JPH03259991A - 強誘電性液晶組成物および強誘電性液晶素子 - Google Patents

強誘電性液晶組成物および強誘電性液晶素子

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JPH03259991A
JPH03259991A JP5670090A JP5670090A JPH03259991A JP H03259991 A JPH03259991 A JP H03259991A JP 5670090 A JP5670090 A JP 5670090A JP 5670090 A JP5670090 A JP 5670090A JP H03259991 A JPH03259991 A JP H03259991A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は強誘電性液晶組成物および該組成物を用いた強
誘電性液晶素子に関する。
さらに詳しくは液晶分子の初期配向状態の優れた強誘電
性液晶組成物に関し、さらに該液晶組成物を用いた表示
ならびに駆動特性の優れた強誘電性液晶素子に関する。
〔従来の技術〕
従来の液晶素子としては、例えば、ネマチック(nes
atic )液晶を利用したツィステッド・ネマチック
(twisted nematIc )液晶素子が知ら
れている〔アプライド・フィジックス・レターズ(Ap
pl、 Phys、 Letters) vol、 1
8、p127 (I971))。
この液晶素子は、応答速度が遅く、また画素密度を高く
したマトリックス電極構造を用いた時分割駆動の時、ク
ロストークが発生するという問題があり、画素数が制限
されていた。
このような従来型の液晶素子の欠点を改善するものとし
て強誘電性液晶を用いた強誘電性液晶素子が提案されて
いる[アプライド・フィジックス・レターズ(Appl
、 Phys、 Letters) vol、 3B、
p 899 (I980)]。
これは双安定性を有する強誘電性液晶を利用するもので
あり、一般に、カイラルスメクチ・ツクC相(S  C
*)又はH相(S  H*)を有する強−璽 誘電性液晶が用いられる。
この液晶は電界に対して第1の光学的安定状態と第2の
光学的安定状態からなる双安定状態を有し、前述のツィ
ステッドネマチック型の液晶で用いられた光学素子とは
異なり、例えば一方の電界ベクトルに対して第1の光学
的安定状態に液晶が配向し、他方の電界ベクトルに対し
ては第2の光学的安定状態に液晶が配向される。さらに
この型の液晶は、加えられる電界に応答し、極めて高速
に上記2つの安定状態のいずれかを取り、且つ電界の印
加のないときはその状態を維持する性質を有する。この
ような性質を利用することにより従来にない液晶素子が
得られる。
しかしながら、この双安定性を有する強誘電性液晶が所
定の駆動特性を発揮するには、一対の基板間に配置され
る液晶が、電界印加状態とは無関係に、上記2つの安定
状態の間での変換が効果的に起るような分子配列ならび
に分子層配列状態にすることが必要である。
例えばS C*相の液晶分子層が基板面に対し■ 垂直であり、液晶分子軸が基板面に対しほぼ平行に配列
した領域(モノドメイン)を形成することが必要となる
。しかしながら従来の強誘電性液晶を利用した強誘電性
液晶素子においては液晶の配向状態が必ずしも満足に形
成されなかったために充分な特性が得られなかったのが
実情である。
すなわち、配向欠陥(たとえばジグザク欠陥)が生じた
りまた、液晶層が曲がったり(シェブロン構造)する〔
ジャパニーズ・ジャーナル・オブ・アプライド・フィジ
ックス(Jpn、 J、 Appl。
Phys、 ) vol、27、p 1(t988) 
;フィジカル・レビュー・レターズ(Phys、 Re
v、 Letters) vol、59、p2658 
(I987) )。
このために、コントラストや双安定性等が悪く実用上非
常に問題となっている。
強誘電性液晶としては実用上単一の強誘電性液晶を用い
ることはほとんどなく、緒特性(たとえば、応答速度、
コントラスト、温度領域)を向上させるために複数の化
合物より成る組成物として用いられることが多い。
工業的見地から見れば、複数の高価な光学活性化合物の
みから強誘電性液晶組成物を構成する方法よりも、非光
学活性化合物と光学活性化合物とより強誘電性液晶組成
物を構成した方が、より経済的に有利である。
これまでにも、非光学活性化合物と、光学活性化合物と
より構成された強誘電性液晶組成物が報告されている(
たとえば、特開昭63−301290号公報、特開昭6
3−254183号公報を挙げることができる)。
しかしながら、現在までに報告されている強誘電性液晶
組成物は層構造が曲がった構造となっているために、ジ
グザグ欠陥が生じている〔ジャパニーズ・ジャーナル・
オブ・アプライド・フィジックス(Jpn、 J、 A
ppl、 Phys、 ) vol、27、p725(
I98g))。
このために、配向性の良好な強誘電性液晶組成物ならび
に強誘電性液晶素子が望まれている。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明の目的は、前述した事情に鑑み、高速応答性、高
密度画素と大面積を有する表示素子、あるいは高速度の
シャッタースピードを有する光シヤツター等として潜在
的な適性を有する強誘電性液晶において、従来問題であ
った配向性を改善することによりその特性を充分に発揮
させうる強誘電性組成物および該組成物を用いた強誘電
性液晶素子を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、少なくとも1種以上の非光学活性化合物と、
少なくとも1種以上の光学活性化合物とよりなる強誘電
性液晶組成物において、非光学活性化合物として、ある
いは光学活性化合物として分子内に1.3−ジオキサデ
カリン骨格を有する化合物を、少なくとも1種含有する
強誘電性液晶組成物であり、また該強誘電性液晶組成物
を対向する2枚の基板間に配置した強誘電性液晶素子で
ある。
第1図は本発明の代表的な強誘電性液晶素子の構成を部
分断面図で示す。
前記1,3−ジオキサデカリン骨格を有する非光学活性
化合物あるいは光学活性化合物としては一般式(I)で
示されるものが好ましい。
(式中、R、Rは水素原子あるいは炭素数12 〜20のアルキル基あるいはアルコキシ基を示しそのア
ルキル基またはアルコキシ基は光学活性基mはOまたは
1を示す。) 一般式(I)で示される具体的な化合物の例としては、
以下の構造の化合物を挙げることができる。
これらの化合物は、公知の方法〔たとえば、特開昭61
−112071号公報に記載の方法〕により製造できる
強誘電性液晶組成物中、非光学活性化合物は、100重
量%では、強誘電性を示さなくなるために好ましくなく
、5〜95重量%の範囲で存在することが好ましい。ま
た、光学活性化合物は5〜95重量%が好ましい。
また非光学活性化合物、あるいは光学活性化合物中、分
子内に1,3−ジオキサデカリン骨格を有する化合物は
5重量%以上存在すれば液晶組成物の配向性を大幅に改
善する効果がある。
また、非光学活性化合物としであるいは光学活性化合物
としては、分子内に1,3−ジオキサデカリン骨格を有
する化合物以外に、粘度の調整やカイラルスメクチック
C相の温度領域の調整等の目的で、公知の化合物を液晶
組成物の構成成分として使用できる。たとえば、その例
としてはフェニルベンゾエート化合物のようなエステル
化合物あるいは、フェニルピリミジン化合物のようなピ
リミジン骨格を有する化合物を非光学活性化合物の代表
例として挙げることができる。
また、光学活性化合物としては、たとえば公知ノ光学活
性フェニルベンゾエート化合物、光学活性ナフタレン化
合物、光学活性ビフェニル化合物あるいは光学活性フェ
ニルピリミジン化合物等を挙げることができる。
〔作用〕
本発明の特定の骨格を有する化合物を含有してなる強誘
電性液晶組成物は、非常に配向性に優れており、該強誘
電性液晶組成物を用いた強誘電性液晶素子は、双安定性
に優れ、高コントラストの表示ができる。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例により詳しく説明する。
実施例及び比較例における液晶パネルの評価は次のよう
にして行った。
実施例および比較例に示す組成物をラビング処理を施し
たPVA (ポリビニールアルコール)を配向膜とし、
透明型極付の二枚のガラス基板(50X50mm2)の
間(ギャップ2μm)に封入し、液晶パネルを作成した
この液晶パネルをクロスニコル状態で顕微鏡観察し、ジ
グザグ欠陥の有無を調べた。
また双安定性(メモリー性)の評価は次のようにして行
なった。
長さ400μs1波高値15Vのパルス波を各パネルに
印加し、0.5秒後の透過光量をパルス印加時の透過光
量と比較した。パルス印加時の透過率を100%とした
時、0.5秒後の透過率が何パーセントであるかによっ
て評価した。すなわち、0.5秒後の光透過率が高いほ
ど双安定性が良いことになる。
結果を第1表に示した。
(実施例1) 46重量% から成る液晶組成物は 0℃ 結晶 (−カイラルスメクチックC相 49℃ く□−−−−−−− 64℃ スメクチックA相 〈−一一一一等方性液体の相転移温
度を示した。
(比較例1) 実施例1に示した液晶組成物から1,3−ジオキサデカ
リン骨格を含む化合物を除いた以下のような液晶組成物
を調製した。
実施例3で使用した1、3−ジオキサデカリン骨格を有
する化合物 υ から成る液晶組成物は 50重量% 実施例4で使用した1、3−ジオキサデカリン骨格を有
する化合物 0℃ 結晶 〈−カイラルスメクチックC相 50℃ 〈− 62℃ スメクチックA相 〈−等方性液体 の相転移を示した。
(実施例5) (実施例2,3.4) 比較例1に示した液晶組成物90重量部に対し、次に示
す1,3−ジオキサデカリン骨格を有する化合物を10
重量部を加え液晶組成物を作成した。
実施例2で使用した1、3−ジオキサデカリン骨格を有
する化合物 22重量% 25重量% から成る液晶組成物は から成る液晶組成物は 結晶 0℃ ←−−カイラルスメクチックC相 58℃ 〈− 70℃ スメクチックA相 〈−等方性液体 の相転移を示した。
スメクチックA相 〈−等方性液体 の相転移を示した。
(比較例2) 実施例5に示した液晶組成物から1,3−ジオキサデカ
リン骨格を有する化合物を除いた以下のような液晶組成
物を調製した。
第1表 (液晶パネルの評価) 〔発明の効果〕 以上述べたように本発明によれば、1,3−ジオキサデ
カリンの骨格を有する化合物を強誘電性液晶組成物の構
成成分として使用すると、その組成物は非常に配向性が
良く、双安定性も良好であり、すぐれた強誘電性液晶素
子を提供することが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の強誘電性液晶素子の部分断面図であ
る。 1・・・偏光板、2・・・ガラス基板、3・・・透明電
極、4・・・配向膜、5・・・液晶、6・・・スペーサ
ー 7・・・シール材。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、少なくとも1種以上の非光学活性化合物と少なくと
    も1種以上の光学活性化合物とよりなる強誘電性液晶組
    成物において、非光学活性化合物として、あるいは光学
    活性化合物として分子内に1,3−ジオキサデカリン骨
    格を有する化合物を少なくとも1種含有してなる強誘電
    性液晶組成物。 2、分子内に、1,3−ジオキサデカリン骨格を有する
    化合物が、 一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_1,R_2は水素原子あるいは炭素数1〜
    20のアルキル基あるいはアルコキシ基を示しそのアル
    キル基またはアルコキシ基は光学活性基でもよく、環A
    は ▲数式、化学式、表等があります▼ mは0または1を示す。) で表わされる請求項1記載の強誘電性液晶組成物。 3、対向する2枚の基板間に、少なくとも1種以上の非
    光学活性化合物と少なくとも1種以上の光学活性化合物
    とよりなる強誘電性液晶組成物を配置した強誘電性液晶
    素子であって、強誘電性液晶組成物が非光学活性化合物
    として、あるいは光学活性化合物として分子内に1,3
    −ジオキサデカリン骨格を有する化合物を少なくとも1
    種含有してなる強誘電性液晶素子。 4、分子内に、1,3−ジオキサデカリン骨格を有する
    化合物が、 一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_1,R_2は水素原子あるいは炭素数1〜
    20のアルキル基あるいはアルコキシ基を示しそのアル
    キル基またはアルコキシ基は光学活性基でもよく、環A
    は ▲数式、化学式、表等があります▼ mは0または1を示す。) で表わされる請求項3記載の強誘電性液晶素子。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011251931A (ja) * 2010-06-01 2011-12-15 Jnc Corp 二つの酸素を有する縮合環からなる液晶化合物およびこれを用いた液晶組成物

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