JPH03258500A - プレス機械のスライドストローク調整装置 - Google Patents

プレス機械のスライドストローク調整装置

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JPH03258500A
JPH03258500A JP5474490A JP5474490A JPH03258500A JP H03258500 A JPH03258500 A JP H03258500A JP 5474490 A JP5474490 A JP 5474490A JP 5474490 A JP5474490 A JP 5474490A JP H03258500 A JPH03258500 A JP H03258500A
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JP
Japan
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crankshaft
main gear
eccentric sleeve
tooth
slide
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Application number
JP5474490A
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English (en)
Inventor
Naonori Taniguchi
直則 谷口
Masakatsu Shiga
志賀 正勝
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Aida Engineering Ltd
Original Assignee
Aida Engineering Ltd
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Publication date
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Priority to CA002037500A priority patent/CA2037500A1/en
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Priority to EP19910301815 priority patent/EP0446016A3/en
Publication of JPH03258500A publication Critical patent/JPH03258500A/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B1/00Presses, using a press ram, characterised by the features of the drive therefor, pressure being transmitted directly, or through simple thrust or tension members only, to the press ram or platen
    • B30B1/26Presses, using a press ram, characterised by the features of the drive therefor, pressure being transmitted directly, or through simple thrust or tension members only, to the press ram or platen by cams, eccentrics, or cranks
    • B30B1/263Presses, using a press ram, characterised by the features of the drive therefor, pressure being transmitted directly, or through simple thrust or tension members only, to the press ram or platen by cams, eccentrics, or cranks work stroke adjustment means

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Press Drives And Press Lines (AREA)
  • Presses And Accessory Devices Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、プレス機械のスライドの上下動ストロークを
調整するための装置に関する。
〔背景技術〕
プレス品の生産効率をプレス品の大きさや種類等に応じ
て高めたり、1台のプレス機械に汎用性を具備させるた
めに、スライドの上下動ストロークを変更できるように
した装置が提案されている(実、0昭54−42305
、実公昭55−13039、特願平1−30696)。
これらの装置では、スライドを上下動させるクランク軸
の円形偏心部の外周に偏心スリーブを偏心させて嵌合し
、この偏心スリーブの外周にコンロッドの上部を嵌合し
てコンロッドの下部にスライドを連結しており、円形偏
心部に対して偏心スリーブを回動させることによりこれ
らの円形偏心部と偏心スリーブとの角度位相を変更し、
これによりクランク軸の回転によるスライドの上下動の
ストロークを調整するようにしている。
実公昭54−42305および実公昭55−13039
では、円形偏心部に対して偏心スリーブを回動させるこ
とは、偏心スリーブを作業者か工具を用いて回したりボ
ルトの回転操作で回したりすることにより行われる。特
願平1−30696では、偏心スリーブはクランク軸の
円形偏心部に軸方向摺動自在に嵌合され、偏心スリーブ
を軸方向に摺動させると、歯の噛み合いにより偏心スリ
ーブは円形偏心部とコンロッドとに選択的に連結、分離
し、偏心スリーブを円形偏心部から分離させた後、クラ
ンク軸を回動させると偏心スリーブと円形偏心部との角
度位相か変更される。
〔発明か解決しようとする課題〕
スライドの上下動ストロークを変更する場合、実公昭5
4−42305や実公昭55−13039のように、作
業者が工具等を用いて手作業で調整しなければならない
ことはストローク調整作業に多くの手間と時間がかかる
ことになり、作業性の点で問題があり、また作業の自動
化を実現できない。
また特願平1.−30696では、偏心スリーブが軸方
向に摺動するたびに偏心スリーブ、円形偏心部、コンロ
ッドに設けられた各歯か互いに噛み合ったり分離したり
し、クランク軸の回動で偏心スリーブと円形偏心部との
角度位相が任意な角度に変更されたときにも各歯のスム
ーズな噛み合いを保障しなければならない。各歯のスム
ーズな噛み合いを保障するためには、各歯の位置関係を
所定のものにする等の噛み合い調整作業を行わなければ
ならない。特願平1−30696では、クランク軸は2
個の軸受て支持され、これらの軸受の間に偏心スリーブ
、円形偏心部、コンロッドが配置されているとともに、
これらの各歯も軸受の間に配置されているため、噛み合
い調整作業を行うことが困難な構造となっていた。
さらに前述の各従来装置は1本のクランク軸についてス
ライドストロークを調整するものとなっていたが、プレ
ス機械にはクランク軸を平行に2本設け、コンロッドの
合計本数を複数本としたもの、具体的には各クランク軸
に1本ずつのコンロッドを設けたもの(2点プレス機械
)や各クランク軸に2本ずつのコンロッドを設けたもの
(4点プレス機械)かある。このようなプレス機械にお
いては、それぞれのコンロッドについてスライドストロ
ークを同時にかつ同し量たけ変更することが要請され、
前述した各従来装置はこのような要請に応えたものとは
なっていなかった。
本発明の目的は、スライドの上下動ストロークの調整作
業を簡単にかつ短時間で行え、作業の自動化も可能とな
るプレス機械のスライドストローク調整装置を提供する
ところにある。
また本発明の目的は、装置構成部材の軸方向に移動する
ことによって各歯か互いに噛み合ったり分離したりする
構造になっている場合に、各歯の噛み合い調整作業を容
易に行なえるようになるプレス機械のスライドストロー
ク調整装置を提供するところにある。
さらに本発明の目的は、クランク軸が平行に2本設けら
れた2点プレス機械や4点プレス機械について、それぞ
れのコンロッドについてスライドストロークを同時にか
つ同じ量だけ変更できるようになるプレス機械のスライ
ドストローク調整装置を提供するところにある。
〔課題を解決するための手段1 本発明は、クランク軸に設けられた円形偏心部の外周に
偏心スリーブを偏心させて嵌合し、この偏心スリーブの
外周に上部が嵌合されたコンロッドの下部にスライドを
連結し、前記円形偏心部に対する偏心スリーブの回動で
円形偏心部と偏心スリーブとの角度位相を変更すること
により、クランク軸の回転によるスライドの上下動のス
トロークを調整するプレス機械のスライドストローク調
整装置において、前記偏心スリーブに前記円形偏心部と
同心の第1歯を設け、クランク軸上にメインモータおよ
び緩速モータの駆動力が伝達される駆動軸で回転するメ
インギヤをクランク軸と同心で配置し、このメインギヤ
にクランク軸と同心であって第1歯と噛み合う第2歯を
設け、クランク軸を油圧アクチュエータ等によるクラン
ク軸移動手段により軸方向に移動可能とし、クランク軸
とメインギヤとの間にクランク軸の軸方向移動によりこ
れらのクランク軸とメインギヤとを連結、分離するカッ
プリングを設け、軸方向移動してこのカップリングを分
離させたクランク軸をピンや穴等によるクランク軸回転
阻止手段により回転させないようにしている。
前記円形偏心部の両側に配置した2個の軸受により前記
クランク軸は回転自在かつ軸方向移動自在に支持され、
これらの軸受のうち一方の軸受を越えて突出した前記ク
ランク軸およびメインギヤの各先部に内歯、外歯を設け
ることにより、これらの歯によって前記カップリング゛
か構成されている。
前記クランク軸は平行に2本あり、これらのクランク軸
上に配置された前記メインギヤは互いに噛み合い、1本
の前記駆動軸からの駆動力で回転する一方のメインギヤ
から他方のメインギヤに回転力が伝達される構成となっ
ている。
〔作用〕
プレス加工を行う場合には、前記カップリングを連結し
た後、メインモータによる駆動軸の回転でメインギヤを
回転させる。これによりメインギヤ、クランク軸、偏心
スリーブは一体となって回転し、クランク軸の中心から
偏心スリーブの中心までの距離の2倍のストロークでス
ライドは上下動する。
スライドストロークを変更するときには、クランク軸を
軸方向に移動させてカップリングを分離させ、またクラ
ンク軸をクランク軸回転阻止手段により回転できないよ
うにした後、緩速モータによる駆動軸の回転でメインギ
ヤを緩速回転させる。
これにより第1歯、第2歯を介して偏心スリーブは円形
偏心部を中心に回転し、クランク軸の中心から偏心スリ
ーブの中心までの距離が変更されることになる。このた
め、クランク軸の軸方向戻り移動でカップリングを連結
した後、メインモータで駆動軸を回転させ、さらにメイ
ンギヤを回転させると、スライドは新しいストロークで
上下動することになる。
〔実施例〕
以下に本発明の一実施例を添付図面に基づいて説明する
第1図はプレス機械のクラウン内部に配置されたクラン
ク軸1の周辺を示す断面図である。水平なりランク軸l
は偏心部2の両側に配置された軸受3,4で回転自在か
つ軸方向移動自在に支持され、偏心部2は、第2図の通
り、円形である。第1図の通りこの円形偏心部2の外周
には偏心スリーブ5が回転自在に嵌合され、偏心スリー
ブ5は、円形偏心部2に嵌合された円形部6と、この円
形部6の端部に設けられたフランジ部7とからなり、フ
ランジ部7の外周面には第1歯8が外歯として形成され
ている。
第1図、第2図において、クランク軸1の中心は01で
、円形偏心部2の中心は02である。偏心スリーブ5の
中心、すなわち円形部6の中心は03である。このため
偏心スリーブ5は円形偏心部2に偏心して嵌合されてい
る。偏心スリーブ5の第1歯8は円形偏心部2と同心で
形成されている。偏心スリーブ5の円形部6の外周には
コンロッド9の上部の孔9Aが嵌合され、このコンロッ
ド9の下部には第2図で示したスライド10が連結され
る。これによりクランク軸1の円形偏心部2に偏心スリ
ーブ5とコンロッド9とを介してスライドlOが連結さ
れる。
第1図においてクランク軸l上にはメインギヤ11がク
ランク軸lと同心で配置され、このメインギヤ11は外
歯ギヤ部材12)内歯ギヤ部材13、回転部材14をボ
ルト15、ピン16で結合一体化することにより構成さ
れる。内歯ギヤ部材13の内歯は第2歯17であり、こ
の第2歯17はクランク軸lと同心である。偏心スリー
ブ5の前記フランジ部7は内歯キャ部材13の内部に挿
入され、第2図の通り第1歯8と第2歯17は一部にお
いて噛み合っている。
メインギヤ11の回転部材14は軸方向はぼ中央部に前
記軸受3を嵌合した環状溝14Aを備え、この環状溝1
4Aの両端にフランジ部14B、14Cが形成され、こ
のためメインギヤ11は前記2個の軸受3,4のうち一
方の軸受3を越えて突出したフランジ部I4Bによる先
部11Aを有している。また、クランク軸1は回転部材
14を貫通しているため、クランク軸1も軸受3を越え
て突出した先部】Aを有している。
メインギヤ11の先部1.IAの内周面には内歯18が
形成されている。またクランク軸1の先部IAにはカッ
プリング部材19か固設され、このカップリング部材1
9の外周面に内歯18と同数の外歯20が形成されてい
る。これらの内歯18と外歯20とによりクランク軸1
とメンイギャ11とを連結、分離自在とするカップリン
グ21が構成される。
前記軸受4には取付板22を介して油圧アクチュエータ
23が取り付けられ、二の油圧アクチュエータ23のピ
ストンロッド23Aの先端はベアリング24を介してク
ランク軸1に回転自在に連結される。油圧アクチュエー
タ23は切換弁25を介して油圧源26と油タンク27
とに接続され、切換弁25を切り換えるとピストンロッ
ド23Aが往復動するため、クランク軸1は軸受3,4
で支持されながら軸方向に往復動することになる。
このため油圧アクチュエータ23や切換弁25等により
、クランク軸lを軸方向に移動させるためのクランク軸
移動手段28が構成される。クランク軸1が第1図中立
移動すると、カップリング21は分離する。
前記カップリング部材19の端面には穴29が設けられ
、一方、プレス機械のフレーム30にはピン31がカッ
プリング部材19に向かって突設されている。クランク
軸lを穴29とピン31とが軸方向に対面する所定角度
まで回動させた後、クランク軸移動手段28によりクラ
ンク軸1を第1図中立移動させると穴29にピン31が
挿入し、これによりクランク軸1は回転できないように
なる。このため穴29とピン31とにより、クランク軸
1の回転を阻止するためのクランク軸回転阻止手段32
が構成される。
第1図に示されているようにクランク軸1と平行に駆動
軸33か設けられ、この駆動軸33の一方の端部にはメ
インクラッチを介してフライホイール34が接続され、
他方の端部にはブレーキ35が設けられる。フライホイ
ール34はベルトを介して図示しないメインモータに接
続されており、ブレーキ35が設けられた駆動軸33の
端部には緩速モータ用クラッチを介して緩速モータ36
が接続されている。メインクラッチをオン、ブレーキ3
5をオフ、緩速モータ用クラッチをオフにした後、メイ
ンモータを駆動させるとフライホイール34、メインク
ラッチを介して駆動軸33が回転する。一方、メインク
ラッチをオフ、ブレーキ35をオフ、緩速モータ用クラ
ッチをオンにした後、緩速モータ36を駆動させると、
緩速モータ36の駆動力が駆動軸33に伝達され、駆動
軸33は緩速回転する。第2図の通り、駆動軸33に固
設された駆動ギヤ37は前記メインギヤ11と噛み合い
、このため駆動軸33が回転するとこの回転かメインギ
ヤ11に伝達される。
前記メインモータと緩速モータ36は共に前記スライド
10を上下動させるためのものであるが、メインモータ
はプレス加工のためにスライド10を上下動させるもの
であり、緩速モータ36は、本来、金型交換を行ったと
きに金型調整等のためにスライド10を緩速で上下動さ
せるためにプレス機械に取り付けられているものである
第2図に示されている通りクランク軸lは平行に2本設
けられている。これらのクランク軸1毎に第1図で示し
た偏心スリーブ5やメインギヤ11等が設けられて各ク
ランク軸1周囲は同一構造で構成されており、各クラン
ク軸I土に配置されたメインギヤ1工は互いに噛み合っ
ている。駆動軸33により一方のメインギヤ11が回転
すると他方のメインギヤ11も回転するようになってい
る。それぞれのクランク軸1毎に設けられた円形偏心部
2)偏心スリーブ5は第2図中左右対称の位置関係に設
定されている。
このように本実施例に係るプレス機械は、2本の平行な
りランク軸1に各1本のコンロッド9を設けた2点プレ
ス機械になっている。
以下に作用について説明する。
プレス加工を行う場合には、第1図の通りカップリング
21を連結させた後、メインクラッチをオン、ブレーキ
35をオフ、緩速モータ用クラッチをオフにし、そして
メインモータを駆動させる。
これにより駆動軸33の回転で一方のメインギヤ11が
回転し、さらに他方のメインギヤ11も回転し、2個の
メインギヤ11は互いに逆回転する。
このようにメインギヤ11か回転すると、カップリング
21を介してメインギヤ11に連結されているクランク
軸1も回転し、さらに前述した第1歯8と第2歯17を
介してメインギヤ11に接続されている偏心スリーブ5
も回転し、これら11゜1.5が一体となって回転する
。この結果、偏心スリーブ5の円形部6に上端が嵌合さ
れているコンロッド9を介してスライド10は、クラン
ク軸1の中心01から偏心スリーブ5の中心03までの
距離L1の2倍のストロークで上下動することになる。
プレス加工終了後、スライドストロークを変更する場合
には、第4図で示すフローチャートのように各作業を順
番に行う。
まず、クランク軸1の回転を前記穴29とピン31とが
軸方向にほぼ一致して対面する角度位置、すなわち本実
施例では上死点近くでブレーキ35により停止させる。
ついでメインクラッチをオフ、ブレーキ35をオフ、緩
速モータ用スイッチクラッチをオンにし、緩速モータ3
6の駆動により駆動軸33でプレス加工時と同様にメイ
ンギヤ11、クランク軸1、偏心スリーブ5を一体に回
転させ、上死点で、すなわち穴29とピン31とか軸方
向に正確に一致した位置で緩速モータ36を停止させる
。この後、前記クランク軸移動手段28の油圧アクチュ
エータ23によりクランク軸lを第1図中立移動させ、
これにより、第3図に示されてイル通り、カップリング
21を分離させるとともに・穴29にピン31を挿入し
、これによって前記クランク軸回転阻止手段32により
クランク軸1か回転しないようにする。
ついで緩速モータ36を再ひ駆動させ、駆動軸33によ
りメインギヤ11を緩速回転させる。このと1にはカッ
プリング21は分離しているため、メインギヤ11の回
転はクランク軸1に伝達されず・メインギヤ11の回転
は第1歯8と第2歯17を介して偏心スリーブ5だけに
伝達される。偏心スリーブ5は偏心スリーブ5が嵌合し
ているクランク軸lの前記円形偏心部2を中心に回動す
る。
このとき、クランク軸lは前記クランク軸回転阻止手段
32で回転か阻止されているため回動することはない。
偏心スリーブ5が円形偏心部2を中心に回動ずルト、第
2図で示した偏心スリーブ5の中心03は円形偏心部2
の中心02を中心とした円穴上を移動する。中心03か
所定の位置、本実施例では○′3の位置に達したとき、
言い換えると、クランク軸lの中心01から偏心スリー
ブ5の中心03までの距離かL2となったとき、クラン
ク軸移動手段28の油圧アクチュエータ23によりクラ
ンク軸1を第3図中容移動させ、これによりピン31を
穴29から抜くとともに、カップリング′21を連結さ
せる。
これにより、継続して駆動されている緩速モータ36の
駆動力によってメインギヤ11、クランク軸1、偏心ス
リーブ5は一体となって回動し始める。中心○′3が中
心0+の真上に達したとき、すなわち新たな上死点に復
帰したとき、緩速モータ36を停止させる。これにより
スライドストロークの調整作業は終了する。
メインクラッチをオン、ブレーキ35をオフ、緩速モー
タ用クラッチをオフにし1、メインモータで駆動軸33
を回転させてメインギヤ11、クランク軸1、偏心スリ
ーブ5を一体に回転させると、コンロッド9を介してス
ライドIOは前記距離L2の2倍のストロークで上下動
することになる。
なお、以上のようにスライドストロークの調整作業を行
うと、コンロッド9の実質的長さか変化するため、スラ
イドアジャスト装置を構成する第2図のスクリュー9B
によりコンロッド9の長さを修正し、所定のダイハイド
を得られるようにする。この作業は緩速モータ36によ
る前記スライドストロークの調整作業中に行う。
以上説明した本実施例によれば、スライドストロークの
調整作業をクランク軸移動手段28によるクランク軸1
の軸方向移動や緩速モータ36によるメインギヤ11等
の回転によって行え、この作業を簡単かつ短時間で行う
ことができ、このためスライドストローク調整作業の作
業性か向上し、またクランク軸移動手段28や緩速モー
タ36を制御装置で自動制御するようにすれば、作業の
全自動化を達成することもできる。
また、スライドストローク調整作業は緩速モータ36を
駆動源として行われ、この緩速モータ36は、前述した
通り、金型交換時の金型調整等のためにスライド10を
緩速で上下動させるもので、もともとプレス機械に設け
られているため、スライドストローク調整作業を特別の
駆動源を設けなくても行なえる。
また、カップリング21はクランク軸1を支持する2個
の軸受3,4の間に配置されておらず、これらの軸受3
,4のうちの一方の軸受3を越えて突出したメインギヤ
11の先部1 ]、、 Aとクランク軸1の先部IAと
の間に設けられているため、クランク軸1とメインギヤ
11とかどのような回転方向の位置関係になっていても
クランク軸1の軸方向移動でカップリング21の内歯1
8と外歯20とか正常に連結、分離するようにするため
のカップリング21の噛み合い調整作業、具体的には外
歯20が設けられたカップリング部材19のクランク軸
1に対する回転方向取付位置調整作業や、内歯18、外
歯20の面取り加工作業等を容易に行なえるようになる
さらに、平行に2本設けられたクランク軸1のそれぞれ
のメインギヤ11は互いに噛み合っているため、1本の
駆動軸33からの駆動力によって一方のメインギヤ11
を回転させれば他方のメインギヤ11も同時に回転し、
それぞれのクランク軸lに設けられたコンロッド9につ
いてのスライドストロークの調整作業を同時にかつ同し
量だけ行なえるようになり、スライドストローク調整作
業を各コンロッド9について同調した作業とすることか
できる。
第5図は本発明の別実施例を示す。この実施例では、ク
ランク軸4Iの円形偏心部42に嵌合された偏心スリー
ブ45の第1歯48は内歯となっており、この第1歯4
8と噛み合うメインギヤ51の第2歯57は外歯となっ
ている。またメインギヤ51を構成する外歯ギヤ部材5
2と内歯キャ部材53はクランク軸41を支持する2個
の軸受43.44のうちの一方の軸受43を越えて突出
した位置に配置され、内歯ギヤ部材53の内歯58とク
ランク軸41に固設されたカップリング部材59の外歯
60とでカップリング61か構成されている。
以上説明した各実施例では、カップリングはメインギヤ
側の内歯とクランク軸側の外歯とで構成されていたか、
これらの内歯、外歯を逆にすることもでき、またカップ
リングを軸方向に延ひる歯ではなくて半径方向に延ひる
歯の噛み合いによって構成することもてきる。
また、本発明に係る装置は4点プレス機械、すなわち各
1本のクランク軸に2本のコンロッドを設け、クランク
軸を2本としたプレス機械にも適用でき、また、クラン
ク軸が1本で、このクランク軸に1本または複数本のコ
ンロッドが設けられたプレス機械にも適用できる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、スライドの上下動ストロークの調整作
業を簡単にまた短時間で行なえるようになり、この作業
の自動化も達成可能となる。
また、クランク軸の軸方向の移動で連結、分離するカッ
プリングはクランク軸を支持する2個の軸受のうち一方
の軸受を越えて突出したクランク軸の先部とメインギヤ
の先部との間に設けられているため、カップリングの噛
み合い調整作業を容易に行なえるようになる。
さらに、平行に2本設けられたクランク軸のそれぞれの
メインギヤが互いに噛み合っているため、1本の駆動軸
からの駆動力か一方のメインギヤから他方のメインギヤ
に伝達され、これによりそれぞれのコンロッドについて
スライドストロークを同時にかつ同し量だけ変更できる
ようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る装置を示すクランク軸
周辺の縦断面図、第2図は2本の平行なりランク軸を軸
方向端面側から見た図で、スライドストローク調整作業
の原理を示す図、第3図はクランク軸が軸方向移動した
後を示す第1図と同様の図、第4図はスライド調整作業
のフローチャートを示す図、第5図は別実施例に係る装
置を示す第1図と同様の図である。 1.41・・・クランク軸、2,42・・・円形偏心部
、3.4..43.44・・・軸受、5445・・・偏
心スリーブ、8,48・・・第1歯、9・・・コンロッ
ド、10・・・スライド、11.51・・・メインギヤ
、17,57・・・第2歯、21.61・・・カップリ
ング、23・・・油圧アクチュエータ、28・・・クラ
ンク軸移動手段、29・・・穴、31・・・ピン、32
・・・クランク軸回転阻止手段、33・・・駆動軸、3
6・・・緩速モータ、01・・・クランク軸の中心、0
2・・・円形偏心部の中心、0、・・・偏心スリーブの
中心。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)円形偏心部を備えたクランク軸と、この円形偏心
    部の外周に偏心して嵌合された偏心スリーブと、この偏
    心スリーブの外周に上部が嵌合され、下部にスライドが
    連結されたコンロッドとを含んで構成され、前記円形偏
    心部に対する前記偏心スリーブの回動でこれらの円形偏
    心部と偏心スリーブとの角度位相を変更して前記クラン
    ク軸の回転による前記スライドの上下動のストロークを
    調整するプレス機械のスライドストローク調整装置にお
    いて、前記偏心スリーブに前記円形偏心部と同心で設け
    られた第1歯と、前記クランク軸上にこのクランク軸と
    同心で配置され、メインモータおよび緩速モータの駆動
    力が伝達される駆動軸で回転するメインギヤと、このメ
    インギヤに前記クランク軸と同心で設けられ、かつ第1
    歯と噛み合う第2歯と、前記クランク軸を軸方向に移動
    させるクランク軸移動手段と、前記クランク軸と前記メ
    インギヤとの間に設けられ、クランク軸の軸方向移動に
    よりこれらのクランク軸とメインギヤとを分離、連結す
    るカップリングと、軸方向移動した前記クランク軸の回
    転を阻止するクランク軸回転阻止手段とを備えているこ
    とを特徴とするプレス機械のスライドストローク調整装
    置。
  2. (2)特許請求の範囲第1項において、前記クランク軸
    は前記円形偏心部の両側の軸受で回転自在かつ軸方向移
    動自在に支持され、前記カップリングは、前記軸受のう
    ち一方の軸受を越えて突出した前記クランク軸および前
    記メインギヤの各先部の間に内歯外歯構造で設けられて
    いることを特徴とするプレス機械のスライドストローク
    調整装置。
  3. (3)特許請求の範囲第1項または第2項において、前
    記駆動軸は1本で、前記クランク軸は平行に2本あり、
    これらのクランク軸上に配置された前記メインギヤは互
    いに噛み合い、前記駆動軸からの駆動力で回転する一方
    のメインギヤから他方のメインギヤに回転力が伝達され
    ることを特徴とするプレス機械のスライドストローク調
    整装置。
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