JPH0325959Y2 - - Google Patents

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JPH0325959Y2
JPH0325959Y2 JP15370485U JP15370485U JPH0325959Y2 JP H0325959 Y2 JPH0325959 Y2 JP H0325959Y2 JP 15370485 U JP15370485 U JP 15370485U JP 15370485 U JP15370485 U JP 15370485U JP H0325959 Y2 JPH0325959 Y2 JP H0325959Y2
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JP
Japan
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equipment
composite plastic
plastic sheet
foam
resin film
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JP15370485U
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、摩擦に起因する静電気の発生を防止
した複合プラスチツクシート、特にコンピユータ
ー関連オフイスオートメーシヨン(OA)機器の
静電気に起因する障害防止に有用な複合プラスチ
ツクシートに関する。
〔従来の技術〕
前記OA機器の発展には目覚ましいものがある
が、このOA機器の小型化および高性能化によつ
て、エレクトロニクスデバイスの静電気による障
害防止に対する要望はますます重要視されてきて
いる。
たとえば、従来、卓上に固定して作業するタイ
プのOA機器の場合に、該機器に付属するプリン
ターやキーボードなどの操作に伴つて摩擦による
静電気が発生するがごく低いため、この静電気の
発生に伴う各種の集積回路の破壊は無視できた。
しかるに、最近、欧米で開発された人の膝の上で
キーボードなどの操作を行う小型、軽量タイプの
機器の場合は、人体や衣服との接触によつてしば
しば数千ボルトにも達する高い静電気が発生し、
該機器のエレクトロデバイスを破損するという問
題が指摘されており、この静電気の発生防止は、
これからのOA機器の開発における大きな課題で
ある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
本考案の目的は、上記OA機器が人体や衣服と
接触する際に発生する静電気の発生を防止し、該
OA機器に付属するエレクトロデバイスの破壊を
防止、結果としてOA機器そのものの破損を防止
するのに有用な複合プラスチツクシートを提供す
るにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記本考案の目的は、0.03〜0.15g/cm3の見掛
密度および100〜108Ω・cmの体積固有抵抗値を有
する導電性ポリオレフイン系樹脂発泡体の一面に
樹脂フイルム層を積層し、かつ他面に粘着性層を
介して離型紙を積層してなる複合プラスチツクシ
ートによつて達成することができる。
以下、本考案を図面に基づき具体的に説明す
る。
図は、本考案になる複合プラスチツクシートの
1態様を示す断面図であり、1は樹脂フイルム
層、2は導電性ポリオレフイン系樹脂発泡体、3
は粘着剤層、4は離型紙を示す。
図に示すように、本考案の複合プラスチツクシ
ートは、導電性ポリオレフイン系樹脂発泡体2の
一面に樹脂フイルム層1を積層し、該発泡体2の
他面に粘着剤層3を介して離型紙4を積層された
構造を有する。
該複合プラスチツクシートを構成する導電性ポ
リオレフイン系樹脂発泡体2は、0.03〜0.15g/
cm3の見掛密度および100〜108Ω・cmの体積固有抵
抗値を有することが必要であり、該導電性ポリオ
レフイン系樹脂発泡体2が上記範囲内の見掛密度
を満足しないときは、例えば、0.03g/cm3未満で
は長期の使用で発泡体がへたるし、0.15g/cm3
超えるとクツシヨン性が悪くなるので好ましくな
いし、また、上記の範囲の体積固有抵抗を満足し
ないときは、摩擦により発生した高圧の静電気を
該導電性発泡体層が減衰させる効果が不充分とな
るために好ましくない。
このような導電性ポリオレフイン系樹脂発泡体
2は、カーボンブラツク、黒鉛、炭素繊維、金属
コーテイング微粒子などの導電性微粒子を配合し
たポリオレフイン系樹脂組成物を公知の発泡体製
造法を適用することによつて得られる独立または
半連続気泡を有する発泡体から選択して使用する
ことができるが、好ましくはその厚さが1〜4mm
程度のものがよい。
また、樹脂フイルム層1としては、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリブテン−1、ポリ−4
−メチル−1−ペンテンなどのポリオレフイン系
ホモポリマおよびこれらの共重合体、オレフイン
系エラストマ、ポリエステル系樹脂、ポリアミド
系樹脂およびポリイミド系樹脂などの各種熱可塑
性樹脂または熱硬化性樹脂フイルム並びにこれら
のフイルムのうち導電性、帯電防止性を有するフ
イルムなど、熱接着、接着剤の適用および押出ラ
ミネートなどによつて前記発泡体2に接着可能な
ものが使用されるが、該発泡体2と積層した場合
の摩擦耐電圧の低下効果の上から、好ましくはそ
の厚さが300ミクロン(μ)以下、さらに好まし
くは200μ以下のものがよい。
該導電性ポリオレフイン系樹脂発泡体2の反対
面に積層される粘着剤層3としては、たとえば、
ゴム系粘着剤、アクリル系粘着剤、ホツトメルト
系粘着剤等があり、さらに粘着剤層は、市販の両
面粘着テープでもよい。また、該粘着剤層の上に
積層される離型紙4としては、市販されている各
種の離型紙であればよく、たとえば、片面シリコ
ンペーパー、シリコンコーテイングフイルム、フ
ツソ系フイルム等を挙げることができる。
このような複合プラスチツクシートの製造法と
しては、前記の導電性ポリオレフイン系樹脂発泡
体の一面に前記の樹脂フイルムを熱接着、接着剤
または押出ラミネートによつて積層、接合した
後、その反対面に粘着剤層を塗布し、その上に離
型紙を積層貼付けることによつて製造することが
できる。
〔考案の効果〕
本考案の該複合プラスチツクシートの樹脂フイ
ルムは、その離型紙をはがして粘着剤層をOA機
器のキーボードやプリンターの裏面に貼付けるこ
とにより、簡単にOA機器の静電気による障害を
防止するとともに、該OA機器を機械的に保護す
ることができる。さらに、人体に接触する樹脂フ
イルム面を柔軟で、感触の良好な軟質フイルムに
したり、複合プラスチツクシートの樹脂フイルム
面にエンボス加工を施すことによつて、該複合プ
ラスチツクシートの表面の形態、光沢、感触など
を改良し、OA機器に適用した場合の該機器の感
触、外観を改良することができる。
さらに、本考案の複合プラスチツクシートは、
該OA機器のほかに、クリーンルーム用として、
およびICの組み立て室などの机上マツトなど静
電気防止用マツトとしても優れた有用性を有し、
多くの分野に静電気防止素材として利用すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
図は、本考案になる複合プラスチツクシートの
1態様を示す断面図である。 1……樹脂フイルム、2……導電性ポリオレフ
イン系樹脂発泡体、3……粘着剤層、4……離型
紙。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 0.03〜0.15g/cm3の見掛密度および100
    108Ω・cmの体積固有抵抗値を有する導電性ポリ
    オレフイン系樹脂発泡体の一面に樹脂フイルム層
    を積層し、かつ他面に粘着性層を介して離型紙を
    積層してなる複合プラスチツクシート。
JP15370485U 1985-10-09 1985-10-09 Expired JPH0325959Y2 (ja)

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JP15370485U JPH0325959Y2 (ja) 1985-10-09 1985-10-09

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JPS6263128U JPS6263128U (ja) 1987-04-20
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JP2505100Y2 (ja) * 1989-09-26 1996-07-24 アキレス株式会社 仮設間仕切用積層シ―ト

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JPS6263128U (ja) 1987-04-20

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