JPH03247380A - 遊技店における記憶媒体発行装置 - Google Patents

遊技店における記憶媒体発行装置

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JPH03247380A
JPH03247380A JP31702590A JP31702590A JPH03247380A JP H03247380 A JPH03247380 A JP H03247380A JP 31702590 A JP31702590 A JP 31702590A JP 31702590 A JP31702590 A JP 31702590A JP H03247380 A JPH03247380 A JP H03247380A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はパチンコ機あるいはアレンジボール。
スロットマシン等の遊技機を用いた遊技システムに関し
、特に金銭と交換されたカードによって遊技が可能とな
るように構成された遊技システムにおいて使用されるカ
ードの発行機に利用して有効な技術に関する。
[従来の技術] 近年、カード状の記憶媒体を媒介として遊技を行なうよ
うにしたカード式のパチンコ遊技システムが提唱されて
いる。カード方式は、遊技客が記憶媒体であるカードの
みを持ち歩けばよく、落下し易いパチンコ球を大量に持
ち運ぶ手間を軽減することができるという利点がある。
従来提案されているカード式パチンコ遊技システムには
、大きく分けると次の2つの方式がある。
第1の方式は、カードの発行に際して購入金額に対応し
た持玉数データをカードに記憶し、この持玉数データの
範囲内でパチンコ遊技を行ない。
遊技過程において増減した持玉数データをカードに記憶
するというものである(特公昭47−42227号参照
)。
カード方式の第2の方式は、カードの購入の際にカード
番号だけを記録したカードを発行し、持玉数は管理装置
に記憶し、カードをパチンコ機のカード読取装置に挿入
することによって記憶された持玉数を呼び出して遊技を
行なえるようにするものである。(実公昭61−327
09号、特公昭51−17106号) [発明が解決しようとする課題] 上記いずれの方式のシステムにおいても、使用するカー
ドは金額に応じて複数種類用意しておくのが利用者に対
する便宜を図る上で望ましい、また、パチンコ店の省力
化を図るには、カードの発行をカード発行機によって自
動的に行なえるようにするのがよい。
しかるに、カード発行機により複数種類のカードを発行
しようとすると、カード金額の選択や釣銭の返却等複雑
な機能が発行機に要求される。
その結果、遊技客にとってもカード発行機を利用する際
の操作手順が理解しにくいものになるという不都合が生
じる。
また、従来単一の金額を記録したカードを発行するカー
ド発行機が実用化されているが、排出されたカードや釣
銭を忘れる利用者がいるという問題点があった。
この発明は上記のような課題を解決すべくなされたもの
で、その目的とするところは、複数種類のカードを発行
できる高機能のカード発行機において、初めての利用者
であっても操作手順が極めて容易に理解できるとともに
、釣銭を忘れる等のミスが起きにくいようなカード発行
機を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するためこの発明は、カード式遊技シス
テムにおいて使用されるカードの発行機において、装置
の前面パネルには紙幣若しくは硬貨を受は入れる貨幣挿
入口と、その投入された金額を表示する金額表示器と、
投入金額内で希望する金額の記憶媒体を指定するための
複数の購入選択スイッチと、該購入選択スイッチによっ
て選択された金額が明示された記憶媒体を排出するカー
ド発行口と、投入された金額よりも選択スイッチで選択
されたカード金額の方が少ない場合に釣銭として貨幣を
払い出す貨幣払出口を設けるとともに、上記貨幣挿入口
の近傍には貨幣の受付可否状態を可視表示する貨幣挿入
表示器を、また上記カード発行口の近傍には記憶媒体の
発行状態を可視表示するカード発行表示器を、さらに上
記貨幣払出口の近傍には紙幣の払出状態を可視表示する
紙幣払出表示器をそれぞれ設け、カード発行の手順に従
って上記各表示器の点灯、点滅もしくは消灯状態を制御
することにより利用者に操作手順を教示するようにした
[作用] 上記手段によれば、利用者はランプの点灯する順番に従
って発行機を操作するだけで容易にカードを購入するこ
とができるとともに、点滅するランプによって排出され
たカードや釣銭に対する注意を喚起されるため、カード
や釣銭を忘れるといったミスが生じにくくなる。
[実施例] 第1図に本発明を適用したパチンコ遊技システムの一実
施例を示す。
この実施例のパチンコ遊技システムは、遊技機としての
パチンコ機100と、各パチンコ機における遊技を開始
させるためローカルな有価価値を有する記憶媒体として
のカードCDを発行する記憶媒体発行装置としての発行
機200と、遊技の結果得られた賞品球および遊技に使
用せずに残った購入金を精算するための記憶媒体精算装
置としての精算機300と、上記各種端末機を集中的に
管理し、制御する管理袋[400と、この管理装置40
0と各端末機を有機的に結合するデータ伝送路500と
からなり、これらによって、有機的結合体が構成される
。この有機的結合体は、上記カードCDによってのみ介
入が可能とされ、かつ有機的結合体によってのみカード
の運用とその有価データの変換が可能となっている。そ
のため。
有機的結合体の各構成要素たるパチンコ機100、発行
機200、精算機300および管理装置400には、そ
れぞれカードリーダ(この明細書では、カードの磁気面
への書込みを行うものもカードリーダと称する)が設け
られているとともに、カードの情報および各端末機の情
報は、管理装置!400の記憶装置内にファイルの形で
記憶されるようになっている。
次に、上記有機的結合体の各構成要素についての具体的
な説明に入る前に、本実施例のシステムに使用されるカ
ードについて説明する。
例えば第2図(A)に示すように、購入金額AMや、発
行年月日(=有効年月日)DATE等遊技客にとって必
要な情報および破損カードの復活の際に必要な発行通し
番号n等が発行時に印字される印字表示部PRTがカー
ド挿入方向(カードの長手方向)に沿って設けられてい
る。従って、予め異なる金額を印字した複数種類のカー
ドを用意しておく必要がない。
この印字表示部PRTのすぐ上には、カードの状態すな
わち発行済、復活、遊技、帰零(ゼロ)および精算済等
カードの来歴もしくは状態遷移を穿孔の形で記録する穿
孔形成部としてのパンチ穴形成領域PHが、同じくカー
ド挿入方向に沿って設けられている。
カードに形成された上記穿孔を光電検出器で検出するこ
とで、磁気面に記録されているコードを使って管理装置
のファイルから持玉数データを読み出して確認すること
なく容易にカードの状態を把握することができ、これに
よって、カードの状態に対応した処理を決定するのに要
するカードリーダのコントローラや管理装置の負担を軽
減することができる。
一方、カードの中央よりやや下方の位置には、前端から
中央付近まで帯状の磁性材が塗布された磁気記録部MO
が設けられている(第2図(B)参照)、ただし、磁気
記録部MGはカードの長手方向の一部にのみでなく、印
字表示部PRTと同様カードの端から端まで連続する帯
状としてもよいし、あるいはカードの裏面全体に磁性材
を塗布して磁気記録部としてもよい。
さらに、この実施例のカードでは、印字表示部PRTと
磁気記録部MOとの間、すなわちカードの中央にカード
リーダ内の搬送ローラよりも少し幅の広い帯状のローラ
走行領域RRAがカードの長手方向に沿って設けられて
おり、搬送ローラとの接触によりカードの表面、特にカ
ードの判定に利用される重要な情報を有する上記磁気記
録部MG、印字表示部PRT、真偽鑑別領域TFが損傷
されるのを防止し、それらの情報が読取り不能になるの
を回避できるようになっている。
また、この実施例のカードでは、磁気記録部MGの下方
にカード表面に印刷されるホール名等の文字中に隠匿さ
れたセキュリティマークからなる真偽鑑別領域TFを設
けである。すなわち、カードの表面に印刷されるrPL
AZAJなる文字を、第2図(C)に示すように各文字
の脚部が、3゜5m111等のピッチで設けられる検出
ビットパターンB、〜B、に対応する位置に来るように
デザインして印刷しておく、そして、文字幅が0.5〜
1゜51m、各ビット間が3.5mとなるようにし、各
ビットの1′″または1′0”を文字の濃淡で表現する
。しかも、10個のビットのうち左から5番目のビット
B4と最後のビットB、は、ビットB。
〜B、とB、〜B、のパリティを表すように文字の濃淡
を決定しておく、なお、この文字列中に隠匿されたセキ
ュリティビットは、センサにおいてのみ検出でき、人間
の目には区別がつかないような特殊なインクを用いて形
成しておくとより好ましい。
さらに、この実施例の遊技カードの表面には、磁気記録
部MOに連続した帯状領域に磁気ヘッドの汚れを除去す
るためのクリーニング剤を塗付してなるヘッドクリーニ
ング領域HCNが設けられてい、これとともに、実施例
のカードでは、上記磁気記録部MOがどこに設けられて
いるか分からないようにするため、第2図(D)に示す
ように、ポリエステル等のプラスチックからなる基材1
1上に磁性粒子を均一に塗付してなる磁気層12の上に
ホワイト層13を形成し、さらにその上に絵柄印刷層1
4を載せてからその一部(印字表示部PRTに対応する
部位)に感熱発色層15を形成し、その上方に透明な保
護膜16をコーティングしである。なお、クリーニング
領域HCNにはホワイト層13と同一色のクリーニング
剤を塗付し、その表面には保護膜16がコーティングさ
れないようにして露出させ、クリーニング領域が他の部
位と色彩的にほとんど変わらないようにして、美観の向
上を図っている。また、カードの基材11の裏面には絵
柄印刷層17を形成し、その上を保磁気層12の表面に
ホワイト層13が形成されている上記のような構造のカ
ードにあっては、黒色の磁性粒子からなる磁気層12が
白色のホワイト層13で覆われているため、絵柄を印刷
してファツション性の豊かなカードを提供することが可
能になるとともに、磁気記録部MGを隠匿する機能も有
している。
さらに、カードの表面に保護膜16がコーティングされ
ているため、印字表示部PRTや磁気記録部MGおよび
真偽鑑別領域TF等カードの判別に使用される重要な情
報を保持する領域が保護され、それらの情報が破壊され
にくくなって、カードの信頼性が向上する。
第2図(E)には、カードに設けられた磁気記録部MG
の構成例を示す。
この実施例のカードの磁気記録部MGは2つのトラック
で構成され、このうち、第1のトラックTRC1にはサ
ンプリングタイミングを与えるクロックデータを記録す
る。第2のトラックTRC2は、左から順に4ビツトの
開始符号とそのパリティピットの入るフィールドSTX
、カードリーダの製造元を示す企業コードMKCとカー
ドリーダの機種を示す機器コードMCC1遊技店の識別
コードDSC,年月日データDATE、カード番号No
、カード発行時にカードリーダから与えられる発行指令
コードFNCおよび真偽鑑別領域から読み取られたセキ
ュリティデータSDCの入るテキストフィールドTXT
、テキスト終了符号の入るフィールドETX、テキスト
データと終了符号との排他的論理和の値(検出符号)の
入るフィールドLRCと開始符号の入るフィールドST
Xとから構成されている。しかも1年月日データDAT
Eは、4ビツトごとにそれぞれのパリティを示すビット
Pが設けられているとともに、最初の4ビツトで「月」
を、第6〜第9ビツトと第11ビツトとで1日」を、そ
して第12〜第14ビツトおよび第16〜第19ビツト
で西暦の下2桁を2進コード化してそれぞれ記録するよ
うになっている。
磁気記録部を有するカードでは、一般に年月日から記録
フォーマットや記録データの解読するのが一番容易であ
るが、上記実施例のカードでは年月日の順序を入れ替え
るとともに、4ビツトごとにパリティピットを入れ、さ
らに記録ビットの対応に変化を持たせているため、カー
ドの偽造が極めて困難となる。また、発行通し番号nを
印字表示部PRTに印字するようになっているため、カ
ードの破損等により磁気記録部MGの情報が読出し不能
になっても管理装置のファイル情報からカードを復活す
ることができる。
さらに、上述したように、この実施例のカードの磁気記
録部に記録される情報は、カードの使用可能空間を特定
するための識別コードDSCと、カードの有効期間を示
すための発行年月日DATEと、発行通し番号nから適
当な関数もしくは変換方式を使って得られる識別符号と
してのカード番号と、エラー検出用のチエツクコードの
みであり、購入金額や持玉数は記録されないようになっ
ている。これらは、上記カード番号NOによって管理装
置400のデータファイルからリアルタイムで引出し可
能な構成にしである。これによって、カードのコピーに
よる不正を防止し、かつ不正による被害を最小限にとど
めることができる。つまり、カードがコピーされてもデ
ータファイル内に登録されている購入金額と獲得玉数以
上の被害は生じないので、カードをコピーするのは全く
の無駄な行為となる。
しかも、上記実施例ではカードに記録された磁気記録情
報のみならず偽造が困難な真偽鑑別領域TFによっても
カード真偽を鑑定するようにしているので、カードの不
正をより確実に防止することができる。また、真偽鑑別
領域TFのチエツクにより不正カードを直ちに検出でき
るので、磁気情報を管理装[400に送って不正カード
の判定を行うよりもすばやく不正カードを発見すること
ができる。なお、磁気記録部を有するテレホンカード等
においても穿孔が形成されるようになっているが、従来
のカードの穿孔は未使用残額を使用者に知らせるために
設けられるものであり、カードリーダが穿孔を検出して
何らかの処理もしくは判定に利用するためのものではな
い。
次に、本来の遊技を提供する遊技機の構成例について第
3図〜第13図を用いて説明する。
この実施例の遊技機はパチンコ機100と、該パチンコ
機と1対1で対応されて遊技機本体上方の島設備等に配
置され、主として表示器とカードリーダに関する制御と
遊技中の稼動データの収集を司る制御ユニット160と
により構成される。
パチンコ機100は、パチンコ店の島設備に固定される
機枠101内に、ヒンジ102によって開閉自在に装着
される0機枠101の下部にはパチンコ機100の重量
に耐えかつ打球発射装置ffO3の振動を吸収する操作
ダイヤル補強部材107aを有する補強板107が固着
されている。パチンコ機100の下部には、封入球を一
個ずつ遊技領域内に発射する打球発射装!1103とそ
の操作ダイヤル104が設けられており、また、操作ダ
イヤル104の上方には、前記カードを使用した遊技開
始の手続きを可能にするための金額表示器111.玉数
表示lll1112、購入スイッチ113、中断スイッ
チ114、終了スイッチ115、遊技状態表示器116
等を備えた操作パネル110が設けられている。パチン
コ機前面の遊技領域の構成は従来のものと同じである。
購入スイッチ113は、制御ユニット160に内蔵され
たカードリーダ800へのカードの挿入を前提としてカ
ードの有する金額の範囲内で、200円等の単位でこれ
を遊技球に変換するための指示スイッチで、変換された
遊技球が持玉数となる。カードの残り金額は、100円
を1単位とする度数で金額表示器111に表示されると
ともに、変換された持玉数は玉数表示器112に表示さ
れ、打球発射装置103により遊技球−つ発射されるご
とに持玉数が一つ減算され、入賞球が発生すると賞品球
数の分だけ加算表示される。終了スイッチ115は遊技
者が遊技を終了させたくなったとき(遊技台を変更した
い場合を含む)にいつでもこれをオンさせることで、使
用中のカードを制御ユニット160より排出させること
ができる。そのとき二ニットコントローラ190はその
時点で遊技客の残金類と持玉数(購入玉と獲得球の和)
を、管理装置400のファイル内に登録してからカード
をカードリーダ800の挿排口802aより排出する。
また、中断スイッチ114は、遊技者が現在遊技中の遊
技機での遊技を止める意思はないが、休憩のため一時的
に遊技を中断させるために使用するスイッチで、このス
イッチが操作されると、ユニットコントローラ190は
一旦カードを排出して再び同一カードが挿入されるまで
待機状態となり、その間他のカードを受は付けないよう
になる。なお、上記各スイッチのうち購入スイッチ11
3はランプ内蔵型で、持玉数が「0」になると購入スイ
ッチ113内のランプが点滅される。
操作パネル110は第4図に示すように、パチンコ機1
00の下部の開閉可能な前面パネル105に装着され、
かつ断面三角形の中空状をなし、上面が前方に向かって
下り傾斜されることにより表示が読取り易いようになっ
ている、操作パネル110の内側には、表示面110a
と平行に配線基板120A、120Bが配設され、この
基板120A上に7セグメント型LEDからなる金額表
示器111と玉数表示器112が、また基板120B上
に上記各スイッチ113〜115と内蔵ランプが取り付
けられ、表示プレート117で覆われている。この表示
プレート117の上記表示器111.112に対応する
部位は透明な窓部117aとされ、スイッチ113〜1
15に対応する部位は開口部117bとされている(第
5図参照)、そして、この開口部117b内には上記各
スイッチ113〜115の上方を覆うように操作ボタン
118が装着されている。121は購入スイッチ113
に対応された内蔵ランプである。
また、操作パネル110前端には、半透明なフレネルレ
ンズ119等で表示ランプ123が覆われてなる遊技状
態表示部116が設けられており、この表示ランプ12
3は打球発射装置1103の操作ダイヤル104を回す
と点灯されるようになっている。
さらに、操作パネル110の側部(実施例では左側)に
は、ストップスイッチ124を内蔵した操作ボタン12
5が装着されており、このスイッチ124をオンさせる
と、遊技部内に配設された役物の作動を停止させるなど
遊技に関連する指令を与えることができるようになって
いる。ストップスイッチ124は、操作パネル110内
に配設された配線基板120C上に取り付けられ、この
配線基板120Cから延設された配線群126Cおよび
前記各基板120A、120Bから延設された配線群1
26A、126Bが外部に引き出され、その端部に結合
されたコネクタ127A〜127Gにてパチンコ機裏面
下部を配置されたパチンコ機制御装[195に接続可能
にされている。
一方、本実施例の遊技機を構成するパチンコ機100は
、機内に封入された遊技球を循環使用する密閉型遊技機
として構成されており、封入球を循環させる封入球循環
装置130を裏面に有している。
パチンコ機100の裏面の構成例を第13図に示す。
遊技盤前面の遊技領域内に設けられた入賞領域に対応し
て遊技盤を貫通するように形成された複数の入賞球導出
孔を覆う入賞球集合樋131が、フレーム106に保持
された遊技盤の裏面に取り付けられている。入賞球集合
樋131の底壁は中央に向かって下り傾斜されて案内棚
131aとされ、その下方に、第7図のごとくアウト原
軸132aと第1セーフ球樋132b、第2セーフ球樋
132cとが一体に形成されてなる誘導樋132が配設
されている。この誘導樋132内の各機の途中には、一
対の投光、受光器からなる光電式のアウトセンサ5NS
1と第1セーフセンサ5NS2、第2セーフセンサ5N
S3が取り付けられている。また、誘導樋182は、各
機に流入した球を一箇所に集める合流槌部132dを備
え、合流槌部132dの終端は、第7図に示すようにパ
チンコ球を一列に整列せしめるべく緩やかに傾斜された
案内樋133の上流側に接続され、これによって封入球
循環装置!130が構成されている。そして、案内樋1
33の上流側には発射レールに沿って打ち出された打球
がレール基板に向かって戻ってしまういわゆるファール
球を回収すべく発射レールの上端に設けられたファール
球受入口134(第9図参照)に臨むように配設される
ファール球樋133aが一体に形成されており、ファー
ル球は誘導樋132を介して案内樋133上に流下され
た球と合流されるようになっている。ファール球樋13
3aの途中にはファールセンサ5NS4が配設されてい
る。
そして、上記案内樋133の下端部に、対向して、球−
つ分の収納部135aを有し、案内樋133上の球を一
個ずつ分離して下方へ流下せしめる球送り135が揺動
可能に取付けられている。
球送り135の後方にはストッパ136が固設され、球
送り135の必要以上の回動を阻止して球送り135が
流入した球の重みで下方へ回動したときにその上辺端面
が案内樋133上の球の流下を阻止できるようになって
いる。さらに、案内樋133の途中には回動自在な球な
らし137が取り付けられているとともに、下流にはス
ライド式の球抜き機構138が設けられている。
この球抜き機構138は、第8図に示すように、封入球
循環装置130がフレームボード109の裏面に装着さ
れた状態では、フレームボード裏面に突設された阻止片
148によって横方向のスライドが阻止され、球抜きを
行えないようになっている。しかして、封入球循環装置
130はその一側(第8図では右側)に設けられたヒン
ジ部139にて全体が回動できるように取り付けられて
おり、ヒンジ部139を中心にして後方へ回動されると
、球抜き機構138をスライドさせて球抜きを行える。
しかも、案内樋133の端部には弾性係止片133aが
固着されており、これをフレームボード109の係合段
部149に係合させることで、封入原軸環装N130を
回動できないように固定させることができる。
球送り135により分離されたパチンコ球は、前面パネ
ル105の後方に配設されたフレームボード109に形
成された球通過孔139(第9図参照)を通って、フレ
ームボードの前面に斜めに固着された発射レール140
の基部に一個宛流下される。そして、この発射レール1
40の基部に臨むように発射杆103aが配設される(
第10図参照)。これとともに、発射レール140の基
部の下方には、上記発射杆103aに連動して回動され
、上記球送り135を上方へ押し上げる押上げ片141
aを有する連動部材141が配設されている。
また、発射レール140の上面には球を誘導するため凹
状の溝が形成されているとともに、フレームボード10
9の前面にはレール上を通過する球を検出する発射型光
電スイッチからなる発射センサ5NS5がブラケット1
42によってレール上面と球−つ今以上の間隔をおいて
装着され、この発射センサ5NS5の取付はブラケット
142の上端には、戻り球がこのセンサを飛び越してし
まうのを防止する戻り球阻止壁143が設けられている
。さらに、発射レール140の上端に対応してフレーム
ボード109には戻り球をフレームボード後方の誘導樋
132内へ導くファール球受入口134が形成され、こ
のファール球受入口134の下辺に沿って縁受は片14
4が突設されている。
なお、フレームボード109の上端には遊技盤の載置部
109aが設けられているとともに、両端には遊技盤位
置決め用突起145が立設されている。また、フレーム
ボード109の上端に沿って、遊技盤を保持するための
フレーム106が係合可能な溝を有するフレーム係合部
146が形成されており、第11図に示すように、フレ
ームボード109の上方よりフレーム106を位置決め
用突起145に沿って降下させ、下端をフレーム係合部
146の溝に係合させることにより両者を結合すること
ができるようになっている。上記フレーム106の側壁
には遊技盤を着脱可能に係合する係止具106aが4個
設けられており、フレーム106に保持された遊技盤を
フレームボード109の載置部109aに載置させた状
態で止着具147を締め付けて固定する。なお、フレー
ムボード109の前面−側(第9図では左側)には遊技
に関連した効果音を発生するスピーカ150が取り付け
られている。
一方、フレームボード109の前方を覆う前面パネル1
05は第10図に示すように、前面枠108内側の保持
枠108cで縁取られた開口部下部に一端(左端)を支
点に開閉可能に装着され、その裏側には発射レール14
0に対応して、その上方に位置される発射レール枠15
1が固着され、この発射レール枠151の途中には、前
記発射センサ5NS5が枠内に臨むことができるように
するための切欠き151aが設けられている。また、前
面パネル105のヒンジと反対側の端部裏面には、ロッ
クレバ−152が設けられている。前面枠108内の上
記前面パネル105上方には、ガラス枠154が同じく
開閉可能に取り付けられている。一方、前面枠108の
裏面のヒンジ部102と反対側の一側には、第12図に
示すように。
前面を機枠101に係止させるための係止具156とそ
の施錠装置157とが装着されている。また、155は
ガラス枠154の開放レバーである。
この前面枠108の裏面に、遊技盤を保持したフレーム
106(第11図参照)とフレームボード109を、前
面枠裏面の嵌合受部108bにフレーム裏面の嵌合突起
106b、フレームボード裏面の嵌合突起109bを一
致させるようにして接合させ、ネジ止めすることにより
前面枠108と遊技盤を保持したフレーム106とフレ
ームボード109とが一体化される。
第13図はこのようにして前面枠108の裏面にフレー
ム106とフレームボード109を取り付けた状態を示
しており、フレーム106に保持された遊技盤の裏面に
は更に入賞球集合樋131が装着され、またフレームボ
ード109の下方にはパチンコ機制御装置195が配設
されている。
さらに、フレーム106および入賞球集合樋131の裏
面には遊技の制御装置158や中継基板159が装着さ
れている。
第14図〜第16図に、パチンコ機100と別個に構成
された制御ユニット160の実施例が示されている。
この実施例の制御ユニット160は、収納枠161の前
面にパチンコ機の状態を示す状態表示器162と、複数
個のランプが一列に整列されてなるアナログ表示器16
3、入賞球発生表示用のセーフ球ランプ164、係員呼
出し用の呼出しボタン165等を有している。上記アナ
ログ表示器163は、遊技中の持玉数をアナログ的に表
示したり、打止め状態やフリー状態を同時点滅と移動点
滅で表示するのに用いられる。
また、収納枠161内にはスピーカ166とカードリー
ダ800が内蔵され、収納枠前面にはカードリーダ80
0のカード挿排口802aが露出されており、との挿排
口802aの上方にはカードリーダ内にカードがあるか
否か示すカード保持表示ランプ167 (LEDI)が
、カード挿排口802aの下方には制御ユニット160
にカードを挿入可能な状態にあるか否か表示するカード
挿入表示ランプ168が配置されている。
さらに、制御ユニット160の収納枠161の前面パネ
ル161aの内側には、パチンコ機10Ot!−管理装
置400と切り離した特異状態で、後述のテストカード
を用いて遊技動作を可能にさせるためのテストスイッチ
179が配設され、収納枠の前面にはそのスイッチをピ
ンを用いて外部からオンさせることができるようにする
ためのピン挿入孔169と、当該パチンコ機に与えられ
る台番号を明示する銘板170がそれぞれ設けられてい
る。
そして、制御ユニット160の前面パネル161aの内
側には、第15図に示すように台番号の銘板170に表
示された台番号の設定スイッチ171と、上記状態表示
器162やアナログ表示器163、セーフランプ164
の内蔵ランプ群L11〜L15.L21〜L28.L3
1.L32(第16図参照)を有するランプ基板172
と、上記スピーカ166およびカード挿入ランプ168
の保持基板173が装着されている。また、呼出しボタ
ン165の後方には呼出しスイッチ165aが配設され
ている。
さらに、収納枠161内には、カードリーダ800と、
制御ユニット160全体の制御を司るユニットコントロ
ーラ190や伝送手段、モニタ表示器174,175,
176を有するユニット制御装置180とカードリーダ
制御装置188および電源装置177が内蔵されている
。また、カードリーダ800の下方には、カードリーダ
内の穿孔装置(後述)によって穿孔を行った際に生じる
穿孔片の収納箱178が着脱可能に配置されている。な
お、カードリーダ制御装置188を構成する基板上には
、上記カードリーダに対してカードの強制排出を指令す
るカード排出スイッチが設けられている(図示省略)。
上記制御ユニット160は、前面パネル161aの自由
端側に係止具179aとその解除レバー179bが設け
られており、解除レバー179bは前面パネル161a
の下端に形成された開口部161bに臨むようにされて
いる。そして、制御ユニット160は、第17図に示す
ようにパチンコ機100の機枠101およびこれと同一
高さのユニット設置台24上に載置されるようにされて
おり、しかもこのとき前面パネル161aがパチンコ機
の前面枠108と同一平面をなすように配置される。従
って、解除レバー179bが臨む前面パネル161の開
口部161bは、通常前面枠108の上面で閉塞され、
前面枠108を開くことによって開口部161bが露出
され、解除レバー179bを操作することができるよう
になる。
これによって、制御ユニット160には施錠装置を設け
る必要がなくなる。
なお、制御ユニット160内のユニット制御袋【180
は、光ファイバもしくは同軸ケーブルのような伝送路に
よって、パチンコ機100の制御装置195に、また後
述の伝送コントローラおよびローカルネットワーク(伝
送ケーブル)を介して管理装置400に接続される。
実施例の制御ユニット160はいずれの伝送路を用いて
もデータ伝送が行えるようにするため。
収納枠161の裏面に光フアイバ用コネクタ186と同
軸ケーブル用コネクタ187が設けられている(第20
図参照)。
第18図〜第20図には、上記パチンコ機100と制御
ユニット160とからなる遊技機を載置する島設備の一
例とそれに遊技機を装備させた状態が示されている。
この実施例の島設備は、基台21上に遊技機の幅に等し
い間隔をおいて複数本の支柱22が立設され、床から6
01程度の高さの位置には水平な載置台23が支柱22
にて固定されている。また、この載置台23の上方には
、前記機枠101の高さ分だけ離れた位置に第1の設置
棚24が、さらにその上方には第2の設置棚25がそれ
ぞれ支柱22にて固定されているとともに、第2設置棚
25の上方には支柱22の上端を覆うように天板26が
固定されている。なお、上記載置台23の前端は支柱2
2よりも少し手前に突出するようにされ、第1設置台2
4はその前端が支柱22よりも機枠101の厚み分だけ
後方に位置するようにされている。
そして、上記支柱22間の載置台23上にそれぞれパチ
ンコ機100が機枠101とともに載置され、第1設置
台24からこれと同一平面をなす機枠101上にかけて
制御ユニット160が載置される。また、第2設置台2
5上にはローカルネットワークを構成する伝送路(図示
省略)が延設され、かつ各支柱22間には上記伝送路を
介して管理装置400との間でデータ伝送を行うための
トランシーバ185が載置される。なお、トランシーバ
185の前方は上板27で閉塞され、載置台22の下方
は下板28で閉塞される。
さらに、図示しないが、載置台22の下面には24Vの
電源ラインが延設され、天板26の下面には100Vの
電源ラインが延設されている。そして、載置台23上面
の各遊技機に対応した位置には24V電源用のコンセン
ト30が、また天板26の下面の桟29には100■電
源用のコンセント31が各遊技機に対応して3個ずつ設
けられている(第20図参照)。
第21図にパチンコ機100と制御ユニット160とか
らなる遊技機全体の制御システムの構成例が示されてい
る。
同図において188は、第26図に示されているカード
リーダ800の各構成部品たる搬送モータ807、磁気
ヘッド821、穿孔装置820等を制御するカードリー
ダ制御装置である。そして。
このカードリーダ制御装置1188およびパチンコ機制
御装置195と制御ユニット160に設けられた各種ス
イッチ171,179や表示器162゜163.164
,168、スピーカ166は、ユニット制御袋N180
によって制御されるようになっている。
また、特に制限されないが、この実施例では光ケーブル
191を介して、パチンコ機100の制御装置195が
上記ユニット制御装置180に接続され、各種センサか
らの検出信号が入力されるとともに、表示器等に対する
駆動制御信号が出力される。光フアイバケーブルによる
通信を可能にするため、パラレルデータとシリアルデー
タの変換を行なう並−直列変換器や電気信号と光信号と
の変換を行なう光−電変換器等からなる光多重データリ
ンク(インタフェース)が、ユニット制御装置!180
と光フアイバケーブル191との間および光フアイバケ
ーブル191とパチンコ機制御袋31195との接続部
にそれぞれ設けられている(後述)。
光フアイバケーブル191をユニット制御装置180と
パチンコ機制御装置195との間のデータ通信に使用す
ることにより、従来パチンコ機の裏側にて複雑に配設さ
れていた多数の配線をすっきりさせ、保守、管理を容易
にするとともに、ノイズによる誤動作を防止することが
できる。
上記パチンコ機制御装置195の制御下に、金額表示器
111や玉数表示器112、購入ランプ121、遊技状
態表示ランプ123や打球発射装置103の制御装置1
94および役物制御装置158が置かれているとともに
、購入スイッチ113、中断スイッチ114、終了スイ
ッチ115やアウトセンサ等の球検出センサ5NSI〜
5NS5からの信号がパチンコ機制御装置1195によ
って波形整形されてユニット制御装置180に供給され
るようになっている。そして、この実施例では、電源系
をAC24VとAClooV(7)2系統にしパチンコ
機100側にはAC24Vを供給し、制御ユニット16
0側にはAClooVを供給している。このように供給
電源を別にすることにより、電源系のトラブルが多いパ
チンコ店において電源の影響でパチンコ機制御ユニット
が不用意に破壊するのを防止している。
第22図には上記パチンコ機制御装置195の構成例が
示されている。
パチンコ機制御袋w195は、マイクロコンピュータか
らなるパチンコ機コントローラCPUIと、このコント
ローラCPUIから出力される定期的なウォッチドッグ
パルスを監視してパルスが途切れたときにリセット信号
を発生するリセット回路R8Tlと、ユニット制御装置
180との間の光データ伝送を可能にするためパレラレ
ル送信データをシリアルデータに変換する並直変換手段
およびシリアル受信データをパラレルデータに変換する
腹鼓変換手段を備えた多重伝送コントローラCNTlと
、光コネクタ193を介して光ケーブル191と接続さ
れる光電変換回路OETと、各種センサからの検出信号
のノイズをカットするフィルタ回路FLT、金額表示器
111や玉数表示器112への表示データをデコードす
るデコーダDECI、DEC2やその出力に基づいて表
示器の翻動信号を形成するドライバDRVI、DRv2
と、購入ランプ121や遊技状態表示ランプ123、打
球発射装M103の駆動信号を形成するドライバDRV
3とにより構成されている。
このパチンコ機制御装置195におけるセンサからの検
出信号の処理に関しては、単に検出信号からノイズを除
去し一定のパルス幅に整形してから発射球やセーフ球等
の検出データとしてユニット制御装置f180へ送る。
つまり、パチンコ機制御装置195側ではセーフ球数等
の演算は行わず、そのような演算はユニット制御装置1
80の側で行うようになっている。
また、パチンコ機では静電気等によりノイズが発生し易
いが、ウォッチドッグパルスを監視するリセット回路R
8Tlがあるためノイズ等によりパチンコ機コントロー
ラCPUIが暴走したとしても、暴走により定期的なウ
ォッチドッグパルスがなくなるとリセット信号を発生し
てCPUが初期化させるので、暴走を防止することがで
きる。
ウォッチドッグパルスは、CPU内部のタイマカウンタ
からの割込み等によって容易に発生させることができる
第23図には、ユニット制御装置180の構成例が示さ
れている。
ユニット制御装置180は、カードによるパチンコ遊技
を可能にさせるためカードリーダ制御袋w188および
パチンコ機制御装置195を統括的に制御するユニット
コントローラ190と、管理装置400とのデータ伝送
に係る制御をするデータ伝送コントローラ551と、デ
ータ伝送コントローラの制御下でネットワークにおける
送受信槽の確立およびデータの直並列変換を行うネット
ワークコントローラ553等から構成されている、そし
て各コントローラ190と551問および551と55
3間のデータの受は渡しは、デュアルポートメモリ(R
AM)550および552を介して実行できるように構
成されている。このうち、メモリ552は、送信データ
記憶領域と受信データ記憶領域とに分かれており、全て
の送受信データ長を同一長にする(パケット化)のため
の調整機能と、データ伝送の高速化(2,5Mbps)
を計るための緩衝機能とをもっている。
このパケットメモリ552は各々が256バイトの容量
を持つ4つのページで構成され、このうちページ0は送
信要求パケットの送信に、またページ1は定時データ送
信パケットの送信に使用される。一方、ページ2,3は
、データパケット受信用で交互に使用される。どのペー
ジを使うかは、データ伝送コントローラ551が、ネッ
トワークコントローラ553に指示する。データ伝送コ
ントローラ551が受信パケットデータの処理中。
次のパケットデータが送られてきたとしても、他のペー
ジに受信されるため、確実に全てのパケットを受信でき
る。各コントローラ551,553を同時に初期化でき
るようにするため共通のりセット回路555が設けられ
ている。
ネットワークコントローラ553の管理装W!400と
の接続側には、受信データを波形整形するとともに送信
データのドライブ能力を上げるために信号のレベル変換
を行う信号変換回路554および切換スイッチ542を
介して、光コネクタ186に接続可能にされているとと
もに、低層ネットワークの伝送ラインが同軸ケーブルで
構成された場合にも対応できるように切換スイッチ54
2を介して、送信信号と受信信号の分離および結合を図
る分岐回路540に接続可能にされている。
上記光コネクタ186には第20図の光トランシーバ1
85が接続される。
さらに、データ伝送コントローラ551とネットワーク
コントローラ553との間には、データ伝送コントロー
ラ551からの要求に応じてネットワークコントローラ
553がデータの受信結果を記憶するためのラッチ回路
561と、データ伝送コントローラ551が、ネットワ
ークコントローラ553に対するデータ送信指令等のコ
マンドを記憶させるラッチ回路562および低層ネット
ワーク用アドレスを記憶させるラッチ回路563と、ユ
ニット制御装置180内の通信制御状態の異常を表示す
るための3個のLEDランプからなるモニタ表示器55
6への表示データを記憶するラッチ回路564が設けら
れている。557は上記各ラッチ回路561〜564に
与えられたアドレスをデコードして選択信号を発生する
デコーダである。
一方、ユニットコントローラ190とカードリーダ制御
装置1188との間には送受信データのレベル変換を行
うトランシーバ571が、またパチンコ機制御装W11
95との間には送受信データの並−直変換を行う多重伝
送コントローラ572および光電変換装w573が接続
されている。
さらに、ユニットコントローラ190には、データバス
581を介して、金額、玉数表示器の表示データ(セグ
メントデータおよびコモンデータ)をラッチするラッチ
回路574、購入ランプや遊技状態表示ランプ、打球発
射に対する制御信号をラッチするラッチ回路575、パ
チンコ機100および制御ユニット160に設けられた
各種スイッチからの入力信号を所定のタイミングでデー
タバス581上にのせたり各種ランプを表示させる出力
信号をラッチしたりする入出力コントローラ576と、
制御ユニット160内のスピーカ166より発生させる
音声データ等をラッチするラッチ回路577が接続され
ている。
582は音声合成LSI、583は高周波成分をカット
して音質を高めるローパスフィルタ、584は音量を調
整するアンプで、このうち音声合成LSI582は、複
数の音声データを内蔵のEPROM内に記憶しており、
ユニットコントローラ190かも与えられる選択信号(
So−83)に応じて音★データを選択して開始信号S
Tに同期して音声信号を出力し、リセット信号Rによっ
て出力を停止する。
なお、558はユニットコントローラ190の制御プロ
グラムを格納したプログラムROM、559は伝送コン
トローラ551の制御プログラムを格納したプログラム
ROMである。585はユニットコントローラ190か
ら出力されるアドレス信号をデコードして、プログラム
メモリ558やユニットメモリ550.ラッチ回路57
4,575.577および入出力コントローラ576の
選択信号を形成するデコーダである。
上記のごとくユニット制御装置1180は、管理装置4
00.カードリーダ制御装W188、パチンコ機制御装
置1195の三方に情報交換の窓口を有しており、管理
装置400の制御下のもとにカードでパチンコ遊技をさ
せるための制御をするとともに、遊技結果として発生す
るパチンコ機遊技情報を定期的に管理装置に送信するソ
フトウェアを有している。さらに、この実施例のユニッ
ト制御装置180においては、金額、玉数表示器を駆動
させるべくユニットコントローラ190から出力される
表示データのうち、桁セレクト信号(コモン信号)は例
えば2msのような間隔で周期的に出力される点に着目
して、これをリセット回路555に、ウォッチドッグパ
ルスとして入力するようにしている。リセット回路55
5はパワーオンリセットの他、このウォッチドッグパル
スを監視してパルスがなくなるとリセット信号を発生す
るように構成されている。
従って、ユニットコントローラ190がノイズ等により
暴走したとしても、暴走すると正常な間隔でコモン信号
が出力されなくなるため、リセット回路555が作動し
てユニットコントローラ190およびデータ伝送コント
ローラ551が初期化され、暴走が回避されるようにな
る。
これとともに、ユニットコントローラ190は。
内部にタイマカウンタを有しており、送信要求に対する
応答としてのACK (肯定)またはNAK(否定)が
一定時間(ex、10秒)内に返ってこなかったり、A
CK受信後一定時間(ex、2秒)内にパケットを送信
できないとき、あるいは内部メモリ(RAM)の乱れを
検出したときに、強制的に上記コモン信号をロウまたは
ハイレベルに固定することにより、自らリセットをかけ
ることができるようになっている。なお、上記内部メモ
リの乱れは、例えば初期化の際にメモリ内の所定の番地
に特定のコード(A55A等)を書き込んでおいて、そ
れを1m秒ごとに割込み処理でチエツクすることで容易
に検出することができる。
さらに、実施例のユニット制御装置180は、データ伝
送コントローラ553が一定時間(5゜12秒)内にデ
ータを送信できないときもユニットコントローラ190
を初期化させ、異常なデータが管理装置400に送信さ
れたりしないように対処している。すなわち、実施例で
は、ユニットメモリ550内にウォッチドッグカウンタ
領域を設け、データ伝送コントローラ551が、管理装
置に対してデータを送信する度に所定のコードFFをセ
ットし、ユニットコントローラ190が20m5ごとに
このカウンタを「1」ずつカウントダウンさせる。従っ
て、仮りにデータ伝送コントローラが5.12秒以上送
信できない状態が統いたとすると、ユニットメモリ55
0のウォッチドッグカウンタはrQJになるので、この
カウンタを監視して、「0」になったならばデータ伝送
コントローラ551がダウンしたと判定して、自らリセ
ットをかけるようにすることができる。
しかも、この実施例では、ユニットメモリ190として
、ある所定の番地(7FE)にデータを書くと所定の端
子INTが立ち上がるような特殊なRAMが使用されて
おり、この機能を利用して、システムの立上り時にデー
タ伝送コントローラ551が上記所定番地にデータを書
き込んで端子INTを立ち上げ、その端子の信号をユニ
ットコントローラ1904こ入れて、ユニットメモリの
使用に対するコントローラ間の同期をとるようにしてい
る。なお、上記特定の端子INTはユニットコントロー
ラ190が上記所定の番地のデータをリードすると立ち
下がるようになっている。
一方、システム立ち上げ時における管理装置!400と
の同期は、データ伝送コントローラ551によってなさ
れ、データ伝送コントローラが管理装置400から発信
される回線テスト指令(口述)を受信し、その受信応答
を管理装置400に送信することによってなされる。
ところで、前述したようにパチンコ機制御装置195側
では、セーフ球数等の演算は行わず、そのような演算は
ユニット制御装置180の側で行うようになっており、
ユニットコントローラ190には、セーフ信号等遊技球
に関する検出信号や購入スイッチ113からの信号が入
力されている。
ユニットコントローラ190は、これらの信号に基づい
て、出玉数、アウト玉数、持玉数、売上金額等の稼働デ
ータを演算したり、パチンコ機に関する稼働情報(遊技
状態)やモニタ情報等を生成し、それらをデュアルポー
トメモリからなるユニットメモリ550の送信データエ
リア5DA(第24図参照)に書き込む。
ユニットメモリ550に書き込まれた稼働データ等は、
伝送コントローラ551による管理装置400との間の
データ交信によって管理装置に送られる。また、管理装
置400から送られてくるデータも一旦ユニットメモリ
550内の受信データエリアRDAに書き込まれ、ユニ
ットコントローラ190がこれを読み取ることによって
データの受信が行われる。ユニットメモリ550には、
その他の送信データや受信データがメモリ内にあること
を相手方のコントローラに伝えるためのコマンドやステ
ータス情報の入る交信用エリアCCAや各コントローラ
用のワーキングエリアUWAとDWAおよびコントロー
ラ間同期用エリアC8Aが設けられている。
第24図にユニットメモリの全体の構成が、そして、表
1、表2および表3に、送信データエリアSDA、受信
データエリアRDAおよび交信用エリアCCAの構成例
を示す。
パチンコ機 表1 ユニットメモリ 表 2 表 なお、表1において示されているモニタ情報lは、表4
に示すようにシステム立上り時のテスト実行中を示すビ
ット、初期値設定/未設定を示すビット、ホットコード
エラーを示すビット、ローカルネットワークの異常を示
すビット(低層用と高層用の2ビツト)、遊技機異常を
示すビット等により構成されている。また、モニタ情報
2は、表5に示すようにカードリーダの異常を示すビッ
トを有している。
さらに、稼動情報は、表6のごとく打止め状態を示すビ
ット、遊技の中断中であることを示すビット、通信異常
あるいは不正検出等に基づく管理装置もしくはコントロ
ーラによる強制終了状態を示すビット、遊技中であるこ
とを示すビット、遊技機が遊技客のついていないフリー
状態にあることを示すビット等により構成されている。
表 6 上記衣6より、実際のパチンコ機の状態は、■フリー状
態が、    0000000000000001■遊
技中が、       oooooooooooooo
i。
■強制終了受信時が、000000000000010
0■中断時が、      000000000000
1000■打止発生時が、    000000000
0010000で表わされることがわかる。
第25図〜第30図には制御ユニット160内に設けら
れたパチンコ機用カードリーダ800の具体的な構成例
を示す。
カードリーダ800を構成する箱形のケース本体801
の前端には、カード保持表示部LEDIとカード挿排口
802aを有する前蓋802が装着され、ケース本体8
01の側壁には前記制御ユニット160の収納枠161
内に固定するためのL字ブラケット803が四隅に固着
されている。
ケース本体801内には第26図に示すようにカード搬
送路となるベースプレート804が配置され、このベー
スプレート804の上方にはカードの厚みより少し広い
間隙をおいてこれと平行に支持基板805,806が取
付けられるようになっている。
支持基板805にはカード挿入口側に位置しその上には
モータ807とマイクロスイッチからなるカード挿入検
出センサ808と、シャッタソレノイド809とマイク
ロスイッチからなるカード挿入検出センサ808と、シ
ャッタソレノイド809およびセキュリティコード読取
用の反射型光センサ810a、810bが取り付けられ
ている。
この実施例ではセンサ810a、810bのうち一方(
810a)のみ使用し、他方のセンサ(810b)は将
来においてセキュリティコードが増加されても良いよう
に予備的に設けられている。
上記モータ807とシャッタソレノイド809との間に
は第20−ラ軸811が回転自在に載置され、この第2
0−ラ軸811の中央には搬送ローラ812が設けられ
ているとともに、第20−ラ軸811の一端はケース本
体の側壁801aがら外部へ突出可能にされ、突出端部
にプーリ813が固着されている。また、シャッタソレ
ノイド809の近傍にはカード位置検出用センサ5NS
1に対し検出光を照射する投光器814が取り付けられ
、第20−ラ軸811とモータ807との間には第2の
位置検出センサ5NS2の検出光が透過可能な透光部8
15が形成されている。さらに、上記モータ807の側
方にはパンチ穴検出用センサ5NSpに対し検出光を照
射する投光器816が取り付けられているとともに、モ
ータ8゜7の回転軸807aの一端にはロータリエンコ
ーダ817が固着され、かつ回転軸807aの他端はケ
ース本体801の側壁801bより外部に突出され、径
の小さなプーリ818が固着されている。
一方、カード挿排口802aの反対側に配置された上記
支持基板806上には、第10−ラ軸819が回転自在
に配置されているとともに、ソレノイドを駆動手段とす
るパンチ装置820と磁気ヘッド821が取付は可能に
されている。磁気ヘッド取付は位置に対応して支持基板
806には磁気ヘッドを上方から下向きに挿入させたと
きヘッド面が下方に臨むことができるように貫通孔82
2が形成されている。また、第10−ラ軸819の中央
には搬送ローラ823が固着されているとともに、軸の
両端はケースの側壁から外部に突出可能にされ、プーリ
824,825がそれぞれ取り付けられている。そして
、上記プーリ818と825との間にベルト826が、
またプーリ824と813との間にベルト827が捲回
されており、モータ807の回転駆動力がベルト826
により第10−ラ軸819へ伝えられ、さらにベルト8
27により第20−ラ軸811へ伝達されるようになっ
ている。
さらに、上記支持基板806の下面には、第3および第
4のカード位置検出センサ5NS3,5NS4に対し検
出光を照射する投光器828,829が取り付けられて
いる。
上記支持基板805,806の上方には、これを覆うよ
うに第1のインタフェース基板830が配置され、ケー
スの側壁801a、801bに固定される。このインタ
フェース基板830には制御ユニット160内に設けら
れたカードリーダコントローラ188からの各種制御信
号を受信したり、カードリーダ側に設けられたセンサや
磁気ヘッドからの読取り信号をカードリーダコントロー
ラ188へ渡すためのインタフェース回路を備えている
。また、インタフェース基板830の下面には、上記透
光部815に対応する位置に投光器831が、そして上
記エンコーダ817に対応する位置に速度検出センサ8
32がそれぞれ設けられている。
一方、支持基板805,806の下方に配置された前記
ベースプレート804には、上記搬送ローラ812と8
23に対応する位置に、トーションスプリング834と
835により上方へ付勢された補助ローラ836と83
7が、ベースプレートに形成された開口部841,84
2よりわずかに顔を出すように装着されている。また、
ベースプレート804には、支持基板806に設けられ
た貫通孔822より下方に臨むように取り付けられた磁
気ヘッド821に対応する位置に同じくトーションスプ
リング836によって上方へ付勢された補助ローラ83
8が、開口部843よりわずかに上方へ顔を出すように
装着されている。これとともに、ベースプレート804
には、上記投光器814,816,828,829およ
び831に対応する位置にそれぞれ透孔844が形成さ
れている。さらに、ベースプレート804の前端には輻
方向に沿って凹部845(第28図参照)が形成され、
そこには円筒状の遮蔽部材846が載置されている。遮
蔽部材846はカード挿排口802aを閉塞してゴミの
侵入を防止するとともに、その重量で一定以上の剛性を
有するカード以外を受は付けないように作用する。
上記ベースプレート804の下面には、第2のインタフ
ェース基板848がネジによって取り付けられるように
なっており、この第2インタフエース基板848上には
カードリーダコントローラ188とのインタフェースを
行なう回路とともに、投光器816,828,829お
よび831に対向するように、第1〜第4の位置検出セ
ンサ5N81.5NS2.5NS3,5NS4およびパ
ンチ穴検出センサ5NSpが取り付けられている。
また、補助ローラ836,837,838に対応する位
置に、ローラとの接触を防止する逃し六849が設けら
れている。
ベースプレート804の前端に載置された円筒状の遮蔽
部材846に対応して、上方の支持基板805の前端に
は、遮蔽部材846よりひとまわり大きな空部851が
形成されており、ベースプレート804上に支持基板8
05を配置したとき、遮蔽部材846が空部851内に
上下動可能に収納されるようになっている。また、上記
空部851を構成する枠体852の後壁には開口853
が形成され、その後方に前記挿入検出スイッチ808が
配置されてその可動接点808aが上記開口853より
空部851内に突出される。この可動接点808aの先
端は通常第28図(A)に示すように遮蔽部材846の
上方に位置するようにされており、カード挿排口802
aよりカードCDが挿入されると、第28図(B)のご
とくカードCDが遮蔽部材846を上方へ押し上げるた
め可動接点8088が回動され、挿入検出センサ808
がオンされるようになっている。
支持基板805上に取り付けられるシャッタソレノイド
809は第29図(A)に示すよう↓こ下向きに配置さ
れ、プランジャ809aの先端に形成されたピン809
bが、ソレノイド消磁状態において支持基板805に設
けられた挿通孔854を貫通して、第29図(B)のご
とくベースプレート804上面の対応する位置形成され
た凹孔855に係合することによりカードCDの挿入を
阻止するようになっている。
なお、特に制限されるものではないが、この実施例のカ
ードリーダ800はカード発行機においても使用できる
ようにするため、ケースの後壁が開放されており、カー
ドを後方へ排出できる構造にされている。
第30図(A)にはカードリーダにおける各種センサや
磁気ヘッドの取付は位置関係を示す。
挿入検出センサ808は最もカード挿排口802aに近
い側に配置され、第1位置検出センサ5NSIは搬送ロ
ーラの直前に配置されている。そして、シャッタピン8
09bは挿入検出センサ808と第1位置検出センサ5
NSIとの間に配置され、セキュリティコード読取セン
サ810a。
810bは第1位置検出センサ5NS1のほぼ真横に配
置されている。また、第2位置検出センサ5NS2は搬
送ローラ812の後方に、第3位置検出センサ5NS3
は搬送ローラ823の後方に、第4位置検出センサ5N
S4はカードリーダの最奥部に配置され、かつ第1〜第
4位置検出センサSNS 1〜5NS4は同一直線上に
位置されている。
さらに、パンチ穴検出センサ5NSpとパンチピンPP
は第2位置検出センサ5NS2と搬送ローラ823との
間に配置され、磁気ヘッド821は搬送ローラ823と
第3位置検出センサ5NS3との間に配置されている。
第30図(B)には第30図(A)のような位置関係に
なるように配置された各種センサによるカード挿入時の
カード検出タイミングとモータ807およびシャッタソ
レノイド809への制御信号のタイミングを示す。同図
から分かるように、この実施例のカードリーダでは、カ
ード挿入時に挿入検出センサでカードの挿入を検出して
モータおよびシャッタを能動させ、位置検出センサ1〜
4でカードの位置を検出しながら所定のタイミングでカ
ード上の情報をセキュリティコード、パンチ穴、磁気コ
ードの順に読み取るように構成されている。
しかも、各種センサやパンチピンの相対距離は、カード
の読取りやパンチ穴開は等の処理を正確に行う上で重要
であるため、予め設けられた位置関係になるよう各部品
が精度よく取り付けられている。
第31図にはカードリーダ制御装置188(第21図参
照)の具体的回路構成例が示されている。
カードリーダ制御装置l 1− R8は、マイクロコン
ピュータからなるカードリーダコントローラCPU2と
、ユニット制御装W180との間で送受信されるデータ
信号のレベル変換を行うトランシーバTRVと、制御ユ
ニット160内に設けられたモニタ表示器175と17
6の駆動信号を形成するドライバDRV1.1.DRV
I 2およびカードリーダ800内ノモータ807や穿
孔装置820゜磁気ヘッド821、L、 F Dランプ
167、シャッタソレノイド809を翻動する制#信号
を形成するドライバDRV13と、モータ807に供給
される電源をオン・オフするリレーRLYを駆動するド
ライバDRV14と、カードリーダ800内の磁気ヘッ
ドの読取りデータや各種センサからの検出信号を波形整
形するシュミツ]・トリガ回路からなる波形整形回路S
MG、磁気ヘッドで読取られた2つのトラックの各リー
ドデータをラッチするフリップフロップ回路F/Fl、
F/F2と、パワーオンリセット回路とウォッチドッグ
タイマを内蔵しコントローラCP tJ 2から定期的
に出力されるパルス(ラッチLTI、LT2のリセット
パルスと共用)をウォッチドッグパルスとして監視して
パルスが途切れたときにリセット信号を発生するリセッ
ト回路R8T2とにより構成されている。
また、カードリーダコントローラc P tJ 2には
、制御ユニット160内に設けられた機器の設定器17
1およびカード排出スイッチSWcからのオン・オフ信
号が入力されている、 上記モニタ表示器176を構成する4個の発光ダイオー
ドは、電源が投入されている間点灯されるパワーオン表
示LEDIIと、カードがカードリーダ内にあることを
表示するカードイン表示LED12と、カードリーダコ
ントローラによる制御が正常に実行できているときに点
灯されるOK表示LED13として使用され、LEDI
4はその他任意のモニタ表示に使用できるように未使用
となっている。
一方、セグメント型モニタ表示器175は、数字を表す
7つのセグメントと、1つのドツト表示セグメントDT
とを組合せることにより、次の表7のように、カードリ
ーダの異常内容を符号で表示するようになっている。な
お、表7の右欄のエラーコードは対応する異常が発生し
たときにカードリーダコントローラCPU2が上位の制
御装置に異常の内容を知らせるときに使用するコードで
ある。
表 カードリーダコントローラCPU2は、内蔵ROM内の
制御プログラムに従って動作し、ユニット制御装置11
80からの指令に基づいてカードの走行制御やカードデ
ータの読出し、カードデータのチエツク等を実行し、カ
ード番号およびカードリーダの制御情報をユニット制御
装置に伝達する。
ユニット制御装置180との交信は内蔵のシリアルコミ
ュニケーション回路により、シリアルポートTX、RX
を使用して行う、カードリーダ800を構成する部品へ
の制御信号の出力や各種センサからの検出信号の入力は
、第32図に示すようなインタフェース回路198を介
して行うようになっている。
また、カードの磁気記録部MGのトラックTRC2上の
磁気データaをラッチするフリップフロップFF2は、
トラックTRC1上から読み出されてフリップフロップ
FFIをトリガさせるり−ドクロックbをサンプリング
クロックとして動作される。フリップフロップFFIは
リードクロックbでトリガされCPU2から出力される
パルスeでリセットされることで周期的な信号Cを出力
する。
第32図には、カードリーダ制御装置188とカードリ
ーダ内の入出力部品との間に設けられるインタフェース
回路198の構成例を示す。
同図において符号5MG1〜5MG5で示されているの
は、シュミットトリガゲート等からなる波形整形回路、
RECI、RFe5は整流回路。
MCCl、MCC2は磁化電流切替回路、AMP1〜A
MP4はアンプ、MHDI、MHD2は磁気ヘッド、M
Tはモータ、5OLI、5OL2はソレノイド、LED
Iは発光ダイオード、DRV21、DRV22はドライ
バ、5NSII、5NS12,5NSp、5NSI〜5
NS5はセンサである。また、CCCはモータHTの回
転方向を切替るための電流切替回路、vCCはモータM
Tの回転速度を切替るための電圧切替回路である。
2つのトラックTRClとTRC2にそれぞれ対応され
た2つの磁気ヘッドMHDI、MHD2により読み取ら
れたリードデータのリードクロック信号は、アンプAM
PI、AMP3によって増幅された後、整流回路REC
I、RFC2で整流され、さらに波形整形回路SMGI
、5MG3を通して矩形波としてカードリーダ制御装置
188に送られる。一方、カードリーダ制御装置188
から供給されるライトデータとライトクロックは波形整
形回路5MG2,5MG4を通って磁化電流切替回路M
CCl、MCC2に入力され、ライトデータの“1 n
   # O”に応じてヘッド翻動電流の向きが切り替
えられてアンプAMP2.AMP4で増幅され磁気ヘッ
ドMHDI、MHD2に供給される。
モータMTを駆動するため、カードリーダ制御装置11
88から与えられる正転信号と逆転信号に基づいて電流
切替回路CCCがドライバDRV21に流れる電流の向
きを変え、また速度切替信号に応じてドライバDRV2
1によってモータに印加する電圧を切替える。
一方、セキュリティコード読取りセンサ5NS11 (
810a)、5NS12 (未使用)、パンチ穴検出セ
ンサ5NSp、位置検出センサ5NS1〜5NS4、速
度検出センサ5NS5 (821)の検出信号は、波形
整形回路5MG5で波形整形されてからカードリーダ制
御装w188へ供給され、挿入検出スイッチ808の検
出信号はローパスフィルタLPFでノイズカットされて
から波形整形回路5MG5で波形整形される。
第33図には、カードリーダ制御装置188による磁気
データの書込みと読出しのタイミングが示されている。
同図の信号中、(A)〜(D)は書込みデータ情報、(
E)〜(G)は書込みクロック情報に関し、また(H)
〜(J)は読出しデータ情報、(K)〜(M)は読出し
クロック情報に関する各部の信号波形を示す。また、同
図(N)〜(R)に第31図のカードリーダ制御装置1
88において、符号a ” 8で示されている各信号の
タイミングを示す。
このうち、(H)および(K)の信号は第32図のイン
タフェース回路を構成するアンプAMP1とAMP3の
出力信号を、また、(I)および(L)の信号は、整流
回路RECIとRFe5の出力信号を、そして(J)お
よび(M)の信号は波形整形回路SMGIと5MG3の
出力信号をそれぞれ示す。
この実施例では、書込み方式としてデータが111 $
7のときは極性を反転し、データが0”または無信号の
ときは極性を反転せず直前の状態を維持するいわゆるN
RZI方式を採用している。
従ってCPU出力や書込み電流、磁化状態を示す信号(
B)、(C)、(D)は、CPUの内部データ(A)が
110”から“1″に変わったときに、それぞれ反転し
ている。
一方、上記のようにして書き込まれたデータを磁気ヘッ
ドMHD2で読み取ると、磁化状態(D)が変化したと
ころでアンプAMPIの出力が磁化の向きに応じて+ま
たは−に変化するので、カードリーダコントローラCP
U2は、リードクロックbの立上りでアンプAMPIの
出力を波形整形した信号(J)に対応するリードデータ
aがラッチF/F2に取り込まれたときに、信号a (
N)がハイレベルであればデータ“1”であると認識し
、信号aがロウレベルであればデータが“0”であると
認識することになる(第33図(S)参照)。
なお、この実施例では、カードへの磁気データの記録密
度を4.134bit/m鵬(=105BPI)とし、
カード搬送速度を300■lI/秒としたので、読出し
クロックデータのパルス周期は約806μsとなる。そ
こで、CPU2による磁気データ書込みの際には、書込
みクロックに関するCPU出力(E)の周期T0をクロ
ックパルスの2倍(1゜612m5)として出力するよ
うになっている。
第34図および第35図に上記カード発行機200の構
成例を示す。
この実施例のカード発行機200は、カード購入のため
の紙幣を識別する紙幣識別装5!210と、投入紙幣に
対応した金額を印刷し、カードを発行する発行装[70
0と、つり銭としての紙幣を払出するための紙幣払出装
置230と、各種表示器221〜225およびカード発
行機200全体の制御および管理装置400との間のデ
ータ交信を打なうユニット制御装置1280等により構
成されている。 上記紙幣識別装!!210に対応して
、開閉自在な前面パネル201には紙幣挿入口211と
、購入選択スイッチ群212および金額表示器213が
設けられている。従って、遊技客は、先ず紙幣挿入口2
11より紙幣を投入すると、金額表示器213に投入金
額が表示される。そして、購入選択スイッチ群212の
中から所望の購入金額に対応するスイッチを押圧するこ
とにより、所望の購入金額に相当するカードが上記発行
装置700のカード排出口202より発行される。また
、上記購入選択スイッチ群212は、各々ランプ内蔵型
スイッチで構成されており、紙幣が投入されるとその投
入金額の範囲内で選択可能なスイッチ(3千円なら3つ
、5千円なら5つ)に対応する内蔵ランプが点灯される
ようになっている。
カード発行機200の紙幣挿入口211より紙幣が挿入
され、購入選択スイッチ212により購入金額が決定さ
れて残金が生じたときに、それを払い戻すための紙幣払
出装置230は、紙幣をストックしておく紙幣タンクを
備えており、残金に相当する紙幣を前面パネル201に
設けられた紙幣払出口232より排出するように構成さ
れている。
また、上記カード発行機200の前面パネル201には
、カード発行可能な状態にあることを示す発行中ランプ
221、カード発行不能状態を示す発行中止ランプ22
2、紙幣挿入口211への紙幣の受付の可否を示す紙幣
挿入表示器223、カードの発行状態を知らせるカード
発行表示器224、残金の払出状態を知らせる紙幣払出
表示器225が設けられている。また、カード発行機2
00の前面パネル201の内側には、発行機の異常の種
類(番号)を、2桁の数字で表示するためのモニタ表示
器206と、このモニタ表示器206の表示をリセット
するためのリセットボタン207とが設けられている1
゜ さらに、この実施例のカード発行機200には、遊技店
に設置される複数(数10台)の発行機の各々を区別し
て、特定のカードを発行した発行機を管理装置400に
おいて把握できるようにするため台番号設定器205が
内部に設けられており、この設定器205により設定さ
れた台番号は管理装置400に送られて、データ通信の
際の伝送アドレスの生成および各発行機ごとのデータフ
ァイルの作成に供される。
一方、発行装置700は、カードタンク701内にスト
ックされている白紙状態のカードを1枚ずつ取り出して
先ずカードリーダ800へ送り。
カードの磁気記録部に管理袋M400によって演算され
て送られてきたカード番号および識別コード(店コード
)、発行年月日コード、チエツクコード等を記録し、カ
ードリーダ800内のパンチ装置!820で発行済穿孔
位wPH工(第2図参照)にパンチ穴を開けてから、印
字装置750で発行年月日と発行通し番号nおよび購入
金額を印字して前面パネル201に設けられたカード発
行口202より排出する。上記発行通し番号nは、カー
ド発行機200からカード購入の申込を受けた管理袋W
400が、自己の制御下にある複数のカード発行機から
の購入申込みに対し、その受付は順に発行通し番号nを
決定し、各カード発行機に付与す多番号であって、この
発行通し番号nに基づいて前述したビットの並び換え等
のコード変換処理を行なって得られたコードをカード番
号としてカードの磁気面に記録して発行し、カードに関
する情報は管理装置400内のファイルに記録するよう
になっている。
上記発行通し番号nからカード番号の生成を可能にする
ため、管理装置ff1400の制御プログラムには、カ
ード番号生成ルーチンと、コード変換ルーチンが設けら
れているともに、カードから読み出されたカード番号と
発行通し番号nとの一致を確認するため逆変換と逆算ル
ーチンが用意されている。
なお、この実施例のカード発行機200は、カードリー
ダ800で磁気データを記録しかつ印字装置で1発行通
し番号nと発行年月日および購入金額の千の桁を除く3
つの「O」を印字した状態でカードを待機させておき、
購入スイッチが押された時点で千の桁の数字を印字して
排出することにより見かけ上の発行所要時間を短縮する
ようになっている。
第36図にはカードリーダを内蔵した発行装置700の
全体斜視図が、また第37図には発行装置の概略構成例
を示す。
この実施例の発行装置700は、磁気記録部MGと印字
表示部PRTが白紙の状態とされているカードが多数収
納されたカードタンク701内から一枚ずつカードを取
り出すカード取出装置710と、その後方に配置された
カードリーダ800と、さらにその後方に配置されたカ
ード反転装置740と、カードリーダ800の下方に配
置された印字装置750と、その前方に配置されたカー
ド導出装置770とにより構成されており、カードリー
ダ800の上方に配設されたカード発行制御装置790
によって制御されるようになっている。この実施例の発
行装置700内のカードリーダは、パチンコ機用のカー
ドリーダ800と略同−の構造と機能を有したものでよ
い。
発行機用のカードリーダが、パチンコ機用のカードリー
ダと異なる点は、(1)磁気データの記録機能を備える
必要がある点と、(2)カードを後方へ排出できる構造
となっている必要がある点にある。どのうち、(1)に
ついては第32図に示すようにインタフェース回路19
8が書込ミテータ信号を波形整形する波形整形回路5M
G2゜5MG4と磁気電流切替回路MCCl、MCC2
とを有していて、磁気ヘッドMHDIとMT(D2で磁
気データの読出しは勿論のこと、書込みも行なえるので
、問題はない。また、パチンコ機用カードリーダ800
の構造説明のところでも言及したように第25図〜第2
8図に示すカードリーダ800は、ケースの後壁が開放
されており、挿入されたカードを後方へも排出できるよ
うになっている。従って、この実施例の発行装置700
には、パチンコ機用のカードリーダ800と全く同一の
ものを使用することができる。
一方、上記カードタンク701はカードと同一の大きさ
の空間を有しコの字状をなす枠体で構成され、カード取
出装置710の側壁711の上端にボルトで固定されて
いる。このカードタンク7ol内に収納されたカードの
上には、カードに一定の圧力を加えカードの取出しを確
実にさせるための押圧部材702が載置さするようにな
っている。この押圧部材702にはタンク内のカードの
有無を検出するセンサ703で検出されないように左右
に切欠き702aが形成されている。また。
カードタンク701内に収納された白紙カードCDは、
第38図に示すようなカード取出装置710のベース基
板711の前半部の上に載置される。
このベース基板711には、中心線に沿って開口部71
1a、711b、711cが形成され、この開口部より
上方へ僅かに突出するように第1搬送ローラ712と第
2搬送ローラ713と第3搬送ローラ714が配置され
ている。また、ベース基板711の前端側部には上記カ
ード有無検出用センサ703の作動片703aが下方よ
り臨むことができるように切欠き711dが形成されて
いる。
さらに、上記ベース基板711の上方略中央には、これ
と直交する向きの支持プレート715が配置され、カー
ド取出装置710の側壁716に固定されている。そし
て、この支持プレート715の前面には、上記ベース基
板711とカード1枚分の間隔をおいて対向されるスト
ッパ717を有するブラケット718が装着されている
。また、上記支持プレート715の後方には、上記搬送
ローラ712〜714を駆動するための取出用モータ7
19が配置され、側壁716に固定されている。
この取出用モータ719の回転軸には減速機構720を
介して駆動プーリ721が連結され、この駆動プーリ7
21と、上記搬送ローラ713および714の回転軸7
13a、714aの端部に装着された従動プーリ722
,723との間にタイミングベルト724が捲回されて
いる。さらに、上記第2搬送ローラ713の回転軸には
クラッチ用ディスク725aが装着されているとともに
、このディスク725aに対向して第2クラツチ用デイ
スク725bが回転自在に配設されている。
また、上記一対のクラッチ用ディスク725a。
725bの外周に当接可能なローラ726を一端に有す
るクラッチレバ−727が、側壁716に揺動可能に取
り付けられている。そして、このクラッチレバ−727
の他端は、スプリング728を介してクラッチソレノイ
ド729のプランジャ729aに連結されており、ソレ
ノイド729が励磁されると、クラッチレバ−727が
回動されてローラ726がクラッチ用ディスク725a
と725bの外周に同時に接触され、回転力を伝達し、
ソレノイド729がオフされると回転力を遮断するよう
になっている。さらに、クラッチ用ディスク725bの
回転軸にはプーリ730が固着されており、このプーリ
730と上記第1搬送ローラ712の回転軸712aの
一端に固着されたプーリ731との間にはベルト732
が捲回されている。従って、取出用モータ719の回転
力は、クラッチソレノイド729が励磁されている間だ
けクラッチ機構(725,726)を介して第1搬送ロ
ーラ712へ伝達される。
しかも、この第1搬送ローラ712は、その回転軸71
2aに対して偏心した状態で取り付けられており、通常
は上面がベース基板711よりも低くされており、回転
軸712aが180°回転すると開口部711aから上
方へ僅かに突出するようになっている。
そして、この実施例の発行装置700は1紙幣投入後に
購入選択スイッチ212が操作されると。
取出用モータ719が回転され、その後クラッチソレノ
イド729が一定時間オンされ、第1搬送ローラ712
が1回転されるようになっている。
これによって、第1搬送ローラ712は偏心回転され、
この第1搬送ローラ712の上方のカードタンク701
内のカードを押し上げるようにしながら後方へ送り出す
。このとき、カードCD上に押圧部材702が載置され
一定圧力を加えているためローラとの摩擦力で一番下の
カードがタンク内のカード群から分離される。しかも、
後方にはベース基板711とカード1枚分の間隔を有す
るストッパ717が設けられているため、カードの2枚
送りが防止される。
こうして、1枚だけタンク内から取り出されたカードは
、取出用モータ719が回転中ずっと回転されている第
2、第3の搬送ローラ713,714によって後方のカ
ードリーダ800へ向かって送り出される。
なお、カード取出装置710の後端には走行位置検出セ
ンサCPSLが配設されており、送り出されたカードを
検出するようになっている。
また、第3搬送ローラ714の上方にはカードの浮き上
がりを防止する押さえローラ734が配設されている。
上記カード取出装置710によってタンク701から取
り出されたカードは、カードリーダ800で磁気記録部
への識別コードやカード番号等の書込みが行なわれ、か
つ内部のパンチ装置1820で発行穴穿孔位置にパンチ
穴が開けられてから後方のカード反転装M740へ送り
出される。カードリーダ800の下方には穿孔片すなわ
ちバンチ屑を収納するケース705が配置されている。
パチンコ機用カードリーダ800の制御装置188に相
当する発行機用のカードリーダ制御装置288は、カー
ド発行制御装置790内に設けられている。
カード反転装31740に送られたカードは、先ず搬送
ローラ741a、741b、741cに捲回されたベル
ト742と、搬送ローラ743a。
743bに捲回されたベルト744との間に挟まれてS
学士行路に沿って搬送され、その出口に配置された走路
切替片745を破線イのように押しながら、搬送ローラ
746a、746b、746Cに捲回されたベルト74
7と上記ベルト742とに挟まれて一旦上方へ送られる
。そして、カードが走路切替片745を通過すると切替
片745がスプリング745aの張力で破線イの位置か
ら実線の位置へ回動復帰されるとともに、その上方に配
置された走行位置センサCPS2によってカードの後端
が検出された時点で上記ベルト742を駆動する走行モ
ータ706が逆回転される。これによって、カードは向
きを変えて下方へ搬送され始める。そして、搬送ローラ
748a、748b、748cに捲回されたベルト74
9と、上記ベルト747とに挟まれて徐々に向きを変え
、遂には水平方向前方に向かって送り出される。
上記ベルト742と749は、走行モータ706によっ
て直接記動されるベルト707およびそれと連動された
ベルト708とによって駆動されるようになっている。
ベルト744と749には走行モータ706の駆動力が
伝達されず、カードの移動に伴って摩擦力で連れ回りす
る。
なお、上記ベルト707は後述のカード導出装w770
の搬送ローラ771と一体のプーリにも捲回されており
、走行モータ706の駆動力によってカードの排出が行
なわれる。
さらに、上記搬送ローラ748Cの回転軸709は側方
へ突出され、その端部には第36図に示すようにノブ7
09aが固着されており、このノブ709aを手で回す
ことにより、走行モータ706の停止中に手動でカード
を移動させ、紙詰まりを生じたカードを取り除くことが
できるようになっている。カード反転装置1740の終
端には走行位置センサCPS3が配置されており、この
センサがカードの後端を検出すると走行モータ706が
停止される。
上記カード反転装置1F740から送り出されたカード
は印字装置f750に入り、先ず走行位置センサCPS
4により検出される。すると、印字装置750内の移送
モータ751が駆動され、その駆動力がベルト762お
よび歯車群763を介して移送ローラ752a、752
bに伝達され、その上方に配設された押圧ローラ753
a、753bとの間にカードを挾持して前方へ移動させ
る。移送ローラ752a、752bの前方には、移送ロ
ーラ754と755が走行路に沿って配置され、その上
方にはサーマルヘッドのような印字ヘッド756がガイ
ドビン757に沿って昇降可能に配置されている。また
、ガイドビン757の周囲には復帰バネ758が介挿さ
れている。
758は印字ヘッド昇降用モータで、このモータ758
の回転は減速されて従動軸759に伝達される。この従
動軸759には、切欠きを有する検出コマ760が固着
され、この検出コマ760の周縁に対向して回転位置セ
ンサ761a、761bが配置されている。また9図示
しないが昇降用モータ758の回転力は、例えば上記従
動軸759に固着したカムとその外周に当接されたタペ
ットを介して印字ヘッド756に伝えられ、これを昇降
させる。このとき、昇降用モータ758は一回の作動で
従動軸759を180°ずつ回動させる。すなわち、昇
降用モータ758は常に検出コマ760の切欠きがセン
サ761aまたは761bに対向する位置で回転を停止
するようになっており、走行位置センサCPS4がカー
ドを検出して昇降用モータ758を作動させると、セン
サ7618または761bが検出コマ760の切欠きを
検出した時点でモータの回転が停止される。
これによって、印字ヘッド756は走行位置センサCP
S4のカード検出時に降下され、印字が終了すると再び
昇降用モータ758が作動されて従動軸759を180
0回転させることにより、印字ヘッド756は上昇され
て停止する。印字装置750の出口には走行位置センサ
CPS5が配設されており、このセンサCPS5がカー
ドの先端を検出すると前記走行モータ706を先程と同
一の方向(逆方向)へ作動させて搬送ローラ771a、
771b、771cに捲回されたベルト772を記動さ
せ、センサCPS5がカードの後端を検出すると印字装
置内の搬送用モータ751を停止させる。これによって
、印字装置1750から送り出されたカードは速やかに
前方のカード導出装置770内へ搬送されていく。
カード導出装置F770においては、第39図にその詳
細を示すように、上記ベルト772の下方に搬送ローラ
773,774a、774bが配置され、このうち搬送
ローラ774aと774bにはベルト775が捲回され
ている。しかも、この実施例では、このカード導出装置
のみ搬送ローラとそのベルト772,775が2列に設
けられて排出を確実に行なえるようになっている。そし
て、ベルト772と775とによって構成される搬送路
に対応してその前方にカード発行口202が配置され、
この発行口の直前に走行位置センサcPS6が配設され
ている。
また、上記搬送ローラ773と774bとの間には支軸
776を中心に回動可能な走路切替部材777が配設さ
れている。この走路切替部材777はスプリング778
によって通常は第37図に破線口で示すごとく先端が下
方に位置され、印字装置750より送られてきたカード
をカード発行口202へ向かって案内する。しかして、
カードが正規なものでなかったり、傷があって磁気記録
部へ正しく記録できなかったような場合には、走路切替
部材777によってカードは下方の没収タンク780に
誘導される。正しく書き込まれたカードのときは切替部
材777を、第37図に実線で示すごとく下方へ回動さ
せる。すると、印字袋f750から送られてきたカード
はカード発行口202へ誘導される。搬送ローラ774
a、774bの下方には、没収タンク780が配設され
ており、通常状態で上方に位置された走路切替部材77
7によって下方へ誘導されたカードはこの没収タンク7
80内に収納される。
この没収タンク780の後壁781には切欠き781a
が形成されており、この切欠き781aに臨むようにセ
ンサ782が配設されている。このセンサ782は受光
器であってこれに対応する投光器783は、上記一対の
ベルト775間に配置され、検出光軸が斜めになるよう
に設定され、没収タンク780に入ってくるカードを検
出するとともに、タンク内のカードが一定量以上になる
と、カードの上端が上記検出光軸を遮るようになって満
杯になったことを検出できるようになっている。さらに
、この没収タンク780はその下方に斜め配置されたプ
レート784上に前後方向スライド可能に載置され、そ
の下面には、プレート784に形成された長孔784a
に係合するガイドピン785が固着されており、このガ
イドピン785と上記プレート784の後端との間に張
設されたスプリング786によって、常に後方へ付勢さ
れている。
このカード導出装置770は、カードの終端が通過して
走行位置センサCPS6または没収カードの検出センサ
がオンからオフに変わると、走行モータ706がオフさ
れて、排出または没収動作を停止する。
なお、カード発行口202の上部には、発行装[700
におけるカードの発行作業進行状態を示すカード発行表
示器787が設けられている。
さらに、この実施例の発行装[700は第36図に示す
ように、固定ベース791上において左右のレール79
2a、792bによって前後方向スライド可能に支持さ
れた基盤793の上に載置されており、この基盤793
の左側半分には、補助電源装置を内蔵した電源ボックス
794が載置され、この電源ボックス794の前面には
、カードの発行枚数を表示するためのカウンタ795と
、没収カードの枚数等の表示に利用可能な予備カウンタ
796が設けられている。
また、797は固定ベース791上に載置された発行装
置全体を前方へスライドさせる際に使用する把手、79
8はスライド機構をロックさせるだめの操作ボタンであ
る。
第40図には、上記のごとく構成されたカート発行機2
00の制御システムの構成例が示されている。
なお、同図において、790がカード発行制御装置、2
80がユニット制御装置、また288はカードリーダ8
00の各纏成部品たる搬送モータ807、磁気ヘッド8
21、穿孔装置820等を制御するカードリーダ制御装
置であり、符号LMP1〜LMP5で示されているのが
、購入金額の選択スイッチ群212に内蔵されたランプ
で、オンされたスイッチに対応するランプが点灯されて
操作ボタンを後方から照明するようになっている。。
この実施例の制御システムは、大別してユニット制御装
置!280による制御系とカード発行制御装置1790
による制御系とに分割されており、ユニット制御袋W2
80が、貨幣の受は入れ手段、所望購入金額の選択手段
、管理装置に有価データを送信して該有価データに代わ
るカード番号を貰い受けるための通信手段、釣貨幣の払
出し手段。
および発行処理状態を示す状態表示手段の制御を担当し
ており、カード発行制御装置790が上述した発行装置
1i700を構成するカード取出装[710、カード反
転装置!740、印字装置1750およびカード導出装
置770と、カードのチエツクおよび磁気データの記録
を担当するカードリーダ800の制御袋W288の統括
的な制御を担当している。そして、ユニット制御装置2
80とカード発行制御族w790との間の交信はシリア
ル通信によって行なわれる。
一方、ユニット制御装置1280は、管理装置400と
の間でカード番号等のデータの送受信を行なうため、光
トランシーバ285を介して光ケーブルまたは同軸ケー
ブルからなる低層ネットワーク用通信ライン510に接
続可能にされている。
この実施例のカード発行機200は、ユニット制御袋M
280によって前面パネル201に設けられた各種表示
器221〜225等からなる状態表示手段をカード発行
手順に従って点灯もしくは点滅させることによって利用
者に操作手順を教示するとともに、排出したカードや釣
銭忘れを防止するようにしている。
すなわち、カード発行機200の電源が投入され、カー
ド発行の準備が終了するとユニット制御袋j5280は
、先ず前面パネル201に設けられた発行中表定器22
1を点灯させ、かつ紙幣挿入表示器223を点滅させて
紙幣の挿入を促す表示を行なって紙幣挿入待ち状態にあ
ることを外部に知らせる。この状態で紙幣挿入口211
に紙幣が投入されるとユニット制御装置280は金額表
示器213に投入された金額に相当する数字を表示させ
、かつ購入選択スイッチ212内蔵の購入ランプLMP
I〜LMP5を投入金額相当分まで点灯させる。つまり
、千円ならランプLMPIのみ、3千円ならランプLM
P1〜LMP3.5千円ならランプLMPI−LMP5
を点灯させて、操作可能なスイッチを明示させるように
なっている。
この状態で有効な購入選択スイッチ212のいずれか一
つがオンされると、紙幣挿入表示器223を消灯させ、
代わりにカード発行口202近傍のカード発行表示器2
24を点滅させてカードが排出されることを利用者に知
らせる。
それから、ユニット制御装置1280は、実際にカード
発行口202よりカードを排出するときには金額表示器
213と購入ランプLMPI〜LMP5を消灯させる。
そして、このとき釣銭があれば紙幣払出表示器225を
点滅させて注意を喚起させながら釣銭の払出しを実行す
る。なお、釣銭がないときは紙幣払出表示器225は消
灯のままにしておく。また、カード排出時には利用者が
カード発行口202に排出されたカードを抜き取るとカ
ード発行表示器224の点滅を中止して消灯させる。
一方、釣銭があるときは紙幣払出表示器230が釣銭の
除去を検出して送ってくる払出完了信号を受けてから紙
幣挿入表示器223を消灯させる。
ユニット制御装置!280による前面パネル201上の
各種表示器の状態遷移を表8に示す。
表 同図においてOは点灯、Xは消灯、Δは点滅、Dは投入
金額に応じた数値表示、Bは金額に対応したランプを点
灯することをそれぞれ意味する。
なお、表8には各状態において紙幣挿入口221の紙幣
受付状態がどのようになっているかも併せて示した。こ
れよりカードおよび釣銭が除去されるまで次の紙幣挿入
ができないことが分かる。
第41図には、ユニット制御装置280の構成例が示さ
れている。
発行機のユニット制御装置280は、カードリーダ制御
袋!!288およびカード発行制御装置790を統括的
に制御するユニットコントローラ290と、管理装置4
00とのデータ伝送に係る制御をするデータ伝送コント
ローラ551と、データ伝送コントローラの制御下でネ
ットワークにおける送受信権の確立およびデータの直並
列変換を行うネットワークコントローラ553等から構
成されており、通信系に関してはパチンコ機のユニット
制御装置180と全く同一の構成である。すなわち、各
コントローラ290と551問および551と553間
のデータの受は渡しは、デュアルポートメモリ(RAM
)550および552を介して実行できるように構成さ
れている。このうち、メモリ552は、送信データ記憶
領域と受信データ記憶領域とに分かれており、全ての送
受信データ長を同一長にする(パケット化)のための調
整機能と、データ伝送の高速化(2,5MbPS)を計
るための緩衝機能とをもっている。
このパケットメモリ552は各々が256バイトの容量
を持つ4つのページで構成され、このうちページ0は送
信要求パケットの送信に、またページ1は定時データ送
信パケットの送信に使用される。一方、ページ2,3は
、データパケット受信用で交互に使用される。どのペー
ジを使うかは、データ伝送コントローラ551が、ネッ
トワークコントローラ553に指示する。データ伝送コ
ントローラ551が受信パケットデータの処理中、次の
パケットデータが送られてきたとしても、他のページに
受信されるため、確実に全てのパケットを受信できる。
各コントローラ551,553を同時に初期化できるよ
うにするため共通のリセット回路555が設けられてい
る。
ネットワークコントローラ553の管理装置400との
接続側には、受信データを波形整形するとともに送信デ
ータのドライブ能力を上げるために信号のレベル変換を
行う信号変換回路554および切換スイッチ542を介
して、光コネクタ186に接続可能にされているととも
に、低層ネットワークの伝送ラインが同軸ケーブルで構
成された場合にも対応できるように切換スイッチ542
を介して、送信信号と受信信号の分離および結合を図る
分岐回路540に接続可能にされている。
上記光コネクタ186に光トランシーバ285が接続さ
れる。
さらに、データ伝送コントローラ551とネットワーク
コントローラ553との間には、データ伝送コントロー
ラ551からの要求に応じてネットワークコントローラ
553がデータの受信結果を記憶するためのラッチ回路
561と、データ伝送コントローラ551が、ネットワ
ークコントローラ553に対するデータ送信指令等のコ
マンドを記憶させるラッチ回路562および低層ネット
ワーク用アドレスを記憶させるラッチ回路563と、ユ
ニット制御装置280内の通信制御状態の異常を表示す
るための3個のLEDランプからなるモニタ表示器55
6への表示データを記憶するラッチ回路564が設けら
れている。557は上記各ラッチ回路561〜564に
与えられたアドレスをデコードして選択信号を発生する
デコーダである。
一方、発行機のユニット制御装置280がパチンコ機の
ユニット制御装置180と異なる点は、ユニットコント
ローラ290がカードリーダ制御装置288と直接交信
することはせず、カード発行制御装置f790を介して
行なうことである。そのため、ユニットコントローラ2
90とカード発行制御装置790のとの間には送受信デ
ータのレベル変換を行うトランシーバ571が接続され
ている。
また、ユニットコントローラ290には、台番号設定器
205やリセットスイッチ207からの入力信号を所定
のタイミングでデータバス581上にのせたり発行中表
示器221等の各種ランプを表示させる開動信号をラッ
チしたりする入出力コントローラ576と、紙幣識別器
2101紙幣払出器230および購入選択スイッチ21
2からの入力信号を所定のタイミングでデータバス58
1上へのせ、かつ紙幣識別器210および紙幣払出器2
30への制御信号をラッチする入出力コントローラ57
8が接続されている。
ユニットコントローラ290から紙幣識別器210への
制御信号としては、真紙幣と判定された紙幣を1000
0円、5000円、1000円の区別をして金庫内へ収
納するための指示信号と、紙幣挿入口への紙幣挿入を可
としたり、不可としたりするための指示信号がある。
また、紙幣識別器210からユニットコントローラ29
0に対する入力信号には、挿入紙幣が真の100000
000円紙幣たときの信号と、挿入紙幣を真の5000
円紙幣と判定したときの信号と、挿入紙幣を真の100
0円紙幣と判定したときの信号と、紙幣判定後に、紙幣
挿入口方向へ紙幣が引き抜かれたときに出力されるアラ
ーム信号と、紙幣の挿入があり、該紙幣を識別中である
ことを示すための信号と、紙幣詰まりが発生したことを
示すための信号と、金庫内の紙幣収納が満杯になったこ
とを示すための信号とがある。
一方、ユニットコントローラ290から紙幣払出器23
0に対する制御信号としては1紙幣払出枚数をバイナリ
コードで設定するための指示信号と、枚数設定値に基づ
いた紙幣の払出しを実行させるための指示信号と、払出
し実行結果を表示するだめのモニタ表示器(図示しない
)の表示をクリアにするための指示信号とがある。
また、紙幣払出器230からユニットコントローラ29
0に対する入力信号としては、紙幣を1枚出す度に出力
される信号と、払出し中装置内で異常が発生し、払出し
動作が実行できないときに出力されるアラーム信号と1
紙幣収納部の紙幣残量が20枚以下になったことを示す
信号と、紙幣払出し動作を実行中であることを示すため
の信号と、紙幣払出し動作が終了し1紙幣発行口の紙幣
が取り除かれたことを示すための信号とがある。
さらに、ユニットコントローラ290には、購入金額を
表示する金額表示器213や発行機の異常の種類を示す
番号を表示するモニタ表示機206をダイナミック表示
させるためのデコーダ586.587とデコーダドライ
バ588,589やデータバス581を介して接続され
ている。
表9に、上記モニタ表示器206に表示されるエラ一番
号とその内容および処理の一例を示す。
上記表9において、本印の付されているエラーが発生し
た場合はシステムダウンとしてリセットがかかる。また
、エラー表示が点滅している場合はエラー回復処理後、
リセットボタンを押す必要があることを示している。
なお、585はユニットコントローラ290から出力さ
れるアドレス信号をデコードしてプログラムメモリ55
8やユニットメモリ550、入出力コントローラ596
,598およびデコーダ586.587、デコーダドラ
イバ588,889の選択信号を形成するデコーダであ
る。
さらに、この実施例のユニット制御装w280において
は、金額表示器213を駆動させるべくユニットコント
ローラ290から出力される表示データのうち、2ms
のような間隔で周期的に出力される桁セレクト信号(コ
モン信号)をリセット回路555に、ウォッチドッグパ
ルスとして入力するようにしている。リセット回路55
5はパワーオンリセットの他、このウォッチドッグパル
スを監視してパルスがなくなると各コントローラ290
.551,553に対するリセット信号を発生する。
上記のごとくユニット制御装置280は、管理装[40
0、カード発行制御袋!!790の二方向に情報交換の
窓口を有しており、管理袋w400の制御下のもとにカ
ードを発行するための制御を行なうとともに、発行処理
の結果として発生する発行機における稼働情報を定期的
に管理装置に送信するソフトウェアを有している。
管理装置との間のデータの送受信は、パチンコ機と同様
ユニットメモリ550を介して行なう。
ユニットメモリ550の構成はパチンコ機のそれと全く
同一(第24図参照)であり、送信データエリアSDA
と、受信データエリアRDAと、送信データや受信デー
タがメモリ内にあることを相手方のコントローラに伝え
るためのコマンドやステータス情報の入る共有データエ
リアCDAとが設けられている。
表9および表10に、各々上記ユニットメモリ550内
の送信データエリアSDAおよび受信データエリアRD
Aの構成例を示す、交信用エリアCCAの構成はパチン
コ機のユニットメモリのそれと全く同一である(表3参
照)。
表 0 上記表10に示されているホットコードは、シ ステムの立上りのときに管理装置400がユニットメモ
リ550の送信エリア内に1例えば010101・・・
・01なるコードを書き込んでおいて、定期的に管理装
置に送って、静電気等のノイズによるRAMデータの破
壊の有無をチエツクし、送信データの異常を速やかに検
出できるようになっている。
なお、上記表10に示されているモニタ情報1は、表1
2に示すようにシステム立上り時のテスト実行中を示す
ビット、初期値設定/未設定を示すビット、ホットコー
ドエラーを示すビット、ローカルネットワーク(伝送ケ
ーブル500)の異常を示すビット(低層用と高層用の
2ビツト)、発行機異常を示すビット等により構成され
ている。
また、モニタ情報2は1表12に示すようにカードリー
ダの異常を示すビット、カードの有無を示すビット、同
紙幣タンク内の状態を示すビット、紙幣詰まりを示すビ
ット、紙幣の強制引き抜きを示すビット、残金払出器の
紙幣タンク内の状態を示すビット、残金払出器の異常を
示すビット等により構成されている。
第42図(A)〜(C)に前述した精算機300の構成
例を示す。
この実施例の精算機300は、挿入されたカードCDの
磁気記録部に記録されたカード番号を読み取ってコード
のチエツクを行なうカードリーダを内蔵し、管理装置か
らのデータを受は取った後カードを回収するカード精算
袋gi310と、そのカードについて使用されずに残っ
た未使用金額に相当する金額を払い戻すための残金払出
装置321.325と、遊技により獲得した持玉数を印
刷したレシートを発行するプリンタ330と各種表示器
340〜342および、精算機300全体の制御を行な
うユニット制御装置350等により構成されている。
この精算機300は上面パネル301が上下方向回動可
能に構成され、上記カード精算装置310に対応して、
上面パネル301の前端にはカード挿入口302が、ま
た上面パネル301の上面には、獲得した賞球数(持玉
数)を表示する玉数表示器303および未使用金額を表
示する金額表示器304が設けられている。しかも、こ
の実施例の精算機300はパチンコ店に設置されるカウ
ンタを構成できるように上面がフラットに形成され、か
つ工数表示器303と金額表示器304が2組設けられ
ており、そのうち一つは前方に傾斜して遊技客にとって
読み取り易く、他方は後方に傾斜してカウンタ内側の係
員にとって読み取り易いようになっている。また、上面
パネル301の上面後方寄りには、上記表示器の表示を
「0」にクリアする表示リセットスイッチ305が設け
られている。遊技客が、先ずカード挿入口302よリカ
ードを投入すると、カード精算機300内のカードリー
ダ800がカードCDの磁気面↓こ記録されているカー
ド番号を読み取って管理装置1400に送り、そのカー
ドに関するデータを受は取る。
そして、金額表示器304に未使用金額を表示させると
ともに、玉数表示器303に獲得玉数を表示させ、プリ
ンタ330により未使用金額と獲得玉数および来歴デー
タ等を印字したレシートを発行する。また、カードリー
ダ内の挿入されたカードは穿孔装置により、所定の穿孔
位IPH,にパンチ穴(精算杭孔)の形成がなされてか
ら内部のカード回収タンク314内に排出される。
なお、この実施例では、精算機のカードリーダには記録
用ヘッドが不用であるが、記録用ヘッドを設けて、精算
済カードについては磁気面のデータを消去して排出する
ことにより、カード番号の変換方式の解読を不能にし、
カードの偽造を防止するようにしてもよい。
カードリーダとしては、パチンコ機100のカードリー
ダ800(第25図参照)をそのまま使用しており、発
行機用のカードリーダと同様後方へカードが排出可能に
されており、カードリーダの後方にカード回収タンク3
14が配置されている。プリンタ330は、ロール状態
でストックされている白紙のシートを引き出して、その
表面に発行年月日と、獲得玉数および未使用残金類さら
にはカード来歴等を印刷し、上面パネル301の凹部3
01a内に開口されたレシート発行口331より排出す
る。
これとともに、未使用金額に相当する金銭が残金払出装
置より払い出される。残金払出装置は、紙幣を払い出す
紙幣払出器321と100円硬貨を払い出す硬貨払出器
325からなり1紙幣払出器321に対応して全面パネ
ル306には紙幣排出口322が、また硬貨払出器32
5に対応して硬貨払出口326が設けられている。また
、精算においては、未使用金として1000円未満の端
数が生じるので、上記のとと(100円単位の硬貨を払
い出す硬貨払出口325とからなる硬貨払出器!325
が必要とされる。
さらに、上記精算機300の上面パネル301の上面に
は、カード精算中であることを示す精算中ランプ341
、カード精算不能状態を示す精算中止ランプ342が設
けられている。
また、開閉可能な全面パネル306の内側には、第42
図(B)に示すように紙幣不足等精算機の異常をエラ一
番号を用いて表示するモニタ表示器343と、このモニ
タ表示器343の表示をリセットするリセットスイッチ
351と遊技店に設置される複数の精算機の各々を区別
して、特定のカードの精算を行なった精算機を管理装置
400において把握できるようにするための台番号設定
器352と、閉店時に硬貨払出装置325のタンク内に
残った硬貨を排出させるための硬貨抜取スイッチ353
と、プリンタ330によって発行するレシートに来歴デ
ータを印字するか否か指示を与える印字切替スイッチ3
54が設けられている。
上記台番号設定器352により設定された台番号は管理
装置400に送られて、データ通信の際の伝送アドレス
の生成および各精算機ごとのデータファイル作成に供さ
れる。
カード精算袋W310は、第42図(C)に示すように
カードリーダ800と、その後方に配置された補助搬送
装置311と、ユニット制御装置350からの指示に従
ってカードリーダ800や補助搬送装置311の制御を
司るカード精算制御装!312と、それらの電源装!3
13および補助搬送袋[311の後方に配置されたカー
ド回収タンク314とのより構成されている。
なお、上記カード回収タンク314はカード精算装置3
10のフレーム315に固定された縦長のタンク収納枠
316内に看脱可能に挿入されるようになっている。ま
た、上記フレーム315の側面には2つのカウンタ31
7と318が設けられ、そのうち一方に回収したカード
の枚数を表示するようになっている。他方のカウンタは
未使用である。
補助搬送袋!!311は、搬送ローラ361,362と
、それらに捲回された上下一対の搬送ベルト363,3
64と、下方の搬送ベルト364を駆動する搬送モータ
365とからなり、カードリーダ800の後端から排出
されたカードを一対のベルト363との364の間に挟
んで後方の回収タンク314へ向かって移送させるよう
になっている。
第42図(C)には図示されていないが、カード回収タ
ンク314にはカードがタンク内に排出されたこと、ま
たは−杯になったことを検出するカードセンサ319が
設けられている(第43図参照)、ただし、この実施例
の精算機300は前記台番号設定器352の最上位桁を
r9Jにセットしたときにのみカード没収モードとなり
、精算のため挿入されたカードを精算後に上記カード回
収タンクに誘導して没収するようになっており、それ以
外のときは精算後にカードを前方へ排出して遊技客に返
却するようになっている。
第43図には、上記のごとく構成された精算機300の
制御システムの構成例が示されている。
この実施例の制御システムは、大別してユニット制御装
置350による制御系とカード精算制御装置312によ
る制御系とに分割されており、ユニット制御装置350
が1紙幣および硬貨払出器321.325や各種表示器
303,304,341〜343およびプリンタ330
の制御と各種スイッチ類351〜354,305の入力
の受付けを担当しており、カード精算制御装置312が
補助搬送袋N311と、回収したカードの計数表示手段
としてのカウンタ317と、カードのチエツクおよび磁
気データの読出しを行なうカードリ−ダ800の制御袋
M388の統括的な制御を担当している。そして、ユニ
ット制御装置1350と精算制御袋W312との間の交
信はシリアル通信によって行われる。
一方、ユニット制御装置350は、管理装置400との
間でカード番号等のデータの送受信を行なうため、光ト
ランシーバ385を介して光ケーブルまたは同軸ケーブ
ルからなる低層ネットワーク用通信ライン510に接続
可能にされている。
精算機300のユニット制御装置350の構成は、第4
1図に示されている発行機200のユニット制御袋W2
80とほとんど同一であり、ユニットコントローラ29
0に相当するユニットコントローラ390とユニットメ
モリ550、データ伝送コントローラ551、パケット
メモリ552、ネットワークコントローラ553等によ
り構成されている。
精算機300のユニットコントローラ390は、上記構
成部品の制御やカード番号のチエツク、カードデータの
受信、表示等を行なって精算処理を実行するとともに、
稼動データを収集し、それをデュアルポートメモリから
なるユニットメモリ550内の送信データエリアSDA
に書き込む。ユニットメモリ550に書き込まれた稼動
データは、データ伝送コントローラ551による伝送ケ
ーブルを介した管理装置2400との間のデータ交信に
より管理装置に送られる。管理装置から送られて来るデ
ータも、−旦ユニットメモリ550内の受信データエリ
アRDAに書き込まれ、ユニットコントローラ390が
これを読み取ることによってデータの受信が行なわれる
。ユニットメモリ550には送信データや受信データが
メモリ内にあることを相手方のコントローラに伝えるた
めのコマンドやステータス情報の入る共有データエリア
CDAが設けられている。
表14および表15に、各々上記ユニットメモリ550
内の送信データエリアSDAおよび受信データエリアR
DAの構成例を示す。交信用エリアCCAの構成はパチ
ンコ機のユニットメモリのそれと全く同一である(表3
参照)。
表 4 表 5 表15に示すようにこの実施例ではカードの来歴データ
も受信して、これを時刻データとともにレシートに印刷
して排出することにより、遊技客に対し信頼度の高い精
算データであることを印象づけることができる。ただし
、来歴データはカードファイル内に入っている最高20
回までのデータである。
なお、上記表14に示されているモニタ情報lは、表1
6に示すようにシステム立上り時のテスト実行中を示す
ビット、初期値設定/未設定を示すビット、ホットコー
ドエラーを示すビット、ローカルネットワーク(伝送ケ
ーブル500)の異常を示すビット(低層用と高層用の
2ビツト)、精算機異常を示すビット等により構成され
ている。
表 6 また、モニタ情報2は、表17に示すようにプリンタの
異常を示すビット、カードリーダの異常を示すビット、
硬貨タンク内の状態を示すビット、硬貨払出機の硬貨詰
まりを示すビット、硬貨払出機の異常を示すビット、紙
幣払出機の紙幣タンク内の状態を示すビット、紙幣払出
機の異常を示すビット等により構成されている。
表 7 次に、前述のごとく構成されたパチンコ機100、カー
ド発行機200および精算機300を統括的に制御する
とともに稼動データをリアルタイムに収集して、停電や
故障が発生しても復旧時に直ちに元のデータ状態を復活
させてシステム各部の動作を再開させ、また遊技店の経
営に必要なデータの集計を可能にするとともに、カード
が破損した場合に同一資格の復活カードを発行する管理
装置400について説明する。
第44図に管理袋N400の具体的な構成を、また第4
5図に管理装置のシステム構成を示す。
管理装置1400は、ミニコンクラスの中央処理装置C
PUや半導体メモリ(RAM)からなる主記憶装置iM
−MEM、タイマ(カレンダを含む)TMR,通信制御
袋[SCC等が格納されたメイン制御装置1i401と
、このメイン制御袋917401の上部に設けられた補
助記憶装置としてのフロッピディスク記憶装置1402
、ハードディスク記憶装置403とパーソナルコンピュ
ータ410とにより構成されている。また、パーソナル
コンピュータ410は、メツセージや収集データを表示
するCRT表示装置1411と、オペレータが指令や設
定データを与えるためのコンソール412と、CPUを
内蔵し、メイン制御袋@401内の中央処理装置と通信
回線および割込回路を介して接続されたローカル処理装
置[413と、収集データ等を印字するためのプリンタ
414とにより構成されている。
ローカル処理装w413と中央処理装置CPUとを結合
するため、通信制御装置1t406a、406bがメイ
ン制御装置401内に設けられている。
上記プリンタ414は、管理装置400のスループット
を向上させるため、印字されるデータを一時的に格納す
るバッファ414aを備えている。
さらに、この管理装置400には、パチンコ遊技システ
ムに特有なものとして、復活カードや各端末からシステ
ムにアクションを起こさせる媒体としてのテスト用カー
ドを発行するカードリーダ407やパチンコ機で発生す
る″゛打止”等、システムで発生した緊急情報をリアル
タイムで印字する補助プリンタ408が上記メイン制御
装置401の上部に設けられ、通信制御装置406 c
 。
406dを介して中央処理装置CPUに接続されている
SCCは、ネットワークを介して各端末機との間でデー
タ伝送を可能にするための伝送制御装置である。
また、停電発生時に、主記憶装置に揮発的に保持されて
いる全ての端末の稼動データや、発行した全てのカード
のデータをハードディスク記憶装置403に移して保護
できるようにするため、最低でも10分間程度は管理装
置を動作できるようにする補助電源装置1409が、上
記メイン制御装置401の下方に設けられている。
なお、本実施例においては、主としてパチンコ機100
とカード発行機200、精算機300および管理装置1
400からなるシステムについて説明するが、この発明
は店内放送装置や景品交換装置、自動販売機等をも管理
装置1400の制御下におくようにしたシステムにまで
拡張することができる。特に景品交換装置は、カードを
使って精算機300を通さずに直接景品と交換できるよ
うな方式を容易に適用する可能性がある。
さらに、管理装置400を構成するコンソール412も
1本実施例のパチンコ遊技システムに最も適した独特の
キー構成となっている。
第46図に、コンソール412の構成例を示す。
同図(B)はコンソールの上面すなわちパネル面、同図
(A)はコンソールの背面を示す。
第46図において、421はシステムの各端末に対する
営業開始を指示するための開店スイッチ、422は同じ
く営業終了を指示するための閉店スイッチで、開店スイ
ッチ421がオンされた後、閉店スイッチ422がオン
されるまでの間、各端末機におけるカードの運用が可能
となる。また、423は営業終了後に全端末機の稼動デ
ータをフロッピディスク記憶装置402に格納し、管理
装置へ動作の停止を指示するための終了スイッチ、42
4は破損したカードの復活処理を指示するためのカード
復活スイッチである。
なお、上記開店スイッチ421、閉店スイッチ422、
終了スイッチ423およびカード復活スイッチ424の
4つのスイッチは1本システムにとって特に重要なスイ
ッチであり、システム稼動中安易に操作されるのを防止
するため、その後方(図では上方)に設けられたキース
イッチ420に連動されており、キースイッチ420を
回してオンさせた状態でないと各スイッチ421〜42
4を操作してオンさせることができないようになってい
る。
425.426,427は1通常のパーソナルコンピュ
ータ等のコンソールに設けられているのと同種のテンキ
ー、リターンキーおよびデリートキーである。
一方、428はカードに関するデータや各端末の稼動デ
ータ等をCRT表示装@装置11の画面上に表示させる
指令を与える表示メニュースイッチ、429はCRT表
示装置に表示されたデータの消去を要求するCRTクリ
アスイッチである。また430はカードに関するデータ
や各端末の稼動データ等をプリンタ414によって印字
させる指令を与える印字メニュースイッチ、431はプ
リンタ414による印字の中止を要求する印字ストップ
スイッチである。432はパチンコ機における打止数や
打止モード等の設定を要求するための設定スイッチ、4
33は、設定された打止数の賞品球が払い出されて打止
すなわち遊技継続不能状態になっているパチンコ機の打
止状態の解除指令を与えるための打止解除スイッチ、4
34は、営業終了時に端末機を種別ごとに強制終了させ
たり、通信ネットワークの異常等に伴い正常な制御やデ
ータ収集が不能になった場合に全端末機を強制終了させ
たり、あるいは遊技客の不正を発見した場合に特定端末
機を強制停止させるための強制終了スイッチ、435は
強制停止された端末機の停止を解除させるための終了解
除スイッチ、439は日時設定用スイッチである。また
、実施例のコンソール412には、パチンコ機での打止
等緊急事態が発生した場合にオペレータの喚起を促す音
を発生するブザー440と、その発音停止を指示するブ
ザーストップスイッチ436とが設けられている。
上記各スイッチのうち、図中2重枠で示されているスイ
ッチ421〜424,432〜436は、ランプ内蔵型
のスイッチで、これらのスイッチがオンされて対応する
処理の実行中もしくは状態継続中内蔵ランプが点灯され
る。ただし、ブザーストップスイッチ436内のランプ
は、ブザーと連動し、ブザー発音中点灯され、ストップ
スイッチ436が押されると消灯する。
さらに、この実施例のコンソール412には、その背面
に、テストカード発行指令を与えるためのテストカード
スイッチ437と、システム導入時に購入玉の交換レー
トや店コード、端末機の総台数、入賞球1個当たりの賞
品球数等の設定値の設定要求を行なうためのビルトイン
スイッチ438が設けられている。これらのスイッチ4
37と438は、他のスイッチと異なり、通常はほとん
ど使用しないスイッチであり、かつ特定の者(遊技店の
支配人等)が存在を知っていればよいスイッチであるた
め、コンソールの背面に設けられている。
ここで、上記テストカードについて言及する。
既に説明した構成より明らかなように、この実施例の遊
技システムは、すべての端末機(パチンコ機、カード発
行機、精算機)が管理装置の制御下にあり、カード番号
等のやり取りによって稼動可能な状態に移行するように
なっており、端末単独では動作不能である。しかるに、
パチンコ機は使用頻度が高いため、玉詰まりやいわゆる
チューリップなどの役物が故障したりすることが多いと
ともに、出玉率の調節のため遊技領域内の釘調整が必要
である。その場合、修理や釘調整後に試し打ちを行なう
ことになるが、本実施例では、前述した各パチンコ機の
制御ユニット160内のテスト用スイッチ179をオン
させ、かつ管理装置によって発行された特殊なテスト用
カードを制御ユニット160のカード挿排口802aよ
り挿入すると、一定の持玉数が与えられてパチンコ機単
独で遊技動作が実行可能になるように構成されている。
これによって、非営業時における試し打ちではシステム
全体を立ち上がらせる必要がない、また、営業中におい
ては、遊技中の稼働データを損なうことなく試し打ちを
行なうことができる。
なお、管理装!400に設けられるカードリーダ407
は第25図に示すパチンコ機内のカードリーダ800と
全く同じ構成でよい。
ただし、内部に白紙カードを有さす、外部から白紙カー
ドを挿入して磁気面にコードを記録して排出する方式を
採るようにしてもよい。その場合にはカードタンクを省
略できる。また、管理装置400により発行される前記
テストカードや復活カードは必ずしも他の一般カードの
ように使用年月日や発行通し番号等を明記する必要がな
いので、印字装置を省略してもよい、ただし、印字装置
を組み込んで、テストカードである旨を印字して発行す
ることもできる。なお、復活カード発行の際には穿孔装
置807によってカードの所定の穿孔位1iPH,にバ
ンチ穴を開けるようになっている。
上述したようにこの実施例の端末機Zoo、2oo、a
ooはすべて管理装置400の管理下に置かれ、管理装
置400が起動されていないと、原則として単独で動作
できない。従って、システムの立上り時には管理装置4
00によってすべての端末機に設定値を与えてイニシャ
ライズを行なう、しかも、このイニシャライズに先立っ
て、データ伝送を可能にするため各端末機から台番号を
吸い上げて1つ1つの伝送アドレスを形成する。
そして、システム稼動中はすべての端末機の稼動データ
をリアルタイムで収集して主記憶装MM−MEMに保持
するようになっている。
このように、本実施例では管理装置400の取扱うデー
タの量は膨大なものとなる。そこで、実施例ではこれら
のデータをファイル管理により整理して取扱いを容易に
している。
表18に管理装置400によって管理されるデータのフ
ァイル構成例を示す。
これらのファイルは通常主記憶装[M−MEM内に記録
されるが、すべてのファイルは停電時にハードディスク
記憶装置403にセーブされる。
また、端末機に関するデータファイルすなわちパチンコ
機ファイル(以下P機ファイルと称する)、発行機ファ
イルおよび精算機ファイルは、営業終了時にフロッピー
ディスク記憶装置402に記憶され、月別の稼動データ
隻計等に供される。
表 8 次に、表18に示されている各ファイルについて更に詳
しく説明する。
同表における設定値ファイルFLIは、システム導入時
にコンソールの入力によって予めハードディスクに記憶
される購入玉の交換レートや店コード、端末台数、賞品
球数、打止数等のシステムの特性や構成に応じて変動す
る設定値である。この設定値ファイルは通常営業開始時
にハードディスクHDDより主記憶装置にロードされる
。また。
設定値ファイルFLIは、パチンコ機の入替えの際等に
ビルトインスイッチを押してコンソールより更新できる
ようになっている。
表19に設定値ファイルFLIの構成例を示す。
*総容量  339バイト 同表において、購入上交換レートとは、購入金額単位(
例えば200円)に対する貸玉数すなわち最初の持玉数
であり、NAU台数とは、データ伝送システムとしての
高層ネットワークと低層ネットワークとの連結部に設け
られるネットワークアダプタユニット(通信制御装W)
の総数である。
また、符号iで示されるテーブルには、あるパチンコ機
からあるパチンコ機までの賞品球数が設定される。この
賞品球数には1台につき2種類の賞品球数が設定できる
ようになっている。しかも、i=1〜16で示されるよ
うにこの実施例では。
遊技店の全パチンコ機を16のグループに分割して、各
々メインとサブの2つの賞品球数を別個に設定できるよ
うになっている。ただし同一の設定値のパチンコ機には
連続した台番号が与えられ。
その先頭番号と末尾番号とによって対象範囲が指定され
る。
さらに、jで示されるテーブルには打止数が設定され、
kで示されるテーブルには打止モードが設定される。こ
こで、打止モードとは、打止数の算出の仕方(演算式)
を示し、例えば単純に払出し賞品球数が打止数に達した
ときをもって打止とするモードや、払出し賞品球数から
打込球数を引いたものが打止数に達したときをもって打
止めとするモード等がある。特に限定はされないが、こ
の実施例ではj=1〜16.に=1〜16で示されるよ
うに、各々16のグループに分けて独立に打止数および
打止モードを設定できる。
表20に、データ伝送に使用される伝送アドレスのファ
イルFL2の構成例を示す。
表 0 表20において、種別フラグは端末の種類を示すための
フラグで、「1」がパチンコ機、「2」がカード発行機
、「4」が精算機であることを、そして、rQJが端末
の不存在を各々示す。台番号および通し番号は「4」と
「9」を除いて作られた端末機の番号とその通し番号で
あり、ユニット番号は、端末の種類にかかわらず一つの
NAU(ネットワークアダプタユニット)の下に置かれ
た各端末機の番号すなわち後述の低層ネットワーク上で
のアドレスとなる番号、またチャネル番号は管理装置か
ら見た各端末機のアドレスすなわち後述の高層ネットワ
ーク上でのアドレスとなる番号である。ただし、実施例
のシステムでは一つのNAUの下に接続されるパチンコ
機台数を64台以下としている。
NAU番号と台番号は既に述べたように設定スイッチ(
171,205,305,561)で与えられる番号で
、パチンコ店の場合、パチンコ機の台番号は、慣例とし
て「4」と「9」を除いた数字で与えられる飛び番号で
ある。ここで「4」と「9」を使用しないということは
8進法表現が可能であることが分かる。そこで、10進
数表示された台番号を表21に示す変換テーブルを使っ
てO〜7の数字のみで表現する。これに従うと、例えば
r258Jなる台番号はr247Jと表記される。
表21 これを2進化8進法によりバイナリコードで表現すると
、rolo・100・111」となる。
このコードは10進法のr167J を示しており、こ
れによって、[4」と「9」の抜けたパチンコ機台番号
が連続した通し番号となる。一方、低層ネットワーク上
でのアドレスを8ビツトに抑えるため上記コードの下位
8ビツトをとって、これを2進化8進法で表されたコー
ドrlo10・0111」とみなし、これをHEXA表
現すると、rA7HJとなる。さらに、一つのNAU下
にはパチンコ機以外に発行機や精算機等の端末機も接続
されており、それらにも8ビツトのユニット番号を与え
るため、一つのNAU下のパチンコ機の台数を64台に
制限し、上記コードrA7HJとコードr3FHJとの
論理積をとって「27H」を得る。この実施例ではこれ
をユニット番号とするものである。そして、このユニッ
ト番号の頭にNAU番号を付けたrNAU番号十番号ツ
ユニット番号ャネル番号としている。このような方法に
より、r4Jと「9」を使用しない台番号を有するパチ
ンコ遊技店の慣例において、2進法のみを使ってデータ
処理を行なうマイクロコンピュータの特性に合致した効
率の良いアドレス処理が可能となる。
上記ファイルは、回線テスト後の管理装置によるユニッ
トテーブル要求の返答データに基づいて全端末機につい
て作成されている。
表22にカードファイルFL3の構成例を示す。
カードファイルFL3には、各カードごとの情報が入る
表 2 同表において、カード番号は発行通し番号nから関数f
 (n)を用いて、得られる番号であり、持玉数と金額
、カード状態は発行通し番号nとカード番号で特定され
るカードの現在状態を示す情報で、この実施例では以下
カードテキストと称する。なお、ここでカード状態とは
、表23に示すように、遊技に使用されていないフリー
状態を示すビット、遊技中を示すビット、遊技機から一
時的に離れる中断中を示すビット、既に精算機における
精算を行なったカードであることを示すビット、カード
の持玉数および残金がともにゼロになったことを示すビ
ット、過去に1回以上打止めを発生したことを示すビッ
ト、強制終了されたノ(チンコ機で使用されたカードで
あることを示すビット、復活されたカードであることを
示すビット等により構成されている。
表 3 一方、表22に戻って、カードファイルFL3には、カ
ードの現在存在している端末の位置を示す所在端末通し
番号と、所在端末番号が登録される。パチンコ機遊技店
では慣例として、r4Jと「9」の数字を台番号として
用いないので、裏と表の2種類の端末番号が発生する。
また、表22においてiカウンタとはカードがアクショ
ンを起こした数すなわち、カードが有機的結合体たるシ
ステムから外部へ排出動作された回数を示すもので、こ
の回数に対応して、そのときの台番号、持玉数、金額、
時刻等のカード情報すなわちカードの来歴が記録される
。統計的に見て遊技者は1日20台以下のパチンコ機で
遊技するのがほとんどであるので、この実施例では最高
20回までカード来歴を記録することとした。ただし、
20回を超えた場合には、1=20で示されるテーブル
を更新する形で記録される。なお、上記の場合、iカウ
ンタは遊技中断を計数しない。
つまり、中断時に各カード情報を新しいエリアに記録す
るが、中断解除後の遊技終了スイッチオン時にカウンタ
を更新せず同一エリアに重ねてカード情報を記録するこ
とによりiカウンタの値を実質的な遊技台数と一致させ
ている。
ここで、カードの状態およびアクションとカードファイ
ルへFL3のカード情報の登録について第47図を用い
て説明する。
先ず、カード発行機200においてカードの発行が行な
われると、カードが排出されて、カードは未発行(白紙
)状態SSoからフリー状態S81に移行する。それか
ら、所望のパチンコ機100にカードを挿入すると、遊
技状態SS2へ移行する。ここで遊技によってカードの
持玉および金額がゼロになると、カードが排出されて帰
零状態SS3に移る。また、遊技中に中断スイッチ11
5が押されると、カードが排出されて、中断状態SS4
へ移行し、同一カードの再投入により再び遊技状態SS
2へ戻る。そして、遊技中に遊技を終了させるべく終了
スイッチ114を押すと、カードが排出されてフリー状
態SSIに移行する。
CPUによる強制終了または打止発生によってもカード
が排出されて遊技状態SS2からフリー状態S81へ移
る。そのフリー状態のカードを持って精算機300に行
き精算処理を行なうと、無効マークが付されてからカー
ドが回収され精算済の状態SS5へ移る。この実施例の
システムでは、中断状態S84のカードを持ってパチン
コ機に戻らずそのまま精算機300に行き、精算処理を
行なうことも可能でありその場合、中断状態SS4から
精算済状態SS5へ移行する。
上記状態遷移図において、遷移方向を示す矢印に0が付
されているのがカードファイルFL3へのカード情報の
記録を伴うアクションである。また、各ブロック内にて
、XXHで示されている符号は、表23のカード状態を
示すコードを用いて対応する状態を16進数字で表TR
(HEXA表現)したものである。
次に、表24にP機ファイルFL4の構成例を示す。
同表において、台番号からカード状態までの項目は、表
1に示されている送信データエリアに保持されているデ
ータであり、これらは1秒に1回管理装[400によっ
てサンプリングされ、ファイルに登録される。また、メ
イン賞球数、サブ賞球数、打止数および打止モードは、
システム立上り時に表19に示されている設定値ファイ
ルFLlに基づいてP機ファイルFL4に登録される。
*総容量 56X506=28336=約30にバイト
表25および表26に発行機ファイルFL5と精算機フ
ァイルFL6をそれぞれ示す1表25に示すデータ項目
は、表10に示されている発行機の送信データエリアに
保持されているデータ、また、表26に示すデータの項
目は表14に示されている送信データエリアに保持され
ているデータと各々一致する。これらは、1秒間に1回
管理装置によってサンプリングされる。
表24〜表26において、セーブ欄に0印が付されてい
るデータは、営業終了時にフロッピディスクFDDにセ
ーブされるデータである。
次に上記のごとく構成された端末機としてのカード発行
機100、パチンコ機200、精算機300およびそれ
らの端末機の集中制御を行なう管理装置400を有機的
に結合して、データ伝送およびカードの運用を可能にす
るデータ伝送路(ローカルエリアネットワーク)につい
て説明する。
第48図に階層的データ伝送路を用いたパチンコ遊技シ
ステムの構成例を示す。
すなわち、100〜1000台の端末機は、例えば遊技
店の島設備のような単位で20〜40台ずつグループ化
され、各群の端末機は、リング状の伝送路上を高速で巡
回するトークンと呼ばれるアクセス権をつかまえたノー
ド(端末機)がパケットの形でデータの送受信を行なう
権利殻有するようにされたトークンパッシング方式の低
層ネットワーク(トークンパス)510によってネット
ワークアダプタユニット(以下、NAUと称する)53
0に接続されている。
そして、各低層ネットワーク(トークンバス)510を
制御する複数個のNAU530は、CSMA/CD方式
の高層ネットワーク520を介して管理袋M400に接
続されている。
上記低層ネットワーク510は2.5Mbps(メガビ
ット/秒)のような伝送速度を有し、高層ネットワーク
520は、10Mbpsのような伝送速度を有するよう
に制御され、NAU530は両者の伝送速度の差を吸収
して円滑なデータ伝送を可能とするバッファとして作用
し、これによって、管理装置400の負担を軽減し、大
量の稼動データの収集を可能にしている。
第48図において符号Pで示されているが端末機として
のパチンコ機、符号Hで示されているのがカード発行機
、また符号Sで示されているのが精算機である。
各端末機P、H,Sは、ネットワーク510から分岐さ
れた分岐線に接続されている。各分岐線の終端に各々の
端末機の制御ユニット160.250および350が接
続されている。第48図において符号Uで示すのが、各
端末機の制御ユニットである。
第49図に、上記低層ネットワーク510と高層ネット
ワーク520間のデータ伝送の緩衝を行なう上![!N
AU(ネットワークアダプタユニット)530の回路構
成例を示す。
この実施例のNAU 530は、低層ネットワーク51
0における送受信権の確立およびデータの直並列変換を
行なう低層ネットワークコントローラ533と、C8M
A/CD方式の高層ネットワークにおける送受信権の確
立およびデータの直並列変換を行なう高層ネットワーク
コントローラ537と、これらのネットワークコントロ
ーラ533と537との間のデータ転送を制御するデー
タ伝送コントローラ535とを備えている。上記コント
ローラのうち、低層ネットワークコントローラ533は
、トークンパッシング専用の通信用LSIからなり、高
層ネットワークコントローラ537とデータ伝送コント
ローラ535は、汎用マイクロコンピュータによって構
成されている。そして、これらのコントローラ533と
535との間および535と537との間には、低層ネ
ットワーク510と高層ネットワーク520のデータ伝
送速度違いを吸収するための緩衝用パケットメモリ53
4と536とがそれぞれ接続されている。
上記パケットメモリ534,536はデュアルポートメ
モリにより構成され、送信データエリアと受信データエ
リアとを有する。また、上記低層ネットワークコントロ
ーラ533と低層ネットワーク(トークスバス)510
との間には、送信信号と受信信号の分離および結合を行
なう分岐回路531と、送受信データ信号のレベル変換
を行なうレベル変換回路532が接続されている。また
、同様に、高層ネットワークコントローラ537と高層
ネットワーク520との間には、レベル変換回路538
と分岐回路539が接続されている。
さらに、この実施例のNAU 530には、複数個接続
されているNAUを互いに区別するための番号を設定す
るNAU番号設定器561と、各NAU530の制御下
にある低層ネットワーク510上に存在する端末機のう
ち最小台番号を設定する最小台番号設定器562と、低
層ネットワーク上に存在する端末機の台数を設定する台
数設定器563とが設けられている。各設定器561〜
563の設定値は、NAU 530内のデータ伝送コン
トローラ535に入力され、NAU番号は高層ネットワ
ーク520における各NAUの伝送アドレスの形成に使
用される。また、最小台番号と台数とにより低層ネット
ワーク510における各端末機の伝送アドレスが形成さ
れる。
上記階層的ローカルネットワーク(第48図)において
は、システム立上り時に管理装置400が各NAU53
0を通じて回線テストと、各端末機に対する設定値の設
定を行なうとともに、システム稼動中にはNAU530
が低層ネットワーク510を使用して1秒間に1回ずつ
端末機P、H。
Sから稼動データを収集して自己のメモリ内に蓄積する
。そして、蓄積データは、管理装置400からの要求に
応じて同じく1秒間に1回ずつ高層ネットワーク520
を通して各NAU530から管理装置400内のデータ
ファイル内にストックされる。
上記のごとく、通信ネットワークがNAU530をバッ
ファとする階層的構成にされ、高層ネットワーク520
が低層ネットワーク510の伝送速度2.5Mbpsの
4倍の伝送速度を有するようにされているため、100
〜1000台の端末機を有するシステムにおいても、各
端末機から表1、表10、表13に示すような大量の稼
動データを1秒間に1回管理装置へ収集することができ
る。
表27には、上記データ伝送システムにおいて管理装置
400からカード発行機200のユニット制御装置28
0に送信される発行機から見た受信パケットの種類、ま
た表28にはカード発行機200から管理装置400へ
送られる送信パケットの種類がそれぞれ示されている。
表28に描記されている″1カード購入″パケットは、
カード発行機200の紙幣挿入口211に紙幣が挿入さ
れ購入選択スイッチ212がオンされたときに、ユニッ
ト制御装置280から管理装j1400に対してそのカ
ードに関するカード番号と発行通し番号を要求するため
のパケット、また表27の″カード購入ACK’″パケ
ットはそれに対する応答パケットである。
この実施例のシステムにおいては、カード発行機200
に紙幣が投入される前にカード番号等の予約を行ない、
実際に紙幣投入されたときに金額を印字して発行できる
ように前準備を行なえるようにするため、カード発行機
200がカード金額の欄が「0」の“カード購入″パケ
ットを送信してくると、管理装置1400は発行予約の
パケットであると判断し、発行通し番号とカード番号を
決定してカードファイル内に当該カードのエリアを確保
してから、発行通し番号とカード番号を入れたACKパ
ケットをカード発行機に返す、一方、紙幣の投入があっ
たときはカード発行機が管理装置に対してカード金額の
欄に実際の購入金額を入れた″カード購入″パケットを
送信する。すると、管理装置はカード番号の欄を見て発
行予約済みのカードであると判断してカードファイルを
検索し、当該カードのデータエリアに購入金額や発行時
刻等のデータを書き込んでからACKパケットを発行機
に返すようになっている。
なお、上記パカード購入″パケットとその応答パケット
以外は、パチンコ機と管理装置との間で送受信されるパ
ケットと共通である。
また、表27においてNAKなるパケットは、管理装置
400がユニット制御装置280からの゛カード購入″
パケットを受信したときの相手に対する否定応答であり
、パケットデータが異常であったような場合にNAKパ
ケットが送信される。
なお、表27および表28に示されている各パケットの
コード09H,80H,・・・・は、16進数で表示し
たものであり、そのコードは一例であってこれに限定さ
れるものでないことはいうまでもない。
第50図〜第55図には、上記データ伝送システム(ロ
ーカルネットワーク)においてカード発行機200と管
理装置400との間で送受信されるパケットのフォーマ
ットの代表的な例を示す。
このうち第50図にカード発行機に対する“′回線テス
ト”パケットの構造(他の端末と共通)を、また、同図
(B)にカード発行機から管理装置に対する応答たる’
ACK”パケットの構造を示す。
第50図(A)のパケットにおける「発行機番号」〜「
チャネル番号」の欄には初期化の際に予めNAUがNA
U番号設定スイッチ561や台番号設定スイッチ562
等の設定値に基づいて算出しておいた番号を、管理装置
からの“回線テスト″パケットを受信した時点で入れて
対応する発行機に送る。一方、第50図(B)のパケッ
トにおける「発行機番号」〜「チャネル番号」の欄には
ユニットコントローラ290が台番号設定器205の設
定値に基づいて予め算出しておいた番号を入れて送信す
るようになっている。
なお、第50図において、LHDで示されているのは低
層ネットワーク520で使用されるパケットヘッドで、
低層ネットワーク510内でのNAU530と各端末機
との間のデータ伝送は、パケットヘッドLHDを用いて
行なわれ、高層ネットワーク520内での管理装置40
0とNAU530との間のデータ伝送は、高層用パケッ
トヘッドHHDを用いて行なわれる。
また、管理装置400からNAU530を介して各端末
機へのデータの伝送は、2つのパケットヘッドHHDと
LHDを使って行なわれる。この場合、上位のパケット
ヘッドHHDによって、伝送先の端末機の属するネット
ワークアダプタが指定され、そこにパケットが取り込ま
れると、上位のパケットヘッドHHDが外され、下位の
パケットヘッドLHDのみをヘッドとして低層ネットワ
ーク510上に送り出され、指定された端末機にパケッ
トが伝送される。
一方、各端末機から管理装置400に対してデータを伝
送する場合、先ず端末機は低層ネットワーク用のパケッ
トヘッドLHDのみをデータの頭に付けて低層ネットワ
ーク510上に送り出す。
すると、そのパケットはNAU530によって取り込ま
れ、そこでパケットヘッドLHDの頭にさらに高層ネッ
トワーク用パケットヘッドHHDを付けて高層ネットワ
ーク520上に送り出し、管理装fi400へ伝送され
るようになっている。
第51図には管理装置400から各カード発行機200
に対する“初期値設定″パケットの構成例を示す、×3
で示すデータ欄には、管理装置の設定値ファイル(表1
9参照)から読み出されたデータが入っており、これら
はユニットメモリの受信データエリアに格納される。上
記受信データのうちホットコードのみは、ユニットメモ
リの送信データエリアにもコピーされる。この受信パケ
ットに対する応答はない。
第52図には、管理装置から発行機に対するデータを伴
わない各種指令パケットの構成例を示す。
同図のパケットタイプ欄の×、×には、コード90H(
開店コード)、91H(閉店コード)、95H(強制終
了要求)、96H(強制終了解除)またはBIH(リス
タート)のいずれかのコードが入る。これらの受信パケ
ットに対する管理装置へのA//I (I K ’j 
(1 応答もなく、一方的な指令送信である。
第53図(A)〜(C)には、カードの発行予約を管理
装置t400に要求する″カード購入″パケットとその
応答パケット“ACK”およびNA K ”の構成例を
示す。
カード発行予約の際の″カード購入″パケットのデータ
欄には、対象カードが当該発行機において何番目の発行
カードであるかを示す発行受付番号mのみ入れ、カード
金額やカード番号、発行通し番号は「0」として送る。
一方、その応答″ACK”パケットのデータ欄には管理
装置において発行受付番号mから決定した全発行機に関
する発行通し番号nと、この発行通し番号nから演算し
たカード番号を入れて送る。ACKパケットの最後の「
チエツクサム」欄には発行機番号から発行受付番号まで
の加算値がチエツクコードとして入っている。
一方、発行機に紙幣が投入され、購入金額が決定された
ときに発行機から管理装置に送られる“カード購入”と
その応答パケットの構成は第53図のパケットと全く同
じであり、送信パケットのカード金額の欄に実際の購入
金額を入れるとともに、カード番号と発行通し番号の欄
には予約時に既に決定された番号を入れて送る点のみ異
なる。
さらに、第54図には“定時データ送信”パケットの構
成例が、また第55図(A)、(B)には″゛ユニット
復旧データ′″の送受信パケットの構成例が示されてい
る。
このうち、“定時データ送信″パケットには、ユニット
メモリの送信データエリア内のすべてのデータを入れて
送り、管理装置はこのデータを受信して発行機ファイル
内の当該発行機のデータを更新する。ただし、送信デー
タのうちカード金額および発行受付番号は管理装置にお
いて利用されないデータであるので、送信されてもファ
イル内に登録されない。
一方、“ユニット復旧データ″パケットには、管理装置
の発行機ファイル内の全データと設定値ファイルから読
み出した年月日、識別コードおよびホットコードを、ユ
ニットメモリ550のデータエリアの構成に一致させて
送ってくる。ただし、ユニットメモリの送信データエリ
アと重複する受信データパケットヘッドとカードテキス
トは重複した送信を省略し、ユニットコントローラ29
0の側で送信データエリアから受信データエリアヘコピ
ーするようになっている。受信データ中×4で示される
データはユニットメモリ内の受信データエリアに記入さ
れる。上記パケットに対する応答パケットでは送信デー
タエリア内の全データのみ入れて送るようになっている
なお、第50図〜第55図に示されているパケットは、
ネットワークにのせられる本来のパケットの全体でなく
要部のみであり、その他にデータの先頭を発見するため
のアラートバーストや同期データ、伝送元を示すソース
アドレスフィールドや伝送先を示すデスティネーション
アドレス等からなるヘッダ部と、データの長さを示すカ
ウント部、誤り検出用のチエツクコード部がある。これ
らは、各端末機の制御ユニット内のネットワークコント
ローラによって自動的に生成されて付加されるようにな
っている。
次に、上記ユニット制御装置280におけるデータ送信
に関する制御手順を第56図〜第59図を用いて説明す
る。
リセット回路555から各コントローラ29o。
551.553に対してリセットパルスが供給されると
、各コントローラは内部レジスタや内部RAMをクリア
するとともに、データ伝送コントローラ551は、ユニ
ットコントローラ290との間のパラレル通信用のユニ
ットメモリ550をもクリアする(ステップ5IOI、
5201,5301)、それからデータ伝送コントロー
ラ551は、ユニットメモリ550内の所定の番地(2
7FF)に適当なデータを書き込む(ステップ5202
)、すると、ユニットメモリ550は所定の端子から出
力する信号INTのレベルを立ち上げる。この信号IN
Tは前述したようにイニシャライズ信号としてユニット
コントローラ290に供給されるようになっている。
一方、ユニットコントローラ290は、上記内部レジス
タ、RAMのクリア後、I10ポートをクリアしくステ
ップ5102)、上記ユニットメモリ550からのイニ
シャライズ信号INTが立ち上がったか監視しており(
ステップ5103)、信号INTが立ち上がると台番号
設定器171に設定されている値を読み込んでから、そ
の台番号より端末通し番号とチャネル番号を演算する(
ステップ5104,5105)。そして、それらの番号
をユニットメモリ550の送信データエリアSDAに書
き込む(ステップ8106)。
データ伝送コントローラ551は上記送信データエリア
SDA内のチャネル番号を読み込んでそれが「0」か否
か判定しており(ステップ5203.8204)、ユニ
ットコントローラによる書込みによってr□Jでなくな
ると、読み取ったチャネル番号をラッチLT3 (56
3)に書込み、続いてラッチLT2 (562)に対し
データの送受信に使用するパケットメモリ内のページ構
成を指定するコマンドを書き込む(ステップ8205S
206)。すると、ネットワークコントローラ553は
、ラッチLTa内のチャネル番号を読み込んで内部RA
 Mに記憶して低層ネットワークにおける自己のアドレ
スを確定しくステップ5302)、次のラッチLTZ内
からパケットメモリのページ構成を読み取って記憶する
(ステップ5303)。これによって送受信ページの構
成が確定する。
その後、データ伝送コントローラ551が、次のデータ
受信に使用するページ番号をラッチLT2に書き込む(
ステップ8207)。すると、これがネットワークコン
トローラ553に対する受信許可指令となる。そこで、
ネットワークコントローラはラッチLT2内に受信ペー
ジ番号があるか否かチエツクして、ページ番号があると
きは受信許可があったと判定してステップ5305 (
第47図)以下の送信処理に移行する(ステップ530
4)。ステップ5305では、ネットワークコントロー
ラがNAUからの送信要求があるか否か判定する。そし
て、送信要求があったときは、受信が可能であることを
NAUに対し送信した後、NAUから送られてきたパケ
ットを受信して受信したパケットにより送信元アドレス
等の不要部分を除去し、データ部をパラレルデータに変
換してパケットメモリ582内の指定されたページに受
信したデータを書き込む(ステップ3306〜8308
)。しかる後、ネットワークコントローラ553は受信
コマンドをラッチLT1.(561)に書き込む(ステ
ップ5309)。
すると、データ伝送コントローラ551がそのラッチL
TIのデータを読んで受信コマンドがあることを確認し
てパケットメモリ552の所定ページ内から受信データ
を読み込んでユニットメモリ550のワーキングエリア
に一時格納する(ステップ8208,8209)。それ
から、データ伝送コントローラ551が次の受信ページ
をラッチLT2に書き込む、これが、次のパケットの受
信を許可する指令となる(ステップ5210)。
この指令(受信ページ)はネットワークコントローラ5
53によって読み取られて記憶され(ステップ5310
)、データ伝送コントローラ551からユニットコント
ローラ290への受信データの送信と並行して欣のデー
タの受信が可能となる。
すなわち、データ伝送コントローラ551はステップ5
210で受信ページをラッチLT2に書き込んだならば
、ユニットメモリ550内のコマンドレジスタCR2を
チエツクしてrO」っまりユニットコントローラ290
に対する他の送信要求がないことを確認してから(ステ
ップ5211)、受信パケットタイプから受信データエ
リア内での書込み位置を確定してワーキングエリア内の
受信データをユニットメモリの受信データエリアに移す
(ステップ5212.5213)、 それがら、交信用
エリアのコマンドレジスタCR2に受信パケットタイプ
名を書く(ステップ5214)。
すると、ユニットコントローラ290がコマンドレジス
タCR2を監視していてパケットタイプが書き込まれた
と判定すると、そのパケットタイプに対応した処理を開
始する(ステップ5107゜8108)。そして、その
処理が終了した時点でコマンドレジスタCR2をクリア
する(ステップ5109)。一方、データ伝送コントロ
ーラ551は、ステップ5214で受信パケットタイプ
名をコマンドレジスタCR2に書き込んだ後、そのパケ
ットが゛初期値設定″パケットか否か判定し、″初期値
設定”′パケットならば定時データの送信を開始するた
め、ユニットメモリ内の定時タイマ(1秒)をセットす
る(ステップ8215,8216)。受信パケットが″
初期値設定”パケットでなかったときはステップ521
7で゛回線テスト″パケットか否か判定する。もし、6
回線テスト″パケットであったなら、ステップ5218
でその応答たる“ACK”パケットの送信のため処理を
実行し、1回線テスト″パケット以外のときはそのまま
他の処理へ移行する。
次に、第58図を用いてパケット送信処理について説明
する。
ユニットコントローラ290は“カード購入″“定時デ
ータ″等のパケット送信要因が生じると、先ずPニット
メモリ550の送信データエリア内の「パケットタイプ
」欄にパケットタイプ名を書く。つまり、パケットヘッ
ドを作成する(ステップ5121)。それから、ユニッ
トメモリ内のコマンドレジスタCRIをチエツクして他
の送信パケットが既に入っているか否かチエツクし、他
の送信パケットがないときはコマンドレジスタCR1に
送信しようとするパケットタイプ名を書いてから送信タ
イマをセットする(ステップ8122〜5124)。コ
マンドレジスタCRIへのパケットタイプ名の書込みが
、データ伝送コントローラ551に対する送信指令とな
る。一方、データ伝送コントローラ551は、コマンド
レジスタCR1にパケットタイプが入ったか否か監視し
ており(ステップ5221)、パケットタイプが入った
ことを知ると送信パケットタイプに応じた送信データを
、ユニットメモリ内の送信データエリアから読み出し、
送信先であるNAUのアドレス(固定)と送信データの
バイト数とともにパケットメモリ内のページ0に書き込
む(ステップ5222.5223)。
しかる後、データ伝送コントローラ551はページ0内
のデータの送信コマンドをラッチLT2に書き込む(ス
テップ5224)。
すると、これがネットワークコントローラ553に対す
る送信指令となり、ネットワークコントローラ553は
送信コマンドの有無を調べ、コマンドがあったときはネ
ットワーク上での送信権の獲得を待ち、送信権を獲得し
たならNAUからの送信許可を待つ(ステップ8321
〜5323)。
それから、パケットメモリのページ1内のデータを送信
した後、送信結果をラッチLTIに書き込む(ステップ
5324,5325)。これを受けてデータ伝送コント
ローラはラッチLTIを調べて送信成功の有無をチエツ
クし、失敗したときは、上記送信処理を3回まで繰り返
す(ステップ5225.5226)。
そして、送信結果を、ユニットメモリの交信用エリア内
のステータスレジスタSTRに書いてからコマンドレジ
スタCRIをクリアする(ステップ8227,8228
)。
一方、ユニットコントローラ290は、ステップ512
4で送信タイマをセットした後は、コマンドレジスタC
RIをずっと監視しており(ステップ5125)、上記
ステップ8228においてデータ伝送コントローラ55
1によりコマンドレジスタCRIがクリアされるまでに
タイムオーバーを起こすと、金額表示器213に送られ
る表示データのコモン信号(ウォッチドッグパルス)を
ロウレベルに固定して、ウォッチドッグパルスを停止さ
せる(ステップS 127)。これによって、リセット
回路555によるリセットがかがり、ステップ5LOL
、5201,5301の初期化が行われる。
次に、定時データ送信処理について第59図を用いて説
明する。データ伝送コントローラ551は、上記ステッ
プ8216でセットした定時タイマをチエツクしくステ
ップ8231)、1秒経過したときにステップ5232
へ進み、ユニットメモリ550の送信データエリア内の
データを全て読み出してワーキングエリアに書き込む(
ステップ5233)。そして次に再び送信データエリア
内のデータと比較しくステップ5234)、一致したな
らば、コマンドレジスタCRIを見てデータ伝送コント
ローラに対する他の送信要求(パケットタイプ)が入っ
ていないか調べ(ステップ5235)、ワーキングエリ
アからデータを読み出して送信データとしてパケットメ
モリ552へ書き込む(ステップ5237,8238)
。また、このとき送信データとともに送信先のアドレス
(NAU)と送信データの長さ(バイト数)およびパケ
ットタイプ名をパケットメモリ内のページ1に書き込む
。なお、ステップ5235でコマンドレジスタCRIに
他のパケット名が入っていたときはそのパケットの送信
(S 236)を行ってからステップ5237へ進む。
上記ステップ5234でデータの一致を判定しているの
は、ユニットコントローラが送信データエリアに対して
2バイトからなるデータ部の1バイトを書き換えたとき
に、定時データを送信すると、未確定なデータを送信す
ることになるからである。データの一致をみることによ
り、送信データエリアのデータ確定を判定することがで
きる。
送信データの書込み(ステップ3238>1、データ伝
送コントローラ551は、ベージ1内のデータの送信コ
マンドをラッチLT2に書く(ステップ5239)。
すると、これがネットワークコントローラ553に対す
る送信指令となり、ネットワークコントローラ553は
送信コマンドの有無を調べ、コマンドがあったときはネ
ットワーク上での送信権の獲得を待ち、送信権を獲得し
たならNAtJからの送信許可を待つ(ステップ833
1〜S 333)。
それから、パケットメモリのベージ1内のデータを送信
した後、送信結果をラッチLTIに書き込む(ステップ
5334,5335)、これを受けでデータ伝送コント
ローラ551はラッチLTIを調べて送信成功の有無を
チエツクし、失敗したときは、上記送信処理を3回まで
繰り返す(ステップ5240.S24]、)。
なお、パチンコ機のユニット制御装置180や精算機の
ユニット制御装置380におけるデータ送信処理も第5
6図〜第59回の制御手順と同一の手順に従って実行さ
れる6 次に、発行機200におけるユニット制御装置280と
カード発行制御装[’790およびカードリーダ制御装
置288における制御手順を、相互間のデータ通信と関
連して説明する。
なお、この実施例のカード発行機においては、ユニット
コントローラ290はカード発行制御装置790とのみ
通信可能でカードリーダ制御装置288と直接交信する
ことはできない。つまり、カードリーダ制御装置288
はカード発行制御装置1790との間でのみ通信が可能
である。そこで、ユニットコントローラ290とカード
発行制御装置790との間の通信は、ファンクションコ
ードによって行ない、カード発行制御装置t!790と
カードリーダ制御装置288との間の通信はコマンドに
よって行なうようになっている。ちなみにユニットコン
トローラ290からカード発行制御装置a790に対す
るファンクションコードとしては、カードの磁気記録部
へ記録すべき年月日コードと識別コードをカードリーダ
に対して与えるための「初期値設定」ファンクション、
カードの発行を指令する「カード発行Jファンクション
および直前に送ってきたファンクションコードの再送を
要求する「再送要求」ファンクション、カード発行制御
装置2790がカードリーダ制御装置288から受は取
ったカードリーダの状態を示すステータスの送信を要求
する「ステータス要求」ファンクションの4種類の指令
が用意されている。
また、カード発行制御装置790からユニットコントロ
ーラ290に対するファンクションコードとしては、リ
セット時に年月日や識別コード等の初期値を要求する「
初期値要求」ファンクション、指示された処理が正常に
終了したことをユニットコントローラに知らせる[正常
終了」ファンクションおよび逆に正常に処理が終了しな
かったことを知らせる「異常終了」ファンクション、ユ
ニットコントローラに対して直前に送ってきたファンク
ションコードの再送を要求する「再送要求」ファンクシ
ョンとユニットコントローラ290からの「ステータス
要求」に対してカードリーダのステータスを送信するた
めの「ステータス送信Jファンクションの5種類がある
なお、特に限定されないが上記ファンクションコードは
STXなる開始コードとETXなる終了コードに挾まれ
て送信され、STXとETXとの間にはファンクション
コードの他にステータスや送信したいデータが入ること
もある。
具体的には、上記[正常終了」ファンクションや「異常
終了」ファンクションおよび「ステータス送信」ファン
クションの中に表29、表30に示すようなカードリー
ダの状態を示す8ビツトのステータス1、ステータス2
の入る欄が設けられており、ファンクションコードとと
もにステータスがユニットコントローラ290へ送られ
る。
表29のステータス1において、搬送部センサ異常ビッ
トはカード発行装置700の走行位置センサCPS2〜
CPS6のいずれかが故障したときに 「1」 が設定される。
表 9 表 0 一方、カード発行制御装置790からカードリーダ制御
装置288に対する通信コマンドとしては、カードに磁
気データを記録するように指示する1磁気書込み」コマ
ンドと、カードの磁気データやセキュリティコードおよ
びパンチ穴の各情報を読み取って磁気データを送るよう
指示する「磁気読込み」コマンドと、読み取ったセキュ
リティデータを送るよう指示するrセキュリティ要求」
コマンドと、読み取ったパンチ穴デ・−タを送るよう指
示する「パンチ穴要求」コマンドと、カードリーダ内に
保持されているカードのデータの再読取りを指示する「
リロードJコマンドと、カードにパンチ穴を開けるよう
に指示する「パンチ穴開け」コマンドと、カードリーダ
内のカードを前方の挿入口の方向へ排出するよう指示す
る「カード前方排出」コマンドと、カードリーダ内のカ
ードを後方へ排出するよう指示する「カード後方排出」
コマンドと、カード読取り指令を取り消すための「キャ
ンセル」コマンドおよびカードリーダの状態を示すステ
ータス情報の送信を指示する「ステータス要求」コマン
ドの9種類がある。
また、カードリーダ制御装置288は、カード発行制御
装M790から上記のようなコマンドを受信すると、対
応する処理を実行し、必ず応答を返すようになっている
。その応答の種類としては、正常、通信異常、コマンド
エラー、磁気記録データ無し、磁気データ読込み不能、
磁気記録データ異常、・セキュリティと磁気データネ一
致、企業コードまたは機器コード不一致、磁気書込みエ
ラーパンチエラー、パンチ穴読取りエラー、セキュリテ
ィ読取りエラー、バンチ屑満杯、モータ異常、RAM異
常、センサ異常、カードリーダ異常、カード長エラー、
カードジャムがある。
なお特に限定されないが、上記コマンドを示すコードは
ESCなる開始コードとCRなる終了コードに挾まれて
送信され、ESCとCRとの間にはコマンドコードの他
に送信するデータが入ることがある。また、カードリー
ダ制御装置1288がらカード御装置i!790への応
答は、STXなる開始コードとCRなる終了コードとの
間に上記エラーの種類を示すコードまたはエラーコード
と要求されたデータを挾んで送信するようになっている
第60図〜第62図には、カード発行機200のユニッ
トコントローラ290における主たる処理の具体的な制
御手順を示す。
ユニットコントローラ290は、リセット信号が入って
くると、CP tJ内部の初期化すなわち内部メモリ(
RAM)をクリアして所定の番地にチエツクコードを書
き込んだり、タイマや内部レジスタ、I10ポー・トを
クリアもしくは所定の値にセットする(手続きPCIO
L)。それから、ユニットメモリ550の所定の端子か
らイニシャライズ信号INTが立ち上がるのを待ち(手
続きPC102)、この信号が立ち上がると台番号設定
器205から発行機の台番号を読み取って、その台番号
を用いて端末通し番号とチャネル番号を演算し、それら
の番号をユニットメモリ550の送信データエリアに書
き込む(手続きP C1,03。
PC104)。
次に、ユニットメモリ550の受信データエリア内の年
月日がrQJか否か判定することで゛回線テスト″パケ
ットの受信待ちを行なう(手続きPC105)。すなわ
ち、管理袋M400から年月日の入ったパ回線テスト″
パケットが送られてくるまではユニットメモリ内の年月
日の欄は「0」となっており、パケットを受信すると年
月日が「O」でなくなるため、この年月日を監視してい
ることで1′回線テスト″パケットの受信の有無を知る
ことができる。
′″回回線テスト式パケット受信するとユニットコント
ローラ290は、送信データエリア内のモニタ情報1(
表12参照)の初期値未設定ビットを「1」にセットす
る(手続きPC106)。このビットは1′初期値設定
″′パケットまたは″ユニット復旧データ″パケットを
受信したときにro」にクリアされる。それからユニッ
トコントローラ290はユニットメモリ550の交信用
エリア内のコマンドレジスタCR2をみて管理装置40
0からの受信パケットがあるかいなかチエツクしく手続
きPC107)、なければそのまま、またあったときは
第61図(A)のパケット受信処理(手続きPC201
〜pc209)を実行した後にそれぞれ手続きPC10
8へ進む。
手続きPC108ではユニットメモリ550の送信デー
タエリア内の予約フラグが「0」か否かチエツクし、「
1」ならそのまま、またrQJなら第61図(B)のカ
ード番号予約処理(手続きPC211〜PC227)を
実行してからそれぞれ手続きPC109へ進む9ただし
、最初にこの手続きPC109へきたときは、手続きP
CIOlの初期化で予約フラグが「0」にされているで
5先ずカード番号予約処理を実行することになる。
手続きPC109では、紙幣識別器210からの紙幣挿
入中信号BUSYをチエツクして1紙幣の挿入の有無を
調べて、挿入がなければそのまま。
また紙幣の挿入があれば第6]図(C)のカード購入処
理(手続きPC231〜pc264)を実行してから次
の手続きPCl、10へ進む。
手続きPCIIOでは、内部メモリ内に未処理パケット
として登録されでいるパケットがあるか否か調べ、なけ
ればそのまま、また未処理パケットがあれば第61図(
A)のパケット受信処理(手続きPC201〜PC20
9)を実行した後、手続きI)C1llへ移行する。
干続きPCIIIでは、カード発行制御装置790から
「初期値要求」ファンクションが入っているかチエツク
し、ファンクションがなければ手続きP C1,07へ
戻り、あれば手続きPC112で年月日と識別コードを
入れた「初期値送信」ファンクションを送信してから手
続きPC107へ戻って上記手続きを繰り返す。
第61図(A)には第60図のフロー中におけるパケッ
ト受信処理の具体的手順の一例を示す。
ユニットコントローラ290は、受信パケットがあると
、火、すその受信パケットが゛′初期値設定パパケット
か否か判定しく手続きp c 20 J、 )、″初期
[8定″′パケツトなら第62図(A)に示1初期Vf
、M9定処′ff!(手続きP C,27]、〜PC2
74)1実行してから手続きPC209へ移行して、パ
ケットを受信しまたことをデータ伝送コントローラ55
1に知らせるためユニットメモリ550内のコマンドレ
ジスタCR2をクリアする。
次に、受信パケットがパ初期値設定″′パケットでない
ときは゛′ユニット復復旧データ式パケット否か判定し
く手続きPC202)、イエスなら第62図(B)に示
すユニット復11]処理(手続きPC281〜PC28
8)を実行して手続きPC209へ移行する。
また、受信パケットかパ初期値設定″でも“ユニット復
旧データ′″でもないときは、”ACK”受信か否か判
定しく手続きPC203)、”ACK 11受信のとき
はなにもせずにそのまま手続きPC209八移行する。
この時点で受信した”ACK”パケットは、ユニットコ
ントローラ290から管理装置400ヘパケツトを送イ
8してその応答を待っているとき以外の’ACK’″で
あるためである。
手続きPC203で受信パケットが“A CK ”でな
かったときは手wt@P C204へ進み、ここでモニ
タ情報1内の初期値未設定ビットが「1」か否かチエツ
クする。ここで、初期値未設定ビットが「1」なら手続
きPC20LA移行し、rQJなら手続きPC205へ
移行する。′初期値設定″パケットを受信する前に″開
店コード”や″強制終了解除″パケットが入ってきたと
きに誤って発行機が発行動作を開始しないようにするた
めである。
手続きPC205では、受信パケットが″開店コード″
′パケットか否か判定し、イエスなら第62図(C)に
示す強制終了解除処理(手続きpc291〜P C29
3)を実行する。また、″開店コード”でないときは手
続き)) C206で受信パケットが“強制終了解除゛
′か否か判定し、イエスなら同じく強制終了解除処理P
C291〜P293を実行し、ノオなら手続きPC20
7へ進む。
手続きPC207では、受信パケットが“閉店コード″
か否か判定し、イエスなら第62図(D)に示す強制終
了処理(手続きPC295〜PC297)を実行する。
また″閉店コード”でないときは手続きPC208で受
信パケットが゛′強制終了要求″″か否か判定し、イエ
スなら同じく強制終了処理PC295〜PC297を実
行してから、またノオならそのまま手続きPC209へ
移行してユニットメモリ550内のコマンドレジスタC
R2をクリアする。
第61図(B)には、第60図のフローにおけるカード
番号予約処理の具体的手順を示す。
ここでは、先ずユニットメモリ550内のモニタ情報1
の初期値未設定ビットが「1」か否か判定する(手続き
PC211)。ここで、当該ビットがrlJなら未だ管
理装置400から初期値を受は取っていないので何もせ
ずに元のルーチン(第60図)へ戻り、「O」なら手続
きPC212へ進んで、金額、カード番号および発行通
し番号を「0」とし発行受付番号のみ入れた″カード購
入″パケットを送信する。なお、発行受付番号は、当該
カード発行機200における既発行目数に1を加算した
ものを使用する。管理装置400においては、自己の管
理下の全発行機における発行回数を加算して発行通し番
号nを決定する。
次に、ユニットコント[l−ラ290は、10秒タイマ
を設定L2でから、そのタイマがタイムオーバーしたか
判定し、ノオならユニットメモリ550内のコマンドレ
ジ久りCR1を見て管理装置からパケットを受信したか
否か判定する(手続きPC213〜PC215)。ここ
で、パかットが受信されていないときは、上記手続きP
C214へ戻って−再び10秒タイマがタイムオーバー
したか判定する。そして、パケットを受信する前にタイ
ムオーバーになると、手続、きPC219へ移行して金
額表示器213のコモン信号をロウレベルまたはハイに
固定することでウォッチドッグパルスの出力を停止させ
る。ちなみに、このパルスが停止されると、リセット回
路555によってリセット信号が発生され、ユニットコ
ントローラ290およびデータ伝送コントローラ553
にリセットがかかるようになっている。
手続きPC21,3で設定【4たタイマがタイムオーバ
ーを起こす前はパケットを受信すると、手続きPC21
,5からPC2167\進み、その受信パケットが“A
CK”か否か判定し、” A CK ”でないときは’
 N A K ”か否か判定する(手続きPC217)
。また、受信したバケツi−が“A CK ”でも“N
 A K ”でもないときは、内部メモリ番J、−未処
理パケットとして登録しておく(手続きTJ C218
)。なお、この未処理パケットは第60図のメインフロ
ーの中の手続きPCl、10でその有無が判定されて、
処理される。
また、手続きPC219で受信パケットがIINA K
 ”と判定されたときは手続きI) C219へ移行し
て、ウォッチドッグパルスを停止して、リセットをかけ
る。
一方、手続きP C216で受信パケットが”ACK”
と判定されたときは、手続きPC221へ移行して予約
フラグをオール”′1″にセットしてから、カード発行
制御装置790に対し、金額本[0」として「カード発
行」ファンクションな送信する(手続きPC222)。
それから、カード発行制御装置790からrlI:常終
了」ファンクションを受信したか判定しく手続きPC2
23)、受信していなければ手続きPC224へ移行し
て「異常終了」ファンクションを受信したか判定する。
ここでノオならば再び手続きI’C223へ戻って上記
判定を繰り返し、「正常終了」ファンクションを受信し
た時点で手続きPC225へ移行して紙幣挿入ランプ2
23の点滅を開始させてから元のルーチン(第60図)
に戻る。
また、手続きPC224で「異常終了」ファンクション
を受信したときは、モニタ表示器206にその異常の内
容を示すエラ一番号を表示させてからエラー状態の回復
を待ち、回復後に手続きPC222へ戻って再度カード
発行制御装!790へ「カード発行」ファンクションを
送信する。
なお、金額が「0」の「カード発行」ファンクションを
カード発行制御装置790が受信すると、カードタンク
からカードを取り出して磁気記録部にカード番号を含む
磁気データを記録し1発行穴を開けてから千の位を除く
3つの「0」を印字した時点で処理を中断して待機状態
に移るようになっている。
第61図(C)には、第60図のフロー中におけるカー
ド購入処理の具体的手順を示す。
紙幣識別器210に紙幣が挿入されたことを検知すると
、ユニットコントローラ290は先ず紙幣挿入ランプ2
23が点滅状態にあるか否かチエツクしく手続きPC2
31)、点滅中でないときは何もせずに元のルーチン(
第60図)へ戻り、点滅中のときはPC232以下の手
続きへ移行する。上記紙幣挿入ランプ223は、前述し
たカード番号予約処理中の手続きPC225または第6
2図(D)の強制終了解除処理中の手続きPC225で
点滅が開始されるので、カード番号の予約処理終了後ま
たは″強制終了解除″′パケットを受信した後に当該カ
ード購入処理が実行されることになる。
手続きPC232では紙幣識別器210に対して、紙幣
取込み指示信号5TACKを与えてから、紙幣識別器2
10からの金額を読み取って、その金額によって購入可
能な購入選択スイッチ212を示すべくスイッチ内臓の
ランプLMP1〜LMP5を挿入金額に相当する分(千
円ならLMPIのみ、5千円ならLMP1〜LMP5)
だけ点灯させる(手続きPC233)。
次に、挿入された紙幣が5千円未満か判定しく手続きP
C234)、5千円なら手続きPC236で上記紙幣挿
入ランプ223を消灯させてから手続きPC237へ移
行し、5千円未満なら手続きPC236で次の紙幣が挿
入されたか否か判定する。連続した紙幣の挿入による高
額のカードの購入を可能にするためである。ここで、次
の紙幣の挿入を検知すると、再び手続きPC232へ戻
って紙幣の取込み指令を与え、トータルの投入金額に相
当する購入ランプを点灯させてからトータルの投入金額
が5千円未満か判定する。
投入金額が5千円に達するか次の紙幣の挿入がないとき
は、手続きPC237へ移行して購入選択スイッチ21
2のいずれかがオンされたか否か判定する。ここで1選
択スイッチ212がオンされていないときは手続きPC
234へ戻ることで購入選択スイッチがオンされるまで
次の手続きへ移行せずに待機する。
その後、購入選択スイッチ212がオンされると、紙幣
挿入ランプ223を消灯させてからオンされたスイッチ
以外の内蔵ランプをすべて消灯させる(手続きPC23
8,PC239)。次に、カード発行口202に設けら
れているカード発行ランプ224の点滅を開始させてか
ら、釣銭があるか否か判定し、釣銭があるときは、紙幣
払出口232に設けられた紙幣払出ランプ225の点滅
を開始させる(手続きPC240〜pc242)。
この実施例のカード発行機では、紙幣識別器210とし
て千円と5千円と1万円を識別できるものを使用すると
ともに、発行カードとしては千円きざみで5千円相当ま
で発行できるようにしているためである。
一方、釣銭がないときは手続きPC241からPC24
3ヘジャンプしてランプを点滅させずに次の手続きへ進
み、予約フラグが[0」か否か判定する。
ここで、予約フラグが「1」なら次の手続きPC244
で、金額の欄に購入選択スイッチ212により選択され
た値を、また、カード番号および発行通し番号の欄には
第61図(B)のカード番号予約処理で管理装置400
から受は取った予約番号を、更に発行受付番号の欄には
予約の際に管理装置へ送った発行回数をそれぞれ入れた
″カード購入″パケットを管理装置へ送信する。一方、
予約フラグが「0」のときは、金額の欄に選択値また発
行受付番号の欄には既発折回数に+1をした値を入れ、
カード番号と発行通し番号は各々「0」とした“カード
購入”パケットを管理装置へ送信する。発行機がカード
番号の予約を行なう前に紙幣が投入された場合を想定し
たものである。
パケット送信後ユニットコントローラ290は、10秒
タイマをセットしてからタイムオーバーしたか判定し、
オーバーしていないときは管理装置400からのパケッ
トを受信したか否か判定する(手続きPC246〜P2
48)。ここでパケットを受信していないときは手続き
PC247へ戻ってタイマをチエツクし、タイムオーバ
ーすなわち10秒以内に’ACK”パケットが戻ってこ
ないときは、手続きPC252へ移行してウォッチドッ
グパルスの出力を停止させる。
また、時間内にパケットを受信すると、そのパケットが
“N A K ”か否か判定し、” N A K ”の
ときは、手続きPC252へ移行してウォッチドッグパ
ルスの出力を停止させる。
さらに、受信パケットが” N A K ”でなかった
ときは“A CK ”か否かチエツクし、” A CK
”でないときは未処理パケットとして内部メモリに登録
してから手続きPC247へ戻って再びタイマをチエツ
クする。そして、受信パケットがACK”であった場合
にのみ手続きPC253へ移行して、発行回数をインク
リメントしてから、予約処理フローの手続きPC221
で「1」にセットされた予約フラグを「0」にする(手
続きPC254)。
その後、ユニットコントローラ290は、カード発行制
御装置!790ヘカード番号と発行通し番号および購入
金額を入れた「カード発行」ファンクションを送信して
から、「正常終了Jファンクションの応答があるのを待
つ(手続きPC255〜PC257)。[正常終了」の
応答がくる前にr異常終了J応答がカード発行制御装置
790から送られてくると、ユニットコントローラ29
0はモニタ表示器206に異常の内容を示すエラー番号
を表示してからエラー状態が回復するのを待つ(手続き
PC263,PC264)。
一方、カード発行指令後に[正常終了」ファンクション
が戻ってきたときは、手続きPC240で点滅させたカ
ード発行ランプ224を消灯させてから、再び釣銭の有
無を判定し、釣銭があるときは釣銭払出器230に対し
て釣銭払出指令信号を与える(手続きPC258〜PC
260)。それから、手続きPC242で点滅させた紙
幣払出ランプ225を消灯させた後、ユニットメモリ5
50の送信データエリア内の受入金額、預かり金額およ
び払出金額を演算して更新する(手続きPC261,P
2O3)、なお、釣銭がないときは手続きPC259か
らPC262ヘジャンプして、元のルーチン(第60図
)へ戻る。
第62図(A)〜(D)は、第61図(A)のフローに
おいて示されている初期値設定処理、ユニット復旧処理
、強制終了解除処理および強制終了処理の具体的手順を
示すもので管理袋W400から送られてきたパケット番
ヒ応じてそれぞれ対応する処理が実行される。
このうち第62図(A)は″初期値設定′″パケットを
受信したときの処理であり、ユニットコントローラ29
0は先ずユニットメモリ550の受信データエリアに書
き込まれた受信パケットのヘッド部分を送信データエリ
アにコピーすることで、送信の際のパケットのヘッドと
なる部分を作成1゛るとともに、受信データエリアのホ
ットコードを送信データエリアの所定の番地にコピーす
る(手続きPC271,PC272)。
次に、手続きPC106で「l」にセットした送信デー
タエリア内のモニタ情報1の初期値未設定ビットをクリ
アすることで、ユニット制御装置280が初期値を受信
したことを明示してから、カード発行制御装置790に
対して「初期値送信ファンクションを送信して元のルー
チンへ戻る(手続きPC273,PC274)。
“ユニット復旧データ′″パケットを受信したときは、
第62図(B)の処理が開始され、先ず受信データエリ
ア内のパケットタイプと受信した復旧データを送信デー
タエリアの対応するエリアにコピーしてからユニットメ
モリ550の交信用エリア内のコマンドレジスタCR2
に” A CK ”パケットの送信コマンドを書き込ん
でデータ伝送コントローラ551にパケットの送信を指
示する(手続きPC281,PC282)。
次に、タイマ(10秒)を設定してからカード発行制御
装置790へ「初期値送信」ファンクションを送る(手
続きPC283,P2S5)。それから¥を理装置40
0からのパケットの受信を待ち、” A CK″′送信
後所定時間(10秒)内に所定のバケツ!−(”リスタ
ート″パケット)が送信されてこないときはウォッチド
ッグパルスの出力を停止させて、自らリセットをかける
(手続きPC285〜PC287)。10秒以内に“リ
スター1〜″パケツトが送信されてきたときは第61図
(A)の手続きPC209でコマンドレジスタCR2を
クリアしてから第60図のメインルーチンへ戻る(手続
きPC288)。
第62図(C)、(D)には管理装置400から“強制
終了解除”パケットまたは′″強強制終了式パケット送
信を受けたときの処理が示されている。ユニットコント
ローラ290が“強制終了″を受信したときは先ず発行
機の稼動情報内の「稼動中」を示すビットをセットして
から発行中止ランプ222を消灯、発行中ランプ221
を点灯させ、紙幣挿入ランプ223の点灯を開始させる
(手続きPC291〜PC293)、一方、″強制終了
″パケットを受信すると稼動情報内の「稼動中」を示す
ビットをクリアした後、発行中止ランプ222を点灯、
発行中ランプ221を消灯してから、紙幣挿入ランプ2
23を消灯させる(手続きPC295〜PC297)。
第63図には、ユニットコンl−ローラ290における
上記メイン処理(第60図)とは別個にタイマ割込みに
よって実行されるタイマ割込み処理の手順が示されてい
る。
ユニッ1、コントローラ290は、第60図のフロー中
の手続きPCIOIでセットされた内部のタイマから1
m秒間隔で割込み信号が入ってくると、先ず手続きPC
lolで内部メモリに書き込んだチエツクコードを読み
出してコードが変化していないか調べることで内部メモ
リをチエツクして異常があるときは手続きPC124ヘ
ジャンプしてウォッチドッグパルスの出力を省略するこ
とでリセットをかける(手続きPCI 21)。内部メ
モリが正常であるときは手続きPCI22でタイマを交
信してからウォッチドッグパルスを出力した後、金額表
示器213をダイナミック表示させるためのデータを出
力して割込み処理を終了する(手続きPCI23.PC
l、24)。
なお、第60図〜第63図のフローチャートには示され
ていないが、ユニットコントローラ290はカード発行
制御装置790からのファンクションを受信した場合、
そのコードをチエツクしてエラーがあったときには、「
再送要求」ファンクションを送信するようにしている。
第64図にはカード発行制御装置790におけるカード
発行等の制御手順が示されている。
カード発行制御装置790は、リセットがかかると先ず
内部メモリやレジスタ、I10ボート等をクリアして初
期化した後、タイマ(ex、1.0秒)を設定し、「初
期値要求」ファンクションをユニットコントローラ29
0に対して送信する(ルーチンRN1.O]〜RN10
3)。次に、ユニットコントローラ290からのファン
クションを受信したかチエツクし、受信していなければ
ルーチンRN102で設定したタイマがオーバーしたか
判定する(ルーチンRN104,105)。
そしてタイムオーバーするまでルーチンRNIO4,1
05を繰り返し、タイムオーバーしたならルーチンRN
102八戻ってタイマを設定し直してから再度「初期値
要求」ファンクションを送信する。最初に「初期値要求
」ファンクションを送った時点では、まだユニットコン
トローラ290が受信の準備が整っていない場合があり
得るからである。
ファンクション送信後に、ユニットコントローラ290
からのファンクションを受信すると、ルーチ:/RN1
04からRN106へ移行シテ、受信したファンクショ
ンが「初期値送信」ファンクションか否か調べ、ノオな
らルーチンRN107で「異常終了」ファンクションを
送信してからルーチンRN102へ戻って、「初期値要
求」ファンクションの再送信を行なう。ユニットコント
ローラ290から先ず初期値をもらってからカード発行
等の具体的処理を正確に実行するためである。
ルーチンR,N 106の判定で受信したファンクショ
ンが「初期値送信」であったときは、ルーチンRN10
8へ進み、ファンクションコードと一緒に送られてきた
年月日と識別コードとを内部メモリに記憶してから同じ
く内部メモリに容易されたステータスレジスタの初期値
未設定ビットをクリアし、「正常終了」ファンクション
をユニットコントローラ290へ送信する(ルーチンR
NI09、RNIIO)。
しかる後、ルーチンRNIIIでユニットコントローラ
290からの次のファンクションの受信が有るのを待ち
、ファンクションを受信した時点でルーチンRN112
〜RN115へ進み、いずれのファンクションを受信し
たか判定し、「初期値送信」ファンクションであったと
きは年月日、識別コードを記憶してから「正常終了」フ
ァンクションを送信しくルーチンRNI I G、RN
I 17)、「カード発行」ファンクションであったと
きは第65図のカード発行処理(ルーチンRNI21〜
RN129)を実行する。また受信したファンクション
が「再送要求」であったときは、ルーチンNR118で
て前回送信したファンクションを再送し、「ステータス
要求JであったときはルーチンRN119で「ステータ
ス要求Jファンクションを送信する。ルーチンRN11
2で再度「初期値送信」ファンクションか否か判定して
いるのは、後述のエラー処理(第67図参照)実行後に
ルーチンRN ]、 ]、、 1へ戻ってきた場合(符
号Vl)を考慮したものである。
第65図には第64図のフロー中におけるカード発行処
理の具体的手順を示す。
カード発行制御装置790は、ユニットコントローラ2
90から「カード発行」ファンクションを受信すると、
先ず印字装置750内のセンサ761aを見て印字装置
内に待機しているカードがあるか否か判定する(ルーチ
ンR121,)。ここで、カードがなければ次のルーチ
ンR122で「カード発行」ファンクション内の金額が
「0」か否か調べ、イエスなら第66図(A)に示され
ているカード取出処理ルーチンRN20]〜RN212
を実行してから第66図(B)のり−ダ制御処理ルーチ
ンRN213〜RN22 ’7、第66図(C)のカー
ド反転処理ルーチンRN288〜RN243、第66図
(D)の印字1処理ルーチンRN245〜RN266を
実行した後、[正常終了Jファンクションをユニットコ
ントローラ290に対して送信して元のルーチン(第6
5図)へ(ルーチンRN129)戻る。これによって、
カードタンクからカードを1枚取り出して磁気データを
書き込んだ後、印字装置で購入金額の千の桁を除くすべ
てのデータを印字した状態で待機する発行予約処理が実
行される。
また、ルーチンRN121.RN122でそれぞれ1′
カートなし″、“金額≠O)lと判定されると、カード
取出処理RN201〜RN21.2、リーダ制御処理R
N 21.、3〜RN227、カード反転処理RN22
8〜RN243、印字1処理RN245〜RN266お
よび第66図(’ E )のカード排出処理RN268
〜RN280を実行してから、カード取出枚数を計数す
るカウンタ795をカウントアツプし、「正常終了」フ
ァンクションを送信する(ルーチンRN123.RN1
29)。
これによって、カード番号予約前に金額の入った[カー
ド発行」ファンクションが送られてきたときに、カード
を発行することができる。このような事態は、例えばカ
ードリーダのみ電源がオフで、ユニットコントローラ2
90やカード発行制御装置790の電源がオンされてい
て処理が進行し、その後カードリーダの電源が投入され
た場合に生じる。
一方、ルーチンRN121で印字装置1750内にカー
ド(予約カード)があると判定したときにはルーチンR
N124へ移行して、既に予約してあったカードのカー
ド番号と「カード発行」ファンクションにより送られて
きたカード番号とを比較する。そして、カード番号が一
致しなかったときは、第66図(F)に示すスタック処
理RN281〜RN299を実行して予約中のカードを
没収タンク780へ収納してから、カード取出枚数とス
タックカード枚数を計数する2つのカウンタ795.7
96を更新する(ルーチンRN125)。発行されたカ
ードのデータと管理装置400内のカードファイルのデ
ータとの不一致を回避するためである。その後、金額が
rQJか否かの判定を行ない(ルーチンRN126)、
金額がゼロならルーチンR122の次のカード取出処理
RN201〜RN212から印字1処理RN245〜R
N266までを実行してカードの発行予約処理を実行す
る。また、ルーチンRN126で金額が「0」でないと
判定したときは、カード取出処理RN201〜RN21
2からカード排出処理RN268〜RN280までを実
行して、カード予約なしに直ちにカードを発行させる。
一方、上記ルーチンRN124でカード番号が一致した
ときは、ルーチンRN127へ移行して金額が「0」か
否か判定する。ここで金額がrQJなら何もせずにルー
チンRN129へ移行して「正常終了」ファンクション
を送信し、金額が「0」でないときは第66図(D)の
印字2処理(ルーチンRN126〜RN266)へ移行
してこれを実行した後、カード排出処理RN268〜R
N280を実行し、カード取出枚数カウンタを更新して
から「正常終了」ファンクションを送信する(ルーチン
RN128.RN129)、すなわち、ルーチンRN1
27〜RN128までの手続きによって予約待機中のカ
ードに対する金額の千の桁の印字と排出が行われる。
なお、上記ルーチンRN121とRN124で“予約カ
ード有り′″、″カード番号一致”と判定してからルー
チンR127で“金額=Onと判定されるのは、例えば
カード発行予約処理後にユニット制御装置280の電源
がオフされ、再びオンされて管理装M400から“ユニ
ット復旧データ″′パケットを受信した後に、ユニット
コントローラ290がカード発行制御袋32790ヘカ
ード予約のための「カード発行」ファンクションを送信
したような場合に生じる。
第66図(A)には、第65図のカード発行ファンクシ
ョン受信処理フロー中におけるカード排出処理の具体的
な手順を示す。
ここでは先ず、カード有無センサ703を見てカードタ
ンク701内にカードがあるか否か調べ(ルーチンR2
01) 、センサがオフすなわちタンクが空のときは、
ルーチンRN212ヘジャンプして内部メモリ内のステ
ータス2の取出装置異常ビットを「1」に設定してから
、第67図のエラー処理ルーチンへ移行する。
また、カードタンク701内にカードがあるときはルー
チンRN201からRN202へ移行してカードリーダ
制御装置288へ「磁気書込み」コマンドを送る。それ
から、タイマを設定した後、タラッチソレノイド729
をオンさせるとともに、取出モータ719を回転させる
(ルーチンRN203、RN204)。これによってカ
ードタンクからカードが1枚送り出される。
次にルーチンRN203で設定したタイマがタイムオー
バーしたか否かチエツクし、ノオなら第1走行位置セン
サCPS1がオンしたか調べる(ルーチンRN205.
RN206)。第1走行位置センサCPS1がオフのと
きはルーチンRN206へ戻ってタイマのチエツクを繰
り返す、こうして、第1走行位置センサCPS1がオン
するのを待ち、センサがオンする前にタイムオーバーに
なるとルーチンRN211ヘジャンブしてステータス1
の走行位置センサ1異常ビツトを「1」に設定し、続い
てステータス2の取出装置異常ビットを「1」に設定し
てから第67図のエラー処理ルーチンへ移行する。
一方、タイムオーバーする前に第1走行位置センサCP
S1がオンしたときは、ルーチンRN207へ進み、ク
ラッチソレノイド729をオフしてカードをタンクから
送り出すローラ712へ取出モータ719の回転力が伝
わるのを止めさせてカードの2枚送りを防止してから、
再びルーチンRN203でセットしたタイマがタイムオ
ーバーしたか否かチエツクする(ルーチンRN208)
それから、今度は第1走行位置センサCPSLがオフし
たか否か調べ、所定時間内にセンサがオフすれば、カー
ドがカードタンク701から取り出され、正常に送り出
されたと判断し、取出モータ719を停止させて処理を
終了し元のルーチン(第65図)へ戻る。なお、所定時
間内に走行位置センサCPS1がオフしないときはカー
ドが途中で詰まったと判断してルーチンRN211へ移
行し、ステータス1の走行位置センサ1異常ビツトをセ
ットする。
第66図(B)には、第65図のカード発行ファンクシ
ョン受信処理フロー中におけるリーダ制御処理の具体的
な手順を示す。
このフローでは、先ずタイマを設定してから、そのタイ
マがタイムオーバーを起こす前に、カード取出処理フロ
ー中のルーチンRN202で送信した「磁気書込み」コ
マンドに対する応答があったか否かチエツクする(ルー
チンRN213〜RN215)、そして、時間内に応答
がなかったときはルーチンRN227ヘジヤンプしてス
テータス2のカードリーダ異常ビットを「1」に設定し
てから第67図のエラー処理ルーチンへ移行する。
また、所定時間内にカードリーダ制御装置288からの
応答を受信したときは、ルーチンRN216へ進みその
応答が正常か否かチエツクし、異常があるとタイムオー
バーのときと同様にルーチンRN227ヘジヤンブし、
エラー処理を実行する。一方、応答が正常ならカードリ
ーダ制御装置288に対して発行穴位置を示すデータを
入れた「パンチ穴開け」コマンドを送信して、タイマを
セットする(ルーチンRN21?、RN218)。
それから、そのタイマがタイムオーバーを起こす前にカ
ードリーダ制御装置288からの応答があったか否かチ
エツクする(ルーチンRN219゜RN220)。そし
て、時間内に応答がなかったときはルーチンRN227
ヘジヤンプしてステータス2のカードリーダ異常ビット
を[1」に設定してから第67図のエラー処理ルーチン
へ移行する。
また、所定時間内にカードリーダ制御装′11288か
らの応答を受信したときはルーチンRN221へ進み、
その応答が正常か否かチエツクし、異常があるとタイム
オーバーのときと同様にルーチンRN227へジャンプ
し、エラー処理を実行する。一方、応答が正常ならカー
ドリーダ制御装置288に対し「カード後方排出」コマ
ンドを送信してタイマをセットする(ルーチンRN22
2゜RN223)、それから、そのタイマがタイムオー
バーを起こす前にカードリーダ制御装置!288からの
応答があったか否かチエツクする(ルーチンRN224
.RN225)、そして、時間内に応答がなかったとき
はルーチンRN227ヘジヤンプしてステータス2のカ
ードリーダ異常ビットを「1」に設定してから第67図
のエラー処理ルーチンへ移行する。
また、所定時間内にカードリーダI制御装置288から
の応答を受信したときは、ルーチンRN226へ進みそ
の応答が正常か否かチエツクし、異常があるとタイムオ
ーバーのときと同様にルーチンRN227へジャンプし
、エラー処理を実行する。一方、応答が正常なら元のル
ーチン(第65図)へ戻る。
第66図(C)には、第65図のカード発行ファンクシ
ョン受信処理フロー中におけるカード反転処理の具体的
な手順を示す。
この処理では、先ず搬送モータ706を正回転させてか
らタイマをセットし、このタイマがタイムオーバーを起
こす前に第2走行位置センサcPS2がオンしたか否か
チエツクする(ルーチンRN228〜RN231)、そ
して、時間内に第2走行位置センサCPS2がオンしな
かったときはルーチンRN242へジャンプしてステー
タス1のジャム異常ビットに「1」を、またルーチンR
N243でステータス2のカード搬送異常ビットに「1
」をそれぞれ設定してから第67図のエラー処理ルーチ
ンへ移行する。
一方、所定時間内に第2走行位置センサcps2がオン
したときは、ルーチンRN232.RN233へ移行し
てルーチンRN229で設定したタイマがタイムオーバ
ーを起こす前に第2走行位置センサCPS2がオフした
か否かチエツクする。
第2走行位置センサCPS2がオフすれば、カードが走
路切替片745を通過したことになる。そこで、時間内
に第2走行位置センサCPS2がオフしなかったときは
ルーチンRN242ヘジャンブしてステータス1のジャ
ム異常ビットに1’1」を、またル−チンRN243で
ステータス2のカード搬送異常ビットに「1」をそれぞ
れ設定してから第67図のエラー処理ルーチンへ移行す
る。
また、所定時間内に第2走行位置センサcps2がオフ
したときは、ルーチンRN234へ移行して新たにタイ
マを設定してから、搬送モータ706を逆回転させる(
ルーチンRN235)。これによって、カードは逆方向
に移送され、走路切替片745によって印字装置750
へ向かう走路へ誘導される。
搬送モータ逆転後、カード発行制御装置2790は、ル
ーチンRN234でセットしたタイマがタイムオーバー
を起こす前に第2走行位置センサCPS2が再びオンし
たか否かチエツクする(ルーチンRN236.RN23
7)。そして、時間内に第2走行位置センサCPS2が
オンしなかったときはルーチンRN242ヘジャンプし
てステータス1のジャム異常ビットに「1」を、またル
ーチンRN243でステータス2のカード搬送異常ビッ
トにrlJをそれぞれ設定してから第67図のエラー処
理ルーチンへ移行する。
一方、所定時間内に第2走行位置センサcps2がオン
したときは、ルーチンRN238.RN239へ移行し
てルーチンRN234で設定したタイマがタイムオーバ
ーを起こす前に第2走行位置センサCPS2がオフした
か否かチエツクする。
そして、時間内に第2走行位置センサCPS2がオフし
なかったときはルーチンRN242ヘジャンプしてステ
ータス1のジャム異常ビットに「1」を、またルーチン
RN243でステータス2のカード搬送異常ビットに「
1」をそれぞれ設定してから第67図のエラー処理ルー
チンへ移行する。
さらに、所定時間内に第2走行位置センサcps2がオ
フしたときは、ルーチンRN240.RN241へ移行
して、ルーチンRN234で設定したタイマがタイムオ
ーバーを起こす前に第3走行位誼センサCPS3がオン
したか否かチエツクし、時間内にセンサがオンすれば元
のルーチン(第65図)へ戻る。
第66図(D)には、第65図のカード発行処理フロー
中における印字1処理(印字2処理を含む)の具体的な
手順を示す。
ここでは、先ずタイマをセットしてから、そのタイマが
タイムオーバーを起こす前に第4走行位置センサCPS
4がオンしたか否かチエツクする(ルーチンRN245
〜RN267)。第4走行位置センサCPS4がオンす
る前にタイムオーバーを起こしたときはルーチンRN2
65.R266ヘジヤンプして、ステータス1のジャム
異常ビットに「1」を設定し、またステータス2の印字
装置異常ビットに「1」を設定してから第67図のエラ
ー処理へ移行する。
また、タイムオーバーを起こす前に第4走行位置センサ
CPS4がオンしたときは、ルーチンRN248へ進ん
で印字用モータ751を回転させてから、タイムオーバ
ーを起こす前に第3走行位置センサCPS3がオフした
か否かチエツクする(ルーチンRN249.RN250
)、ここで、タイムオーバーを起こすとルーチンRN2
65ヘジャンプしてエラー処理へ移行し、所定時間内に
第3走行位誼センサCPS3がオフしたときは、第66
図(C)のルーチンRN235で駆動された搬送モータ
706を停止させてから、タイムオーバーを起こす前に
第4走行位置センサCPS4がオフしたか否かチエツク
する(ルーチンRN251〜RN253)。ここでタイ
ムオーバーを起こしたときは上記と同様ルーチンRN2
65ヘジャンプする。一方タイムオーバー前に第4走行
位置センサCPS4がオフしたときはルーチンRN25
4へ進んで印字ヘッドの昇降モータ758を、180°
回転させて、ヘッドを降下させる。それから、印字ヘッ
ド756で識別コードと年月日および購入金額の千の桁
以外数字すなわちro OOJを印字した後、「カード
発行」ファンクションコードとともに送られてきた金額
データが「O」か否か判定する(ルーチンRN255〜
RN258)。
そして、金額が「0」のときはルーチンR259へ移行
して印字ヘッド756を下げた状態のまま印字用モータ
751を停止させてカードの移動を中止させ、印字装置
750内で待機させる。また、金額が「O」でなかった
ときはルーチンRN261へ進み金額の千の桁の数字を
印字させてから、ヘッド昇降モータ758を再び180
°回転させて印字ヘッド756を上昇させ、新たにタイ
マをセットする(ルーチンRN262)、その後、この
タイマがタイムオーバーを起こす前に第5走行位置セン
サCPS5がオンしたか否かチエツクしくルーチンRN
263.RN264) 、タイムオーバーを起こしたと
きはルーチンRN265へ移行してステータス1のジャ
ム異常ビットを「1」に、またステータス2の印字装置
異常ビットに「1」を設定してから第67図のエラー処
理へ移行する。一方、タイムオーバーを起こす前に第5
走行位置センサCPS5がオンしたときは元のルーチン
(第65図)へ戻る。
さらに、このフローには第65図における印字2処理も
示されている。すなわち、第65図のカード発行処理に
おいて印字装置750内に予約カードが待機していると
きに「カード発行」ファンクションを受信し、その中の
カード番号が待機中の予約カードのカード番号と一致し
、かつ金額が「0」でなかったときはいきなり第66図
(D)のルーチンRN260で印字用モータ751を始
動させてカードを移動させ、以下ルーチンRN261〜
RN264を実行することで、やり残していた金額の千
の桁の数字の印字を行なってから第65図のルーチンへ
戻ってカード排出処理へ移行する。これによって、カー
ド発行機200に実際に紙幣を投入したときは、第66
図(D)のルーチンRN 245〜RN258の実行を
省略し、既に金額の千の相思外の印字までを終了した予
約カードに1字だけ印字して直ちに排出することで紙幣
投入からカード排出までのみかけ上の所要時間を大幅に
短縮することができる。
第66図(E)には第65図のカード発行処理フロー中
におけるカード排出処理の具体的手順が示されている。
この処理が開始されると、先ずカード導出装置770内
の導出ソレノイド779をオンさせて走路切替部材77
7を下方へ回転させてがら搬送モータ706の逆回転を
開始させ、タイマをセットする(ルーチンRN268〜
RN270)。これによって、印字装置750から送り
出されたカードは導出袋M770内を通ってカード発行
口202へ向かって移送される。そして、ルーチンRN
270でセットしたタイマがタイムオーバーを起こす前
に第5走行位置センサCPS5がオフしたときは印字装
置750内の印字用モータ751を停止させる(ルーチ
ンRN271〜RN273)。
既にカードが印字装置750から送り出されているから
である。また、第5走行位置センサCPS5がオフする
前にタイムオーバーを起こしたときはルーチンR279
,RN280へ移行してステータス1のジャム異常ビッ
トとステータス2のカード搬送異常ビットにそれぞれ「
1」を設定してから第67図のエラー処理へ移行する。
上記ルーチンRN273で印字用モータ751を停止さ
せた後は、再びルーチンRN270でセットしたタイマ
をチエツクし、タイムオーバーを起こす前にカード発行
口202の直前にある第6走行位置センサCPS6がオ
ンしたときは導出ソレノイド779をオフさせる(ルー
チンRN274〜RN276)。第6走行位置センサC
PS6がオンする前にタイマがタイムオーバーを起こし
たときはルーチンRN279へ移行する。
ルーチンRN276で導出ソレノイド779をオフした
後は、新たにタイマをセットして0.5秒待ってから搬
送モータ706を停止させる。上記0.5秒は、搬送モ
ータ706の回転速度との関係から決定されるもので、
カード導出装置770の搬送用ベルト772がカードを
その全長Q。
に相当する距離だけ移動させるのに充分な時間である。
第6走行位置センサCPS6がカードを検出した後0.
5秒待つことによってカードはカード発行口202から
3分の2程度突出された状態で停止する。第6走行位置
センサCPS6は遊技客が手でカードを発行口202よ
り引き抜いた時点でオフとなる。
第66図(F)には、第65図のカード発行処理フロー
中におけるスタック処理の具体的手順を示す。
カード発行制御袋w790は、ルーチンRNI21で印
字装置1750内に予約カードがあると判定したものの
受信したカード番号が待機中のカードのカード番号と一
致しないときは、このスタック処理を実行し、先ず印字
装置750のヘッド昇降モータ758を180°回転さ
せて印字ヘッド756を上昇させる(ルーチンRN28
1)、それからタイマを設定して印字用モータ751を
回転させてカードの移送を開始させてから上記タイマを
チエツクする(ルーチンRN282〜RN285)、そ
して、印字装W750の出口にある第5走行位置センサ
CPS5がオンする前にタイマがタイムオーバーしたと
きは印字装置750内にカードが詰まっていると判定し
てルーチンRN296、RN297へ移行してステータ
ス1のジャム異常ビットとステータス2の印字装置異常
ビットにそれぞれ「1」を設定してから第67図のエラ
ー処理へ移行する。
また、タイマがタイムオーバーを起こす前に第5走行位
置センサCPS5がオンしたときは、ルーチンRN28
6へ進んで搬送モータ706を逆回転させてカード導出
袋[770の搬送用ベルト772の搬送を開始させてか
ら新たにタイマを設定する。それから、このタイマをチ
エツクして第5走行位置センサCPS5がオフする前に
タイムオーバーをおこしたときはルーチンRN298゜
R299ヘジヤンプしてステータス1のジャム異常ビッ
トとステータス2のカード没収装置異常ビットにそれぞ
れ「1」を設定してから、第67図のエラー処理へ移行
する(ルーチンRN288゜RN289)。
一方、タイマがタイムオーバーを起こす前に第5走行位
置センサCPS5がオフしたときは、ルーチンRN29
0へ進んで印字用モータ751を停止させる。しかる後
、再びルーチンRN287でセットしたタイマをチエツ
クし、カード導出装置! 770内のカード満杯センサ
783がオンする前にタイムオーバーを起こすか、カー
ド満杯センサ783がオンしたもののオフ前にタイムオ
ーバーを起こすと(ルーチンRN291RN294)、
ルーチンRN298.RN299を実行してから第67
図のエラー処理ルーチンへ移行する。また、タイマ設定
径所定時間内にカード満杯センサ783がオンし、続い
てオフになったならばルーチンRN295へ進み、搬送
モータ706を停止させる。
このスタック処理では、第66図(E)のカード排出処
理と異なり、搬送モータ706の駆動前に導出ソレノイ
ド779をオンさせていないので、カード導出袋M77
0内の走路切替部材777はカード発行口202へ向か
う走行路を遮断した状態のまま搬送モータ706が駆動
されることになる。その結果、搬送用ベルト772で移
送されてきたカードは下の没収タンク780内に誘導さ
れ。
その途中でカード満杯センサ783によって検出される
第67図には第66図(A)〜(F)の各処理フロー中
においてカードの位置を検出する各種センサCPS1〜
CPS6等がオンまたはオフする前にタイムオーバーを
起こしたときに実行されるエラー処理の具体的な手順が
示されている。
この処理では、先ずカード発行装置700内のすべての
モータ(取出モータ719、搬送モータ706、印字用
モータ751およびヘッド昇降モータ758)を停止さ
せてから「異常終了」ファンクションをユニットコント
ローラ290へ送信する(ルーチンRN151.RN1
52)、次に、ユニットコントローラ290からファン
クションが送信されてきたか否か判定しくルーチンRN
I53)、ファンクションを受信していないときは、カ
ード発行装置t700内のセンサをチエツクすることで
エラーが復旧したか否か判定しくルーチンRNI 54
) 、復旧していないときはルーチンRN153へ戻る
ことでエラーが復旧するのを待つ。
復旧を待っている間に、カード発行袋jg700に詰ま
っていたカードが取り除かれるなどしてエラー原因がな
くなると、ルーチンRN155へ移行してステータス1
.2の各異常ビットを「0」にクリアしてから、ルーチ
ンRN156へ移行してカード取出枚数とカード没収枚
数を計数するカウンタ795,796を更新し、メイン
処理フロー(第64図)中のルーチンRNIIIへ復帰
する(符号v1参照)。
一方、ルーチンRN153.RN154でエラーの復旧
を待っているときに、ユニットコントローラ290から
のファンクションを受信すると、ルーチンRN157へ
移行して、その受信ファンクションが「ステータス要求
」ファンクションか否か判定し、イエスなら次のルーチ
ンRN158で「ステータス送信」ファンクションを送
信してからルーチンRN153へ戻り再びエラーが復旧
されるのを待つ、また、エラー復旧待ち中に受信したフ
ァンクションが「ステータス要求」でなかったときはル
ーチンRN159で受信ファンクションが[初期値送信
」ファンクションか否か判定し、「初期値送信」であっ
たときはそのファンクション内の年月日と識別コードを
内部メモリに記憶し、「正常終了Jファンクションを送
信してルーチンRN153へ戻り、再びエラーの復旧を
待つ(ルーチンRN160.RN161)。
また、エラー復旧待ち中に受信したファンクションが「
ステータス要求」でも「初期値送信」でもなかったとき
は、ルーチンRN159からRN152へ戻って「異常
終了」ファンクションを送信した後、エラー復旧を待つ
次に、カード発行制御装置790からの指令に基づいた
カードリーダ制御装置288による発行機200のカー
ドリーダ800の制御手順の一例を第68図〜第73図
を用いて説明する。なお、この実施例のフローは精算機
300や管理装置1400にも発行機と同一のカードリ
ーダを使用した場合を想定していずれの制御フローとし
ても共通に使用できるようになっている。
パチンコ機の制御ユニット160内のカードリーダに関
する制御フローとの大きな違いは、磁気コードの書込み
とそのベリファイの制御フローを有する点とカードをカ
ードリーダの前方でなく後方へ排出するフローを有する
点である。
前述したように、カードリーダ制御装置288とユニッ
トコントローラ290との間の通信は、前述したように
コマンド送信によって行われるようになっており、カー
ド発行制御装置!790からカードリーダ制御装置12
88に対する通信コマンドとしては、カードの磁気デー
タを記録するように指示する「磁気書込み」コマンドと
、カードの磁気データやセキュリティコードおよびパン
チ穴の各情報を読み取って磁気データを送るよう指示す
る「磁気読込み」コマンドと、読み取ったセキュリティ
データを送るよう指示する「セキュリティ要求Jコマン
ドと、読み取ったパンチ穴データを送るよう指示する「
パンチ穴要求」コマンドと、カードリーダ内に保持され
ているカードのデータの再読取りを指示する「リロード
Jコマンドと。
カードにパンチ穴を開けるように指示する「パンチ穴開
けjコマンドと、カードリーダ内のカードを前方の挿入
口の方向へ排出するよう指示する「カード前方排出」コ
マンドと、カードリーダ内のカードを後方へ排出するよ
う指示する「カード前方排出」コマンドと、カード読取
り指令を取り消すための「キャンセル」コマンドおよび
カードリーダの状態を示すステータス情報の送信を指示
する「ステータス要求」コマンドの9種類がある。
このうち、「磁気読込み」と「リロード」コマンドは発
行機200では使用せず、「磁気書込み」コマンドは精
算機300や管理装置400では使用しない。なお、「
磁気読込みJコマンドは、カードリーダ800に対し磁
気データのみでなくカードの全てのデータの読取りを指
示し、そのうち磁気データのみの送信を要求するもので
ある。セキュリティデータとパンチ穴データに関しては
それぞれ別にデータ要求コマンドが用意されている。
第68図にはカードリーダ制御袋91288による主た
る制御の手順全体が、また第69図〜第71図にはその
詳細な手順が、そして第72図および第73図には上記
主制御とは別個に割込みによって発生する割込み処理の
制御手順が示されている。
カードリーダ制御装置288は、リセットがかかると、
つまりリセット入力端子がロウレベルに変化すると、第
68図に示すように先ず各種フラグやカウンタ、バッフ
ァ、ワークエリア、レジスタ等の入った内部メモリをク
リアする(ルーチンRIIOI)。それから、割込み発
生時のスタックポインタを設定しI10ボートを初期化
して入出力端子の状態を設定した後、機器コード設定器
MC8より設定コードを読み込んで記憶してがら、カー
ド搬送用のモータ807へ電源を供給するリレーRLY
1をオンさせる(ルーチンR1102〜R1105)。
次に、エラー原因を表示するモニタ表示器175を消灯
状態に設定し、電源投入状態を示すパワーオンランプL
ED21を点灯させた後、内IaRAM内の″′カード
挿挿入禁止ラフラグ“1″を立てる(ルーチンR110
6〜R1108)、それから、受信バッファに対してカ
ード発行制御装置790からのコマンドの受信を許可し
た後、コマンドを受信したか否か調べる(ルーチンR1
109、RIIIO)。ここで、受信コマンドがないと
きは、ルーチンR1117へ移行して、1カード挿入待
ち”フラグがit 1 yyに設定されているかチエツ
クし、“0”ならルーチンRIIIOへ戻ってコマンド
の受信を待ち、6カード挿入待ち′″フラグ1”のとき
は第69図(A)に示されているカード読込み処理を実
行してからルーチンRIIIOへ戻る。カード読込み処
理は、「磁気読込み」コマンドを受信したときの処理と
同じである。この実施例のフローチャートは、精算機3
00や管理装置400にもパチンコ機100や発行機2
00と同一のカードリーダ800を使用した場合に共通
に使用できるように設計されており、ルーチンR111
7から「カード読込み処理」への流れは、精算機や管理
装置における制御を意識したもので、この発行機のフロ
ーにおいては。
“カード挿入待ち”フラグはずっとO′″にされており
、意味をなさない。
精算機300においては、″開店コード″パケットの受
信に基づいてカード精算制御装置312に「カード受信
可」ファンクションが送られて、カード精算制御装置3
12から「磁気読込み」コマンドがカードリーダ制御装
置1388に送られてくると、ルーチンR1110で受
信ありと判定されてルーチンR1111へ進み、コマン
ド先頭の’ESC’″が検出されてルーチンR1118
ヘジヤンプしてR1121まで進みコマンドの種類が判
定されることで第69図(A)の磁気読込み処理へ移行
して、ルーチンR1202から更に第70図(a)のカ
ード読取処理を実行し、このフローの中で挿入検出スイ
ッチがオフの間はカード読込みは行われず″カード未読
込み′″フラグセットされてルーチンR1203からR
1204へ移行して“カード挿入待ち”フラグをセット
して第68図のルーチンR1122→R1117へ移行
し、ここで再び第69図(A)の処理へ移行する。
つまり、カードが挿入されるのをずっと待ち、挿入時点
で第70図(b)のカード読取処理を実行するようにな
る。
一方、ルーチンRIIIOでコマンド受信有りと判定し
、ルーチンR11lでその受信データがコマンドの先頭
を示す” E S C”でないと判ったときは、ルーチ
ンR1112でそのコマンドが先に送られてきたコマン
ドのキャンセルコマンド“CAN”であるか否か判定す
る。キャンセルコマンド“CA N ”は他の通信コマ
ンドと異なり先類コードESCと終端コードC8を有さ
す、コマンドコードそのもので送られてくるのでこのよ
うな判定が行なえる。ルーチンR112で受信コマンド
が“CAN”でなかったときはルーチンR1117へ移
行し、” CA N″′であったときは次のルーチンR
1113へ進んで“カード挿入禁止”フラグを設定して
からカード保持ランプを消灯させ、送信バッファへ正常
終了を示すコードを設定してから第70図(h)の送信
処理を実行してそのコードをカード発行制御袋!179
0へ送信した後、“カード挿入待ち”フラグをクリアし
てルーチンRIIIOへ戻る。これによって、その前に
カード発行制御袋[790から送信された「磁気読込み
」コマンドによるカード挿入、待ち状態がキャンセルさ
れる。
その後、再びコマンドを受信してルーチンR1111へ
進み、ここでコマンド先頭コード受信と判定すると、ル
ーチンR1118へジャンプしてその後のコマンドの受
信を禁止してからカードリーダのモニタ表示器206を
消灯させ、カードリーダ制御族N288の受付状態を示
すOKクランプ消灯する(ルーチンR1119,R11
20)。
それから、ルーチンR1121で受信コマンドが前述し
た9つのコマンドのいずれかに該当するかチエツクし、
該当しないときは、ルーチンR1124でメモリ内にエ
ラー情報として“コマンド異常”を示すコードを書き込
んでから第71図のエラー処理ルーチンへ移行し、登録
されたコマンドに該当していればそれに対応した処理を
実行してからOKクランプ点灯させ、ルーチンR110
9へ戻って上記手順を繰り返す(ルーチンR1122、
R1123)。
第69図(A)には「磁気読込み」コマンドを受信した
ときの処理手順が、また同図(B)には「リロード」コ
マンドを受信したときの処理手順が示されている。これ
らのコマンド処理はカード発行機200では無縁である
ので、説明は省略する。
第69図(C)には、「磁気書込み」コマンドを受信し
たときのカードリーダコントローラ288の処理手順を
示す。
このコマンドを受信すると、先ず「磁気書込み」コマン
ドとともにアスキーコードの形で送られてきた磁気記録
データを内部処理に適したバイナリコードに変換して内
部メモリの磁気データバッファに記憶してから、当該磁
気データバッファの先頭に磁気データの先頭を示す先頭
コード5TX(第2図(E)参照)を入れ、磁気データ
バッファ内の上記磁気記録データの次(磁気データ数が
20個のときは21個目)にデータの終わりを示すET
Xコードを入れる(ルーチンR1231〜R1233)
。次に、書込みを行なう磁気データ数(次のルーチンで
計算されるLRCを含め22個)を設定した後、セーブ
した磁気データバッファから順次磁気記録データを読み
出すためのアドレスをアドレスカウンタに設定する(ル
ーチンR1234、R1235)。
しかる後、ルーチンR1236で所定のレジスタAにS
TXのコード(OBH)を予め設定しておいてから、ル
ーチンR1237〜R1244でレジスタAのデータと
次の磁気データとの排他的論理和を演算したものを再び
レジスタAに入れていく処理を、磁気データがなくなる
まで繰り返すことで最後にレジスタA内に全磁気データ
の誤り検査符号たるLRCコードが残るようにしている
なお、ルーチンR1236で最初にレジスタAにSTX
のコード(OBH)を設定しているので、最初の排他的
論理和の演算(ルーチンR1238)では同一データ同
士を演算することになり、その結果はオール゛0″であ
り、STXをLRCの計算に含めなかったのと同じ結果
が得られ、初期の目的を達成できる。また、ルーチンR
1237〜R1248の処理ではLRCの計算と同時に
各読込みデータ内のオンビット(“1″のビット)の数
が奇数か偶数か判定し、偶数のときは各データ内のパリ
ティビットを1′″に設定してデータバッファにセーブ
することでパリティ(奇数パリティ)ビットの付加も合
わせて行なうようにしている(ルーチンR1239〜R
1241)、上記LRC、パリティビットの計算処理後
は、磁気データパッファの最後(24番目)にSTXを
示すコードを入れる(ルーチンR1245)、つまり、
磁気データとETXおよびLRCを2つのSTXコード
で挾む形にする(第2図(E)参照)。
次に、レジスタAに残ったデータ(LCR)のオンピッ
ト数が偶数か奇数か判定し、偶数のときにのみパリティ
ビットを# 1 $7に設定してLRC自身にもパリテ
ィビットを付加し、磁気データバッファ内の所定の位!
(23文字目)に入れる(ルーチンR1246〜R12
48)。
その後、第70図(d)に示されている書込み処理(ル
ーチンR1301〜R1337)を実行して磁気データ
とライトクロックの出力を行ない、同図(e)のベリフ
ァイ処理(ルーチンR1341〜R1361)を実行し
て磁気データが正しく書き込まれたか否かチエツクして
から、ベリファイエラーが検出されたか否か判定しくル
ーチンR1249)、エラーがあったときはメモリ内に
エラー情報として磁気書込み異常を設定してから第71
図のエラー処理ルーチンへ移行する(ルーチンR125
1)、また、ベリファイエラーがなかったときは送信バ
ッファへ“′正常″応答コマンドを設定してから第70
図(h)の送信処理(ルーチンR1421〜R1426
)を実行して第68図のメインフローへ戻る。
第69図(D)にはカード発行制御装置790からの「
ステータス要求」コマンドを受信したときのカードリー
ダ制御装置288の制御手順を示す。
「ステータス要求」コマンドを受信すると、内部メモリ
内に保持されている機器コードとステータス1の内容を
送信バッファへ移し、送信バッファ内の最終データの次
の番地へコマンドの終了を示すコードCRを設定してか
ら、送信データとしてSTXを設定して先ずそれを送信
する(ルーチンR1261〜R1264)。しかる後、
上記送信バッファのアドレスをカウンタに設定してから
そのアドレスを用いて送信バッファより1バイトのデー
タを読み出してそれを送信した後、送信バッファのアド
レスを更新する(ルーチンR1265〜R1268)、
それから、CRココーを送信したか否か判定し、ノオな
らルーチンR1266へ戻って次のデータを送信し、C
Rココーの送信をもって「ステータス要求」コマンドに
対する処理を終了する(ルーチンR1269)。
さらに、第69図(E)では、「パンチ穴要求」コマン
ドを受信したときの制御手順をまた、第69図(F)に
は「セキュリティ要求」コマンドを受信したときの制御
手順をそれぞれ示す。これらのコマンドに対する応答処
理(R1271〜R1279およびR1281〜R12
89)の手順は第69図(D)の「ステータス要求」コ
マンドに対する応答処理と全く同一である。異なるのは
、最初に送信バッファへ機器コードとステータス1の内
容の代わりにカードから読み取られて内部メモリ内に保
持されているパンチ穴データまたはセキュリティデータ
を移しておく点のみである。
さらに、第69図(G)にはカード発行制御装置790
から「バンチ穴開け」コマンドを受信したときのカード
リーダ制御装置288の制御手順を示す。
このコマンドを受信すると、コマンドとともに送られて
きた穴開は箇所を示すデータ(この場合には発行穴)に
基づいて、初期化ルーチン等でRAM内に設定したパン
チ穴位置に基づいて基準位置からの距離をROMから読
み出して、バッファに記憶(ルーチンR1291)L、
、た後、第70図(g)の穴開は処理(R311〜R3
52)を実行する。それから“′パンチOK″′フラグ
をチエツクして六開けが確実に行われたか判定しくルー
チンR1292)、イエスなら送信バッファへ正常応答
コマンドを設定してから(ルーチンR1293)、第7
0図(h)の送信処理を実行し、ノオならステータス1
のパンチ不良ビットに“l”をセットして、エラー情報
にパンチ異常を書き込んでから第71図のエラー処理ル
ーチンへ移行する(ルーチンR1294,R1295)
第69図(H)には、「カード後方排出」コマンドを受
信したときのカードリーダ制御装置!288における制
御手順を示す。
このコマンドを受信すると先ず1秒タイマを設定してか
らモータ807を高速で正回転させる(ルーチンR14
01,R1402)、それから、ルーチンR1401で
設定したタイマがタイムオーバーを起こしたかチエツク
し、続いてカードリーダ内の最も後方の位置検出センサ
5NS4がオンしたか否か調べる(ルーチンR1403
,R1404)。そして、位置検出センサ5NS4がオ
フする前にタイムオーバーを起こしたなら、ルーチンR
1413ヘジヤンプしてモータ807を停止させてから
全センサがオフしているか調べる(ルーチンR1414
)。ここで、カードリーダ内のセンサのうち一つでもオ
ンしていればステータス1のカードジャムビットに“1
′″を設定し。
エラー情報としてのカードジャムエラーを書き込んでか
ら第71図のエラー処理ルーチンへ移行する。なお、ル
ーチンR1414ですべてのセンサがオフしていたとき
は排出終了とみなしてルーチンR1407ヘジヤンプす
る。
一方、ルーチンR1401で設定したタイマがタイムオ
ーバーを起こす前に位置検出センサ5NS4がオフした
ときは、0.4秒待ってからモータ807を停止させる
(ルーチンR1403)。
カードリーダ後方のカード反転装置740が駆動され、
カードリーダ800から送り出されたカードがカード反
転装置740によって搬送され始めるのを待つためであ
る。
モータ807を停止した後は、ステータス1のカードジ
ャムピットをクリアし、第70図(e)のルーチンR1
351で設定した“ベリファイエラー”フラグをクリア
してからカード保持LEDを消灯する(ルーチンR14
07〜R1409)。
しかる後、“カード挿入禁止”フラグをセットして次の
カードの挿入を禁止してから、送信バッファへ′正常″
′応答コマンドのコードを設定した後、第70図(h)
の送信処理を実行する(ルーチンR1410,R141
1)。
第69図(I)には、カード発行制御装置790から「
カード前方排出」コマンドを受信した場合のカードリー
ダ制御袋!288の処理手順を示す。
この処理はカード精算機300において必要なため用意
されたフローであり、カード発行機200においては実
行されないので説明は省略する。
また、第70図(a)、(b)には第69図(A)「磁
気読込み」コマンド受信フロー中におけるカード読取処
理とパリティ、LRC検査処理の具体的手順が、さらに
、第70図(c)には第69図(B)の「リロード」コ
マンド受信フロー中における磁気処理の具体的手順が示
されているが、これらの処理もカード精算機において実
行され、カード発行機では実行されないので説明は省略
する。
一方、第70図(d)には、第69図(C)のフロー中
における書込み処理の具体的手順を示す。
この処理では、先ずカードの後端をカードリーダ800
の入口側の位置検出センサ5NS1の位置まで移動させ
てから、磁気データの数(ex。
24個)をカウンタにセットする(ルーチンR1301
、R1302)、このときカードの先頭は磁気ヘッド8
21の位置まで達していない。それから、磁気記録デー
タの入った磁気データバッファの先頭アドレスをアドレ
スカウンタに設定した後、モータ807を高速回転させ
磁気ヘッド821に対するライト許可信号をオン(ハイ
レベル)にする(ルーチンR1303〜R1305)。
その後、磁気データ記録部のトラックTRC2の先頭と
終端に無データの領域を設けるための消去データ“0”
を設定し、200m秒のタイマをセットしてから、“書
込割込み”フラグを“1”にセットして806μ秒ごと
の書込割込みを開始させる(ルーチンR1306〜R1
308)。書込割込みはモータ807の回転を検出する
エンコーダからの検出信号によって806μ秒(カード
搬送スピードを300 m m / Sとした場合)ご
とに入ってくるようになっている。
次に、ルーチンR1307でセットしたタイマをチエツ
クしてから、ライトクロックデータを反転し1′書込み
待ち”フラグを“1″にセットして、このフラグが第7
3図の書込割込み処理で“0”にクリアされるのを待つ
(ルーチンR1309〜R1312)。そして、磁気ヘ
ッド821の少し後方位置に配置された位置検出センサ
5NS3がオンしたか否かチエツクして(ルーチンR1
313)、オフならルーチンR1309へ戻って、セン
サ5NS3がオンするまで上記手順を繰り返す。
上記ループを繰り返すことにより、806μ秒に一度ず
つ書込割込みが実行される度に、ライトクロックデータ
が反転される。これによって、磁気ヘッドによるカード
の磁気部への磁化方向が806μ秒ごとに反転され、2
倍の1.612m秒を1周期とするクロックデータがカ
ードのトラックTRC1に書き込まれる。なお、上記位
置検出センサ5NS3は、このセンサがカードの末端を
検出したときに磁気ヘッドがトラックTRC2のSTX
コード書込み開始位置にくるように取付は位置が決定さ
れており、センサ5NS3がオンすると、次のルーチン
R1314へ進み磁気データの書込みを開始する。なお
、このセンサ5NS3がオンする前にルーチンR130
7でセットしたタイマがタイムオーバーを起こすと、カ
ードが詰まったと判定して、ルーチンR1309からR
1336ヘジヤンプしステータス1のカードジャムビッ
トに“1”を立てて、エラー情報にカードジャムを書き
込んでから第71図のエラー処理ルーチンへ移行する(
ルーチンR1337)。
タイムオーバーを起こす前に位置検出センサ5NS3が
オンすると、ルーチンR1314へ進んで、先ず各デー
タ(パリティを含む)のビット数(5ビツト)をカウン
タにセットしてからルーチンR1303で設定したアド
レスを用いて磁気データバッファ内から1バイト(8ビ
ツト)の磁気記録データを読み込んで並−直変換手段と
してのシフトレジスタへ入れ、アドレスカウンタをイン
クリメントする(ルーチンR1315,R1316)、
それから、出力バッファ内のデータを2ビツトさらに1
ビツト計3ビツト左ヘシフトさせる(ルーチンR131
7,R1318)。これによってシフトレジスタの左端
に5ビツトの磁気データの最上位ビットがくる。
そこで次に、ルーチンR1319で上記シフトレジスタ
の左端にきたビットがオンすなわち111”か否か判定
し、′0”なら次のルーチンR1320でライトデータ
を反転し u 1 t+なら反転しないでルーチンR1
321ヘジヤンプする。これによって、NRZI方式の
書込み信号を形成して、出力させることができる。また
、ライトデータの出力に続いて、前記ルーチンR131
0〜R1312で行なったのと同一の手順でライトクロ
ックの出力も実行する(ルーチンR1321〜R132
3)、このうち、ライトデータはカードの第2トラツク
TRC2に、またライトクロックは第1トラツクTRC
1にそれぞれ書き込む。
上記1ビツトのデータの出力後、ビットカウンタをデク
リメントしてカウンタが「0」になったか判定し、rQ
JでないときはルーチンR1318へ戻ってシフトレジ
スタ内の磁気データを1ビツトだけ左へシフトしてその
出力を行なう処理をビットカウンタがrQJになるまで
繰り返すことで、5ビツトのパラレル磁気データがシリ
アルなライトデータに変換され出力される(ルーチンR
1324、R1325)。そして、1バイトの磁気デー
タの出力が終了すると、ルーチンR1326へ進んで、
磁気データ数を一つ減算してからルーチンR1314へ
戻って次の磁気データの並−直変換と出力を繰返し行な
って、全磁気データの出力が終了したならルーチンR1
328へ移行する(ルーチンR1327)。
ルーチンR1328では100ITI秒のタイマをセッ
トしてから、前記ルーチンR1309〜R1313と同
一の手順に従って位置検出センサ5NS4がオンするま
で、ライトクロックデータの出力を行なう(ルーチンR
1329〜R1333)。
つまり、カードの第1トラツクTRClには、第2トラ
ツクTRC2へ磁気データの最終データとしてのSTX
コードを書き込んだ後も、カード終端までクロックデー
タを書き統けるようになっている(第2図(E)参照)
。なお、第2トラツク側は磁気データの書込み終了後は
磁気データは反転されないので磁化の向きは一定にされ
、データの消去状態になる。
一方、ルーチンR1329でタイマオーバーも起こす前
に位置検出センサ5NS4がオンにな−たならルーチン
R1334へ進み、磁気ヘッドε21へのライト許可信
号をオフ(ロウレベル)番こしてからモータ807の回
転を停止させて終了する(ルーチンR1335)。また
、位置検出センサ5NS4がオンする前にルーチンR1
328てセットしたタイマがタイムオーバーを起こすと
、ルーチンR1336ヘジヤンプして、ステータ71と
エラー情報にカードジャムを設定してから穿71図のエ
ラー処理ルーチンへ移行する。
第70図(e)には、同図(d)の書込み処理に続いて
行われるベリファイ処理の具体的な手庵が示されている
ここでは、先ずカードの後端がカードリーダ内の第1位
置検出センサSNS 1によって検出されるまでモータ
807を逆転させてカードを後退させてから、1秒タイ
マをセットする(ルーチンR1341、R1342)。
それから、モータ807を高速正回転させ、磁気データ
数(ここではLRCの次のSTXコードはチエツクしな
いので23個でよい)を設定し、アドレスカウンタに磁
気データバッファの2番目のアドレスをセットする(ル
ーチンR1343〜R1344)、最初(7)STXコ
ードをベリファイの対象から外すためである。
アドレス設定後、第70図(f)の1ビツト読込処理を
実行してルーチンR1346で読み込まれワークエリア
に格納されたデータがSTXコードと一致したか判定し
、一致するまで待ち、一致した時点で次のルーチンR1
347へ進む。ルーチンR1347ではビットカウンタ
に5ビツトを設定してから第70図(f)の1ビット読
込み処理で磁気データの1ビツトを読み込んでワークエ
リアの最下位ビットに入れてシフトさせてからビットカ
ウンタをデクリメントし、これをビットカウンタがrQ
Jになるまで、つまり5ビット読み込むまで繰り返す(
ルーチンR1347〜R1349)。
それから、ルーチンR1345でカウンタに設定したア
ドレスを用いて磁気データバッファから読み出した磁気
データとカードから読み出されてシフトレジスタに入っ
ている磁気データとを比較する(ルーチンR1350)
。ここで、2つのデータが一致しないときはルーチンR
1351でエラー情報にベリファイエラーを設定してか
ら、またデータが一致したときはルーチンR1350が
らR1352ヘジヤンプして磁気データバッファのアド
レスカウンタをインクリメントし、磁気データ数を「1
」減算して、磁気データ数が「0」になるまで上記ルー
チンR1347〜R1353を繰り返す(ルーチンR1
354)。
そして、磁気データ数がrQJになったならばルーチン
R1355へ進んで1ビツトの読取りラッチをクリアし
て読取ったデータを消去してから、ルーチンR1342
でセットした1秒タイマがタイムオーバーを起こしたか
判定しくルーチンR1356)、また、次のルーチンR
1357では位置検出センサ5NS4がオンになったか
判定する。
タイムオーバーを起こす前に位置検出センサ5NS4が
オンになったときはルーチンR1358へ進み、ステー
タス1のカードジャムビットをクリアしてからモータ8
07を停止させる(ルーチンR1359)。一方、位置
検出センサ5NS4がオンする前比タイムオーバーを起
こすと、ステータス1の“カードジャムビットに“1″
をセットしてからエラー情報にカードジャムを書き込ん
だ後、第71図のエラー処理ルーチンへ移行する(ルー
チンR1360,R1361)。
第70図(f)には、第70図(e)のベリファイ処理
フローおよび第70図(c)の磁気処理フローに共通の
1ビツト読込処理の具体的手順を示す。
この処理では、先ず1ビツトの読取りラッチをクリアし
てから(ルーチンR581)、カードリーダ内の各セン
サ5NSI〜5NS4の出力に基づいてカードのサイズ
の検査を行なう(ルーチンR582〜R588)、それ
から、ルーチンR581でクリアした読取ラッチ内に磁
気データがうッチされているかチエツクし、入っていれ
ばそのラッチデータの転送先となるワークエリアを左に
1ビツトだけシフトさせて最下位ビット0に上記ラッチ
のデータを移して終了する(ルーチンR589〜R59
0)。
なお、この実施例のカードリーダは第1と第3の位置検
出センサ5NS2,5NS3間の距離Q、が正規のカー
ド長p、よりも長く、第2と第3の位置検出センfsN
s1,5NS3間の距It # 4が正規のカード長Ω
。よりも短くなるようにセンサ間距離が設定されている
(第30図(A)参照)。
そこで、第70図(f)に示す1ビット読込み処理中に
おいて第1〜第3の位置検出センサ5NS1〜5NS3
の出力をチエツクすることでカードサイズの不良を検出
するようになっている(ルーチンR584〜R587)
第70図(g)には、第69図(G)の「パンチ穴開け
」コマンド受信フローにおける穴開は処理の具体的手順
が示されている。
この穴開は処理では、先ずカードをカードリーダ800
の一番奥まで移動(ルーチンR311)して“パンチO
K ″フラグをクリア(ルーチンR312)した後、モ
ータを逆転させてタイマ(3秒)を起動させ(ルーチン
R313)、”移動量検出”フラグをセットしてから移
動量カウンタをクリアする(ルーチンR314〜R31
8)、そして“タイマ2動作”フラグをセットしてタイ
マ割込みを許可し、タイマ割込みにより移動量を検出し
てパンチ穴開は位置に達したところでモータの回転を停
止させ(ルーチンR319〜R322)、モータが完全
に止まるのを待つため150m秒間待秒間用−チンR3
23)してからパンチ装置820を作動させる(ルーチ
ンR324〜R327)。
上記ルーチンR323〜R327を2回繰り返して穴開
けを確実にしてから(ルーチンR328)、移動量カウ
ンタをクリアしてモータを高速で逆転させて開口したパ
ンチ穴がパンチ穴検出センサ5NSpに対向する方向へ
カードを動かす、そして。
パンチ穴検出センサがオンしているか判定し、正規の位
置にパンチ穴が開いているときは“パンチOK”フラグ
をセットしてから、第1の位置検出センサ5NSIがオ
ンしてカードの後端を検出したところでタイマ割込みを
停止させるとともにモータを停止させる(ルーチンR3
29〜R340)。
上記ルーチンにおいてカード移動中にタイムオーバを起
こすとカードのジャム(紙づまり)が発生したと判定し
、それぞれエラー処理に入るようになっている(ルーチ
ンR315,R332)。
第70図(h)t、:は、第69図(C)の「磁気書込
み」コマンド受信時の処理フロー、第69図(G)の「
パンチ穴開け」コマンド受信時の処理フロー、第69図
(H)の「カード後方排出」コマンド受信時の処理フロ
ーおよび第69図(I)の「カード前方排出」コマンド
受信時の処理フロー中における応答コマンドの送信処理
の具体的手順を示す。
送信処理では、先ず受信バッファに対し受信を禁止して
から送信バッファの先頭アドレスをカウンタに設定する
(ルーチンR1421,R1422)、次に、上記各フ
ロー中において送信バッファ内にセーブされた送信デー
タを1バイト読み込んで送信した後、送信バッファのア
ドレスカウンタをインクリメントする(ルーチンR14
23゜R1424)、Lかる後、応答コマンドの終了を
示すコードCRを送信したか判定して(ルーチンR14
25)、未だならルーチンR1423へ戻って次の1バ
イトデータを順次送信し、” CR”コードと送信した
なら受信バッファに対して受信許可を与えてから、元の
ルーチンに戻る(ルーチンR1426)。
一方、第71図には、第68図や第69図(A)〜(I
)および第70図(a)〜(g)の各処理フロー中にお
いてエラーが発生した場合に実行されるエラー処理の具
体的手順が示されている。
このエラー処理では、前記各フロー中で発生したエラー
の内容に応じて書き込まれたエラー情報に対応するモニ
タ表示データすなわちエラー表示符号(表7参照)を内
部メモリから読み出してそれをモニタ表示器175に出
力してエラーの種類を表示させる(ルーチンR1131
,R1132)、それから、OKランプを消灯し、′書
込み禁止′″フラグ“1″を立てて磁気データの書込み
処理を禁止してからタイマ2割込みを停止させて磁気読
込み処理も禁止する(ルーチンR1133〜R1135
)。しかる後、カードリーダ800内のモータ807を
停止させてからシャッタソレノイド809をオフしてシ
ャッタを閉じてカードの進入を禁止した後、エラーの種
類に対応した応答コード(表7右欄参照)を送信(ルー
チンR1136〜R1138)して、第68図のメイン
フロー中のルーチンR1109へ戻る(符号■2参照)
次に、第72図(A)、(B)には、読出し割込みが、
また第73図には書込み割込みが入った場合の処理の手
順が示されている。
厩に述べたように、この実施例のカードリーダ800で
は、モータ807の回転速度を検出するセンサ832か
らの検出信号が割込み信号としてカードリーダ制御装置
288に入力されており、第70図(a)のカード読取
処理フロー中におけるルーチンR524でコントローラ
内部の“タイマ2動作″フラグが1”にセットされたと
きにこの信号が入ってくると、第71図(A)、(B)
のタイマ2割込み処理を実行し、第70図(d)の書込
み処理フロー中におけるルーチンR1308で“書込割
込み開始′″フラグセットされると、第72図の書込割
込み処理を実行するようになっている。
なお、速度センサ832はモータ807の回転軸に取り
付けられたロータリエンコーダ817に対向して設けら
れており、回転速度にかかわらずカードが0.1■移動
するごとに割込み信号が入ってくる。
タイマ2割込み処理では先ずルーチンR701で″″セ
キュリティ読取″′フラグと″′パンチ穴読取″フラグ
を見ていずれも“O”のときは移動量検出モードとなり
、ルーチンR710へ移行し、移動量カウンタをインク
リメントして割込み処理を終了する。なお、移動検出モ
ードとなるのは、第70図(c)の磁気処理中(ルーチ
ンR572)および第70図(g)の穴開は処理中(ル
ーチンR317)において基準となる位置からのカード
の移動量を知りたい場合であり、″セキュリティ読取″
フラグおよび″バンチ穴読取″フラグをクリアすること
により移動量検出モードが設定される。
また、タイマ2割込み処理に入って″′移移動量検出ラ
フラグ0”のときはルーチンR702へ進み移動量カウ
ンタをインクリメントしてから、ルーチンR703で″
セキュリティ読取中′″フラグがセットされているかチ
エツクし、セットされていればルーチンR704へ進み
移動量が4.8−以上になったか判定する(°′セキュ
リティ読読取中ソフラグ“0″のときは第72図(B)
のパンチ穴読取りルーチンへ移行する)、″セキュリテ
ィ読取中″フラグがセットされるのは第70図(、)の
カード読取り処理中のルーチンR523でパンチ穴セン
サ5NSpがオンしたときであり、このときセキュリテ
ィコード読取センサ810aはカードのセキュリティ領
域(TF)の始端に位置する。しかして、最初のセキュ
リティマークはセキュリティ領域の始端から4.81以
上離れた位置に設けられる。そこで、ルーチンR704
で移動量が4.8醜以上になったと判定しているのであ
る。4.8■以下の場合は割込み処理を終了し、次のタ
イマ2割込みで再び移動量カウンタをインクリメントす
る。そして、移動量が4.8−に達すると、ルーチンR
711へ移行し、そこで先ず移動量とルーチンR519
でRAM内に設定された読取範囲とを比較し、読取範囲
内であればセキュリティのコード読取センサがオンにな
っているか判定し、オンならばセキュリティコードの幅
を計数するカウンタをインクリメントして割込み処理を
終了する(ルーチンR712,R713)。
そして、コード読取センサがオフになった時点でカウン
タの値を調べ(ルーチンR714)セキュリティコード
の幅が“0″ならコードなしと判定し、割込み処理を終
了する。一方、セキュリティの幅が“0”でなければカ
ウンタの幅をバッファに移してからカウンタをクリアし
、セキュリティ幅が0.5−以上あるか否か判定する(
ルーチンR715,R716)、ここで、幅が0.5―
以下なら異常とみなし、0.5m以上ならシフトレジス
タとして動作されるセキュリティバッファの最上位(ま
たは最下位)ビットにパ1″″を立てる。
それから、次のタイマ割込みに入ってルーチンR711
で読取範囲から外れたときは1番目のコードの読取り終
了としてルーチンR721へ移行しセキュリティ読取数
(カウンタ)を減算する。
そして、読み取ったコードを記憶するセキュリティバッ
ファをルーチンR723で1ビツトだけシフトしてから
読取範囲をセキュリティコードのピッチ(3,5−)分
だけ加算して終了する。セキュリティを1ビツト検出す
るごとにセキュリティバッファをシフトすることにより
、シリアルに読み取られたセキュリティコードがパラレ
ルデータに変換されていく。上記ルーチンを繰り返すこ
とにより、セキュリティの読取数がrQJになると、ル
ーチンR722からR714へ進み、読み取ったセキュ
リティ幅が0.5msのときにはセキュリティバッファ
の最上位ビットに“1”を書き込む。
そして、セキュリティ読取り後、磁気データ読取処理に
移って第70図(c)のルーチンR553で“パンチ穴
読取”フラグがII I IIにセットされ、″セキュ
リティ読取″フラグが′0″にクリアされてからこの第
72図(A)のタイマ2割込みが開始されると、ルーチ
ンR703から第72図(B)のルーチンR731へ移
行し、パンチ穴検出センサがオンしているかチエツクし
、オンならばルーチンR732でパンチ太幅を計数する
カウンタをインクリメントして割込み処理を終了する。
そして、次の割込みでパンチ穴検出センサがオフになっ
たならばルーチンR733へ移行してパンチ太幅をチエ
ツクする。ここで、検出されたパンチ穴の幅が0.8m
以上のときは正規のパンチ穴とみなし、ルーチンR73
4でパンチ穴の有無を記憶するバッファ(シフトレジス
タとして動作される)の最上位(または最下位)ビット
にit I P+を書き込んでから、またパンチ穴の幅
が0.8mn以下のときはルーチンR735でパンチ六
幅カウンタをクリアしてからルーチンR736へ進む。
ここでは、カード移動量が読取範囲内に入っているか判
定し、入っているときは上記手順を繰り返し、読取範囲
から外れるとルーチンR741以下へ移行する。
ルーチンR741〜R745では先ずパンチ穴読取数を
減算して読み取られたビットの入ったバッファを1ビツ
トシフトさせ、パンチ六幅カウンタをクリアしてから読
取範囲を設定し直して終了する。そして、読取数が「0
」になったときに11タイマ2動作”フラグをクリアし
て以後のタイマ2割込み動作を停止させる(ルーチンR
742゜R746)。
一方、第70図(d)の書込み処理フロー中においてル
ーチンR1308で“書込割込み開始”フラグがセット
された後、カードリーダのモータ807の回転検出セン
サ832から806μsごとに検出信号が入ってくると
、第73図の書込割込み処理が開始され、先ず第70図
(d)のフロー中のルーチンR1310もしくはルーチ
ンR1330で設定したライトクロックデータまたはル
ーチンR1320,R1321で設定したライトデータ
およびライトクロックデータを出力する(ルーチンR7
51)。しかる後、ルーチンR1311、R1322ま
たはR1331でセットした1゛書込み待ち”フラグを
クリアして書込割込み処理を終了する(ルーチンR75
2)。
なお、上記実施例では、記憶媒体としてのカードにはカ
ード番号のみ記録し、購入金額や工数はカード番号に対
応して管理装置の記憶装置に記憶させておくようにした
遊技システムにおけるカード発行機に適用したものにつ
いて説明したが、この発明はそれに限定されず、購入金
額または玉数を記録したカードを発行する発行機にも適
用することができる。また、カード発行機は必ずしも伝
送媒体を介して管理装置に接続されている必要はなく自
己の判断の下でカードを発行する発行機であってもよい
[発明の効果] 以上説明したようにこの発明はカード式遊技システムに
使用されるカードの発行機において、装置の前面パネル
には紙幣若しくは硬貨を受は入れる貨幣挿入口と、その
投入された金額を表示する金額表示器と、投入金額内で
希望する金額の記憶媒体を指定するための複数の購入選
択スイッチと。
該購入選択スイッチによって選択された金額を明示した
記憶媒体を排出するカード発行口と、投入された金額よ
りも購入選択スイッチで選択されたカード金額の方が少
ない場合に釣銭として貨幣を払い出す貨幣払出口を設け
るとともに、上記貨幣挿入口の近傍には貨幣の受付可否
状態を可視表示する貨幣挿入表示器を、また上記カード
発行口の近傍には記憶媒体の発行状態を可視表示するカ
ード発行表示器を、さらに上記貨幣払出口の近傍には貨
幣の払出状態を利用者に可視表示する貨幣払出表示器を
それぞれ設け、カード発行の手順に従って上記各表示器
の点灯、点滅もしくは消灯状態を制御するにより利用者
に操作手順を教示するようにしたので、利用者はランプ
の点灯する順番に従って発行機を操作するだけで容易に
カードを購入することができるとともに1点滅するラン
プによって排出されたカードや釣銭に対する注意を喚起
されるため、カートや釣銭を忘れるといったミスが生じ
にくくなるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明が適用されたパチンコ遊技システム全体
の構成を示すシステム構成図、第2図(A)、(B)は
本発明に係るシステムに使用されるカードの一例を示す
正面図および内部構成図、 第2図(C)はカード内の真偽識別領域の構成例を示す
説明図、 第2図(D)はカードの断面構造の一例を示す断面図、 第2図(E)はカード内の磁気記録部の構成例を示す説
明図、 第3図は遊技システムを構成するパチンコ機全体の構成
例を示す斜視図。 第4図(A)、(B)はパチンコ機前面の操作パネル部
の構成例を示す断面側面図、 第5図は同じく操作パネル部の分解斜視図、第6図は同
じく操作パネル部内部の構成を示す斜視図、 第7図はパチンコ機の裏面の封入球循環装置の構成例を
示す斜視図、 第8図はその封入球循環装置をパチンコ機に取り付けた
状態を示す斜視図、 第9図は打球発射レール基部の詳細を示す斜視図、 第10図はパチンコ機の前面パネルを開いた状態を示す
斜視図、 第11図は遊技盤を保持するフレームとこれに結合され
る発射レールを備えたフレームボードの構成例を示す斜
視図、 第12図はパチンコ機の前面枠の裏面構成を示す斜視図
、 第13図はパチンコ機の裏面の構成例を示す背面斜視図
、 第14図はパチンコ機制御ユニットの構成例を示す斜視
図、 第15図は同じくその制御ユニットの内部構成を示す斜
視図、 第16図は制御ユニットの前面パネルの構成を示す斜視
図、 第17図はパチンコ機と制御ユニットの取付位置関係を
示す斜視図、 第18図はパチンコ機が設置される島設備の骨組みを示
す斜視図、 第19図は島設備にパチンコ機と制御ユニットを設置し
た状態を示す斜視図、 第20図は島設備の背面を示す斜視図、第21図はパチ
ンコ機全体の制御体系を示すブロック図、 第22図はパチンコ機制御装置の回路構成例を示すブロ
ック図、 第23図はパチンコ機制御ユニットの回路構成例を示す
ブロック図、 第24図はユニットメモリのエリア構成を示すメモリマ
ツプ、 第25図はパチンコ機のカードリーダの構成例を示す斜
視図。 第26図はそのカードリーダの分解斜視図、第27図は
カードリーダのカード挿入部の詳細を示す分解斜視図、 第28図(A)、(B)は同じくカードリーダのカード
挿入部の詳細を示す断面側面図、第29図(A)、(B
)はカードリーダ入口のシャッタ部分の詳細を示す断面
側面図。 第30図(A)はカードリーダ内に設けられた各種セン
サの取付は位置関係を示す平面説明図、第30図(B)
はカード挿入時のセンサの検出タイミングチャート、 第31図はカードリーダ制御装置の回路構成例を示すブ
ロック図、 第32図はカードリーダのインタフェース回路を示すブ
ロック図、 第33図はカードリーダのデータ読込み、書込みタイミ
ングを示すタイミングチャート。 第34図は本発明に係る遊技システムに使用されるカー
ド発行機の構成例を示す斜視図、第35図は発行機の前
面パネルを開いた状態を示す斜視図、 第36図は発行機に設けられたカード発行装置の斜視図
、 第37図は同じくカード発行装置の概略構成図、第38
図はカード発行装置を構成するカード取出装置の構成を
示す斜視図、 第39図は同じくカード発行装置を構成するカード導出
装置の構成を示す斜視図、 第40図はカード発行機の制御装置の構成例を示すブロ
ック図、 第41図はカード発行機のユニット制御装置の構成例を
示すブロック図、 第42図(A)は精算機の構成例を示す斜視図、第42
図(B)は精算機の上面パネルおよび前面パネルを開い
た状態を示す斜視図、 第42図(C)は精算機を構成するカード精算装置の構
成例を示す斜視図、 第43図は精算機の制御装置の構成例を示すブロック図
、 第44図は管理装置全体の構成例を示す斜視図、第45
図は管理装置自身のシステム構成例を示すブロック図、 第46図は管理装置のコンソールの構成例を示すもので
、(A)は平面図、(B)は背面図、第47図は本発明
の遊技システム内でのカードの状態遷移を示す説明図、 第48図は本発明の遊技システムにおける伝送系の構成
例を示すブロック図、 第49図はネットワーク上でのデータ転送制御を行うN
AU (ネットワークアダプタユニット)の構成例を示
すブロック図、 第50図〜第55図は低層ネットワーク上で送受信され
るパケットの構成例を示すもので、第50図は“回線テ
スト″パケットの構成図、第51図は“初期値設定”パ
ケットの構成図、第52図は管理装置からカード発行機
に指示を第54図は“定時データ送信′″パケットの構
成図、 第55図(A)、(B)は″ユニット復旧データ”パケ
ットとその応答“ACK”パケットの構成図、 第56図、第57図、第58図および第59図は、NA
Uにおけるパケット送受信制御の手順を示すフローチャ
ート、 第60図はカード発行機のユニットコントローラにおけ
るメイン処理の制御手順を示すフローチャート。 第61図(A)は第60図のフロー中におけるパケット
受信処理の具体的手順の一例を示すフローチャート、 第61図(B)は第60図のフロー中におけるカード番
号予約処理の具体的手順を示すフローチャート、 第61図(C)は第60図のフロー中におけるカード購
入処理の具体的手順を示すフローチャート、 第62図(A)は第61図(A)のフローにおける“初
期値設定″パケット受信時の処理手順を示すフローチャ
ート。 第62図(B)は第61図(A)のフローにおける“ユ
ニット復旧データ″′パケット受償時の処理手順を示す
フローチャート、 第62図(C)は第61図(A)のフローにおける“強
制終了解除”パケット受信時の処理手順を示すフローチ
ャート、 第62図(D)は第61図(A)のフローにおける゛″
強制終了”パケット受信時の処理手順を示すフローチャ
ート、 第63図は発行機のユニットコントローラにおいてメイ
ン処理とは別個に、タイマ割込みによって実行される割
込み処理の内容を示すフローチャート、 第64図はカード発行制御装置による制御の手順を示す
フローチャート、 第65図は第64図のフローにおいて「カード発行」フ
ァンクションを受信したときの具体的制御手順を示すフ
ローチャート、 第66図(A)は第65図のフロー中におけるカード排
出処理の具体的手順を示すフローチャート。 第66図(B)は第65図のフロー中におけるリーダ制
御処理の具体的手順を示すフローチャート。 第66図(C)は第65図のフロー中におけるカード反
転処理の具体的手順を示すフローチャート。 第66図(D)は第65図のフロー中における印字およ
び印字2処理の具体的手順を示すフローチャート、 第66図(E)は第65図のフロー中におけるカード排
出処理の具体的手順を示すフローチャート。 第66図(F)は第65図のフロー中におけるスタック
処理の具体的手順を示すフローチャート。 第67図は第66図(A)〜(F)の各処理フロー中に
おいてエラーが発生したときに実行されるエラー処理の
具体的手順を示すフローチャート第68図は発行機と精
算機内のカードリーダ制御装置に共通の制御手順を示す
フローチャート、第69図(A)は「磁気読込み」コマ
ンド受信時のカードリーダ制御装置の具体的制御手順を
示すフローチャート、 第69図(B)は「リロード」コマンド受信時のカード
リーダ制御装置の具体的制御手順を示すフローチャート
、 第69図(C)は「磁気書込み」コマンド受信時のカー
ドリーダ制御装置の具体的制御手順を示すフローチャー
ト、 第69図(D)は「ステータス要求」コマンド受信時の
カードリーダ制御装置の具体的制御手順を示すフローチ
ャート、 第69図(E)は「パンチ穴要求」コマンド受信時のカ
ードリーダ制御装置の具体的制御手順を示すフローチャ
ート、 第69図(F)は「セキュリティ要求」コマンド受信時
のカードリーダ制御装置の具体的制御手順を示すフロー
チャート、 第69図(G)は「バンチ穴開け」コマンド受信時のカ
ードリーダ制御装置の具体的制御手順を示すフローチャ
ート、 第69図(H)はTカード後方排出」コマンド受信時の
カードリーダ制御装置の具体的制御手順を示すフローチ
ャート、 第69図(I)は「カード前方排出」コマンド受信時の
カードリーダ制御装置の具体的制御手順を示すフローチ
ャート、 第70図(a)は第69図(A)の70−中におけるカ
ード読取り処理の具体的手順を示すフローチャート。 第70図(b)は第69図(A)のフロー中におけるパ
リティ、LRC検査処理の具体的手順を示すフローチャ
ート、 第70図(c)は第69図(B)のフロー中における磁
気処理の具体的手順を示すフローチャート、第70図(
d)は第69図(C)のフロー中における書込み処理の
具体的手順を示すフローチャート、 第70図(e)は第69図(C)のフロー中におけるベ
リファイ処理の具体的手順を示すフローチャート、 第70図(f)は第70図(c)、(e)のフロー中に
おける1ビツト読込処理の手順を示すフローチャート、 第70図(g)は第69図((E)のフロー中における
穴開は処理の具体的な手順を示すフローチャート、 第70図(h)は第69図(A)〜(I)の制御フロー
中等における送信処理の具体的手順を示すフローチャー
ト、 第71図は第69図(A)〜(1)の制御フローにおい
てエラーが発生したときのエラー処理の具体的手順を示
すフローチャート、 第72図(A)、(B)はカードリーダコントローラに
おける磁気読出しのタイマ割込み処理手順を示すフロー
チャート、 第73図は、カードリーダ制御装置における磁気書込み
時の書込割込み処理の手順を示すフローチャートである
。 100・・・・パチンコ機、110・・・・操作パネル
、113・・・・購入スイッチ、114・・・・中断ス
イッチ、115・・・・終了スイッチ、130・・・・
原軸環装置、160・・・・制御ユニット、180・・
・・ユニット制御装置、188・・・・カードリーダ制
御装置、195・・・・パチンコ機制御装置、190・
・・・ユニットコントローラ、200・・・・カード発
行機、700・・・・カード発行装置、710・・・・
カード取出装置、740・・・・カード反転装置、75
0・・・・印字装置、770・・・・カード導出装置、
300・・・・精算機、400・・・・管理装置、55
0・・・・ユニットメモリ、551・・・・データ伝送
コントローラ、553・・・・ネットワークコントロー
ラ、800・・・・カードリーダ、802・・・・カー
ド挿排口、807・・・・搬送モータ、809・・・・
シャッタソレノイド、820・・・パンチ装置、821
・・・・磁気ヘッド。 第2 (B) 第2 (C) 面 1f!1まり方X旬 → Bs B+ Bz Bs B+ Bg Bi Br B
s B?III票厘厘璽1璽■ ! 10  oo 1 (D) (A) 第 図 CB) 第28 11A1− (B) 08 / 45 puq 846 (A) 第29 45 (B) 8(,14 4   CCI  U   OuJ   L   0−
コ (A) 第5 ′″回回線タ フ0図 、ト″″パケット (B) 第5 図 ″初期値設定″パケット 第5 2図 「管理情報の受信」 (A) 第5 ″カード購入”バケシ 3図 ト (発行予約時) (B) 第54 図 1178 (A) 第5 図 ゛′ユニット復旧データ″パケう (B) 残りの全データ 第63図 第66 図 (A)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)有効な記憶媒体によってのみ遊技が可能とされる
    パチンコ機と上記記憶媒体を発行する発行機とそれらの
    管理装置とを伝送手段により結合し、金額若しくは球数
    と実質的に等価な有価データを、上記記憶媒体に対して
    与えられた識別符号ごとに管理装置において管理し、パ
    チンコ機においては上記記憶媒体より読み出した識別符
    号に基づいて上記管理装置から得られた有価データの範
    囲内で遊技を可能とならしめるようになされたパチンコ
    遊技システムにおいて、上記記憶媒体発行装置には、紙
    幣識別器とつり銭払出器と記憶媒体排出手段とを内蔵さ
    せるとともに、前面パネルには投入された紙幣の金額を
    表示する金額表示器と、投入された金額の範囲で希望す
    る購入金額を選択するための購入選択スイッチを設け、
    金額の異なる2種類以上の記憶媒体を発行できるように
    構成してなることを特徴とする遊技システムの記憶媒体
    発行装置。
  2. (2)上記購入選択スイッチを複数個設けるとともに、
    各購入選択スイッチにはそれぞれランプを内蔵させ、上
    記紙幣識別器に投入された金額およびそれ以下の金額に
    対応する購入選択スイッチの内蔵ランプを点灯させるよ
    うにしたことを特徴とする請求項1記載の遊技システム
    の記憶媒体発行装置。
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