JPH03252491A - 発泡剤 - Google Patents

発泡剤

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JPH03252491A
JPH03252491A JP4992290A JP4992290A JPH03252491A JP H03252491 A JPH03252491 A JP H03252491A JP 4992290 A JP4992290 A JP 4992290A JP 4992290 A JP4992290 A JP 4992290A JP H03252491 A JPH03252491 A JP H03252491A
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JP
Japan
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foam
hydrogen carbonate
water
foaming agent
inorganic compound
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Application number
JP4992290A
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English (en)
Inventor
Osamu Takagi
脩 高木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、発泡プラスチックまたは発泡ゴムを製造する
のに用いる発泡剤に関し、さらに詳しくば、均一で微細
な気泡を有する発泡体を経済的に製造できる発泡剤に関
する。
〔従来の技術〕
発泡プラスチックまたは発泡ゴムを製造するのに用いら
れる熱分解型発泡剤には、各種の無機発泡剤や有機発泡
剤があるが、均一微細な気泡が得やすいことから、主と
してアゾジカルボンアミド、ジニトロソペンタメチレン
テトラミン、アゾビスイソブチロニトリル等の有機発泡
剤が賞月されている。ところが、これらの有機発泡剤は
、無機発泡剤と比較するとかなり高価である。
一方、無機発泡剤の炭酸水素塩(重炭酸塩)は、安価で
はあるが、単独で用いると、分解速度が遅く、均一で微
細な気泡を得ることが困難である。
すなわち、炭酸水素ナトリウムなどの炭酸水素塩は、加
熱すると分解し、炭酸ガスおよび水を放出する。この発
生ガスがプラスチックやゴムを発泡させることは古(か
ら知られている(「プラスチックフオームハンドブック
」第92頁、日刊工業新聞社、昭和48年2月28日発
行)。しかし、炭酸水素塩単独では、分解速度が遅く、
しかも段階的にゆるやかな分解を示すので、気泡の調節
が困難で、かつ、気泡の粗い発泡体になる欠点がある。
炭酸水素塩に水を添加すると、分解速度は速くなるもの
の、分解温度が極度に低下するため、プラスチックやゴ
ムに練り込む際に速すぎる分解を起し、発泡ガスが有効
に使われない。
また、炭酸水素塩を発泡助剤の有機酸と併用すると、分
解速度が太き(なることが知られている。ところが、有
機酸は比較的高価であり、しかも、保存中またはプラス
チックやゴムに練り込む工程において発泡剤が分解する
のを避けるために、炭酸水素塩および/または有機酸を
他の物質で被覆しておかなければならない、その結果、
炭酸水素塩そのものは安価であるにもかかわらず、発泡
剤系が高価なものとなってしまう欠点がある。
[発明が解決しようとする課題] 本発明の目的は、均一微細な気泡を有する発泡体を経済
的に製造できる発泡剤を提供することにある。
本発明者は、前記従来技術の有する問題点を克服するた
めに鋭意研究した結果、炭酸水素塩と、特定の加熱温度
領域において水を放$する無機化合物とを組み合わせて
発泡剤(発泡剤系)として用いることにより、プラスチ
ックやゴムへの練り込み中の分解が抑制され、かつ、分
解速度が速く、均一微細な気泡の発泡体の得られること
を見出し、その知見に基づいて本発明を完成するに至っ
た・ [課題を解決するための手段] かくして、本発明によれば、炭酸水素塩と、90〜16
0”Cの加熱温度範囲で水を放出する無機化合物との組
み合わせからなる発泡剤が提供される。
以下、本発明について詳述する。
本発明で用いられる炭酸水素塩は、炭酸水素ナトリウム
や炭酸水素カリウム等の固体の炭酸水素塩である。
これらの炭酸水素塩は、無機発泡剤として周知のもので
あり、加熱すると分解し、炭酸ガスおよび水を発生する
本発明で炭酸水素塩と併用する無機化合物は、90〜1
60℃の加熱温度範囲で水を放出する化合物である。こ
のような無機化合物は、一般に、水和物あるいは水酸化
物であり、加熱により水を放出する0例えば、亜硫酸ナ
トリウム・七水和物は150℃で水を失って無水物とな
り、塩化バリウム・二水和物は102℃に加熱すると一
水和物となり、さらに121℃に加熱すると無水物とな
る。
本発明で使用する無機化合物としては、例えば、Ca5
O−4H*0(128℃、163℃) 、 Mg504
7)1.0(150”C、200℃) 、 MgCff
1.−6)1.0(118℃) 、 BaC1x’2H
*0(100℃) 、Na、SO,−7H,0f150
℃)、Sn (OH) z (160℃)などを挙げる
ことができる。ただし、カッコ内は、加熱により水を放
出する温度である。
水の放出温度が、90℃未満では、プラスチックやゴム
への練り込み時に炭酸水素塩が分解するので好ましくな
い。逆に、160℃を超える水放已温度では、通常の発
泡温度で水を放出し難いため、炭酸水素塩の分解を速め
る効果がない。
炭酸水素塩と、90〜160℃の加熱温度で水を放出す
る無機化合物との使用割合は、用いるプラスチックやゴ
ムの種類、所望する発泡温度および発泡速度に応じて適
宜定めることができるが、通常、炭酸水素塩100重量
部に対して、無機化合物10〜300重量部の割合が好
ましい。
水を放出する無機化合物の使用割合が1ON量部未満で
は、炭酸水素塩の分解速度を速める効果が少なく、逆に
、300部を越えて用いても炭酸水素塩の分解速度を速
める効果が飽和してしまう上、発泡体の物性にも悪影響
を及ぼすことがある。
炭酸水素塩と水を放出する無機化合物とは、予め混合し
て組成物として用いてもよいし、あるいはプラスチック
やゴムへの練り込み時に別々に添加混練してもよい。
プラスチックおよびゴムとしては、例えば、エチレン−
酢酸ビニル共重合体、ポリエチレン、ポリスチレン、ポ
リ塩化ビニル、ポリプロピレン、ABS樹脂、ポリアミ
ド、天然ゴム、各種合成エラストマーなどを挙げること
ができる。
また、発泡体の製造方法は、使用するプラスチックまた
はゴムの種類に応じて、熱分解型発泡剤を用いる通常の
発泡条件を採用することができる。
〔実施例〕
以下に実施例および比較例を挙げて本発明を具体的に説
明する。
[実施例1] エチレン−酢酸ビニル共重合体(酢酸ビニル含量20重
量%、MI=6)100gに、炭酸水素ナトリウム10
g、およびCaSO4’2Hz05 gを90℃のミキ
シングロールで混練した後、90℃のプレスで0.5m
mのシートに成形した。
得られたシートに3Mradの電子線を照射して架橋さ
せた後、200℃の熱風中で加熱、発泡させた。
得られた発泡体は、常温で放置しておくと一旦収縮する
が、1週間後には発泡直後の状態に回復した。
得られた発泡体は、密度0.09g/cイ、平均気泡径
0.3mmの微細、かつ、はぼ均一な気泡を有する柔軟
で、純白、美麗なものであった。
[比較例1] CaSO4・2H20を添加しなかったこと以外は、実
施例1と同様にして発泡体を得たが、発泡体は、密度0
.11g/cnr、平均気泡径2.5mmの粗い気泡の
ごわごわした感触のものであった。
[実施例2] 可塑剤としてジオクチルフタレートを40重量%、安定
剤としてジオクチル錫マレート1重量%、架橋助剤とし
てトリメチルプロパントリアクリレート2重量%を含む
ポリ塩化ビニル(重合度l、000)コンパウンド10
0gと、炭酸水素カリウム15g、およびMgCら・6
HtO5gを90℃のミキシングロールで混練したのち
、90℃でプレスして厚さ1mmのシートを作成した。
該シートに3.5Mradの電子線を照射して架橋した
後、180℃の熱風中で加熱、発泡させた。
得られた発泡体は、常温で放!しておくと一旦収縮する
が、5日後には発泡直後の状態に回復した0発泡体は、
密度0.095g/cゴ、平均気泡径0.28mmの微
細、がっ、はぼ均一な気泡を有する柔軟で、わずかに黄
色を帯びた美麗なものであった。
[比較例2コ MgCjt682Oを添加しなかったこと以外は、実施
例2と同様にして発泡体を製造した。
得られた発泡体は、実施例2と同様に常温で放置してお
(と収縮するが、回復するのに、12日間を要した。
また、発泡体は、密度0.29g/cc、平均気泡径2
.6mmの粗く、不均一な気泡を有するものであった。
【発明の効果] 本発明の発泡剤によれば、均一微細な気泡を有する発泡
体を得ることができる。
また、炭酸水素塩と無機化合物とを組み合わせてなる本
発明の発泡剤は、その材料が安価であり、その上、従来
の炭酸水素塩−有機酸の組み合わせからなる発泡剤系の
ように、特別な処理をする必要がないので、経済的に極
めて有利である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)炭酸水素塩と、90〜160℃の加熱温度範囲で
    水を放出する無機化合物との組み合わせからなる発泡剤
  2. (2)90〜160℃の温度範囲で水を放出する無機化
    合物が、CaSO_・2H_2O、MgSO_4・7H
    _2OおよびMgCl_2・6H_2Oから選択される
    少なくとも1種である請求項1記載の発泡剤。
JP4992290A 1990-03-01 1990-03-01 発泡剤 Pending JPH03252491A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002518571A (ja) * 1998-06-23 2002-06-25 ディーエスエム エヌ.ブイ. 発泡された熱可塑性エラストマー物品
JP2007514833A (ja) * 2003-12-19 2007-06-07 ストックハウゼン インク 高い吸水率を有する超吸収体ポリマー

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002518571A (ja) * 1998-06-23 2002-06-25 ディーエスエム エヌ.ブイ. 発泡された熱可塑性エラストマー物品
JP4763129B2 (ja) * 1998-06-23 2011-08-31 テクノア エイペックス カンパニー 発泡された熱可塑性エラストマー物品
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