JPH03248952A - タンデム型マスタシリンダ - Google Patents
タンデム型マスタシリンダInfo
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- JPH03248952A JPH03248952A JP2048609A JP4860990A JPH03248952A JP H03248952 A JPH03248952 A JP H03248952A JP 2048609 A JP2048609 A JP 2048609A JP 4860990 A JP4860990 A JP 4860990A JP H03248952 A JPH03248952 A JP H03248952A
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- cylinder hole
- sleeve
- oil
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- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims abstract description 5
- 238000005192 partition Methods 0.000 abstract description 3
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 abstract 1
- 238000000638 solvent extraction Methods 0.000 abstract 1
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 49
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- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 7
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 239000000945 filler Substances 0.000 description 1
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 1
- 238000004904 shortening Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Transmission Of Braking Force In Braking Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
A0発明の目的
(1)産業上の利用分野
本発明はタンデム型マスタシリンダに関し、特に、シリ
ンダ本体のシリンダ孔に後退方向へばね付勢される一対
の前、後部ピストンを配設して、シリンダ孔の前端壁及
び前部ピストン間に前部油圧室を、また前、後部ピスト
ン間に後部油圧室をそれぞれ画成し、両ピストンには、
対応する油圧室に臨む一方向シール部材をそれぞれ装着
すると共に、これら一方向シール部材の背面を互いに独
立した第1.第2油溜にそれぞれ連通し、各ピストンの
前後動により各一方向シール部材により開閉されるリリ
ーフポートを対応する油圧室の内周面に開口させると共
に、これらリリーフポートを前記第1.第2油溜にそれ
ぞれ連通した形式のマスタシリンダの改良に関する。
ンダ本体のシリンダ孔に後退方向へばね付勢される一対
の前、後部ピストンを配設して、シリンダ孔の前端壁及
び前部ピストン間に前部油圧室を、また前、後部ピスト
ン間に後部油圧室をそれぞれ画成し、両ピストンには、
対応する油圧室に臨む一方向シール部材をそれぞれ装着
すると共に、これら一方向シール部材の背面を互いに独
立した第1.第2油溜にそれぞれ連通し、各ピストンの
前後動により各一方向シール部材により開閉されるリリ
ーフポートを対応する油圧室の内周面に開口させると共
に、これらリリーフポートを前記第1.第2油溜にそれ
ぞれ連通した形式のマスタシリンダの改良に関する。
(2)従来の技術
この種のマスタシリンダは、例えば実開平1−9876
8号公報に開示されているように、既に知られている。
8号公報に開示されているように、既に知られている。
(3)発明が解決しようとする課題
従来のこの種マスタシリンダでは、前部ピストンの後退
時、前部油圧室に作動油を補給するために、前部ピスト
ンの一方向シール部材の背面を第1油溜に連通する補給
油室としての環状溝を前部ピストンの外周に形成してい
るが、この環状溝は前部ピストンの前進時でもリリーフ
ポートとは連通せず、前記一方向シール部材の背面及び
第1油溜間の連通状態を確保するよう、充分幅広のもの
である。このような幅広の環状溝を有する前部ピストン
は必然的に非常に長いものとなり、これがこの種マスタ
シリンダの短縮化、即ち小型化を図る上で障害となって
いる。
時、前部油圧室に作動油を補給するために、前部ピスト
ンの一方向シール部材の背面を第1油溜に連通する補給
油室としての環状溝を前部ピストンの外周に形成してい
るが、この環状溝は前部ピストンの前進時でもリリーフ
ポートとは連通せず、前記一方向シール部材の背面及び
第1油溜間の連通状態を確保するよう、充分幅広のもの
である。このような幅広の環状溝を有する前部ピストン
は必然的に非常に長いものとなり、これがこの種マスタ
シリンダの短縮化、即ち小型化を図る上で障害となって
いる。
5−
本発明は、か\る事情に鑑みてなされたもので、前部ピ
ストンの短縮化を図りつ\、前部油圧室への作動油の補
給を可能にして、コンパクトな前記タンデム型マスタシ
リンダを提供することを目的とする。
ストンの短縮化を図りつ\、前部油圧室への作動油の補
給を可能にして、コンパクトな前記タンデム型マスタシ
リンダを提供することを目的とする。
B0発明の構成
(1)課題を解決するための手段
上記目的を達成するために、本発明は、シリンダ本体の
シリンダ孔を、前部の小径シリンダ孔と、この小径シリ
ンダ孔に段部を介して連なる後部の大径シリンダ孔とか
ら構成すると共に、大径シリンダ孔にはスリーブを嵌着
し、小径シリンダ孔に摺動自在に嵌合する前部ピストン
後端のロッド部をスリーブ前端の軸受部に摺動自在に支
承させると共に、前記ロッド部の外周面に摺動自在に密
接するシール部材を前記軸受部に装着し、この軸受部と
前部ピストンとの間に、該ピストンの一方向シール部材
背面及び第1油溜間を連通する補給油室を画成し、また
スリーブ内に後部油圧室を画成すべく後部ピストンを摺
動自在に嵌合したことを特徴とする。
シリンダ孔を、前部の小径シリンダ孔と、この小径シリ
ンダ孔に段部を介して連なる後部の大径シリンダ孔とか
ら構成すると共に、大径シリンダ孔にはスリーブを嵌着
し、小径シリンダ孔に摺動自在に嵌合する前部ピストン
後端のロッド部をスリーブ前端の軸受部に摺動自在に支
承させると共に、前記ロッド部の外周面に摺動自在に密
接するシール部材を前記軸受部に装着し、この軸受部と
前部ピストンとの間に、該ピストンの一方向シール部材
背面及び第1油溜間を連通する補給油室を画成し、また
スリーブ内に後部油圧室を画成すべく後部ピストンを摺
動自在に嵌合したことを特徴とする。
(2)作 用
上記構成によれば、前部ピストンと、該ピストンのロッ
ド部を支承するスリーブの軸受部との間に補給油室が画
成されるので、この補給油室は、前部ピストンの後退限
で容積が最小であり、前進限で最大となるもので、可変
容積型となる。したがって、この補給油室の形成のため
には、従来のようには前部ピストンを長く形成する必要
がない。
ド部を支承するスリーブの軸受部との間に補給油室が画
成されるので、この補給油室は、前部ピストンの後退限
で容積が最小であり、前進限で最大となるもので、可変
容積型となる。したがって、この補給油室の形成のため
には、従来のようには前部ピストンを長く形成する必要
がない。
また軸受部をもつスリーブ内に後部ピストンが嵌合され
るので、後部油圧室の形成には回答不都合を生じない。
るので、後部油圧室の形成には回答不都合を生じない。
(3)実施例
以下、図面により本発明の一実施例について説明する。
先ず第1図において、Mは自動車の2系統式油圧ブレー
キ用のタンデム型マスタシリンダで、そのシリンダ本体
1は、図示しない車体に取付けられる負圧ブースタBの
前面に後端部を固着される。
キ用のタンデム型マスタシリンダで、そのシリンダ本体
1は、図示しない車体に取付けられる負圧ブースタBの
前面に後端部を固着される。
シリンダ本体1の上側に補助油槽2が一体に連設され、
その上部に主油槽3が連結される。主油槽3は、平時、
キャップ4で閉鎖される給油口を有する。
その上部に主油槽3が連結される。主油槽3は、平時、
キャップ4で閉鎖される給油口を有する。
補助油槽2の内部は隔壁5により第1及び第2油溜21
,2□に区画され、これら油溜21.22はそれぞれ主
油槽3から作動油を補給される。
,2□に区画され、これら油溜21.22はそれぞれ主
油槽3から作動油を補給される。
シリンダ本体1のシリンダ孔6は、前端が閉じられた前
部の小径シリンダ孔6aと、この小径シリンダ孔6aに
段部7を介して連なる後部の大径シリンダ孔6bとを有
し、段部7は前記隔壁5より前方の位置を占める。
部の小径シリンダ孔6aと、この小径シリンダ孔6aに
段部7を介して連なる後部の大径シリンダ孔6bとを有
し、段部7は前記隔壁5より前方の位置を占める。
前部シリンダ孔6aには前部ピストン81が摺動自在に
嵌装される。この前部ピストン8.の前部には、小径シ
リンダ孔6aの内周面にリップを密接させるカップ形の
一方向シール部材9Iが装着されており、この一方向シ
ール部材9□と小径シリンダ孔6aの前端壁との間に前
部油圧室101が画成される。
嵌装される。この前部ピストン8.の前部には、小径シ
リンダ孔6aの内周面にリップを密接させるカップ形の
一方向シール部材9Iが装着されており、この一方向シ
ール部材9□と小径シリンダ孔6aの前端壁との間に前
部油圧室101が画成される。
大径シリンダ孔6bにはスリーブ11が嵌合され、その
前端は前記段部7に衝合する。さらに大径シリンダ孔6
bには、スリーブ11の後端を抑える軸受12が嵌合さ
れ、この軸受12はサークリップ13によりシリンダ本
体1に固定される。
前端は前記段部7に衝合する。さらに大径シリンダ孔6
bには、スリーブ11の後端を抑える軸受12が嵌合さ
れ、この軸受12はサークリップ13によりシリンダ本
体1に固定される。
スリーブ11は前端部に軸受部11aを備えており、こ
の軸受部11aによって前部ピストン81の後端から延
びるロッド部14が摺動自在に支承される。また軸受部
11aにはロッド部14の外周面にリップを密接させる
シール部材15が装一 着され、軸受部11aと前部ピストン81との間に、該
ピストン8.の通孔28.を介して一方向シール部材9
、の背面に連通ずる前部補給油室201が画成される。
の軸受部11aによって前部ピストン81の後端から延
びるロッド部14が摺動自在に支承される。また軸受部
11aにはロッド部14の外周面にリップを密接させる
シール部材15が装一 着され、軸受部11aと前部ピストン81との間に、該
ピストン8.の通孔28.を介して一方向シール部材9
、の背面に連通ずる前部補給油室201が画成される。
またスリーブ11の前端は、前部ピストン8゜を受けて
該ピストン81の後退限を規制するストッパとなってい
る。
該ピストン81の後退限を規制するストッパとなってい
る。
スリーブ11の内周面には後部ピストン82が摺動自在
に嵌装される。この後部ピストン82の前部には、スリ
ーブ11内周面にリップを密接させるカップ形の一方向
シール部材9□が装着されており、この一方向シール部
材9□と前記軸受部11aとの間に後部油圧室102が
画成される。
に嵌装される。この後部ピストン82の前部には、スリ
ーブ11内周面にリップを密接させるカップ形の一方向
シール部材9□が装着されており、この一方向シール部
材9□と前記軸受部11aとの間に後部油圧室102が
画成される。
後部ピストン82の後端から延びるロッド部16は、前
記軸受12に摺動自在に支承されつ−、シリンダ本体1
の後方へ突出しており、これに前記負圧ブースタBの出
力杆17が連接される。
記軸受12に摺動自在に支承されつ−、シリンダ本体1
の後方へ突出しており、これに前記負圧ブースタBの出
力杆17が連接される。
10
軸受12には、後部ピストン82の外周面にリップを摺
動自在に密接させるシール部材18が装着され、軸受1
2と後部ピストン82との後に、該ピストン82の通孔
282を介して一方面シール部材92の背面に連通ずる
後部補給油室20□が画成される。また後部ピストン8
2には、軸受12の前端に当接して該ピストン82の後
退限を規制する花弁形の突起19(第3図参照)が形成
されている。
動自在に密接させるシール部材18が装着され、軸受1
2と後部ピストン82との後に、該ピストン82の通孔
282を介して一方面シール部材92の背面に連通ずる
後部補給油室20□が画成される。また後部ピストン8
2には、軸受12の前端に当接して該ピストン82の後
退限を規制する花弁形の突起19(第3図参照)が形成
されている。
スリーブ11の外周には、前方から順に第1゜第2.第
3環状油路21.22.23が形成されると共に、これ
ら油路間を隔絶するシール部材24.25が装着される
。第1環状油路21は前記段部7に臨んでおり、第3環
状油路23は他の油路21,22よりも幅広でスリーブ
11の後端近傍まで延びている。
3環状油路21.22.23が形成されると共に、これ
ら油路間を隔絶するシール部材24.25が装着される
。第1環状油路21は前記段部7に臨んでおり、第3環
状油路23は他の油路21,22よりも幅広でスリーブ
11の後端近傍まで延びている。
第1環状油路21は、サプライポート26.を介して第
1油溜2Iと連通ずると共に、スリーブ11前端面の放
射溝27(第2図参照)を介して前記補給油室20.と
連通ずる。
1油溜2Iと連通ずると共に、スリーブ11前端面の放
射溝27(第2図参照)を介して前記補給油室20.と
連通ずる。
一方、シリンダ本体1には、前部ピストン8゜が後退限
に位置するとき、その一方向シール部材91の直前で第
1油溜2.及び前部油圧室10I間を連通ずるリリーフ
ポート30.が穿設される。
に位置するとき、その一方向シール部材91の直前で第
1油溜2.及び前部油圧室10I間を連通ずるリリーフ
ポート30.が穿設される。
第2環状油路22は、スリーブ11の通孔31を介して
後部油圧室102と連通ずる。
後部油圧室102と連通ずる。
第3環状油路23は、通孔32を介して第2油溜2□と
連通ずると共に、スリーブ11に設けられたサプライボ
ート262を介して前記補給油室202と連通ずる。
連通ずると共に、スリーブ11に設けられたサプライボ
ート262を介して前記補給油室202と連通ずる。
また、スリーブ11には、後部ピストン82が後退限に
位置するとき、その一方向シール部材92の直前で第3
環状油路23及び後部油圧室102間を連通ずるリリー
フポート30□が穿設されシリンダ本体1には、前部油
圧室10.の前部に開口する第1出力ポート33、と、
第2環状溝22に開口する第2出力ポート33□とが設
けられ、これら出力ポート33..33□に油圧導管3
4、.34□を介して車輪ブレーキ35..35□がそ
れぞれ接続される。
位置するとき、その一方向シール部材92の直前で第3
環状油路23及び後部油圧室102間を連通ずるリリー
フポート30□が穿設されシリンダ本体1には、前部油
圧室10.の前部に開口する第1出力ポート33、と、
第2環状溝22に開口する第2出力ポート33□とが設
けられ、これら出力ポート33..33□に油圧導管3
4、.34□を介して車輪ブレーキ35..35□がそ
れぞれ接続される。
前部油圧室101の前端壁と前部ピストン8との間には
、該ピストン81を後退方向へ付勢すべく戻しばね36
.が縮設される。また、前、後部両ピストン81.82
間には、後部ピストン82を後退方向へ付勢すべく戻し
ばね362が縮設される。その際、この戻しばね362
の前端は、前部ピストン81の後端面に開口する有底孔
37に収納されたハツト形の前部リテーナ38に支承さ
れ、その後端は、後部ピストン82にボルト40で固着
された後部リテーナ39に支承される。
、該ピストン81を後退方向へ付勢すべく戻しばね36
.が縮設される。また、前、後部両ピストン81.82
間には、後部ピストン82を後退方向へ付勢すべく戻し
ばね362が縮設される。その際、この戻しばね362
の前端は、前部ピストン81の後端面に開口する有底孔
37に収納されたハツト形の前部リテーナ38に支承さ
れ、その後端は、後部ピストン82にボルト40で固着
された後部リテーナ39に支承される。
3−
上記ボルト40は、前部リテーナ38を貫通するように
長く延びていて、両リテーナ38.39の最大間隔を規
制すべく頭部40aが前部リテーナ3日と係合するよう
になっている。
長く延びていて、両リテーナ38.39の最大間隔を規
制すべく頭部40aが前部リテーナ3日と係合するよう
になっている。
次にこの実施例の作用について説明する。
いま、負圧ブースタBを作動してその出力杆17を前進
駆動すれば、それに押圧されて両ピストン81、82が
それぞれ対応する戻しばね36゜、362を圧縮させな
がら前進する。そして、前部ピストン81の一方面シー
ル部材9Iがリリーフポート301を前方へ横切ると、
前部ピストン81の前進力に応じて前部油圧室10.に
油圧が発生し、また後部ピストン8zの一方面シール部
材92がリリーフポート30□を前方へ横切ると、後部
ピストン82の前進力に応じて後部油圧室1ozに油圧
が発生する。前部油圧室10.の発生油圧は第1出力ポ
ート33.から出力され、後部14 油圧室102の発生油圧はスリーブ11の通孔31から
第2環状油路22を経て第2出力ボート33□から出力
され、これらの出力油圧が2系統の車輪ブレーキ35.
.35□にそれぞれ伝達してそれらを同時に作動させ、
自動車に制動をかけることができる。
駆動すれば、それに押圧されて両ピストン81、82が
それぞれ対応する戻しばね36゜、362を圧縮させな
がら前進する。そして、前部ピストン81の一方面シー
ル部材9Iがリリーフポート301を前方へ横切ると、
前部ピストン81の前進力に応じて前部油圧室10.に
油圧が発生し、また後部ピストン8zの一方面シール部
材92がリリーフポート30□を前方へ横切ると、後部
ピストン82の前進力に応じて後部油圧室1ozに油圧
が発生する。前部油圧室10.の発生油圧は第1出力ポ
ート33.から出力され、後部14 油圧室102の発生油圧はスリーブ11の通孔31から
第2環状油路22を経て第2出力ボート33□から出力
され、これらの出力油圧が2系統の車輪ブレーキ35.
.35□にそれぞれ伝達してそれらを同時に作動させ、
自動車に制動をかけることができる。
制動を解除すべく、負圧ブースタBを不作動状態に戻せ
ば、各ピストン81、82は各戻しばね360,362
の反発力によりそれぞれ所定の後退限に戻されるが、そ
の後退過程で各油圧室1081102が減圧すれば、各
一方向シール部材91.9.のリップが前後の圧力差に
よりそれぞれ対応する油圧室10..102側へ撓むた
め、第1油溜21の作動油はサプライポート26.がら
第1環状油路21、放射状溝27、補給油室201及び
前部ピストン81の通孔28.を通って前部油圧室10
1に補給される。また第2油溜2□の作動油は通孔32
から第3環状油路23、サプライポート262及び後部
ピストン82の通孔282を経て後部油圧室102に補
給される。
ば、各ピストン81、82は各戻しばね360,362
の反発力によりそれぞれ所定の後退限に戻されるが、そ
の後退過程で各油圧室1081102が減圧すれば、各
一方向シール部材91.9.のリップが前後の圧力差に
よりそれぞれ対応する油圧室10..102側へ撓むた
め、第1油溜21の作動油はサプライポート26.がら
第1環状油路21、放射状溝27、補給油室201及び
前部ピストン81の通孔28.を通って前部油圧室10
1に補給される。また第2油溜2□の作動油は通孔32
から第3環状油路23、サプライポート262及び後部
ピストン82の通孔282を経て後部油圧室102に補
給される。
このとき、各油圧室10.,10.に作動油の過剰補給
が行われると、その過剰分は、各ピストン81、82が
後退限に戻ったとき、即ち各一方向シール部材9819
□が対応するリリーフボー)30..30□の後方へ移
動したとき、そのリリーフボートから油溜23.2□側
へ放出される。
が行われると、その過剰分は、各ピストン81、82が
後退限に戻ったとき、即ち各一方向シール部材9819
□が対応するリリーフボー)30..30□の後方へ移
動したとき、そのリリーフボートから油溜23.2□側
へ放出される。
ところで、前述のように前部ピストン81の後退時に前
部油圧室io+に作動油を補給するための補給油室20
.は、スリーブ11の軸受部11aと前部ピストン8.
との間に画成されるものであるから、前部ピストン8.
の前後動に応じて容積が変化し、その容積は該ピストン
8.の後退限で最小となり、前進限で最大となる。した
がって、比較的短い前部ピストン81でも、上記補給油
室201の形成が可能となり、前部ピストン81の短縮
化、延いてはタンデム型マスタシリンダMの小型化を図
ることができる。
部油圧室io+に作動油を補給するための補給油室20
.は、スリーブ11の軸受部11aと前部ピストン8.
との間に画成されるものであるから、前部ピストン8.
の前後動に応じて容積が変化し、その容積は該ピストン
8.の後退限で最小となり、前進限で最大となる。した
がって、比較的短い前部ピストン81でも、上記補給油
室201の形成が可能となり、前部ピストン81の短縮
化、延いてはタンデム型マスタシリンダMの小型化を図
ることができる。
また、スリーブ11には後部ピストン82を嵌合して後
部油圧室102を画成したので、タンデム型マスタシリ
ンダMの本来の機能を如何なく発揮することができる。
部油圧室102を画成したので、タンデム型マスタシリ
ンダMの本来の機能を如何なく発揮することができる。
C1発明の効果
以上のように本発明によれば、シリンダ本体のシリンダ
孔を、前部の小径シリンダ孔と、この小径シリンダ孔に
段部を介して連なる後部の大径シリンダ孔とから構成す
ると共に、大径シリンダ孔にはスリーブを嵌着し、小径
シリンダ孔に摺動自在に嵌合する前部ピストン後端のロ
ンド部をスリーブ前端の軸受部に摺動自在に支承させる
と共に、前記ロンド部の外周面に摺動自在に密接するシ
ール部材を前記軸受部に装着し、この軸受部と前部7− ピストンとの間に、該ピストンの一方向シール部材背面
及び第1油溜間を連通する補給油室を画成し、またスリ
ーブ内に後部油圧室を画成すべく後部ピストンを摺動自
在に嵌合したので、タンデム型マスタシリンダの本来の
機能を回答損じることなく、前部ピストンの短縮化が可
能になり、延いては該マスタシリンダの小型化に大いに
寄与することができる。
孔を、前部の小径シリンダ孔と、この小径シリンダ孔に
段部を介して連なる後部の大径シリンダ孔とから構成す
ると共に、大径シリンダ孔にはスリーブを嵌着し、小径
シリンダ孔に摺動自在に嵌合する前部ピストン後端のロ
ンド部をスリーブ前端の軸受部に摺動自在に支承させる
と共に、前記ロンド部の外周面に摺動自在に密接するシ
ール部材を前記軸受部に装着し、この軸受部と前部7− ピストンとの間に、該ピストンの一方向シール部材背面
及び第1油溜間を連通する補給油室を画成し、またスリ
ーブ内に後部油圧室を画成すべく後部ピストンを摺動自
在に嵌合したので、タンデム型マスタシリンダの本来の
機能を回答損じることなく、前部ピストンの短縮化が可
能になり、延いては該マスタシリンダの小型化に大いに
寄与することができる。
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図はタンデ
ム型マスタシリンダの縦断側面図、第2図はスリーブの
正面図、第3図は後部ピストンの背面図である。 M・・・マスタシリンダ ト・・シリンダ本体、2I、2□・・・第1.第2油溜
、6・・・シリンダ孔、6a、6b・・・小径、大径シ
リンダ孔、7・・・段部、81.82・・・前、後部ビ
ス=18− トン、9..9.・・・一方向シール部材、10.。 10.・・・前、後部油圧室、11・・・スリーブ、1
1a・・・軸受部、14・・・ロッド部、15・・・シ
ール部材、20、・・・補給油室、30..30□・・
・リリーフポート 特許 出 願人 日信工業株式会社
ム型マスタシリンダの縦断側面図、第2図はスリーブの
正面図、第3図は後部ピストンの背面図である。 M・・・マスタシリンダ ト・・シリンダ本体、2I、2□・・・第1.第2油溜
、6・・・シリンダ孔、6a、6b・・・小径、大径シ
リンダ孔、7・・・段部、81.82・・・前、後部ビ
ス=18− トン、9..9.・・・一方向シール部材、10.。 10.・・・前、後部油圧室、11・・・スリーブ、1
1a・・・軸受部、14・・・ロッド部、15・・・シ
ール部材、20、・・・補給油室、30..30□・・
・リリーフポート 特許 出 願人 日信工業株式会社
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 シリンダ本体(1)のシリンダ孔(6)に後退方向へ
ばね付勢される一対の前、後部ピストン(8_1、8_
2)を配設して、シリンダ孔(6)の前端壁及び前部ピ
ストン(8_1)間に前部油圧室(10_1)を、また
前、後部ピストン(8_1、8_2)間に後部油圧室(
10_2)をそれぞれ画成し、両ピストン(10_1、
10_2)には、対応する油圧室(10_1、10_2
)に臨む一方向シール部材(9_1、9_2)をそれぞ
れ装着すると共に、これら一方向シール部材(9_1、
9_2)の背面を互いに独立した第1、第2油溜(2_
1、2_2)にそれぞれ連通し、各ピストン(8_1、
8_2)の前後動により各一方向シール部材により開閉
されるリリーフポート(30_1、30_2)を対応す
る油圧室(10_1、10_2)の内周面に開口させる
と共に、これらリリーフポート(30_1、30_2)
を前記第1、第2油溜(2_1、2_2)にそれぞれ連
通したタンデム型マスタシリンダにおいて、 シリンダ本体(1)のシリンダ孔(6)を、前部の小径
シリンダ孔(6_1)と、この小径シリンダ孔(6_1
)に段部(7)を介して連なる後部の大径シリンダ孔(
6_2)とから構成すると共に、大径シリンダ孔(6_
2)にはスリーブ(11)を嵌着し、小径シリンダ孔(
6_1)に摺動自在に嵌合する前部ピストン(8_1)
後端のロッド部(14)をスリーブ(11)前端の軸受
部(11a)に摺動自在に支承させると共に、前記ロッ
ド部(14)の外周面に摺動自在に密接するシール部材
(15)を前記軸受部(11a)に装着し、この軸受部
(11a)と前部ピストン(8_1)との間に、該ピス
トン(8_1)の一方向シール部材(9_1)背面及び
第1油溜(2_1)間を連通する補給油室(20_1)
を画成し、またスリーブ(11)内に後部油圧室(10
_2)を画成すべく後部ピストン(8_2)を摺動自在
に嵌合したことを特徴とする、タンデム型マスタシリン
ダ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4860990A JP2772698B2 (ja) | 1990-02-28 | 1990-02-28 | タンデム型マスタシリンダ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4860990A JP2772698B2 (ja) | 1990-02-28 | 1990-02-28 | タンデム型マスタシリンダ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03248952A true JPH03248952A (ja) | 1991-11-06 |
JP2772698B2 JP2772698B2 (ja) | 1998-07-02 |
Family
ID=12808151
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4860990A Expired - Fee Related JP2772698B2 (ja) | 1990-02-28 | 1990-02-28 | タンデム型マスタシリンダ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2772698B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TWI675775B (zh) * | 2017-03-27 | 2019-11-01 | 日商日立汽車系統股份有限公司 | 煞車用總泵 |
-
1990
- 1990-02-28 JP JP4860990A patent/JP2772698B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2772698B2 (ja) | 1998-07-02 |
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