JPH0325032A - 車両運動制御系の操作量決定装置 - Google Patents

車両運動制御系の操作量決定装置

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JPH0325032A
JPH0325032A JP1158414A JP15841489A JPH0325032A JP H0325032 A JPH0325032 A JP H0325032A JP 1158414 A JP1158414 A JP 1158414A JP 15841489 A JP15841489 A JP 15841489A JP H0325032 A JPH0325032 A JP H0325032A
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control
control rule
vehicle
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JP1158414A
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Katsunori Ueda
克則 上田
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Mitsubishi Motors Corp
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Mitsubishi Motors Corp
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  • Regulating Braking Force (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 く産業上の利用分野〉 本発明は車両運動制御系の操作量を、ファジィ推論によ
り決定する装置に関する。
く従来の技術〉 近年、車両運転時の制御システムとして、車両の走行状
態や運転者の操作状態を検出し、これらを入力情報とし
て車両を最適な運動状態に制御するシステムが出現する
ようになった。
このような制御システムを高度に活用するには、複数の
入力情報から、複数の制御動作を有機的且つ円滑に結合
して、各々の操作量を決定する制御論理が必要である。
例えば、運転者の制御要求を複数の入力情報から知覚し
、実際の車両の運動状態との兼ね合いを図りながら、運
転者の制御要求を満たすように複数の制御動作を決定す
る必要がある。
一般に車凋運動制御系はCPU(中央処理装置)とプロ
グラムを中心に構成されるが、従来の制御論理は二値論
理に基づいたものであるため、上述したような制御シス
テムの高度な活用に必ずしも適切ではない。
つまり、二値論理に基づく制御論理では、入力情報が判
定条件に適合するか否かによって制御動作を取捨択一す
るので、判定条件を境にして制御動作が不連続に変化し
、円滑さに欠けろきらいがある。この制御動作の不連続
変化を補うため、判定条件の選定に十分な配慮が必要で
あり、また操作量を小さくせざろを得ないという制約が
生じている。
また、同従来の制御論理では、入力情報に種々の変換式
や補正演算を施して出力情報とするという過程を持つた
め、見掛け上複数の入力情報から複数の出力情報を得る
制御系であっても、制御系内部では個々の演算論理毎に
入力と出力が一対一に対応し、縦に連なる論理展開とな
っている。従って、従来の制御論理は複数の制御動作を
有機的に結合するには適さず、むしろ逆に、複数の制御
動作が互いに独立に成立し且つ不当に干渉し合っていな
いことを検定する必要がある。この検定には、CPUの
プログラムを解読するという煩雑な作業を行う必要があ
る。
更に、従来の制御論理では、プログラム領域で制御動作
の決定を用い、データ領域で操作量の決定を行っている
。従って、制t&lIWh作を変更する場合にはプログ
ラムの改修という高度で煩雑な作業を行わねばならない
また更に、従来の制御論理では、運転者のsun要求を
プログラム化する場合、一般に制御要求が感覚的、観念
的であるので、これをプログラム作成者が理解し、数式
化してプログラムの形態に整える必要があり、多くの労
力と時間を費やしていた。
く発明が解決しようとする課題〉 上述した従来技術に鑑み、本発明の目的は、車両運ll
!7制御系の操作量を、複数の制御動作の有機的且つ円
滑な結合を図りながら決定することができる装置を提供
することにある。
また、本発明の目的は、プログラムの作成及び改修が簡
単化することを目的とする。
<*題を解決するための手段〉 本発明による車両運動制御系の操作量決定装置は、車両
に設けた複数の検出手段から情報を入力し、ファジィ推
論により、複数の操作対象の操作量を決定する装置であ
り、メンバーシップ関数を複数記憶した第1の手段と、 複数の制御規則の各々について、入力を複数指定する情
報と、各入力に適用するメンバーシップ関数を指定する
情報と、操作対象を指定する情報と、操作対象の操作量
に適用するメンバーシップ関数を指定する情報とを記憶
した第2の手段と、 第1及び第2の手段の記憶内容に基づき、指定された入
力毎に、対応する検出手段からの入力情報と、指定され
たメンバーシップ関数とから制御規則に対する入力情報
の適合度を求める第3の手段と、 第3の手段で求めた複数の適合度から制御規則毎の1つ
の適合度を合成する第4の手段と、 第1及び第2の手段の記憶内容に基づき、制御規則毎に
、第4の手段で求めた適合度と、操作量に対し指定され
たメンバーシップ関数とから操作量を求める第5の手段
と、 第5の手段で求めた操作量と第4の手段で求めた適合度
から、同一の操作対象毎に1つの操作量を合成する第6
の手段とを具備することを特徴とする。
〈作   用〉 ファジィ推論を利用した制御では、入力情報が判定条件
に適合するか否かではなく、適合する度合(a合度)を
求めろことにより、適合度に応じて操作量が増減する。
従い、制御動作の極端な急変や、安定限界のための操作
量の極端な制約がない。
特に、同じ操作対象を持つ制御規制が複数存在する場合
、複数の制御動作がオーバラップする領域が生じるので
、各制御規則での適合度に応じて一つの操作量に合成す
ることにより、制御動作が極めて円滑になる。
また、111WIJ規則を複数持ち、且つ各制御規則の
入力が複数であるから、基本的に多入力多出力の横に広
がる展開のltII1御論理となり、複数の制御動作が
有機的に結合するので、制御動作間の干渉を検定する必
要がない。
更に、メンバーシップ関数を複数記憶しておき、メンバ
ーシップ関数の指定、操作対象の指定、入力の指定によ
り制御動作が定まるので、制御動作、操作量ともにデー
タ領域で決まる。これにより、制御動作の変更にはプロ
グラムの改修が不要となり、プログ−ラム言語の知識が
なくても容易に制iiiI!!IlI作を変更すること
ができる。
また更に、ファジィ推論では制御要求を人間のH語形態
のまま直接プログラムにすることができるので、感覚的
あるいは観念的な制御要求が無理なく実現する。
〈実 施 例〉 第1図〜第13図を参照して本発明の実施例を説明する
第1図は本発明装置の構成例を示し、メンバーシ2プ関
数用のメモリ (RAM)1と、制t1!J規則用のメ
モリ2と、CPUを用いた車両の主電子制御ユニット(
ECU)3と、車両各部のセンサ群4で装置が構成され
ている。
ECU3には機能部として、通常の情報処理機能に加え
、入力情報の適合度算出部3Aと、適合度の合成部3B
と、操作量の算出部3cと、操作量の合成部3Dがある
メモリ1には複数m個のメンバーシップ関数をマップに
して記憶させてある。第2図〜第7図に「大きい」、「
小さい」などの概念に対するメンバーシップ関数の6例
(関数1〜関数6)を模式的に示す。但し、横軸は0.
0〜1.0の入力値、縦軸は0.0〜1.0の出力値を
表わす。第8図に関数マップの具体例を示し、各関数毎
に正規化した入力値に出力値を対応して記憶し、各関数
にアドレスを付与してある。
メモリ2にはvIl数n個の制御規則をマップにして記
憶させてある。制御規則は rs,がv,テ、S2カv2ならば」(条件部)、r 
s,1tr v0、で、S02は”0 2 テあル」(
結論部)というように、条件部と結論部からなる。ここ
で、S,,S2は条件部の主語であり、各々入力の種類
を表わす。また、v1v2は各々主語S,,S2に対す
る述語であり、入力に対するW1,t的な判定条件を表
わす。一方、S01S02は結論部の主語であり、各々
操作対象を表ワス。,tタv。,,v02は各々主ff
J 3., , 3.2に対する述語であり、概念的な
操作量を表わす。第9図に、言語表現のままで表わした
制御規則のマップを示す。
第10図に制御規則マップの第9図に対応した具体例を
示し、主語の欄の10進数値は、入力情報が格納されて
いるレジスタ、または操作対象への操作量を格納するレ
ジスタのアドレスに対応しており、本例では、工はスリ
ップ率、2はスリップ増分、3は車速、4ぱアクセル開
度、5は出力低下量、6はブレーキ力、7は加速度の各
アドレスに対応する。
また述語の欄の2進数は、入力情報または操作量に適用
する第2図〜第7図の各メンバーシップ関数のアドレス
に対応しており、00000lは関数1 , 0000
10は関数2、oooiooば関数3、ootoooは
関数4 、010000は関数5、100000は関数
6の各アドレスに対応する。以上の対応はテーブル化し
てある。但し、複数のビットが1の場合、1のピットに
対応する複数のメンバーシップ関数の和集合を指定する
ことになる。例えば000011の場合、関数1と関数
2の和集合の指定である。
なお、正規化のため、第11図に示すように、各主語の
数値1〜7に対応して入力情報まtコ操作量の最大限界
値及び最小限界値をテーブル化してメモリ1に格納して
ある。
次に、1・ラクション制御における操作量の決定の例を
、前述した第1図〜第11図に加え、第12図〜第13
図を参照して説明する。
トラクシソン制御では、車両駆動輪のスリップ発生に対
してエンジン出力とブレーキカとを連携して制御するこ
とにより、車両のスムーズな走行を実現する。そのため
、センサ群4として車速即ち従動輪速度センサ4Aと、
駆勤輪速度センサ4Bを用い、車速v6の他は、ECU
 3の演算機能により各センサ4 A, 4 Bの出力
から次式+11, (21によりスリップ率Sと、スリ
ップ増分DSとを検出し、各検出値v1S,DSを所定
アドレスのレジスタに格納するようにしている。第1図
中、3Eは検出部である。
S = V0/ V,        −=−式(1)
DS=DV −DV     −E(2)但し、vsば
車速(従!@輪速度、センサ4Aの出力) voは駆動輸逮度(センサ4Bの出力)DVは従動輪加
速度(Vの微分) DV,は駆動輪加速度(■。の微分)である。
また操作対象をエンジン出力低下量(DT,)とブレー
キカ(T)とし、ECU 3で各操作量DT1T,を決
定して所定アドレスのレジスタに格納し、エンジン制御
用ECU 1 0、ブレーキ制御用ECUIIへ出力す
るようにしていろ。
そして、メモリ1に第2図〜第7図のメンバーレップ関
数1〜6を第8図の如くマップにして記憶し、更にメモ
リ2に第9図の制御規則1〜4を第10図の如くマップ
化して記憶してある。
第12図のフローチャ−1・を参照して操作量DT,T
の決定手順を説明する。
まず、適合度算出部3Aがメモリ2から制御規則1の条
件部の第1主語S(1)を読み込む(記号100)。S
の数値1は入力名「スリップ率」のアドレスを示してお
り、このアドレスにあるデータを正規化すy,(記号1
01)。
今、スリップ率Sの現在値が1.50であったとする。
予め第11図の如く、スリップ率Sの最大限界値を2、
最小限界値を1と設定しておくことにより、正規化デー
タは となろ。
また、同じく適合度算出部3Aがメモリ2から制御規則
1の条件部の第1述語V, (00100G)を読み込
む(記号102)。■1の数値ooioooは「小さい
」という判定条件に関するメンバーレップ関数4のアド
レスを示しており、メモリ1中の関数4を用いてS,の
正規化データ0.50の関数値を求める(記号103)
。即ち、ltilJ御規則1の「スリップ率が」に対応
する正規化データ0,50をパラメータとして、「小さ
い」に対応する関数4の補間を行う。
出できisは、「スリ・νプ率が小さい」といえる度合
となり、第8図または第5図より、適合度G,(S,)
は0.50である(記号104)。
同様にして、制御規則工の条件部の2番目r s,がV
2ならば」の適合度G,(S,)を求める(記号105
)。ここでは主語S2の数値2は入力名「スリップ増分
」のアドレスを示し、このアドレスの現在データを正規
化する。また、述語Vの数値oiooooは「増である
」という判定条件に関するメンバーシップ関数5のアド
レスを示しており、この関数5を用いて正規化データの
関数値を適合度G,(S2)として求める。例えば正規
化データが0.60であり、第6図より、「スリップ増
分が増である」といえろ適合度が0.40であるとする
更に、制御規則1について適合度合成部3Bが上記の適
合度を合成する(記号106)。
ここでは、2つの適合度G,(S,)とG,(S2)の
積を合成適合度Gとする。「スリップ率が小さい」に対
する適合度G,(S,)は0.50、「スリップ増分が
増」に対する適合度G,(S2)は0.40であるから
、「スリップ率が小さく、且つスリップ増分が増である
」という条件部に対する現在の入力データの適合度G1
はG  =0,5  0xO.4 0=0.2  0と
なる。
また更に、制御規則1について操作量算出部3Cがメモ
リ2の結論部の述詔v01を読み込む(記号107)。
V,,17)数値00010G(!「やや大」という操
作量に対するメンバーシップ関数3のアドレスを示して
おり、メモリ1中の関数3を用いて、適合度G,に対応
する操作量の正規化データV0, (S)を求める《記
号108)。本例では、G,=0.20なので、関数3
より、V0,+5)= 0. I O テあり、これに
対する主語SQLの数値5は操作対象名「エンジン出力
低下量」のアドレスを表わしているから、エンジン出力
低下jLDT,ぱ正規化データで0.lOとなる。Vo
, (5)のかつこ内の数値は操作対象を表わす。
次に、#御規則2についてもrr!J様に、メンバーシ
ップ関数6からr車速が小さい」の適合度G2(S,)
と、メンバーシップ関数5から「スリップ増分が増」の
適合度G2(S,)を求め、これらを合成して「車速が
小さく、スリップ増分が増である」に対する現在の入力
データの適合度G2= 02(S,)X G2(S2)
を求め、更に適合度G2から操作量の正規化データv0
2{6}を求める(記号109)。制御規則2では、結
論部の主語S。1の数値6が操作対象名「ブレーキ力」
のアドレスを示しており、Vo,(6)はブレーキカT
.の正規化データである。例えば車速7!If 5 0
k5h ,車速最大限界値カ200kII1/h1最小
限界値がOkm/hの場合、正規化データCよ0.25
となり、メンバーシップ関数6から適合度G,(S,)
は1.00となる。まtこ、スリップ増分の適合度G2
(S,)は制御規則1と同じ<, 0.4 0である。
従って、合成適合度G21よ1,0 0X0.4 0=
0.4 0となるので、操作量に適用するメンバーシッ
プ関数1からブレーキカT.の正規化データがV。Q(
6)=0.40として求まる。
このようにして残り全ての制御規則3〜nについて、適
合度G,,G4・・・G,と操作量V。3,■ ・・・
■ を求めろ(記号110)。
次に、操作量合或部3Dは全制御規則l〜nの結論部の
うち主語(操作対象)が同一のものついて操作量を1つ
に合成する(記号111,112)。本例では、制御規
則1,3.4に同じ操作対@(主語が数値5で、エンジ
ン出力低下量)があり、それぞれの操作量V。l(5)
 ,vo+(51,V0,(s)を合成する。また、制
tm規則2,3,4ではブレーキ力を操作対象として1
,’ 6 (7)、ソttソttノ操作量V02(61
, VO3(6), V04(61を合或する。
エンジン出力低下iDT,について言えば、各制御規則
1,3.4の適合度がG=0.20、G, = 0.1
5 , G, = 0.0であり、操作量が■。,(5
1=0.10、V0,(51= 0.1 0 , Vo
4(5]= 0.0である場合、まず、判定位αを例え
ば0.10に設定し、適合度が極端に小さい制御規則4
を省く (記号111)。次に加重平均により合成操作
ftvol3(5)の正規化データを求めろ(記号11
2)。
=0.10 また、ブレーキカT,について言えば、IIIIN規則
2,3,4の適合度がc2=o.4o、G3=0.15
、G4=0.0テあり、操作量がV02(5) =0.
40、VO3(5)= 0. 05, Vo4(5)=
 0. 0 テある場合、il!ilIrIIJ規則4
を省き、合成[FJtV02,+61は =0.30 である。
このようにして求めた各操作対象の合成操作量の正規化
データを操作対象を表わす数値5,6に対応するアドレ
スのレジスタに一旦格納して、それぞれのECUIO,
11に与える。或る操作対象が1つの制II+規則にし
かない場合は操作量を合成するまでもない。また、或る
操作対象について全ての制御規則の適合度が極めて小さ
く判定値未満であれば、操作量の正規化データはゼロで
ある。
なわ、合成した操作量に対し、各適合度G〜G,,から
結論の強さを求めろことができ(記号113)、本例で
は、エンジン出カ低下量の合成操作量■。,,(5)=
 0. 1 0に対しては=0.18 また、ブレーキ力の合成操作量V02,(6)=0.3
0に対しては =0.33 である。
以上の如くトラクシ璽ン制御規則1〜4を用いて操作量
を決定した場合、第13図に示すようにスムーズな走行
が実現した。
第13図の(a)に駆動輪速度と従動輪速度の変化を示
すように、車両が発進し、時刻Tで車輪がスリップし始
めたとする。このとき、fIltl御規則1に従いエン
ジン出力低下量DTを決定し、第13図(blの如くエ
ンジントルクを下げ始める。但し、このとき発進時のた
め車速が極く低いのでブレーキカTを与えるブレーキ油
圧も制御規則2に従って第13図(c)の如く大きく作
動するが、車速か或る程度高いときは、余り過敏にブレ
ーキをかけないように制御規則2で逆に規制される。
時刻T2では車輪のスリップが更に大きくなり、制m規
則3に従ってエンジン出力低下量・ブレーキ力ともにス
リップを抑える大きな操作量になる。
時刻T3では、スリップ率が低下し始め、これに伴い制
Wa規則4に従ってブレーキ力が早めに低下し、エンジ
ン出力によるスリップ制御に重点が移るように操作量が
決まる。
時刻Tで{よブレーキカがほぼ減衰し、エンジン出力低
下量の制御t!けでスムーズな加速が行われろ。
以上の如くエンジン出力低下量とブレーキ力という2つ
の操作対象を持つ場合も、従来の二値論理の制御では別
個に決定していた各操作量をファジィ推論を利用したこ
とにより同時に決定することができろ。これにより、ブ
レーキの過敏な動作による走行フィーリングの悪化や、
ブレーキ制御とエンジン出力制御のアンマッチングによ
るスリップ再発生を容易に抑えることができる。
第9図または第10図中の制御規則nは人間の運転操作
によるアクセル開度の変化と、車両の走行状態のうち車
速の変化とから、加速度を操作対象とし、実際の車速と
の兼ね合いを図りスムーズ且つ十分な加速を行って運転
者の加速要求を満足するように、エンジン制御用ECU
に与えろ操作量を決める場合の一例である。
く発明の効果〉 本発明によれば、車両の走行状態を示す入力(例えば、
車速、加速度、ヨーイング角、ロール角、横Gなど)の
変化、あるいは運転者の運転操作を示す入力(例えば、
アクセル角度、ステアリング舵角、シフトレバー位置な
ど)の変化を基にしたファジィ推論の制御規則と、メン
バーリップ関数とを用い、メンバーシップ関数により入
力情報を制御規則に対する適合度に変換し、適合度に応
じて操作量を増減し、また適合度に応じて複数の操作量
を合成する。
従い、複数の制御動作を有機的に且つ円滑に結合して決
定することができる。
また、メンバーシップ関数、制御規則ともメモリにマッ
プ化して記憶すれば良いので、制御動作、操作量ともに
データ領域で決めろことができ、制御動作の変更が容易
である。
更に、ファジィ推論を利用しているので、人間の感覚的
あるいは観念的なN語表現による制御要求を制tH規則
に採り入れて容易にプログラム化することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置の一実施例を示すブロック構成図、
第2図〜第7図はメンバーシップ関数の各例を示す図、
第8図はメンバーシップ関数をマップ化した例を示す図
、第9図は制御規則を言語表現のままで示す図、第10
図は制御蜆朗マップの具体例を示す図、第11図は正規
化用テーブルの例を示す図、第12図は操作量決定のフ
ローチャート、第13図はトラクレ曹ン制御に適用した
場合の動作例を示す図である。 図面中、1と2はメモリ、3は車両の主電子制御ユニッ
ト(メインECU) 、3Aはその適合度算出部、3B
は適合度合成部、3Cは操作量算出部、3Dは操作量合
成部、3Eは検出部、4はセンサ群、10はエンジン制
御用ECU,11はブレーキ制御用ECUである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 車両に設けた複数の検出手段から情報を入力し、ファジ
    ィ推論により、車両運動制御系の複数の操作対象の操作
    量を決定する装置において、メンバーシップ関数を複数
    記憶した第1の手段と、 複数の制御規則の各々について、入力を複数指定する情
    報と、各入力に適用するメンバーシップ関数を指定する
    情報と、操作対象を指定する情報と、操作対象の操作量
    に適用するメンバーシップ関数を指定する情報とを記憶
    した第2の手段と、 第1及び第2の手段の記憶内容に基づき、指定された入
    力毎に、対応する検出手段からの入力情報と、指定され
    たメンバーシップ関数とから制御規則に対する入力情報
    の適合度を求める第3の手段と、 第3の手段で求めた複数の適合度から制御規則毎の1つ
    の適合度を合成する第4の手段と、第1及び第2の手段
    の記憶内容に基づき、制御規則毎に、第4の手段で求め
    た適合度と、操作量に対し指定されたメンバーシップ関
    数とから操作量を求める第5の手段と、 第5の手段で求めた操作量と第4の手段で求めた適合度
    から、同一の操作対象毎に1つの操作量を合成する第6
    の手段とを具備することを特徴とする車両運動制御系の
    操作量決定装置。
JP1158414A 1989-06-22 1989-06-22 車両運動制御系の操作量決定装置 Pending JPH0325032A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4428351A1 (de) * 1993-08-10 1995-02-23 Mitsubishi Motors Corp Verfahren zum Abschätzen eines Fahrzeugmanövrierzustandes und Verfahren zum Steuern der Laufeigenschaften eines Fahrzeuges

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4428351A1 (de) * 1993-08-10 1995-02-23 Mitsubishi Motors Corp Verfahren zum Abschätzen eines Fahrzeugmanövrierzustandes und Verfahren zum Steuern der Laufeigenschaften eines Fahrzeuges
DE4428351C2 (de) * 1993-08-10 2003-11-20 Mitsubishi Motors Corp Verfahren zum Bestimmen eines Fahrzeugfahrzustandes und Verfahren zum Steuern der Laufeigenschaften eines Fahrzeuges

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