JPH03249321A - マフラの支持装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

（産業上の利用分野） 本発明は、自動車のエンジンの排気系統に設けられるマ
フラを車体の床下に支持する形式のものに改良を加えた
、マフラの支持装置に関するものである。 （従来の技術） 自動車の排気系に設けられる消音用のマフラには、排気
管を通じてエンジンの振動が伝達される。この振動は、
マフラ本体からマフラハンガーゴム等を介して車室内に
伝わることになり、この段階で、いわゆるこもり音にな
って車室内に伝わることになる。そこで、マフラ本体を
車体の床下に取付けるに当っては、この振動が車体に伝
わらないようにする構造が必要となる。第１０図はこの
場合のマフラの位置を示すものである。この図において
１は自動車、２はその床下に配設された排気管である。 この排気管２は、前端部が車体前部に搭載される図示し
ないエンジンに接続されており、後端は車体後部に位置
して後方に向けて開口しているものである。そしてこの
開口部の直前にはマフラ本体（メインマフラ）３が接続
され、排気音の低減をさせるようになっている。 従来におけるマフラ本体３の支持構造としては、次のよ
うな何通りかのものがある。これらを説明する。まず第
１１図およびその要部を拡大した第１２図に示すものは
、マフラ本体３の端部にブラケット４を溶接等の手段に
よって取付け、このブラケット４の先端に設けられた孔
５にボルト（図示せず）を挿通することによって、マフ
ラ本体３を車体に取付けるものである。第１１図中、符
号６で示すものは遮熱板である。第１３図および第１４
図に示すものもｉｌ１図ならびに第１２図に示したもの
と大略同一・であるが、ブラケット４の中央部にパッチ
７を取付け、ブラケット４の補強を図ったものである。 第１５図は以上現用した構造のマフラ本体３を。 自動車ｌの車体の一部を成す床板８に固定する構造を示
している。この場合、マフラ本体３は床板８に直接的に
固定せず、間にマフラハンガーゴム９を介装し、２木の
ボルト１０．１１でマフラ本体３の支持を行なっている
。このようにすれば排気管に伝達されるエンジンの振動
はマフラハンガーゴム９によって緩衝されて車室内に伝
わらなくなる。なお、従来技術の他の例としては、実公
昭５６−３３７７７号公報に關示されたものがある。こ
の公報のものは、二つの消音装置（マフラ）のそれぞれ
の端部間に連結部材を介装することにより二つのマフラ
を結合し、この連結部材の部分で両マフラを車体に吊下
げている。 （発明が解決しようとする課Ｉ！り 以上説明した従来の各構造は、いずれもブラケト４の強
度が充分ではなかったためにエンジンの振動がマフラ本
体に伝わることがあり、これがこもり音を発生する原因
になっていた。このために種々の方策がとられたが、こ
もり音の解消にはまだ問題が残されていた。本発明はこ
の点に鑑みて成されたものであり、簡単な構造でブラケ
ット部分の強度を著しく向上させ、こもり音を大きく減
少させることができるマフラの支持装置を提供すること
を目的とする。 （課題を解決するための手段） 本発明は、上記課題を解決するための手段として、マフ
ラ本体１２の端部に該マフラ本体１２支持用のブラケッ
ト１４の基部を取付けると共に、該ブラケット１４の一
側と前記マフラ本体１２との間に補強板２０を取付けた
構成としたものである。 （作用） このように構成すれば、補強板によりマフラ本体１２取
付は用のブラケット１４の強度が著しく向上することに
なるから、従来化ずる可能性が高かったこもり音を大き
く低減させることができることになる。 （実施例） 以下、本発明の一実施例を図について説用する。第１図
および第２図において１２はマフラ本体（メインマフラ
）であり、１３は排気管である。マフラ本体１２の−・
端部にはこのマフラ本体１２を車体に取付けるためのブ
ラケッ）１４が基部を溶接１５することにより取付けら
れている。溶接１５は、マフラ本体１２とともに後述の
遮熱板１７にも至っている。マフラ本体１２は、ブラケ
ット１４に設けられた孔１６にボルトを挿通することに
よって、車体への取付けが行なわれるようになっている
。　１７は車体の床部の温度上昇を防止する遮熱板、１
８は補強用のパッチであるが、このパッチ１８は必ずし
も設けなくてもよい、第２図に拡大して示すように、ブ
ラケット１４は折れｇ線１８を境にして先端部分が外方
に向けて１折しており、この屈折部分の側部に、−・縁
をブラケット１４の基部に接し、基部なマフラ本体１２
と遮熱板１７とに溶接した補強板２０が設けられている
。この補強板２０は、ブラヶッ）１４を通常規格のもの
より幅広に製作してその−・部を屈折させることにより
、マフラ本体１２と遮熱板１７との結合に対応させても
よいが、ブラケッ）１４とは別体に製作し、マフラ本体
１２および遮熱板１７への溶接とともにブラケット１４
側部への溶接をして、ブラケット１４との−・体化を図
ってもよい、第３図はマフラ本体１２とブラケット１４
を正面からみたものである。この図に示されるように、
ブラケット１４はマフラ本体１２の縦中心線より若干右
寄りに溶着され、補強板２０の基部が縦中心の位置にく
るように溶着されている。また、第４図および第５図に
示すようにブラケッ）１４および補強板２０は遮熱板１
７にも溶接されているので、ブラヶッ）１４の強度も充
分向上しエンジンの振動がマフラ本体に伝わることが少
なくなる。また、第６図はブラケッ）１４に設けたパッ
チ１８部分を上部からみたもので、その断面は第８図の
ようになっている。第７図はブラケット１４のボルト孔
１６部分の断面図を示している。 このように構成されたこのマフラ支持装置においては、
補強板２０がマフラ本体１２支持用のブラケット１４の
補強をするので、ブラケット１４の強度が大きく向上す
ることになる。これによってこもり音は著しく減少する
ことになる。第９図は、本発明のもの■と、従来のもの
■の音圧レベルをエンジン回転数との関係で示したもの
である。この図から明らかなように、本発明に係るもの
■はエンジン回転数の各領域において従来のもの■より
音圧レベルが小さくなっている。 （発明の効果） 本発明は以上説明したように、マフラ本体の端部にこの
マフラ支持用のブラケットの基部を取付けると共に、こ
のブラケットの一側と前記マフラ本体との間に補強板を
取付けた構成としたものであるから、マフラハンガーゴ
ム取付用ブラケットの剛性を高めることができる。そし
て第５図に締めずように５室内こもり音の音圧レベルを
低下させることができる。ブラケット部分の溶接作業性
がよい、さらに従来同様に一体成形プレスができるので
部品製作が楽になる等、多くの効果があ４、

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るマフラ本体とブラケットとを示す
斜視図、第２図は第１図中のｎ部分を拡大して示した斜
視図、第３図は第１図のものの正面図、第４図は第１図
のものの全体を拡大して示した斜視図、第５図は第４図
のものを上下逆位置にして示した斜視図、第６図は第５
図のものを矢印■方向から見たところを示す平面図、第
７図は第６図の■−■線に沿う断面図、第８図は第６図
の■−ａｌｌに沿う断面図、第９図は本発明のものと従
来のものとのエンジン回転数と音圧レベルとの関係特性
を比較するためのグラフ、第１０図は自動車における排
気管とマフラ本体との位置関係を示す説明図、第１１図
は従来技術の一例を示す斜視図、第１２図は第１１図中
の矢印■で示す部分を拡大して示した斜視図、第１３図
は従来技術の他の例を示す斜視図、第１４図は第１３中
の矢印層で示す部分を拡大して示した斜視図、第１５図
はマフラ本体を自動車の床下に取付ける構造を示した側
面図であ】２・・・マフラ本体 】３・・・排気管 １４・・・ブラケット Ｉ５・・・溶接 Ｉ６・・・孔 １７・・・遮熱板 ２０・・・補強板 特 許

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）マフラ本体の端部に該マフラ本体支持用のブラケ
   ットの基部を取付けると共に、該ブラケットの一側と前
   記マフラ本体との間に補強板を取付けたことを特徴とす
   るマフラの支持装置。