JPH03257809A - 積層コンデンサ及びその製造方法 - Google Patents

積層コンデンサ及びその製造方法

Info

Publication number
JPH03257809A
JPH03257809A JP2057300A JP5730090A JPH03257809A JP H03257809 A JPH03257809 A JP H03257809A JP 2057300 A JP2057300 A JP 2057300A JP 5730090 A JP5730090 A JP 5730090A JP H03257809 A JPH03257809 A JP H03257809A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
capacitor
fuse
internal electrode
capacitor element
multilayer capacitor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2057300A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2792012B2 (ja
Inventor
Kiyoji Handa
半田 喜代二
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Marcon Electronics Co Ltd
Original Assignee
Marcon Electronics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Marcon Electronics Co Ltd filed Critical Marcon Electronics Co Ltd
Priority to JP2057300A priority Critical patent/JP2792012B2/ja
Publication of JPH03257809A publication Critical patent/JPH03257809A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2792012B2 publication Critical patent/JP2792012B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ceramic Capacitors (AREA)
  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、誘電体の内部に内部電極層が埋め込まれてな
る積層コンデンサに係り、特に、保安機能としてヒユー
ズを有する積層コンデンサ及びその製造方法に関する。
[従来の技術] 積層コンデンサは、誘電体の内部に少なくとも2層以上
の内部電極層がその端部を露出させるように埋め込まれ
、内部電極層の端部が露出する誘電体表面に外部電極が
設けられてなる構造のコンデンサ素子を有している。
このような積層コンデンサにおいては、その使用中に、
コンデンサ素子の誘電体層の絶縁抵抗が低下し、短絡故
障が発生する場合がある。このように短絡故障が発生す
ると、誘電体層の一部分に電流が集中するため、ジュー
ル熱によってコンデンサが発熱し、基板を焼損したり、
同じ基板上の他の構成デバイスに熱的な悪影響を及ぼす
恐れがある。
二のような欠点を解決するために、従来、外部電極とリ
ード線の間にヒユーズを介在させる方法(第1の方法)
や、内部電極層の一部を狭くすることによってその部分
の抵抗を大きくし、ヒユーズ機能を持たせる方法(第2
の方法)などが提唱されている。
しかしながら、第1の方法は、コンデンサ素子が小型の
場合には、コンデンサ素子自体のスペースに対し、外部
電極とり−゛ド線の間にヒユーズが介在するスペースの
方が大きくなり、全体が大きくなってしまうという欠点
を有している。また、ヒユーズ自体の機械的強度が低い
ために外部電極とリード線の接続における機械的強度が
低くなり、信頼性に問題がある。さらに、コンデンサ素
子とリード線との間にヒユーズを接続するにあたっては
、多数個のコンデンサについて一括した接続作業を行う
ことができず、個々のコンデンサについて逐次接続作業
を行わなければならないため、量産性に劣り、コストが
高くつくという欠点もある。
このように欠点の多い第1の方法は、実用性が低く、実
際には採用されていないのが現状である。
また、第2の方法を採用しようとしても、元来、内部電
極層の材質は誘電体層と共に焼結可能な白金やパラジウ
ムなどの貴金属に限定されるため、内部電極層における
比抵抗の拡大は、その材質自体に基因して困難であり、
部分的に面積を狭くしても短絡電流による溶断を発生し
難く、実際に有効なヒユーズ機能を持たせることができ
ない。このため、第2の方法も、結局実用化されていな
い。
すなわち、従来技術においては、積層コンデンサに短絡
故障を生じた際に、このコンデンサをオプンモードにす
るような保安機能付の積層コンデンサは実現されていな
い。従って、前述の通り、従来の積層コンデンサにおい
ては、その使用中に短絡故障を生じると、誘電体層の一
部分に電流が集中するため、ジュール熱によってコンデ
ンサが発熱し、基板を焼損したり、同じ基板上の他の構
成デバイスに熱的な悪影響を及ぼすなどの危険性が高く
、信頼性に問題があった。
[発明が解決しようとする課題] 上記の通り、従来では、積層コンデンサが短絡故障を生
じた際に、このコンデンサをオープンモードにできるよ
うな、実用性の高い技術が存在しなかったため、積層コ
ンデンサにおいて、短絡故障を生じた場合に、基板や他
の構成デバイスに熱的な損傷を与える危険性が高いとい
う欠点があった。
本発明は、上記のような従来技術の課題を解決するため
に提案されたものであり、その目的は、積層コンデンサ
が短絡故障を生じた際に、このコンデンサを容易且つ確
実にオープンモードにできるような優れたヒユーズ機能
を、スペースの拡大や機械的強度の低下などを生じるこ
とのない簡略な構成によって実現することにより、小型
で、高信頼性を有し、量産性にも貢献し得るような、優
れた積層コンデンサを提供すると共に、そのための優れ
た製造方法を提供することである。
[課題を解決するための手段] 請求項1に記載の発明による積層コンデンサは、誘電体
の内部に、複数の内部電極層がその端部を露出させるよ
うに埋め込まれてなるコンデンサ素子を有する積層コン
デンサにおいて、コンデンサ素子が、第1、第2の複数
の内部電極層が埋め込まれてなる2個の積層コンデンサ
構造を有し、この2個の積層コンデンサ構造が、ヒユー
ズを介して直列に接続されていることを特徴としている
また、以上のような積層コンデンサを具体的に製造する
ための、請求項2に記載の本発明による積層コンデンサ
の製造方法は、長方形の複数の誘電体層と第1、第2の
複数の内部電極層を使用し、この第1、第2の複数の内
部電極層を、その端部が露出するように誘電体層を介し
て積層することにより、第1、第2の積層コンデンサ構
造を有する直方体のコンデンサ素子を形成するものとし
、さらに、この直方体のコンデンサ素子の形成に際し、
形成されるコンデンサ素子の、誘電体層の両側の短辺に
対応する両側の積層端面を第1、第2の端面A1,A2
とし、誘電体層の両側の長辺に対応する両側の積層側面
を第1、第2の側面B1゜B2とした場合に、第1の複
数の内部電極層を、その端部が第1の端面A1と第1の
側面B1に交互に露出するように誘電体層を介して積層
することにより、第1の積層コンデンサ構造を形成し、
第2の複数の内部電極層を、その端部が第2の端面A2
と第2の側面B2に交互に露出するように誘電体層を介
して積層することにより、第2の積層コンデンサ構造を
形成するものである。そして、このようにしてコンデン
サ素子を形成した後、形成されたコンデンサ素子の各面
A1.B1.A2゜B2における第1、第2の内部電極
層の露出部に、外部電極を形成し、さらにこの後、コン
デンサ素子の第1、第2の側面Bl、B2に形成された
外部電極間を、ヒユーズを介して直列に接続することを
特徴としている。
[作用] 以上のような構成を有する本発明の作用は次の通りであ
る。
まず、請求項1に記載の積層コンデンサにおいては、単
体のコンデンサ素子内に2個の積層コンデンサ構造を設
け、この間をヒユーズを介して接続しているため、この
ヒュースを長くとることにより、低い電流値で容易に溶
断可能となり、コンデンサを容易且つ確実にオープンモ
ードにできる。
また、このように、単体のコンデンサ素子内に設けた2
個の積層コンデンサ構造間をヒユーズを介して接続して
いるため、ヒユーズを素子に近接させてコンパクトに配
置可能となり、外部電極とリード線との間にヒユーズを
設ける場合に比べて、スペースを縮小できると共に、外
部電極とリード線との接続強度を低下させる問題もない
特に、請求項2に記載の製造方法を適用した場合には、
コンデンサ素子の第1、第2の側面B1゜B2に形成し
た外部電極同士をヒユーズを介して接続する構成である
ことにより、側面B1.B2間でヒユーズの距離を充分
に取れるため、低い電流値、例えばIA〜3Aの比較的
低い電流値で容易に溶断可能となる。
また、このように、コンデンサ素子の両側面に形成した
外部電極間を、ヒユーズを介して接続することは、外部
電極とリード線との間にヒユーズを設ける場合に比べて
、極めて容易であり、量産性の向上に貢献できる利点も
ある。
さらに、リードレスのいわゆるチップ構造においても、
コンデンサ素子の両側面に形成した外部電極間を、線ヒ
ユーズで接続するか、またはこの外部電極間にヒユーズ
機能を有する低融点金属粉末とビヒクルからなる導電性
塗料を、塗布、焼付けすることにより、容易にヒユーズ
機能を持たせることができる。
従って、本発明を適用した積層コンデンサにおいては、
リード線タイプ及びリードレスタイプ(チップタイプ)
のいずれの積層コンデンサにおいても、短絡時に容易に
オープンモードにでき、基板の焼損或いは他の部品への
熱的な悪影響を防止し得る。
なお、本発明の適用にあたっては、第1、第2の積層コ
ンデンサ構造の最近接層の間の誘電体層を厚くするか、
中間に絶縁層を挿入することが望ましい。そうすること
によって、ヒユーズの溶断によってオープンモードとな
った場合に、第1、第2の積層コンデンサ構造の最近接
層の間で新たなコンデンサ構造が形成されることを防止
でき、信頼性をより高められる。
[実施例コ 以下に、本発明による積層コンデンサ及びその製造方法
を積層セラミックコンデンサに適用してなる実施例につ
いて、図面を参照して具体的に説明する。
まず、第1図及び第2図は、本発明に従って製造した異
なる積層セラミックコンデンサを示す図である。
この場合、第1図に示す積層セラミックコンデンサは、
第1、第2の複数の内部電極層(図示せず)を備えた直
方体のコンデンサ素子1、このコンデンサ素子1の第1
、第2の端面A1,A2、及び第1、第2の側面B1,
B2に形成された外部電極2a、2b、第1、第2の側
面B1,B2に形成された外部電極2b間に接続された
線ヒユーズ3、第1、第2の端面Al、A2に接続され
たリード線4、及び外装樹脂5を有するリード線タイプ
の積層コンデンサである。
また、第2図に示す積層セラミックコンデンサは、第1
実施例と同様のコンデンサ素子1及び外部電極2a、2
bを有し、線ヒユーズ3の代りに印刷ヒユーズ6が形成
され、リード線4及び外装樹脂5を省略したチップタイ
プの積層コンデンサである。
次に、第1図に示す積層セラミックコンデンサの製造工
程を、第3図乃至第6図を参照して説明する。なお、第
3図乃至第6図は、積層コンデンサの製造工程のうち、
特に誘電体層と内部電極層とを積層してコンデンサ素子
を形成する工程を示している。
まず、第3図及び第4図に示すように、誘電体セラミッ
クの微粉末とバインダとなる樹脂及び溶剤、可塑剤を混
合してスラリー状となし、ドクタブレード法により、厚
さ20ミクロンの誘電体シート(誘電体層)11を形成
し、この誘電体シート11の表面にパラジウム微粉末と
有機ビヒクルよりなるペーストをスクリーン印刷法で印
刷塗布し、乾燥して、内部電極薄膜(内部電極層)12
を形成する。この場合、内部電極薄膜12の印刷パター
ンを2種類使用することにより、第3図及び第4図に示
すような2種類の印刷パターンを有する2種類のプリン
トシートsl、s2を形成する。この場合、内部電極薄
膜12を形成すると共に、プリントシートSl、S2の
それぞれにカットマーク13を形成する。
次に、これらの2種類のパターンを有するプリントシー
トsl、s2を、所定枚数使用し、それぞれのカットマ
ーク13が一致するように位置決めして交互に積重ね、
下部の積層シート構造を形成する。この下部の積層シー
ト構造は、後述する切断、分割によって単位積層体とさ
れた段階で、第2の積層コンデンサ構造となる。続いて
、同様に、所定枚数のプリントシートSl、S2を使用
し、先の工程で形成した下部の積層シート構造の上に、
この構造に対して平面方向で180°向きを変え、同様
に位置決めして交互に積重ね、上部の積層シート構造を
形成する。この上部の積層シート構造は、後述する切断
、分割によって単位積層体とされた段階で、第1の積層
コンデンサ構造となる。さらに、このように重合せられ
てなる積層シート構造の上面及び下面に、内部電極が印
刷されていない誘電体シート11をそれぞれ所定数積重
ねた後、金型に入れ温度と圧力をかけることにより一体
化し、積層体母体とする。
この後、この積層体母体を、前記カットマーク13の位
置で切断・分割することにより、第5図に示すような、
積層構造を有する単位積層体を得る。
この第5図は、一部切欠き断面を備えた斜視図であり、
図中手前の積層端面が第1の端面A1、図中奥側の積層
端面が第2の端面A2、図中右側の積層側面が第1の側
面B1、図中左側の積層側面が第2の側面B2とされて
いる。
また、第6図は、第5図の単位積層体を構成しているプ
リントシート片PI、P2.P3.P4の積層構造を示
している。なお、このプリントシト片p、−P4の記号
の別は、その内部電極薄膜12の端部の露出面の違いに
基づいており、それぞれ、単位積層体の第1の端面A1
 、第1の側面B1、第2の端面A2、第2の側面B2
に露出している。この場合、第1、第2の端面A1.A
2における、プリントシート片P1.P3の内部電極薄
膜12の露出部は、内部電極薄膜12本体部をその長辺
方向に単に延長した形状とされており、従ってこの露出
部の露出範囲は若干のマージン部を残してほぼ端面A1
,A2の長さ全体に渡っている。これに対し、第1、第
2の側面Bl。
B2におけるプリントシート片p2.p4の内部電極薄
膜12の露出部は、内部電極薄膜12本体部の長辺の長
さの数分の工程度の長さの範囲で、その側方中央部に突
出した形状とされており、従ってこの露出部の露出範囲
は、側面Bl、B2の中央の一部のみの範囲に限定され
ている。
そして、これら第5図及び第6図に示すように、単位積
層体の上部は、プリントシート片P1及びプリントシー
ト片P2が交互に積層され、内部電極薄膜12の端部が
第1の端面A1及び第1の側面B、に交互に露出した第
1の積層コンデンサ構造C1となっている。また、単位
積層体の下部は、プリントシート片P3及びプリントシ
ート片P4が交互に積層され、内部電極薄膜12の端部
が第2の端面A2及び第2の側面B2に交互に露出した
第2の積層コンデンサ構造C2となっている。
また、第7図は、以上のような単位積層体の等価回路を
示す回路図である。
さらに、この単位積層体を所定の温度で焼結してコンデ
ンサ素子1を完成した後、このコンデンサ素子1におけ
る第1、第2の端面Al、A2、及び第1、第2の側面
B1.B2の内部電極薄膜12の露出部に外部電極2a
、2bを形成する。
この場合、第1、第2の端面Al、A2には、その全面
に外部電極2aを形成するが、第1、第2の側面Bl、
B2については、露出部の露出範囲を覆う程度、すなわ
ち長さ方向における中央の一部のみの範囲に外部電極2
bを形成する。
この後、第1、第2の側面Bl、B2に設けた外部電極
2b間に、IA定格の線ヒユーズ6をはんだ付けで結線
する一方、第1、第2の端面At。
A2に設けた外部電極2aには、それぞれリード線4を
はんだ付けし、外装樹脂5で被覆することにより、第1
図に示すリード線タイプの積層セラミックコンデンサを
完成する。
一方、第2図に示すチップタイプの積層セラミックコン
デンサの製造工程も、コンデンサ素子1を形成し、外部
電極2aを形成するまでの構成は、はぼ同様であるが、
線シューズ3を使用する代りに印刷ヒユーズ6を使用し
ていることから、内部電極薄膜12を形成する際にこの
印刷ヒユーズ6を同様の手法により印刷する必要があり
、またリド線4及び外装樹脂5を設ける工程が不要とな
る点などにおいて異なっている。
以上のような各工程によって、第1図及び第2図に示す
積層セラミックコンデンサ(実施例品)を完成し、同じ
定格の従来技術による積層セラミックコンデンサ(従来
品)と共に、次のような特性試験を行った。
すなわち、耐電圧以上の高電圧を印加することにより、
意図的に短絡故障にした後、定電流電源を用いて、短絡
電流をIAからステップ的に電流を増やすという特性試
験を行った。この場合、従来品においては、短絡電流が
3Aを越えたところから、外装樹脂が発煙し、5Aでは
外装樹脂が完全に燃焼し、数分後断線に至るまで発熱し
続けたのに対し、実施例品においては、短絡電流がIA
を越えたところで早くも断線し、発煙も見られなかった
このように、本発明の実施例における積層セラミックコ
ンデンサは、IA以上の大電流が流れる電源回路におい
て使用された場合に、短絡故障となっても、内蔵するヒ
ユーズが速やかに断線するため、オープンモードとなり
、コンデンサの発熱による2次災害、すなわち、基板の
燃焼や周辺の構成デバイスへの熱的な悪影響などを阻止
でき、信頼性に優れ、その工業的価値は高い。
また、本発明の実施例においては、第1、第2の積層コ
ンデンサ構造c1,c2間を、ヒユーズを介して接続し
ており、第1図及び第2図に示すように、線ヒユーズ3
または印刷ヒユーズ6を素子の表面に配置しただけの簡
単な構成であるため、ヒユーズの配置のためにスペース
が拡大することはほとんどなく、コンパクトな構成が実
現されている。この場合、線ヒユーズ3の接続は、その
両端を共に外部電極に接続するため、強度的な考慮も不
要であり、作業が容易であり、量産性の向上に貢献でき
る。また、印刷ヒユーズ6を使用した場合には、内部電
極薄膜12のパターン印刷時に、同時にヒユーズを印刷
できるため、ヒユーズの接続工程が不要となり、その分
だけさらに作業性を向上できる。
[発明の効果〕 以上説明したように、本発明においては、単体のコンデ
ンサ素子内に2個の積層コンデンサ構造を設け、この間
をヒユーズを介して接続するという簡単な構成の改良に
より、スペースの拡大や機械的強度の低下などを生じる
ことなく、積層コンデンサが短絡故障を生じた際に、こ
のコンデンサを容易且つ確実にオープンモードにできる
ような優れたヒユーズ機能を実現できるため、小型で、
高信頼性を有し、量産性にも貢献し得るような、優れた
積層コンデンサ及びその製造方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に従って製造した積層セラミックコン
デンサの一実施例を示す構造図、第2図は本発明に従っ
て製造した積層セラミックコンデンサの他の実施例を示
す斜視図、第3図乃至第5図は、第1図の積層セラミッ
クコンデンサの製造工程を示す図であり、第3図及び第
4図は、誘電体シートに異なる印刷パターンによって内
部電極薄膜を形成してなる2種類のプリントシートを示
す平面図、第5図は、第3図及び第4図に示すプリント
シートを積層した後、切断・分割して形成してなる単位
積層体を示す一部切欠き断面を備えた斜視図、第6図は
、単位積層体を構成しているプリントシート片の積層構
造を示す分解斜視図、第7図は第5図に示す単位積層体
の等価回路を示す回路図である。 1・・・コンデンサ素子、2a、  2b・・・外部電
極、3・・・線ヒユーズ、4・・・リード線、5・・・
外装樹脂、6・・・印刷ヒユーズ、11・・・誘電体シ
ート、12・・・内部電極薄膜、13・・・カットマー
ク。 A1・・・第1の端面、A2・・・第2の端面、B1・
・・第1の側面、B2・・・第2の側面、s1,B2・
・・プリントシート、P1〜P4・・・プリントシート
片、C1・・・第1の積層コンデンサ構造、C2・・・
第2の積層コンデンサ構造。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)誘電体の内部に、複数の内部電極層がその端部を
    露出させるように埋め込まれてなるコンデンサ素子を有
    する積層コンデンサにおいて、前記コンデンサ素子が、
    第1、第2の複数の内部電極層が埋め込まれてなる第1
    、第2の積層コンデンサ構造を有し、この2個の積層コ
    ンデンサ構造が、ヒューズを介して直列に接続されてい
    ることを特徴とする積層コンデンサ。
  2. (2)長方形の複数の誘電体層と第1、第2の複数の内
    部電極層を使用し、この第1、第2の複数の内部電極層
    を、その端部が露出するように誘電体層を介して積層す
    ることにより、第1、第2の積層コンデンサ構造を有す
    る直方体のコンデンサ素子を形成する積層コンデンサの
    製造方法において、 前記直方体のコンデンサ素子の形成に際し、形成される
    コンデンサ素子の、誘電体層の両側の短辺に対応する両
    側の積層端面を第1、第2の端面A_1,A_2とし、
    誘電体層の両側の長辺に対応する両側の積層側面を第1
    、第2の側面B_1,B_2とした場合に、第1の複数
    の内部電極層を、その端部が第1の端面A_1と第1の
    側面B_1に交互に露出するように誘電体層を介して積
    層することにより、第1の積層コンデンサ構造を形成し
    、第2の複数の内部電極層を、その端部が第2の端面A
    _2と第2の側面B_2に交互に露出するように誘電体
    層を介して積層することにより、第2の積層コンデンサ
    構造を形成し、 コンデンサ素子を形成した後、形成されたコンデンサ素
    子の各面A_1,B_1,A_2,B_2における第1
    、第2の内部電極層の露出部に、外部電極を形成し、 外部電極を形成した後、コンデンサ素子の第1、第2の
    側面B_1,B_2に形成された外部電極間を、ヒュー
    ズを介して直列に接続することを特徴とする積層コンデ
    ンサの製造方法。
JP2057300A 1990-03-07 1990-03-07 積層コンデンサ及びその製造方法 Expired - Fee Related JP2792012B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2057300A JP2792012B2 (ja) 1990-03-07 1990-03-07 積層コンデンサ及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2057300A JP2792012B2 (ja) 1990-03-07 1990-03-07 積層コンデンサ及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03257809A true JPH03257809A (ja) 1991-11-18
JP2792012B2 JP2792012B2 (ja) 1998-08-27

Family

ID=13051706

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2057300A Expired - Fee Related JP2792012B2 (ja) 1990-03-07 1990-03-07 積層コンデンサ及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2792012B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016032092A (ja) * 2014-07-28 2016-03-07 サムソン エレクトロ−メカニックス カンパニーリミテッド. 積層セラミックキャパシタ及びその実装基板
US20160118187A1 (en) * 2014-10-22 2016-04-28 Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. Multilayer ceramic capacitor
JP2019050279A (ja) * 2017-09-08 2019-03-28 Tdk株式会社 積層コンデンサ

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102089693B1 (ko) * 2014-05-07 2020-03-16 삼성전기주식회사 적층 세라믹 커패시터

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50143056U (ja) * 1974-05-14 1975-11-26
JPS63191623U (ja) * 1987-05-28 1988-12-09
JPH01143208A (ja) * 1987-11-27 1989-06-05 Murata Mfg Co Ltd 積層型複合機能素子

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50143056U (ja) * 1974-05-14 1975-11-26
JPS63191623U (ja) * 1987-05-28 1988-12-09
JPH01143208A (ja) * 1987-11-27 1989-06-05 Murata Mfg Co Ltd 積層型複合機能素子

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016032092A (ja) * 2014-07-28 2016-03-07 サムソン エレクトロ−メカニックス カンパニーリミテッド. 積層セラミックキャパシタ及びその実装基板
US20160118187A1 (en) * 2014-10-22 2016-04-28 Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. Multilayer ceramic capacitor
US9627131B2 (en) * 2014-10-22 2017-04-18 Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. Multilayer ceramic capacitor having an intermitting part
JP2019050279A (ja) * 2017-09-08 2019-03-28 Tdk株式会社 積層コンデンサ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2792012B2 (ja) 1998-08-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20050088328A (ko) 보호 소자
US10115523B2 (en) Ceramic electronic component and mounting structure of the same
JP2001210544A (ja) チップ積層セラミックコンデンサ
JPH01287905A (ja) インダクタンス素子およびその製造方法
JPH03257809A (ja) 積層コンデンサ及びその製造方法
CN210805371U (zh) 一种过电流保护元件
JPH0855727A (ja) 積層型電子部品
JPS59130414A (ja) 積層セラミツクコンデンサ
JPH04346409A (ja) 積層セラミックコンデンサ及びチップヒューズ
JP2000200529A (ja) 保護素子およびその製造方法
JP4668433B2 (ja) チップ型ヒューズ抵抗器及びその製造方法
JPH11176695A (ja) 過電流・過熱保護機能付積層セラミックコンデンサ
JP2002343640A (ja) 積層セラミック型電子部品
JPS63305506A (ja) 積層形コンデンサ
JPH031514A (ja) ヒューズ付積層セラミックコンデンサ
JP3064751B2 (ja) 多層型ジャンパーチップの製造方法
JPH02153513A (ja) ヒューズ付積層電子部品の製造方法
JPS6152969B2 (ja)
JP2739453B2 (ja) ヒューズ機能付コンデンサ、及びその製造方法
JPS63305505A (ja) 積層形コンデンサ
JPH03163810A (ja) 積層セラミックコンデンサおよびその製造方法
JPH05226721A (ja) 電歪効果素子
JPS60221920A (ja) チツプ型セラミツクヒユ−ズの製造方法
JP2005294040A (ja) 電子部品
JPH07211509A (ja) チップ抵抗器とその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080619

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090619

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees