JPH03251864A - フルカラー複写機 - Google Patents

フルカラー複写機

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Publication number
JPH03251864A
JPH03251864A JP2296309A JP29630990A JPH03251864A JP H03251864 A JPH03251864 A JP H03251864A JP 2296309 A JP2296309 A JP 2296309A JP 29630990 A JP29630990 A JP 29630990A JP H03251864 A JPH03251864 A JP H03251864A
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JP
Japan
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exposure
color
screen
screen filter
image
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Pending
Application number
JP2296309A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasutaka Maeda
恭孝 前田
Tasuke Kamimura
太介 上村
Hideyuki Nishimura
英幸 西村
Takeshi Miyamoto
剛 宮本
Katsuhiro Nagayama
勝浩 永山
Natsuko Tanaka
奈津子 田中
Yuuichi Kazaki
祐一 蚊崎
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Priority to DE4101899A priority patent/DE4101899C2/de
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野] 本発明は、感光体を露光する光を線状に分解するスクリ
ーンフィルタを備えたフルカラー複写機に関するもので
ある。
〔従来の技術] フルカラー複写機においては、忠実な色を再現するため
に、複写画像のダイナミックレンジ拡大が重要な技術的
課題の一つとなっている。複写画像のダイナミックレン
ジとは、例えば、第15図中Iとして示すような、原稿
画像濃度と複写画像濃度との関係を表すT特性曲線にお
いて、上記曲線Iが傾斜を有する範囲の原稿画像濃度の
最大値を意味し、階調性を表す目安として用いられ名。
通常の場合、ダイナミックレンジは0.6程度で、理想
値である2、0にほど遠く、色の再現性という点では実
用上満足できるものではない。
このため、最も簡易な手法として露光量の調整または感
光体の表面電位の調整を行ってダイナミックレンジの拡
大を図る試みがなされている。ところが、その場合、飽
和濃度が低下し複写画像が全体に淡くなるという問題が
あった。
そこで、このような不都合を改善するものとして、従来
、重畳法やスクリーン法等の手法が考案されて実用化に
至っている。上記重畳法は、第15図に示すように、曲
線Gの特性を有する低濃度部の画像と、曲線Hの特性を
有する高濃度部の画像とを重ね合わせることにより、複
写画像の特性曲線■を、図中−点鎖線で示す理想曲線(
原稿画像濃度と複写画像濃度が一致)に近づけようとす
るものである。この重畳法によれば、全濃度域にわたり
、例えば、1.0〜1.2程度の、広いダイナミックレ
ンジの複写画像を得ることができるとともに、飽和濃度
が高まり、特に高濃度部の階調性を向上させることがで
きる。
一方、スクリーン法は、第16図(a)に示すように、
帯電チャージャ41により帯電された感光体42の近傍
に、原稿画像から反射された、露光のための光を線状に
分解するスクリーンフィルタ43を設け、第16図(b
)に示すスクリーンフィルタ43の線幅に応じた階調性
を複写画像にもたせる手法である。このスクリーン法に
よれば、T特性は第17図中曲線Jの如くになり、通常
のT特性を示す曲線Kに比べ、低濃度部が理想曲線に近
づき、低濃度部の階調性向上を図ることができる。
また、0.8〜1.0程度の比較的広いダイナミックレ
ンジが得られる。
ところが、上記重畳法では、高濃度部の画像の飽和濃度
を高くするだけで、低濃度部の階調性向上の処置は何ら
施されていない。すなわち、原稿画像濃度0.1〜0.
5程度の範囲の階調性が良好ではないため、人の顔等の
低濃度部を明瞭に再現することができない。
また、上記スクリーン法では、全濃度域に対してスクリ
ーンフィルタを通して露光するため、露光量の減衰が著
しくなる。従って、特に、光を色分解して露光を行うフ
ルカラー複写機では、実際上、スクリーンフィルタを使
用することが容易ではなかった。さらに、スクリーン法
では、原稿画像が第18図(a)に示すような文字や線
等の画像である場合、スクリーンフィルタを用いた露光
により得られる複写画像が、第18図(b)に示すよう
にドツト状となり、不鮮明で読みにくいという問題もあ
った。
これに対し、特開昭62−206565号公報に開示さ
れたカラー複写機は、重畳法とスクリーン法とを併せて
用いることにより、上記のような不具合を解消するよう
に構成されている。このカラー複写機は、2個の露光装
置を備えており、1つの原稿画像に対し、露光量の大き
い露光装置では直接露光を行う一方、露光量の小さい露
光装置ではスクリーンフィルタを介して露光を行って、
感光体上に静電潜像を重ねるようになっている。
上記のカラー複写機によれば、直接的な露光により画像
の高濃度部で高い階調性を得るとともに、スクリーンフ
ィルタにより低濃度部の階調性も向上させることができ
る。また、低濃度部に比べて、より大きな露光量の必要
な高濃度部ではスクリーンフィルタを使用しないので、
露光量の上昇を抑制することができる。
さらに、文字や線等を多く含む画像に対しては、スクリ
ーンフィルタを用いる露光を行わないことにより、鮮明
度を向上させている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記従来のカラー複写機では、怒光体上
に静電潜像を複数回重ねて形成するため一度静電潜像が
形成された感光体を均一に帯電させると、すでに形成さ
れている静電潜像の影響で、文字や線の場合細くなるお
それがある。また、上記カラー複写機では、複数個の露
光装置を備えることにより、部品点数の増加およびコス
トアップを招来する。
本発明に係るフルカラー複写機は、上記の課題に鑑みな
されたものであって、スクリーンフィルタの使用法を改
善することにより、露光装置の効率的な利用を図るとと
もに、複写画像の画質向上を図ることを目的としている
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係るフルカラー複写機は、感光体に形成された
各色成分のトナー像が転写されることにより1つのカラ
ートナー像が形成される中間転写手段と、露光光路中に
挿脱自在に配置されて、感光体を露光する光を線状に分
解するスクリーンフィルタとを備えており、1つの原稿
画像に対し複数回の露光に基づいて複数回の複写プロセ
スが施されることにより得られる複数のカラートナー像
を中間転写手段上で重ねて1つのカラートナー像が形成
されるようになされるとともに、露光モードとして、露
光光路中にスクリーンフィルタを挿入するスクリーンモ
ードと、露光光路中からスクリーンフィルタを脱離させ
る通常モードとを備え、これらの露光モードが上記の複
写プロセスに応じて選択しうるようになされていること
を基本的な特徴とするものである(請求項第1項の構成
)。
なお、上記の構成において、スクリーンモードにより原
稿画像中の低濃度部を対象とした露光が行われるととも
に、通常モードにより原稿画像中の高濃度部を対象とし
た露光が行われるようにすることができる(請求項第2
項の構成)。
また、上記スクリーンモードにおいて、スクリーンフィ
ルタの設定条件を変更しうるようにすることができる(
請求項第3項の構成)。
その場合、原稿画像中の低濃度部と高濃度部とを対象と
した露光を、それぞれスクリーンフィルタの設定条件の
異なるスクリーンモードで行うようにすることができる
(請求項第4項の構成)。
なお、高濃度部を対象とした露光は低濃度部を対象とし
た露光に先立って施されることが好ましい(請求項第5
項の構成)。
〔作 用〕
請求項第1項の構成によれば、複数回の複写プロセスで
得られるカラートナー像が、中間転写体上で重ねられて
1つのカラートナー像が形成されるようになされている
ので、複数の静電潜像を重ねる従来の場合のように、2
回目以降の露光を行う際の感光体の帯電により、複写画
像の文字や線が細くなることはな(なる。
また、複写プロセスに応じてスクリーンモードと通常モ
ードとのいずれかの露光モードを選択しうるようになさ
れているので、単一の露光装置でもスクリーンフィルタ
を使用する露光と使用しない露光との双方に行うことが
できる。これにより、部品点数の削減およびコストダウ
ンを図ることができる。
請求項第2項の構成によれば、露光量を大きくする必要
のある高濃度部を対象とした露光はスクリーンフィルタ
を用いない通常モードで行うようにしたので、高濃度部
を対象とした露光のための必要露光量が過度に大きくな
ることはない。
請求項第3項の構成によれば、スクリーンモードにおい
てスクリーンフィルタの設定条件を異ならせることによ
り、最適な階調性で原稿画像を再現することが可能とな
る。例えば、中間転写手段上に形成されるカラートナー
像は、スクリーンフィルタを感光体に近づけることによ
り、飽和濃度が低下するとともに階調性が高まる一方、
高濃度部を作像する複写プロセスにおいて、スクリーン
フィルタを感光体から遠ざけることにより、飽和濃度が
上昇するとともに階調性が低下する。また、階調性の調
整は、例えば、スクリーンフィルタの遮光部(線部)と
透光部の幅の比を変えることにより行うこともできる。
請求項第4項の構成によれば、低濃度部と高濃度部でそ
れぞれ設定条件の異なるスクリーンフィルタを使用して
カラートナー像を形成し、これらのカラートナー像を重
ねることにより、T特性を理想曲線に近づけて良好な複
写画像を得ることができる。
ところで、低濃度部と高濃度部とを対象とした露光およ
び複写プロセスを順次実施し、それぞれのカラートナー
像を重ねて1つのカラートナー像を形成する場合、低濃
度部を対象とした露光および複写プロセスを高濃度部を
対象とした露光および複写プロセスより先行させると以
下で述べるような不具合が生じるので、請求項第5項の
構成の如く、高濃度部を対象とした露光および複写プロ
セスを先に行うことが好ましい。
すなわち、第11図に示すように、感光体上に形成され
た各色成分Y(黄色)、M(マゼンタ)、C(シアン)
のトナー像が、順次中間転写手段上に転写されて重ね合
わされる。その際、後に転写されるトナー像の転写時に
、既に転写法のトナー像の一部が中間転写手段から感光
体側に再転写(逆転写)される問題がある。このため、
第11図の例では、0で示す範囲では、MおよびCのト
ナー像の転写の時、最初に転写されたYのトナー像が再
転写され、70%程度しか残らないのである。
つまり、第12図(a)および(b)にそれぞれハンチ
ングに示すように、中間転写手段に転写された高濃度部
および低濃度部のトナー像の各30%程度が感光体側に
再転写されると仮定する。その場合、再転写されるトナ
ー像の割合が同一でも、第12図(b)の低濃度部では
、全体のトナー付着量が少ないため、中間調のトナーの
付着が乱され、高濃度部より画質に与える影響が大きく
なる。
また、第13図(a)および(b)は低濃度部Pのトナ
ー像を先に形成した後、高濃度部Qのトナー像を形成す
る様子を示している。この場合、範囲Rに対しては転写
後、多数回に渡って電荷が与えられるため、再転写が生
じやすい。
一方、第14図(a)および(b)は高濃度部Qのトナ
ー像を先に形成した後、低濃度部Pのトナー像を形成す
る様子を示している。この場合、範囲Rは転写後、電荷
が与えられる回数は少ないので、再転写は生じにくい。
以上のような利用から、高濃度部を対象とした露光を、
低濃度部を対象とした露光に先立って行うことが好適で
ある。
〔実施例1] 本発明の一実施例を第1図ないし第3図に基づいて説明
すれば、以下の通りである。
本実施例に係るフルカラー複写機(以下、単に複写機と
称する。)は、第3図に示すように、上面に透明な原稿
載置台1を有している。この原稿載置台1の下方には、
原稿2を光走査して後述の感光体4を露光する露光光学
系3が配されている。
この露光光学系3は、原稿載置台1上に載置される原稿
2に光を照射する光源ランプ3aと、原稿2からの反射
光を例えば図中−点鎖線で示すように感光体4上に導く
複数の反射鏡3b〜3fと、上記反射光の光路中に配設
された結像レンズ3gと、赤、緑、および青の3原色の
色フィルタを存する色分解フィルタ3hとを備えている
露光光学系3の下方には、ヘルド状の感光体4が設けら
れている。この感光体4は、一定間隔をもって配された
2つの回転ローラ5・6に架は渡され、図示しないモー
タにより回転駆動されるようになっている。
感光体4における回転ローラ6側周辺には、感光体4を
帯電させる帯電チャージャ7、感光体4上に残留するト
ナーを除去するクリーニング装置8、原稿2からの反射
光を線状に分解するスクリーンフィルタ9等が設けられ
ている。
感光体4の上面側には、3つの現像槽10〜12を有す
る現像袋W13が感光体4と非接触状態に配されている
。この現像槽10〜12は、それぞれ色分解フィルタ3
hにおける各色フィルタの補色であるイエロー、マゼン
タ、およびシアンのカラー現像剤が個別に収容されると
ともに、このカラー現像剤を感光体4に付与するマグネ
・ントロ−ラ10a〜12aが設けられている。
一方、感光体4の下方には、転写紙30を給紙するサイ
ズ別の給紙カセット14・15が上下に配されている。
これらの給紙カセット14・15の出紙側には、それぞ
れ給紙ローラ16・17が設けられている。さらに、給
紙カセット14・15の前方には、転写紙を一旦停止さ
せて所定のタイミングで供給するタイミングローラ18
が設けられている。
また、感光体4における回転ローラ5側には、中間転写
装置19が設けられている。この中間転写装置19は、
中間転写手段としてのベルト状の中間転写体20、中間
転写体20を回転駆動する3つの回転ローラ21〜23
、感光体4上の各色成分別のトナー像を中間転写体20
に転写する転写チャージャ24、中間転写体20上に形
成されたカラートナー像を転写紙30上に転写する転写
チャージャ25、転写紙30を中間転写体20から分離
する分離チャージャ26および中間転写体20上の残留
トナーを除去するクリーニング装置27等により構成さ
れている。
中間転写体20の出紙方向には、転写紙30を搬送する
搬送ベルト28と、カラートナー像を転写紙30に定着
させる定着装置29とが設けられている。
上記のように構成される複写機においては、1つの原稿
画像に対し2回の複写プロセスが施されることにより、
複写プロセス毎に得られたカラートナー像が中間転写体
20上で重ねられて1つのカラートナー像が形成される
ように、複写動作が制御されるようになっている。また
、複写機は、スクリーンフィルタ9を、反射鏡3fによ
り導かれた光の露光光路中に挿入するスクリーンモード
、およびスクリーンフィルタ9を露光光路中から脱離さ
せる通常モードの2つの露光モードにより露光を行える
ようになっている。これらの露光モードのいずれかが上
記の複写プロセスに応じて選択される。なお、第1図(
a)に示すように、スクリーンフィルタ9は、上記の如
く、露光光路中に挿脱させるために、軸9a−を中心に
回動自在とされている。
第1図(b)に示すように、スクリーンフィルタ9は、
例えば、ポリエチレンテレフタレート等の透明な部材に
、光を透過させない黒色等の一定の幅を有する複数の線
部9b・9b・・・が形成されたものである。
上記の構成において、フルカラー複写を行う際には、ま
ず、露光モードが通常モードに設定されスクリーンフィ
ルタ9が露光光路から脱離させられる。この状態で、高
濃度部を対象とした露光が開始される。
すなわち、光源ランプ3aが、原稿載置台1上に載置さ
れた原稿2に光を照射して光走査を3回行う。原稿2か
らの反射光は、反射鏡3b〜3dおよび結像レンズ3g
を介して色分解フィルタ3hに入射し、この色分解フィ
ルタ3hで色成分別に分解される。この光は、さらに、
反射鏡3e・3fを介して、帯電チャージャ7にて均一
に帯電された感光体4上に順次に照射され、感光体4を
露光する。これにより、感光体4には、原稿画像に対応
した各色成分別の静電潜像が形成される。
上記の各静電潜像は、現像装置13により、色分解フィ
ルタ3hにおける各色フィルタの補色であるイエロー、
マゼンタ、およびシアンの各現像剤でそれぞれ現像され
て可視化され、トナー像となる。そして、中間転写装置
19において、これらの各色成分別のトナー像が、転写
チャージャ24により中間転写体20へ順次転写されて
重ねられる。これにより、完成した1つのカラートナー
像が得られると、高濃度部を対象とした1回目の複写プ
ロセスが終了する。
次いで、低濃度部を対象とした露光のためにスクリーン
モードが選択されて、スクリーンフィルタ9が露光光学
系3からの光の光路中に挿入される。そして、上記のよ
うな光走査が再び行われ、原稿2からの反射光は、スク
リーンフィルタ9で線状に分解された後、感光体4に照
射され、感光体4を露光する。
そして、露光により形成された静電潜像が各色成分別の
トナー像として現像される。これらのトナー像が、前回
の複写プロセスで中間転写体20上に形成されたカラー
トナー像の上に順次転写され、別のカラートナー像が形
成される。このように、2つのカラートナー像が重ね合
わされることにより、完成した1つのカラートナー像が
得られる。
中間転写体20上に完成されたカラートナー像は、転写
チャージャ25により、給紙カセット14・15のいず
れか一方から供給された転写紙30に転写される。その
後、上記の転写紙30は、分離チャージャ26により、
中間転写体20から分離されて、搬送ベルト28で定着
装置29へ導入され、ここで、上記カラートナー像が熱
定着される。
このように、本実施例では、第2図のγ特性図において
、曲線Aに示すように、スクリーンモードによる露光で
低濃度部が作像される一方、曲線Bに示すように、通常
モードによる露光で高濃度部が作像される。これにより
、最終的に得られる複写画像は、γ特性が一点鎖線で示
す理想曲線に近づいて、曲線Cに示すように、1.5程
度のダイナミックレンジを有することにより、全濃度域
にわたり階調性が向上する。
また、高濃度部に対する露光をスクリーンフィルタ9を
使用せずに行うようにしたので、文字や線等の画像の鮮
明度が向上するようになる。さらに、カラートナー像を
重ねて1つの複写画像が得られるので、静電潜像を重ね
合わせる場合のように、再現される文字や線等が細くな
ることはなくなる。その上、露光モードを選択しうるよ
うになされているので、露光装置としての露光光学系3
を複数設ける必要がなくなり、部品点数の削減およびコ
ストダウンを図れる。
ところで、上記の動作によるフルカラー複写を種々の複
写条件下で行った結果、以下に示す範囲の複写条件で得
られた複写画像が、最も良好な階調性を示すことがわか
った。すなわち、1回目の複写プロセスで高濃度部を作
像する際、感光体4の表面電位が−250〜−350v
に設定されるとともに、現像バイアスが一80V〜−1
50■に設定される。
一方、2回目の複写プロセスでスクリーンフィルタ9を
用いて低濃度部を作像する際、感光体4の表面電位が−
200〜−300Vに設定されるとともに、現像バイア
スが上記と同しく、−80V〜−150■に設定される
。この時、幅が50〜70μmの線部を1インチあたり
100〜133本有するスクリーンフィルタ9が用いら
れ、スクリーンフィルタ9と感光体4との距離が1.0
〜1、8 m mに設定される。
また、上記の複写条件により、濃度が0.1〜0.6の
低濃度部をスクリーンモードによる露光で階調するよう
に作像し、濃度が0.6より高い高濃度部を通常モード
による露光で階調するように作像し、これらの画像を重
ねた場合が、再現性に最も優れた複写画像を得ることが
できた。
さらに、画像を重ね合わせるため、低濃度部の作像にス
クリーンフィルタ9を用いても画像濃度が1.0程度で
十分となり、露光量が大幅に(例えば、20%)低下し
ても、問題なくスクリーンフィルタ9を使用することが
できる。なぜなら、露光量の低下を補う光量の余裕か充
分にとれるようになる。つまり、感光体40表表面位を
通常の画像濃度(1,3〜1.5)が得られるのに必要
な感光体40表表面位(−500V)より低くすること
が可能となる。
[実施例2] 本発明の別の実施例を第4図および第5図に基づいて説
明すれば、以下の通りである。なお、前記実施例1と同
様の機能を有する部材には、同一の番号を付記してその
説明を省略する。
本実施例に係る複写機は、第4図に示すスクリーンフィ
ルタ31・32が、第3図におけるスクリーンフィルタ
9と同し位置に設けられている。
上記スクリーンフィルタ31・32は、スクリーンフィ
ルタ9と同様に、一定の幅を有する複数の線部(遮光部
)が一定の間隔で形成されている。
そして、それぞれ感光体4に照射される光の光路中への
挿脱が行えるように、軸31a・32aを中心に回動自
在に設けられている。
スクリーンフィルタ31と32は、上記光路中に配され
たとき、感光体4との距離(以降スクリーンギャップと
称する)が互いに異なっている。
すなわち、スクリーンフィルタ31の方がスクリーンフ
ィルタ32よりスクリーンギャップが小さくなるような
高さに配置されている。
そして、スクリーンフィルタ31が低濃度部を対象とし
た露光に使用され、スクリーンフィルタ32が高濃度部
を対象とした露光に使用されるようになっている。なお
、露光モードを通常モードに設定すると、スクリーンフ
ィルタ31・32がともに上記光路中から脱離させられ
る。
上記の構成において、露光モードがスクリーンモードに
設定されているときの動作について説明する。
スクリーンモードが設定されると、まず、高濃度部を対
象とした露光を行うためのスクリーンフィルタ32が選
択され、露光光路内に挿入されるとともに、スクリーン
フィルタ31は露光光路から脱離させられる。これによ
り、露光光学系3からの光がスクリーンフィルタ32に
より線状に分解されて感光体4を露光する。
この露光により、感光体4に色成分別の静電潜像が形成
され、順次色成分別のトナー像に可視化される。そして
、このトナー像が中間転写体20へ順次転写されること
により、完成した1つのカラートナー像が形成され、1
回目の複写プロセスが終了する。
次いで、低濃度部を対象とした露光を行うためのスクリ
ーンフィルタ31が選択されて露光光路内に挿入される
一方、スクリーンフィルタ32は露光光路から脱離させ
られる。この状態で上記と同様の光走査が行われると、
原稿2からの反射光がスクリーンフィルタ31により線
状に分解されて、感光体4を露光する。
そして、この露光により得られた各色成分別の静電潜像
は、現像されて、前回の複写プロセスで中間転写体20
上に得られたカラートナー像に順次転写される。これに
より、2つのカラートナー像が重ね合わされ、完成した
1つのカラートナー像が得られる。さらに、このカラー
トナー像が転写紙30に転写されて定着処理が施される
ことにより、フルカラー複写が完了する。
以上のように、本実施例では、スクリーンモートが設定
されたとき、異なる設定条件に設けられたスクリーンフ
ィルタ31・32により、2回の複写プロセスにおける
露光が行われるので、前記実施例1の場合に比べてさら
に高度な階調性制御を行うことができる。例えば、上記
の複写プロセスにおいては、第5図の曲線りに示すよう
に、スクリーンフィルタ31を用いた露光により低濃度
部が階調されて作像される一方、曲線已に示すように、
スクリーンフィルタ32を用いた露光により高濃度部が
階調されて作像される。
これにより、最終的に得られる複写画像は、T特性が一
点鎖線で示す理想曲線に近づいて、曲線Fに示すように
、1.5程度のダイナミックレンジを有し、文字や線等
の画像の鮮明度が向上するようになる。
ところで、上記の動作によるフルカラー複写を種々の複
写条件下で行った結果、以下に示す複写条件の範囲で得
られた複写画像が最も良好な階調性で再現されることが
わかった。すなわち、前記実施例1で示したスクリーン
フィルタ9と同一の線部の数および線部の幅のスクリー
ンフィルタ31・32が用いられ、スクリーンフィルタ
31のスクリーンギャップが0.8〜1.5mmに設定
されるとともに、スクリーンフィルタ32のスクリーン
ギャップが1.5〜2.5mmに設定される。また、感
光体4の表面電位が、1回目の複写プロセスで高濃度部
を作像する際、−250〜−350■に設定される一方
、2回目の複写プロセスで低濃度部を作像する際、−2
50〜−350■に設定される。このとき、両方の複写
プロセスとも、現像バイアスが一80V〜−200Vに
設定される。
また、上記の複写条件により、濃度が0.1〜0.6の
低濃度部をスクリーンフィルタ31による露光で作像し
、濃度が0.6より高い高濃度部をスクリーンフィルタ
32による露光で作像した場合が、再現性に最も優れて
いる複写画像を得ることができた。さらに、本実施例で
は、フルカラー複写のみならず、モノカラー複写でも良
好な複写画像の得られることが確かめられた。
〔実施例3〕 さらに、本発明の他の実施例を第6図に基づいて説明す
れば、以下の通りである。なお、前記実施例1と同様の
機能を有する部材には、同一の番号を付記してその説明
を省略する。
本実施例に係る複写機は、第6図(a)に示すスクリー
ンフィルタ33が、第3図におけるスクリーンフィルタ
9と同じ位置に設けられている。上記スクリーンフィル
タ33は、ポリエチレンテレフタレート等からなる透明
部材33a上に多数の細い線部33b・33b・・・が
形成されてなっている。スクリーンフィルタ33は感光
体4と一定のスクリーンギャップ、例えば、1.5±0
.2 m mの範囲の距離をおいて配されている。スク
リーンフィルタ33は、その長手方向が感光体4の走行
方向に直交している。
線部33b・33b・・・は、感光体4の走行方向に沿
って条設されており、光を透過させないように黒色をな
すとともに、その幅が65±20μmの範囲で次第に変
化するように設定されている。
すなわち、線部33b・33b・・・は、感光体4が露
光域に侵入するY側において広くなる一方、感光体4が
露光域から脱出するY側に近づくに従い狭くなるように
形成されている。なお、線部33b・33b・・・は、
1インチあたり110本のv1合で設けられている。
第6図(b)に示すように、上記スクリーンフィルタ3
3の上方には、第3図における反射鏡3fと同じ位置に
、反射鏡3f’が配されている。この反射鏡3f’ は
、図示しない回動手段により、a方向およびb方向へ回
動されるようになっている。これにより、光の入射方角
を変化しうるように構成されている。
従って、反射鏡3f’が図中実線で示す中央位置にある
時、光はスクリーンフィルタ33の中央部に導かれる。
また、反射鏡3f’がa方向に傾くと、光はスクリーン
フィルタ33のY側に導かれる一方、反射鏡3f’がb
方向に傾くと光はスクリーンフィルタ33のY側に導か
れる。つまり、反射鏡3f’が傾斜して光のスクリーン
フィルタ33における入射位置を異ならせることにより
、光がスクリーンフィルタ33を通過する部分の線部3
3b・・・の幅を変化させるようになっている。そして
、反射鏡3f’がb方向へさらに傾くと、光はスクリー
ンフィルタ33を通過せず直接感光体4に照射されるよ
うになっている。
本実施例の複写機は、露光モードがスクリーンモードに
設定されている時、複写プロセスに応して、スクリーン
フィルタ33の設定条件を選択しうるように、光がスク
リーンフィルタ33を通過する範囲で反射鏡3f’の駆
動が制御されるようになっている。一方、露光モードが
通常モードに設定されている時、光がスクリーンフィル
タ33を通過しないように、反射鏡3f’の駆動が制御
される。そして、複写画像の飽和濃度を調整するために
、感光体4の表面電位が300±70Vの範囲で調整さ
れるとともに、光源ランプ3aの印加電圧が、標準ラン
プ電圧±IOVの範囲で補正されるようになっている。
上記の構成において、露光モートがスクリーンモードに
設定されているときの動作について説明する。
スクリーンモードが設定されると、スクリーンフィルタ
33の設定条件が選択されることにより、反射鏡3f’
が駆動されて所望の角度に傾斜する。ここでは、まず、
スクリーンフィルタ33の線部33b・33b・・・の
幅の狭い領域で高濃度部を対象とした露光を行った後、
スクリーンフィルタ33の線部33b・33b・・・の
幅の広い領域で低濃度部を対象とした露光を行う場合に
ついて説明する。
すなわち、反射鏡3f’が、まず、a方向に傾けられ、
露光光学系3からの光がスクリーンフィルタ33におけ
る線部33b・・・の幅の狭い領域で線状に分解されて
感光体4を露光する。その後、感光体4に色成分別に形
成された静電潜像が各色成分別のトナー像に現像される
。そして、このトナー像が中間転写体20へ順次転写さ
れることにより、完成した1つのカラートナー像が形成
され1回Hの複写プロセスが終了する。
次いで、スクリーンフィルタ33の設定条件が変更され
て、反射鏡3f’がb方向に傾けられて、次の複写プロ
セスが開始される。そして、露光光学系3からの光がス
クリーンフィルタ33における線部33b・33b・・
・の幅の広い領域で線状に分解された後、感光体4を露
光する。そして、この露光により得られた各色成分別の
静電潜像が現像されたトナー像が、前回の複写プロセス
で中間転写体20上に得られたカラートナー像の上に順
次転写される。これにより、2つのカラートナー像が重
ね合わされ、完成した1つのカラートナー像が得られる
。さらに、このカラートナー像が転写紙30に転写され
て定着処理が施されることにより、フルカラー複写が完
了する。
このように、本実施例では、スクリーンモードにおいて
、スクリーンフィルタ33の入射する光の位置を異なら
せることにより、線状に分解を行う線部33b・33b
・・・の幅を変化させて、スクリーンフィルタ33の設
定条件を変更しうる点が前記実施例2の場合と異なって
おり、しかも、露光モードの変更が反射鏡3f’の駆動
のみで容易に行えるようになっている。
〔実施例4] 次に、本発明のさらに別の実施例を説明する。
この実施例は、実施例3のスクリーンフィルタ33を利
用し、複写画像の階調性をユーザの所望により任意に設
定しようとするものである。
通常、複写画像濃度の調整は、光源ランプ3a(第3図
)への印加電圧を調整し、露光量を変更することにより
行われている。すなわち、複写画像濃度は、第7図に実
線で示す基本濃度に対し、露光量を変更することにより
、各点線の如く、種々に変化する。しかしながら、この
場合、複写画像濃度が変化するのみで、階調性自体は変
化しない。
これに対し、本実施例では、スクリーンフィルタ33を
介して露光を行い、かつ、光が透過する部位の線部33
b・33b・・・の幅を変化させることにより、階調性
を調整しうるようにしたものである。
但し、スクリーンフィルタ33の線部33b・33b・
・・の幅を変更するのみでは、第8図中に実線で示す基
本の階調性に対し、階調性が各点線の如く変化すること
になる。この場合、各点線の特性では、複写画像濃度が
理想特性から大幅にずれてしまうので、良好な複写画像
は得られない。
これに対し、線部33b・33b・・・の幅の変更とと
もに、感光体4の表面電位および光源ランプ3aのラン
プ電位を変更すれば、階調性は第9図中実線の基本特性
に対し、各点線の如く変化するようになる。
ここで、階調性を良くするためには、スクリーンフィル
タ33の線部33b・33b・・・の幅の大きい部位を
使用するとともに、感光体4の表面電位を低くし、かつ
、光源ランプ3aのランプ電位を高くすれば良い。
一方、階調性を悪くするためには、線部33b・33b
・・・の幅を小さい部位を使用するとともに、感光体4
の表面電位を高くし、かつ、光源ランプ3aのランプ電
位を低くすれば良い。
なお、線部33b・33b・・・の幅は、例えば、上記
のように45μm〜85μmの範囲で選択され、感光体
4の表面電位は、例えば、230■〜370■の範囲で
設定され、光源ランプ3aのランプ電位は、一定電位±
IOVの範囲で設定される。
次に、階調性が゛悪°゛(γ特性曲線における傾斜部の
傾き大)、“標準”“良” (γ特性曲線における傾斜
部の傾き小)の3レベルに調整される場合の調整手順を
第10図に基づいて説明する。
ユーザがスインチ等で階調性の選択を行うと、まず、選
択された階調性が“悪”“標準”良”のいずれであるか
が判定される(Sl)。
悪”が選択されていれば、スクリーンフィルタ33の線
部33b・33b・・・の幅として最小の45μmが選
択される(S2)。また、感光体4の表面電位として、
最大値370■が設定されるとともに(S3)、光源ラ
ンプのランプ電位として、最小値である標準ランプ電位
−10■が設定される(S4)。以上のように判定され
た後、露光が行われ、複写プロセスが実行される(S5
)。
また、Slで階調性として゛′積標準が選択されていれ
ば、線部33b・33b・・・の幅として中央値65μ
mが選択される(S6)。また、感光体4の表面電位と
して、中央値300■が設定されるとともに(S7)、
光源ランプのランプ電位として、標準ランプ電位が設定
され(S8)、複写プロセスが実行される(S5)。
Slで階調性として“′良”が選択されていれば、線部
33b・33b・・・の幅として最大値85μmが選択
される(S9)。また、感光体4の表面電位として、最
小値230■が設定されるとともに(SIO)、光源ラ
ンプのランプ電位として、最大値である標準ランプ電位
+IOVが設定され(Sll)、複写プロセスが実行さ
れる(S5)。
なお、以上では、説明の簡略化のため、階調性を3段階
で調整するものとじなが、実際には、線部33b・33
b・・・の幅、感光体4の表面電位等の調整を一層小刻
みに行うことにより10段階程度の調整が可能である。
また、階調性の調整を無段階に行うようにしても良い。
[発明の効果] 以上のように、請求項第1項の構成に係るフルカラー複
写機は、感光体に形成された各色成分のトナー像が転写
されることにより1つのカラートナー像が形成される中
間転写手段と、露光光路中に挿脱自在に配置されて、感
光体を露光する光を線状に分解するスクリーンフィルタ
とを備えており、1つの原稿画像に対し複数回の露光に
基づいて複数回の複写プロセスが施されることにより得
られる複数のカラートナー像を中間転写手段上で重ねて
1つのカラートナー像が形成されるようになされるとと
もに、露光モードとして、露光光路中にスクリーンフィ
ルタを挿入するスクリーンモードと、露光光路中からス
クリーンフィルタを脱離させる通常モードとを備え、こ
れらの露光モードが上記の複写プロセスに応じて選択し
うるようになされている構成である。
これにより、複数回の複写プロセスで得られるカラート
ナー像が、中間転写体上で重ねられて1つのカラートナ
ー像が形成されるようになされているので、複数の静電
潜像を重ねる従来の場合のように、2回目以降の露光を
行う際の感光体の帯電により、複写画像の文字や線が細
くなることはなくなる。
また、露光モードが、複写プロセスに応してスクリーン
モードと通常モードとを選択しうるようになされている
ので、単一の露光装置でもスクリーンフィルタを使用す
る露光と使用しない露光とを個別に行うことができる。
これにより、部品点数の削減およびコストダウンを図る
ことができる。
請求項第2項のフルカラー複写機は、請求項第1項の構
成に加えて、スクリーンモードにより原稿画像中の低濃
度部を対象とした露光が行われるとともに、通常モード
により原稿画像中の高濃度部を対象とした露光が行われ
るようにした構成である。
これにより、露光量を大きくする必要のある高濃度部を
対象とした露光はスクリーンフィルタを用いない通常モ
ードで行うようにしたので、高濃度部での必要露光量が
過度に大きくなることはない。
請求項第3項のフルカラー複写機は、請求項第1項の構
成に加えて、スクリーンフィルタの設定条件を変更しろ
るようにした構成である。
これにより、最適な階調性で原稿画像を再現することが
可能となる。例えば、中間転写手段上に形成されるカラ
ートナー像は、スクリーンフィルタを感光体に近づける
ことにより、飽和濃度が低下するとともに階調性が高ま
る一方、高濃度部を作像する複写プロセスにおいて、ス
クリーンフィルタを感光体から遠ざけることにより、飽
和濃度が上昇するとともに階調性が低下する。また、階
調性の調整は、例えば、スクリーンフィルタの透光部と
遮光部の幅の比を変えることにより行うこともできる。
請求項第4項のフルカラー複写機は、請求項第3項の構
成に加えて、原稿画像中の低濃度部と高濃度部とを対象
とした露光を、それぞれスクリーンフィルタの設定条件
の異なるスクリーンモードで行うようにした構成である
これにより、T特性を理想曲線に近づけて良好な複写画
像を得ることができる。
請求項第5項のフルカラー複写機は、請求項第2項ない
し第4項の構成において、高濃度部を対象とした露光が
低濃度部を対象とした露光に先立って施されるようにし
た構成である。
これにより、感光体から中間転写体に転写された低濃度
部のトナー像が、感光体側に再転写されることが少なく
なり、従って、複写画像の中間調の微妙なトナーの付着
が乱されることが少なくなるので、複写画像の画質を向
上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本発明の実施例1を示すものであ
る。 第1図(a)はスクリーンフィルタの配置を示す概略側
面図である。 同図(b)はスクリーンフィルタの構成を示す概略平面
図である。 第2回はスクリーンモードおよび通常モードを用いた場
合のT特性図である。 第3図はフルカラー複写機の全体構成図である。 第4図および第5図は本発明の実施例2を示すものであ
る。 第4図はスクリーンフィルタの配置を示す説明図である
。 第5図はスクリーンモードのみを用いた場合のT特性図
である。 第6図は本発明の実施例3を示すものである。 第6図(a)はスクリーンフィルタの構成を示す概略平
面図である。 同図ら)は反射鏡の作用を示す概略側面図である。 第7図ないし第10図は本発明の実施例4を示すもので
ある。 第7図は露光量を変更した際の原稿画像濃度と複写画像
濃度との関係を示すグラフである。 第8図は階調性のみを変更した際の原稿画像濃度と複写
画像濃度との関係を示すグラフである。 第9図は階調性を変更し、かつ、感光体電位および露光
量を補正した際の原稿画像濃度と複写画像濃度との関係
を示すグラフである。 第10図は階調性の変更手順を示すフローチャートであ
る。 第11図ないし第14図は中間転写体からのトナーの再
転写について説明する図面である。 第11図は各色成分トナーを順次転写する様子を示す説
明図である。 第12図(a)および(b)はそれぞれ高濃度部および
低濃度部における再転写を示す断面説明図である。 第13図(a)および(b)はそれぞれ低濃度部、高濃
度部の順で転写する様子を示す説明図である。 第14図(a)および(b)はそれぞれ高濃度部、低濃
度部の順で転写する様子を示す説明図である。 第15図ないし第18図は従来例を示すものである。 第15図は重畳法によるT特性図である。 第16図(a)はスクリーンフィルタを用いた露光を示
す説明図である。 同図(b)はスクリーンフィルタの構成を示す概略平面
図である。 第17図はスクリーン法によるT特性図である。 第18図(a) (b)は原稿の文字がスクリーンフィ
ルタによりドツト状に再現される様子を示す説明図であ
る。 3は露光光学系、3aは光源ランプ、4は感光体、9・
31〜33はスクリーンフィルタ、20は中間転写体(
中間転写手段)である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、感光体に形成された各色成分のトナー像が転写され
    ることにより1つのカラートナー像が形成される中間転
    写手段と、露光光路中に挿脱自在に配置されて、感光体
    を露光する光を線状に分解するスクリーンフィルタとを
    備えており、1つの原稿画像に対し複数回の露光に基づ
    いて複数回の複写プロセスが施されることにより得られ
    る複数のカラートナー像を中間転写手段上で重ねて1つ
    のカラートナー像が形成されるようになされるとともに
    、露光モードとして、露光光路中にスクリーンフィルタ
    を挿入するスクリーンモードと、露光光路中からスクリ
    ーンフィルタを脱離させる通常モードとを備え、これら
    の露光モードが上記の複写プロセスに応じて選択しうる
    ようになされていることを特徴とするフルカラー複写機
    。 2、上記スクリーンモードにより原稿画像中の低濃度部
    を対象とした露光が行われるとともに、通常モードによ
    り原稿画像中の高濃度部を対象とした露光が行われるこ
    とを特徴とする請求項第1項に記載のフルカラー複写機
    。 3、上記スクリーンモードにおいて、スクリーンフィル
    タの設定条件が変更しうるようになされていることを特
    徴とする請求項第1項に記載のフルカラー複写機。 4、原稿画像中の低濃度部と高濃度部とを対象とした露
    光が、それぞれスクリーンフィルタの設定条件の異なる
    スクリーンモードで行われることを特徴とする請求項第
    3項に記載のフルカラー複写機。 5、高濃度部を対象とした露光が低濃度部を対象とした
    露光に先立って施されることを特徴とする請求項第2項
    ないし第4項のいずれかに記載のフルカラー複写機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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