JPH03247754A - 蒸着方法およびその装置 - Google Patents

蒸着方法およびその装置

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JPH03247754A
JPH03247754A JP4381290A JP4381290A JPH03247754A JP H03247754 A JPH03247754 A JP H03247754A JP 4381290 A JP4381290 A JP 4381290A JP 4381290 A JP4381290 A JP 4381290A JP H03247754 A JPH03247754 A JP H03247754A
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JP
Japan
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vapor deposition
vapor
crucible
hearth liner
liner
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Pending
Application number
JP4381290A
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English (en)
Inventor
Kenji Yamaguchi
健司 山口
Hiroki Tanaka
浩樹 田中
Yoshihiro Nakada
仲田 義弘
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Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、気相蒸着法、特に電子ビーム加熱による金属
の蒸着方法およびその装置に関する。
〈従来の技術〉 第5図は、従来の蒸着装置の1例を示す側断面図である
。 水冷銅るつぼにタングステン(W)製ハースライナ
2が装着され、その中の蒸着金属(例えばCu)を電子
ビーム5により溶融する。  8は冷却口である。
第5図に示すように水冷銅るっぽ1とハースライナ2が
直接接触しているため、冷却効果が犬で、そのため電子
ビーム5による加熱損失が大となり、蒸着金属(例えば
Cu)は電子ビームにより溶融した溶融池3と非溶融領
域4とを生じる。
なお、ハースライナ2を装着しない場合にも同様に上述
のような溶融池3と非溶融領域4とを生じる。
〈発明が解決しようとする課題〉 ところで、前記従来の蒸着装置においては、溶融池3で
生じたスラグ(金属の溶融でてきる金属成分の多い浮き
かす)か非溶融領域4との境界に堆積される。
蒸着による成膜が進行すると溶融池3の量が減少しなが
ら非溶融領域4を侵食し、溶融池3の量を補給しながら
蒸着金属(Cu)が全体として減少してゆく。
この際、高温メルト状態にある溶融池3へ前記境界に堆
積したスラグが混入することによりCuの突沸が生じる
。 また、溶融池3への非溶融領域4の金属の瞬時の溶
は落ち混入による突沸も発生する。
この突沸によって生ずる飛沫は、気相法で成膜している
基板表面に到達し、表面欠陥(5〜500μmの高さの
突起状物の付着)となる。
この表面欠陥は、製品の品質の低下、あるいは成膜後の
次工程でのパターン配線エツチング等の微細加工におけ
る障害や、極端な場合には微細加工が不可となるなどの
問題を発生させていた。
また、多層の金属膜の成膜の場合には、つぎの金属膜形
成時の新たな表面欠陥の原因となる。  したがって、
電子ビーム照射による溶融時の蒸着金属の突沸防止は、
工業的に重要な問題となっていた。
本発明は、上記従来技術の欠点を解消し、電子ビーム照
射による蒸着金属の突沸を大幅に減少させることができ
る新規な蒸着方法およびその装置を提供することを目的
としている。
く課題を解決するための手段〉 上記目的を達成するために本発明によれは、るつぼに載
置されたハースライナ内の蒸着金属を電子ビームを用い
た気相法で加熱溶融し、被蒸着基板に薄膜を形成するに
際し、 前記ハースライナ内の蒸着金属の全量を溶融した状態に
保持して薄膜を形成させることを特徴とする蒸着方法が
提供される。
また、本発明によれば、るつぼに載置されたハースライ
ナ内の蒸着金属を電子ビームを用いた気相法で加熱溶融
し、被蒸着基板に薄膜を形成する蒸着装置において、 前記ハースライナの底面が前記るつぼ底面の上方に空間
を存して載置されることを特徴とする蒸着装置が提供さ
れる。
以下に本発明をさらに詳細に説明する。
第1図は、本発明の蒸着装置の構成の1例を示す側面図
である。
本発明の蒸着装置は、るつぼ1に載置されたハースライ
ナ2内の蒸着金属を電子ビーム5を用いた気相法で加熱
溶融し、図示しない半導体基板にi膜を形成するもので
ある。
本発明に用いるるつぼ1は、一般に用いられる水冷銅る
つぼである。
前記水冷銅るつぼ1に載置されるハースライナ2の材質
としてはタングステン(W)、モリブデン(Mo)を挙
げることができる。 タングステン(W)またはモリブ
デン(MO)とする理由は、蒸着金属であるAnまたは
Cuに比較して融点が高く、電子ビーム加熱に対する耐
熱性が良いからである。 また、これらの金属は絞り成
形加工が容易にできる点でも好ましい。
前記ハースライナ2は、前記水冷銅るつぼ1に載置した
ときに少なくともハースライナ2の底面2aが水冷銅る
つぼ1の底面1aに密着しないようにすることが必要で
ある。 そのため、第1図に示すハースライナ2の深さ
は、水冷銅るつぼ1の深さよりも短かくして浮かした状
態で載置できるようにしである。
このようにハースライナ2の底面2aがるつぼ1に直接
接触しないものであれば上記形状に限るものではない。
第2図に示すものは、ハースライナ2と水冷銅るつぼ1
との間にリング6を挿入したものである。
前記リング6としては、非磁性オΔ料、例えばCu  
5US304等を用いなければならない。 通常電子ビ
ーム加熱においては、加熱されたフィラメント9から電
子ビーム5を発生させる際フィラメント9からの不純物
がハースライナ2内の蒸着金属に達するのを防ぐため、
磁界(図示せず)を用いて電子ビーム5をわん曲させて
照射している。 そこで、前記リング6に磁性材料を用
いると電子ビーム5の軌跡がこれによって6動し、照射
の位置すれを起こすため非磁性材料としなければならな
い。
また、リング6を用いることにより着脱が簡単にてきる
とともに、水冷銅るつぼ1と線接触させることができる
ので具合がよい。
前記リング6の大ぎさは限定しないが、てぎるだけるつ
ぼ1の上縁部に近いところでハースライナ2を支持する
方が安定するので好ましい。
ハースライナ2の底面をるつぼ1に直接接触させない手
段としては、例えば第3図に示すようなものでもよい。
この場合は、ハースライナ2とるつぼ1との間に内挿用
のハースライナ7が挿入されている。 すなわち、るつ
ぼ1に上縁部径の大きいハースライナ7を載置し、さら
にその上に上縁部がこれより小さいハースライナ2を重
ねたものである。 前記内挿用ハースライナ7の底部7
aは、るつぼ1の底部1aに密着しない形状の方がよい
のは言うまでもない。
以上いずれの場合も、ハースライナ2の底部2aは浮い
た状態でるつぼ1に載置することができる。
前記ハースライナ2の肉厚は、いずれの場合も0.5〜
2.0mmの範囲とするのが好ましい。 この肉厚がQ
、5mmより薄くなると、蒸着時に蒸着金属の重みで、
電子ビーム5で加熱されているハースライナ−2が熱変
形するためである。 ハースライナ2が熱変形すると蒸
着金属の蒸着面が動き蒸着が不安定となる。
一方、肉厚が2.0mmを越えると、WあるいはMO製
の場合絞り成形が困難となる。
つぎに、本発明の蒸着方法を第1〜3図を参照しなから
説明する。
水冷銅るつぼ1の底部1aに密着しないようにハースラ
イナ2を載置し、このハースライナ2に蒸着金属を所定
量投入する。 ハースライナ2の上方にはシャッター(
図示せず)を介して半導体基板(図示せず)を配設する
公知の方法により前記シャッターを閉した状態て、フィ
ラメント9から発生する電子ビーム5を前記ハースライ
ナ2内の蒸着金属に照射して蒸着金属を加熱溶融する。
ここで、本発明ではハースライナ2の底部2aはるつぼ
1の底部1aと密着せず、空間を形成しているからるつ
ぼ1の水冷効果が緩和され、電子ビーム5加熱の熱損失
が軽減される。 従って、投入された蒸着金属の全量を
低電子ビーム出力で容易に溶融することができ、しかも
生成したスラグを蒸発、消失させることかできる。
蒸着金属が完全に溶融したところで、前記シャッターを
開いて成膜させる。  このとき、ハースライナ2内に
は非溶融領域が存在せず、スラグも無いから蒸着金属の
突沸による基板成膜表面への飛沫付着を大幅に減少させ
表面品質を向上させることができる。
本発明を適用する蒸着金属としては、銅、銅合金、アル
ミニウム、アルミニウム合金、Ti、Cr、Ni、Ag
等を挙げることができる。
〈実施例〉 以下に本発明を実施例に基づき具体的に説明する。
(実施例1) 第1図の構成を有する蒸着装置を用い、銅(純度99.
99%)を35mmφ、深さ35mmの水冷銅るつぼに
タングステン製ハースライナ(肉厚1.2mm)を介し
て入れ、水冷銅るつぼの深さの約半分の18mmまで浮
かした状態でハースライナを保持し、成膜速度100人
/Sて成膜したところ銅の突沸がハースライナ底面をる
つぼ底面に密着させた場合の1/10以下に減少した。
 なお、第5図のように水冷銅るつぼにタングステン製
ハースライナ(肉厚1.2mm)を密着装入した場合に
は銅の突沸が無数に発生し、20〜400μmφの飛沫
が基板に多数付着した。 なお真空度は、10””To
rrとした。
(実施例2) 実施例1と同じ蒸着装置を用い、水冷銅るつホ(50m
 mφ)の中にタングステン製ハースライナをリング(
SUS304製厚さ5mm、内径35mm)を介して装
着し、銅(純度99.99%)をハースライナに入れ、
成膜速度100人/Sで成膜した。  この時のビーム
出力とCu成膜速度の関係は第4図のようになった。 
成膜時の真空度は1O−6Torrとした。
この成膜速度100人/Sの時の電子ビーム出力は45
〜55 m Aで、実施例1の約1/4〜1/3の低出
力で十分であった。 この成膜中の銅溶湯からの突沸は
、4バツチ中1ハツチに発生し、その個数も激減し、か
つ30μmφの大きさ以下であった。  これは、第5
図の従来装置を用いた場合に比較し、1/100以下に
なったと考えられる。
〈発明の効果〉 本発明は以上説明したように構成されているので、本発
明・によれば、電子ビーム照射による溶湯の突沸が大幅
に減少でき、基板成膜表面への飛沫付着を激減させるこ
とが可能となり表面品質が向上する。
また、成膜後の次工程での配線パターン形成の微細加工
の障害が無くなり、多層薄膜構造の基板の安定した配線
@層が得られる。
また、単純なハースライナまたはリングを設けることに
より、安定した蒸着膜と蒸着表面の品質が得られ、工業
的に有効である。
1 また、簡単なハースライナまたはリングを設けることに
より、ペルジャー内への溶湯の飛沫付着による汚染から
保護でき、保守並びに清掃が容易となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の蒸着装置の構成の1例を示す側断面
図である。 第2図は、本発明の蒸着装置の構成の他の例を示す側断
面図である。 第3図は、本発明の変形例を示す側断面図である。 第4図は、ビーム出力と銅の成膜速度の関係を示す説明
図である。 第5図は、従来の蒸着装置の構成の1例を示す側断面図
である。  2 符号の説明 1・・・水冷るつぼ、    1a・・・底部、2・・
・ハースライナ、   2a・・・底部、3・・・溶融
池、     4・・・非溶融領域、5・・・電子ビー
ム、    6・・・非磁性リング、7・・・内挿用ハ
ースライナ、 7a・・・底部、     8・・・冷却口、9・・・
フィラメント 第 1 図 第 図 第 図 第 図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)るつぼに載置されたハースライナ内の蒸着金属を
    電子ビームを用いた気相法で加熱溶融し、被蒸着基板に
    薄膜を形成するに際し、 前記ハースライナ内の蒸着金属の全量を溶融した状態に
    保持して薄膜を形成させることを特徴とする蒸着方法。
  2. (2)るつぼに載置されたハースライナ内の蒸着金属を
    電子ビームを用いた気相法で加熱溶融し、被蒸着基板に
    薄膜を形成する蒸着装置において、 前記ハースライナの底面が前記るつぼ底面の上方に空間
    を存して載置されることを特徴とする蒸着装置。
JP4381290A 1990-02-23 1990-02-23 蒸着方法およびその装置 Pending JPH03247754A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102758180A (zh) * 2011-04-28 2012-10-31 日本电波工业株式会社 光学薄膜形成用炉缸内衬

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102758180A (zh) * 2011-04-28 2012-10-31 日本电波工业株式会社 光学薄膜形成用炉缸内衬
JP2012233211A (ja) * 2011-04-28 2012-11-29 Nippon Dempa Kogyo Co Ltd 光学薄膜形成用ハースライナー

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