JPH03245826A - 中空糸膜モジュールの製造方法 - Google Patents

中空糸膜モジュールの製造方法

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JPH03245826A
JPH03245826A JP4108390A JP4108390A JPH03245826A JP H03245826 A JPH03245826 A JP H03245826A JP 4108390 A JP4108390 A JP 4108390A JP 4108390 A JP4108390 A JP 4108390A JP H03245826 A JPH03245826 A JP H03245826A
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JP
Japan
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hollow fiber
adhesive resin
hollow yarn
resin
membrane module
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JP4108390A
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English (en)
Inventor
Toshio Aritomi
俊男 有冨
Masami Fujii
正美 藤井
Fumito Kishimoto
岸本 文都
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokuyama Corp
Original Assignee
Tokuyama Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、気体または液体の分離プロセスに用いる中空
糸膜を集束して構成するモジュールの製造方法に関する
。更に詳しくは、モジュール端部にお因で、接着剤によ
り中空糸膜の集束体を接着固定する方法に関する。
〔従来技術および発明が解決しようとする問題点〕
一般に中空糸膜は、平膜に比べて膜の充填密度が高く、
有効面積が大きいため、分離装置として小型化すること
ができる利点を有している。したがって近年、多数の中
空糸膜を集束して構成されるモジュール(以下、単に中
空糸膜モジュールともbう)の分離装置1ま逆浸透、限
外aA、ガス分離などのプロセス知おいて、気体または
液内混合物から特定の成分を分離するために広く用いら
れてきた。
このような中空糸膜モジュールにお込では、集束された
中空糸膜の端部が接着固定されて、気液の供給側と透過
側との間が密封された構造である。
従来、中空糸膜の集束体の端部を接着固定する接着剤と
しては、一般にエポキシ樹脂。
ウレタン樹脂などの熱硬化性樹脂が用いられてbるが、
耐薬品性、耐熱性に欠けるため、熱可塑性の接着性樹脂
も提案されている。
しかしながら、接着剤として熱可塑性の接着性樹脂を用
いる場合には、加熱溶融した該熱可塑性樹脂に中空糸膜
の集束体の端部を挿入した後−冷却固化させる際に一樹
脂が一般に外側から固化され、樹脂の収縮により固化し
た樹脂の中央部に陥没(巣)を生じる。このような中空
糸膜の集束体を接着固定した端部に生じた巣は、該接着
固定(−た部分の機械的強度を弱くし、ひいてはモジュ
ールにおける気液の供給側と透過側との密封性を低下さ
せる原因となる。
一般に加熱溶融させた樹脂を冷却固化して成形する際−
型中の溶融樹脂に圧力をかける方法により、樹脂の収縮
による巣の生成を防ぐことができるが、中空糸膜モジュ
ールの製作においては、中空糸膜集束体を挿入した型中
の樹脂に圧力をかけることが困難である。
そのため、中空糸膜モジュールの端部にお−で、接着性
樹脂の収縮による巣の生成は避けられないという問題が
あった。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らは、上記した問題点を解決するために鋭意研
究した。その結果、加熱溶融した熱可塑性の接着性樹脂
に中空糸膜の集束体を挿入した後、下部より徐々に冷却
固化させる簡便な方法により、樹脂の収縮による巣の発
生が防止されて、中空糸膜集束体の接着固定部が機械的
強度に擾れ、密封性て優れたモジュールが得られろこと
を見出して、本発明を提供するに至ったものである。即
ち、本発明は、中空糸膜の集束体の端部を熱可塑性の接
着性樹脂により接着固定する中空糸膜モジュールの製造
におりで、加熱溶融させた該接着性樹脂に中空糸膜の集
束体を挿入し、その下部より冷却し、固化させることを
特徴とする中空糸膜モジュールの製造方法である。
本発明の中空糸膜は、一般に気体または液体の分離膜と
して例えば逆浸透膜、限外濾過膜、マイクロフィルター
などにおける公知の中空糸膜が特に制限なく用いられる
。特に、例えばアルコール類、ケトン類などの有機溶媒
ヲパーペーパーレーション(浸透fi化法)により分離
処理する場合に用いる耐有機溶媒性(耐薬品性)、耐熱
性を有する中空糸膜が好適に用いられるっしたがって、
このような耐有機溶媒性(耐薬品性)、耐熱性を有する
中空糸膜の素材としては、例えばポリスルホン、ポリエ
ーテルスルホン、ポリイミド、ポリエーテルイミド、ポ
リアミドなどの一般にエンシアIJングプラスチックが
好ましい。勿論−本発明はこれに限らず、例えばポリエ
チレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン。
ポリ塩化ビニル、ポリフッ化ビニリデン、エチレン−テ
トラフシ化エチレン共重体などのフッ素樹脂などを素材
とする中空糸膜も用いることができる。
本発明における熱可塑性の接着性樹脂としては−例えば
ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン、
ポリ塩化ビニル、ナイロン、ポリエステルなど熱可塑性
の樹脂を用−ることができるが、特に不飽和カルボン酸
類を共重合したポリオレフィンを1成分とする接着性樹
脂が好適に用いられる。不飽和カルボン酸類を共重合し
たポリオレフィンを1成分とする接着性樹脂は、核共重
合したポリオレフィン単独でもよめが一一般に該共重合
したポリオレフィンと他の(不飽和カルボン酸類を共重
合していない)ポリオレフィンとの混合樹脂が好まし力
。この不飽和カルゲン酸類としては、例えばアクリル酸
、メタクリル酸、マレイン酸、フマル酸などの不飽和カ
ルボン酸、またはそれらの酸無水物、エステル、アミド
、イミド、金属塩、有機塩基塩などの誘導体が挙げられ
、それらの1種または2種以上が用いられるが、特に無
水マレイン酸が最も好ましい。また、ポリオレフィンと
しては、一般にポリエチレン、ポリプロピレン、エチレ
ン−プロピレン共重合体などが挙げられる。このような
不飽和カルボン酸類を共重合したポリオレフィンは一市
販品が特に制限なく用いられ、一般に0.1〜10重量
O含−特に0.5〜5重量%の不飽和カルボン酸類が共
重合され含有するポリオレフィンである。
本発明においては、先ず上記した熱可塑性の接着性樹脂
を減圧下にして加熱溶融1−で充分に脱気することが、
中空糸膜の集束体を良好に接着固定し一密封性に優れた
モジュール端部を形成するたぬに好ましい。次いで一本
発明は、溶融した接着性樹脂に中空糸膜の集束体の端部
を挿入した後−核樹脂を下部より徐々に冷却して固化さ
せることが極めて重要である。具体的な冷却固化方法と
しては、複数本の電熱線を電蝕に巻いた電熱容器を用い
て、溶融した接着性樹脂に挿入した中空糸膜の集束体の
端部をセットして下部より順次に電熱を低下させていく
方法、該端の全体の雰囲気を該樹脂の溶融温度以上に保
持した後、下部および/または底部を水などの冷媒と接
触させる方法などが代表的である。
〔作用および効果〕
本発明の方法によれば、溶融した接着性樹脂に中空糸膜
の集束体の端部を挿入して、その下部からの冷却により
、先ず下端部が固化固定した後、順次に上端部に固化し
ていくため、該接着性樹脂の中央部に何ら陥没(巣)が
発生しない。したがって、得られた中空糸膜の集束体の
端部は−さらに接着剤による補填などを施すことなく、
先端部を所定の長さに切断して、その−1まモジュール
として倶することができろ。
このような本発明により得られる中空糸膜モジュールは
、特に耐有機溶剤性(耐薬品性)、耐熱性、密封性9機
械的強度などに優れて1/−1ルため−例えばアルコー
ル類、ケトン類などの有機溶媒を含む混合液、水−有機
溶媒系。
有機化合物の溶液をパーベーバーレーション法により分
離処理する場合に極めて有用であり、分離性能を損うこ
となく長期間の使用が可能である。
〔実施例〕
以下−本発明の実施例を示すが、本発明:・まこれらに
限定されるものでない。
実施例 1 中空糸膜として、ポリイミド系樹脂からなる外径1.6
g、内径0.61である中空糸膜を用Aた。また−接着
剤として無水マレイン酸2〜3重量%を共重合したポリ
エチレン、高分子量(約15.OD O)のポリエチレ
ンおよび低分子量(約i、o o o )のポリエチレ
ンを、3:3:4(重量比)の割合で配合した混合樹脂
を用いた。テフロン製の容器(内径60、)を用いて、
減圧下にて加熱溶融させた上記の混合樹脂に、上記の中
空糸膜の250本を均一に集束して先端孔を密封した状
態で、その端部を451の長さ(深さ)に挿入した。
次いで−このテフロン製容器を、単独に電熱線の10本
を周囲に巻いた電熱容器に入れて、全体を180’C以
上に保持した。その後、電熱容器の電熱線を下部から1
0分毎にヒータを落して(切って)いき、溶融樹脂の下
部より徐々に冷却して固化させた。その結果−中空糸膜
の集束体を接着固定した端部において一接着樹脂の収縮
による巣の発生は、はとんど見られなかった。
上記の如く中空糸膜の集束体を両端部で接着固定した後
、それぞれ先端部を15■の長さにカットすることによ
り、固定された両端部に気液の給排口を有する有効膜長
15cMである中空糸膜の集束体を得た。次いで、得ら
れた中空糸膜の集束体の気液の給排口を有する外笥ケー
スに収納して、両端部を0−リングを介してシールする
ことにより一気液分離用の中空糸膜モジュールを製作し
た。
この中空糸膜モジュールを用いて、インプロピルアルコ
ール/′水−85/15(重量%)の混合液から、パー
ベーパレーション法ニより脱水実験を行った。供給液の
温度60℃。
透過側の真空度10Torrの条件でパーベパレーショ
ン法を実施した結果−透過流速は1500囁/Hr−r
r?、透過液インプロパツルの濃度は2重量%1分離係
数(α)が280であり、この分離性能は6ケ月間はと
んど変化なかった。またーモジュールにおいて、真空度
の低下1両端部における樹脂の外観変化も見られず、良
好な密封性が認められた。
実施例 2 実施例1において、接着性樹脂としてメタクリル酸エス
テル3重量%を共重合l−だポリエチレンと低分子量ポ
リエチレンとを64(重量比)の割合で配合した混合樹
脂を用いた以外は一実施例1と同様の方法により中空糸
膜モジュールを製作した。その結果、中空糸膜モジュー
ルの接着固定部において、巣の発生はほとんど見られな
かった。
この中空糸膜モジュールを用いて、実施例1と同一の条
件で、パーベーパレーション法により−インプロピルア
ルコール/水の混合液を脱水実験した。
その結果、透過流束が約L500 g、/Hr・カ?4
分離係数(α)が約280の分離性能は、約6ケ月間は
とんど変化しなかった。まだ。
モジュール端部ておける樹脂の力比もみられず、密封性
も良好であった。
実施例 3 実施例1と同様の中空糸膜および接着性混合樹脂を用い
て実施した。テフロン製容器を用−て、減圧下にて加熱
溶融させた混合樹脂に中空糸膜を均一に集束して先端孔
を密封した状態で挿入した後、全体を180℃の雰囲気
下中におき、底部および下部のみ室温(20”C−30
°C)の水に接触させ、徐々に全体の温度を下げていき
、溶融樹脂を下部より固化させた。その結果、中空糸膜
の集束体を接着固定した樹脂に巣の発生はほとんど見ら
れなかった。
この中空糸膜の集束体を用いて、実施例1と同様に中空
糸膜モジュールを製作し、エタノール/水−90/10
(重量%)の混合液からパーベーパレーション法により
脱水実験を行った。供給液の温度55°C2透過側の真
空度10TOrrの条件で、パーベーパレーション法を
実施した結果、透過流束が2500g、/Hr−rr?
、透過液エタノールの濃度が8重量づ4であり、分離係
数(α)が100であり、この分離性能は6ケ月間はと
んど変化しなかった。また、モジエールにおいて、真空
度の低下、端部における樹脂の外観変化も見られず、良
好な密封性が認められた。
比較例 1 実施例1において、樹脂の冷却固化方法として全体を1
80℃雰囲気下から150℃雰囲気下へ移し1時間冷却
した後、大気開放させて接着固定した。それ以外は、実
施例1と同様に実施した。その結果、得られた中空糸模
集束体の端部で、接着固定された樹脂の中央部に、約2
0〜251m深さの巣が発生していた。このような中空
糸膜の集束体を接着固定した両端部を実施例1と同様に
カットして、中空糸膜モジュールを製作したが、軽い衝
撃を与えると接着固定部の樹脂にクラックを生じるため
、密封性を欠いた。
比較例 2 実施例1において一樹脂の冷却固化方法として全体を1
80°C雰囲気下から3時間型して徐々に温度を室温ま
で下げていき接着固定した。それ以外は、実施例1と同
様に実施した。その結果、得られた中空糸膜の集束体を
接着固定した端部において、樹脂にクラックが発生して
おり、密封性が保持できなかった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、中空糸膜の集束体の端部を熱可塑性の接着性樹脂に
    より接着固定する中空糸膜モジュールの製造において、
    溶融した該接着性樹脂に中空糸膜の集束体を挿入し、そ
    の下部より冷却し、固化させることを特徴とする中空糸
    膜モジュールの製造方法
JP4108390A 1990-02-23 1990-02-23 中空糸膜モジュールの製造方法 Pending JPH03245826A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07771A (ja) * 1992-12-31 1995-01-06 Hoechst Celanese Corp 耐溶剤性の熱可塑性チューブシートを含む中空繊維膜布帛を収容したカートリッジおよびモジュール、ならびにその製造方法
EP0659468A1 (en) * 1993-12-17 1995-06-28 Kitz Corporation Filter element and method for the production thereof

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