JPH03251167A - 色調整用保存リンゴジュースの製造方法 - Google Patents

色調整用保存リンゴジュースの製造方法

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Publication number
JPH03251167A
JPH03251167A JP2048655A JP4865590A JPH03251167A JP H03251167 A JPH03251167 A JP H03251167A JP 2048655 A JP2048655 A JP 2048655A JP 4865590 A JP4865590 A JP 4865590A JP H03251167 A JPH03251167 A JP H03251167A
Authority
JP
Japan
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juice
added
apple
squeezed
fermentation
Prior art date
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Pending
Application number
JP2048655A
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English (en)
Inventor
Masayuki Tanabe
田辺 正行
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIKKA UISUKII KK
Nikka Whisky Distilling Co Ltd
Original Assignee
NIKKA UISUKII KK
Nikka Whisky Distilling Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は色調整用保存リンゴジュースの製造方法、即ち
ピンク色リンゴ果実酒、いわゆるロゼタイプジードルの
色調整用に好適に用いることかできる赤色調整用の保存
リンゴジュースの製造方法に関する。
[従来の技術] 従来、リンゴ果実酒(ジートル)の製造は下記の通り行
なわれている。
まず、リンゴを洗浄、破砕して搾汁後、得られた果汁に
亜硫酸を添加し、次いでこれにペクチン分解酵素を添加
することにより、果汁を清澄化する。
次に、清澄化された果汁に酵母を接種して低温発酵した
後、途中て密閉発酵に移行させ、その後遠心分離および
謹過処理を経ることによりリンゴ果実酒を製造していた
[発明か解決しようとする課題] このように製造されるリンゴ果実酒は、リンゴの赤色素
か不足しており、ピンク色のリンゴ果実酒、いわゆるロ
ゼタイプのジートルてはない。
このような赤色の薄いリンゴ果実酒に対し、需要者の嗜
好の多様化に対応し赤色の濃さの調整を行なうことかで
きれば、その商品価値を高め極めて望ましいことと云え
る。
従って1本発明は、ピンク色リンゴ果実酒、いわゆるロ
ゼタイプジートルの色調整用に好適に用いることかでき
る色調整用保存リンゴジュースの製造方法を提供するこ
とを目的とする。
[課題を解決するための手段] そしてその目的は、本発明によれば、リンゴ搾汁粕に、
リンゴ酸および高濃度の亜硫酸と水とを添加して赤色素
を抽出した後これを搾汁し、得られた上澄液にペクチン
分解酵素を添加して酵素処理を行なった後、ゼラチン、
二酸化珪素およびベントナイトから選ばれた少なくとも
一つを添加して処理し1次いで酵母を接種して発酵を行
ない、該発酵をアルコール度1%未満の赤色濃度の最大
時点て停止し、清澄化処理を行なうことを特徴とする色
調整用保存リンゴジュースの製造方法、により達成され
る。
[作用] 従来のリンゴ果実酒(ジートル)の製造法により得られ
たリンゴ搾汁粕に、好ましくは3〜5g/交、さらに好
ましくは4〜5g/lのリンゴ酸およびリンゴ搾汁粕の
重量に対して好ましくは0.01〜0.025%、さら
に好ましくは0.015〜0゜020%の範囲の亜硫酸
を含む水を添加する。亜硫酸のリンゴ搾汁粕重量に対す
る添加量か上記範囲より低いと赤色の発現が悪く、上記
範囲を超えると酵母の活性に悪影響を及ぼすことになる
なお、用いる亜硫酸の種類としては特に限定はないが、
例えば、メタ重亜硫酸カリウム(以下、メタカリと呼ぶ
。)または亜硫酸水を用いる。
リンゴ搾汁粕へのリンゴ酸及び亜硫酸を含む水の添加後
、温度O〜50℃、好ましくは5〜200Cの範囲で1
〜24時間、好ましくは2〜15時間静置し、赤色素を
抽出する。
次いで搾汁した後、得られた果汁にペクチン分解酵素を
添加し、10〜55°Cの温度範囲、好ましくは40〜
50℃の温度範囲において、1〜24時間、好ましくは
3〜4時間酵素処理を行なう。
ペクチン分解酵素による酵素処理後、固液を分離して清
澄果汁を得、これに酵母(サツカロミセス・セレビシェ
−)を添加し、0〜15°Cの温度て発酵を開始させる
次いで、発酵開始後数日て赤色素か発現してくるが、発
酵をアルコール度1%未満の赤色濃度か最大となる時点
において停止させる。その後、遠心分離、濾過等の固液
分離手段により清澄化処理を行なうことにより、赤色調
整用の保存リンゴジュースを製造することかできる。
[実施例] 以下、本発明を実験例、実施例に基づいて更に詳細に説
明するか、本発明はこれらの実験例、実施例に限定され
るものてはない。
(実験例1)(亜硫酸濃度の検討) スターキングデリシャスの芯を除きクツキング・カッタ
ーて破砕した果もろみ3,000gにリンゴ酸度が4g
/交になるようにリンゴ酸にて補酸した。
次に、この果もろみをIJL容のビーカー6本にそれぞ
れ500g分注し、メタ重亜硫酸カリウム(以後、メタ
カリと呼ぶ)を果もろみ重量に対し1100pp、20
0ppm、300ppm、400ppm、500ppm
、600ppmとなるように添加すると同時に、ペクチ
ン分解酵素を30ppm添加し、十分攪拌した後50°
Cの温浴中て2時間赤色素を抽出した。
次いでこの果もろみを搾汁し、380m1の果汁を得た
得られた果汁にペクチン分解酵素を30ppm添加し、
50°Cて1時間酵素処理を行った後遠心分離、冷却し
て得られた清澄果汁に、酵母(サツカロミセス・セレビ
シェ)を菌濃度かlXl0’個/ m lとなるように
接種し、10℃て発酵を行なった。
発酵終了後、得られた果実酒について波長520nmて
赤色の吸光度を判定した。
その結果、表1に示したように、メタカリ濃度か400
〜600ppmで特にピンクの濃い果実酒が得られるこ
とかわかる。
表1.赤色発現に及ぼす亜硫酸濃度の影響性なった。
その結果、表2に示したように、酸度か高くなるほど濃
いピンク色か得られたか、呈味のバランスを考えると4
.0g/Mか適当てあった。
(実験例2)〔リンゴ酸濃度の影響〕 実験例1と同様の方法で得られた果もろみ4.500g
にメタカリ1.35g、ペクチン分解酵素0.135g
を添加し、リンゴ酸度か3g/文になるように補酸し、
実験例1と同様に赤色素を抽出し、次いで搾汁および酵
素処理を行い、清澄果汁3,400m文を得た。
この果汁を900mMの加圧発酵容器5本に500 m
 1分注し、1本はそのまま、残りの4木にリンゴ酸度
か3.5g/文、4.0g/文、4.5g/交、5.0
g/又となるようにリンゴ酸にて補酸した後、酵母を接
種して発酵を行い、得られた果実酒について赤色素の測
定を行なった。尚、赤色素の測定は実験例1と同様の方
法て表2.赤色発現に及ぼす酸度の影響 (実施例1) リンゴを搾汁した直後の新鮮な粕500gにメタカリ0
.6g、リンゴ酸4.Ogを含んだ水1.000mMを
加えて浸漬し、室温て一晩色素の抽出を行った。
次にこれを搾汁し、得られたジュースにペクチン分解酵
素30ppmを加えて45°Cで3時間酵素処理を行っ
た。次いで、遠心分子a抜上澄液にゼラチンを300p
pm添加し2時間静置した。その後、ベントナイトを1
,500ppm添加し、15℃て一晩静置した。
次にこれを遠心分離して清澄液700 m lを得た後
、これに酵母(サツカロミセス・セレビシェ)を初発菌
数1xlO’個/ m lとなるように接種し、8°C
て発酵を行った。
発酵開始後2週間目で赤色の発現が見られ、表3に示す
成分を有するピンク色の果汁か得られた。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明の色調整用保存リンゴジュ
ースの製造方法によれば、赤色の薄いリンゴ果実酒に対
し、赤色の濃さの調整を行なうことかてきる色調整用保
存リンゴジュースを製造することかてき、リンゴ果実酒
等の商品価値を高めることかてきる。
表3

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)リンゴ搾汁粕に、リンゴ酸および高濃度の亜硫酸
    と水とを添加して赤色素を抽出した後これを搾汁し、得
    られた上澄液にペクチン分解酵素を添加して酵素処理を
    行なった後、ゼラチン、二酸化珪素およびベントナイト
    から選ばれた少なくとも一つを添加して処理し、次いで
    酵母を接種して発酵を行ない、該発酵をアルコール度1
    %未満の赤色濃度の最大時点で停止し、清澄化処理を行
    なうことを特徴とする色調整用保存リンゴジュースの製
    造方法。
JP2048655A 1990-02-28 1990-02-28 色調整用保存リンゴジュースの製造方法 Pending JPH03251167A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006197845A (ja) * 2005-01-20 2006-08-03 Nikka Whisky Distilling Co Ltd 赤色シードル及びその製造方法
JP2013166831A (ja) * 2012-02-14 2013-08-29 Ishikawa Prefecture リンゴの皮の色素抽出方法、抽出した色素素材の製造法、色素素材及び当該色素素材を利用した食品
CN105820930A (zh) * 2016-06-16 2016-08-03 黑龙江省带岭林业科学研究所 一种野玫瑰花酒及其制备方法

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