JPH03246092A - 光学記録媒体 - Google Patents

光学記録媒体

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JPH03246092A
JPH03246092A JP2042612A JP4261290A JPH03246092A JP H03246092 A JPH03246092 A JP H03246092A JP 2042612 A JP2042612 A JP 2042612A JP 4261290 A JP4261290 A JP 4261290A JP H03246092 A JPH03246092 A JP H03246092A
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optical recording
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Chieko Mihara
知恵子 三原
Takeshi Santo
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、レーザ光特に半導体レーザによる書き込み記
録に適した光学的記録媒体に関し、詳しくは光ディスク
および光カード技術に用いつる改善された光学記録媒体
に関するものである。
[従来の技術] 一般に、光ディスクおよび光カードは、基板の上に設け
た薄い記録層に形成された光学的に検出可能な小さな(
例えば、約1μ)ピットをらせん状又は円形のトラック
形態にして高密度情報を記憶することができる。
この様なディスクに情報を書込むには、レーザ感応層(
記録層)の表面に集束したレーザを走査し、このレーザ
光線が照射された表面のみにピットを形成し、このピッ
トをらせん状、円形または直線状トラックの形態で形成
する。レーザ感応層(記録層)は、レーザ・エネルギー
を吸収して光学的に検出可能なピットを形成できる。例
えば、ヒートモード記録方式では、レーザ感応層(記録
層)は熱エネルギーを吸収し、その個所に蒸発又は融解
により小さな凹部(ピット)を形成できる。また、別の
ヒートモード記録方式では、照射されたレーザ・エネル
ギーの吸収により、その個所に光学的に検出可能な濃度
差を有するピットを形成できる。
この光ディスクおよび光カードに記録された情報は、レ
ーザ光をトラックに沿って走査し、ピットが形成された
部分とピットが形成されていない部分の光学的変化を読
み取ることによって検出される。例えば、レーザ光がト
ラックに沿って走査され、ディスクにより反射されたエ
ネルギーがフォトディテクターによってモニターされる
。ピットが形成されている部分は、レーザ光の反射は低
くなりフォトディテクターの出力は低下する。
方、ピットが形成されていない部分は、レーザ光は充分
に反射されフォトディテクターの出力は大きくなる。
この様な光ディスクおよび光カードに用いる光学的記録
媒体として、これまでアルミニウム蒸着膜などの金属薄
膜、ビスマス薄膜、酸化テルル薄膜やカルコゲナイド系
非晶質ガラス膜などの無機物質を主に用いたものが提案
されている。これらの薄膜は、一般に350〜900n
m付近の波長光で感応性であるとともに、レーザ光に対
する反射率が高いため、レーザ光の利用率が低い等の欠
点がある。
この様なことから、近年比較的長波長(例えば、780
nm以上)の光エネルギーで光学的な物性変化可能な有
機薄膜の研究がなされている。この様な有機薄膜は、例
えば発振波長が780nm又は83Onm付近の半導体
レーザによりピットを形成できる点で有効なものである
しかし、一般に長波長側に吸収特性をもつ有機化合物は
、熱に対して不安定な点で問題がある。
例えば、光学記録媒体の取扱いは必ずしも空調設備の整
ったオフィスでのみ使用されるわけではなく、運送倉庫
での保管、ドライブ装置の機内昇温等を考膚する必要が
あり高温における安定性により優れた媒体が望まれてい
る。特に、光学記録媒体が光カードである場合はカード
としての厚み及び強度の点で中空構造(エアーサンドイ
ッチ構造)を取ることは困難で、記録層上に直接接着剤
で対向基板を貼合せる貼合せ構造となる。その際に用い
る接着剤としては記録層の書き込み感度を落さず作業性
に優れるホットメルト系の接着剤が有効である。しかし
、ホットメルト系の接着剤では貼合わせ時に短時間では
あるが100℃位になる為、記録層はより耐熱性に優れ
たものが望まれている。
これまで、記録層に有機色素が用いられている光記録媒
体があるが、有機色素の中でも、ポリメチン色素が記録
層として優れていることが知られている。(特公平1−
26879号公報)一般に、色素を記録層として用いて
光カードを作成する際には、色素の熱安定性の点から、
色素の融点あるいは、分解点以下で貼り合わせ可能なホ
ットメルト系接着剤を選択しなければならないため、接
着剤の選択範囲が限定されてしまう。特に、ポリメチン
色素の場合には使用可能なホットメルト系接着剤は少な
い選択範囲に限られてしまう。したがって、使用可能な
接着剤の選択範囲を広げるという目的から、色素の耐熱
性の向上が望まれている。これまで、色素の耐光性の改
善という点では、−重項酸素クエンチャーなどを添加す
れば有効であるが、耐熱性の向上のためには有効な知見
が得られていない。
さらに、光カードは個人での持ち運びによる取扱いとな
る場合が多く、粗雑に扱われる可能性が高い為、耐熱性
を始めとする環境安定性に優れたものが望まれている。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は、この様な現状に鑑みてなされたものであり、
その目的は、ポリメチン色素が有する優れた光学特性、
塗工法による製造が可能である等の諸性性を落とすこと
なく、高温の環境条件下においても、より安定性の向上
した色素薄膜からなる記録層を有する光学記録媒体を提
供することにある。
[課題を解決するための手段]および[作用]即ち、本
発明は、下記一般式[I]で表わされるポリメチン系化
合物を含有する記録層を有することを特徴とする光学記
録媒体である。
一般式[I] (式中、R8−R9は水素原子、ハロゲン原子又は1価
の有機残基である置換基を表わし、かつR1−R4の少
な(とも1つは2,4.6位の3カ所が置換されている
アリール基である。mはO又は1、nは0.1又は2で
ある。Xoは陰イオンを示す。) 以下、本発明の詳細な説明する。
本発明の光学記録媒体は、電磁放射線を吸収して熱作用
を受け、かかる熱作用によって光学変化を生じる前記一
般式[I]で示されるポリメチン系化合物を含有する薄
膜からなる記録層を有することに特徴がある。
一般式[I]において、R1−R9は水素原子、ハロゲ
ン原子(フッ素原子、塩素原子、臭素原子、沃素原子)
又は1価の有機残基を表わす。
1価の有機残基としては、広範なものから選択すること
ができるが、特にアルキル基(メチル、エチル、n−プ
ロピル、イソプロピル、n−ブチル、t−ブチル、n−
アミル、n−ヘキシル、n−オクチル、2−エチルヘキ
シル、t−オクチルなど)、アルコキシ基(メトキシ、
エトキシ、プロポキシ、ブトキシなど)、置換もしくは
未置換のアリール基(フェニル、トリル、キシリル、エ
チルフェニル、メトキシフェニル、エトキシフェニル、
クロロフェニル、ニトロフェニル、ジメチルアミノフェ
ニル、α−ナフチル、β−ナフチルなど)、置換もしく
は未置換の複素環基(ピリジル、キノリル、カルバゾリ
ル、フリル、チエニル、ピラゾリルなど)置換もしくは
未置換のアラルキル基(ベンジル、2−フェニルエチル
、2−フェニル−1−メチルエチル、ブロモベンジル、
2−ブロモフェニルエチル、メチルベンジル、メトキシ
ベンジル、ニトロベンジル) アシル基(アセチル、プ
ロピオニル、ブチリル、バレリル、ベンゾイル、トリオ
イル、ナフトイル、フタロイル、フロイルなど)、置換
もしくは未置換アミノ基(アミノ、ジメチルアミノ、ジ
エチルアミノ、ジプロピルアミノ、アセチルアミノ、ベ
ンゾイルアミノなど)、置換もしくは未置換スチリル基
(スチリル、ジメチルアミノスチリル、ジエチルアミノ
スチリル、ジプロピルアミノスチリル、メトキシスチリ
ル、エトキシスチリル、メチルスチリルなど)、ニトロ
基、ヒドロキシ基、メルカプト基、チオ−エーテル基、
カルボキシル基、カルボン酸エステル、カルボン酸アミ
ド、シアノ基又は置換もしくは未置換アリールアゾ基(
フェニルアゾ、α−ナフチルアゾ、β−ナフチルアゾ、
ジメチルアミノフェニルアゾ、クロロフェニルアゾ、ニ
トロフェニルアゾ、メトキシフェニルアゾ、トリルアゾ
など)を挙げることができる。
また、R6とR,、R,とR,、R,とR,、R,とR
9の組合わせのうち、少なくとも1つの組合せで置換又
は未置換の縮合環を形成してもよい。縮合環としては、
5員、6員、または7員環の縮合環であり、芳香族’H
A (ベンゼン、ナフタレン、クロロベンゼン、ブロモ
ベンゼン、メチルベンゼン、エチルベンゼン、メトキシ
ベンゼン、エトキシベンゼンなど) 複素環(フラン環
、ベンゾフラン環、ピロール環、チオフェン環、ピリジ
ン環、キノリン環、チアゾール環など)、脂肪族環(ジ
メチレン、トリメチレン、テトラメチレンなど)が挙げ
られる。
また、R1−R4のうち少なくとも1つは2,4゜6位
の3カ所が置換されているアリール基である。アリール
基の置換基としては、例えば2,6−シメチルー4−ジ
メチルアミノフェニル基、2.6−シメチルー4−ジエ
チルアミノフェニル基、2,6−シメトキシー4−ジエ
チルアミノフェニル基、2,6−ジエチル−4−エトキ
シフェニル基、2,6−シメチルー4−ジエチルアミノ
ピリジノ基などが挙げられる。
また、式中の陰イオンX0は、塩素イオン、臭素イオン
、ヨウ素イオン、過塩素酸塩イオン、硝酸塩イオン、ベ
ンゼンスルホン酸塩イオン、p−トルエンスルホン酸塩
イオン、メチル硫酸塩イオン、エチル硫酸塩イオン、プ
ロピル硫酸塩イオン、テトラフルオロホウ酸塩イオン、
テトラフェニルホウ酸塩イオン、ヘキサフルオロリン酸
塩イオン、ベンゼンスルフィン酸塩イオン、酢酸塩イオ
ン、トリフルオロ酢酸塩イオン、プロピオン酢酸塩イオ
ン、安息香酸塩イオン、シュウ酸塩イオン、コハク酸塩
イオン、マロン酸塩イオン、オレイン酸塩イオン、ステ
アリン酸塩イオン、クエン酸塩イオン、−水素二リン酸
塩イオン、二水素−リン酸塩イオン、ペンタクロロスズ
酸塩イオン、クロロスルホン酸塩イオン、フルオロスル
ホン酸塩イオン、トリフルオロメタンスルホン酸塩イオ
ン、ヘキサフルオロヒ酸塩イオン、ヘキサフルオロアン
チモン酸塩イオン、モリブデン酸塩イオン、タングステ
ン酸塩イオン、チタン酸塩イオン、ジルコン酸塩イオン
などの陰イオンを示す。
mはO又は1、nは0.1又は2である。
以下、本発明で用いられるポリメチン系化合物の具体例
を下記に列挙するが、これらに制限されるものではない
化合物 N。
(1) (2) C1)04゜ ClO4゜ (4) CI!04゜ 5bFa。
(6) cpo4゜ BF4゜ (8) cI!o、。
r0 (lO) SbF6゜ CI!04e (12) (13) NO3゜ Ctj)O,。
AsFa。
(14) (15) CI!04゜ (17) cI!o、。
これらのポリメチン系化合物は、パーナートニス ウィ
ルデイ(Bernard S、 Wildi)ら著の「
ジャーナル オフ ザ アメリカン ケミカルソサイエ
ティ(J、 Am、 Chem、 Soc、 ) 80
 3772〜3777頁(1958年)やエッチ シュ
ミット (H。
Schmidt )ら著の「リービッヒ・アンナーレン
デル・ケミ−(Ann ) J 623 204〜21
6頁あるいはアール ウルツィンガー(R,Wlzin
ger )ら著の「ヘルペティ力・シミ力・アクタ(H
elu、 Chim。
Acta) J 24 369E頁などに開示された合
成法に準じて合成することによって容易に得られる。
本発明の光学記録媒体は、第1図に示す様に、基板1の
上に前記一般式[I]で示されるポリメチン系化合物を
含有する記録層2を設けることにより形成することがで
きる。
基板1としては、ポリカーボネート、ポリエステル、ア
クリル樹脂、ポリオレフィン樹脂、フェノール樹脂、エ
ポキシ樹脂、ポリアミド、ポリイミドなどのプラスチッ
ク、ガラスあるいは金属類などを用いることができる。
記録層2の形成にあたって、前記一般式[I]で示され
るポリメチン系化合物を1種または2種以上組合せて用
いることができ、さらに他の染料、例えば、前記一般式
[I]の化合物以外のポリメチン系、アズレン系、ピリ
リウム系、スクアリウム系、クロコニウム系、トリフェ
ニルメタン系、キサンチン系、アントラキノン系、シア
ニン系、フタロシアニン系、ジオキサジン系、テトラヒ
ドロコリン系、トリフエッチアジン系、フェナンスレン
系、アミニウム塩・ジイモニウム塩系、金属キレート錯
体系染料など、あるいは金属および金属化合物など、例
えばAP、 Te、 Bi、 Sn、 In。
Se、 SnO,Te0z、 As、 Cdなど、ある
いは紫外線吸収剤などと混合分散あるいは積層してもよ
い。
記録層2は塗布法あるいは蒸着法等の種々の方法により
基板1上に形成される。塗布法を用いる場合には、ポリ
メチン系化合物を有機溶媒中に溶解あるいは分散した溶
液を基板1上に塗布することによって形成することがで
きる。また必要に応じて成膜性および塗膜安定性を考慮
してパインダーを記録層中に混合して成膜することもで
きる。
塗布の際に使用できる有機溶媒は、前述のポリメチン系
化合物を分散状態とするか、或いは溶解状態とするかに
よって異なるが、一般にはアルコール系、ケトン系、ア
ミド系、エーテル系、エステル系、脂肪族ハロゲン化炭
化水素系、芳香族系、脂肪族炭化水素系などの溶媒を用
いることができる。
また、バインダーとしては、例えばニトロセルロース、
エチルセルロース、ポリスチレン。
ポリビニルピロリドン、ポリメチルメタクリレート、ポ
リアミドなどが挙げられる。また、必要により、ワック
ス、高級脂肪酸、アミド類(たとえば、オレイルアミド
)を添加剤として用いる。
以上のバインダーにジオクチルフタレート、ジブチルフ
タレート、トリクレジルフォスフェート等の可塑剤、鉱
油、植物油等の油剤、更にアルキルベンゼンスルホン酸
ソーダ、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル
等の分散剤及びその他の添加剤を適宜混合させ記録層の
成膜性、塗膜安定性を高めることができる。
塗工は、浸漬コーティング法、スプレーコーティング法
、スピンナーコーティング法、ビードコーティング法、
マイヤーバーコーティング法、ブレードコーティング法
、ローラーコーティング法、グラビアコーティング法な
どのコーティング法を用いて行うことができる。
記録層2中のポリメチン系化合物の含有量は通常40〜
100重量%、好ましくは50〜100重量%が望まし
い。40重量%未満では記録層の十分な光吸収性と再生
レーザー光に対して十分な光反射率を得ることができな
い。
また、記録層2の膜厚は100人〜20μm、好ましく
は200人〜lpmが適当である。なお、記録レーザー
光に対して十分な光反射性を有する薄膜を安定に形成で
き得るならば可能な限り薄いほうがよい。
さらに、本発明の光学記録媒体は、第2図に示すように
、記録層2上に記録及び再生レーザー光に対して透明な
保護層3を設けることができる。
該保護層3は、基板1側から光を照射する場合は不透明
でも差支えない。
また、第3図に示すように、基板1と記録層2の間に下
引層4を設けても良い。
また、第4図に示す様に、保護層3及び下引層4を共に
用いることも可能である。
下引き層は(al接着性の向上、(b)水またはガスな
どのバリヤー (C)記録層の保存安定性の向上、(d
)反射率の向上、(e)溶剤からの基板の保護および(
f)プレグルーブの形成などを目的として設けられる。
(a)の目的に対しては高分子材料、例えばアイオノマ
ー樹脂、ポリアミド系樹脂、ビニル系樹脂、天然高分子
、シリコーン、液状ゴムなどの種々の材料もしくはシラ
ンカップリング剤などの種々の物質を用いることができ
、(b)、(C)の目的に対しては上記高分子材料以外
に無機化合物、例えば5iOa、 MgFa、 Sin
、 Ti0z、 ZnO、TiN、 SiNなど、金属
または半金属、例えばZn。
Cu、 S、 Ni、 Cr、 Ge、 Se、 Cd
、 Ag、 l)などを用いることができる。(d)の
目的に対しては金属、例えばAil、 Agなと、また
は金属光沢を有する有機薄膜、例えばシアニン染料、メ
チン染料などを用いることができる。そしてfed、 
 (flの目的に対しては紫外線硬化樹脂、熱硬化性樹
脂、熱可塑性樹脂などを用いることができる。下引き層
の膜厚は50人〜100μm、好ましくは200人〜3
0μmが適当である。
また、保護層は、キズ、ホコリ、汚れなどからの保護お
よび記録層の保存安定性の向上および反射率の向上を目
的として設けられ、その材料としては下引き層と同じ材
料を使用することができる。保護層の膜厚は100Å以
上、好ましくは1000Å以上が適当である。
この際、下引き層および/または保護層中には本発明の
一般式[I]のポリメチン系化合物が含有されていても
よい。また、下引き層または保護層には安定剤、分散剤
、難燃剤、滑剤、帯電防止剤、界面活性剤、可塑剤など
が含有されていてもよい。
さらに、本発明による光学記録媒体の別の構成としては
、第1図から第4図に示した同一構成の2枚の記録媒体
(場合によりその1枚を基板のみとして)を用い記録層
2を内側に配置して密封したいわゆるエアーサンドイッ
チ構造にしてもよいし、保護層3を介して接着したいわ
ゆる密着構造(貼り合せ構造)にしてもよい。
本発明の光学記録媒体は、ヘリウム−ネオンレーザ(発
振波長633nm)などのガスレーザの照射によって記
録することも可能であるが、好ましくは750nm以上
の波長を有するレーザ、特にガリウムーアルミニウムー
ヒ素半導体レーザ(発振波長830nm)などの近赤外
あるいは赤外領域に発振波長を有するレーザ光線の照射
によって記録する方法が適している。また、読み出しの
ためには、前述のレーザ光線を用いることができる。こ
の際、書込みと読み出しを同一波長のレーザで行なうこ
とができ、また異なる波長のレーザで行なうこともでき
る。
[実施例] 以下、本発明を実施例に従って詳細に説明するが、これ
らに限定されるものではない。
実施例1 直径130mmφ、厚さ1.2mmのインジェクション
成形によりプレグルーブを設けたポリカーボネート(以
下、PCと略記する)基板上に、前記ポリメチン系化合
物No、 (1)のポリメチン系化合物3重量部をジア
セトンアルコール97重量部に溶解させた液をスピナー
コーティング法により塗布した後、乾燥して800人の
有機薄膜記録層を得た。
この様にして作成した光学記録媒体をターンテーブル上
に取り付け、ターンテーブルをモーターで180Orp
mに回転させて、発振波長830nmの半導体レーザな
用いて、基板側より記録層にスポットサイズ1.5μm
φ、記録パワー8mW、記録周波数3 MHzで情報を
書き込み、読み出しパワー0.5mWで再生し、その再
生波形をスペクトル解析(スキャニングフィルター、バ
ンド幅30KHz ) シてC/N比を測定した。
次に、同じ記録媒体を、前記測定条件で記録した部分を
、繰り返し10’回読み出し後のC/N比を測定した。
さらに、前記条件で作製した同一の記録媒体を130℃
の条件下に1時間放置して、環境保存安定性試験を行な
った後の透過率(830nm測定)およびC/N比を測
定した。その結果を表1に示す。
表   1 実施例2〜6 実施例1で用いたポリメチン系化合物No、 (11の
化合物をNo、(2)、  (4)、  (81,fl
口1.  (14)にかえて、実施例1と同様の方法で
記録媒体を作製し、それぞれ実施例2〜6の光学記録媒
体を作製した。
上記実施例2〜6の光学記録媒体を実施例1と同様の方
法で測定した。その結果を表2に示す。
比較例1,2 前記ポリメチン系化合物の比較例として、下記ポリメチ
ン系化合物No、fA)、  fB)を用いて実施例1
と同様の方法で記録媒体を作製し、それぞれ比較例1,
2の光学記録媒体を作製した。
上記比較例1,2の光学記録媒体を実施例1と同様の方
法で測定した。その結果を表2に示す。
化合物No、 (A) (C2H6)2N−Cy/XyN(C2H6)2SbF
、。
化合物 No、(B) C−CH=CH−CH=C cpo、。
実施例7 下記化合物No、 (C)と前記ポリメチン系化合物N
o、 (21とをそれぞれ1:2の重量比でジアセトン
アルコールに混合し、実施例1と同様の方法で塗布し、
乾燥膜厚850人の有機薄膜記録層を設け、実施例7の
光学記録媒体を作製した。
このようにして作成した実施例7の光学記録媒体を実施
例1と同様の方法で測定した。その結果を表3に示す。
化合物No、 (C) 比較例3 実施例7で用いた化合物No、 (21を除いた以外は
、実施例7と同様の方法で光学記録媒体を作製し、同様
に測定した。その結果を表3に併示する。
実施例8 前記ポリメチン系化合物No、 (3)の化合物2重量
部とニトロセルロース樹脂(オーバレスラッカー、ダイ
セル化学■製)1重量部をジアセトンアルコール97重
量部に混合させた液をスピナー塗布法により、インジェ
クション成形によりプレグルーブを設けた直径130m
m$、厚さ1.2mmのpc基板上に塗布し、乾燥膜厚
1000人の有機薄膜記録層を得た。
この様にして作成した光学記録媒体を実施例1と同様の
方法で測定した。その結果を表4に示す。
実施例9〜11 実施例8で用いたポリメチン系化合物No、 (31を
前記化合物No、 (7) 、  (15) 、  (
17)にかえて、実施例8と同様の方法で記録媒体を作
製し、それぞれ実施例9〜11の光学記録媒体を作製し
た。
上記実施例9〜11の光学記録媒体を実施例1と同様の
方法で測定した。その結果を表4に示す。
実施例12 ウォーレットサイズの厚さ0.4mm P C基板上に
、熱プレス法によりプレグルーブを設け、その上に前記
ポリメチン系化合物No、(1)の化合物3重量部をジ
アセトンアルコール97重量部に混合させた液をバーコ
ード法により塗布した後、乾燥して1000人の有機薄
膜記録層を得た。さらに、その上にエチレン−酢ビドラ
イフィルムを介してウォーレットサイズの厚さ0.3m
mのPC基板と、加熱温度110℃で熱ロール法により
密着し、密着構造の光学記録媒体を作製した。
この様にして作製した光学記録媒体をX−Y方向に駆動
するステージ上に取り付け、発振波長830nmの半導
体レーザな用いて、厚さ0.4mmのPC基板側より、
有機薄膜記録層にスポットサイズ3、OHφ、記録パワ
ー4.0mWで記録パルス80psecでY軸方向に情
報を書き込み、読み出しパワー0.4mWで再生し、そ
のコントラスト比部の信号強度)を測定した。
さらに、前記条件で作製した同一記録媒体を実施例1と
同様の条件の環境保存安定性試験を行ない、その後の透
過率およびコントラスト比を測定した。その結果を表5
に示す。
実施例13〜15 実施例12で用いたポリメチン系化合物No、 (1)
の化合物を、No、(2)、 (4)、 (14)にか
えて、実施例12と同様の方法で記録媒体を作製し、そ
れぞれ実施例13〜15の光学記録媒体を作成した。実
施例13〜15の光学記録媒体を実施例12と同様の方
法で測定した。その結果を表5に示す。
比較例4,5 前記ポリメチン系化合物の比較例として、ポリメチン系
化合物No、(A)、 (B)を用いて実施例12と同
様の方法で記録媒体を作製し、それぞれ比較例4.5の
光学記録媒体を作成した。
上記比較例4,5の光学記録媒体を実施例12と同様の
方法で測定した。その結果を表5に示す。
表 5 [発明の効果] 以上説明した様に、本発明の光学記録媒体によれば、ポ
リメチン色素が有する優れた光学特性を落とすことなく
、高温の環境条件下における安定性を向上させることが
可能となった。
さらに、汎用の溶剤に対する溶解性に優れ、ポリカーボ
ネートなどの有機溶剤に浸されやすい基板に直接塗布可
能な生産性に優れた光学記録媒体を提供することが可能
となった。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は各々本発明の光学記録媒体の実施態
様を示す断面図である。 1・・・基板 2・・・記録層 3・・・保護層 4・・・下引層

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 下記一般式[ I ]で表わされるポリメチン系化合物を
    含有する記録層を有することを特徴とする光学記録媒体
    。 一般式[ I ] [▲数式、化学式、表等があります▼] (式中、R_1〜R_9は水素原子、ハロゲン原子又は
    1価の有機残基である置換基を表わし、かつR_1〜R
    _4の少なくとも1つは2、4、6位の3カ所が置換さ
    れているアリール基である。mは0又は1、nは0、1
    又は2である。x^■は陰イオンを示す。)
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1086517A (ja) * 1996-09-19 1998-04-07 Konica Corp 金属錯体メチン色素を用いた光記録媒体及び記録方法
JP2020504758A (ja) * 2016-12-29 2020-02-13 サントル ナショナル ドゥ ラ ルシェルシュ シアンティフィック 特殊な光学的効果を有する有機材料
JP2021530563A (ja) * 2018-07-05 2021-11-11 ソルボンヌ・ユニヴェルシテ テーラーメイドの反射性低次元材料用の両親媒性及びメソゲン有機染料

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JP2020504758A (ja) * 2016-12-29 2020-02-13 サントル ナショナル ドゥ ラ ルシェルシュ シアンティフィック 特殊な光学的効果を有する有機材料
JP2021530563A (ja) * 2018-07-05 2021-11-11 ソルボンヌ・ユニヴェルシテ テーラーメイドの反射性低次元材料用の両親媒性及びメソゲン有機染料

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