JPH03256001A - 光学材料 - Google Patents

光学材料

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JPH03256001A
JPH03256001A JP5372690A JP5372690A JPH03256001A JP H03256001 A JPH03256001 A JP H03256001A JP 5372690 A JP5372690 A JP 5372690A JP 5372690 A JP5372690 A JP 5372690A JP H03256001 A JPH03256001 A JP H03256001A
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JP
Japan
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polymerizable monomer
meth
weight
optical material
acrylate
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Pending
Application number
JP5372690A
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English (en)
Inventor
Tatsuto Matsuda
立人 松田
Yasuaki Funae
船江 保明
Masahiro Yoshida
政弘 吉田
Tetsuya Yamamoto
哲也 山本
Norio Takatani
高谷 詔夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Shokubai Co Ltd
Original Assignee
Nippon Shokubai Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 木兄1j11は新規危低比重、無色透明で且つ耐伽撃性
に優れた高屈折率樹脂からなる光学材料に関する。
〈従来の技術〉 レンズ、プリズム、光導波路、fイスク基盤のような光
学部材Il!金製造するために使用される材料は無色で
透明であることが必要であるが、特にIt鏡レンズの場
合、無機光学材料に替わる素材として透明性合成樹脂が
その軽量性や耐衝撃性、成形加工性、染色性が良好なこ
とがら有機光学材料として適用範囲を拡大しつつ有る。
光学材料としての透FIA性合成樹脂には種々の特性が
要求されるが、中でもその屈折率は極めて重要な効果を
もたらす4C)’t’ある。例えばレンズとして用いる
場合、同−無点距離のレンズを得るために、高屈折率O
!5!明性合成性合成樹脂折率の材料に比べてレンズO
犀さをよシ薄くすることが可能となる。薄いレンズを使
用すると光学集成体の中のレンズによって占められる空
間の体積を減らすことができ光学装置を軽量小型化する
利点が生じる。tた、よう耐久性の光学材料を得るため
に、衡撃強度もよシ嶌いことが望ましい。
従来、プラスティックレンズ材料として用いられている
樹脂としてはジエチレングリコールビスアリルカーボネ
ート樹脂、ポリメチルメタクリレート、ポリカーボネー
ト郷が一般に知られているが、ジエチレングリコールビ
スアリルカーボネート樹脂及びポリメチルメタクリレー
トは屈折率が1.49〜1.50と小さいため、これら
の樹脂をプラスティックレンズに成形すると無機光学ガ
ラスレンズに比較して中心厚、コバ犀及び曲率が太きく
なるという欠点があった。盪た、ポリカーボネートは屈
折率が1.58〜1.59と高いが成形時に複屈折が生
じ易く、光学的均一性において欠点があった。更に、ポ
リメチルメタクリレートやポリカーボネートは非架橋構
造の熱可塑性樹脂であるために切削加工や玉摺加工時に
樹脂が融着し、このような加工が必要とされる分野、例
えば精密光学機器用レンズ、光学素子や眼鏡レンズ材料
としては満足できるものではなかった。
上記のごとき熱可塑性樹脂の欠点を改善するために、架
檎剤としてエチレングリコールジメタクリレートを用い
て架橋構造を有する樹脂を製造する方法は従来から知ら
れてしる(%開閉49−64691号)が、とのエチレ
ングリコールジメタクリレートを用いて得られる樹脂は
耐衝撃性、切削加工性が悪い。
また、%開紹62−34102号に卦いて高屈折率成分
として芳香環がハロゲンで置換されたスチレン誘導体を
使用する例が開示されているが。
このものの使用は比重を大吉くシ、かつ耐光性が悪いと
いう欠点がある。
く本発明が解決しようとする課題〉 本発明の目的は、無色透明性、耐熱性、耐衝撃性に優れ
、且つ低比重の高屈折率・低分散樹脂からなる光学材料
を提供することにある。
〈課題を解決するための手段及び作用〉本発明者らはこ
のようZ現状に鑑み鋭意検討を重ねた結果、特定組成の
単量体成分をラジカル重合開始剤の存在下に重合して得
られる樹脂が上記問題点を解決し、無色透明性、耐熱性
、耐衝撃性に優れ低比重でしかも高屈折率・低分散であ
り1骸樹脂は光学材料として好適なものであることを見
いだし、本発明を完成するに至ったものである。
即ち、本発明は下記一般式(1)〜(2)で示される多
官能(メタ)アクリレートの1種または211以上から
なる重合性単量体〔l〕5〜94.5重1%、スチレン
及び/またはα−メチルスチレンからなる重合性単量体
〔II〕5〜94.5重量係ならびに不飽和ニトリルか
らなる重合性単量体(III) 0.5〜40重量係(
ただし、重合性単量体成分の合計Filo0重量係であ
る。)からなる重合性単量体成分をラジカル重合して得
られる低比重で耐衝撃性に優れた高屈折率樹脂から危る
光学材料に関するものである。
(記) 一般式(1) 〔式中、R1及びRsFiそれぞれ独立にHもしくばC
H。
CH。
CH。
1>よびmは2〜14の整数、nは4〜14の整数であ
る。)を表わす。〕 一般式(2) (式中、R4はHもしくはCHい R1は原子価qのエ
ーテル、アルコール、エステルを含んでいてもよい飽和
脂肪族炭化水素基を表し、qは3〜6の整数を表わす。
) 本発明に用いる重合性単量体〔夏〕としては前記一般式
(1)もしくは(2)で示されるものであれば特に制限
されず、例えばジエチレングリコールジ(メタ)アクリ
レート、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、テトラエチレングリコールジ(メタ)アクリレート
、ノナエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、テ
トラデカエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、
ジプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ノナ
プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ブタン
ジオールジ(メタ)アクリレート、ペンタンジオールジ
(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メ
タ)アクリレート、ヘキサンジオールジ(メタ)アクリ
レート、ドデカンジオールジ(メタ)アクリレート等の
アルキレングリコールジ(メタ)アクリレート類;トリ
メチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタ
エリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ペンタエ
リスリトールトリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリ
スリトールヘキサ(メタ)アクリレート、ジペンタエリ
スリトールトリ(メタ)アクリレート、トリメチロール
エタントリ(メタ)アクリレート等を挙げることができ
、これらの1種または2種以上を用いることができる。
本発明に用いる重合性単量体[11)はスチレンおよび
/またはα−メチルスチレンであり、これらはそれぞれ
単独でまたは2種の混合物として用いる。
本発明に用いる重合性単量体〔■〕はアクリロニトリル
および/!たはメタクリレートリルであシ、これらはそ
れぞれ単独でまたは211の混合物として用いる。
本発明の光学材料を得る際に用いる重合性単量体成分は
重合性単量体(1)、[:I[] Thよび〔■〕のみ
からなるものであってもよいが、必要によシ他の物性を
付与する目的で他の重合性単量体[■)を共重合成分に
用いてもよい。使用できる他の重合性単量体〔■〕とし
ては重合性単量体〔I〕、〔II〕および/lたは(I
I)とラジカル共重合可能なものであれば特に制限され
ず、重合性単量体[1)やCII)に該当しない単官能
モノマー、重合性単量体(1)に該当しない多官能モノ
マーのほかオリゴマーと総称される重合性高分子が使用
できる。このようZ重合性単量体(IVIの具体例とし
ては、例えばメチルメタクリレート、ブチルメタクリレ
ート、シクロヘキシルメタクリレ−)、4−t−ブチル
シクロへキシルメタクリレート、2.3−ジブロモプロ
ピルメタクリレート、フェニル(メタ)アクリレート、
ベンジル(メタ)アクリレート、2−メタ−クリロイル
オキシメチルチオフェン、3−メタクリロイルオキシメ
チルチオフェン、2−(2−メタクリロイルオキシエチ
ル)チオフェン、2−トリシクロ(5,2,1,0]−
]3−デセニルオキシエチルメタクリレートメチル−2
−クロロアクリレート、メチル−2−ブロモアクリレー
ト、シクロヘキシル−2−クロロアクリレート、シクロ
ヘキシル−2−ブロモアクリレ−)、2−)リシツク(
5,2,1,0)−3−デセニルオキシエチル−2−ク
ロロアクリレート、エチレングリコールジ(メタ)アク
リレート等の単官能または多官能(メタ)アクリル酸エ
ステル類;安息香酸アリル、フタル酸ジアリル、ジエチ
レングリコールビスアリルカーボネート、2.2−ビス
(4−アリルオキシカルボニルオキシエトキシ−3,5
−ジブロモフェニル)プロパン、2.2−ビス(4−ア
リルオキシ−3,5−ジブロモフェニル)プロパン等の
アリルエステル、アリルカーボネート、アリルエーテル
類;エポキシ(メタ)アクリレート、ポリエステル(メ
タ)アクリレート、ウレタン(メタ)アクリレート等の
反応性オリゴマー類を挙げることができる。
本発明にかいて、重合性単量体〔I〕は高屈折率樹脂に
架橋構造を付与せしめ、よって耐熱性に優れ、切削加工
や工種加工時に融着や目詰t、bが生じにくく加工具に
樹脂分が付着することのない耐熱性のある高屈折率光学
材料を得るために用いるものである。重合性単量体〔I
〕として前記−紋穴(1)で示されるものを用いると、
高屈折率光学材料に架橋構造を付与せしめ、よって耐熱
性に優れたものにでき、また、切削加工性、工種加工性
、耐衝撃性の良い高屈折率樹脂を得ることができる。
重合性単量体CI)として、前記−紋穴(2)で示され
るものを用いると、少量の添加でも高屈折率材料に架橋
構造を付与せしめることができ、よって耐熱性に優れた
高屈折率材料を得ることができる。
筐た、重合性単量体〔I〕として前記−紋穴(1)およ
び(2)で示されるものを単独で用いてもよいが、適宜
組み合わせることによシ、光学材料として要求される耐
熱性、切削加工性、工種加工性、耐衝撃性等のバランス
の取れた高屈折率樹脂を得ることができる。
このよう危特徴を発現させるために、重合性単量体〔I
〕の使用量は重合性単量体成分中5〜94.5単量体の
量でらシ、好オしくば10〜90重量係である。5単量
体未満の量では架橋密度が小さくたb耐熱性や切削加工
性、工種加工性、耐衝撃性等の向上に対する効果が小さ
くなシ、94.5単量体を超える量では得られる樹脂の
屈折率が小さくなる。
重合性単量体〔II〕は得られる樹脂に高屈折率を付与
するために用いるものである。このよう□特徴を充分発
現させるためには重合性単量体〔II〕の使用量は、重
合性単量体成分中5〜94,5単量体の量であう、好ま
しくは10〜90重量係である。
5単量体未満の量では得られる樹脂の屈折率変化に及ぼ
す寄与が小さく、94.5単量体を超える量では架橋密
度が小さくなシ、耐熱性や切削加工性、工種加工性、耐
衝撃性等の向上に対する効果が小さい。
重合性単量体(III)は得られる高屈折率樹脂の耐衝
撃性を飛躍的に向上させるために用いるものである。こ
のような特徴を充分発現させるためには重合性単量体(
nl)の使用量は、重合性単量体成分中0.5〜40重
量係の量であり1好筐しくは2〜30重量係である。0
.5単量体未満の量では得られる高屈折率樹脂の耐衝撃
性の向上に対する効果が小さくなう、40重単量体超え
る量では得られる樹脂の耐熱性が低くなる。
重合性単量体〔■〕は得られる高屈折率樹脂に上記で述
べた以外の種々の特性を付加するために用いるものであ
る。例えば上記重合性単量体[IV)のうち(メタ)ア
クリル酸エステルは得られる高屈折率樹脂の屈折率、耐
熱性、成形加工性等を任意に調節する上で重合性単量体
〔I〕、[II)及び[I[[]を補うものであシ、重
合性単量体成分中1〜50重量係の量とするのが好まし
い。筐た、(メタ)アリルエステル、アリルカーボネー
ト、アリルエーテル類は重合反応を制御する上で有用で
、特に注型重合においては生産の歩留シを上げる効果が
あシ、重合性単量体成分中0.1〜30重量係重量圧好
ましくは0.5〜20重量係の量で使用するのがよい。
エポキシ(メタ)アクリレート、ポリエステル(メタ)
アクリレート、ウレタン(メタ)アクリレート等の反応
性オリゴマー類は重合時の収縮率を緩和する効果がある
うえに、注型重合にかける生産の歩留υを向上させる効
果があシ、重合性単量体成分中1〜50重量係重量圧好
ましくは5〜40重量係の量で使用するのがよい。
本発明の光学材料として有効な高屈折率樹脂は、重合性
単量体〔l〕、(n) &よび(III)を必須成分と
し、必要によ多重合性単量体[IV)を含む重合性単量
体成分をラジカル重合することによう得られるものであ
る。
ラジカル重合の方法は特に制限されることな〈従来から
周知の方法を採用できるが、その具体例としては例えば
、 ■ 重合性単量体成分をラジカル重合開始剤の存在下に
加熱重合する方法。
■ 重合性単量体成分を光増感剤の存在下に紫外線重合
する方法。
■ 重合性単量体成分を電子線重合する方法。
等を挙げることができる。
■の方法は最も一般的な方法であり1装置も簡便である
上に、ラジカル重合開始剤も比較的安価である。
■の方法による場合は、硬化速度が速く、重合時間を短
くすることができる。
■の方法では、ラジカル重合開始剤や光増感剤の不存在
下でも重合できるので、高屈折率樹脂中への不純物の混
入を少なくすることもできる。
■の方法による場合、その重合の手法は特に制限されず
従来からの公知の方法、例えば塊状重合、溶液重合、懸
濁重合等の方法を挙げることができる。これらの方法の
回ちレンズの製造にかいては、注型重合によシ重金時に
所望の形状に影付できるために塊状重合によるのが好ま
しく、例えばラジカル重合開始剤を加えた重合性単量体
成分をガラス製のモールドに注入して、30〜60℃か
ら次第に昇温しで重合させる方法がその具体例である。
また、重合開始剤の種類及び使用量を適宜選択すること
によシ反応インジェクションモールド法の成形法によっ
ても高屈折率樹脂とすることもできる。注型重合以外の
場合は、重合した後所望の形状に影付する工程を必要と
する。重合に際し使用できるラジカル重合開始剤として
は、例えばベンゾイルパーオキサイド、アセチルパーオ
キサイド、ジ−t−ブチルパーオキサイド、ジイソプロ
ピルパーオキシジカーボネート、t−ブチルパーオキシ
−2−エチルヘキサノエート等の過酸化物や2゜27−
アゾビスイソブチロニトリル、2.2’−アゾビス(2
,4−ジメチルバレロニトリル)、1.1’−アゾビス
(シクロヘキサン−1−カルボニトリル等のアゾ系化合
物等を挙げることができる。これらの1種または2種以
上を通常重合性単量体成分して用いることができる。
重合条件は重合性単量体のS類、組成比および重合開始
剤の種類によって影響を受けるので一概に限定できない
が、一般に比較的低温下で重合を開始し、ゆつくb温度
を上げていき、重合終了時に高温下で後重合を行い硬化
させる重合法が好適である。筐た、重合時間は各種の条
件によって異なるので予めこれらの条件に応じた最適の
時間を決定するのが好適であるが、一般に2〜40時間
で重合が完結するように条件を選ぶのが好筐しい。
■及び■の方法による場合は通常、注型による塊状重合
の方法を採用するのが好適である。但し、■の方法の場
合は光増感剤の存在下とすることを必要とする。例えば
■の方法では重合性単量体成分に光増感剤を配合し、紫
外線を照射することによう、■の方法では重合性単量体
成分にそのま電電子線を照射することによシ、容易に高
屈折率樹脂とすることができる。この際、■の方法にか
いて使用できる光増感剤としては、例えばベンゾイン、
ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル
、ベンゾインイソプロピルエーテル、2−ヒドロキシ−
2−ベンゾイルプロパン、ベンジルジメチルケタール、
アゾビスイソブチロニトリル、チオキサントン等の光増
感剤を使用することができる。これらの1種または2種
以上を通常重合性単量体成分に対し、0.01〜10重
量%、好筐しくは0.05〜8重量係の範囲で用いるこ
とができる。
本発明にかいて■〜■のいずれの方法によるかは、得ら
れる高屈折率樹脂からなる光学材料に所望される性能に
応じて適宜選択すればよく、場合によっては複数個の方
法を組み合わせてもよい。
本発明の光学材料は公知の添加剤、例えば紫外線吸収剤
、酸化防止剤、防滴剤、着色剤等を適宜含んでいてもよ
い。これら添加剤は、重合前の重合性単量体成分に予め
配合してかいても良く、筐た重合した後の高屈折率樹脂
に当業者に周知の方法で配合しても良い。
本発明の光学材料は前記手順で製造される高屈折率樹脂
を用いてなる。例えば前記で詳細に説明した製造方法の
うち注型重合の方法によるものは、そのit又は表面に
適当Z処理を施して本発明の光学材料とすることができ
る。また、他の方法によるものは、適当な形状に形付し
、必要があれば更にその表面に適当な処理を施して本発
明の光学材料とすることができる。
〈発明の効果〉 本発明の光学材料は、重合性単量体(1)、〔II〕お
よび重合性単量体(III)を必須成分とする重合性単
量体成分を用いるために、無色透明性、耐衝撃性に優れ
、耐熱性や切削加工性も優れた低比重の高屈折率樹脂か
ら々るものである。
従って、本発明の光学材料は、高屈折率、軽量、無色透
明である上に、耐衝撃性、耐熱性、切削加工性にも優れ
たものであるため、例えばレンズ、プリズム、光ファイ
バー、光導波路、光ディスク、フィルム等の部材として
好適なものである。
〈実施例〉 以下、実施例により本発明を具体的に説明する。
なか、各実施例に釦ける物性評価の方法は次の通シであ
る。
〔無色透明性〕
注型重合により得た厚さ1.5fiのシート状重合物に
ついて着色度合を目視観察することによう判定した。
〔屈折率とAbbe数〕
注型重合−によう得た厚さ1.5flのシート状重合物
の小片についてAbbeの屈折計を用いて屈折率を測定
し、分散表からAbbe数の値を求めた。
〔全光線透過率〕
注型重合量によシ得た厚さ1.5mのシート状重合物に
ついて濁度計を用いて測定した。
〔切削加工性〕
注型重合−によう得た厚さ1.5 sowのシート状重
合物をダイヤモンドカッターにて切断し、その際の切断
面の割れ、ヒビ、融着等の有無を観察した。全く割れ、
ヒビ、融着等のないものを○印で表示した。それ以外の
不良のものについては不良点を表示した。
〔耐熱性〕
注型重合−によう得た厚さ1.5mのシート状重合物を
100℃の熱風乾燥機中に3時間入れ、その際のンリ等
の変形を観察した。全く変形の認められなかったものを
○印で表示した。
それ以外の不良のものについては不良点を表示した。
〔鉛筆硬度〕
JIS K 5400に準じて測定した。
〔耐衝撃性(レンズ)〕
ASTM F 659に準じて評価した。即ち、中心厚
TemmのレンズにWgO鋼球をHcmの高さより落下
させ、レンズが割れないものをWXH/Tcとして表示
した。
〔染色性〕
分散染料(デイスパースブラウン)とキャリア剤を溶解
した熱湯(85℃以上)にレンズを10分間浸し、染色
状態を観察した。色ムラなく染色できたものを○印で表
示した。それ以外の不良のものについては不良点を表示
した。
〔外 観〕
色相、透明性、光学的面状態を目視観察し、無色透明で
面状態の良いものを「良好」と表示した。
実施例1 テトラエチレングリコールジメタクリレー)50重量部
、スチレン40重量部、アクリロニトリル10重量部、
2,2′−アゾビス−(2,4−ジメチルバレo 二)
 リル)o、 t 重量部と2−(2−ヒドロキシ−5
−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール0.1重量部の
混合物を2枚のガラス板とシリコンラバー製のガスケッ
トから危るモールド中に注入し、50℃で6時間保持し
、以後11 o’ct”t’i 6時間かけて昇温し重
合した。得られた高屈折率樹脂〔1〕は無色透明であっ
た。この高屈折率樹脂の光学材料としての諸物性を第1
表に示した。
実施例2 2.2′−アゾビス−(2,4−ジメチルバレロニトリ
ル)の代わシにジイソプロピルパーオキシジカーボネー
ト0.2重量部を用いた以外は実施例1と同様に行った
。得られた高屈折率樹脂〔2〕は無色透明であった。こ
の高屈折率樹脂の光学材料としての諸物性を第1表に併
せて示した。
実施例3 テトラエチレングリコールジメタクリレート50重量部
、スチレン40重量部、アクリロニトリル10重量部と
ベンゾインイソプロピルエーテル2.0重量部の混合物
を2枚のガラス板とシリコンラバー製のガスケットよシ
なるモールド中に注入し、80w/c11のランプ出力
を持つ3 kw高圧水銀灯を用い10cIILの距離か
ら表裏それぞれ延べ120秒間紫外線を照射した。その
後110℃で2時間加熱重合させた。得られた高屈折率
樹脂〔3〕は無色透明であった。この高屈折率樹脂の光
学材料としての諸物性を第1表に併せて示した。
実施例4〜8 実施例IKj?いて原料単量体の組成を第1表に示した
通シとする以外は実施例1と同様の方法で高屈折率樹脂
〔4〕〜〔8〕を得た。それらの光学材料としての諸物
性を第1表に併せて示した。
比較例1 ジエチレングリコールビスアリルカーボネート100重
量部とジイソプロピルパーオキシジカーボネート2.5
重量部との混合液を2枚のガラス板とシリコンラバー製
のガスケットよ#)欧るモールドに注入し、40℃で1
時間、45℃で1時間、50℃で1時間、60℃で16
時間、90℃で2時間、さらに110℃で2時間かけて
重合した。
得られた比較用樹脂〔1〕は無色透明であった。この比
較用樹脂の光学材料としての諸物性を第1表に併せて示
した。
比較例2 メチルメタクリレート100重量部と2.2′−アゾビ
ス−(2,4−ジメチルバレロニトリル)0.5重量部
との混合物を2枚のガラス板とシリコンラバー製のガス
ケットよシなるモールド中に注入し、50℃で6時間、
60℃で16時間、さらに90℃で2時間かけて重合し
た。得られた比較用樹脂〔2〕は無色透明であった。こ
の比較用樹脂〔2〕の光学材料としての諸物性を第1表
に併せて示した。
比較例3〜4 実施例1にかいて重合性単量体成分の組成を第1表に示
した通シとする以外は実施例1と同様の方法で比較用樹
脂〔3〕〜〔4〕を得た。それらの光学材料としての諸
物性を第1表に併せて示した。
実施例9 ジプロピレングリコールジメタクリレート50重量部と
スチレン40重量部、アクリロニトリル10重量部、2
.2′−アゾビス−(2,4−ジメチルバレロニトリル
)0.1重量部と2−(2−ヒドロキシ−5−メチルフ
ェニル)ベンゾトリアゾール0.1重量部の混合物を2
枚のガラス板とシリコンラバー製のガスケットからなる
モールド中に注入し、50℃で6時間保持し、以後11
0℃まで16時間かけて昇温し重合した。更に110℃
で2時間保持し後重合した。得られた高屈折率樹脂〔9
〕は無色透明であった。この高屈折率樹脂の光学材料と
しての諸物性を第2表に示した。
実施例10〜14 実施例9において原料単量体の組成を第2表に示した通
シとする以外は実施例9と同様の方法で高屈折率樹脂〔
10〕〜〔14〕を得た。それらの光学材料としての諸
物性を第2表に併せて示した。
実施例15 トリメチロールプロパントリメタクリレート50重量部
、スチレン40重量部、アクリロニトリル10重量部、
2.2′−アゾビス−(2,4−ジメチルバレロニトリ
ル)0.1重量部と2−(2−ヒドロキシ−5−メチル
フェニル)ベンゾトリアゾール0.1重量部の混合物を
2枚のガラス板とシリコンラバー製のガスケットから危
るモールド中に注入し、50℃で6時間保持し、以後1
10℃まで16時間かけて昇温し重合した。更に110
℃で2時間保持し後重合した。得られた高屈折率樹脂〔
15〕は無色透明であった。この高屈折率樹脂の光学材
料としての諸物性を第2表に併せて示した。
実施例16〜18 実施例15において原料単量体の組成を第2表に示した
通シとする以外は実施例15と同様の方法で高屈折率樹
脂〔16〕〜〔18〕を得た。それらの光学材料として
の諸物性を第2表に併せて示した。
実施例19 テトラエチレングリコールジメタクリレート30重量部
、トリメチロールプロパントリメタクリレート10重量
部、スチレン50重量部、アクリロニトリル10重量部
、2,2′−アゾビス−(2,4−ジメチルバレロニト
リル)O,Ill量部と2−(2−ヒドロキシ−5−メ
チルフェニル)ベンゾトリアゾール0.1重量部の混合
物を2枚のガラス板とシリコンラバー製のガスケットか
らなるモールド中に注入し、50℃で6時間保持し、以
後110℃まで16時間かけて昇温し重合した。更に1
10℃で2時間保持し後重合した。得られた高屈折率樹
脂〔19〕は無色透明であった。この高屈折率樹脂の光
学材料としての諸物性を第3表に示した。
実施例20〜27 実施例19に訃いて原料単量体の組成を第3表に示した
通うとする以外は実施例19と同様の方法で高屈折率樹
脂〔20〕〜〔27〕を得た。それらの光学材料として
の諸物性を第3表に併せて示した。
実施例28 テトラエチレングリコールジメタクリレート36重量部
、1.3−ブタンジオールジメタクリレート9重量部、
スチレン46重量部、アクリロニトリル9重量部、2−
(2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)ベンゾトリア
ゾール0.1重量部と4−メタクリロイルオキシ−2,
2,6,6−チトラメチルピペリジン0.1重量部から
なる原料単量体にラウロイルパーオキサイド0.2重量
部とt−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエイト
0.3重量部を加え、混合物を内径75鶴で度数が−3
,00Dのレンズが得られるように設計されたガラス型
と軟質ポリ塩化ビニルからなるガスケットで作られた空
間に注入した。
これを恒温槽中で、50℃で4時間保った後、15時間
かけて120℃筐で徐々に昇温し、更に120℃で30
分保持することによシ注型重合を行った。次いで、ガラ
ス型とガスケットを重合生放物から脱着することによう
直径75sosで、度数−3,OODのレンズ〔1〕を
得た。得られたレンズ〔1〕の光学的面状態は良好であ
シ、レンズとしての諸物性は第4表に示したように優れ
たものであった。
実施例29〜34 原料単量体訃よび重合開始剤からなる混合物の組成を第
4表に示した通シに変更したこと以外は実施例28と同
様にして、レンズ〔2〕〜〔7〕を得た。それらのレン
ズとしての諸物性は第4表に示したように優れたもので
あった。
比較例5〜8 原料単量体および重合開始剤から危る混合物のた。それ
らのレンズの諸物性を第4表に示した。
レンズとして要求される物性を満足していなかった。
な釦、第1〜4表中の略号は次の化合樹名を示すものと
する。
EG   : エチレングリコールジメタクリレート2
EG   :  ジエチレングリコールジメタクリレー
ト3EG   :  )ジエチレングリコールジメタク
リレート4EG   :  テトラエチレングリコール
ジメタクリレート9EG   :  ノナエチレングリ
コールジメタクリレート4EG’  :  テトラエチ
レングリコールジアクリレート2PG   :  ジプ
ロピレングリコールジメタクリレートBG:1.3−ブ
タンジオールジメタクリレートBM   : ブチレン
グリコールジメタクリレートPM   : ベンタンジ
オールジメタクリレートHM   : ヘキサンジオー
ルジメタクリレートTMTM  :  )リメチロール
プロパントリメタクリレートPETM  :  ペンタ
エリスリトールトリメタクリレート2PETM:  ジ
ペンタエリスリトールトリメタクリレートSt   :
 スチレン α−8t : α−メチルスチレン 八へ   : アクリロニトリル MMA   :  メチルメタクリレートBzMA  
: PUMA  : ADC: v65  : v60  : IPP   : BIE   : LPO: BEH: HMPBT : MP ベンジルメタクリレート ポリウレタンメタクリレート(共栄社油脂化学工業■製
の商品名UA−101H) ジエチレングリコールジアリルカーボネート2.2/−
アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)2.2′
−アゾビスイソブチロニトリルジイソプロピルパーオキ
シジカーボネートベンゾインインプロビルエーテル ラウロイルパーオキサイド t−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート2−
(2ヒドロキシ−5−メチルフェニル)ベンゾトリアゾ
ール 4−メタクリロイル−2,2,6,6−テトラメチルビ
ペリジン

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、下記一般式(1)〜(2)で示される多官能(メタ
    )アクリレートの1種または2種以上からなる重合性単
    量体〔 I 〕5〜94.5重量%、スチレン及び/また
    はα−メチルスチレンからなる重合性単量体〔II〕5〜
    94.5重量%ならびに不飽和ニトリルからなる重合性
    単量体〔III〕0.5〜40重量%(ただし重合性単量
    体成分の合計は100重量%である。)からなる重合性
    単量体成分をラジカル重合して得られる低比重で耐衝撃
    性に優れた高屈折率樹脂からなる光学材料。 (記) 一般式(1) ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、R_1及びR_2はそれぞれ独立にHもしくは
    CH_3、Xは▲数式、化学式、表等があります▼、▲
    数式、化学式、表等があります▼、 ▲数式、化学式、表等があります▼、▲数式、化学式、
    表等があります▼もしくは ▲数式、化学式、表等があります▼(但し、R_■はH
    、CH_8もしくはOH、lおよびmは2〜14の整数
    、nは4〜14の整数である。)を表わす。〕 一般式(2) ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_4はHもしくはCH_8、R_5、は原子
    価qのエーテル、アルコール、エステルを含んでいても
    よい飽和脂肪族炭化水素基を表し、qは3〜6の整数を
    表わす。)2、重合性単量体成分が、更に重合性単量体
    〔 I 〕、〔II〕および/または〔III〕とラジカル共重
    合可能な他の重合性単量体〔IV〕も含む請求項1記載の
    光学材料。 3、重合性単量体〔IV〕が(メタ)アクリル酸エステル
    、(メタ)アリルエステル、アリルカーボネート、アリ
    ルエーテル、エポキシ(メタ)アクリレート、ポリエス
    テル(メタ)アクリレート、ウレタン(メタ)アクリレ
    ートからなる群より選ばれた1種もしくは2種以上の重
    合性単量体である請求項2記載の光学材料。 4、重合性単量体〔IV〕として、(メタ)アクリル酸エ
    ステルからなる群より選ばれた1種もしくは2種以上を
    1〜50重量%の量で用いる請求項3記載の光学材料。 5、重合性単量体〔IV〕として、(メタ)アリルエステ
    ル、アリルカーボネートおよびアリルエーテルからなる
    群より選ばれた1種もしくは2種以上を0.1〜30重
    量%の量で用いる請求項3記載の光学材料。 6、重合性単量体〔IV〕として、エポキシ(メタ)アク
    リレート、ポリエステル(メタ)アクリレートおよびウ
    レタン(メタ)アクリレートからなる群より選ばれた1
    種もしくは2種以上を1〜50重量%の量で用いる請求
    項3記載の光学材料。 7、請求項1〜6項記載の光学材料からなるレンズ。
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