JPH0324621Y2 - - Google Patents

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JPH0324621Y2
JPH0324621Y2 JP9618988U JP9618988U JPH0324621Y2 JP H0324621 Y2 JPH0324621 Y2 JP H0324621Y2 JP 9618988 U JP9618988 U JP 9618988U JP 9618988 U JP9618988 U JP 9618988U JP H0324621 Y2 JPH0324621 Y2 JP H0324621Y2
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Landscapes

  • Braiding, Manufacturing Of Bobbin-Net Or Lace, And Manufacturing Of Nets By Knotting (AREA)
  • Farming Of Fish And Shellfish (AREA)
  • Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、外部環境に対して効力を有する網
糸によつて構成された網体に関する。
〔従来の技術〕
周知のように、網体は種々の産業分野において
多くの用途を有し、例えば造成地等では、段差の
ある土地の間に形成された法面を、網体によつて
被覆し、雨水によつて土壌の流出し易い法面を保
全する場合にも用いられており、更にこのような
法面を長期に亘つて保全する必要のある場合に
は、網体の上から、植物の種子や肥料、土壌改良
剤等を散布するようにしている。又、法面を被覆
する網体に限らず、建築現場やスポーツ施設等
種々の分野に用いられる網体の適宜箇所に、その
網体が設置される外部環境を改善するような所定
の薬剤、例えば、肥料、防腐材、脱臭剤、保水
材、土壌改良材、除草材等を予め網糸に保持させ
たものも知られているが、これまでは、薬剤を入
れた袋を、そのような環境に設置される網体に取
り付けるようにしていた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、網体の上から散布した薬剤は雨
や風で土壌より失われ易いので効果的でなく、
又、網体の複数箇所に所定の薬剤を保持させた袋
を取り付けるには相当な労力を要し、しかもその
ような袋は網体へ局所的に取り付けられるので、
網体が、外部環境に対して均一な効力を及ぼすこ
とが難しいという問題点がある。又、前記した袋
は、網体の運搬及び施工の途次に網糸相互の摩擦
や折曲動作によつて脱落、或いは破損するので、
所定の薬剤を有効に作用させる時点まで網体に確
実に保持させることが困難であるという問題点が
ある。
〔課題を解決するための手段〕
この考案は、上記事情に鑑みてなされたもので
あつて、その手段とするところは、網体を構成す
る網糸を筒状に編成される組ひも状部材と、該組
ひも状部材の内部に挿通される筒状の可撓性透水
部材と、該可撓性透水部材の中空部に保持される
所定の薬剤とから構成するか又は、筒状に編成さ
れる組ひも状部材の内部に可撓性透水部材と所定
の薬剤の積層体を設けた網糸によつて網体を構成
したことにある。
〔作用〕
上記手段によると、中空部に所定の薬剤が保持
された筒状の可撓性透水部材が、筒状に編成され
る組ひも状部材内部に挿通して網糸が構成されて
いるので、前記薬剤は網体の各部へ均一に配置可
能となる。又、網糸の外部に存在する水分や空気
は組ひも状部材を自由に通過して可撓性透水部材
に到達し、更に、所定の薬剤にまで達するので、
このような薬剤は水溶するか、揮発或いは昇華し
て、網体の外部へ透過分散する。また、前記薬剤
は、可撓性透水部材に保持されることにより、網
糸が折曲されて組ひも状部材の編目に隙間が生じ
ても、網糸外部へ抜け落ちない。又、前記した組
ひも状部材の内部に可撓性透水部材と所定の薬剤
の積層体を設けると、網糸の内部に所定の薬剤が
簡易に保持され、しかも、このような保水材が組
ひも状部材により抜け落ちることのない網体とな
る。
〔実施例〕
この考案の実施例を以下第1図乃至第5図に基
づいて説明する。
第1図に示す網体1は、結節網地或いは無結節
網地又は綟子網となるように、網糸2を製網機
(図示せず。)により製網し、造成地の法面3を被
覆可能な所要の大きさに設けたものである。網体
1を構成する網糸2は、第2図に示すように、長
く連続した単繊維4を数本まとめて単糸5とし、
このような単糸5を筒状に編成した組ひも状部材
6と、該組ひも状部材6の内部に挿通する筒状の
可撓性透水部材7と、該可撓性透水部材7の中空
部8に保持される所定の薬剤9とからなる。
前記した組ひも状部材6は、防腐性を有すると
共に網糸2としての抗張力を備えた素材で形成さ
れることが望ましく、例えば、ポリアミド繊維
や、ポリエチレン繊維等の合成繊維が単繊維4と
して用いられる。このような組ひも状部材6の内
部に挿通する筒状の可撓性透水部材7は、水と空
気を外部と流通させ、しかも折曲自在であるよう
に、フイラメント状繊維を圧縮接着した不織布
や、ゴム又は合成樹脂製の多孔性の物質又は、所
定の薬剤が保持される目合いの細かい網体で構成
されている。また、このような筒状の可撓性透水
部材7の中空部に保持される薬剤は、肥料、保水
材、防腐剤、土壌改良剤、香料、除草剤、脱臭
剤、防藻剤等を適当に選択して用いる。このう
ち、保水材として、粒状の高分子吸水剤を用いる
と、網体1を設置した法面3の保水力が効果的に
高まることが判明している。筒状の可撓性透水部
材7を不織布で形成して、所定の薬剤9を中空部
8に保持させるには、長尺な長方形状の不織布の
短片両端どうしを圧着又は融着して筒状に形成
し、中空部8に薬剤9を順次挿入することによつ
て行なわれる。このようにして、所定の薬剤9等
を中空部8に保持した可撓性透水部材7は、網糸
2の中心に配置され、その周囲に組ひも状部材6
を編成することによつて網糸2は製造される。
また、第4図に示すような、可撓性透水部材7
と所定の薬剤10が積層された保水シート状部材
11を等間隔に切割して棒状の積層体12とし、
これを組ひも状部材6の内部に挿入して網糸2と
することにより、前記したと同様な網体1を形成
することができる。この際用いられる可撓性透水
部材7は、例えば紙、布、不織布等であつてよ
く、所定の薬剤は前記した高分子吸水剤等を用い
た保水材の他、肥料、香料、土壌改良剤等であつ
てよい。
前記した組ひも状部材6は、第2図に示した組
み方の他、どのような組み方によつて形成しても
よい。又、網糸2を製網する際には、使用する各
網糸2毎に、保持させる薬剤を設定して、本目結
節や蛙又結節により結節網を形成することもで
き、同様にして、縦、横に配置されるの網糸2か
らなる織網、綟子網等を形成してもよい。又、前
記した所定の薬剤は単独のものを用いる他、保水
材と肥料を混合する等、複数の薬剤を混合して用
いることもできる。
以上のようにして構成した網体1を使用するに
は、第1図において示すように造成地13の法面
3を被覆するように小杭14で全体を固定すれば
よい。又、網糸2の内部に保持される薬剤を香料
とした網体を、テニスコート、バレーボールコー
ト、卓球台等に張設し、芳香性のあるスポーツ用
ネツトとして用いることもできる。又、同様に前
記薬剤を防腐剤、防藻剤とすると、海面養殖や内
水面養殖用の網体として、所定の薬剤が均等に配
置されて、しかも容易に流失せずに効果の持続す
る網体として用いることができる。
〔効果〕
以上の説明からも明らかなように、この考案の
網体によると、組ひも状部材の内部に挿通された
可撓性透水部材が所定の薬剤を保持することによ
り、前記薬剤が網糸の外部へ無駄に抜け落ちるこ
とがなく、網体の内部に保持された薬剤は効率的
に外部環境に分散し、法面等の緑化を円滑に推め
ることができ、更には芳香性のあるスポーツ用ネ
ツトや水産養殖用網等として多用途に利用するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は、この考案の実施例を示
し、第1図は使用状態の説明図、第2図は網糸の
一部切欠平面図、第3図は第2図の−線断面
図、第4図は保水シート状部材の斜視図、第5図
は積層体を有する網糸の縦断面図。 1……網体、2……網糸、6……組ひも状部
材、7……可撓性透水部材、8……中空部、9,
10……薬剤、12……積層体。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 筒状に編成される組ひも状部材と、該組ひも
    状部材の内部に挿通する筒状の可撓性透水部材
    と、該可撓性透水部材の中空部に保持される所
    定の薬剤とからなる網糸によつて構成されたこ
    とを特徴とする網体。 (2) 筒状に編成される組ひも状部材の内部に、可
    撓性透水部材と所定の薬剤の積層体を設けてな
    る網糸によつて構成されたことを特徴とする網
    体。
JP9618988U 1988-07-20 1988-07-20 Expired JPH0324621Y2 (ja)

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JPH0217584U JPH0217584U (ja) 1990-02-05
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