JPH08507957A - ゴムシールガスケットの保護接着テープ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 乗物ボディーの再塗装の間に、乗物の風防を取り付けるために使用されたゴムシールガスケットを保護し、そしてテープ止めするために、充分な強度の保護接着テープは、風防から離れるように延びているゴムシールガスケットのリップおよび乗物ボディーにより形成された中空空間中に挿入される。その後、この保護接着テープはこのリップとともに風防に向かって曲げられ、そして感圧接着性縁層を使用して風防に付着される。

Description

【発明の詳細な説明】 ゴムシールガスケットの保護接着テープ技術分野 本発明は乗物のボディーの再塗装の間に乗物の風防（フロントガラス）を取り 付けるために使用されるような柔軟なゴムシールガスケットを覆い、そしてテー プ止めするための方法並びに保護接着テープに関する。背景 ゴムシールガスケットとボディーの間に中空空間がないような乗物では、ボデ ィーをシールするゴムガスケットのリップの下にコードを導入することが可能で ある。この方法では、リップはボディーから離れており、そしてそれはこのリッ プを正確に覆うことが可能になり、それにより、ボディーはリップシールの領域 で綺麗に再塗装されることができる。 しかし、ゴムシールガスケットとボディーの間に中空空間のある乗物ではコー ドを使用することは実用的でない。このことはコードが中空空間中を容易にスラ イドしうるからである。もし、塗装の間にこのことが起こり、そしてその位置で リップが乗物のボディーと接触すると、綺麗に塗装することが不可能になる。 ゴムシールガスケットと車両ボディーの間の中空空間にガスケットのリップを 挿入することも可能である。しかし、挿入されたリップの領域でゴムシールガス ケットをテープ止めすることはあまり実用的でない。更に、仕上げ塗装後に、挿 入されたリップを引き抜くことがかなり困難である。これを達成するために、薄 い尖った道具が必要であり、それは、特定の場合には、ゴムシールガスケットを 損傷する可能性さえある。この操作は、また、非常に時間がかかる。 本発明の目的は、再塗装の間にゴムシールガスケットとそのリップを車両ボデ ィーから離すことができ、ここで、ゴムシールガスケットが同時に覆われ、そし てテープを適用しそして初期状態にリップを直接的に再調整するようにテープを 取り外すために殆ど時間がかからないような方法および保護感圧接着テープを開 発することである。本発明の要旨 本発明によると、この仕事は、隣接するボディーパネル上を横たわるレッグ部 分を有するタイプの柔軟なシールガスケットをマスクするための保護接着テープ により達成され、前記保護接着テープの適用の間に開放されている面を少なくと も全体幅に沿って含む前記保護接着テープは、若干表面模様の付いた滑らかな表 面構造を有し、且つ、反対面には、シールガスケットのレッグ部分の下への挿入 のための非接着性縁部分および感圧接着剤縁層を有する。 本発明の別の態様によると、隣接するボディーパネル上を横たわるレッグ部分 を有するタイプの柔軟なシールガスケットをマスクするための方法が記載される 。この方法は、感圧接着剤縁層および非接着性縁部分を片側主要表面上に有する 保護接着テープを用意すること；柔軟なシールガスケットであるゴムシールガス ケットのリップとボディーパネルの間に保護接着テープの非接着性縁部分を挿入 すること、その後、ボディーパネルから離してリップとともに保護接着テープを 折り返すこと、および、レッグ部分からシールガスケットの反対側に位置するも う一つのボディーパネルに接着性縁層を付着させることの工程を含む。保護接着 テープの特別設計により、乗物の風防を覆うことを非常に単純にすることが可能 である。保護テープに沿って位置した感圧接着剤層は第二の接着テープの必要性 なしに風防に沿ってそれを締結することが可能である。再塗装後に、 感圧接着性縁を有する保護テープはそれを風防から引き抜くことにより単純に取 り外され、ここで、保護テープは車両のボディーとゴムシールガスケットの間の 中空空間から単純に引き抜かれる。この方法で、ゴムシールガスケットのリップ は乗物のボディーと再び接触するであろう。図面の簡単な説明 本発明の例は図面に示される。ここで、 図１は保護テープの一部を斜視図で示す。 図２は保護テープの付いた乗物の一部を示す。 図３は図２のラインIII-IIIに沿った断面図である。そして、 図４っは保護テープの取り外し後にゴムシールガスケットが乗物のボディーと 接触している図３のラインIII-IIIに沿った断面図である。詳細な説明 本発明によると、保護接着テープ１は、乗物ボディー４の再塗装の間に、乗物 の風防を取り付けるために使用されるような金属、ガラス等の隣接する乗物ボデ ィーパネルの間で使用される柔軟なゴムシールガスケット２のカバーおよびテー プ止めを提供する。テープ１はその全体幅Ｂに沿って、適用の間に自由に横えら れる少なくとも片側の主要表面５上に若干表面模様の付いているがそれ自体が滑 らかである表面構造を有する。この若干表面模様の付いた滑らかな表面に対して 反対側の主要表面６上には、感圧接着剤縁ストリップ７が存在する。感圧接着剤 縁ストリップは、もう片側のテープ縁上には非接着性縁部分が提供されているか ぎり、テープの縁上に提供される必要はない。 保護接着テープ１は好ましくは約0.5mm厚さであり、この厚さでは、ゴムシー ルガスケット２のリップ８が保護接着テープを押し出 すことができないように充分な強度を提供する。 保護接着テープ１の自由面５の若干表面模様の付いた滑らかな表面は好ましい 形ではシリコーンでコートされており、それにより、１つには、再塗装の間に塗 料が保護テープ１に粘着せず、そして、ボディー４からテープを取り外す間に新 しい塗料コーティングが損傷を受けず、そして、更に、保護接着テープがロール の形で提供されるときには、接着コートされた縁ストリップ７は自由面５の若干 表面模様の付いた滑らかな表面から剥離する。 特定のタイプの乗物のフロンドガラス３に対する保護接着テープの特別仕様の 用途には、感圧接着剤縁ストリップ７を覆う除去可能な保護層（示していない） を提供することが好ましい。 感圧接着剤縁ストリップ７の接着剤層は熱安定であるように設計され、それに より、乾燥チャンバー中で乗物９を処理した後に風防３上に実質的に残留物が残 らない。このような残留物は取り除くのに時間がかかり、そして困難である。他 方、接着剤層は乾燥チャンバーの熱暴露の間に接着力を維持し、それにより、保 護接着テープは新たに塗装された乗物のボディー上で曲がらない。 保護接着テープ１の設計のこの説明の後に、その用途について記載する。 保護接着テープ１の非接着性縁は柔軟なシールガスケット２のリップ８とボデ ィーパネル４の間に挿入され、そして好ましくは、風防３から離れるように延び ているゴムシールガスケット２のリップ８および乗物のボディー４のフランジ部 分により形成される中空空間10に挿入される。その後、保護接着テープ１はガス ケットリップ８に沿って風防３に向かって折り返され、そして感圧接着剤縁スト リップ７により風防３に接着される。保護接着テープ10は、図３に示すように、 乗物ボディー４からガスケットリップ８を隔離する。 再塗装および乾燥チャンバー中での次の処理の後、接着剤縁ストリップ７は風 防３から引っ張られ、そして保護接着テープ１は中空空間10から引き抜かれる。 このように、ゴムシールガスケット２のリップ８は乗物９のボディー４を再びシ ールするであろう。

【手続補正書】特許法第１８４条の８ 【提出日】１９９４年１０月６日 【補正内容】 請求の範囲（請求の範囲翻訳文第６頁〜第７頁） 請求の範囲 １．隣接するボディーパネル上を横たわるレッグ部分を有するタイプの柔軟な シールガスケットをマスクする方法であって、前記方法は、片側主要表面上に感 圧接着剤縁層および非接着性縁部分を有する保護接着テープを用意すること；保 護接着テープの非接着性縁部分を柔軟なシールガスケットのレッグ部分のリップ とボディーパネルの間に挿入し、その後、保護接着テープをリップと共にボディ ーパネルから離れるように折り返すこと、および、レッグ部分からシールガスケ ットの反対側に位置するもう一方のボディーパネルに接着剤縁層を付着させるこ との工程を含む方法。 ２．隣接するボディーパネル上を横たわるレッグ部分を有するタイプの柔軟な シールガスケットをマスクするための保護接着テープであって、少なくとも、適 用の間に開放されている面（５）を全体幅（Ｂ）に沿って含む前記保護接着テー プ（１）は、若干表面模様の付いた滑らかな表面構造を有し、且つ、反対面には 、感圧接着剤縁層（７）およびシールガスケットのレッグ部分の下に挿入するた めの非接着性縁部分を有する、保護接着テープ。 ３．開放されて横たわる面（５）上の若干表面模様の付いた滑らかな表面構造 がシリコーンでコートされていることを特徴とする請求の範囲２記載の保護接着 テープ。 ４．保護接着テープ（１）が０．５ｍｍの厚さを有することを特徴とする請求 の範囲２または３のいずれか１項に記載の保護接着テープ。 ５．保護接着テープがロールの形であることを特徴とする請求の範囲２〜４の いずれか１項に記載の保護接着テープ。 ６．保護接着テープが乗物タイプの特定の風防に適用されるのに 適した形状であることを特徴とする請求の範囲２〜４のいずれか１項に記載の保 護接着テープ。 ７．感圧接着性縁層（７）に取り外し保護層が付いていることを特徴とする請 求の範囲２記載の保護接着テープ。 ８．感圧接着剤縁層（７）の接着剤層が耐熱性であることを特徴とする請求の 範囲２記載の保護接着テープ。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁶ 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ Ｃ０９Ｊ 7/02 ＪＫＮ 6904−4Ｊ Ｃ０９Ｊ 7/02 ＪＫＮ ＪＫＷ 6904−4Ｊ ＪＫＷ ＪＬＡ 6904−4Ｊ ＪＬＡ ＪＬＦ 6904−4Ｊ ＪＬＦ (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ， ＴＤ，ＴＧ)，ＡＴ，ＡＵ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ， ＣＡ，ＣＨ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，Ｈ Ｕ，ＪＰ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＫ，ＬＵ，ＭＧ，ＭＮ ，ＭＷ，ＮＬ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ， ＳＤ，ＳＥ，ＳＫ，ＵＡ，ＶＮ 【要約の続き】

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．隣接するボディーパネル上を横たわるレッグ部分を有するタイプの柔軟な シールガスケットをマスクする方法であって、前記方法は、片側主要表面上に感 圧接着剤縁層および非接着性縁部分を有する保護接着テープを用意すること；保 護接着テープの非接着性縁部分を柔軟なシールガスケットであるゴムシールガス ケットのリップとボディーパネルの間に挿入し、その後、保護接着テープをリッ プと共にボディーパネルから離れるように折り返すこと、および、レッグ部分か らシールガスケットの反対側に位置するもう一方のボディーパネルに接着剤縁層 を付着させることの工程を含む方法。 ２．隣接するボディーパネル上を横たわるレッグ部分を有するタイプの柔軟な シールガスケットをマスクするための保護接着テープであって、少なくとも、適 用の間に開放されている面（５）を全体幅（Ｂ）に沿って含む前記保護接着テー プ（１）は、若干表面模様の付いた滑らかな表面構造を有し、且つ、反対面には 、感圧接着剤縁層（７）およびシールガスケットのレッグ部分の下に挿入するた めの非接着性縁部分を有する、保護接着テープ。 ３．開放されて横たわる面（５）上の若干表面模様の付いた滑らかな表面構造 がシリコーンでコートされていることを特徴とする請求の範囲２記載の保護接着 テープ。 ４．保護接着テープ（１）が０．５ｍｍの厚さを有することを特徴とする請求 の範囲２または３のいずれか１項に記載の保護接着テープ。 ５．保護接着テープがロールの形であることを特徴とする請求の範囲２〜４の いずれか１項に記載の保護接着テープ。 ６．保護接着テープが乗物タイプの特定の風防に適用されるのに適した形状で あることを特徴とする請求の範囲２〜４のいずれか１ 項に記載の保護接着テープ。 ７．感圧接着性縁層（７）に取り外し保護層が付いていることを特徴とする請 求の範囲２記載の保護接着テープ。 ８．感圧接着剤縁層（７）の接着剤層が耐熱性にされていることを特徴とする 請求の範囲２記載の保護接着テープ。