JPH03255022A - ゲル状浴用組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ｆａ）　　産業上の利用分野 本発明は、ゲル状浴用組成物に関し、詳しくは、透明な
いしは、半透明の安定なゲル状組成物で浴場に投入する
と、容易に乳化分散し、乳白色となるゲル状浴用組成物
に関するものである。

（ｂ）　　従来の技術 浴用剤のタイプは多種多様に亘っており、その代表的な
ものとして、無機塩類浴剤、発泡性浴剤、薬用植物浴剤
、バブルバス、バスオイル、ミルクバス、酵素浴剤等が
挙げられる。これらの中でミルクバスは、入浴者に対し
て、肌をしっとりさセるといったスキンケア的効果と、
浴場を白濁させることによってり・７チ感を与えるとい
った精神的効果を有した優れた浴用剤である。

（Ｃ，ｌ　　発明が解決しようとする課題しかし上記の
様な浴用組成物は液状であり、これまで他の形態のもの
は知られていない。本発明者は消費者の嗜好の多様化に
鑑み、ゲル状の浴用剤を得るべく研究を行った。しかし
ゲル状の形態とするために、常温で固体の油脂や界面活
性剤を用いたり、化粧品で汎用されるゲル化剤を用いて
も、デル化しなかったり、ゲル化しても浴場に投入した
時に分散せずにそのまま表面に浮く、乳化が不充分で油
分が表面に浮く、等の欠点があり商品としての価値がみ
られなかった。

本発明の目的は、上記のような欠点のないゲル状浴用剤
を提供することにある。

（ｄｌ　　課題を解決するための手段 本発明者は、かかる目的を達成すべく鋭意研究を重ねた
結果、浴場に投入すると速やかに乳化分散し、乳化安定
なゲル状浴用組成物を完成するに至った・ すなわち、本発明は液状の油分５０〜９６重量％、重量
　Ｌ　Ｂ　８以上１１以下の非・イオン界面活性剤とＩ
Ｉ　Ｌ　Ｂ　１．２以」二の非イオン界面活性剤の合計
量が３・〜４０重量％、デキストリン脂肪酸エステル０
．１〜２０重里％、および水０．１〜８重量％を含有し
て成るゲル状浴用組成物である。

本発明で用いる液状の油分は通常、浴用剤や化粧品で用
いられる原料であればよく、例えば流動パラフィン、ス
クワラン等の炭化水素、ミリスチン酸イソプロピル、ミ
リスチン酸・イソバルミチル、１−リオクタン酸グリセ
リル、ジオクタン酸ネオペンデルグリコール、リンゴ酸
ジイソステアリル、オクタン酸セチル等の合成油脂、大
豆油、菜種油、オリーブ油、ボボパ油等の植物油脂、ラ
ノリン、ミンク油等の動物油脂等が挙げられる。液状の
油分の配合量は５０〜９６重量％で重量、好ましくは７
０〜９６重量％である。液状の油分の配合量が９６重貴
簡を超える場合は、七分な乳化力が得られず、乳化は不
安定で浴場表面に油分が浮」−シてしまう。また、５０
重重量未満の場合は、白濁度が不十分である。

本発明で用いられる非イオン界面活性剤はＩ−Ｉ　ＬＢ
８以上１１以下のものとしては、例えばＰＯＥ（ポリオ
キシエチレン）ラウリルエーテル、Ｐ○Ｅオレイルエー
テル、ＰＯＥノニルフェニルエーテル、ソルビクンモノ
ラウレート、ＰＯＥソルビタンモノオレート、ＰＯＥソ
ルビタントリオレート、テトラオレイン酸ＰＯＥソルビ
ット、ＰＯＥグリコールモノオレーＩ・、ＰＯＥ硬化ヒ
マシ油等が挙げられ、これらの一種類もしくは２種類以
上を混合して用いる。

また、Ｉ−Ｉ　Ｌ　Ｂ　１２以上の非イオン界面活性剤
は１”　ＯＥラウリルエーテル、ＰＯＥオレイルエーテ
ル、ＰＯＥノニルフェニルエーテル、ＰＯＥソルビタン
モノラウレ−１−１ＰＯＥソルビタンモノパルミテート
、ＰＯＥソルビタンモノステアレート、ＰＯＥソルビタ
ンモノオレート、テトラオレインｆｉＰＯＥツルピノｌ
−１ＰＯＥ硬化ヒマシ油等が挙げられ、これらのものを
１種類もしくは２種類以」二混合して用いる。

本発明では、上記のＨＬＢの異なる２種類の非イオン界
面活性剤を併用することが必須である。

ＨＬＢ８〜１１の非イオン界面活性剤のみ、もしくはＨ
ＬＢ　１２以上の界面活性剤のみしか用いない場合は、
乳化力は弱く浴場中で速やかに分散せず、浴場表面に油
分が浮上してしま・う。非イオン界面活性剤の配合量は
３〜４０重量％であり、好ましくは６〜２５重量％であ
る。非イオン界面活性剤の配合量が４０重量％を超える
場合は、充分な白濁度が得られず、また浴場が非常に泡
立ち易い状態となってしまう。

本発明で用いられるデキストリン脂肪酸エステルは、例
えば、デキストリンとラウリン酸、ミリスチン酸、バル
ミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸等の脂肪酸とのエス
テルを挙げることができる。

デキストリン脂肪酸エステル以外のゲル化剤では満足す
べきゲル状態とならない。デキストリン脂肪酸エステル
の配合量は０．１〜２０重量％であり、好ましくは０．
５〜１５重量％である。デキストリン脂肪酸エステルの
配合量が０．１重量％未満の場合は、充分なゲル化能が
得られない。また、２０重量％を超える場合は、浴場中
での分散が速やかに行われない。

本発明で用いられる水の量は０．１〜８重量％であり、
好ましくは０．２〜５重量％である。水の配合量が０．
１重量％未満の場合は、油分と界面活性剤の相溶性が悪
く、均一にならない。そのため浴場に投入しても乳化せ
ず、浴場の表面に油が浮いてしまう。また、水の配合量
が８重量％を超える場合は、製品が透明性を失って乳白
色となリ、好ましくない。

本発明は、他に通常、浴用剤や化粧品で用いられる成分
の配合が可能であり、生薬、保湿剤等の配合が肌に好ま
しい。

ｔｅｌ　　実施例 本発明の浴用組成物の処方例を比較例とともに表−１に
示す。また、その評価結果を表−２に示す。

〔製造方法〕

ゲル化剤を除く、全ての処方物を６０℃で３０分間、加
温して均一になるまで混合攪拌した。これを８０℃まで
加温して、ゲル化剤を添加し、３０分間混合溶解し、そ
のまま室温になるまで放置し、それぞれの試料を得た。

〔ゲル状態の評価〕

試料を温度０〜４０℃の範囲で、２４時間静匿し、その
時の状態を下記に示す基準で評価した。

１、透明ないし半透明にゲル化 ２、不透明にゲル化 ３、単なる溶解、ゲル化せず ４、不溶 ５、二相分離 〔乳化状態の評価〕 浴槽に４０℃の湯を２００１．入れ、試料を１０ｇ添加
して、軽く手で攪拌した後、肉眼で観察しその時の状態
を下記に示す基準で評価した。

・分散性 ■、即やかに分散する ２、分散しにくい ３、分散しない ・安定性 １、油浮きがない ２、やや油浮きがある ３、かなり油浮きがある ・乳白度 １、高い ２、普通 ３、低い 表−２ 実施例６ （１１流動パラフイン （２）ミリスチン酸イソプロピル （３）アボガＰ油 （４）ミンク油 （５）ホホバ油 （６）ビタミンＥ （７）パルミヂン酸デキストリン ００香料　　　　　　　　　　　　　　　３．　００１
１ヒアルロン酸　　　　　　　　　　　　０．　１０の
水　　　　　　　　　　　　　　　０．５＋１．ｊ〜（
６）、（８）〜αωを加温して均一になるまで混合攪拌
し、この処方物をＡとした。０２＋にαυを加え、混合
攪拌し、この処方物をＢとした。ＡにＢを加え、均一に
なるまで混合攪拌した後、加温して（７）を加え、溶解
するまで混合攪拌した後、放冷し、ゲル状浴用組成物を
得た。

実施例７ （１）流動パラフィン （２）トリオクタン酸グリセリル （３）スクワラン （４）エイコサペンクエン酸 （５）バルミチン酸デキストリン ＋６）　Ｐ　ＯＥソルビタンモノオレー５７゜ ２０゜ ３゜ ０゜ ２゜ ト４゜ （７）テトラオレイン酸ＰＯＥソルビット　８．０（８
）香料　　　　　　　　　　　　　　　３，０（９）カ
ミツレ抽出液　　　　　　　　　　０．　５α匂水　　
　　　　　　　　　　　　　０．１αυカラミン　　　
　　　　　　　　　　　　１．０（１）〜（４）、（６
）〜（８）を加温して均一になるまで混合攪拌し、この
処方物をＣとした。（９）、α０を混合攪拌し、この処
方物をＤとした。ＣにＤを加え、均一になるまで混合攪
拌した後、加温して（５）を加え、溶解するまで混合攪
拌した後、放冷し、αυを加えて、攪拌して分散させ、
ゲル状浴用組成物を得た。

（ｆ）　　発明の効果 本発明のゲル状浴用組成物は、均一で透明ないしは半透
明のゲル状を呈し、ゲル状であっても、浴湯に投入した
際、乳化分散性、乳化安定性、乳白度を損なうことなく
、容易に乳白色のミルクバスとなり、肌をしっとりさせ
るといったスキンケア的効果と白濁することによってリ
ンチ惑を与えるといった精神的効果を有している。且つ
、ゲル状であることにより、従来にない軟膏状の剤型を
取ることもできる。また、肌に有効な顔料や、不安定な
有効成分をゼラチンカプセルに封入して組成物中に含有
させるといった、液状の浴用剤では不可能な製品を得る
こともできる。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）液状の油分５０〜９６重量％、ＨＬＢ８以上１１
   以下の非イオン界面活性剤とＨＬＢ１２以上非イオン界
   面活性剤の合計量が３〜４０重量％、デキストリン脂肪
   酸エステル０．１〜２０重量％、および水０．１〜８重
   量％を含有して成るゲル状浴用組成物。