木質繊維板 |