JPH03249947A - 炭化水素油の接触分解用触媒組成物ならびにそれを用いる接触分解法 - Google Patents

炭化水素油の接触分解用触媒組成物ならびにそれを用いる接触分解法

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JPH03249947A
JPH03249947A JP4505290A JP4505290A JPH03249947A JP H03249947 A JPH03249947 A JP H03249947A JP 4505290 A JP4505290 A JP 4505290A JP 4505290 A JP4505290 A JP 4505290A JP H03249947 A JPH03249947 A JP H03249947A
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Cosmo Oil Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は炭化水素油の接触分解用触媒組成物ならびにそ
れを用いる炭化水素油の接触分解法に関し、詳しくは特
定の金属を特定の方法により導入した新規な結晶性アル
ミノシリケートからなる触媒組成物ならびにその触媒組
成物と炭化水素油を接触させることKよって、オクタン
価の高いガソリンを製造することのできる接触分解法に
関する。
(従来技術と解決しようとする課題) 一般に石油精製において、オクタン価の高い接触分解ガ
ンリンを収率よく製造することは最も重要な課題となっ
ている。接触分解ガソリンは、原油の常圧蒸留あるいは
減圧蒸留での軽油留分や常圧蒸留残油及び減圧蒸留残油
を結晶性アルミノシリケートとマトリックスとからなる
触媒を用いて接触分解させることKよ炒得られる。
寓オクタン価接触分解ガソリンの製造を目的とした触媒
としては、j!EK多くの技術が提案されており、例え
ば安定化YゼオライトやZSM−5を触媒成分とした場
合については、特開昭56−5889、特開昭47−8
074、特開昭61−82845、特開昭59−492
89、%開昭55−147590、特開昭57−517
90に開示されている。しかしながら安定化Yゼオライ
トおよびZSM−5を用いた場合、オクタン価は向上す
るものの、オレフィン含有量の増加を余儀なくさせられ
る。オレフィンはガソリンの安定性に悪影響を及ぼすも
のと考えられており、モーターガソリン中のオレフィン
含有量を制限しているのが実状である。従って接触分解
ガソリンのオクタン価が向上したとじ【も、オレフィン
含有量が増えると安価なガンリン基材である接触分解ガ
ソリンのモーターガソリンへの混合間合を低下させねば
ならず大きな問題となる。
そこでオクタンブースターでもあるオレフィンの含有率
を低下させながら、しかもオクタン価を向上させる新規
な触媒の出現が待たれている。これらを解決するため、
ゼオライトを金属化合物でイオン交換したイオン交換型
ゼオライトを用いた接触分解用触媒組成物が開示されて
いるが、オクタン価の上昇が小さく、十分とは言えな(
・。
(課題を解決するための手段及び作用)本発明者らは従
来技術をさらに発展させるべく鋭意検討を重ねた結果、
特定の金属を特定の方法により導入した結晶性アルミノ
シリケートからなる触媒を用い、炭化水素油を接触分解
させることにより、低オレフィンで高オクタン価の接触
分解ガソリンが得られることを見い出し1本発明を完成
するに至った。
すなわち本発明の目的は炭化水素油を接触分解すること
Kより、低オレフィンで高オクタン価ガソリンを製造し
うる触媒組成物、ならびにこれらの触媒組成物を用いる
炭化水素油の優れた接触分解法を提供することにある。
すなわち本発明は結晶性アルミノシリケートとマトリッ
クスからなる混合物に、さらに鉄、ランタン、ニッケル
、銅およびガリウムからなる群から選ばれた少なくとも
1種の活性金属の金属酸化物の微粒子を物理混合してな
り、その活性金属含有量が金属酸化物として触媒基準で
0.1〜10重量壬であることを特徴とする炭化水素油
の接触分解用触媒組成物であり、又、結晶性アルミノン
リケードとマトリックスと活性金属成分からなり、その
活性金属成分は、鉄、ランタン、ニッケル、銅およびガ
リウムからなる群から選ばれた少なくとも1種の活性金
属の金属酸化物を担持したもので、その担持量は触媒基
準で0.1〜103i量係であることを特徴とする炭化
水素油の接触分解用触媒組成物であり、さらにこれらの
触媒組成物を使用してガソリン範囲以上で沸騰する炭化
水素混合油を接触分解する炭化水素油の接触分密法に存
するものである。
従来より、金属酸化物の物理混合による活性金属の導入
については、活性金属の分散が不十分なため、イオン交
換忙よる方法に比して、効果があられれないと考えられ
てきたが、穫々研究を進めたところ特定金属酸化物の微
粒子を物理混合することにより活性金属が導入された触
媒組成物を用いた場合、オクタン価が上昇し、かつオレ
フィン分が少ないものが得られるという知見を得、さも
に特定活性金属の化合物の溶液を含浸させて特定量の金
属を担持させた触媒組成物を用いた場合においても同様
の効果を見い出し、本発明を完成したものである。
以下、本発明を更に詳しく説明するう ここで本発明触媒に配合する結晶性アルミノシリケート
(ゼオライトと略称することもある。)は天然のもので
も合成されたものでもよく、その例としてはフす−ジャ
サイトX型ゼオライト、7t−ジャサイトY型ゼオライ
ト、チャバサイト型ゼオライト、モルデナイト型ゼオラ
イト、有機カチオンを含むいわゆるZSM系ゼオライト
(zSM系ゼオライトとしてはZSM−4、ZSM−5
、ZSM−8、ZSM−11、ZSM−12、ZSM−
:?O,ZSM−21、ZSM−23、ZSM−34、
ZSM−35、ZSM−38、ZSM−43)などがあ
る。含有するけい素元素対アルミニウム元素の原子数比
S i /AAが約1以上のものが好オしい。またこれ
らゼオライトのカチオン種はNH4+あるいはH+型の
もの、およびこれらをアルカリ土類金属イオン例えばM
g++Ca+”Ba”+でイオン交換したく、のが好ま
しい。ゼオライト中Na  のようなアルカリ金属イオ
ンは含有量が多℃・と触媒活性を低下させてしまうので
通常ゼオライトに対し約0.5重量係以下にすることが
好ましい。
結晶性アルミノシリケートの配合量は最終触媒組成物に
対し約5〜80重量係、好ましくは約10〜601F量
壬が適当であり、配合量が少なすぎると触媒としての分
解能が低くなり、配合量が多すぎると耐摩耗性が悪くな
り、好ましくない。
本発明触媒に用いるマトリックスとしては、例えばシリ
カ、アルミナ、ボリア、クロミア、マグネシア、ジルコ
ニア、チタニア、シリカ−アルミナ、シリカ−マグネシ
ア、シリカ−ジルコニア、クロミア−アルミナ、チタニ
ア−アルミナ、チタニア−シリカ、チタニア−ジルコニ
ア、アルミナ−ジルコニア等の無定形無機酸化物あるい
はこれらの混合物であり、モンモリロナイト、カオリン
、ハロイサイト、ベントナイト、アタパルガイド、ボー
キサイト等の少なくとも1種の粘土鉱物を含有すること
も出来る。マトリックスは、触媒の強度を向上させ又、
過度な活性も下げる。
本発明に用いられる活性金属の導入において、結晶性ア
ルミノシリケートとマトリックスからなる混合物に金属
酸化物の微粒子を導入するには、結晶性アルミノシリケ
ートとマトリックスとよりなる混合物、例えば結晶性ア
ルミノシリケートとマトリックス成分のヒドロゲルとを
十分に混合攪拌し、この混合物に鉄、ランタン、ニッケ
ル、銅およびガリウムからなる群から選ばれた少なくと
も1種の活性金属の金属酸化物微粒子を触媒基準でその
金属含有量が金属酸化物として約0.1〜10重量係、
好ましくは約0.5〜5重量係となるように混合する。
その後、スプレードライヤーで乾燥微粒化し、蒸留水で
沈浸後乾燥する。金属含有量は少なすぎると効果が現わ
れず、多過ぎても効果はそれ程伸びない。金属酸化物の
微粒子は、約0.05〜10声のものであ妙、好ましく
は約0.1〜5sの大きさで混合されているものがよい
。これら金属酸化物は、粒径が上記範囲内であれば一般
に市販のものをそのまま用いることができる。
本発明に用いられる活性金属の導入において、結晶性ア
ルミノンリケードとマトリックスからなる混合物に活性
金属を担持するには、結晶性アルミノンリケードとマト
リックスとよりなる混合物、例えば結晶性アルミノシリ
ケートとマトリックス成分のヒドロゲルとを十分に混合
攪拌し、スプレードライヤーで乾燥微粒化して得られた
触媒を予め規定濃度に調整した活性金属の可溶性化合物
を含む含浸担持液に浸漬させ担持後乾燥、焼成し、金属
成分担持触媒を得る。活性金属の可溶性化合物は焼成に
より酸化物となる。この場合、鉄、ランタン、ニッケル
、銅およびガリウムの塩化物、硝酸塩、硫酸塩郷が上述
金属の化合物として使用され、これらの金属化合物の1
種又は2種以上を含有する水溶液中に上記触媒を浸漬さ
せる。
このように金属成分を担持させるには、上記の他、予め
規定濃度に調整した含浸担持液にマ) +1ツクスを分
散させて金属成分担持マトリックスを得た後に、結晶性
アルミノシリケートを混合して製造することもでき、同
様に予め金属成分担持結晶性アルミノシリケートを得た
後に、マトリックスを混合して製造することもできる。
金属相持量は、金属酸化物として触媒基準で約0.1〜
10重量係、好ましくは約0,5〜5重量係である。活
性金属は少なすぎると効果が現われず、多過ぎてもそれ
穆効果は伸びない。
本発明の一つの態様は、結晶性アルミノシリケートとマ
) IJフックス混合物の他に一定の活性金属の酸化物
を物理混合してなる触媒および一定の活性金属を担持し
た触媒を含んでなる接触分解用触媒組成物であり、これ
ら触媒組成物の結晶性アルミノシリケートとしては前記
したようにYゼオライトあるいは安定化Yゼオライト等
公知のものを用いることができる。
Yゼオライトは天然のホージャサイトと基本的忙は同一
の結晶構造を有し、酸化物として表して組成式: %式% (式中、RはNa、K又はその他のアルカリ金属イオン
またはアルカリ土類金属イオンであり、mはその原子価
である。、)を有する。
安定化YゼオライトはYゼオライ)K高温、水蒸気処理
を数回行うことにより得られたもので、結晶度の劣化に
対し著しい耐性を示すもので、R一0含量が約41i量
係以下、好ましくは約1ffi量冬板下で単位格子寸法
が約z4.5X程度であり、S i /AJIの原子比
が約3〜7あるいはそれ以上であることを特徴とするY
ゼオライトを意味する。
この場合においても混合した触媒組成物中の活性金属の
含有量は酸化物として0.1〜10重量%、好ましくは
、0.5〜5重量係である。
さらK、本発明の一つの態様は、前記触媒組成物を使用
してガソリン範囲以上で沸騰する炭化水素油を接触分解
する炭化水素油の接触分解法にある。
接触分解は公知の接触分解法によね行うことができる。
本発明におけるガソリン範囲以上で沸騰する炭化水素混
合油とは、原油の常圧蒸留あるいは減圧蒸留で得られる
軽油留分や常圧蒸留残油および減圧蒸留残油を意味し、
勿論コーカー軽油、溶剤脱瀝油、溶剤脱瀝アスファルト
、タールサンド油、シェールオイル、石炭液化油をも包
含するものである。
商業規模での接触分解は通常垂直に据付けられたクラブ
キング反応器と再生器とから成り、前記2種の容器に前
記触媒を連続的に@環させる。再生器から出てくる熱い
再生触媒は分解される油と混合されてクラッキング反応
器の中を上向の方向に導かれる。その結果、一般に「コ
ーク」と呼ばれる炭素質が触媒上に析出することにより
、失活した触媒は分解生成物から分離され、ストリッピ
ング後再生器に移される。分解生成物は、ドライガス、
L P G、ガソリン留分および例えば軽質サイクル油
(LCO)、重質サイクル油(HCO)およびスラリー
油の様な1種又は2M以上の重質留分に分離される。勿
論、これら重質留分を反応器に再循環させることKより
分解反応をより進めることも可能である。再生器に移さ
れた使用済み触媒のコークは空気で燃焼されることによ
って再生され、再び反応器に循環される。
運転条件としては、圧力は常圧〜約5kp/α2、好ま
しくは常圧〜約3 ky/cm”で、温度は約400C
〜600 C,好ましくは約450C〜550Cである
。また触媒/原料の重量比は約2〜20.好ましくは約
5〜15である。
(発明の効果) 特定の活性金属を特定の方法で導入し、結晶性アルミノ
シリケート、例えばYゼオライトおよび/又は安定化Y
ゼオライトを用いた触媒を接触分解反応に使用すること
によ抄、金属を導入しない場合もしくはゼオライトにイ
オン交換した場合に比してガソリン中の芳香族分が増加
し、オレフィン分を増加させることなく高オクタン価の
ガソリンを製造することができる。すなわち、本発明は
、特定の活性金属を特定の方法で接触分解触媒に導入す
ることKよ抄、オレフィン分を増加させることなく、芳
香族分の増加によ妙嶌オクタン価のガンリンを得ること
ができるという極めて有用な知見を提供するものである
(実施例) 以下に本発明の内容を実施例と比較例により具体的に説
明する。実施例及び比較例で用いたシリカゾル、カオリ
ンおよびゼオライトの含水率は各々約70係、約13.
9係及び約22.6%であり、重量は含水状態で表示す
る。また、金属醗化物の粒径は電子顕微[(10,00
Q倍)の写真により求めた。
実施例1 水46.3SLと7リカゾル46.7 %を攪拌混合し
、所定のpHに調整した後カオリン30. I P、i
l化銅微粒子(0,5〜2IAの粒子でそのうち大部分
が0.5〜0.8μのもの)2.IP、H型Yゼオライ
ト36.2SLおよび水74Fを更に加え攪拌混合した
得られた混合物をスプレードライヤーで乾燥、微粒化し
、2000dの蒸留水で5回洗浄した。次いで105r
、24時間乾燥し、触媒を得た。この場合、活性金属は
、酸化物として触媒基準で3.0重量%であった。
実施例2 含浸担持液として予め濃度5重量%の硝酸調水溶液50
−を調整し、その中にカオリン40?を分散させ、室温
で30分攪拌した後、ロータリーエバポレーターで蒸発
乾固し、次ぎに電気炉で550C13時間焼成し、銅担
持カオリンを得た。
次に、水46.3 Pとシリカゾル46.7)を攪拌混
合し、所定のpHに調整後、上記銅担持カオリン32,
5P、HfjIYゼオライト36.2Fおよび水74f
を更に加え、攪拌混合した。得られた混合物をスプレー
ドライヤーで乾燥微粒化し、2000dの蒸留水で5回
洗浄した。次いで1051:’、24時間乾燥し、触媒
を得た。この場合、活性金属は、酸化物として触媒基準
で1、ONN量子あった。
実施例3 カオリン30.9Fと酸化ランタン微粒子(0,8〜3
声の粒子でそのうちの大部分が1.0〜2岸のもの)1
.451’を加えた以外は実施例1と同様の方法で触媒
をIII製した。この場合、活性金属は、酸化物として
触媒基準で2.0重量%であった。
実施例4 酸化銅微粒子(0,5〜5声の粒子でそのうちの大部分
が0.5〜O78μのもの)に替えて、酸化鉄微粒子を
用いた以外は実施例1と同様の方法で触媒を調製した。
この場合、活性金属は、酸化物として触媒基準で3.0
重量%であった。
実施例5 含浸担持液として予め濃度5重量%の硝酸ニッケル水溶
液5011/を調製し、その中にカオリン401を分散
させ、室温で30分攪拌した後、ロータリーエバポレー
ターで蒸発乾固し、次ぎに電気炉で550C,3時間焼
成し、ニッケル担持カオリンを得た。
次に、水46.3 fとシリカゾル46.7)を攪拌混
合し、所定のpHに調整後、上記ニッケル担持カオリン
32.5P、H型Yゼオライト36.2)および水74
?を更に加え攪拌混合した。得られた混合物をスプレー
ドライヤーで乾燥微粒化し、2000 dの蒸留水で5
回洗浄した。次いで105C124時間乾燥し触媒を得
た。この場合、活性金属は、酸化物として触媒基準で1
.0重量%であった。
実施例6 カオリン3L7Pと酸化ガリウム微粒子(0,5〜5声
の粒子でそのうちの大部分が0.5〜0.8Jのもの)
 0.7 iを加えた以外は実施例1と同様の方法で触
媒を調製した。この場合、活性金属は、酸化物として触
媒基準で1.01i量係であった。
実施例7 含浸担持液として予め濃度2.4重量%の硝酸銅水溶液
50ゴをaSし、その中にH型Yゼオライト401を分
散させ、室温で30分間攪拌した後、ロータリーエバポ
レーターで蒸発乾固し、次に電気炉で550C13時間
焼成し、銅担持HIIYゼオライトを得た。
次K、水46.3Pとシリカゾル46.7)を攪拌混合
し、所定のpHに調整した後カオリン32.5i、上記
銅担持H型Yゼオライ)36.2Fおよび水741を更
に加え攪拌混合した。得られた混合物をスプレードライ
ヤーで乾燥微粒化し、2000ゴの蒸留水で5回洗浄し
た。次いで105tl:’、24時間乾燥し触媒を得た
。この場合、活性金属は、酸化物として触媒基準で05
5重量%あった。
実施例8 水46.3fとシリカゾル46.7fを攪拌混合し、所
定のpHに調整後カオリン32.5P、H型Yゼオライ
ト36.2Fおよび水74Fを更に加え攪拌混合した。
得られた混合物をスプレードライヤーで乾燥微粒化し、
2000ゴの蒸留水で5回洗浄した。次いで105C1
24時間乾燥し触媒微粒子を得た。
次に含浸担持液として濃度6.6重量%の硝酸調水溶液
100dを調製し、その中に上記触媒微粒子77?を分
散させ、室温で30分間攪拌した後、ロータリーエバポ
レーターで蒸発乾固し、次ぎに電気炉で550C,3時
間焼成し触媒を得た。この場合、活性金属は酸化物とし
て触媒基準で4重量%であった。
比較例1 水463iとシリカシA46.7SLを攪拌混合し、所
定のpHに調整後、カオリン32.5P、H型Yゼオラ
イ)36.2y−および水74)を更に加え攪拌混合し
た。得られた混合物をスプレードライヤーで乾燥微粒化
し、2000dの蒸留水で5回洗浄した。次いで105
r、24時間乾燥し、触媒を得た。
比較例2 H型Yゼオライトを5倍量の1規定硝酸鋼水溶液で80
C18時間イオン交換し、その後ろ過水洗し、次いで1
00Cで12時間乾燥後550Cで3時間焼成し、銅イ
オン交換型ゼオライトを得た。
次に、H型Yゼオライトの替ねに上記鋼イオン交換型ゼ
オライトを用いた以外は比較例1と同様の方法で触媒を
調製した。この場合、活性金属は、酸化物として触媒基
準で1.4重量%であった。
比較例3 硝酸銅水溶液の替妙に、硝酸鉄水溶液を用いた以外は比
較例2と同様の方法で触媒を調製した。
この場合、活性金属は酸化物として触媒基準で1.5重
量%であった。
マイクロ活性試験 ASTM規準と同様な固定床のマイクロ活性試験装置を
用いて同一原料油、同一測定条件で実施例1〜8及び比
較例1〜3の各触媒組成物の接触分解特性を試験した。
試験に先立ち、各供試触媒は、スチームで模擬平衡化を
行なった。試験条件は下記の通炒とした。
反応温度:    50(1 触媒/原料油:3.O(重量比) WH8V:    16h−1 試験時間:   75秒 なお、これらのマイクロ活性試験は固定床の試験装置で
行ったものであ抄、好ましい条件は本文中に記載した工
業的な流動接触分解装量とは必ずしも一致しない。原料
油には脱硫減圧軽油を使用した。試験結果を第1!!に
示す。第1表の結果から明らかな通り、実施例1.2.
7.8は比較例1.2に実施例3.5.6は比較例1に
実施例4は比較例1.3に比べいずれの場合も芳香族分
が増加し、オクタン価が向上している。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)結晶性アルミノシリケートとマトリックスからな
    る混合物に、さらに鉄、ランタン、ニッケル、銅および
    ガリウムからなる群から選ばれた少なくとも1種の活性
    金属の金属酸化物の微粒子を物理混合してなり、その活
    性金属含有量が金属酸化物として触媒基準で0.1〜1
    0重量%であることを特徴とする炭化水素油の接触分解
    用触媒組成物。
  2. (2)結晶性アルミノシリケートとマトリックスと活性
    金属成分からなり、その活性金属成分は、鉄、ランタン
    、ニッケル、銅およびガリウムからなる群から選ばれた
    少なくとも1種の活性金属の金属酸化物を担持したもの
    で、その担持量は触媒基準で0.1〜10重量%である
    ことを特徴とする炭化水素油の接触分解用触媒組成物。
  3. (3)請求項1に記載の触媒組成物を使用してガソリン
    範囲以上で沸騰する炭化水素混合油を接触分解すること
    からなる炭化水素油の接触分解法。
  4. (4)請求項2に記載の触媒組成物を使用してガソリン
    範囲以上で沸騰する炭化水素混合油を接触分解すること
    からなる炭化水素油の接触分解法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111686796A (zh) * 2020-07-06 2020-09-22 中国石油天然气集团公司 油砂沥青非临氢减粘改质催化剂及其制备方法和应用

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