JPH028292A - 強誘電性液晶表示素子 - Google Patents

強誘電性液晶表示素子

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JPH028292A
JPH028292A JP88158083A JP15808388A JPH028292A JP H028292 A JPH028292 A JP H028292A JP 88158083 A JP88158083 A JP 88158083A JP 15808388 A JP15808388 A JP 15808388A JP H028292 A JPH028292 A JP H028292A
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JP
Japan
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liquid crystal
temperature
phase
display element
composition
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Pending
Application number
JP88158083A
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English (en)
Inventor
Mitsuaki Hirose
光章 廣瀬
Hideo Hama
秀雄 浜
Akihiro Mochizuki
昭宏 望月
Masakatsu Nakatsuka
正勝 中塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概 要〕 強誘電性液晶組成物を用いた液晶表示素子に関し、 低温から温度を上昇させたときにも通常の表示を可能に
することを目的とし、 液晶組成物が下記式、 [上式中、Rは炭素数6〜16のアルキル基またはアル
コキシ基を表し、Rは少なくとも1個の不斉炭素原子を
有する炭素数4〜12のアルキル基を表す] で示される液晶化合物を含み、前記液晶組成物の等方相
からTc (カイラルスメタティックC相への転移温度
)−20℃までの温度降下速度を2〜lO℃/分の範囲
で制御可能にしたことを特徴とする強誘電性液晶表示素
子。
υ [上式中、Rは炭素数6〜16のアルキル基またはアル
コキシ基を表し、Rは少なくとも1個の不斉炭素原子を
有する炭素数4〜12のアルキル基を表す] で示される液晶化合物を含み、この液晶組成物の等方相
からTc−20℃までの温度降下速度を2〜b 〔産業上の利用分野〕 本発明は、強誘電性液晶表示素子に関する。本発明の液
晶表示素子は、電子機器の表示デイスプレィ等として有
用である。
〔従来の技術〕
時計や電卓の表示デイスプレィとして実用化された液晶
デイスプレィ (LCD)は、低消費電力、薄型軽量と
いう特長を生かし、近年の携帯用小型情報機器の表示素
子として急速に発展してきた。
しかし、最近ではより情報量の大きな(大容量の)表示
が可能である液晶デイスプレィが求められている。
従来の単純マトリクス方式によるTN型液晶表示では、
液晶の応答が遅く、また表示コントラストが低いという
点で、640 x 400画素程度の表示容量が限度で
あり、これ以上の大容量化は望めず、また鮮明な動画表
示を行うことは不可能であった。
近年、TN型液晶を用いて大容量でコントラストの高い
表示が可能である、アクティブマトリクス方式による表
示素子の研究が盛んであるが、この方式では1つ1つの
画素にトランジスタやダイオードを作るため、大容量で
欠陥の無いパネルを製造することは困難であり、これを
大量生産するためにはコストが高くなるために、大面積
の大容量表示には不向きである。
これに対して、強誘電性液晶表示(FLCD)によれば
、安価に製造できる単純マトリクス方式によって、大容
量でコントラストの高い動画表示が可能である。FLC
Dは、ガラス基板間の間隔が2p程度のパネルに液晶を
封入することでら層構造を解消し、ラビングなどによる
配向制御力によって液晶分子を基板に平行に並べ、さら
に基板に垂直な層構造を形成し、分子に垂直な永久双極
子モーメントの向きを同一方向にそろえることにより、
自発−分極を生じさせるものである。また、FLCDで
は、この液晶の自発分極が直接印加電界とカンプリング
するために、TN型液晶の1000分の1以下の応答時
間を持たせることが可能である。さらに、FLCDは電
界を切ったときでもそのままの状態を保つメモリ性(双
安定性)を持つために、理論上画素数を無限大にするこ
とができる。以上のような特性から、FLCDにおいて
は、単純マトリクス方式の大容量かつ高コントラストの
動画表示が可能となるわけである。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、上記のようなFLCDを実用可能とするために
は、自発分極の向きをそろえる配向上の問題、メモリ性
を安定に出現させるための問題、さらにはそれらの緒特
性の環境温度の変化に伴って生じる駆動の面での問題が
あり、真のデバイス化のためには、これらの問題を解決
しなければならないという課題が依然として存在してい
る。
本発明は、かかる課題を解決し、単純マトリクス方式に
より大容量かつ高コントラストの動画表示を可能とする
、FLCDを提供しようとするものである。
誘電性液晶からなる液晶組成物を配置し、液晶分子を平
行に配向せしめてなる液晶表示素子が提供されるのであ
って、この素子は、前記液晶組成物が下記式、 [上式中、Rは炭素数6〜16のアルキル基またはアル
コキシ基を表し、Rは少なくとも1個の不斉炭素原子を
有する炭素数4〜12のアルキル基を表す] で示される液晶化合物を含み、前記液晶組成物の等労相
からTc (カイラルスメタティノクC相への転移温度
)−20°Cまでの温度降下速度を2〜10°C/分の
範囲で制御可能にしたことを特徴とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明によれば、上記課題を解決するため、対向する2
枚の透明電極付き基板間に2種以上の強〔作 用〕 強誘電性液晶表示において、カイラルスメタティソクC
(Sc’″)相が結晶相に転移する温度に近い低温度領
域では、応答時間が非常に長くなる場合や、電界に応答
しない相に転移する場合がある。本発明で用いる上記液
晶組成物においては、上記の現象は、−10℃付近で現
われることが見出された。
=5℃から常温付近まで温度を上昇させたときに、通常
のナフタレン系混合液晶では、Sc′相の液晶分子の配
向が、パネルに外部から圧力を加えた場合に起こる現象
(浜、廣瀬、望月、両岸:第48回応用物理学会学術講
演会予稿集19p−ZB−11)と同様に、ら施紬方向
に対する傾きを失い、スメタテインクA (SA )相
と同じく、ラビング方向に消光位を持つ配向に変化して
しまうために表示不可能となる。
しかし、上記の一般式で示される如きビフェニルを有す
るナフタレン系液晶を含む混合液晶においては、パネル
内に層方向に平行(ラビング方向に垂直)な線状の応答
異常が発生(廣瀬、望月、浜、山崩、中塚:第35回応
用物理学関係連合講演会予稿集、28p−ZL−8) 
シ、前記のような強誘電性相の液晶分子の配向変化を起
こす。しかし、等労相からTc(カイラルスメタテイン
クC相への転移温度)−20°Cまでの温度降下速度を
2〜b らの温度上昇後も、矩形波の印加により、通常に表示を
行うことができることがわかった。
〔実施例〕
ラビングを施したポリビニルアルコールを配向膜として
用いた、2nのギャップを有するパネルを作製し、下記
の表1に示す組成A、B、CおよびDの混合液晶を封入
した。
第1図にパネルの構成を部分断面模式図で示す。
図において、1は偏光板、2はガラス基板、3は透明電
極、4はラビング処理配向膜、5は液量、6はスペーサ
、7はシール材である。
組成A、B、CおよびDの相転移系列は、130−8A
−+13 c”であり、SA和からS♂相への転移温度
Tcはそれぞれ49 、48 、57および46℃であ
る。
組成Aのパネルを等労相から25℃まで0.2℃/分、
1℃/分および2℃/分の温度降下速度(それぞれ冷却
条件I、IIおよび■とする)で冷却したもの、および
組成りのパネルを等労相から25°Cまで冷却条件Iお
よび■で冷却したものを、25℃から一10℃まで1℃
/分の温度降下速度で冷却し、ヒートステージ内に放置
して室温(約25℃)まで上昇させたとき(この状態を
状MYとし、−10℃まで冷却する以前を状Bxとする
)の配向状態および応答状態を示す偏光顕微鏡写真をそ
れぞれ第2.3.4および5図に示した。これらのパネ
ルは、温度上昇前は3.5ms、±20Vのパルス波に
応答を示していたが、−10℃からの温度上昇後は写真
に示したように、S♂相における液晶分子の配向が乱さ
れて、ラビング方向に配向してしまい、パルス波を印加
しても応答を示さなくなる。これらに、±lOVの直流
電流を印加したときは応答を示すが、電界を切ると液晶
分子はラビング方向を向いてしまう。そこで、これらの
パネルに±IOV、50Hzの矩形波を1分間印加した
(状態Zとする)ところ、第3図に示すように、組成A
で冷却条件■のときだけ全面がほぼ完全に温度上昇前の
状態に復元し、その他の冷却条件においては、線状の応
答異常部分の付近の分子だけ復元した。組成りについて
は、冷却条件■のときに若干復元部分が見られるだけで
ある。
組成Aにおける線状の応答異常部分の単位面積当りの発
生本数は、第6図に示すように、温度降下速度が大きく
なるに従って多くなっている。また、第2〜4図でわか
るように、温度降下速度が大きくなるに従い、線状部分
は細くなり、発生間隔が狭くなっている。
表2.3および4に組成A、BおよびCの冷却前の25
°Cにおける応答特性と冷却および温度上昇後に501
1zの矩形波を印加したパネルに、3.5ms、±20
Vのパルス波を印加して測定した応答特性を示した。応
答時間は冷却前後において殆ど同しであるが、コントラ
スト比がチルト角の減少によって冷却後は冷却前より小
さくなっている。
液晶の温度降下速度があまり大きいと液晶の配向を乱し
てしまうので、温度降下速度は10℃/分以下にする必
要がある。
前記一般式のビフヱニル骨格を含むナフタレン系液晶の
配合量は、5〜40重量%であることが好ましい。これ
は、5%以下であると混合による効果が現われず、40
%以上であると結晶化温度が高くなり過ぎるためである
表2 表3 組成A、 組成り、 冷却条件■における応答特性 冷却条件■における応答特性 *へは増加、 マは減少を表す 表4 組成C1冷却条件■における応答特性〔発明の効
果〕 本発明の液晶表示素子を用いれば、少なくとも一10°
Cの低温からの温度上昇による液晶分子の配向の乱れを
、矩形波の印加により、温度上昇前と比較して応答時間
を殆ど変化させることなく、双安定性を失うことなく 
(双安定状態におけるコントラスト比は温度上昇前の3
分の2である)、容易に修復して、液晶分子の配向を復
元させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は強誘電性液晶表示素子の構成の一例を示す図、
第2〜5図はそれぞれ実施例の液晶組成物の結晶構造を
示す偏光顕微鏡写真、第6図は実施例の液晶組成物にお
ける線状の応答異常部分の単位面積当りの発生本数と温
度降下速度との関係を示すグラフである。 1・・・偏光板、 3・・・透明電極、 5・・・液晶、 7・・・シール材。 2・・・ガラス基板、 4・・・ラビング処理配向膜、 6・・・スペーサ、 強誘電性液晶表示素子の欅成図 偏光板 ガラス基板 透明電極 ラビング処理配向膜 液晶 スペーサ 7−ル材 i00戸工・ (明) ′(CつIJTT 組成A、冷却条件口 状態Z(3,5ms、±20\バルン、彼印加)゛1ミ
恢\ 乏、暗、) (,3,5ms、±20Vパルス波印加)ms、±20
Vパルス波印加) v′、切\ (明f 100i、lrl”1 組成A、冷却条件II (3,5ms。 第 図 組成A。 冷却条件III (3,5ms、±20Vパルス波印加
)f″1 ゼミ)・シ 第 図 組成1)のパネル(’3.5m S 、±20■パルス
彼印加)10urr 二・−%(’、t:、H、:入日!・ 第 図 組成りのパネル(3,511T鳩±20V・ニルレス波
印加)手 続 補 正 書 (方式) 昭和63年10月ユ1 日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、対向する2枚の透明電極付き基板間に2種以上の強
    誘電性液晶からなる液晶組成物を配置し、液晶分子を平
    行に配向せしめてなる液晶表示素子であって、前記液晶
    組成物が下記式、 ▲数式、化学式、表等があります▼ [上式中、Rは炭素数6〜16のアルキル基またはアル
    コキシ基を表し、Rは少なくとも1個の不斉炭素原子を
    有する炭素数4〜12のアルキル基を表す] で示される液晶化合物を含み、前記液晶組成物の等方相
    からT_C(カイラルスメクティックC相への転移温度
    )−20℃までの温度降下速度を2〜10℃/分の範囲
    で制御可能にしたことを特徴とする強誘電性液晶表示素
    子。
JP88158083A 1988-06-28 1988-06-28 強誘電性液晶表示素子 Pending JPH028292A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5061399A (en) * 1986-04-28 1991-10-29 The Secretary Of State For Defence In Her Britannic Majesty's Government Of The United Kingdom Of Great Britain And Northern Ireland Optically active naphthalene compounds and liquid crystal materials and devices incorporating them
US5246622A (en) * 1990-07-19 1993-09-21 Mitsui Petrochemical Industries, Ltd. Liquid crystal racemic mixture, liquid crystal composition and liquid crystal element, process for manufacturing liquid crystal element, and uses of liquid crystal element

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5061399A (en) * 1986-04-28 1991-10-29 The Secretary Of State For Defence In Her Britannic Majesty's Government Of The United Kingdom Of Great Britain And Northern Ireland Optically active naphthalene compounds and liquid crystal materials and devices incorporating them
US5246622A (en) * 1990-07-19 1993-09-21 Mitsui Petrochemical Industries, Ltd. Liquid crystal racemic mixture, liquid crystal composition and liquid crystal element, process for manufacturing liquid crystal element, and uses of liquid crystal element

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