JPH04202497A - 難燃性シリコーングリース組成物 - Google Patents

難燃性シリコーングリース組成物

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JPH04202497A
JPH04202497A JP33004190A JP33004190A JPH04202497A JP H04202497 A JPH04202497 A JP H04202497A JP 33004190 A JP33004190 A JP 33004190A JP 33004190 A JP33004190 A JP 33004190A JP H04202497 A JPH04202497 A JP H04202497A
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JP
Japan
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grease composition
platinum
silicone grease
weight
fire
Prior art date
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Pending
Application number
JP33004190A
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English (en)
Inventor
Masanori Toya
正則 戸矢
Hideo Takahashi
英雄 高橋
Yasushi Matsumoto
松本 安司
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Momentive Performance Materials Japan LLC
Original Assignee
Toshiba Silicone Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toshiba Silicone Co Ltd filed Critical Toshiba Silicone Co Ltd
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Priority to US07/798,175 priority patent/US5186849A/en
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、シリコーングリース組成物に関し、詳しくは
、炭酸カルシウム、炭酸亜鉛及び複合亜鉛華から選ばれ
た充填剤を高充填することにより、優れた難燃性を示す
難燃性シリコーングリース組成物に関する。
(従来の技術) シリコーンゴムの難燃化の技術に関しては、従来から数
多くの特許や製品が発表されているが、シリコーングリ
ースに関しては、これらの発表は非常に少ない、現在上
布されているシリコーングリースのほとんどは、難燃性
が付与されていないばかりでなく、自己消炎性もないた
めに、−旦火災になれば、重大災害を招く恐れがある。
従来、例えば、シリコーンオイルにこれと相溶性のある
難燃剤を添加した自己消炎性のシリコーングリースが提
案されている(特開昭57−28157号公報参照)が
、オイルそのものに自己消炎性を付与したものではない
ため、難燃性は十分ではなかった。また、ビニル基を含
有したシリコーンオイルに白金化合物を添加して、シリ
コーンオイル自身の難燃性を向上したシリコーングリー
スも提案されている(特開昭63−235398号公報
参照)が、この場合でもシリコーンゴムで示されるよう
な難燃性、例えばアンダーライターズラボラトリー(U
nderwriters ’Laboratory)に
認定されるような難燃性は得られていない。
〔発明が解決しようとする課題) 本発明は、上記の問題を解決し、従来のシリコーングリ
ースよりも難燃性が優れたシリコーングリース組成物を
提供することを目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明者らは、上記の目的を達成するために鋭意検討を
重ねた結果、充填剤として、炭酸カルシウム、炭酸亜鉛
及び複合亜鉛華から選ばれた1種以上の充填剤を高充填
することにより、優れた難燃性を示すシリコーングリー
ス組成物が得られることを見出し、本発明を完成するに
至った。
すなわち、本発明は、下記の成分(A)、(B)及び(
C)並びに組成からなることを特徴とする難燃性シリコ
ーングリース組成物である。
(A)−数式 %式% (式中、Rは非置換又はハロゲン置換の一価の炭化水素
基を表し、aは20〜3.0の数を表す) で示され、ケイ素原子に結合した全有機基中にビニル基
を01〜30モル%含有し、かつ、25°Cにおける粘
度が10〜1.000.0OOcStであるポリオルガ
ノシロキサン 100重量部(B)炭酸カルシウム、炭
酸亜鉛及び複合亜鉛華から選ばれた1種以上からなる充
填剤10〜200重量部 (C)白金又は白金化合物 0001〜01重量部 本発明で用いる成分(A)のポリオルガノシロキサンは
、本組成物のベースオイルとなるもので、−数式 %式% で示され、ケイ素原子に結合した有機基Rとしては、メ
チル、エチル、プロピル、ブチルなどのアルキル基;シ
クロヘキシルなどのシクロアルキル基:ビニル、アリル
などのアルケニル基:フェニルなどのアリール基及びこ
れらの基の炭素原子に結合した水素原子の一部又は全部
をハロゲン原子で置換したクロルメチル、トリフルオル
プロピル、塩化フェニルなど一価の1換炭化水素基が例
示され、Rは同一でも、2種以上の異なるものであって
もよい。
成分(A)は、分子中にビニル基を含有し、ケイ素原子
に結合した全有機基のうち0.1〜30モル%が、ビニ
ル基であることが必要であり、ビニル基が0.1モル%
より少ないと、本発明の組成物が十分な難燃性を示さず
、30モル%より多いと耐熱性が低下する。
式中、aは2.0〜3.0の数で、ポリマー分子中にお
けるケイ素原子1個当りの平均値を示す。2.0より小
さいとグリースが硬いため使用できず、3.0より大き
いと適正な粘度範囲が得られない。すなわち、これらの
ポリオルガノシロキサンは、温度25°Cにおいて10
〜1.000.000  cStの粘度を有すルコトが
必要であり、粘度が10cSt未満の場合は、得られた
グリースのオイル分離性が大きくなり、1.000.0
00 cSt以上の場合は、グリースが粘ちょうになり
すぎて作業性が著しく悪くなる。好ましくは50−50
0.000 cstの範囲である。
本発明で使用する成分(B)の充填剤は、本発明の特徴
をなす重要な成分であり、炭酸カルシウム、炭酸亜鉛及
び複合亜鉛華から選ばれる1種以上からなる。これらの
充填剤としては、粉体状のものが使用され、粉体粒子の
大きさ及び形状などは特に制限されないが、グリース組
成物のちょう度や経時的安定性などから、平均粒子径が
005〜50Fの微粉末が好ましい。炭酸カルシウムと
しては、重質炭酸カルシウム、軽質炭酸カルシウム又は
それらの粒子表面を脂肪酸の塩などで処理したものなど
が例示される。複合亜鉛華は、外層に酸化亜鉛又は炭酸
亜鉛の層を有し、核部分として炭酸カルシウムを有する
粒子からなり、その製造方法は公知である(例えば、特
開昭49−29300号及び同49−130893号各
公報参照)6 成分(B)の配合量は、成分(A)100重量部に対し
て、10〜200重量部の範囲である。10重量部未満
の場合は、グリースの難燃性が得られないだけでなく、
得られるグリースのちょう度が大きすぎて流動しやすく
不適当である。また、200重量部を超えると得られる
グリースのちょう度が小さくなり、非常に硬くなるため
作業性が低下する。
成分(B)としては、難燃性に対する効果が大きいこと
から炭酸カルシウムを使用することが好ましく、炭酸亜
鉛、複合亜鉛華を使用する場合は炭酸カルシウムと組合
せることが好ましい、特に成分(B)のうち20〜80
重量%が炭酸カルシウムであることが好ましい。
成分(C)の白金又は白金化合物としては、白金黒など
の金属白金、塩化白金酸、アルコール変性塩化白金酸、
白金とオレフィンとの錯体、白金とケトン類との錯体、
白金とビニルシロキサンとの錯体、白金とリンとの錯体
などが例示され、難燃性の効果から特に白金とリンとの
錯体が好ましい。
成分(C)は成分(A)lQO重量部に対し、0.00
1〜0.1重量部の範囲で配合され、0.001重量部
未満では、十分な難燃効果が得られず、01重量部を超
えて配合しても、その効果の向上は認められず不適当で
ある。好ましくは0.002〜0.02重量部の範囲で
ある。
本発明の組成物は、(A)〜(C)の3成分の所定量を
均一に混合することによって得られるが、増ちょう剤と
してのシリカ粉やグリース化剤又は酸化防止剤などを配
合してもよい。
なお、これらの各成分の混合は、必要に応じて熱処理混
合したり、減圧混合したりしてもよく、次いでこれらを
三本ロール、コロイドミルなどを用いて、よく混合して
グリース化すればよい。
[発明の効果] 本発明のシリコーングリース組成物は、炭酸カルシウム
、炭酸亜鉛又は複合亜鉛華から選ばれた充填剤を配合す
ることにより、優れた難燃性を示すものであり、難燃性
を必要とする電気部品などの絶縁シール及び電気・通信
機器などのケーブルの充填剤として有用である。
(実施例) 以下、本発明を実施例によって、更に詳しく説明するが
、本発明はこれにより限定されるものではない。
なお、実施例中の部は重量部を表し、粘度は25℃での
測定値を示した。
実施例1〜8及び比較例1〜5 第1表に示したビニル基含有量及び粘度を有する各種ポ
リオルガノシロキサン100部に、第1表に示した充填
剤及び塩化白金酸とリン酸の錯体(白金量6重量%)を
同表に示した量を添加し、これらを三本ロールで混練し
て、第1表に併記したちょう度をもつシリコーングリー
ス組成物を調製し、これらについて燃焼試験を行いその
結果を第1表に示した。
なお、燃焼試験は、内径2mm、長さ5mmのガラスス
リーブに試料グリースを充填して垂直に垂らし、下から
炎を10秒間あて、炎を取り除いてから燃焼が終わるま
での時間を測定した(UL94の難燃試験に$拠)。
第1表に示したように、本発明の組成物はいずれも良好
な難燃性を示した。しかし比較例の炭酸カルシウムの添
加量の少ないもの、または添加しないものは、いずれも
難燃性に劣ることが確認された。
*1)・・・・・・軽微性炭酸カルシウム(表面無処理
、平均粒径019P、商品名「白艶華A」、白石工業■
製) *2)・・・・・・平均粒径、0.5P*3)・・・・
・・平均粒径、03F(商品名rF I NE−ZJ 
、米産石灰工業■製)*4)・・・・・・膠質炭酸カル
シウム(脂肪酸処理、平均粒径0.12u、商品名「白
艶華CCRJ、白石工業■製) *5)・・・・・・平均粒径、0.IP(商品名rMU
LTI −TZJ 、米産石灰工業■製)*6)・・・
・・・煙霧質シリカ(ジメチルジクロロシラン表面処理
、商品名rR−972J 、日本アエロジル社製)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 下記の成分(A)、(B)及び(C)並びに組成からな
    ることを特徴とする難燃性シリコーングリース組成物。 (A)一般式 (R)_aSiO_4_−_a_/_2 (式中、Rは非置換又はハロゲン置換の一価の炭化水素
    基を表し、aは2.0〜3.0の数を表す) で示され、ケイ素原子に結合した全有機基中にビニル基
    を0.1〜30モル%含有し、かつ、25℃における粘
    度が10〜1,000,000cStであるポリオルガ
    ノシロキサン100重量部(B)炭酸カルシウム、炭酸
    亜鉛及び複合亜鉛華から選ばれた1種以上からなる充填
    剤10〜200重量部 (C)白金又は白金化合物0.001〜0.1重量部
JP33004190A 1990-11-30 1990-11-30 難燃性シリコーングリース組成物 Pending JPH04202497A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2740463A1 (fr) * 1995-10-31 1997-04-30 Rhone Poulenc Chimie Pates et graisses organosiliciques
WO2010097705A1 (en) * 2009-02-25 2010-09-02 Nexans A fire performance material, and cable including the material
CN102690630A (zh) * 2012-05-11 2012-09-26 北京国电富通科技发展有限责任公司 无铅型汽轮机汽缸密封脂及其制备方法

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