JPH03259944A - 耐油性塩化ビニル樹脂系組成物 - Google Patents
耐油性塩化ビニル樹脂系組成物Info
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- JPH03259944A JPH03259944A JP5911590A JP5911590A JPH03259944A JP H03259944 A JPH03259944 A JP H03259944A JP 5911590 A JP5911590 A JP 5911590A JP 5911590 A JP5911590 A JP 5911590A JP H03259944 A JPH03259944 A JP H03259944A
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- vinyl chloride
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Landscapes
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明は、塩化ビニル樹脂系の組成物に関するもので、
特に、電線やケーブルの被覆材料、接続材料等として好
適な材料に関する。
特に、電線やケーブルの被覆材料、接続材料等として好
適な材料に関する。
〈従来の技術〉
従来、塩化ビニル系樹脂の組成物にあっては、耐油性を
必要とする用途の場合、主として、ポリエステル系の可
塑剤を単独で使用することが多かった。
必要とする用途の場合、主として、ポリエステル系の可
塑剤を単独で使用することが多かった。
〈発明が解決しようとする課題〉
しかしながら、ポリエステル系可塑剤の単独添加の場合
、耐油性が改善されると言っても、不十分で、ある主の
油(例えば、タービン油、ニジロン油等)には耐えるこ
とができなかったり、また時間の経過とともに硬質化す
る等の問題があった。
、耐油性が改善されると言っても、不十分で、ある主の
油(例えば、タービン油、ニジロン油等)には耐えるこ
とができなかったり、また時間の経過とともに硬質化す
る等の問題があった。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたも
ので、塩化ビニル系樹脂組成物の耐油性改善のための可
塑剤として、ポリエステル系可塑剤の単独添加に代えて
、特定の他の可塑剤との併用添加により、広範囲の油に
対して優れた耐油性を有する組成物を提供せんとするも
のである。
ので、塩化ビニル系樹脂組成物の耐油性改善のための可
塑剤として、ポリエステル系可塑剤の単独添加に代えて
、特定の他の可塑剤との併用添加により、広範囲の油に
対して優れた耐油性を有する組成物を提供せんとするも
のである。
〈課題を解決するための手段およびその作用〉か覧る本
発明の特徴は、塩化ビニル系樹脂100重量部に、ポリ
エステル系可塑剤50〜55Wt%、ジイソノニルフタ
レート(DINP)25〜35Wt%、ブチルベンジル
フタレート(BBP)15〜25Wt%からなる可塑剤
混合物40〜100重量部を添加してなる耐油性塩化ビ
ニル樹脂系組成物にある。
発明の特徴は、塩化ビニル系樹脂100重量部に、ポリ
エステル系可塑剤50〜55Wt%、ジイソノニルフタ
レート(DINP)25〜35Wt%、ブチルベンジル
フタレート(BBP)15〜25Wt%からなる可塑剤
混合物40〜100重量部を添加してなる耐油性塩化ビ
ニル樹脂系組成物にある。
本発明において、先ず、塩化ビニル系樹脂としては、ス
トレート塩化ビニル樹脂、エチレン−塩化ビニル共重合
体、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、三次元架橋塩化
ビニル等が挙げられ、これらの単独でまたは任意の比率
による混和物として使用できる。
トレート塩化ビニル樹脂、エチレン−塩化ビニル共重合
体、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、三次元架橋塩化
ビニル等が挙げられ、これらの単独でまたは任意の比率
による混和物として使用できる。
また、上記ポリエステル系可塑剤としては、アジピン酸
系ポリエステル、フタル酸系ポリエステル等があり、1
00〜20000C,P (25°C)の広い粘度範囲
のものが使用できる。その理由は、100C,P未満で
は耐油性上問題があり、20000C0Pを越えた場合
、加工性能上の問題があるからである。
系ポリエステル、フタル酸系ポリエステル等があり、1
00〜20000C,P (25°C)の広い粘度範囲
のものが使用できる。その理由は、100C,P未満で
は耐油性上問題があり、20000C0Pを越えた場合
、加工性能上の問題があるからである。
このポリエステル系可塑剤と併用添加される、DINP
との両者の相乗効果により、ポリエステル系可塑剤の単
独添加に比べて、より一層の良好な耐油性が得られる。
との両者の相乗効果により、ポリエステル系可塑剤の単
独添加に比べて、より一層の良好な耐油性が得られる。
ただし、この併用添加による耐油性の向上は、本発明者
等の試験研究によると、ポリエステル系可塑剤:DIN
PCBBPの混合比が、50〜55Wt%:25〜35
Wt%:15〜25Wt%の範囲内であった。この範囲
内で、これら3者のトータル量が100Wt%になる値
であれば、任意に選定することが可能である。
等の試験研究によると、ポリエステル系可塑剤:DIN
PCBBPの混合比が、50〜55Wt%:25〜35
Wt%:15〜25Wt%の範囲内であった。この範囲
内で、これら3者のトータル量が100Wt%になる値
であれば、任意に選定することが可能である。
この混合比によると、従来のポリエステル系可塑剤の単
独添加では対応することができなかった、例えばタービ
ン油やニジロン油等の油に対しても、十分な耐油性が得
られた。
独添加では対応することができなかった、例えばタービ
ン油やニジロン油等の油に対しても、十分な耐油性が得
られた。
このようにしてなる本発明の配合系には、必要により、
他の充填剤、例えば安定剤、難燃剤、増量剤、滑剤、着
色剤等を併用添加することは何ら差し支えない。ただし
、ポリエステル系可塑剤の加水分解が起こらないことが
必要であるため、添加する物質としては、塩基性の弱い
ものに限定される。
他の充填剤、例えば安定剤、難燃剤、増量剤、滑剤、着
色剤等を併用添加することは何ら差し支えない。ただし
、ポリエステル系可塑剤の加水分解が起こらないことが
必要であるため、添加する物質としては、塩基性の弱い
ものに限定される。
〈実施例〉
第1表に示した配合により、本発明に係る塩化ビニル樹
脂系組成物(実施例1〜6)と、本発明の条件を満たさ
ない塩化ビニル樹脂系組成物(比較例1〜4)を作威し
、これら各組成物の耐油性について、試験し、この結果
も、この第1表に併記した。
脂系組成物(実施例1〜6)と、本発明の条件を満たさ
ない塩化ビニル樹脂系組成物(比較例1〜4)を作威し
、これら各組成物の耐油性について、試験し、この結果
も、この第1表に併記した。
なお、耐油試験は次のようにして行った。
1mm厚、JIS−3号ダンベル試験片を100°Cの
油に96時間浸漬、取り出した後、引張り試験を実施し
、オリジナル引張り値からの残率で表した。
油に96時間浸漬、取り出した後、引張り試験を実施し
、オリジナル引張り値からの残率で表した。
上記第1表から、本発明に係る塩化ビニル樹脂系組成物
が、本発明の条件を満たさない塩化ビニル樹脂系組成物
に対して、耐油性において、優れていることが分かる。
が、本発明の条件を満たさない塩化ビニル樹脂系組成物
に対して、耐油性において、優れていることが分かる。
〈発明の効果〉
以上の説明から明らかなように本発明によれば、広範囲
の油に対して優れた耐油性を有する塩化ビニル樹脂系組
成物を得ることができ、これを電線やケーブルの被覆材
料、接続材料等として使用すれば、耐油性の高い被覆や
接続部が得られる。
の油に対して優れた耐油性を有する塩化ビニル樹脂系組
成物を得ることができ、これを電線やケーブルの被覆材
料、接続材料等として使用すれば、耐油性の高い被覆や
接続部が得られる。
Claims (1)
- 塩化ビニル系樹脂100重量部に、ポリエステル系可塑
剤50〜55Wt%、ジイソノニルフタレート25〜3
5Wt%、ブチルベンジルフタレート15〜25Wt%
からなる可塑剤混合物40〜100重量部を添加してな
ることを特徴とする耐油性塩化ビニル樹脂系組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5911590A JPH03259944A (ja) | 1990-03-10 | 1990-03-10 | 耐油性塩化ビニル樹脂系組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5911590A JPH03259944A (ja) | 1990-03-10 | 1990-03-10 | 耐油性塩化ビニル樹脂系組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03259944A true JPH03259944A (ja) | 1991-11-20 |
Family
ID=13103994
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5911590A Pending JPH03259944A (ja) | 1990-03-10 | 1990-03-10 | 耐油性塩化ビニル樹脂系組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03259944A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2774963A1 (en) | 2013-03-08 | 2014-09-10 | Omron Corporation | Cable coating material, coated cable, and electronic device |
-
1990
- 1990-03-10 JP JP5911590A patent/JPH03259944A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2774963A1 (en) | 2013-03-08 | 2014-09-10 | Omron Corporation | Cable coating material, coated cable, and electronic device |
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