JPH03257777A - ノイズフィルタ内蔵プラグの製造方法 - Google Patents

ノイズフィルタ内蔵プラグの製造方法

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JPH03257777A
JPH03257777A JP2054247A JP5424790A JPH03257777A JP H03257777 A JPH03257777 A JP H03257777A JP 2054247 A JP2054247 A JP 2054247A JP 5424790 A JP5424790 A JP 5424790A JP H03257777 A JPH03257777 A JP H03257777A
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JP
Japan
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noise filter
plug
built
choke coil
thermoplastic resin
Prior art date
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JP2054247A
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English (en)
Inventor
Takao Kusunoki
隆夫 楠
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Kurabe Industrial Co Ltd
Original Assignee
Kurabe Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はノイズフィルタを内蔵したプラグの製造方法に
関し、更に詳しくはノイズフィルタ自体やノイズフィル
タとプラグ端子または電源コードとの接続部等を破損さ
せずにプラグに内蔵させる製造方法に関する。
(従来の技術) 従来から各種民生機器等において、機器がら発生し電源
コードを通して外へ漏れるノイズや外部電源から進入す
るノイズを、プラグに内蔵したノイズフィルタによって
除去する方法が取られている。
ノイズフィルタは、インダクタとしてチョークコイル、
キャパシタとしてコンデンサが主として用いられており
、これらインピーダンス素子を内蔵したプラグを一般に
ノイズフィルタ内蔵プラグと呼んでいる。
このノイズフィルタ内蔵プラグの製造方法としては、外
かくとなる凹状樹脂ケース内にプラグ端子とノイズフィ
ルタを組み入れ、前記ケースに帛対するケースを接合さ
せ、ねじ等の適宜な手段Iこより結合する所謂組立方法
と、プラグ端子とノイズフィルタを金型にセットし、塩
化ビニル樹脂哨の熱可塑性樹脂にて一体成形する射出成
形方法力多く採用されている。
これらの製造方法を比較すると、絶縁性や機部的強度に
対する信頼性が高く、大量生産に向いている射出成形方
法が有利である。
しかしながら、ノイズフィルタやノイズフィルタとプラ
グ端子または電源コードとの接続部は機械的強度がない
ため、製造過程において射出成形時の高圧力の樹脂によ
り破壊されるという問題が生じてしまう。
そこで一般的には、実公昭63−20065号公報若し
くは実開昭61−157286号公報及び実開昭61−
157288号公報に示されているように、絶縁カバー
若しくは絶縁ボックスにノイズフィルタを収納して機械
的に保護する方法が用いられている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、絶縁カバーや絶縁ボックスによってノイ
ズフィルタを保護した場合、使用するノイズフィルタの
形状や大きさが変わったり、新たにインピーダンス素子
等を付は加えようとする時、設計に自由度がなく、カバ
ーやボックスを作り直さなければならないなどの経済的
に不都合が多かった。また、実用上あるいは海外規格に
適合させるために、プラグの小型化が求められており、
そのためノイズフィルタの配置スペースに余裕がなく、
収納やリード線接続に係る作業能率が極めて低いものと
なっている。特にノイズフィルタが隠れる高さの周壁を
設けた絶縁ボックスを用いた場合は、作業能率の低下が
顕著に現れる。
本発明の目的は、上記欠点を解消するもので、射出成形
時の高圧力Iこよってノイズフィルタやノイズフィルタ
とプラグ端子または電源コードとの接続部の破損を招く
ことがなく、コンパクトに製造でき、更に製造作業性に
優れたノイズフィルタ内蔵プラグの製造方法を提供する
ことにある。
(課題を解決するための手段) 前記目的を達成するために、本発明は熱可塑性樹脂の射
出成形によってノイズフィルタを内蔵した一体成形型プ
ラグの製造方法において、ノイズフィルタを支持体上に
係止めまたは固定した後、前記熱可塑性樹脂の射出成形
時の温度における弾性率が1以上50 M P a以下
となる架橋樹脂体にて前記ノイズフィルタの一部または
全部を被覆し、その直上に前記熱可塑性樹脂を射出成形
によってまたは2液性柔軟エポキシ樹脂または熱収縮チ
ューブを用いることが好ましい。
(作 用) 本発明は支持体によって目的の位置に保持され!:ノイ
ズフィルタに、適当な弾性率の架橋樹脂を被覆し、その
架橋樹脂のクツション作用により射出圧による損傷を避
けることができ、結果として部品の破損等の不良の発生
が避けられる。また、支持体を用いることによりノイズ
フィルタの配設作業性を向上させると共に、設計に自由
度を持たせることができる。架橋樹脂の弾性率は工程上
の問題を避けるための重要な要件であり、プラグ成形時
の温度における弾性率が1以上50 M P a以下に
おいて有効に作用する。
(実施例) 以下に実施例を示し、本発明の内容を詳細に説明する。
本発明で用いられる支持体は、本発明の目的から、なる
べくノイズフィルタとして使用する電子部品の形状が制
限されず、また接続作業のし易いものであることが必要
であるため、本実施例では第1図に示した壁の低いボッ
クス状のもの、第2図に示した板状のもの、第3図に示
したアングル状のものを使用した。また本実施例ではノ
イズフィルタを構成する電子部品としては、インダクタ
としてコモンモードチョークコイル、キャパシタとして
コンデンサを使用した。
実施例1,2.3及び比較例1.2.3では第1図に示
したボックス状の支持体を用いた。
第1図に示すように、一対のプラグ端子2はコンデンサ
3の両極及びチョークコイル4のリード線41と各々接
続した。また、チョークコイル4のリード線42と電源
コード5の芯線とは接続端子を用いて接続した。次にプ
ラグ端子2はボックス状支持体1の穴1aに差し込み固
定し、コンデンサ3を隔壁lbとlcの間にセットし、
チョークコイル4は、隔壁ldとlcの間にセ・ソトし
た。
チョークコイル4のリード線42と電源コード5の芯線
との接続端子部は隔壁1dと外壁との空間部に位置させ
た。
尚、ボックス状支持体lの外壁の高さはセットされた各
部品の接続部の位置より高く設計されている。
実施例1では、このように組み上がった後、支持体とノ
イズフィルタの隙間にRTVシリコーンゴムを外壁の高
さまで充填し、常温で放置して架橋(硬化)させた。こ
こで、本実施例における成形樹脂(熱可塑性樹脂)の成
形温度150°Cにおける前記RTVシリコーンゴムの
弾性率は、別途作成したシートを用い、(株)東洋精機
製作所製レオログラフソリッドにて測定したところ6M
P aであった。
実施例2では、RT■シリコーンゴムの代ワリに2液性
柔軟エポキシ樹脂を充填し、80°Cで30分間加熱し
て硬化させた。このものの150°Cにおける弾性率は
実施例1と同様に測定したところ40 M P aであ
った。
実施例3では、組み上がったノイズフィルタ付き支持体
の全体にポリオレフィン系熱収縮チューブをかぶせ、1
20°Cのオーブン中で収縮加工した。収縮後の肉厚は
0.8mmであり、150°Cにおける弾性率は10M
Paであった。
これに対し、比較例1では、実施例のような加工を施さ
ず、単に前述のようにノイズフィルタをボックス状支持
体に収納した状態のものを、比較例2では150°Cに
おける弾性率が70 M P aである2液性エポキシ
樹脂を充填したものを、比較例3では150℃における
弾性率が約0.5MPaであるシリコーンゲルを充填し
たものをそれぞれ作成した。
次に、上記各実施例及び各比較例の中間製品を成形金型
中に入れ、射出成形機にてシリンダ温度150°C1金
型温度28°C1射出圧力300kgf / c m 
”で塩化ビニル樹脂を用いて一体成形し、ノイズフィル
タ内蔵プラグを作成した。これらを各々20個づつ試作
し、断線、変形等の不良個数を調査した結果を表−1に
示した。
表−1から判るように、実施例1〜3では、それぞれ本
発明の請求の範囲内の架橋樹脂体で、実施例1と2はノ
イズフィルタの一部が、実施例3ではノイズフィルタの
全部が覆われているため、まったく不良を生じなかった
。しかし本発明の請求の範囲外である比較例1.2及び
3において、比較例2については若干改善されているも
のの断線、変形等の不良を生じた。
上述の結果より、架橋樹脂体による保護がノイズフィル
タ及びノイズフィルタとプラグ端子または電源コードと
の接続部の損傷を防止するためには重要であり、その保
護は、ノイズフィルタ等の全体を覆う必要がなく、一部
を覆っただけでも良いこと、プラグ成形時の温度におけ
る架橋樹脂体の弾性率はI M P a未満では成形工
程前の傷により使用し難いこと、50MP aを超える
と効果がなくなってくることが判る。
実施例4及び比較例4では第2図に示した板状の支持体
を用いた。
第2図に示すように、一対のプラグ端子6は中子7に通
し、コンデンサ8の両極及びチョークコイル9のリード
線91と半田接続した。また、チョークコイル9のリー
ド線92と電源コードIOの芯線とは、穴11cの場所
で半田接続した。
ここで板状支持体11には、コンデンサ8がはまる穴1
1aと、チョークコイル9がはまる穴llbが設けられ
ており、各々の穴に所定の部品を納めつつ、中子7に設
けられた溝に板状支持体11の端をはめ込んだ。
実施例4では、このように組み上がった後、中子7から
電源コード10までの間を実施例3で用いたものと同様
のポリオレフィン系熱収縮チューブをかぶせ、120°
Cのオーブン中で収縮加工した。また、比較例4では、
熱収縮チューブによる加工を行わなかった。
評価は実施例1〜3及び比較例1〜3と同様に行い、結
果を表−1に併記した。
実施例4に示されるように、このような構造でも、架橋
樹脂弾性体の効果が確かめられた。
比較例4は、架橋樹脂体による保護がないために、試料
の半数に断線、変形等の不良を生じた。
実施例5及び比較例5では、第3図に示したアングル状
の支持体を用いた。
第3図に示すように、一対のプラグ端子12を支持体1
3の所定の穴に通した後、支持体のやや下方から横に出
たアングル13a上に部品自体の高さが高いチョークコ
イル14を、アングル13aの下に高さが低いコンデン
サ15をそれぞれ配置して半田接続し、全体の上下の偏
りがないようにした。チョークコイル14のリード線1
41はプラグ端子I2に接続し、電源コード16の芯線
とチョークコイルI4のリード線142とは、チョーク
コイルI4の脇で接続端子を用いて接続した。
実施例5ではその後、実施例3及び4で用いたものと同
様のポリオレフィン系熱収縮チューブで収縮加工した。
第4図は実施例5で組み上がったものを、射出成形金型
18にセットしたところである。また、比較例5では、
熱収縮チューブによる加工を行わなかった。評価は実施
例1〜3及び比較例1〜3と同様に行い結果を表−1に
併記しt二。
実施例5においては、第4図を見ても判るように、部品
及び接続部等が熱収縮チューブ17で覆われ射出成形時
の樹脂圧力から保護されているため、不良を生じること
はなかった。
比較例5は、部品が射出成形時の樹脂圧力により分散し
てしまい成形することができながった。
(以下余白) (発明の効果) 本発明によれは、上述のような製造方法を用いることに
より、射出成形時にノイズフィルタの破損やノイズフィ
ルタとプラグ端子または電源コードとの接続部における
断線、変形等の不良を起こさず製造できるようになった
。実施例に挙げた浅いボックス状支持体、板状支持体及
びアングル状支持体等は、いずれもオープン構造の支持
体であるため、ノイズフィルタの形状や大きさの変更が
容易であり、市場の要求に対して自由に設計できる。ま
た、製造作業性においても著しく改善された。更に本発
明の方法によれば、ノイズフィルタの保護のために架橋
樹脂体を用いても全体の大きさの変化は無視できるほど
であるので、コンパクトなノイズフィルタ内蔵プラグを
製造でき、コストダウンされた省資源型のものができる
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図、第3図及び第4図は本発明の実施例を
示したもので、第1図から第3図は支持体へノイズフィ
ルタを組み付けた状態を示した斜視図、第4図は第3区
のものを架橋樹脂体で覆った後、射出成形金型に設置し
た状態を示した斜視図である。 1・・・ボックス状支持体 la・・・穴 l b、  l c、  l d−隔壁2.6.12・
・・プラグ端子 3.8.15・・・コンデンサ 4.9.14・・・チョークコイル 41、42.91.92.141.142・・・リード
線5、10.16・・・電源コード 7・・・中子 11・・・板状支持体 11a 、 llb 、 llc ・−穴13・・・ア
ングル状支持体 13a・・・アングル 17・・・熱収縮チューブ 18・・・射出成形金型 互’s  1 1g 1 la b C 第2図 1 1b 1c 第3図 7 8

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)熱可塑性樹脂の射出成形によってノイズフィルタ
    を内蔵した一体成形型プラグの製造方法において、ノイ
    ズフィルタを支持体上に係止めまたは固定した後、前記
    熱可塑性樹脂の射出成形時の温度における弾性率が1以
    上50MPa以下となる架橋樹脂体にて前記ノイズフィ
    ルタの一部または全部を被覆し、その直上に前記熱可塑
    性樹脂を射出成形によって被覆したことを特徴とするノ
    イズフィルタ内蔵プラグの製造方法。
  2. (2)前記架橋樹脂体がRTVシリコーンゴムまたは2
    液性柔軟エポキシ樹脂であることを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載のノイズフィルタ内蔵プラグの製造方
    法。
  3. (3)前記架橋樹脂体が熱収縮チューブであることを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載のノイズフィルタ内
    蔵プラグの製造方法。
JP2054247A 1990-03-06 1990-03-06 ノイズフィルタ内蔵プラグの製造方法 Pending JPH03257777A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0831518A (ja) * 1994-07-11 1996-02-02 Kyoto Densen Kk 差込みプラグ
KR101034491B1 (ko) * 2009-03-19 2011-05-20 성진씨앤티(주) 방해 전자파 차폐용 컨택트 구조

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0831518A (ja) * 1994-07-11 1996-02-02 Kyoto Densen Kk 差込みプラグ
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