JPH0413499A - プレス機械のスライドストローク調整装置 - Google Patents

プレス機械のスライドストローク調整装置

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JPH0413499A
JPH0413499A JP11539190A JP11539190A JPH0413499A JP H0413499 A JPH0413499 A JP H0413499A JP 11539190 A JP11539190 A JP 11539190A JP 11539190 A JP11539190 A JP 11539190A JP H0413499 A JPH0413499 A JP H0413499A
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JP
Japan
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crankshaft
main gear
slide
eccentric
tooth
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Pending
Application number
JP11539190A
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English (en)
Inventor
Masakatsu Shiga
志賀 正勝
Naonori Taniguchi
直則 谷口
Noriyuki Shimizu
則之 清水
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Aida Engineering Ltd
Original Assignee
Aida Engineering Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0413499A publication Critical patent/JPH0413499A/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B1/00Presses, using a press ram, characterised by the features of the drive therefor, pressure being transmitted directly, or through simple thrust or tension members only, to the press ram or platen
    • B30B1/26Presses, using a press ram, characterised by the features of the drive therefor, pressure being transmitted directly, or through simple thrust or tension members only, to the press ram or platen by cams, eccentrics, or cranks
    • B30B1/263Presses, using a press ram, characterised by the features of the drive therefor, pressure being transmitted directly, or through simple thrust or tension members only, to the press ram or platen by cams, eccentrics, or cranks work stroke adjustment means

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Presses And Accessory Devices Thereof (AREA)
  • Press Drives And Press Lines (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、プレス機械のスライドの上下動ストロークを
調整するための装置に関する。
〔背景技術〕
プレス品の生産効率をプレス品の大きさや種類等に応じ
て高めたり、1台のプレス機械に汎用性を具備させるた
めに、スライドの上下動ストロークを変更できるように
した装置が提案されている(実公昭54−42305、
実公昭55−13039)。これらの装置では、スライ
ドを上下動させるクランク軸の円形偏心部の外周に偏心
スリーブを偏心させて嵌合し、この偏心スリーブの外周
にコンロッドの上部を嵌合してコンロッドの下部にスラ
イドを連結し、円形偏心部に対して偏心スリーブを回動
させることによりこれらの円形偏心部と偏心スリーブと
の角度位相の変更を行い、これによりクランク軸の回転
によるスライドの上下動のストロークを調整するように
している。
前記従来装置では、円形偏心部に対する偏心スリーブの
回動は作業者が工具等により偏心スリーブを手作業で回
すことにより行われている。
これに対して本出願人は特願平2−54744として、
円形偏心部に対する偏心スリーブの回動を手作業によら
ず自動作業として行われるようにした装置を提案した。
この装置では、クランク軸上にメインギヤが配置され、
偏心スリーブの第1歯とメインギヤの第2歯とが噛み合
い、またメインギヤとクランク軸との間にはカップリン
クが設けられ、クランク軸は軸方向に移動自在であって
、クランク軸を軸方向に移動させると、カップリングに
よるメインギヤとクランク軸との連結か解除され、この
状態において、クランク軸回転阻止手段によりクランク
軸が回転しない状態にしなからメインギヤをモータで回
動させると、第1歯、第2歯を介して偏心スリーブが前
記円形偏心部に対して回動することになる。
また特願平2−54744の装置では、クランク軸の一
方の端部にクランク軸を軸方向に移動させるための油圧
アクチュエータによるクランク軸移動手段が設けられ、
またクランク軸の他方の端部には前記クランク軸回転阻
止手段か設けられている。
〔発明が解決しようとする課題〕
プレス機械には材料を金型に送るためのロールフィーダ
ーやトランスファフィーダー等の材料供給手段が設けら
れ、この材料供給手段はスライドの上下動と同調して作
動させなければならないため、−船釣に、スライドを上
下動させるクランク軸の端部に偏心板やカム板を取り付
け、これらによりクランク軸の駆動力を取り出して材料
供給手段に伝達することが行われている。
特願平2−54744では、前述の通り、クランク軸の
一方の端部にはクランク軸移動手段が、他方の端部には
クランク軸回転阻止手段がそれぞれ設けられているため
、材料供給手段をスライドの上下動と同調させて作動さ
せるための偏心板やカム板等をクランク軸に取り付ける
ことが困難な構造となっており、このため、偏心板やカ
ム板の取り付けが可能となるスライドストローク調整装
置が必要となっている。
本発明の目的は、材料供給装置をスライドの上下動と同
調させて作動させるための偏心板やカム板等をクランク
軸に取り付けることが可能になるプレス機械のスライド
ストローク調整装置を提供するところにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、クランク軸に設けられた円形偏心部の外周に
偏心スリーブを偏心させて嵌合し、この偏心スリーブの
外周に上部が嵌合されたコンロッドの下部にスライドを
連結し、前記円形偏心部に対する前記偏心スリーブの回
動によって円形偏心部と偏心スリーブとの角度位相を変
更することにより、前記クランク軸の回転によるスライ
ドの上下動ストロークを調整するプレス機械のスライド
ストローク調整装置において、前記偏心スリーブに前記
円形偏心部と同心の第1歯を設け、前記クランク軸上に
メインモータおよび緩速モータからの駆動力が伝達され
るメインギヤをクランク軸と同心で配置し、このメイン
ギヤにクランク軸と同心であって第1歯と噛み合う第2
歯を設け、クランク軸上にスライダ部材をクランク軸の
軸方向に移動自在に配置し、このスライダ部材にスライ
ダ部材の移動により前記クランク軸と前記メインギヤと
分離、速結するカップリング部材をクランク軸とメイン
ギヤとの間において設け、メインギヤから分離されたク
ランク軸の回転をアクチュエータで進退動するピン等に
よるクランク軸回転阻止手段により阻止するようにした
ことを特徴とするものである。
〔作用〕
プレス加工を行う場合には、カップリング部材でクラン
ク軸とメインギヤとを連結した後、メインギヤを回転さ
せる。これにより、メインギヤと偏心スリーブとは第1
歯、第2歯を介して連結されているため、メインギヤ、
偏心スリーブ、クランク軸は一体となって回転し、クラ
ンク軸の中心から偏心スリーブの中心までの距離の2倍
のストロークでスライドは上下動する。
スライドストロークを変更する場合には、スライダ部材
を移動させることによりカップリング部材によるクラン
ク軸とメインギヤとの連結を解除し、またクランク軸回
転阻止手段によりクランク軸が回転しないようにした後
、メインギヤを回転させる。これにより第1歯、第2歯
を介して偏心スリーブは前記円形偏心部を中心に回転し
てこれらの偏心スリーブと円形偏心部との角度位相か変
わり、クランク軸の中心から偏心スリーブの中心までの
距離が変化する。このため、スライダ部材を戻り移動さ
せてカップリンク部材でクランク軸とメインギヤとを連
結し、クランク軸回転阻止手段によるクランク軸の回転
阻止を解除した後、メインギヤでクランク軸を回転させ
ると、スライドは新しいストロークで上下動することに
なる。
〔実施例〕
以下に本発明の一実施例を添付図面に基ついて説明する
第1図はプレス機械のクラウン内部に配置されたクラン
ク軸1の周辺を示す断面図である。フレーム2に取り付
けられた2個の軸受3,4で水平なりランク軸1は回転
自在に支持され、クランク軸1の偏心部5は軸受3,4
の間に配置されている。この偏心部5は、第2図で明ら
かな通り、円形である。第1図の通りこの円形偏心部5
の外周には偏心スリーブ6が回転自在に嵌合され、偏心
スリーブ6は円形偏心部5に嵌合された円形部7と、こ
の円形部7の端部のリンク部8とからなり、リング部8
の内周面には第1歯9が内歯として形成され、第1歯9
は円形偏心部5と同心になっている。
第1図、第2図において、クランク軸lの中心は01で
、円形偏心部5の中心は02である。偏心スリーブ6の
中心、すなわち円形部7の中心は03である。このため
、偏心スリーブ6は円形偏心部5に偏心して嵌合されて
いる。偏心スリーブ6の円形部7の外周にはコンロッド
10の上部の孔10Aが嵌合され、このコンロッド10
の下部には第2図で示したスライド11が連結される。
これによりスライド11はコンロッド10と偏心スリー
ブ6を介してクランク軸1の円形偏心部5に連結されて
いる。
第1図において、クランク軸l上にはクランク軸lと同
心にメインギヤ12が配置され、このメインギヤ12は
外側のリング部材13と内側の回転部材14とをボルト
15.  ピン16で結合一体色したものである。リン
グ部材13の外周には外歯17が、また内周には内歯1
8がそれぞれ形成されている。クランク軸lの外周に嵌
合された回転部材14は前記軸受3を軸方向に貫通する
長さを有し、軸方向はぼ中央の環状溝19において軸受
3に回転自在に支持されている。クランク軸1の円形偏
心部5側に突出した回転部材14の端部には第2歯20
が外歯として形成され、この第2歯20はクランク軸1
と同心であって、前記偏心スリーブ6の第1歯9と一部
において噛み合うものとなっている。
クランク軸1の第1図中左側の端部は前記軸受3から突
出し、この端部の外周にハブ部材21がキー等により固
設されている。このハブ部材21の軸受3側の端部の外
周には外歯22か形成され、この外歯22はメインギヤ
12のリンク部材13に形成されている前記内歯18と
クランク軸1の軸径方向に対向している。ハブ部材21
の外周にはピストン部23を備える筒部材24が固設さ
れ、この筒部材24の外周にはピストン部23の外側に
おいてスライダ部材25がクランク軸1の軸方向に移動
自在に嵌合されている。筒部材24とスライダ部材25
との間にはピストン部23の両側において油室26,2
7が形成されている。
クランク軸1の第1図中左側の先端面には油圧回路28
.29が接続されたロータリジヨイント30が取り付け
られ、このロータリジヨイント30からはクランク軸1
等の内部に形成された油路31.32が油室26,27
まで延び、このため、油路31,32等により油室26
,27に油が給排されることにより、スライダ部材25
はクランク軸1の軸方向に油圧で往復動するようになっ
ている(第3図参照)。
スライダ部材25の軸受3側の端部にはボルト33、ピ
ン34でカップリング部材35が結合され、このカップ
リング部材35はリンク状であってメインギヤ12のリ
ング部材13とハブ部材21との間に挿入可能となって
おり、その外周面には外歯36が、内周面には内歯37
がそれぞれ形成されている。第1図の通りスライダ部材
25が軸受3側に移動した場合には、外歯36はメイン
ギヤ12のリング部材13に形成された内歯18と噛み
合うとともに、内歯37はハブ部材21の外歯22と噛
み合うようになっている。
このように外歯36と内歯18および内歯37と外歯2
2が噛み合ったときには、メインギヤ12とクランク軸
1とはカップリング部材35、ノ1ブ部材21を介して
連結されることになる。一方、第3図の通りスライダ部
材25が軸受3とは反対側に移動したときにはこれらの
噛み合いが解除されるため、メインギヤ12とクランク
軸lとは分離されることになる。
第1図の通り、前記フレーム2にはブラケット38を介
して油圧アクチュエータ39が取り付けられ、この油圧
アクチュエータ39の本体40内に水平移動可能に収納
されたピストンロッド41の先部はピン42となってお
り、ピストン43で区画された本体40内の油室44.
45に油が給排されることによりピン42は水平方向に
進退動する。前記ハブ部材21の先端面にはボルト46
でエンドプレート47が取り付けられ、このエンドプレ
ート47には孔48が形成され、孔48はクランク軸1
1ハブ部材21が所定角度まで回動するとピン42と水
平方向に対向するようになっている。
油圧44.45に油が給排される油圧アクチュエータ3
9によりピン42が突出すると、ピン42は孔48に挿
入しく第3図参照)、これによりクランク軸lは回転で
きなくなるため、油圧アクチュエータ39、ピン42、
孔48によりクランク軸回転阻止手段49が構成される
第1図の通りクランク軸1と平行に駆動軸50が設けら
れ、この駆動軸50の一方の端部にはメインクラッチを
介してフライホイール51が接続され、他方の端部には
ブレーキ52が設けられる。
フライホイール51はベルトを介して図示しないメイン
モータに接続されており、ブレーキ52が設けられた駆
動軸50の端部には緩速モータ用クラッチを介して緩速
モータ53が接続されている。
メインクラッチをオン、ブレーキ52をオフ、緩速モー
タ用クラッチをオフにした後、メインモータを駆動させ
るとフライホイール51、メインクラッチを介して駆動
軸50が回転する。一方、メインクラッチをオフ、ブレ
ーキ52をオフ、緩速モータ用クラッチをオンにした後
、緩速モータ53を駆動させると、緩速モータ53の駆
動力は駆動軸50に伝達され、駆動軸50は緩速回転す
る。
第2図の通り、駆動軸50には前記メインギヤ12と噛
み合う駆動ギヤ54が固設され、このため駆動軸50の
回転はメインギヤ12に伝達される。
前記メインモータと緩速モータ53は共に前記スライド
11を上下動させるためのものであるが、メインモータ
はプレス加工のためにスライド11を上下動させるもの
であり、緩速モータ53は、本来、金型交換を行ったと
きに金型調整等のためにスライド11を緩速で上下動さ
せるためにプレス機械に取り付けられているものである
第2図に示されている通りクランク軸lは平行に2本あ
り、これらのクランク軸1毎に第1図で示した偏心スリ
ーブ6やメインギヤ12等が設けられ、それぞれのクラ
ンク軸1の周囲は同一構造で構成され、これらのクラン
ク軸l上に配置されたメインギヤ12は互いに噛み合っ
ている。このため、駆動軸50からの駆動力で一方のメ
インギヤ12が回転すると他方のメインギヤ12も回転
するようになっている。
以上のことから、本実施例に係るプレス機械は、2本の
平行なりランク軸1に各1本のコンロッド10を設けた
2点プレス機械になっている。
以下に作用について説明する。
プレス加工を行う場合には、第1図の通り、スライダ部
材25を軸受3側に移動させることによりクランク軸l
とメインギヤ12とをカップリング部材35、ハブ部材
21を介して連結し、かつ、クランク軸回転阻止手段4
9のピン42を後退させておく。メインクラッチはオン
、ブレーキ52はオフ、緩速モータ用クラッチはオフに
し、そしてメインモータを駆動させると、駆動軸50の
回転により一方のメインギヤ12が回転し、さらに他方
のメインギヤ12も回転し、これらは互いに逆回転する
。このようにメインギヤ12が回転すると、カップリン
グ部材35、ハブ部材21を介してクランク軸1も回転
し、さらに前述した第1歯9と第2歯20とを介してメ
インギヤ11に接続されている偏心スリーブ6も回転し
、これらのメインギヤ12、クランク軸1、偏心スリー
ブ6が一体となって回転する。この結果、偏心スリーブ
6の円形部7に上部が嵌合されているコンロッド10を
介してスライド11は上下動する。スライド11の上下
動ストロークは、クランク軸1の中心01から偏心スリ
ーブ6の中心03までの距離Ll  (第2図参照)の
2倍である。
プレス加工終了後、スライドストロークを変更する場合
には、以下の通り行う。
まずメインモータでクランク軸1を前記ピン42と孔4
8とがクランク軸1の軸方向にほぼ一致する位置まで回
転させてブレーキ52で停止させる。ついでメインクラ
ッチをオフ、ブレーキ52をオフ、緩速モータ用クラッ
チをオンにし、緩速モータ53で駆動軸50を回転させ
、これによりピン52と孔48とをクランク軸lの軸方
向に正確に一致させ、緩速モータ53を停止させる。こ
の後、油圧アクチュエータ39によりピン42を第3図
の通り前進させて孔48に挿入する。また、スライダ部
材25を軸受3とは反対側に移動させ、これによりカッ
プリング部材35をメインギヤ12とハブ部材21との
間から抜き出し、クランク軸lとメインギヤ12とを分
離させる。
ついで緩速モータ53を再び駆動させ、駆動軸50によ
りメインギヤ12を緩速回転させる。この時にはクラン
ク軸1はメインギヤ12から分離されているため、メイ
ンギヤ12の回転は第1歯9と第2歯20とを介して偏
心スリーブ6だけに伝達され、クランク軸1はクランク
軸回転阻止手段49のピン42によって回転が阻止され
ているため、回転することはない。
メインギヤ12による偏心スリーブ6の回転はこの偏心
スリーブ6か嵌合されているクランク軸1の円形偏心部
5を中心に行われ、このため第2図の通り偏心スリーブ
6の中心03は円形偏心部5の中心02を中心とする円
A上を移動し、円形偏心部5と偏心スリーブ6との角度
位相が変更される。中心03が所定の位置、本実施例で
はO′3の位置に達した時、言い換えると、クランク軸
1の中心01から偏心スリーブ6の中心03までの距離
がL2となった時、スライダ部材25を軸受3側に移動
させてカップリング部材35でクランク軸1とメインギ
ヤ12とを連結するとともに、油圧アクチュエータ39
でピン42を後退させ、ピン42を孔48から抜く。こ
れにより、継続して駆動されている緩速モータ53の駆
動力によってメインギヤ12、クランク軸1、偏心スリ
ーブ6は一体となって回転し始め、中心0′3が中心0
1の真上に達した時、すなわちスライド11が上死点に
達した時、緩速モータ53を停止させる。
これによりスライドストロークの調整作業は終了する。
メインクラッチをオン、ブレーキ52をオフ、緩速モー
タ用クラッチをオフにし、メインモータで駆動軸50を
回転させると、スライド10は前記距離L2の2倍のス
トロークで上下動することになる。
なお、以上のようにスライドストロークの調整作業を行
うと、コンロッド10の実質的長さが変化するため、ス
ライドアジャスト装置を構成する第2図のスクリュー1
0Bによりコンロッド10の長さを調整し、所定のダイ
ハイドを得られるようにする。この作業は緩速モータ5
3による前記スライドストロークの調整作業中に行う。
以上説明したように本実施例によれば、クランク軸lと
メインギヤ12との連結、分離は、クランク1の軸方向
に移動自在に設けられたスライダ部材25にカップリン
グ部材35を設け、スライダ部材25の移動により行う
ようにしたため、クランク軸1は、特願平2−5474
4と異なり、軸方向に移動させる必要がなくなり、この
ためクランク軸1の第1図、第2図中右側の端部IAに
油圧アクチュエータ等を設ける必要がなくなり、この端
部IAにプレス機械の機能上必要とされる部材、例えば
プレス機械に材料を供給するためのロールフィーダやト
ランスファフィーダをスライド11の上下動と同調させ
て作動させるための偏心板やカム板等の部材を取り付け
ることができる。
また、スライドストローク調整作業は緩速モータ53を
駆動源として行われ、この緩速モータ53は前述の通り
金型交換時の金型調整等のためにスライド11を緩速で
上下動させるもので、もともとプレス機械に設けられて
いるものであるため、スライドストローク調整作業を特
別の駆動源を設けなくても行える。
以上説明した本実施例では、カップリンク部材35の外
歯36にメインギヤ12の内歯18が噛み合い、またカ
ップリング部材35の内歯37にクランク軸1側の部材
であるハブ部材21の外歯22が噛み合っていたが、メ
インギヤの歯を外歯とし、クランク軸側の部材の歯を内
歯とした構造にすることもできる。
また、前記実施例ではカップリング部材35は内外周に
歯か形成された歯車状となっていたが、本発明はこれに
限定されるものではなく、例えばピンと孔あるいは凹部
と凸部等の係合手段によりクランク軸とメインギヤとを
分離、連結自在とするカップリング部材でもよい。
さらに前記実施例では第1歯9は内歯で、第2歯20は
外歯となっていたが、これを逆にすることもできる。
また、前記実施例のプレス機械はクランク軸1が2本設
けられたものとなっていたが、本発明はクランク軸が1
本のプレス機械にも適用でき、この1本のクランク軸に
2本のコンロッドが設けられていてもよい。
〔発明の効果〕
本発明によれば、クランク軸の一方の端部にはスライド
ストローク調整装置を構成する油圧アクチュエータ等の
部材や手段を取り付ける必要がなくなるため、この端部
に材料供給装置をスライドの上下動と同調させて作動さ
せるための偏心板やカム板を取り付けることができるよ
うになる。
ランク軸周辺の縦断面図、第2図はクランク軸の軸方向
端面から見た図で、スライドストロークの調整原理を示
す図、第3図はスライドストローク調整作業を行うとき
の状態を示す第1図と同様の図である。
■・・・クランク軸、5・・・円形偏心部、6・・・偏
心スリーブ、9・・・第1歯、10・・・コンロット、
11・・・スライド、12・・・メインギヤ、20・・
・第2歯、25・・・スライダ部材、35・・・カップ
リング部材、49・・・クランク軸回転阻止手段、01
・・・クランク軸の中心、0□・・・円形偏心部の中心
、03・・・偏心スリーブの中心。
出願人 アイダエンジニアリング株式会社代理人 弁理
士 木下 實三 (ほか2名)
【図面の簡単な説明】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)円形偏心部を備えたクランク軸と、この円形偏心
    部の外周に偏心して嵌合された偏心スリーブと、この偏
    心スリーブの外周に上部が嵌合され、下部にスライドが
    連結されたコンロッドとを含んで構成され、前記円形偏
    心部に対する前記偏心スリーブの回動でこれらの円形偏
    心部と偏心スリーブとの角度位相を変更して前記クラン
    ク軸の回転による前記スライドの上下動のストロークを
    調整するプレス機械のスライドストローク調整装置にお
    いて、前記偏心スリーブに前記円形偏心部と同心で設け
    られた第1歯と、前記クランク軸上にこのクランク軸と
    同心で配置され、駆動力が伝達されるメインギヤと、こ
    のメインギヤに前記クランク軸と同心で設けられ、かつ
    第1歯と噛み合う第2歯と、前記クランク軸の軸方向に
    移動自在となったスライダ部材と、このスライダ部材に
    設けられ、スライダ部材の移動により前記クランク軸と
    前記メインギヤとを分離、連結するカップリング部材と
    、前記メインギヤから分離された前記クランク軸の回転
    を阻止するクランク軸回転阻止手段とを備えていること
    を特徴とするプレス機械のスライドストローク調整装置
JP11539190A 1990-05-01 1990-05-01 プレス機械のスライドストローク調整装置 Pending JPH0413499A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH07224433A (ja) * 1994-02-15 1995-08-22 Kyokado Eng Co Ltd 遮水幕施工方法及び装置
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