JPH03247739A - 成形性が優れた高強度アルミニウム押出材 - Google Patents
成形性が優れた高強度アルミニウム押出材Info
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- JPH03247739A JPH03247739A JP4352590A JP4352590A JPH03247739A JP H03247739 A JPH03247739 A JP H03247739A JP 4352590 A JP4352590 A JP 4352590A JP 4352590 A JP4352590 A JP 4352590A JP H03247739 A JPH03247739 A JP H03247739A
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- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 title claims description 9
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
［産業上の利用分野コ
本発明は自動車及び自転車等の部品用材料として好適の
成形性が優れた高強度アルミニウム押出材に関する。
成形性が優れた高強度アルミニウム押出材に関する。
［従来の技術］
近年、自動車及び自転車の軽量化の要求に伴い、従前鉄
により製造されていた種々の構成部品がアルミニウム合
金により製造されるようになった。
により製造されていた種々の構成部品がアルミニウム合
金により製造されるようになった。
これらの部品に使用されるアルミニウム合金としては、
Ａｔｔ−Ｍｇ系の５０５６合金、パフ−Ｍｇ−８ｔ系の
６０６１合金及び６Ｎ０１合金並びにＡｌ２−Ｚｎ−Ｍ
ｇ系の７００３合金等がある。
Ａｔｔ−Ｍｇ系の５０５６合金、パフ−Ｍｇ−８ｔ系の
６０６１合金及び６Ｎ０１合金並びにＡｌ２−Ｚｎ−Ｍ
ｇ系の７００３合金等がある。
従来、比較的複雑な形状の部品をアルミニウム合金で製
造する場合は、成形性が優れている５０５６合金が使用
されている。この５０５６合金は冷間加工により所定の
形状に成形される。例えば、自転車の部品であるラグは
、５０５［ｉ合金の押出管をバルジ加工することにより
製造されている。
造する場合は、成形性が優れている５０５６合金が使用
されている。この５０５６合金は冷間加工により所定の
形状に成形される。例えば、自転車の部品であるラグは
、５０５［ｉ合金の押出管をバルジ加工することにより
製造されている。
［発明が解決しようとする課題］
しかしながら、自動車及び自転車等に使用されるアルミ
ニウム合金製部品は軽量化が最も重要な課題であり、強
度については考慮されていない。
ニウム合金製部品は軽量化が最も重要な課題であり、強
度については考慮されていない。
−船釣に、アルミニウム合金材の強度は鉄に比して低い
ため、所定の設計強度を得るためには、鉄により製造す
る場合に比して部品の肉厚及び直径等を大きくする必要
があるという欠点がある。このため、５０５８合金に比
して高強度であると共に、５０５６合金と同等以上の高
伸びであって成形性が良好なアルミニウム合金の開発が
要望されている。
ため、所定の設計強度を得るためには、鉄により製造す
る場合に比して部品の肉厚及び直径等を大きくする必要
があるという欠点がある。このため、５０５８合金に比
して高強度であると共に、５０５６合金と同等以上の高
伸びであって成形性が良好なアルミニウム合金の開発が
要望されている。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであって、
従来の５０５６合金に比して強度が高いと共に、５０５
８合金と同等以上の高伸びであって成形性が優れた高強
度アルミニウム押出材を提供することを目的とする。
従来の５０５６合金に比して強度が高いと共に、５０５
８合金と同等以上の高伸びであって成形性が優れた高強
度アルミニウム押出材を提供することを目的とする。
［課題を解決するための手段］
本発明に係る成形性が優れた高強度アルミニウム押出材
は、３．０乃至５．０重量％ １７１ Ｍ ｇ １０．
４乃至１．５重量％のＺｎ１０．４乃至１．５重量％Ｃ
ｕ及び０．０５乃至０．３重量％のＣｒを含有し、残部
がＡノ及び不可避的不純物からなることを特徴とする。
は、３．０乃至５．０重量％ １７１ Ｍ ｇ １０．
４乃至１．５重量％のＺｎ１０．４乃至１．５重量％Ｃ
ｕ及び０．０５乃至０．３重量％のＣｒを含有し、残部
がＡノ及び不可避的不純物からなることを特徴とする。
［作用］
次に、本発明に係るアルミニウム押出材の各成分の添加
理由及びその組成限定理由について説明する。
理由及びその組成限定理由について説明する。
ＪＬ
Ｍｇはアルミニウム合金の強度を向上させる元素である
。しかし、Ｍｇの含有量が３．０重量％未満の場合はこ
のような効果が少なく、十分な強度が得られない。また
、Ｍｇの含有量が５．０重量％を超える場合は、アルミ
ニウム合金の押出性が低下する。従って、Ｍｇ含有量は
３．０乃至５．０重量％とする。
。しかし、Ｍｇの含有量が３．０重量％未満の場合はこ
のような効果が少なく、十分な強度が得られない。また
、Ｍｇの含有量が５．０重量％を超える場合は、アルミ
ニウム合金の押出性が低下する。従って、Ｍｇ含有量は
３．０乃至５．０重量％とする。
１」−
Ｍｇを３．０乃至５．０重量％含有するアルミニウム合
金に所定量のＺｎを含有させると、ＺｎはＭｇによる強
度向上作用を補足して、相乗効果によりアルミニウム合
金の強度が一層向上する。
金に所定量のＺｎを含有させると、ＺｎはＭｇによる強
度向上作用を補足して、相乗効果によりアルミニウム合
金の強度が一層向上する。
Ｚｎの含有量が０．４重量％未満の場合はこのような効
果が少なく、アルミニウム合金の強度向上が十分ではな
い。また、Ｚｎの含有量が１．５重量％を超えると、ア
ルミニウム合金の耐食性が低下する。従って、Ｚｎ含有
量は０．４乃至１．５重量％とする。
果が少なく、アルミニウム合金の強度向上が十分ではな
い。また、Ｚｎの含有量が１．５重量％を超えると、ア
ルミニウム合金の耐食性が低下する。従って、Ｚｎ含有
量は０．４乃至１．５重量％とする。
Ω」−
Ｃｕもアルミニウム合金の強度を向上させる元素である
。Ｃｕの含有量が０．４重量％未満の場合はこのような
効果が少なく、十分な強度を得ることができない。また
、Ｃｕの含有量カ月、５重量％を超える場合は、アルミ
ニウム合金の耐食性が低下する。従って、Ｃｕ含有量は
０．４乃至１．５重量％とする。
。Ｃｕの含有量が０．４重量％未満の場合はこのような
効果が少なく、十分な強度を得ることができない。また
、Ｃｕの含有量カ月、５重量％を超える場合は、アルミ
ニウム合金の耐食性が低下する。従って、Ｃｕ含有量は
０．４乃至１．５重量％とする。
Ω」−
Ｃｒをアルミニウム合金に添加すると、均質化処理時に
Ｃｒが微細な金属間化合物として析出して再結晶粒を微
細化させる。これにより、アルミニウム合金の強度が向
上すると共に、成形性が向上する。Ｃｒの含有量が０．
０５重量％未満の場合はこのような効果が少なく、強度
及び成形性が十分ではない。また、Ｃｒの含有量が０．
３重量％を超えると、粗大な金属間化合物が晶出し、ア
ルミニウム合金の成形性を阻害する。このため、Ｃｒ含
有量は０．０５乃至０．３重量％とする。
Ｃｒが微細な金属間化合物として析出して再結晶粒を微
細化させる。これにより、アルミニウム合金の強度が向
上すると共に、成形性が向上する。Ｃｒの含有量が０．
０５重量％未満の場合はこのような効果が少なく、強度
及び成形性が十分ではない。また、Ｃｒの含有量が０．
３重量％を超えると、粗大な金属間化合物が晶出し、ア
ルミニウム合金の成形性を阻害する。このため、Ｃｒ含
有量は０．０５乃至０．３重量％とする。
なお、上述の各元素の外に、Ｔｉ及びＢを夫々０．２重
量％以下及び０．０１重量％以下の添加量で含有させて
もよい。これらの元素は、−船釣なアルミニウム合金の
場合と同様に、本発明に係るアルミニウム押出材の鋳造
組織を微細化し、熱間加工性及び品質を向上させる効果
がある。
量％以下及び０．０１重量％以下の添加量で含有させて
もよい。これらの元素は、−船釣なアルミニウム合金の
場合と同様に、本発明に係るアルミニウム押出材の鋳造
組織を微細化し、熱間加工性及び品質を向上させる効果
がある。
［実施例］
５−
次に、本発明の実施例について説明する。
下記第１表に示す組成でアルミニウム合金を溶製した後
、鋳造して第１表の実施例及び比較例の欄に示す各アル
ミニウム合金鋳塊を得た。但し、比較例６及び７は５０
５６合金である。
、鋳造して第１表の実施例及び比較例の欄に示す各アル
ミニウム合金鋳塊を得た。但し、比較例６及び７は５０
５６合金である。
これらの実施例及び比較例のアルミニウム合金鋳塊に対
して、４７０℃の温度で８時間均質化処理した後、４５
０°Ｃの温度で熱間押出加工を施した。
して、４７０℃の温度で８時間均質化処理した後、４５
０°Ｃの温度で熱間押出加工を施した。
次いで、この熱間押出材に対して３０％の断面減少率で
冷間抽伸加工を行なった後、５２０°Ｃの温度で１時間
熱処理を施した。但し、比較例７については、３８０℃
の温度で２時間熱処理を施した。この熱処理条件は、５
０５［ｉ合金の通常の軟化処理条件である。
冷間抽伸加工を行なった後、５２０°Ｃの温度で１時間
熱処理を施した。但し、比較例７については、３８０℃
の温度で２時間熱処理を施した。この熱処理条件は、５
０５［ｉ合金の通常の軟化処理条件である。
６一
ｆ
これらの実施例及び比較例合金について、引張強さσ８
、耐力（永久伸びε＝０．２）σ。、２及び伸びδを測
定することにより機械的性質を調べた。
、耐力（永久伸びε＝０．２）σ。、２及び伸びδを測
定することにより機械的性質を調べた。
また、実施例及び比較例の各合金材を大気中に９０日間
曝露した後、各合金材表面の腐食状況を調べて耐食性を
評価した。これらの結果も、併せて第１表に示した。但
し、耐食性については、優れている場合をＡ１劣ってい
る場合を０１その中間の場合をＢで示した。
曝露した後、各合金材表面の腐食状況を調べて耐食性を
評価した。これらの結果も、併せて第１表に示した。但
し、耐食性については、優れている場合をＡ１劣ってい
る場合を０１その中間の場合をＢで示した。
この第１表から明らかなように、本発明に係る実施例１
乃至３は最終の熱処理を５２０°Ｃという高温で行うこ
とにより、高引張強さ及び高伸びが得られる。この実施
例１乃至３は、通常の熱処理を施した５０５６合金（比
較例７）に比して強度が３０％以上も向上し、伸びにつ
いては同等か又はそれ以上に優れている。また、耐食性
も十分なものであった。
乃至３は最終の熱処理を５２０°Ｃという高温で行うこ
とにより、高引張強さ及び高伸びが得られる。この実施
例１乃至３は、通常の熱処理を施した５０５６合金（比
較例７）に比して強度が３０％以上も向上し、伸びにつ
いては同等か又はそれ以上に優れている。また、耐食性
も十分なものであった。
一方、Ｚｎ含有量が少ない比較例１、Ｃｕ含有量が少な
い比較例３及びＣｒを含有していない比較例５は、いず
れも引張強さσ８、耐力σ。、２及８− び伸びδが十分ではない。また、Ｚｎの含有量が多い比
較例２も、実施例１乃至３に比して、機械的な強度が劣
る。更に、Ｃｕ含有量が多い比較例４は、機械的性質は
優れているものの、Ｃｕ含有量が多いために耐食性が低
い。更にまた、５０５６合金を高温で熱処理した比較例
６は、通常の熱処理を行なった比較例７に比して、強度
及び伸びの双方が低下する。
い比較例３及びＣｒを含有していない比較例５は、いず
れも引張強さσ８、耐力σ。、２及８− び伸びδが十分ではない。また、Ｚｎの含有量が多い比
較例２も、実施例１乃至３に比して、機械的な強度が劣
る。更に、Ｃｕ含有量が多い比較例４は、機械的性質は
優れているものの、Ｃｕ含有量が多いために耐食性が低
い。更にまた、５０５６合金を高温で熱処理した比較例
６は、通常の熱処理を行なった比較例７に比して、強度
及び伸びの双方が低下する。
［発明の効果］
以上説明したように本発明に係るアルミニウム押出材は
、自動車及び自転車等の各種部品を製造する場合に一般
的に使用されている従来の５０５６合金に比して、著し
く強度が高く、且つ同等以上の高伸びであって成形性が
優れている。このため、本発明は自動車及び自転車のよ
り一層の軽量化及び小型化を促進することができるとい
う効果を奏する。
、自動車及び自転車等の各種部品を製造する場合に一般
的に使用されている従来の５０５６合金に比して、著し
く強度が高く、且つ同等以上の高伸びであって成形性が
優れている。このため、本発明は自動車及び自転車のよ
り一層の軽量化及び小型化を促進することができるとい
う効果を奏する。
Claims (1)
- （１）３．０乃至５．０重量％のＭｇ、０．４乃至１．
５重量％のＺｎ、０．４乃至１．５重量％Ｃｕ及び０．
０５乃至０．３重量％のＣｒを含有し、残部がＡｌ及び
不可避的不純物からなることを特徴とする成形性が優れ
た高強度アルミニウム押出材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4352590A JPH03247739A (ja) | 1990-02-23 | 1990-02-23 | 成形性が優れた高強度アルミニウム押出材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4352590A JPH03247739A (ja) | 1990-02-23 | 1990-02-23 | 成形性が優れた高強度アルミニウム押出材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03247739A true JPH03247739A (ja) | 1991-11-05 |
Family
ID=12666161
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4352590A Pending JPH03247739A (ja) | 1990-02-23 | 1990-02-23 | 成形性が優れた高強度アルミニウム押出材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH03247739A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002173728A (ja) * | 2000-12-01 | 2002-06-21 | Kobe Steel Ltd | バルジ成形用Ａｌ−Ｍｇ系アルミニウム合金中空押出材 |
| JP2006291298A (ja) * | 2005-04-12 | 2006-10-26 | Ykk Corp | アルミニウム合金及びこの合金を使用したスライドファスナー |
-
1990
- 1990-02-23 JP JP4352590A patent/JPH03247739A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002173728A (ja) * | 2000-12-01 | 2002-06-21 | Kobe Steel Ltd | バルジ成形用Ａｌ−Ｍｇ系アルミニウム合金中空押出材 |
| JP4707074B2 (ja) * | 2000-12-01 | 2011-06-22 | 株式会社神戸製鋼所 | バルジ成形用Ａｌ−Ｍｇ系アルミニウム合金中空押出材 |
| JP2006291298A (ja) * | 2005-04-12 | 2006-10-26 | Ykk Corp | アルミニウム合金及びこの合金を使用したスライドファスナー |
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