JPH03251409A - 高周波成形型による樹脂成形品の製造方法 - Google Patents

高周波成形型による樹脂成形品の製造方法

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JPH03251409A
JPH03251409A JP4895790A JP4895790A JPH03251409A JP H03251409 A JPH03251409 A JP H03251409A JP 4895790 A JP4895790 A JP 4895790A JP 4895790 A JP4895790 A JP 4895790A JP H03251409 A JPH03251409 A JP H03251409A
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JP
Japan
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mold
cooling medium
mold body
high frequency
cavity space
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Application number
JP4895790A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Shigezawa
茂澤 利幸
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Hashimoto Forming Industry Co Ltd
Original Assignee
Hashimoto Forming Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、高周波成形型による樹脂成形品の製造方法に
関するものである。
従来の技術 従来、第4図で示ずような型本体1の上型1aと下型1
bとを被成形材が有する誘電体損よりも低い値の誘電体
損材料で形成した成形型を用い、第5図で示す如く型本
体1の上下に配設した電fiE+、E2から高周波電圧
を型本体1に印加させて型本体1のキャビティ空間2に
載置した被成形材Aを所定形状に加熱成形した後、型本
体1の内部に設けた冷却媒体の流通路3に冷却水を流動
させ、その冷却水で型本体と共に樹脂成形品を冷却した
後樹脂成形品を型本体1から取出すことが知られている
(特開昭57−170727号)。
この高周波成形型では、再度成形するときには冷却媒体
の流通路3に充填した冷却水を型内から完全に抜鮒出さ
ないと異常発熱が生じまたはスパークを惹起する原因と
なる。そのため、高周波電圧を型本体に印加するときに
は冷却媒体の流通路が完全に空な状態で行われている。
発明が解決しようとする課題 然し1、上述した如く冷却媒体の流通路内を完全に空の
状態にするには長時間を要すると共に、たとえ完全に空
の状態になったとしても型本体内に型本体の誘電損失と
は値が大きく異なる空間が存在することになるため、キ
ャビティ空間内に載置する被成形材を均一に加熱溶融乃
至は軟化できないで樹脂成形′品に溶融ムラ等が発生す
る。また、成形型の型本体を軟質シリコンゴム等の弾性
材料で形成するときには冷却媒体の流通路をバイブ等の
補強材で形成しなければ、第6図で示す如く型締めに伴
って或いは被成形材料の体積膨張に伴って冷却媒体の流
通路3が被成形材Aで抑圧変形されることによりキャビ
テイ面も弾性変形されてしまうから最終製品を所望形状
通りに成形できない事態を招く。
芸において、本発明は印加電圧が冷却媒体の流通路で阻
却されないでキャビティ空間の内部に均一に分布される
ことにより被成形材を均一に溶融乃至は軟化で籾、また
、冷却媒体の流通路を内部に設けて型本体を軟質シリコ
ン等の弾性材料で形成しても樹脂成形品を所望通りに加
熱成形できる高周波成形型による樹脂成形品の製造方法
を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 本発明に係る高周波成形型による樹脂成形品の製造方法
においては、被成形材の誘電体損よりも低い値の誘電体
損を有する材料で形成した成形型を用い、その型本体の
キャビティ空間に載置する被成形材に高周波電圧を印加
して加熱成形するのにあたり、当該型本体の内部に設け
られた冷却媒体の流通路に型本体と同一または略近似し
た誘電体損を有する液体を充填し、この液体を流通路の
内部空間に滞留充満させて高周波電圧を型本体を介して
被成形材に印加することが行われている。
その液体としては冷却媒体と同じものを充填するとよく
、その冷却媒体は高周波電圧の印加で被成形素材を所定
形状に加熱成形した後冷却媒体を流通路に循環流動させ
るようにできる。また、この成形型の型本体をシリコン
ゴム等の弾性材料で形成すると籾には成形型の型本体の
内部に設けられた冷却媒体の流通路にはシリコンオイル
等の鉱物油を充填させるとよい。
作用 この高周波成形型による樹脂成形品の製造方法では、高
周波電圧を型本体に印加するときには型本体と同一また
は略近似した誘電体損を有する液体を冷却媒体の流通路
に充填させて流通路の内部に滞留充満させるから、流通
路を含めて型本体の全体に同一または略近似した誘電体
損を持たせ、印加電圧をキャビティ空間内に均一に分布
させることができる。このため、型本体のキャビティ空
間内に挿置する被成形材は均一に加熱溶融乃至は軟化で
きることにより溶融ムラ等のない樹脂成形品として製造
できるようになる。また、その成形型が軟質シリコンゴ
ム等の弾性材料で形成されていても、型締め時に冷却媒
体の流通路を液体で充満させれば体積収縮がないので型
締めに伴って冷却媒体の流通路が被成形材で押圧されて
も変形されるのも防げるから樹脂成形品を所望通りの形
状に正確に形成できる。
この流通路に充填する液体としては冷却媒体と同じもの
を用いれば型本体の冷却媒体と共に循環流動でき、被成
形材を加熱成形した後に冷却媒体を循環流動することに
より冷却時間も短縮するようにできる。
また、その型本体をシリコンゴムで形成するときにシリ
コノイルを冷却媒体の流通路に充填すれば、上述した作
用を最も効率よく奏することができる。
実施例 以下、第1〜3図を参照して説明すれば、次の通りであ
る。
この高周波成形型は誘電体損失の大きい且つ加熱発泡剤
を混入したポリ塩化ビニル等の熱可塑性合成樹脂で中間
段階まで成形したものを被成形材とし、その被成形材を
キャビティ空間内に載置した後型本体に印加する高周波
で加熱溶融乃至は軟化させてキャビティ空間の内面で所
定形状に(−1形することにより樹脂成形品として形成
するのに適用される。この成形型は第1図で示すように
上型10aと下型10bとからなる型本体10を備え、
その型本体10は被成形材が有する誘電体損よりも低い
値の誘電体損を持つシリコンゴム、四フッ化エチレン等
の材料で形成されている。この型本体10には両型の分
割面において下型10bを凹状に形成することによりキ
ャビティ空間11が内部に設けられている。また、上型
10aと下型10bの内部には冷却媒体の流通路12a
・・・12b・・・がキャビティ空間11の近傍で全長
に亘って平行に複数条設けられている。その冷却媒体の
流通路12a・・・、12b・・・は、シリコンゴム等
の弾性材料で型本体10を形成するときでも単なる空洞
状に形成することができる。この型本体10の上下には
、型本体10に高周波電圧を印加する高周波発生機の電
極E、、E2が配設されている。また、流通路12a・
・・、12b・・・には冷却媒体の往路管13が流入側
に接続され、排出側には復路管14が接続されている。
その往路管13、復路管14の夫々始端、終端側には冷
却媒体の冷却兼循環装置15が装備され、この冷却兼循
環装置15から給出される冷却媒体が往路管13゜復路
管14を介して型本体10の流通路12a・・・12b
・・・に循環流動できるよう連結されている。その冷却
兼循環装置15から給出する冷却媒体には型本体10と
同一または略近似した誘電体損を有するものが配管系の
内部に装填され、型本体10をシリコンゴムで形成する
ときには鉱物油、好ましくはシリコンオイルを充填する
とよい。冷却兼循環装置15から型本体10に至る往路
管13の途上には切換弁16が取付けられ、この切換弁
16は冷却媒体を流通路12a、12b・・・の内部に
滞留充満させまたは循環流動するべく切換可能に高周波
発生機と連動できるよう備付けられている。
この高周波成形型を用いては、第2図で示す如く被成形
材Aをキャビティ空間11の内部に載置して型締めした
後に、高周波発生機の電極E1゜E2から型本体10に
高周波電圧を印加することにより被成形材Aを加熱溶融
乃至は軟化させて樹脂成形品を製造するようにできる。
その被成形材Aをキャビティ空間11の内部に載置した
後型本体を型締めするのに先立って、被成形切換弁16
は予め閉鎖する。この切換弁16を閉鎖すると、流通路
12a・・・、12b・・・の内部が冷却媒体17て滞
留充満される。そのため、型本体10がシリコンゴム等
の弾性材料で形成されていても、型本体10の型締めに
伴って流通路12a・・・ 12b・・・が被成形材A
で押圧されても変形されることはないからキャビティ空
間11の内面を所定形状に保形することができる。また
、この状態で高周波発生機の電極El、E2から型本体
1oに高周波を印加すれば流通路12a・・・、12b
・・・が型本体10と同一または略近似した誘電体損を
有する冷却媒体17で充満されているため、型全体が略
等しい誘電体損を有することにより印加電圧をキャビテ
ィ空間11の内部に均一に分布させることかでざる。従
って、その型本体1oのキャビティ空間11に載置され
た被成形材Aは全体が均等に加熱溶融乃至は軟化して発
泡し、キャビティ空間11内に充填した後、その内面形
状に応じて硬化することにより所定形状の樹脂成形品と
して形成できるようになる。この樹脂成形品の硬化時に
は切換弁1bを開放動すると、第3図で示す矢印のよう
に冷却媒体を冷却兼循環装置15で循環流動できるから
型本体10の温度をより速く冷却でき樹脂成形品を短時
間に冷却硬化させることができる。
なお、上述した実施例では流通路12a・・・12b・
・・の内部に滞留充満する液体を冷却媒体で共用したが
、その冷却媒体と別の液状材料を個別の配管系で流通路
12a・・・、12b・・・に流出入させてもよい。ま
た、この液体乃至は冷却媒体が型本体10の誘電体損よ
りも小さい誘電体損を有するものである場合は誘電体損
が型本体10の誘電体損よりも大きい材料を混合するこ
とにより誘電体損を調整するようにできる。
発明の効果 以上の如く、本発明に係る高周波成形型による樹脂成形
品の製造方法に依れば、印加電圧をキャビティ空間内に
均一に分布できしかもキャビティ空間の内面形状を所定
形状に保持させて被成形材料を加熱成形できるから溶融
ムラや形状変形を来たさずに樹脂成形品を所望通りに形
成できる。また、高周波印加時に液体を冷却媒体の流通
路に滞留させるから高周波電圧の印加に伴う被成形材の
加熱を均一にでき、しかも樹脂成形品の冷却時には冷却
媒体を循環流動させることにより冷却時間の短縮化も図
ることがてきる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る樹脂成形品の製造方法を適用する
高周波成形型の構成を示す説明図、第2図は同成形型に
よる高周波印加時の内部状態を示す説明図、第3図は同
成形型により冷却媒体の循環状態を示す説明図、第4図
は一般例に係る高周波成形型の外部形状を示す斜視図、
第5図は従来例に係る高周波成形型の内部構造を示す説
明図、第6図は同成形型で樹脂成形するときの課題を示
す説明図である。 A:被成形材、10:型本体、11:キャビティ空間、
12a・・・、12b・・・:冷却媒体の流通路、17
:流通路に滞留充満する液体或いは冷却媒体。 特 許 出 願 人 橋本フォーミング工業株式会社1 2 司 衾4 4−

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)被成形材の誘電体損よりも低い値の誘電体損を有
    する材料で形成した成形型を用い、その型本体(10)
    のキャビティ空間(11)に載置する被成形材(A)に
    高周波電圧を印加して加熱成形するのにあたり、当該型
    本体(10)の内部に設けられた冷却媒体の流通路(1
    2a・・・、12b・・・)に型本体(10)と同一ま
    たは略近似した誘電体損を有する液体(17)を充填し
    、その液体(17)を流通路(12a・・・、12b・
    ・・)の内部空間に充満させて高周波電圧を型本体(1
    0)を介して被成形材(A)に印加するようにしたこと
    を特徴とする高周波成形型による樹脂成形品の製造方法
  2. (2)上記液体として冷却媒体(17)と同じものを充
    填するようにしたことを特徴とする請求項1記載の樹脂
    成形品の製造方法。
  3. (3)上記高周波電圧の印加で被成形材(A)を所定形
    状に加熱成形した後冷却媒体(17)を流通路(12a
    ・・・、12b・・・)に循環流動するようにしたこと
    を特徴とする請求項1または2記載の樹脂成形品の製造
    方法。
  4. (4)上記成形型の型本体(10)をシリコンゴムで形
    成し、その型本体(10)の内部に設けられた冷却媒体
    の流通路(12a・・・、12b・・・)にシリコンオ
    イルを充填するようにしたことを特徴とする請求項1〜
    3記載の樹脂成形品の製造方法。
JP4895790A 1990-02-28 1990-02-28 高周波成形型による樹脂成形品の製造方法 Pending JPH03251409A (ja)

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JP (1) JPH03251409A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007136747A (ja) * 2005-11-15 2007-06-07 Techno Polymer Co Ltd 樹脂成形方法及び樹脂成形装置
JP2007216444A (ja) * 2006-02-15 2007-08-30 Ushio Inc 真空注型装置用加熱ユニット
JP2008012896A (ja) * 2006-07-10 2008-01-24 Techno Polymer Co Ltd 樹脂成形装置
JP2008279731A (ja) * 2007-05-14 2008-11-20 Techno Polymer Co Ltd 樹脂成形方法及び樹脂成形装置

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