JPH03254858A - 塗膜保護方法 - Google Patents
塗膜保護方法Info
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- JPH03254858A JPH03254858A JP2051946A JP5194690A JPH03254858A JP H03254858 A JPH03254858 A JP H03254858A JP 2051946 A JP2051946 A JP 2051946A JP 5194690 A JP5194690 A JP 5194690A JP H03254858 A JPH03254858 A JP H03254858A
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Landscapes
- Automobile Manufacture Line, Endless Track Vehicle, Trailer (AREA)
- Packaging Of Machine Parts And Wound Products (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、塗装完成車の塗膜表面を一時的に保護する方
法に関する。詳しくは、塗装完成車の形状に合わせて、
フィルムを包覆させ、車体を一時的に保護する方法であ
る。
法に関する。詳しくは、塗装完成車の形状に合わせて、
フィルムを包覆させ、車体を一時的に保護する方法であ
る。
(従来の技術及びその課題)
近年、塗装完成車の保管及び運搬過程において、石、ホ
コリ、鉄粉、ガス、薬品等による塗膜の損傷、ツヤポケ
、変色等が発生し、新装完成品としての商品価値を著し
く低下させることが、しばしば問題となっている。特に
遠距離の運搬、諸外国への輸出等で、ダメージのおこる
確率が大きい。このため、従来より、しばしば塗装完成
品に、ワックスを20〜40μmの厚みで塗布する方法
がとられてきたが、この方法では、厚みが一定しないた
め、−様な保護が得られず、汚れ易い、酸性雨に弱い、
塗膜への浸透による悪影響、ワックス塗布時の多大な溶
剤の揮散、ワックス回収時の廃水処理の必要性等、多く
の欠点を有し、さらに上記方法では多大な工数と費用が
必要となってしまう。
コリ、鉄粉、ガス、薬品等による塗膜の損傷、ツヤポケ
、変色等が発生し、新装完成品としての商品価値を著し
く低下させることが、しばしば問題となっている。特に
遠距離の運搬、諸外国への輸出等で、ダメージのおこる
確率が大きい。このため、従来より、しばしば塗装完成
品に、ワックスを20〜40μmの厚みで塗布する方法
がとられてきたが、この方法では、厚みが一定しないた
め、−様な保護が得られず、汚れ易い、酸性雨に弱い、
塗膜への浸透による悪影響、ワックス塗布時の多大な溶
剤の揮散、ワックス回収時の廃水処理の必要性等、多く
の欠点を有し、さらに上記方法では多大な工数と費用が
必要となってしまう。
本発明者らは、上記問題点を解決するため、すでに、あ
る種のフィルムを塗装完成車に、その形状どおりに接着
、包覆させ、上塗塗装面を保護し、目的終了後、このフ
ィルムを簡単に剥離するという塗膜保護方法を見出し提
案した。
る種のフィルムを塗装完成車に、その形状どおりに接着
、包覆させ、上塗塗装面を保護し、目的終了後、このフ
ィルムを簡単に剥離するという塗膜保護方法を見出し提
案した。
しかし同法は、車体形状に切断したフィルムを、車体の
端部から順次手作業で圧着するものであるので、かなり
の時間を要するため、さらに簡便な保護方法が望まれて
いた。
端部から順次手作業で圧着するものであるので、かなり
の時間を要するため、さらに簡便な保護方法が望まれて
いた。
(課題を解決するための手段)
本発明者らは、上記塗膜保護方法について鋭意研究を重
ねた結果、プラスチックフィルムを真空成型により短時
間で簡便に車体表面に包覆する方法を見出し、本発明を
完成するに至った。
ねた結果、プラスチックフィルムを真空成型により短時
間で簡便に車体表面に包覆する方法を見出し、本発明を
完成するに至った。
すなわち本発明は、塗装完成車の車体表面に、プラスチ
ックフィルムを真空成型により車体形状に合わせて包覆
することによって、塗装完成車の上塗塗装面を一時的に
保護することを特徴とする塗膜保護方法に関するもので
ある。
ックフィルムを真空成型により車体形状に合わせて包覆
することによって、塗装完成車の上塗塗装面を一時的に
保護することを特徴とする塗膜保護方法に関するもので
ある。
本発明において真空成型とは、被覆物体及びプラスチッ
クフィルムを両者の間に密閉空間ができるように設置し
、その空間内の空気を吸引、除去することによって被覆
物体表面にプラスチックフィルムを圧着せしめるもので
ある。
クフィルムを両者の間に密閉空間ができるように設置し
、その空間内の空気を吸引、除去することによって被覆
物体表面にプラスチックフィルムを圧着せしめるもので
ある。
本発明方法の真空成型について一態様を添付図面を用い
て詳しく説明すると以下のようになる。
て詳しく説明すると以下のようになる。
まず第1図に示すように、吸引装置につながる空気排気
孔(3)、送風装置につながる加圧孔(2)。
孔(3)、送風装置につながる加圧孔(2)。
フィルム設置用固定部(7)及びフィルム加熱用ヒータ
ー(4)を有する真空成型用装置(1)の内部に塗装完
成車(6)を入れ、車体上方部に車体を包覆するのに十
分な大きさのプラスチックフィルム(5)を設置し端を
固定する。次いで第2図に示すように、プラスチックフ
ィルム(5)が浮き上がる程度に必要に応じて加圧孔(
2)から温風を送り込みながら、フィルム加熱用ヒータ
ー(4)により、プラスチックフィルム(5)を軟化せ
しめる。加熱の程度は、使用されるフィルムの軟化温度
等によって異なるが通常50〜110℃で1〜5分間程
度である。プラスチックフィルム(5)が適度に軟化し
たところで加熱をやめ加圧孔(2)を閉鎖して直ちに空
気排気孔(3)より内部の空気を排除することで第3図
に示すように軟化せしめたプラスチックフィルム(5)
が車体表面に圧着し、車体を包覆せしめることができる
。この際の真空度は700〜750mmHgvac、程
度が好ましい。最後にフィルムの不要部を切断除去し、
車体の包覆保護操作を完了する。
ー(4)を有する真空成型用装置(1)の内部に塗装完
成車(6)を入れ、車体上方部に車体を包覆するのに十
分な大きさのプラスチックフィルム(5)を設置し端を
固定する。次いで第2図に示すように、プラスチックフ
ィルム(5)が浮き上がる程度に必要に応じて加圧孔(
2)から温風を送り込みながら、フィルム加熱用ヒータ
ー(4)により、プラスチックフィルム(5)を軟化せ
しめる。加熱の程度は、使用されるフィルムの軟化温度
等によって異なるが通常50〜110℃で1〜5分間程
度である。プラスチックフィルム(5)が適度に軟化し
たところで加熱をやめ加圧孔(2)を閉鎖して直ちに空
気排気孔(3)より内部の空気を排除することで第3図
に示すように軟化せしめたプラスチックフィルム(5)
が車体表面に圧着し、車体を包覆せしめることができる
。この際の真空度は700〜750mmHgvac、程
度が好ましい。最後にフィルムの不要部を切断除去し、
車体の包覆保護操作を完了する。
また本発明においてプラスチックフィルムを車体の部位
別に圧着せしめる場合には、該フィルムの設置位置を車
体の部位によって変化させて上記と同様に真空成型を行
なうことができる。
別に圧着せしめる場合には、該フィルムの設置位置を車
体の部位によって変化させて上記と同様に真空成型を行
なうことができる。
上記真空成型によって車体にフィルムを圧着せしめる際
に、車体塗装面に対するフィルムの密着状態が均一にな
ることが、すなわち、密着した部分とそうでない部分つ
まり空気をわずかにまき込んでいる部分が不均一に存在
しないようにすることが望ましい。密着状態が不均一で
長期にわたって放置しておくと塗面状態に差を生じるこ
とがしばしばあるためである。
に、車体塗装面に対するフィルムの密着状態が均一にな
ることが、すなわち、密着した部分とそうでない部分つ
まり空気をわずかにまき込んでいる部分が不均一に存在
しないようにすることが望ましい。密着状態が不均一で
長期にわたって放置しておくと塗面状態に差を生じるこ
とがしばしばあるためである。
かかる密着状態が均一となるように、本発明で用いるプ
ラスチックフィルムの車体塗装面に接する側を粗面にし
たり、または該プラスチックフィルムに微粉末をまぶし
たりすることが好ましい。
ラスチックフィルムの車体塗装面に接する側を粗面にし
たり、または該プラスチックフィルムに微粉末をまぶし
たりすることが好ましい。
ここで言う粗面とは、フィルム表面が均一にざらざらし
た状態のことを言い、実際にはプラスチックフィルムと
塗装面との接点が小さいことが望ましいので、塗装面に
接する山の部分はノコギリの歯形状7のように鋭どいこ
とが好ましく、具体的な粗度は、中心線平均粗さ(Ra
)は1〜5000μであることが好ましく、さらに20
〜500μであることが好ましい。また、最大高さ(R
max )が1〜1OOOOμであることが好ましく、
さらに20〜1000μであることが好ましい。該粗面
は、エンボス加工したロールコータ−等によって作成さ
れる。
た状態のことを言い、実際にはプラスチックフィルムと
塗装面との接点が小さいことが望ましいので、塗装面に
接する山の部分はノコギリの歯形状7のように鋭どいこ
とが好ましく、具体的な粗度は、中心線平均粗さ(Ra
)は1〜5000μであることが好ましく、さらに20
〜500μであることが好ましい。また、最大高さ(R
max )が1〜1OOOOμであることが好ましく、
さらに20〜1000μであることが好ましい。該粗面
は、エンボス加工したロールコータ−等によって作成さ
れる。
またプラスチックフィルムに微粉末をまぶす場合には一
般には静電噴霧などの方法によって一様に散布される。
般には静電噴霧などの方法によって一様に散布される。
かかる微粉末としては、塗装面を傷つけない天然タルク
が好適であり、ナイロン、ポリエチレン等の合成樹脂粉
末でもよい。粒子径は1〜100μm、好ましくば1−
10μmが適当である。
が好適であり、ナイロン、ポリエチレン等の合成樹脂粉
末でもよい。粒子径は1〜100μm、好ましくば1−
10μmが適当である。
本発明で用いるプラスデックフィルムは、その種類に特
に制限はなく般用のものが使用でき、特に熱可塑性のプ
ラスチックフィルムが好ましく使用される。該熱可塑性
プラスチックフィルムの膜厚(才、10〜2000gm
が適当であり、特に50〜200μmが好ましい。また
、フィルム強度は0.5〜3Kg/ 25 mmが好ま
しい。具体的には、ポリエチレン、ポリプロピレン、可
塑化塩化ビニル樹脂等のプラスチックフィルムが使用で
きる。
に制限はなく般用のものが使用でき、特に熱可塑性のプ
ラスチックフィルムが好ましく使用される。該熱可塑性
プラスチックフィルムの膜厚(才、10〜2000gm
が適当であり、特に50〜200μmが好ましい。また
、フィルム強度は0.5〜3Kg/ 25 mmが好ま
しい。具体的には、ポリエチレン、ポリプロピレン、可
塑化塩化ビニル樹脂等のプラスチックフィルムが使用で
きる。
本発明においてはまた、プラスチックフィルムに通気性
をもたせてもよい。具体的には、プラスチックフィルム
にロールにエンボス加工したもの等で同一に穴をあけて
物理的に通気性をもたせてもよいし、フィルム自体に通
気性を有するポリエチレン等のポリオレフィン系フィル
ム等を使用してもよい。
をもたせてもよい。具体的には、プラスチックフィルム
にロールにエンボス加工したもの等で同一に穴をあけて
物理的に通気性をもたせてもよいし、フィルム自体に通
気性を有するポリエチレン等のポリオレフィン系フィル
ム等を使用してもよい。
この場合、真空成型の吸引操作に支障のない程度の通気
性であることが必要である。
性であることが必要である。
(発明の効果)
本発明の方法によれば、塗装完成車の車体表面に、プラ
スチックフィルムを真空成型によって包覆することによ
り複雑な形状であっても短時間にかつ非常に簡便に車体
形状どうりの包覆ができ、より有効な車体塗装面の保護
を実現することができた。
スチックフィルムを真空成型によって包覆することによ
り複雑な形状であっても短時間にかつ非常に簡便に車体
形状どうりの包覆ができ、より有効な車体塗装面の保護
を実現することができた。
(実施例)
以下、実施例により具体的に説明する。
実施例1
に設置し、第2図に示すように上記フィルムを加熱軟化
せしめた後、内部の空気を排除して第3図に示すように
該フィルムを塗装完成車(6)に圧着せしめた。尚、真
空成型用装置は布施真空社製であり、フィルム加熱は遠
赤外線ヒーターによる加熱で、フィルム表面温度が10
0℃、真空度は720mmHgVaC,となるように行
なった。圧着後、フィルムの不要部を除去して包覆保護
操作を完了した。かかる操作に要した時間は約89程で
あり、非常に簡便に車体形状どおりの包覆ができた。こ
のものを屋外に放置し、2ケ月経過後、車体を包覆して
いたフィルムをとっさっなところ、塗膜状態に異常はみ
られなかった。
せしめた後、内部の空気を排除して第3図に示すように
該フィルムを塗装完成車(6)に圧着せしめた。尚、真
空成型用装置は布施真空社製であり、フィルム加熱は遠
赤外線ヒーターによる加熱で、フィルム表面温度が10
0℃、真空度は720mmHgVaC,となるように行
なった。圧着後、フィルムの不要部を除去して包覆保護
操作を完了した。かかる操作に要した時間は約89程で
あり、非常に簡便に車体形状どおりの包覆ができた。こ
のものを屋外に放置し、2ケ月経過後、車体を包覆して
いたフィルムをとっさっなところ、塗膜状態に異常はみ
られなかった。
実施例2
裏面にタルク(日本タルク社製)を均一に散布した膜厚
80μmの塩化ビニルフィルム(大日本インキ化学工業
社製)を実施例1と同様に真空成型によって塗装完成車
に圧着せしめ、不要部を除去して、包覆保護操作を完了
した。かかる操作に要した時間は、約109程であり、
非常に簡便に車体形状どおりの包覆を行なうことができ
た。このものを屋外に放置し、2ケ月経過後、車体を包
覆していたフィルムをとりさったところ塗膜状態に異常
はみられなかった。
80μmの塩化ビニルフィルム(大日本インキ化学工業
社製)を実施例1と同様に真空成型によって塗装完成車
に圧着せしめ、不要部を除去して、包覆保護操作を完了
した。かかる操作に要した時間は、約109程であり、
非常に簡便に車体形状どおりの包覆を行なうことができ
た。このものを屋外に放置し、2ケ月経過後、車体を包
覆していたフィルムをとりさったところ塗膜状態に異常
はみられなかった。
実施例3
裏面を400番のサンドペーパーで均一に研いた膜厚8
0 mの塩化ビニルフィルム(大日本インキ化学工業
社製)を実施例1と同様に真空成型によって塗装完成車
に圧着せしめ、不要部を除去して、包覆保護操作を完了
した。かかる操作に要した時間は約109程であり、非
常に簡便に車体形状どうりの包覆を行なうことができた
。このものを屋外に放置し、2ケ月経過後、車体を包覆
していたフィルムをとりさったところ、塗膜状態に異常
はみられなかった。
0 mの塩化ビニルフィルム(大日本インキ化学工業
社製)を実施例1と同様に真空成型によって塗装完成車
に圧着せしめ、不要部を除去して、包覆保護操作を完了
した。かかる操作に要した時間は約109程であり、非
常に簡便に車体形状どうりの包覆を行なうことができた
。このものを屋外に放置し、2ケ月経過後、車体を包覆
していたフィルムをとりさったところ、塗膜状態に異常
はみられなかった。
第1図〜第3図は、本発明方法の実施の一例の工程を示
す略示的な断面図である。 (1) ・真空成型用装置 (2):加圧孔(3):
空気排気孔 (4):ヒーター(5)ニブラスチッ
クフィルム (6):塗装完成車 (7):フイルム設置用固定部 354−
す略示的な断面図である。 (1) ・真空成型用装置 (2):加圧孔(3):
空気排気孔 (4):ヒーター(5)ニブラスチッ
クフィルム (6):塗装完成車 (7):フイルム設置用固定部 354−
Claims (1)
- 塗装完成車の車体表面に、プラスチックフィルムを真空
成型により車体形状に合わせて包覆することによって、
塗装完成車の上塗塗装面を一時的に保護することを特徴
とする塗膜保護方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2051946A JPH03254858A (ja) | 1990-03-02 | 1990-03-02 | 塗膜保護方法 |
US07/523,332 US5127974A (en) | 1989-05-15 | 1990-05-14 | Method of protecting coating film |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2051946A JPH03254858A (ja) | 1990-03-02 | 1990-03-02 | 塗膜保護方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03254858A true JPH03254858A (ja) | 1991-11-13 |
Family
ID=12901042
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2051946A Pending JPH03254858A (ja) | 1989-05-15 | 1990-03-02 | 塗膜保護方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03254858A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06156339A (ja) * | 1992-11-19 | 1994-06-03 | Honda Motor Co Ltd | 車体塗膜一時保護用フィルムの貼付方法 |
-
1990
- 1990-03-02 JP JP2051946A patent/JPH03254858A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06156339A (ja) * | 1992-11-19 | 1994-06-03 | Honda Motor Co Ltd | 車体塗膜一時保護用フィルムの貼付方法 |
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