JPH03127665A - 塗膜保護方法 - Google Patents
塗膜保護方法Info
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- JPH03127665A JPH03127665A JP1266849A JP26684989A JPH03127665A JP H03127665 A JPH03127665 A JP H03127665A JP 1266849 A JP1266849 A JP 1266849A JP 26684989 A JP26684989 A JP 26684989A JP H03127665 A JPH03127665 A JP H03127665A
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Landscapes
- Automobile Manufacture Line, Endless Track Vehicle, Trailer (AREA)
- Packaging Of Machine Parts And Wound Products (AREA)
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、@装完成車の塗膜表面を一時的に保護する方
法に関する。詳しくは、塗装完成車の形状に合わせて、
フィルムを包Mqせ、車体を一時的に保護する方法であ
る。
法に関する。詳しくは、塗装完成車の形状に合わせて、
フィルムを包Mqせ、車体を一時的に保護する方法であ
る。
(従来の技術及びその課題)
近年、塗装完成車の運搬過程において、石、ホコリ、鉄
粉、ガス、薬品等による塗膜の損傷、ツヤボケ、変色等
が発生し、新装完成品としての商品価値を著しく低下さ
せることが、しばしば問題となっている。特に遠距離の
運搬、諸外国への輸出等で、ダメージのおこる確率が大
きい。このため、従来より、しばしば塗装完成品に、ワ
ックスを20〜40μmの厚みで塗布する方法がとられ
てきたが、この方法では、厚みが一定しないため、−様
な保護が得られず、汚れ易い、酸性雨に弱い、塗膜への
浸透による悪影響、ワックス塗布時の多大な溶剤の揮散
、ワックス回収時の廃水処理の必要性等、多くの欠点を
有し、さらに上記方法では多大な工数と費用が必要とな
ってしまう。
粉、ガス、薬品等による塗膜の損傷、ツヤボケ、変色等
が発生し、新装完成品としての商品価値を著しく低下さ
せることが、しばしば問題となっている。特に遠距離の
運搬、諸外国への輸出等で、ダメージのおこる確率が大
きい。このため、従来より、しばしば塗装完成品に、ワ
ックスを20〜40μmの厚みで塗布する方法がとられ
てきたが、この方法では、厚みが一定しないため、−様
な保護が得られず、汚れ易い、酸性雨に弱い、塗膜への
浸透による悪影響、ワックス塗布時の多大な溶剤の揮散
、ワックス回収時の廃水処理の必要性等、多くの欠点を
有し、さらに上記方法では多大な工数と費用が必要とな
ってしまう。
本発明者らは、上記問題点を解決するため、すでに、あ
る種のフィルムを塗装完成車に、その形状どおりに包覆
させ、上塗塗装面を保護し、目的終了後、このフィルム
を簡単に剥離するという塗膜保護方法を見出し提案した
。
る種のフィルムを塗装完成車に、その形状どおりに包覆
させ、上塗塗装面を保護し、目的終了後、このフィルム
を簡単に剥離するという塗膜保護方法を見出し提案した
。
しかしこの方法では、長期にわたりフィルムを包覆して
放置しておくとフィルムが密着した部分とそうでない部
分つまり、空気を含む部分とで塗膜状態に差が生じ、密
着した部分の痕跡が光沢の異なる模様となってみられる
ことが判明した。この痕跡は超微粒子コンパウンドワッ
クスかけによって完全に除去することができるが、余分
な工数を必要とすることになる。
放置しておくとフィルムが密着した部分とそうでない部
分つまり、空気を含む部分とで塗膜状態に差が生じ、密
着した部分の痕跡が光沢の異なる模様となってみられる
ことが判明した。この痕跡は超微粒子コンパウンドワッ
クスかけによって完全に除去することができるが、余分
な工数を必要とすることになる。
(課題を解決するための手段)
本発明者らは、上記塗膜保護方法について鋭意研究を重
ねた結果、不均一な密着状態をなくし、塗膜面とフィル
ムの間で均一に空気を含有させればよいことを見出した
。
ねた結果、不均一な密着状態をなくし、塗膜面とフィル
ムの間で均一に空気を含有させればよいことを見出した
。
すなわち本発明は、塗装完成車の車体表面に、その塗装
面に接する側が粗面であるプラスチックフィルムをおお
い、端部を固定して必要により加熱することにより車体
形状に合わせて包覆することによって、塗装完成車の上
塗塗装面を一時的に保護することを特徴とする塗膜保護
方法に関するものである。
面に接する側が粗面であるプラスチックフィルムをおお
い、端部を固定して必要により加熱することにより車体
形状に合わせて包覆することによって、塗装完成車の上
塗塗装面を一時的に保護することを特徴とする塗膜保護
方法に関するものである。
本発明で用いるプラスチックフィルムは、車体の塗装面
に接する側が粗面であることが必要であり、これによっ
て、完全密着をさけるものである。
に接する側が粗面であることが必要であり、これによっ
て、完全密着をさけるものである。
ここで言う粗面とは、フィルム表面が均一にざらざらし
た状態のことを言い、実際にはブラスチッ1クフィルム
と塗装面との接点が小さいことが望ましいので、塗装面
に接する山の部分はノコギリの歯形状のように鋭どいこ
とが好ましく、具体的な粗度は、中心線平均粗さ(Ra
)は1〜5000μであることが好ましく、さらに20
〜500μであることが好ましい。また、最大高さ(R
max)が1〜10000μであることが好ましく、さ
らに20−1000μであることが好ましい。該粗面は
、エンボス加工したロールコータ−、サンドペーパー等
によって作成される。
た状態のことを言い、実際にはブラスチッ1クフィルム
と塗装面との接点が小さいことが望ましいので、塗装面
に接する山の部分はノコギリの歯形状のように鋭どいこ
とが好ましく、具体的な粗度は、中心線平均粗さ(Ra
)は1〜5000μであることが好ましく、さらに20
〜500μであることが好ましい。また、最大高さ(R
max)が1〜10000μであることが好ましく、さ
らに20−1000μであることが好ましい。該粗面は
、エンボス加工したロールコータ−、サンドペーパー等
によって作成される。
本発明で用いるプラスチックフィルムは、その種類に特
に制限はなく般用のものが使用でき、特に熱収縮型のプ
ラスチックフィルムが好ましく使用される。該熱収縮型
プラスデックフィルムの膜厚は、10〜2000μmが
適当であり、特に50〜80μmが好ましい。また、熱
収縮率は10〜50%が適当であり、特に10〜30%
が好ましく、フィルム強度は4〜lokg/25mmが
好ましい。具体的には、ポリエチレン、ポリプロピレン
、可塑化塩化ビニル樹脂等のプラスチックフィルムが使
用できる。
に制限はなく般用のものが使用でき、特に熱収縮型のプ
ラスチックフィルムが好ましく使用される。該熱収縮型
プラスデックフィルムの膜厚は、10〜2000μmが
適当であり、特に50〜80μmが好ましい。また、熱
収縮率は10〜50%が適当であり、特に10〜30%
が好ましく、フィルム強度は4〜lokg/25mmが
好ましい。具体的には、ポリエチレン、ポリプロピレン
、可塑化塩化ビニル樹脂等のプラスチックフィルムが使
用できる。
本発明においてはまた、プラスチックフィルムに通気性
をもたせてもよい。具体的には、プラスチックフィルム
にロールにエンボス加工したもの等で均一に穴をあけて
物理的に通気性をもたせてもよいし、フィルム自体に通
気性を有するポリエチレン等のポリオレフィン系フィル
ム等を使用してもよい。この場合、作業性が良好である
。
をもたせてもよい。具体的には、プラスチックフィルム
にロールにエンボス加工したもの等で均一に穴をあけて
物理的に通気性をもたせてもよいし、フィルム自体に通
気性を有するポリエチレン等のポリオレフィン系フィル
ム等を使用してもよい。この場合、作業性が良好である
。
本発明では、塗装完成車におおったプラスチックフィル
ムの端部を粘着剤又は止め具等で位置がずれないように
固定する。この場合、車体形状に合わせてフィルムを分
割して包覆してもよいが、フィルムを全体的におおって
加熱によって車体形状どおりに収縮させ、包覆するのが
好ましい。
ムの端部を粘着剤又は止め具等で位置がずれないように
固定する。この場合、車体形状に合わせてフィルムを分
割して包覆してもよいが、フィルムを全体的におおって
加熱によって車体形状どおりに収縮させ、包覆するのが
好ましい。
また、あらかじめ車体形状に成型しておいたプラスチッ
クフィルムを包覆し、余分な空気をスポンジ等で上から
追い出して端部を固定してもよい。
クフィルムを包覆し、余分な空気をスポンジ等で上から
追い出して端部を固定してもよい。
固定のために使用する粘着剤は、加熱により、粘着力に
変化のないものが好ましく、その粘着力は、50〜10
00g/25mmが適当であり、特に2100〜500
g/25mmが好ましい。具体的にはポリビニルエーテ
ル、ポリビニルイソブチルエーテル、アクリル樹脂等が
使用できる。また止め具には再剥離型感圧プラスチック
フィルム、成型強化プラスチック、再剥離型両面テープ
、再剥離型粘着剤塗布型マグネット等が使用できる。プ
ラスチックフィルムを加熱によって収縮させる場合の加
熱温度は、塗装完成車の内装プラスチック部品及び上塗
塗膜の品質を低下させない60〜110℃が好ましく、
その加熱時間は1〜5分が適当である。プラスチックフ
ィルムを収縮させ車体を包覆した後、商品としての美観
のために余分な部分を切断除去してもよい。
変化のないものが好ましく、その粘着力は、50〜10
00g/25mmが適当であり、特に2100〜500
g/25mmが好ましい。具体的にはポリビニルエーテ
ル、ポリビニルイソブチルエーテル、アクリル樹脂等が
使用できる。また止め具には再剥離型感圧プラスチック
フィルム、成型強化プラスチック、再剥離型両面テープ
、再剥離型粘着剤塗布型マグネット等が使用できる。プ
ラスチックフィルムを加熱によって収縮させる場合の加
熱温度は、塗装完成車の内装プラスチック部品及び上塗
塗膜の品質を低下させない60〜110℃が好ましく、
その加熱時間は1〜5分が適当である。プラスチックフ
ィルムを収縮させ車体を包覆した後、商品としての美観
のために余分な部分を切断除去してもよい。
上記止め具の中で特に再剥離型感圧プラスチックフィル
ムが有効であり、これによってプラスチックフィルムを
包覆した車体のエツジ部を包みこむように固定できるも
ので、接着も剥離も簡便に行なうことができる。
ムが有効であり、これによってプラスチックフィルムを
包覆した車体のエツジ部を包みこむように固定できるも
ので、接着も剥離も簡便に行なうことができる。
(発明の効果)
本発明によれば、従来法であるワックス塗布によって生
じるワックス塗装作業及び溶剤揮散に対応する設備投資
や、保護能力不足、塗膜への浸透による悪影響、さらに
ワックス洗浄による廃水処理等、種々の問題から開放さ
れ、非常に簡便で、しかも、より有効な塗装完成車の車
体表面の保護が実現できた。さらに、長期にわたってフ
ィルムを包覆した場合に、フィルムと密着した塗装面に
、光沢の異なる模様を生じるという不都合を、車体の塗
装面に接する側を粗面にしたプラスチックフィルムを包
覆し、塗膜とフィルムの間で均一に空気を含有する状態
にすることにより解消することができた。
じるワックス塗装作業及び溶剤揮散に対応する設備投資
や、保護能力不足、塗膜への浸透による悪影響、さらに
ワックス洗浄による廃水処理等、種々の問題から開放さ
れ、非常に簡便で、しかも、より有効な塗装完成車の車
体表面の保護が実現できた。さらに、長期にわたってフ
ィルムを包覆した場合に、フィルムと密着した塗装面に
、光沢の異なる模様を生じるという不都合を、車体の塗
装面に接する側を粗面にしたプラスチックフィルムを包
覆し、塗膜とフィルムの間で均一に空気を含有する状態
にすることにより解消することができた。
(実施例)
以下、実施例により説明する。
実施例1
ポリエチレン系の熱収縮型フィルム(大金工業(株)W
A)の裏面を400番のサンドペーパーで均一に研き、
該フィルムを車体形状に切断し該研磨面が自動車の塗面
側に接するように、該フィルムを被覆した後、端部を再
剥離型可塑化塩化ビニル″フィルムでエツジ部を包み込
むように固定し、同端部をスキージにて圧着した。この
車体を80℃で5分間加熱して熱収縮型フィルムを形状
どおりに収縮させた。これを室温にて放置し、3ケ月経
過後、車体を包覆していたフィルムを端部よりはがした
ところ、簡単に剥離でき、塗膜状態には光沢等の変化に
よる異常はみられなかった。
A)の裏面を400番のサンドペーパーで均一に研き、
該フィルムを車体形状に切断し該研磨面が自動車の塗面
側に接するように、該フィルムを被覆した後、端部を再
剥離型可塑化塩化ビニル″フィルムでエツジ部を包み込
むように固定し、同端部をスキージにて圧着した。この
車体を80℃で5分間加熱して熱収縮型フィルムを形状
どおりに収縮させた。これを室温にて放置し、3ケ月経
過後、車体を包覆していたフィルムを端部よりはがした
ところ、簡単に剥離でき、塗膜状態には光沢等の変化に
よる異常はみられなかった。
実施例2
ポリエチレン系の熱収縮フィルム(大金工業(株)製)
に、直径0.5mm程度の穴を6箇所/C−でエンボス
加工したローラーによって全体に施した。該フィルムを
自動車の車体形状に分割して切断し、これを被覆した後
、スポンジで上から軽く圧着して不均一な空気層をなく
してから該フィルムの端部を再剥離型可塑化塩化ビニル
フィルムでエツジ部を包み込むように固定し、スキージ
にて圧着した。これを、室温にて放置し、3ケ月経過後
、車体に貼り付けたフィルムを端部よりはがしたところ
、 簡単に剥離でき塗膜状態には光沢 等の変化による異常はみられなかった。
に、直径0.5mm程度の穴を6箇所/C−でエンボス
加工したローラーによって全体に施した。該フィルムを
自動車の車体形状に分割して切断し、これを被覆した後
、スポンジで上から軽く圧着して不均一な空気層をなく
してから該フィルムの端部を再剥離型可塑化塩化ビニル
フィルムでエツジ部を包み込むように固定し、スキージ
にて圧着した。これを、室温にて放置し、3ケ月経過後
、車体に貼り付けたフィルムを端部よりはがしたところ
、 簡単に剥離でき塗膜状態には光沢 等の変化による異常はみられなかった。
Claims (1)
- 塗装完成車の車体表面に、その塗装面に接する側が粗面
であるプラスチックフィルムをおおい、端部を固定して
必要により加熱することにより車体形状に合わせて包覆
することによって、塗装完成車の上塗塗装面を一時的に
保護することを特徴とする塗膜保護方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1266849A JPH03127665A (ja) | 1989-10-13 | 1989-10-13 | 塗膜保護方法 |
US07/523,332 US5127974A (en) | 1989-05-15 | 1990-05-14 | Method of protecting coating film |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1266849A JPH03127665A (ja) | 1989-10-13 | 1989-10-13 | 塗膜保護方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03127665A true JPH03127665A (ja) | 1991-05-30 |
Family
ID=17436520
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1266849A Pending JPH03127665A (ja) | 1989-05-15 | 1989-10-13 | 塗膜保護方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03127665A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114350270A (zh) * | 2022-02-23 | 2022-04-15 | 广东华丽宝实业有限公司 | 一种压敏胶pe保护膜的制备方法及制备设备 |
-
1989
- 1989-10-13 JP JP1266849A patent/JPH03127665A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114350270A (zh) * | 2022-02-23 | 2022-04-15 | 广东华丽宝实业有限公司 | 一种压敏胶pe保护膜的制备方法及制备设备 |
CN114350270B (zh) * | 2022-02-23 | 2023-01-31 | 广东华丽宝实业有限公司 | 一种压敏胶pe保护膜的制备方法及制备设备 |
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