JP2000200529A - 保護素子およびその製造方法 - Google Patents

保護素子およびその製造方法

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JP2000200529A
JP2000200529A JP203899A JP203899A JP2000200529A JP 2000200529 A JP2000200529 A JP 2000200529A JP 203899 A JP203899 A JP 203899A JP 203899 A JP203899 A JP 203899A JP 2000200529 A JP2000200529 A JP 2000200529A
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electrodes
insulating
insulating frame
protection element
insulating substrate
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JP203899A
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Kenzo Fujii
藤井健三
Takeshi Wachi
健 和智
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Renesas Semiconductor Manufacturing Co Ltd
Kansai Nippon Electric Co Ltd
Original Assignee
Renesas Semiconductor Manufacturing Co Ltd
Kansai Nippon Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 絶縁基板面の離隔した位置に複数の電極を設
け、これらの電極を一部露出させて絶縁基板に一体に固
着された絶縁枠体を有し、前記露出した電極にまたがっ
て可溶合金を接続固着してなる保護素子において、絶縁
枠体の下部の電極の抵抗値を低減し、絶縁基板と絶縁枠
体とのデラミネーションを防止する。 【解決手段】 絶縁基板1に電極2、3を形成し、絶縁
枠体4を積層一体化したものにおいて、絶縁枠体4の下
部の電極厚さを10〜35μmに設定した。また、絶縁
基板用グリーンシート1の上に、厚さが15〜50μm
の電極を形成し、この上に絶縁枠体4を積層し加圧して
焼結する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子機器等の保護
のために用いる保護素子およびその製造方法に関し、特
に絶縁基板と絶縁枠体を焼結一体化し、かつ前記絶縁枠
体の下方に電極を有する保護素子およびその製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】電子機器の過熱損傷やそれに起因する火
災発生を防止するための保護素子として、温度ヒューズ
が用いられている。この種の温度ヒューズとして、感熱
素子として特定の温度で溶断する可溶合金を用いた可溶
合金型の温度ヒューズがある。また、可溶合金とともに
抵抗体を有し、抵抗体の発熱で可溶合金を強制的に溶断
させるようにした保護素子も開発されている。保護素子
の一例として、前者の可溶合金型温度ヒューズについ
て、以下説明する。図15はエポキシ樹脂等の封止剤お
よびフラックスを除去した保護素子の平面図で、図16
は封止材およびフラックスを併示した保護素子の図15
のJ−J線に沿う縦断面図、図17は同じく封止材およ
びフラックスを併示した保護素子の図15のK−K線に
沿う縦断面図である。図において、71はアルミナセラ
ミック等よりなる絶縁基板(以下、単に基板という)
で、その片面の相互に離隔した位置に銀ペーストの焼き
付け等よりなる電極72、73を有し、これら両電極7
2、73の外方端および内方端が露出するように絶縁枠
体74が前記基板71に積層され一体に焼結形成されて
いる。前記基板71と前記絶縁枠体74とで形成される
凹部74aに露出する両電極72、73の内方端にまた
がって特定の融点を有する断面が円形の可溶合金75を
接続固着し、この可溶合金75をフラツクス76で覆っ
ている。前記絶縁枠体74の切欠部から露出する前記両
電極72、73の外方端には、それぞれリード77、7
8が接続固着されている。そして、基板71の上面全面
がエポキシ樹脂等の封止材79によって被覆封止されて
いる。次に、その使用方法および動作例について説明す
る。例えば、上記可溶合金型温度ヒューズを電子機器に
組み込み、リード77、78を電子機器の給電経路に接
続し、可溶合金75を介して電子機器に通電する。する
と、電子機器に異常がなく、周囲温度が正常範囲にある
場合は、可溶合金75に変化がなく、電子機器に安定に
通電される。しかしながら、例えば電子機器の短絡等の
異常が原因で周囲温度が上昇すると、まず可溶合金75
の表面を覆っているフラックス76が軟化・溶融して、
可溶合金75の溶融に備える。異常原因が解消されず、
さらに周囲温度が上昇すると、可溶合金75が溶融し、
その表面張力によって、各電極72、73に引き寄せら
れて、球状化する。すると、電子機器への通電路が遮断
されるため、電子機器の発熱は停止し、周囲温度が低下
して、電子機器の過熱損傷あるいは電子機器の過熱に起
因する火災発生等が未然に防止される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
可溶合金型温度ヒューズにおいては、基板71と絶縁枠
体74とで、電極72、73の一部を挟んでいるため、
絶縁枠体74の下方位置の電極厚さが不足し、その抵抗
値が大きくなるため、この部分での自己発熱によって、
可溶合金75が誤溶融することがあった。すなわち、前
記の可溶合金型温度ヒューズ、特に、基板71と絶縁枠
体74との一体物は、図18の工程ブロック図および図
19の一工程での斜視図に示す各工程を経て製造される
ことによる。まず、セラミック粉末等をバインダととも
に混練し、ドクターブレード法等により所定厚さの基板
用グリーンシートおよび絶縁枠体用グリーンシートを製
作する工程と(a)、前記基板用グリーンシートの離隔
した位置に銀ペースト等を塗布して電極72、73を形
成し乾燥するとともに、前記縁枠体用グリーンシートを
乾燥する工程(b)と、前記基板用グリーンシートおよ
び前記縁枠体用グリーンシートを適宜形状および寸法に
打ち抜いて基板71および絶縁枠体74を製作する工程
(c)と、前記基板71と絶縁枠体74を積層し、加圧
する工程(d)と、この積層体を焼結一体化する工程
(e)とを経て製造されている。図19は前記図18の
(d)工程の積層前の状態を示す。ここで、前記電極7
2、73の厚さt20は、例えば5〜10μmに形成さ
れている。基板71を用いるのみで絶縁枠体74を設け
ない温度ヒューズにおいては、このような厚さでも全く
問題がないが、上記のように絶縁枠体74を基板71に
積層・加圧して焼結一体化するものでは、まず積層・加
圧工程(d)で、絶縁枠体74の下方部の電極72、7
3が加圧によって薄くなり、さらに次の焼結工程(e)
で電極72、73の成分が基板71および/または絶縁
枠体74に拡散することと、いわゆる焼結収縮との両方
の理由によって、さらに薄くなる。このため、焼結一体
化後は、図20に示すように、絶縁枠体74の下方部に
位置する電極72a(73a)の厚さt22が、絶縁枠
体74から露出している電極72(73)の厚さt21
に比較してかなり薄くなり、抵抗値増大に起因する発熱
が問題になるのである。一方、絶縁枠体74の下部の電
極72aを厚くし過ぎると、基板71と絶縁枠体74と
の密着力が低下して、デラミネーションが生じるという
問題がある。そこで、本発明は、絶縁基板面の離隔した
位置に複数の電極を設け、これらの電極を一部露出させ
て絶縁基板に一体に固着された絶縁枠体を有し、前記露
出した電極にまたがって可溶合金を接続固着してなる保
護素子において、絶縁枠体の下方部の電極の薄型化に起
因する可溶合金の誤溶融が防止でき、かつ絶縁基板と絶
縁枠体との間でデラミネーションを生じない保護素子を
提供することを目的とする。本発明はまた、上記の絶縁
枠体の下方部の電極の薄型化に起因する可溶合金の誤溶
融が防止でき、かつ絶縁基板と絶縁枠体との間でデラミ
ネーションを生じない保護素子の製造方法を提供するこ
とを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
発明は、絶縁基板面の離隔した位置に複数の電極を設
け、これらの電極を一部露出させて絶縁基板に一体に固
着された絶縁枠体を有し、前記露出した電極にまたがっ
て可溶合金を接続固着してなる保護素子において、前記
絶縁枠体の下部に位置する電極の厚さが10〜35μm
であることを特徴とする保護素子である。
【0005】本発明の請求項2記載の発明は、絶縁基板
面の離隔した位置に複数の電極を設け、これらの電極を
一部露出させて絶縁基板に一体に固着された絶縁枠体を
有し、前記露出した電極にまたがって可溶合金を接続固
着してなる保護素子において、前記絶縁枠体の下部に位
置する電極の厚さが10〜35μmであり、前記電極に
リードを接続固着したことを特徴とする保護素子であ
る。
【0006】本発明の請求項3記載の発明は、絶縁基板
面の離隔した位置に複数の電極を設け、これらの電極を
一部露出させて絶縁基板に一体に固着された絶縁枠体を
有し、前記露出した電極にまたがって可溶合金を接続固
着してなる保護素子において、前記絶縁枠体の下部に位
置する電極の厚さが10〜35μmであり、前記電極は
絶縁基板の端面を通って絶縁基板の下面にまで延在され
ていることを特徴とする保護素子である。
【0007】本発明の請求項4載の発明は、絶縁基板面
の離隔した位置に複数の電極を設け、これらの電極を一
部露出させて絶縁基板に一体に固着された絶縁枠体を有
し、前記露出した電極にまたがって可溶合金を接続固着
してなる保護素子において、前記絶縁枠体の下部に位置
する電極の厚さが10〜35μmであり、前記可溶合金
はフラックスによって覆われ、さらに絶縁封止材にて封
止されていることを特徴とする保護素子である。
【0008】本発明の請求項5載の発明は、絶縁基板面
の離隔した位置に複数の電極を設け、これらの電極を一
部露出させて絶縁基板に一体に固着された絶縁枠体を有
し、前記露出した電極にまたがって可溶合金を接続固着
してなる保護素子において、前記絶縁枠体の下部に位置
する電極の厚さが10〜35μmであり、前記可溶合金
はフラックスによって覆われ、さらにこのフラツクスに
接して絶縁封止材にて封止されていることを特徴とする
保護素子である。
【0009】本発明の請求項6載の発明は、絶縁基板面
の離隔した位置に複数の電極を設け、これらの電極を一
部露出させて絶縁基板に一体に固着された絶縁枠体を有
し、前記露出した電極にまたがって可溶合金を接続固着
してなる保護素子において、前記絶縁枠体の下部に位置
する電極の厚さが10〜35μmであり、前記可溶合金
はフラックスによって覆われ、さらにこのフラツクスと
離隔して絶縁封止材にて封止されていることを特徴とす
る保護素子である。
【0010】本発明の請求項7載の発明は、絶縁基板面
の離隔した位置に複数の電極を設け、これらの電極を一
部露出させて絶縁基板に一体に固着された絶縁枠体を有
し、前記露出した電極にまたがって可溶合金を接続固着
してなる保護素子において、前記絶縁枠体の下部に位置
する電極の厚さが10〜35μmであり、他の電極にま
たがって抵抗体を接続固着していることを特徴とする請
求項1ないし6記載の保護素子である。
【0011】本発明の請求項8載の発明は、前記抵抗体
が前記絶縁枠体によっておおわれていることを特徴とす
る請求項7記載の保護素子である。
【0012】本発明の請求項9載の発明は、前記可溶合
金が複数であり、これら可溶合金の間に前記抵抗体が位
置していることを特徴とする請求項1ないし8記載の保
護素子である。
【0013】本発明の請求項10記載の発明は、前記複
数の可溶合金の間に位置する抵抗体を覆う部分の絶縁枠
体の上面が、絶縁枠体の周囲の上面よりも低くなってい
ることを特徴とする請求項1ないし9記載の保護素子で
ある。
【0014】本発明の請求項11記載の発明は、絶縁基
板面の離隔した位置に複数の電極を設け、これらの電極
を一部露出させて絶縁基板に一体に固着された絶縁枠体
を有し、前記露出した電極にまたがって可溶合金を接続
固着してなる保護素子の製造方法であって、グリーンシ
ートを製作する工程と、前記絶縁基板の離隔した位置に
厚さ15〜50μmの電極を形成する工程と、前記電極
を形成したグリーンシートを打ち抜いて絶縁基板を製作
し前記電極を形成していないグリーンシートを打ち抜い
て絶縁枠体を製作する工程と、前記絶縁基板の上に前記
絶縁枠体を積層して加圧する工程と、前記積層体を焼結
して前記絶縁基板と絶縁枠体を一体化する工程とを有す
ることを特徴とする保護素子の製造方法である。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施例について、以下、
図面を参照して説明する。図1は本発明の第1実施例の
保護素子Aのフラックスおよび封止材を除去した平面
図、図2は本発明の第1実施例の保護素子Aの図1のA
−A線に沿う縦断面図、図3は図1のB−B線に沿う縦
断面図である。まず、図おいて、1はアルミナセラミッ
クやガラスセラミック等よりなる絶縁基板(以下、単に
基板という)で、その片面の長手方向の両端の相互に離
隔した位置に銀ペースト等の焼き付け等よりなる電極
2、3を有し、これら両電極2、3の外方端および内方
端が露出するように絶縁枠体4が前記基板1に積層され
焼結一体化されている。前記基板1と前記絶縁枠体4と
で形成される凹部4aに露出する両電極2、3の内方端
にまたがって特定の融点を有する断面が円形の可溶合金
5を接続固着し、この可溶合金5をフラツクス6で覆っ
ている。前記絶縁枠体4の長手方向の両端の切欠部から
露出する前記両電極2、3の外方端には、それぞれ断面
形状が長円状または略矩形状のリード7、8が接続固着
されている。そして、基板1の上面全面がエポキシ樹脂
等の封止材9によって被覆封止されている。次に、その
使用方法および動作例について説明する。例えば、上記
可溶合金型温度ヒューズAを電子機器に組み込み、リー
ド7、8を電子機器の通電経路に直列に接続し、可溶合
金5を介して電子機器に通電する。すると、電子機器に
異常がなく、周囲温度が正常範囲にある場合は、可溶合
金5に変化がなく、電子機器に安定に通電される。しか
しながら、例えば電子機器の不適正な使用方法や電子機
器の短絡等の異常が原因で周囲温度が上昇すると、まず
可溶合金5の表面を覆っているフラックス6が軟化・溶
融して、可溶合金5の溶融に備える。異常原因が解消さ
れないで、さらに周囲温度が上昇すると、可溶合金5が
溶融し、その表面張力によって、各電極2、3に引き寄
せられて、球状化する。すると、電子機器への通電路が
遮断されるため、電子機器の発熱は停止し、周囲温度が
低下して、電子機器の過熱損傷あるいは電子機器の過熱
に起因する火災発生等が未然に防止される。
【0016】次に、図1ないし図3に示す保護素子Aの
製造方法について、図4の工程ブロック図および図5の
工程途中の斜視図を用いて説明する。まず、セラミック
粉末等をソーダガラス微粒子およびバインダとともに混
練し、ドクターブレード法等により所定厚さの基板用グ
リーンシートおよび絶縁枠体用グリーンシートを製作す
る工程と(a)、前記基板用グリーンシートの上面の離
隔した位置に例えば銀粒子が65〜85重量%の銀ペー
スト等をスクリーン印刷で塗布して厚さt10が15〜
50μmの電極2、3を形成し、100℃で10分間乾
燥するとともに、前記絶縁枠体用グリーンシートを10
0℃で10分間乾燥する工程(b)と、前記乾燥した両
グリーンシートを適宜形状および寸法に打ち抜いて基板
1および絶縁枠体4を製作する工程(c)と、前記基板
1と絶縁枠体4を積層し、加圧する工程(d)と、この
積層体を500〜600℃で30〜60時間仮焼き後、
900℃で10分間焼結一体化する工程(e)とを経
て、図1〜3に示す温度ヒューズAが製造される。ここ
で、前記図4の工程(b)において、電極2、3の厚さ
t10は、例えば15〜50μmに形成されている。そ
して、この電極2、3を形成した基板1上に絶縁枠体4
を積層し、加圧する工程(d)では、前記従来品につい
て説明したと同様の理由で、絶縁枠体4の下方部の電極
2、3が加圧によって薄くなり、さらに次の焼結工程
(e)で電極2、3の成分が基板1および/または絶縁
枠体4に拡散することと、いわゆる焼結収縮との両方の
理由によって、さらに薄くなる。このため、焼結一体化
後は、図6に示すように、絶縁枠体4の下方部に位置す
る電極2a(3a)の厚さt12が、絶縁枠体4から露
出している電極2(3)の厚さt11に比較して、かな
り薄くはなるが、10〜35μmは確保される。したが
って、絶縁枠体4の下方部に位置する電極2a(3a)
の断面積は十分確保され、その抵抗値も小さいため、こ
の電極2a(3a)部分の高抵抗値に起因する発熱は無
視でき、かつ、それによる可溶合金5の誤溶融も防止で
きる。また、絶縁枠体4の下部に位置する電極2a(3
a)の厚さt12が、35μmを超えないので、基板1
と絶縁枠体4との間でデラミネーションが生じない。な
お、絶縁枠体4の下部の電極2a、3aの厚さを種々変
えた場合の、可溶合金5の誤溶融発生率および基板1と
絶縁枠体4との間のデラミネーション発生率は、次のよ
うになった。
【表1】 なお、上記実施例において、断面が長円状または矩形状
のリード7、8に代えて、板状のリードを用いてもよ
い。また、このリードを基板1の端面および下面に沿っ
て屈曲して、表面実装型に構成にしてもよい。
【0017】図7は本発明の第2実施例の保護素子Bの
フラックスおよび封止材を除去した平面図、図8は保護
素子Bの図7のC−C線に沿う縦断面図、図9は保護素
子Bの図7のD−D線に沿う縦断面図、図10は保護素
子Bの図7のE−E線に沿う縦断面図である。まず、図
おいて、21はアルミナセラミックやガラスセラミック
等よりなる絶縁基板(以下、単に基板という)で、その
片面の長手方向中心軸上の両端の相互に離隔した位置に
銀ペースト等の焼き付け等よりなる電極22、23を有
し、前記電極22、23の片側に電極24、25を有
し、他側に電極26、27を有する。前記中心軸上の電
極22および23にまたがって抵抗体28が接続固着さ
れている。そして、前記各電極22ないし27の外方端
および内方端が露出するように絶縁枠体29が前記基板
21に積層され焼結一体に形成されている。前記基板2
1と前記絶縁枠体29とで形成される一方の凹部29a
に露出する両電極24、25の内方端にまたがって特定
の融点を有する断面が長円状または略矩形状の第1の可
溶合金30を接続固着し、前記基板21と前記絶縁枠体
29とで形成される他方の凹部29bに露出する両電極
26、27の内方端にまたがって特定の融点を有する断
面が長円状または略矩形状の第2の可溶合金31を接続
固着してある。これら第1、第2の可溶合金30、31
はフラツクス32で覆っている。前記絶縁枠体29の長
手方向の両端の切欠部から露出する前記各電極22ない
し27の外方端には、それぞれ断面形状が長円状または
略矩形状のリード34ないし39が接続固着されてい
る。そして、基板21の上面全面がエポキシ樹脂等の封
止材40によって被覆封止されている。
【0018】次に、その使用方法例および動作について
説明する。リード36、37および第1の可溶合金30
を介して第1の負荷に給電するとともに、リード38、
39および第2の可溶合金31を介して第2の負荷に給
電する。また、第1または第2の負荷の異常等を検出し
て抵抗体28に通電するように回路構成する。すると、
第1、第2の負荷に異常がなければ、第1、第2の負荷
に継続して通電される。一方、第1または第2の負荷に
異常がある場合は、抵抗体28に通電されてこの抵抗体
28が発熱し、その熱によって第1および/または第2
の可溶合金30、31が溶断する。そのため、第1また
は第2の負荷の異常に起因する火災発性等が未然に防止
できる。
【0019】なお、上記実施例においては、第1、第2
の可溶合金30、31を独立して利用して、それぞれ第
1、第2の負荷に給電する場合について説明したが、第
1、第2の可溶合金30、31を直列接続して、単一の
負荷に給電するような使用方法もある。その他任意の使
用方法が採用できる。また、上記実施例のように、断面
が長円状または略矩形状の第1、第2の可溶合金30、
31は、例えば断面が円形状の可溶合金線材を適宜寸法
に切断した後、加圧することにより、簡単に得られる。
このような断面が長円状または略矩形状の第1、第2の
可溶合金30、31を用いれば、図10に示す絶縁枠体
29の高さ寸法h2を、図3の絶縁枠体4の高さ寸法h
1よりも小さくでき、それだけ保護素子Bの全体高さを
低減して低背化できる特長がある。さらに、上記実施例
においては、絶縁枠体29における凹部29a、29b
間の部分、すなわち抵抗体28の上方部分29cを、絶
縁枠体29の周辺部分の高さよりも低くしているが、こ
のようにすれば、絶縁枠体29の材料費が低減できるば
かりでなく、抵抗体28の上方部分29cの熱容量が低
減でき、抵抗体28の熱が絶縁枠体29の上方部分29
cに吸熱されることなく、第1、第2の可溶合金30、
31に速やかに伝達されて、第1、第2の可溶合金3
0、31の溶断までの時間を短縮できるのみならず、確
実に溶断できるという特長がある。さらにまた、上記実
施例のように、絶縁枠体29における凹部29a、29
b間の部分、すなわち抵抗体28の上方部分29cを、
絶縁枠体29の周辺部分の高さよりも低くして、この上
方部分29cにもフラックス32を設けておけば、この
上方部分29c上の2フラックス32が速やかに溶融
し、これに伴って凹部29a、29b内のフラックス3
2の溶融を早める特長もある。なおまた、この実施例に
おいても、前記実施例と同様に、板状リードを用いて、
この板状リードを基板21の端面部および下面に沿って
屈曲して、表面実装型に構成してもよい。
【0020】図11は本発明の第3実施例の保護素子C
の封止材およびフラックスを除去した平面図で、図12
は保護素子Cの図11のF−F線に沿う縦断面図、図1
3は保護素子Cの図11のG−G線に沿う縦断面図、図
14は保護素子Cの図11のH−F線に沿う縦断面図で
ある。図において、51はアルミナセラミックやガラス
セラミック等よりなる絶縁基板(以下、単に基板とい
う)で、その長手方向中心軸上の両端に半円弧状の凹部
52、53を設けるとともに、片方の凹部52の両側に
同様の凹部54、55を設けてある。そして、基板51
の前記各凹部52ないし55の近傍の上面から端面部お
よび下面にわたって、銀ペースト等の焼き付け等よりな
る電極56ないし59を有する。ここで、凹部53に対
応する電極59は、後述する抵抗体、第1、第2の可溶
合金に共通の電極となるよう、他の電極56ないし58
に比較して大面積に形成してある。前記中心軸上の電極
56および59にまたがって抵抗体60が接続固着され
ている。そして、前記各電極56ないし59の内方端が
露出するように絶縁枠体61が前記基板51の上に積層
され焼結一体に形成されている。前記基板51と前記絶
縁枠体61とで形成される一方の凹部61aに露出する
両電極57、59の内方端にまたがって特定の融点を有
する板状の第1の可溶合金62を接続固着し、前記基板
51と前記絶縁枠体61とで形成される他方の凹部61
bに露出する両電極58、59の内方端にまたがって特
定の融点を有する板状の第2の可溶合金63を接続固着
してある。これら第1、第2の可溶合金62、63はフ
ラツクス64で覆われている。前記絶縁枠体61の凹部
61a、61b間の部分、すなわち抵抗体60の上方部
分61cは、絶縁枠体61の周辺部分よりも高さが低減
されている。そして、この上方部分61cの上には、フ
ラックス64が被着されている。また、そして、絶縁枠
体61の相互に離隔した適当位置には、位置決め用の複
数の凹部61d、61eが設けてある。さらに、絶縁枠
体61の上はエポキシ樹脂等により成型された封止材6
5によって被覆封止されている。この封止材65はその
下面に、前記凹部61a、62bおよび抵抗体60の上
方部分61cに対応する凹部65aを有するとともに、
前記絶縁枠体61の位置決め用の凹部61d、61eと
対応する位置に、位置決め用の凸部65b、65cを有
し、前記位置決め用の凹部61d、61eに挿入するこ
とによって、相互に位置決めした上で接着材(図示省
略)により封止されている。
【0021】次に、その使用方法例および動作について
説明する。電極57、58を介して(換言すると、第
1、第2の可溶合金62、63の直列接続を介して)、
例えば二次電池を充電するとともに、電極56、59を
(換言すると抵抗体60を)図外スイッチング素子を介
して前記二次電池の過充電時にそれを検知して前記スイ
ッチング素子に通電するように回路構成しておく。する
と、二次電池の端子電圧が正常範囲内であれば、第1、
第2の可溶合金62、63を介して、二次電池は継続し
て充電される。一方、二次電池の端子電圧が所定値を超
えると、図外検知手段によって前記スイッチング素子が
導通し、応じて抵抗体60に通電される。それによっ
て、抵抗体60は発熱し、その熱によって第1および/
または第2の可溶合金62、63が溶断する。そのた
め、二次電池への充電回路が遮断されて、二次電池の充
電が停止される。それによって、二次電池が過充電が防
止できる。
【0022】上記の実施例では、前記図7ないし図10
に示す実施例と比較して、3つの電極23、25、27
に代えて共通の電極59を設けたので、電極の形成が容
易になる。また、各電極22ないし27にリード34な
いし39を接続固着するのに代えて、基板51の裏面ま
で延在する電極56ないし59を形成したので、リード
34ないし39が不要になり材料費が低減できるのみな
らず、リード34ないし39を電極22ないし27に接
続固着する材料および工数が省けるので、原価低減がで
きるという特長がある。また、絶縁枠体61の抵抗体6
0の上方部分61cが、絶縁枠体61の周辺部分よりも
低くなっているので、前記図7ないし図10に示す実施
例で説明したのと同様の特長がある。さらに、流動状の
エポキシ樹脂等の流し込みによる封止材40に代えて、
樹脂成型体による封止材65を用いているので、外観が
良好になるのみならず、封止材65の上面が平坦なた
め、この上面への品番、製造番号、製造者標等の表示が
容易かつ美麗にできる特長がある。もちろん、封止材6
5の上面に予め品番、製造番号、製造者標等を表示して
おき、これを絶縁枠体61に固着封止することもできる
という、前記図7ないし図10に示す実施例では実施不
可能な特長がある。
【0023】
【発明の効果】本発明は以上のように、絶縁基板面の離
隔した位置に複数の電極を設け、これらの電極を一部露
出させて絶縁基板に一体に固着された絶縁枠体を有し、
前記露出した電極にまたがって可溶合金を接続固着して
なる保護素子において、前記絶縁枠体の下部に位置する
電極の厚さが10〜35μmであることを特徴とする保
護素子であるから、絶縁枠体の下部に位置する電極の抵
抗値大に起因する自己発熱が無視でき、可溶合金の誤溶
融がなく、絶縁基板と絶縁枠体のデラミネーションが生
じない保護素子を提供できるという効果を奏する。本発
明はまた、絶縁基板面の離隔した位置に複数の電極を設
け、これらの電極を一部露出させて絶縁基板に一体に固
着された絶縁枠体を有し、前記露出した電極にまたがっ
て可溶合金を接続固着してなる保護素子の製造方法であ
って、絶縁基板用グリーンシートと絶縁枠体用グリーン
シートを製作する工程と、前記絶縁基板グリーンシート
の離隔した位置に厚さ15〜50μmの電極を形成する
工程と、前記絶縁基板用グリーンシートおよび絶縁枠体
用グリーンシートを打ち抜いて絶縁基板および絶縁枠体
を製作する工程と、前記絶縁基板の上に前記絶縁枠体を
積層して加圧する工程と、前記積層体を焼結して前記絶
縁基板と絶縁枠体を一体化する工程とを有することを特
徴とする保護素子の製造方法であるから、絶縁枠体の下
部の電極に十分な厚さが確保でき、したがって絶縁枠体
の下部に位置する電極の抵抗値大に起因する自己発熱が
無視できて、可溶合金の誤溶融がなく、しかも絶縁基板
と絶縁枠体のデラミネーションが生じない保護素子を製
造できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例の保護素子Aのフラック
スおよび封止材を除去した平面図
【図2】 本発明の第1実施例の保護素子Aの図1のA
−A線に沿う縦断面図
【図3】 本発明の第1実施例の保護素子Aの図1のB
−B線に沿う縦断面図
【図4】 本発明の第1実施例の保護素子Aの製造工程
ブロック図
【図5】 本発明の第1実施例の保護素子Aの製造方法
を説明する工程途中の斜視図
【図6】 本発明の第1実施例の保護素子Aの要部拡大
断面図
【図7】 本発明の第2実施例の保護素子Bのフラツク
スおよび封止材を除去した平面図
【図8】 本発明の第2実施例の保護素子Bの図7のC
−C線に沿う縦断面図
【図9】 本発明の第2実施例の保護素子Bの図7のD
−D線に沿う縦断面図
【図10】 本発明の第2実施例の保護素子Bの図7の
E−E線に沿う縦断面図
【図11】 本発明の第3実施例の保護素子Cのフラッ
クスおよび封止材を除去した平面図
【図12】 本発明の第3実施例の保護素子Cの図11
のF−F線に沿う縦断面図
【図13】 本発明の第3実施例の保護素子Cの図11
のG−G線に沿う縦断面図
【図14】 本発明の第3実施例の保護素子Cの図11
のH−H線に沿う縦断面図
【図15】 従来の保護素子のフラックスおよび封止剤
を除去した平面図
【図16】 従来の保護素子の図15のJ−J線に沿う
縦断面図
【図17】 従来の保護素子の図15のK−K線に沿う
縦断面図
【図18】 従来の保護素子の製造工程ブロック図
【図19】 従来の保護素子の製造方法を説明する工程
途中の斜視図
【図20】 従来の保護素子の要部拡大断面図
【符号の説明】
1、21、51 絶縁基板 2、3、22ないし27、56ないし59 電極 2a 絶縁枠体の下部の電極 4、29、61 絶縁枠体 29c、61c 絶縁枠体の抵抗体の上方部分 5、30、31、62、63 可溶合金 6、32、64 フラックス 9、40、65 封止体 28、60 抵抗体

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁基板面の離隔した位置に複数の電極を
    設け、これらの電極を一部露出させて絶縁基板に一体に
    固着された絶縁枠体を有し、前記露出した電極にまたが
    って可溶合金を接続固着してなる保護素子において、前
    記絶縁枠体の下部に位置する電極の厚さが10〜35μ
    mであることを特徴とする保護素子。
  2. 【請求項2】絶縁基板面の離隔した位置に複数の電極を
    設け、これらの電極を一部露出させて絶縁基板に一体に
    固着された絶縁枠体を有し、前記露出した電極にまたが
    って可溶合金を接続固着してなる保護素子において、前
    記絶縁枠体の下部に位置する電極の厚さが10〜35μ
    mであり、前記電極にリードを接続固着したことを特徴
    とする保護素子。
  3. 【請求項3】絶縁基板面の離隔した位置に複数の電極を
    設け、これらの電極を一部露出させて絶縁基板に一体に
    固着された絶縁枠体を有し、前記露出した電極にまたが
    って可溶合金を接続固着してなる保護素子において、前
    記絶縁枠体の下部に位置する電極の厚さが10〜35μ
    mであり、前記電極は絶縁基板の端面を通って絶縁基板
    の下面にまで延在されていることを特徴とする保護素
    子。
  4. 【請求項4】絶縁基板面の離隔した位置に複数の電極を
    設け、これらの電極を一部露出させて絶縁基板に一体に
    固着された絶縁枠体を有し、前記露出した電極にまたが
    って可溶合金を接続固着してなる保護素子において、前
    記絶縁枠体の下部に位置する電極の厚さが10〜35μ
    mであり、前記可溶合金はフラックスによって覆われ、
    さらに絶縁封止材にて封止されていることを特徴とする
    保護素子。
  5. 【請求項5】絶縁基板面の離隔した位置に複数の電極を
    設け、これらの電極を一部露出させて絶縁基板に一体に
    固着された絶縁枠体を有し、前記露出した電極にまたが
    って可溶合金を接続固着してなる保護素子において、前
    記絶縁枠体の下部に位置する電極の厚さが10〜35μ
    mであり、前記可溶合金はフラックスによって覆われ、
    さらにこのフラツクスに接して絶縁封止材にて封止され
    ていることを特徴とする保護素子。
  6. 【請求項6】絶縁基板面の離隔した位置に複数の電極を
    設け、これらの電極を一部露出させて絶縁基板に一体に
    固着された絶縁枠体を有し、前記露出した電極にまたが
    って可溶合金を接続固着してなる保護素子において、前
    記絶縁枠体の下部に位置する電極の厚さが10〜35μ
    mであり、前記可溶合金はフラックスによって覆われ、
    さらにこのフラツクスと離隔して絶縁封止材にて封止さ
    れていることを特徴とする保護素子。
  7. 【請求項7】絶縁基板面の離隔した位置に複数の電極を
    設け、これらの電極を一部露出させて絶縁基板に一体に
    固着された絶縁枠体を有し、前記露出した電極にまたが
    って可溶合金を接続固着してなる保護素子において、前
    記絶縁枠体の下部に位置する電極の厚さが10〜35μ
    mであり、他の電極にまたがって抵抗体を接続固着して
    いることを特徴とする請求項1ないし6記載の保護素
    子。
  8. 【請求項8】前記抵抗体が前記絶縁枠体によっておおわ
    れていることを特徴とする請求項7記載の保護素子。
  9. 【請求項9】前記可溶合金が複数であり、これら可溶合
    金の間に前記抵抗体が位置していることを特徴とする請
    求項1ないし8記載の保護素子。
  10. 【請求項10】前記複数の可溶合金の間に位置する抵抗
    体を覆う部分の絶縁枠体の上面が、絶縁枠体の周囲の上
    面よりも低くなっていることを特徴とする請求項1ない
    し9記載の保護素子。
  11. 【請求項11】絶縁基板面の離隔した位置に複数の電極
    を設け、これらの電極を一部露出させて絶縁基板に一体
    に固着された絶縁枠体を有し、前記露出した電極にまた
    がって可溶合金を接続固着してなる保護素子の製造方法
    であって、グリーンシートを製作する工程と、前記絶縁
    基板の離隔した位置に厚さ15〜50μmの電極を形成
    する工程と、前記電極を形成したグリーンシートを打ち
    抜いて絶縁基板を製作し前記電極を形成していないグリ
    ーンシートを打ち抜いて絶縁枠体を製作する工程と、前
    記絶縁基板の上に前記絶縁枠体を積層して加圧する工程
    と、前記積層体を焼結して前記絶縁基板と絶縁枠体を一
    体化する工程とを有することを特徴とする保護素子の製
    造方法。
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