JPH03255094A - ヘキサデカペプチド - Google Patents

ヘキサデカペプチド

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JPH03255094A
JPH03255094A JP2052553A JP5255390A JPH03255094A JP H03255094 A JPH03255094 A JP H03255094A JP 2052553 A JP2052553 A JP 2052553A JP 5255390 A JP5255390 A JP 5255390A JP H03255094 A JPH03255094 A JP H03255094A
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JP
Japan
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peptide
acid
casein
solution
mixture
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JP2052553A
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Inventor
Kenji Kizawa
謙司 木澤
Keiko Naganuma
長沼 敬子
Umeji Murakami
村上 梅司
Taira Takemoto
平 竹本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanebo Ltd
Original Assignee
Kanebo Ltd
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Publication date
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  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
  • Peptides Or Proteins (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、α−カゼインのペプシン分解物から、1IL
IIIされた新規ペプチドおよびその薬学的に許容され
る塩に関する。さらに詳しくは、下式(I)11− L
eu−Lys−Lys−T Ie−5er−G l n
−A rg−Tyr−G 1n−Lys−Phe−八1
a−Leu−Pro−Gln−Tyr−Ol+   ・
 ・ ・  (1)で示されるヘキサデカペプチドおよ
びその薬学的に許容される塩に関する。式(I)のペプ
チドおよびその薬学的に許容される塩は血小板凝集阻害
作用を有し、血栓症の治療および予防に有用である。
「従来の技術ノ 生体の血管または心臓の腔内て血液成分が局所的に凝固
したものを血栓といい、血栓は血管内腔の狭窄または閉
塞を引き起こす。そして血栓形成とそれに伴う病的現象
を血栓症と言う。
血栓形成には血小板の凝集が関与しているので血小板凝
集阻害作用を有する化合物は、血栓症の治療および予防
に有用である。
血小板凝集阻害作用を有する化合物は種々知られている
か、血小板凝集阻害作用を有するベブヂトの報告例は数
少ない。
血小板凝集阻害作用が認められているベブヂトとしては
、例えばに−カセインのフラグメントペプチドが報告さ
れている( Eur、 J、 BLochem、、15
8巻、379頁、1986年参照)が、これは本発明ペ
プチドと全く構造を異にしている。そして、α−カゼイ
ンから血小板凝集阻害作用を有するペプチドが単離され
たとの報告はない。
「発明が解決しようとする課題」 本発明者は、α−カゼインから血小板凝集阻害作用を有
するペプチドを見い出すべく種々検討した。本発明の目
的は血小板凝集阻害作用を有する新規ペプチドおよびそ
の薬学的に許容される塩を提供することにある。
「課題を解決するための手段」 α−カゼインをペプシンで加水分解し、得られる加水分
解物を分画して種々検討の結果、本発明者等は血小板凝
集阻害活性を有する下式(1)%式% (1) で示される新規ペプチドまたはその薬学的に許容される
塩の単離に成功した。またこの合成にも成功して本発明
を完成した。
なお、本明細書において、アミノ酸、アミノ酸残基、ア
ミノ酸誘導体、ペプチドおよび保護基は111P八C−
ItiB生化学命名委員会で推奨された記号(Bioc
hemisl、ry、11巻、1726頁、1972年
、IIIPACPure Appl、40巻、317頁
、1974年参照)または当該分野において慣用される
記号を用い、し−アミノ酸およびその残基のL記号は省
略する。かかる記号は例えは以下の通っである。
Leuロイシン、Lys・リジン、Ile:イソロイシ
ン、Ser:セリン、Gln・グルタミン、 Gluグ
ルタ主ン酸、Argアルギニン、Tyrチロシン、Ph
e:フェニルアラニン、Ala:アラニン、Proニブ
ロリン、Boc:七−ブデルオキシカルボニル、Br−
Z: p−ブロモベンジルオキシカルボニル、CI−Z
+ p−クロロベンジルオキシカルボニル、 Bzl・
ペンシル、Mts・メシチレン−2−スルホニル。
最初に、α−カゼインからの製造法について説明する。
α−カゼインの加水分解は、α−カゼインを塩酸中、ペ
プシンで行う。塩酸には通常0.05〜1.5規定、好
ましくは約o、i規定の塩酸を使用しその使用量は、通
常α−カゼインに対して7〜20倍(V/W)である。
ペプシンの使用量は、カゼイン1重量部に刻して通常0
.01〜0.05重量部であり、好ましくは0.02〜
0.03重量部である。
加水分解反応は、通常35〜38℃で30分〜3時間、
好ましくは37℃で約1時間行う。
次に、上記加水分解反応波にアルカリ、好ましくは、ア
ンモニア水を添加し反応液のpl+を約4に調整し、不
溶物を除去して加水分解物の水溶液(以下、これを加水
分解液と呼ぶ)を得る。
次に、陽イオン交換体を充填したカラムクロマトグラフ
ィーにより加水分解液から塩基性ペプチド混合物を分画
する。
この操作は、加水分解液を弱酸性〜弱塩基性に調整した
後、陽イオン交換体(緩衝7夜で平衡化済み)を充填し
たカラムに付して加水分解液中の塩基性ベブヂトを吸着
させ、次いで溶出溶媒でこれを溶出させ分画することに
より行なう。
陽イオン交換体には、例えばCM−5ephadex 
@C−25、CM−5ephadex @C−50(い
ずれもファルマシア社製〉の如きカルボキシル基を有す
るイオン交換体(弱酸+1陽イオン交換体と呼ぶ)を使
用する。
陽イオン交換体の平衡化は、弱酸性〜弱塩基性の緩衝液
を使用する。
溶出溶媒には、例えば、酢酸−アンモニア緩衝液、炭酸
アンモニウム水溶液、アンモニア水溶液等の微塩基性〜
塩基性の溶出溶媒を用い、このpi−1あるいは/およ
び濃度を上昇させながら溶出を行う。
塩基性へブチ)・混合物は溶出溶媒のp)Iあるいは塙
濃度が高い時に溶出する。例えはイオン交換体としてC
M−5ephadex @C−25(ファルマシア社製
)を用い、溶出溶媒として炭酸アンモニウム水溶液を用
いた場合、炭酸アンモニウム濃度が約0.02Mの時に
溶出し始め、約0.3Mの時に溶出し終る。
なお、効率良い分画のために、加水分解液および溶出液
に0.01〜5重量%の割合で例えば、ポリオキシエヂ
レンアルキルエーテル、ポリオキシエヂレンアルキルフ
ェニルエーテル、グリセリン脂肪酸エステル、ソルビタ
ン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ポリオキシ
エチレンソルビタン脂肪酸エステル等の非イオン界面活
性剤を添加するのが好ましい。
次に、上記の塩基性ペプチド混合物から高速液体クロマ
トグラフィー(oPLc)によって、本発明ペプチドま
たはその塩を単離する。
++ P t、 Cのカラムには、逆相系カラム、好ま
しくはオクタデシルシリル化シリカゲル(ODS)を充
填したカラムを使用する。溶出溶媒には例えばアセトニ
トリル等の有機溶媒と水およびトリフルオロ酢酸どの混
合溶媒を使用し、好ましくは有機溶媒の濃度勾配をかり
て溶出する。ペプチドの検出は、溶出溶媒の280nm
 、 275nm 、 235nmあるいは220nm
(1近の吸光度を測定することにより行う。
例えば、カラムにYMに 5H343−50DS (2
0mm x150mm 、株式会社山村化学研究所製)
を用い、水−アセ)−ニトリル−トリフルオロ酢酸(8
5:15:G、1>から水−アセトニトリル−トリフル
オロ酢酸(30ニア0+0.1)の直線的濃度勾配法で
溶出(流速15.0ml/分)すると、本発明へブチド
のトリフルオロ酢酸塩は保持時間綿21.1分で溶出す
るので、この画分を分取し、減圧濃縮、乾燥あるいは凍
結乾燥することにより本発明ペプチドのトリフルオロ酢
酸塩を得ることが出来る。また、目的とする両分は、溶
出液のカルモジュリン依存ホスホジェステラーゼ阻害活
性を指標にして分取することも出来る。カルモジュリン
依存ホスホジェステラーセ明害活性の測定は、ウシ脳カ
ルモジュリンおよびウシ脳ホスホジエステラーセを用い
公知の方法(Analytical Btochemi
stry、 45巻、222頁、 1972年参照)に
より測定する。
次に、合成による本発明ペプチドまたはその塩の製造方
法について説明する。
本発明のペプチドまたはその塩は、例えば固相法(ペプ
チド合成の基礎と実験、泉屋信夫など、丸着株式会社、
1985年出版1l94頁参照)により逐次、保護アミ
ノ酸を縮合して合成することが出来る。固相担体には4
−(ヒドロキシメチル)フェニルアセトアミドメチルポ
リ(スチレンーコージビニルヘンゼン) (Journ
al of the AmericanChemica
l 5ociety、98巻、7357頁、1976年
参照、以下、HOCH2−P a m−樹脂と略記)が
好適に用いられる。
アミノ酸のα−アミノ基の保護には、トリフルオロ酢酸
あるいは塩酸で切断され易い保護基、例えばBoc基か
用いられる。アミノ酸の側鎖官能基にはこれら酸で切断
され難い保護基を用いる。すなわちTyrの水酸基はB
r−Z基で、Argのグアニジノ基はMts基で、Ly
sの6−アミノ基はCl−2基でモしてSerの水酸基
はBzl基でそれぞれ保護するのが好適である。
担体上でのペプチド鎖の延長は通常の固相法に従い行う
ことが出来る。すなわち、N端アミノ基の脱保護と保護
アくノ酸との縮合反応をくり返し担体上にC端から順次
ペプチド鎖を延長させ保護ペプチド−I’am−樹脂を
得る。
縮合反応は、ジシクロへキシルカルボシイよド法を用い
ることも出来るが、活性エステル法、特に保護アくノ酸
の1−ヒドロキシベンゾトリアゾールエステルを用いる
活性エステル法が副反応が少く好ましい。
担体からのペプチドの切断および保護基の除去は、アニ
ソール存在下にフッ化水素で同時に行うことも出来るが
、担体にtl OG ++ 2− P a l11−樹
脂を用いた場合は、アニソールおよびチオアニソールの
存在下にトリフルオロ酢酸とトリメチルシリルプロミド
とで行うことも出来る。
担体からの切断および脱保護により得られた粗ペプチド
またはその塩は、カラムクロマトグラフィーあるいは前
記と同様高速液体クロマトグラフィー等により精製する
ことか出来る。
「発明の効果」 本発明のペプチドおよびその薬学的に許容される塩はア
デノシン−5−ジホスフェート(^D+’)誘発血小板
凝集に対する阻害活性およびコラーゲン誘発血小板凝集
に対する阻害活性を有する(後記試験例1参照)。従っ
て、血栓症の治療および予防に有用である。また、生化
学的試薬としても有用である。
以下、本発明ペプチドの血小板凝集作用について試験例
を挙げて説明する。
[試験例1コ Nature、194巻、927〜929頁(1L62
年)に記載の方法に従って、以下の通り、アデノシン5
−ジホスフェート(八DP) 誘発血小板凝集に対する
阻害活性およびコラーゲン誘発血小板凝集に対する阻害
活性を測定した。
1、検体・実施例1のへキサデカペプチド・トリフルオ
ロ酢酸塩 2、試験方法 (2−1)%血小板血漿(PRP)と乏血小板血漿(p
pp)の調整 モルモット(470〜6o0g) より採取された血液
に1/lO容の3.8%クエン酸すトリウム水溶液を加
えて1100r、p、m(130X g)で10分間遠
心分離し、血小板濃度の高い上澄を得た。残漬を更に3
00Or、p、m(1700x g)で15分間遠心分
離して上澄部分を採取して乏血小板血漿(以下PPPと
略す)を得た。前記の血小板濃度の高い上澄中の血小板
数をコールタ−カウンター(コールタ−エレクトロニク
ス社)により計算し、I’PPで5x 105cell
s/mm3に希釈して多血小板血漿(以下PRP と略
す)を調製した。
(2−2)へDP誘発凝集阻害試験 回転子を入れた血小板凝集測定用セルにPRP160μ
qおよび検体溶液(生理食塩水溶液に溶解して調製)2
0μQを加え、攪拌した。このセルをヘマトレーサー(
三光バイオサイエンス社製)中、37℃で1分間インキ
ュベーションした。
その後、50μMアデノシンー5゛−ジホスフエ1− 
(AIIP)溶液[ADP  (シグマ社製)を25m
Mhリスー塩酸緩衝波(pH7,4)  に溶解して調
製] 2oμQを加え、血小板の凝集を5分間モニタリ
ングした。
血小板の凝集が最大となった時点(光の透過度が最大と
なった時点)の凝集率(B)を下記の式により算出した
a : PRPの光の透過度 b : pppの光の透過度 C二上記の方法で血小板凝集を起こさせ血小板凝集が最
大となったときの光の透過度1 2 一方、検体溶液の代わりに生理食塩水を加え同様に血小
板を凝集させ、コントロールの凝集率(A>を求め、下
式により凝集阻害率(%)を算出した。
凝集阻害率(%)=  1−    xxO。
種々の濃度の検体溶液について上記と同様に試験し、検
体が50%の凝集阻害率を示す濃度(IC6゜値)を、
用量反応曲線の直線回帰によって求めた。
(2−3)コラーゲン誘発凝集阻害試験凝集剤としてA
DP溶液を用いるかわりにコラーゲン溶液[コラーゲン
のアイソトニックグルコース懸濁液p )+ 2 、7
〜2.9(ホルム社製)をアイソトニックグルコース溶
液で10倍に希釈して調製、濃度100 、ug/ml
 ]’1QJ1Qヲ加え、血小板の凝集を10分間モニ
タリングする以外は上記(2−2)  と同様にして、
IC1゜値を求めた。
3試験結果 第1表に示す。
第  1  表 以下、実3i例を挙げて本発明を説明する。
なお、本発明ペプチドおよびその塩の各種分析は、下記
の方法て実施した。
ペプチドのC端アミノ酸分析+0.2M  N−エチル
モルホリン−酢酸緩衝液(pH8,5) 0.5mlに
溶解したペプチドまたはその基線8 nmolに対し、
ジイソプロピルフルオロリン酸で処理したカルボキシベ
ブヂダーゼA(シグマ社製タイプr ) 8 pmol
を加え、25℃て反応を行い経時的に遊離のアミノ酸を
アミノ酸分析機で定量することにより行なった。
アくノ酸配列分析:気相プロティンシーケンサ−(アブ
ライトバイオシステムズ社471A )で行なった。
酸加水 解物のアミノ酸分析・4%グリコール酸を含む
8NHCIで加水分解(100℃、22時間)して得た
加水分解物をアミノ酸分析機(日立835型)で行った
液体クロマトグラフィー保持時間(Rt’およびRt’
 ):東ソー株式会社製高速液体クロマ)・グラフを使
用し、下記条件で測定した。
Rt’の測定条件 カラム: YMC^3120DS (6mm X 15
0mm、株式会社山村化学研究所製) 溶出二本−アセトニトリルートリフルオロ酢酸(85+
15+0.1)から水−アセトニトリルートリプルオロ
酢酸(30ニア0:0.1)の直線的濃度勾配 流速: 1.5ml/分 検出: 275 nmにおりる吸光度 Rt2の測定条件 溶出に、水−アセトニトリルートリプルオロ酢酸(79
:21:0.1)を使用する(濃度勾配をかけない)以
外は、Rt’の測定の場合に同し。
実施例1 α−カゼイン(シグマ社製) lOgを0.1N塩酸2
00m1に37℃で懸濁し、これにペプシン(パイオサ
イムラボラトリ−製) 250mgを加え、同温で1時
間攪拌した。反応液のpHをアンモニア水の添加によっ
て42に調整した後、遠心分1m (8000rpm)
 シて不溶物を除去した。
得られた」二清にTriton X−100[ポリオキ
シエチレン(10)オクチルフェニルエーテルの商品名
コを01%の割合に加え、アンモニア水を添加してその
p++を86に調整した。この溶液を、0.1%Tri
Lon X100を含む0.1M−酢酸アンモニアM街
液(pH8,6)で予め平衡化したCM−5ephad
ex @C−25(ファルマシア製)カラム(lx 1
9cm)に通し、0.1!<Triton X−100
を含む0.1M酢酸−アンモニア緩衝液(pi(8,6
)50mlでカラムを洗浄した。次いで吸着したペプチ
ドを0.1%Triton X−100を含む炭酸アン
モニウム水溶液を用いて、直線的濃度勾配法(炭酸アン
モニウムのOMから0.5Mまでの直線的濃度勾配、4
00m1 )で溶出させた。28(lnmにおける5 6 吸光度を有する両分(炭酸アンモニウム濃度0.02M
〜0.3Mで溶出)を集め、減圧濃縮した。濃縮液を1
6分割し、その1716ずつを下記条件の高速液体クロ
マ[・グラフィー(ウォーターズ社製高速液体クロマト
グラフ使用)に付し、保持時間的21.1分の画分を分
取した。
カラム: YMC58343−50D5 (20mm 
x 150mm 、株式会社山村化学研究所製) 溶出:水−アセトニトリル−トリフルオロ酢酸(85:
15:0.1)から水−アセトニトリル−トリフルオロ
酢酸(30ニア0:0.1)の直線的濃度勾配 流速: 15.0m17分 検出: 235nmにおける吸光度 得られた両分を合わせ減圧濃縮後、凍結乾燥して粉状物
として本発明ペプチドのトリフルオロ酢酸塙35.0m
gを得た。
ペプチドのC端アミノ酸分析結果・Tyrアミノ酸配列
配列分析結果H−Leu−Lys−Lys−rle−5
er−Gln−八rg−Tyr−Gln−Lys−Ph
e−八Ia−LeuPro−Gin−Tyr−Oll 酸加水分解物のアくノ酸分析値(モル比)Ser  0
.95・GIu  3.13・Ala  f、14・I
Ie  O,96・Leu、2.00;Tyrj、96
;Phe、1.00;Lys、2.98Arg、1.0
1;Pro、0.86 液体クロマトグラフィー保持時間: Rt’ 、約11.0分、Rt2.約7.5分実施例2 アプライド・バイオシステム社製モデル430Aベブヂ
ド合威装置を使用し、固相法にて室温で合成した。
Boc−Tyr (Br−4)−Pam樹脂0.5mm
olを出発原料とし、Boc−Leu、 Boc−Ly
s (CI−Z)、Boc−1ie、 Boc−5er
(Bzl)、Boc−Gin、Boc−Arg(Mts
)、Boc−Tyr (Br−Z)、Boc−T’he
、Boc−八la、Boc−Proの各保護アミノ酸を
使用し、■N瑞11ocの脱保護■洗浄■中和■洗浄■
縮合反応■洗浄■未反応N端アミノ基のアセチル化■洗
浄、の各工程をくり返してC端部から逐次、樹脂上にペ
プチド鏡を延長させた。
■N端の脱保護は20m1のトリフルオロ酢酸−ジクロ
ロメタン混合液(40:60)で10分間処理すること
により行なった。
■の洗浄はN〜メチルピロリドン−ジメチルスルホキシ
ド(95:5)混合溶媒20m1で行なった。
■の中和はジイソプロピルアミン1mmo+のジクロロ
メタン−mt夜20m1で行なった。
■の洗浄はジクロロメタン次いでジメチルスルホキシド
各20I111で行なった。
■の縮合反応は、保護アミノ酸より調製した4当量の保
護アミノ酸の1−ヒドロキシベンゾトリアゾールエステ
ル(活性エステル)溶液を加え、まず30分間、次いで
0.25容量のジメチルスルホキシドを加えて16分間
、さらに当量のジイソプロピルエチルアミンを加えて7
分間行なった。
なお、活性エステル溶液は、N−メチルピロリドン4 
 mlにそれぞれ2mmolの保護アミノ酸、ジシクロ
へキシルカルボジイミド、1−ヒドロキシベンゾトリア
ゾールを加え、室温で40分間攪拌の後、生成するジシ
クロへキシルウレアを濾別することにより調製した。
■の洗浄はジクロロメタン20IIllにより行なった
■のアセチル化は、無水酢酸10%とジイソプロピルエ
チルアミン5%とを含むジクロロメタン20m1で20
分間行なった。
■の洗浄はジクロロメタン20m1で行った。
最後のBoc−Leuの縮合反応終了後、塩化メチレン
で洗浄、乾燥し保護ペプチド−Pam−樹脂を得た。
これを、チオアニソール0.1.m1.アニソール0.
05m1.トリフルオロ酢酸1ml およびトリメチル
シリルプロミド0.13m1の混合物に加え、室温で2
時間攪拌した。反応混合物をエーテル中に加え、沈殿を
濾取した。これをエーテル、次いでジクロロメタンで洗
浄した後、酢酸−水(30ニア0)の混合溶媒で抽出し
、抽出液を凍結乾燥して粗ペプチドを得た。
次いで、これを下記条件の高速液体クロマトグラフィー
で精製した。
カラム:センシュ0D5−525115 μm00^、
20ml11×250tnm C18(センシュー科学
社製) 9 0 溶出:水−アセトニトリル−トリフルオロ酢酸(90:
10+O,l)から水−アセトニトリル−トリフルオロ
酢酸(67+33:0.1)の直線的濃度勾配 流速: 7.0ml/分 検出: 280nmにおける吸光度 保時時間的33.3分の画分を分取し、本発明ペプチド
のトリフルオロ酢酸塩151mgを得た。
この化合物の高速液体クロマトグラフィー保持時間Rt
’およびRt2は、実施例1で得たペプチド・トリフル
オロ酢酸塩のそれとそれぞれ一致した。
酸加水分解物のアミノ酸分析値(モル比)Ser、0.
90;Glu、3.07;Ala、1.Oe;Ile、
0.95;Leu、2.00;Tyr、2.02;Ph
e、1.03;Lys、2.99Arg、1.OQ:P
ro、0.98゜手続補正書(自制 1、事件の表示 平成2年特許願第52553号 2、発明の名称 ヘキサデカペプチド 3、補正をする者 事件との関係   特許出願人 住所 東京都墨田区墨田五丁目17番4号〒534  
大阪市部島区友渕町1丁目5番90号鐘紡株式会社特許
部 電話(06) 921−1251 4、補正命令の日付 6、補正の対象 明細書の「発明の詳細な説明」の欄 7、補正の内容 (1)明細書第7頁16行目の「直線的濃度勾配法」の
後に、r(100分間かけて濃度勾配をかける)Jを挿
入する。
(2)明細書第15頁13行目の「直線的濃度勾配」の
後に、「(50分間かけて濃度勾配をかける)Jを挿入
する。
(3)明細書第16頁14行目のrl x  19cm
 」を、1’2.6cm X  25cm 、5と訂正
する。
(4)明細書第16頁16行目のr60ml」を、r 
200m1 Jと訂正する。
(5)明細書第17頁12行目の「濃度勾配」の後に’
 (roo分間かけて濃度勾配をかける)jを挿入する
(6)明細書第21頁4行目の「濃度勾配」の後に1(
30分間かけて濃度勾配をかける)Jを挿入する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下式( I ) 【遺伝子配列があります】・・・( I ) で表わされるペプチドまたはその薬学的に許容される塩
JP2052553A 1990-03-02 1990-03-02 ヘキサデカペプチド Pending JPH03255094A (ja)

Priority Applications (1)

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JP2052553A JPH03255094A (ja) 1990-03-02 1990-03-02 ヘキサデカペプチド

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JP2052553A JPH03255094A (ja) 1990-03-02 1990-03-02 ヘキサデカペプチド

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JPH03255094A true JPH03255094A (ja) 1991-11-13

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ID=12918006

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JP2052553A Pending JPH03255094A (ja) 1990-03-02 1990-03-02 ヘキサデカペプチド

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