JPH0325580Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0325580Y2
JPH0325580Y2 JP5439886U JP5439886U JPH0325580Y2 JP H0325580 Y2 JPH0325580 Y2 JP H0325580Y2 JP 5439886 U JP5439886 U JP 5439886U JP 5439886 U JP5439886 U JP 5439886U JP H0325580 Y2 JPH0325580 Y2 JP H0325580Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fitted
spring
drag
annular
pair
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP5439886U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62164774U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP5439886U priority Critical patent/JPH0325580Y2/ja
Publication of JPS62164774U publication Critical patent/JPS62164774U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0325580Y2 publication Critical patent/JPH0325580Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 考案の目的 本考案は魚釣用スピニングリールのドラグ制動
装置の改良に関するもので、ドラグ調整ツマミの
回動に対する節度の附与とその抜け止めを行つて
いる欠円環状スプリングの組込み及び分解を容易
にして製造組立及び分解修理を簡易にすると共に
その係止部の強度の向上を図るようにしたことを
目的とするものである。
従来の技術 魚釣用スピニングリールのドラグ制動手段とし
て、ドラグ調整ツマミをリール筐体の後部に設け
る所謂リヤードラグ方式において、ドラグ調整ツ
マミの回動に節度を附与すると同時にその脱落防
止のために、制動部材を収容した円筒部後端に欠
円環状スプリングを係止することが実開昭59−
42169号公報で知られている。
しかしながら従来の方式は円筒部の後端に透孔
と係合部を有する切欠部とを対向して形成し、欠
円環状スプリングの中央突部を透孔に嵌合すると
共に基端係止部を切欠部の係合部に係合せしめて
いるので、環状スプリングを装着するときにはそ
の中央突部を透孔に嵌合した後欠円環状スプリン
グをバネ力に抗して縮めて基端係止部を切欠部の
係合部に係止させなければならず、この組込作業
が面倒で指も痛くなり作業能率が低く、また分解
修理時の取外し操作も容易でないと共に円筒部に
係合部を有する切欠部を形成するのが頻繁である
ばかりか係合部は強度的にも不充分で構造的にも
問題がある等の欠陥がある。
考案の構成 本考案はこれらの欠陥を改善するようにしたも
ので、リール筐体の後部にスプール軸に嵌装した
制動部材を収容しかつ後端部に環状切欠部を形成
した円筒部を突設し、該円筒部内側にドラグ調整
ツマミを着脱自在に固着しかつ前記制動部材を発
条を介して圧接するドラグ調節部材を螺合し、前
記環状切欠部の周側部には一対の対向する切欠部
と該切欠部と略直交した位置に一対の係合孔とを
夫々形成し、前記一対の切欠部には欠円環状スプ
リングの中央突部と基端係止部を、前記一対の係
合孔には欠円環状スプリングの両側部を夫々嵌合
せしめて中央突部をドラグ調整ツマミの凹凸部に
係合せしると共に前記欠円環状スプリング前側に
おける円筒部の環状切欠部にはドラグ調節部材を
係止する係止板を嵌合したことを要旨とするもの
である。
本考案の実施例を図面について説明すると、リ
ール1の後部に突設された円筒部2の底部にはス
プール軸3を軸方向に摺動自在に嵌着して一体的
に回動する軸筒4が回動自在に支承され、該軸筒
4には制動部材5が嵌装されると共に円筒部2の
内側には前記制動部材5の後部を発条6を介して
圧接するドラグ調節部材7が進退自在に螺着さ
れ、更に該ドラグ調節部材7には円筒部2の外側
に嵌合するドラグ調整ツマミ8が着脱自在に一体
的に固着されている。
また円筒部2の後端部には両側に欠円部を有す
る環状切欠部9が形成され、該環状切欠部9の周
側部の上下には対向して一対の切欠部10,10
が、両側の欠円部には一対の係合孔11,11が
夫々形成されており、欠円環状スプリング12の
中央突部12′が上部切欠10に嵌合突出して前
記ドラグ調整ツマミ8内側の凹凸13に係合し、
基端係止部12″が下部切欠10に係合し、更に
両側部が係合孔11,11に嵌合するように形成
されている。
しかして前記欠円環状スプリング12前側にお
ける円筒部2の環状切欠部9には欠円環状の係止
板14が嵌合され、ドラグ調節部材7の螺合部を
係止している。
本考案実施例は上記のように構成されているか
ら、スプール軸3を制動するには、通常と同様に
ドラグ調整ツマミ8を回動してドラグ調節部材7
を進退し発条6を介して制動部材5の圧接度を調
節して行うものである。
また製造組立時にはドラグ調節部材7を円筒部
2に螺合して係止板14を環状切欠部9に嵌合
し、次いで欠円環状スプリング12を縮めながら
切欠部10,10及び係合孔11,11に嵌合し
た後ドラグ調整ツマミ8をドラグ調節部材7に固
着し、制動部材5の修理交換時には前記と逆にド
ラグ調整ツマミ8をドラグ調節部材7から外した
後欠円環状スプリング12を縮めて切欠部10,
10及び係合部11,11から脱し、更に係止板
14及びドラグ調節部材7を脱して行うものであ
る。
なお前記実施例では係合孔11,11を透孔に
形成しているが、必ずしも貫通する孔である必要
はなく穴状のものでも差し支えない。
考案の効果 本考案は欠円環状スプリングを円筒部後端部に
形成した環状欠円部に嵌合し、その中央突部、基
端係止部及び両側部を周側部に形成した切欠部及
び係合孔に夫々嵌合すると共にその前部に係止板
を嵌合してドラグ調節部材を係止するようにした
ので、欠円環状スプリングは両側を縮めるだけで
切欠部及び係合孔に容易に組込むことができ従来
方式に比し組立が著しく簡易となり、製造作業を
能率良くかつ自動化できると共にドラグ制動部材
の修理時の分解時の取外しも容易であり、更に環
状スプリングの基端係止部の係合部も単なる切欠
部だけで良いため従来のように係合部が折損した
り、割れたりすることがなく強度の低下を防止
し、しかもその形成も容易である等の優れた特徴
と実用性を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の正面図、第2図は第1図〜
線断面図、第3図は第2図〜線断面図、第
4図は同要部の斜面図である。 1……リール筐体、2……円筒部、3……スプ
ール軸、5……制動部材、6……発条、7……ド
ラグ調節部、8……ドラグ調整ツマミ、9……環
状切欠部、10,10……切欠部、11,11…
…係合孔、12……欠円環状スプリング、12′
……中央突出部、12″……基端係止部、13…
…凹凸、14……係止板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. リール筐体の後部にスプール軸に嵌装した制動
    部材を収容しかつ後端部に環状切欠部を形成した
    円筒部を突設し、該円筒部内側にドラグ調整ツマ
    ミを着脱自在に固着しかつ前記制動部材を発条を
    介して圧接するドラグ調節部材を螺合し、前記環
    状切欠部の周側部には一対の対向する切欠部と該
    切欠部と略直交した位置に一対の係合孔とを夫々
    形成し、前記一対の切欠部には欠円環状スプリン
    グの中央突部と基端係止部を、前記一対の係合孔
    には欠円環状スプリングの両側部を夫々嵌合せし
    めて中央突部をドラグ調整ツマミの凹凸部に係合
    せしると共に前記欠円環状スプリング前側におけ
    る円筒部の環状切欠部にはドラグ調節部材を係止
    する係止板を嵌合した魚釣用スピニングリールの
    ドラグ制動装置。
JP5439886U 1986-04-11 1986-04-11 Expired JPH0325580Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5439886U JPH0325580Y2 (ja) 1986-04-11 1986-04-11

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5439886U JPH0325580Y2 (ja) 1986-04-11 1986-04-11

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62164774U JPS62164774U (ja) 1987-10-20
JPH0325580Y2 true JPH0325580Y2 (ja) 1991-06-03

Family

ID=30881353

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5439886U Expired JPH0325580Y2 (ja) 1986-04-11 1986-04-11

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0325580Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002204641A (ja) * 2001-01-10 2002-07-23 Shimano Inc スピニングリールのドラグ機構

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62164774U (ja) 1987-10-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0810279Y2 (ja) 魚釣用両軸受型リール
JPH1198940A (ja) 魚釣用両軸受型リールのスプール制動装置
JPH0325580Y2 (ja)
JPS5845411Y2 (ja) シリンダ錠の取付装置
JP3045329U (ja) 軸体端部取付片の取付構造
JPH0280403U (ja)
JPH01164251U (ja)
JPH08667U (ja) 釣り用リールのワンウエイクラッチ機構
JPS5822409Y2 (ja) 模型用2気筒エンジンのクランクシヤフト
JP2603600Y2 (ja) 分割形のピンミラーカッタ
JPH0445610U (ja)
JP3971110B2 (ja) 魚釣用リール
JPH0126482Y2 (ja)
JPS586296Y2 (ja) 魚釣用覆面型リ−ルのドラグ制動装置
JPH062550Y2 (ja) 魚釣用スピニングリール
JPS6015602Y2 (ja) ナイフ取付装置
JPS6349952U (ja)
JPH0381745U (ja)
JPS6389801U (ja)
JPS62181901A (ja) 自転車用ハブのクイツクレリ−ズ装置
JPS6445965U (ja)
JPH03105867U (ja)
JPH07203812A (ja) 魚釣用スピニングリ−ルのスプ−ル及びその製造方法
JPH0456876U (ja)
JPS61100982U (ja)