JPH03244866A - 自動変速機のアキュムレータ装置 - Google Patents

自動変速機のアキュムレータ装置

Info

Publication number
JPH03244866A
JPH03244866A JP2043760A JP4376090A JPH03244866A JP H03244866 A JPH03244866 A JP H03244866A JP 2043760 A JP2043760 A JP 2043760A JP 4376090 A JP4376090 A JP 4376090A JP H03244866 A JPH03244866 A JP H03244866A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spring
accumulator
line
pressure
clutch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2043760A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Kawano
亨 川野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP2043760A priority Critical patent/JPH03244866A/ja
Publication of JPH03244866A publication Critical patent/JPH03244866A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pipe Accessories (AREA)
  • Supply Devices, Intensifiers, Converters, And Telemotors (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は多段変速歯車機構の変速時のショックを緩和す
る自動変速機のアキュl、レーク装置に関する。
(従来の技術) 般に、自動変速機は、トルクコンバータと多段変速歯車
機構とを備えており、ブレーキ、クラッチ等の油圧作動
式の摩擦要素の作動状態を切り換えることにより、多段
変速歯車機構の変速を行なう。したがって、各変速段に
は、各摩擦要素に対する油圧作用状態かあらかじめ対応
づけられている。
ところで、この種の自動変速機では、変速に際して締結
される摩擦要素の締結速度が速すぎると、変速ショック
が生じる。
従来より、この変速ショックを吸収して多段変速歯車機
構の滑らかな変速を得るようにした自動変速機も1/i
!案されている。
たとえば、711j圧作動式の摩擦要素にデイシュフレ
ートと呼ばれるダイヤフラム式の板ばねを設け、このデ
インニブレートの作用により摩擦要素の締結時の/ヨノ
クを緩和する一方、上記摩擦要素の作動状態を切り換え
る作動油を供給する油圧回路にアキュムレータ装置を挿
入し、このアキュムレータ装置により上記摩擦要素の作
動状態の切換時の作動圧の急上昇を吸収し、多段変速歯
車機構の摩擦要素の締結を滑らかに行なうようにしたも
のか実用化されている(たとえば、実開昭61−109
953号公報参照)。
(発明が解決しようとする課題) ところで、ボディに対してF黄方向にエンジンを搭載し
た前輪駆動方式の自動車では、エンジンの長さ方向の寸
法は、自動車の車幅によってほぼ決まってしまう。
しかしながら、上記のように、自動変速機の多段変速歯
車機構の変速時のショックを吸収するために、アキュム
レータ装置とともに、摩擦要素にデイ、/ニブレートを
設けたものでは、このデイプ/ニブレートの装着により
自動変速機の大きさ、とくに軸方向の長さが長くなる。
このため、ボディに対して横方向にエンジンを搭載した
前輪駆動方式の自動車に、上記従来の変速機を備えたエ
ンジンを搭載するのは困難であるという問題があった。
本発明の目的は、自動変速機の軸方向の寸法が短く、前
輪駆動方式の自動車にも容易に搭載することができ、し
かも、摩擦要素の良好な締結初期特性を得ることができ
る構成の簡単な自動変速機のアキュムレータ装置を提供
することである。
(課題を解決するための手段) このため、本発明は、トルクコンバータと、多段変速歯
車機構と、油圧作動式の摩擦要素の作動状態を切り換え
る作動油を供給する油圧回路に挿入されてなるアキュム
レータ装置とを備え、このアキュムレータ装置が上記摩
擦要素の作動状!mの切換時の作動圧を受けてアキュム
レータピストンかアキュムレータシリンダ内を移動し、
」−記摩擦要素の作動状態の切換時の作動圧の急上昇を
吸収して上記多段変速歯車機構の変速時のショックを緩
和するようにした自動変速機において、上記アキュムレ
ータピストンはそれに形成された空洞の内壁面から内部
に突出する当止め部と、この当止め部に関して上記空洞
の奥部側にアキュムレータピストンの軸方向に移動自在
に収容されてなる可動座金と、この可動座金に藺して空
洞の上記奥部側に予圧をもって縮装されてなる第1のス
プリングと、上記可動座金とアキュムレータシノンタと
の間に装填されてなる第2のスプリングとを備え、アキ
ュムレータピストンの上記移動途中で第2のスプリング
のばね力が第1のスプリングのばね力よりも大きくなっ
て可動座金が上記当止め部から離れるようにしたことを
特徴としていス (作用) 上記摩擦要素の作動状態を切り換える作動圧が第2のス
プリングのばね力を越えると、アキュムレータピストン
がアキュムレータシリンダ内を移動し始める。この状態
では、第1のスプリングが予圧をもってアキュムレータ
ピストン内に縮装されているので、第1のスプリングの
ばね力が第2のスプリングのばね力よりも大きい。
したがって、アキュムレータピストンはその内部の当止
め部材に可動座金が当て止められた状態で移動する。す
なわち、この状態では、アキュムレータピストンは第2
のスプリングのばね力に抗して移動することになる。
そして、上記アキュムレータピストンの移動により、第
2のスプリングの変形が大きくなり、上記可動座金に作
用するばね力が、第1のスプリングのばね力よりも大き
くなると、上記可動座金が第2のスプリングに押されて
上記当止め部から離れる。
この状態では、上記アキュムレータピストンには、直列
に配置された第1のスプリングと第2のスプリングとか
らなる複合スプリングのばね力が作用することになる。
この複合スプリングのばね定数は第1および第2のスプ
リングのばね定数よりも小さくなる。したがって、可動
座金が上記当止め部から離れると、それまでよりもさら
に締結圧の吸収の度合が大きくなり、摩擦要素の締結初
期の締結圧の立上りが滑らかになる。
(発明の効果) 本発明によれば、アキュムレータピストンの移動により
、第2のスプリングの変形が大きくなると、可動座金が
第2のスプリングに押されて当止め部から離れ、第1の
スプリングと第2のスプリングがこれらスプリングが有
している各ばね定数よりも小さいバネ定数を有する一つ
のスプリングとして機能するので、それまでよりも締結
圧を吸収する度合が大きくなって、摩擦要素の締結開始
の時点での締結圧の立上りが滑らかになり、摩擦要素の
良好な締結初期特性を得ることがてきる。
また、本発明によれば、締結要素にデイツシュフレート
等の部材を設ける必要がないので、締結要素が小型化さ
れ、それたけ自動変速機は軸方向の寸法が短くなり、ホ
ディに対して横方向にエンジンを搭載する前輪駆動方式
の自動車にも容易に搭載することができる。
(実施例) 以下に、添付の図面を参照して本発明の詳細な説明する
本発明を適用した自動変速機の変速機構およびこの変速
機構を作動させる油圧回路の構成を、それぞれ第1図お
よび第2図に示す。
亥創構 先ず、第1図により、自動変速機の変速機構について説
明する。
第1図は前進4段、後退1段の自動変速機Zを示11.
1はエンジン出力軸、2は、該エンジン出力軸1に連結
されたポンプ2aと、ステータ2bと、タービン2cと
を備えたトルクコンバータであって、ステータ2bは、
該ステータ2bをタービン2cと逆方向に回転させない
たy)のワンウェイクラッチ3を介してケース4に固定
可能に設けられている。また、5は該トルクコンバータ
2のタービン2Cに連結したフンバータ出力!+h 2
 d ニ連結された多段変速歯車機構である。
上記多段変速歯車機構5は、内部に遊星歯車機構7を備
え、該遊星歯車機構7は、前後に配置した小径サンギヤ
8および大径サンギヤ9と、該小径サンギヤ8に噛合す
るショートピニオンギヤ10と、上記大径サンギヤ9お
よびショートピニオンギヤ10に噛合するロングピニオ
ンギヤ11と、該ロングピニオンギヤ11に噛合するリ
ングギヤ12とから成る。上記小径サンギヤ8は、その
後方に配置したフォワードクラ、チ15および該クラッ
チ15に直列に接続された上記コンバータ出力軸2dの
逆駆動を阻止する第1ワンウエイクラツチI6を介して
上記トルクコンバータ2の出力軸2dに連結されている
。そして、上記フォワードクラッチ15と第1ワンウエ
イクラツチ16とを直列に接続した経路には、コースト
クラッチ17が並列に接続配置されている。また、上記
大径サンギヤ9は、その斜め後方に配置した2−4フレ
ーキ18および該2−4ブレーキ1で3の後方に配置し
たリバースクラッチ19を介して上記トルクコンバータ
2の出力軸2dに連結されている。また、」〕記ロング
ピニオンギヤ11には、その後部側キャリア20を介し
て該ロングピニオンギヤ11を固定するロー&リバース
ブし・−キ21と、ロングピニオンギヤ11のエンジン
出力軸lと同方向の回転を許容する第2ワンウエイクラ
、チ22とが並列に接続されているとともに、その前部
側キャリア23は、3−4クラツチ24を介して上記ト
ルクコンバータ2の出力軸2dに連結されている。さら
に、リングギヤ12は、その前方に配置したアウトプッ
トギヤ25に連結されている。
なお、第1図中、27はエンジン出力軸1とコンバータ
出力軸2dとを直結するロック了・ノブクラッチ、28
は中間軸29を介してエンジン出力軸1により駆動され
るオイルポンプである。
以上の構成において各変速段のクラ・ノチ、ブレーキの
作動状態を第1表に示す。
油圧回路 次に、第2図により上記2−4ブレーキ18等の各摩擦
要素に対して作動油を給排する油圧回路について説明す
る。
この油圧回路60には、先ず、第1図に示すオイルポン
プ28からメインライン100に吐出された作動油の圧
力を所定のライン圧に調整するプレッシャ・レギュレー
タバルブ61が設けられている。また、該ブレソンヤ・
レギュレータバルブ61の近傍には、エンジンのスロッ
トル弁開度に応じたスロットル圧を発生させるスロット
ルバルブ62と、このスロットル圧を調整するスロット
ルモデュレータバルブ63と、上記プレッシャ・レギュ
レータバルブ61で生成するライン圧をSおよびLレン
ジの選択時に増圧させるバックアップ圧を発生するバッ
クアップバルブ93とか設けられている。
また、油圧回路60には、ブレッンヤ・レギュレータバ
ルブ61で生成したライン圧を、セレクトされたレンジ
に応じて各油圧ラインに選択的に送す出すマニュアルバ
ルブ64と、変速段に応して作動してライン圧を上記谷
摩擦要素に選択的にlj給する1−2,2−3,3〜4
の各7フトハルブ71.72.73が備えられている。
上記マニュアルバルブ64は、メインラインj00から
ライン圧が導入される入力ポートrと、第1〜第5出力
ボートa % eとを有し、スプール64aの移動によ
り、」−記入カポー1−fか、Dレン/ては第1、第2
、第3出力ボートa、b、cに、またI?レンンでは第
5出力ボートeにそれぞれ連通されるようになっている
。そして、各出力ボートa −eには、それぞれ第1〜
第5出カライン101〜105か接続されている。
また、上記1−2.2−3.3−47フトバルブ7I、
72.73は、それぞれスプール71a。
72a、73aをスプリングにより第2図において、右
側に付勢するとともに、これらのスプールの右側に制御
ポート71b、72b、73bを設けた構成である。そ
して、1−2シフトバルブ71の制御ボート71bには
上記メインライン100から分岐された第1制御ライン
106が、2−3.3−4ンフトバルブ72.73の制
御ボート72b、 73 bには上記第1出カライン1
01から分岐された第2、第3制御ライン107.10
8がそれぞれ接続されているとともに、これらの制御ラ
イン106.107.108には、それぞれ第1、第2
、第3ソレノイドバルブ76.77.78が設けられて
いる。これらのソレノイドバルブ76〜78は、それぞ
れOFFの時に当該シフトバルブの制御ポート71b〜
73b内に制御圧を導入させて、スプール71a〜73
aを第2図において、左側に位置させ、またONの時に
上記制御ポート71b〜73b内の制御圧をドレンさせ
て、スプール7]a〜73aを右側に位置させるように
なっている。
ここで、これらのソレノイドバルブ76〜78は、当該
自動車の車速とエンジンのスロットル弁開度とにより、
設定すべき変速段に応じてON、OFF制御されるよう
になっているが、走行レンジの各変速段における各ソレ
ノイドバルブ76〜78の○N5OFFの組合せパター
ンは第2表の通りに設定されている。
(以下余白) 一方、上記マニュアルバルブ64における各出力ボート
a −eに接続された第1〜第5出カライン101〜+
05のうち、D、S、Lの各前進レン/でメインライン
100に連通される第1出カライン+01は、ワンウェ
イオリフィス80を介してフォワードクラッチ15に導
かれている。従って、上記り、S、Lレンジで、フォワ
ードクラッチ15か常時締結されることになる。
上記第1出カライン101には、フォワードクラ、チ締
結時の緩衝用のN−Dアキュムレータ81が設けられて
いる。
また、この第1出カライン101からはライン111が
分岐されて上記1−2シフトバルブ71に導かれている
とともに、この分岐ライン111は、上記第1ソレノイ
ドバルブ76がONになってスプール71aが右側へ移
動した時に、2−4ブレーキ18のサーボ機構35(後
述)の油圧アプライ室35bに至るサーボアプライライ
ン150に連通される。従って、D、S、Lレンジで第
1ソレノイドバルブ76がONの時、即チ、DL/ンジ
ての2.3.4速、Sレンジの2.3速、およびしレン
ジの2速で、上記アプライ室35bにサーホアプライ圧
が導入される。
次に、上記2−4ブレーキ18(摩擦要素)を作動させ
るサーボ機構35の内部構成を説明する。
このサーボ機構35は、2−4ブレーキ18に連携する
ピストン35aと、該ピストン35aにより第2図中左
右に区画された締結側4を室としての油圧アプライ室3
5bおよび解放側油室としての油圧リリース室35cと
、該油圧リリース室35Cに縮装されてピストン35a
をアプライ室35b 側に付勢するスプリング35dと
を有する。そして、上記ビストノ35aは、その受圧面
積か、リリース室35cの方で大きく、アプライ室35
bで小さくなるよう形成されていて、その受圧面積の差
により、アプライ室35bの締結圧(ライン圧)の作用
、不作用に拘らず、リリース室35bに解除圧(ライン
圧)が作用すれば、その解除圧でもってピストン35a
を第2図中左方に移動させて、2−4ブレーキ18を開
放側に動作させる構l戊としている。一方、2−4ブレ
ーキ18の締結要求時には、アプライ室35bに締結圧
を導入し、かつ、リリース室35cの解除圧を排圧する
ことにより、ピストン35aを第2図中右方に移動させ
て、2−4ブレーキ18を締結する構成となっている。
また、上記サーボ機構35のアプライ室35bに連通ず
る締結通路としてのライン150には、ワンウェイオリ
フィス36が設けられている。該ワンウェイオリフィス
36は、ライン+50の間11面積よりも少ない面積の
開口部36aを有する絞り部36bと、該絞り部36b
を下流側(サーボ機構35−\の方向)に付勢するスプ
リング36Cとを備えてい゛る。従って、該ワンウェイ
オリフィス36は、サーボ機構35のアプライ室35b
への浦の供給に対しては絞り作用を発揮し、アプライ室
35bの油の排出時には、通常、その油圧でスプリング
36cが縮小し絞り部36aか離座するので、絞り作用
はなくなる。これにより、上記スプリング36cは、そ
の付勢力か比較的強く、エンジンの減速運転時には、ス
ロットル弁開度の減少に伴いライン圧(サーボ機構35
に供給する締結圧)も低下する。この締結圧が低開度の
設定スロットル弁開度値に相当する値以下の時に上記ス
プリング36cの付勢力はその締結圧に打勝って絞り部
36aを着座させる付勢力値に設定されている。この構
成により締結力が設定値以下の時にライン150を絞っ
た状態で締結圧を排圧する。
上記ワンウェイオリフィス36の下流側のライン150
bには、サーボ機構35のアプライ室35bへの締結圧
の急上昇を抑えるピストン側のアキュームレータ83が
配置される。
上記アキュームレータ83は、サーボ機構35のピスト
ン35aを徐々に移動させて、2−4ブレーキ18を緩
やかに締結動作させる機能を有する。
また、第2図において、D、Sレンジでメインライン1
00に連通する上記第2出カライン102は、2−3シ
フトバルブ72に導かれている。
そして、該ライン102は、第2ソレノイトバルフ77
がOF Fでスプール72aが左側に位置する時にワン
ウェイオリフィス84を介して3−4クラツチ24のア
クチュエータに至る3−4クラノ壬う・イン113に連
通される。従って、D、Sレノ/て第2ツレ/イドバル
ブ77がOFFの時、すなわち[〕レン/の3.4速、
およびSレンジの3速て3−4クラツチ24か締結され
ることになる。
上記3−4タラノチライン113には、ワンウェイオリ
フィス84に並列にバイパスバルブ85と2−3タイミ
ングバルブ86とが設けられ、34クラツチ24の締結
タイミングを調整するようになっている。
上記3−4クラツチライン113にも3−4クラ、チ締
結時の緩衝用の2−3アキコムレータ87か01j1え
られている。
さらに、上記3−4クラツチ24のライン113から分
岐されたライン114と、上記第1出カライン101か
ら分岐されたライン115とが347フトハルブ73に
導かれている。そして、第3ソレノイドバルブ78がO
FFでスプール73aが左側に位置する時に3−4クラ
ツチライン113から分岐されたライン114が、ワン
ウェイオリフィス8Bを介してサーボ機構35のリリー
ス室35cに至るサーボリリースライン116に、また
第1出カライン101から分岐されたライン115が、
ワンウェイオリフィス89を介してコーストクラッチ1
7に至るコーストクラッチライン117にそれぞれ連通
される。従って、D1Sレンジで第2、第3ソレノイド
バルブ77.78がともにOFFの時、すなわちDレン
ジの3速およびSレンジの3速で、サーボ機構35のリ
リース室35cにサーボリリース圧が導入されて24ブ
レーキ18が解放され、またり、S、L。
レンジで第3ソレノイドバルブ78がOFFの時、即ち
Dレンジの3速、Sレンジの3速、およびLレンジの2
速、並びにSレンジのホールドスイッチ操作時における
2速および3速、Lレンジのホールドスイッチ操作時に
おけるl速および2速においてコーストクラッチ17が
締結されることになる。
ここで、上記3−4クラツチライン113と、該ライン
113から分岐された上記ライン114との間には、そ
れぞれの分岐ライン118.119を介して3−4クラ
ツチ圧およびサーボリリース圧の排出タイミングを調整
する3−2タイミングバルブ90と3−2キヤパンテイ
バルブ91とが備えられている。また、上記コーストク
ラッチライン117にはワンウェイオリフィス89をバ
イパスするバイパスライン120が設けられ、該ライ/
120を開通、遮断する3−4キヤバンテイバルブ92
が備えられている。このバルブ92は、上記3−4クラ
ツチ圧が発生している時、および上記マニュアルバルブ
64がSレンジまたはLレンジにセレクトされて第3出
カライン103がメインライン100に連通されている
時に上記バイパスライン120を開通させ、コーストク
ラッチ圧排出タイミングを調整するようになっている。
また、マニュアルバルブ64によりLレンジでメインラ
イン100に連通される第4出カライン104は、ロー
レゾユースバルブ94およびライン122を介して1−
2シフトバルブ71に導かれている。そして、該ライン
122は、第1ソレノイドバルブ76がOFFでスプー
ル71aが左側に位置する時に、ワンウェイオリフィス
95およびシャトルバルブ96を介してロー及リバース
ブレーキ21に至るロー及リバースブレーキライン12
3に連通される。したがって、Lレンジで第1ツレ/イ
ドバルブ76がOFFの時、すなわちLレンジの1速で
ロー&リバースフレーキ21が締結される。
さらに、Rレンジでメインライン100に連通する第5
出カライン105は、ワンウェイオリフィス97および
上記シャトルバルブ96を介して上記ロー及リバースブ
レーキライン123に連通するとともに、該第5出カラ
イン105からはワンウェイオリフィス98を介してリ
バースクラッチ19に至るリバースクラッチライン12
4が分岐されている。従って、Rレンジでは、常にロー
及リバースブレーキ21とリバースクラッチ19とが締
結される。
上記リバースクラッチライン124にもリバースクララ
f 締結時の緩衝用のNRアキュームレータバルブ99
か備えられている。
上記第5出カライン105から分岐されたライン125
カルギユレータバルブ61の増圧側に導かれ、Rレンジ
でライン圧を増圧させるようになっている。
以上の構成に加えて、第2図の油圧回路6oには第1図
に示すトルクコンバータ2内のロックアノフリラッチ2
7を作動させるためのロックアツプバルブ201か備え
られている。このバルブ2゜1には、フレッノヤ・レギ
ュレータバルブ61がらトルクコンバータライン202
が導かれるとともに、制御ライン203が接続されてい
る。そして、該制御ライン203に設けられたロックア
ツプ用ツレ/イドバルブ204がONされている時に、
制御ボート201b内の制御圧がトレンされてスプール
201aが右側に位置することにより、−上記トルクコ
ンバータライン202がトルクコンバータ2内に通じる
ライン205に連通し、これにより該トルクコンバータ
2の内圧が高まってロックアツプクラッチ27が締結さ
れる。また、上記ソレノイドバルブ204がOFFとな
って制御ポー1201b内に制御圧が導入されることに
よりスプール201aが左側へ移動すると、上記トルク
コンバータライン202がロ、クアノブ解放ライン20
6に連通し、トルクコンバータ2内にロックアツプ解放
圧か導入されて、ロックアツプクラッチ27が解放され
るように構成されている。
第2表には、l速、2速、3速の各変速段と、3−4ク
ラツチ24.2−4ブレーキ35、第1〜第3ツレ/イ
ド76〜78の作動状態の関係をまとめて示している。
アキュムレータ装置 次に、上記第2図の油圧回路において、摩擦要素の作動
状態を切り換える作動油を供給する油圧回路に挿入され
ている、アキュムレータ装置の具体的な構成の一例を第
3図に示す。
上記第3図のアキュムレータ装置は、第2図において、
リバースクラッチライン124に設けられたNRアキュ
ムレータバルブ99を示している。
上記N−Rアキュムレータバルブ99は、アキュムレー
タシリンダ51、このアキュムレータシリンダ51の内
部を摺動するアキュムレータピストン52、このアキュ
ムレータピストン52に形成された空洞の内部に収容さ
れる可動座金53、この可動座金53を上記アキュムレ
ータピストン52の内部で当て止める当止め部材54、
この当止め部材54に関して互いに反対側に配置される
第1のスプリング55および第2のスプリング56から
なる。
上記アキュムレータシリンダ51は2つのボート5]a
、51bを有する。これら2つのボート51a、51b
のうち、一方のボート51aには、第2図に示すように
、ワンウェイオリフィス98を介して、リバースクラッ
チ19に接続されるリバースクラッチライン124か連
通ずる。
アキ」ムレ−タフリンダ51の上記一方のボート51a
は、アキュムレータシリンダ51とアキュムレータピス
トン52の間に形成された一つの室57に開口する。
上記アキュムレータシリンダ51の他方のボート51b
は、第2図に示すように、オイルポンプ28が接続され
たライン151に連通する。そして、この他方のボート
51bは、アキュムレータシリンダ51とアキュムレー
タピストン52の間に形成されたいま−っの室58に開
口する。
上記アキュムレータピストン52内の空洞には、その開
口端から空洞の途中まで、次に説明する可動座金53の
当止め用の当止め部材54が嵌合して、固定される。
上記可動座金53は当止め部材54の内径よりも大きい
径を有し、アキュムレータピストン52の軸方向に、こ
の当止め部材54に関して上記空洞の奥部側に移動自在
に収容される。
上記可動座金53に関し、アキュムレータピストン52
の空洞の奥部側には、コイル状の第1のスプリング55
が装填される。一方、上記可動座金53とアキュムレー
タシリンダ51との間には、コイル状の第2のスプリン
グ56が装填される。
この第2のスプリング56の可動座金53側の端部は可
動座金53から突出する固定部53aに固定されるう 」二記第1のスプリング55および第2のスプリング5
6は、次のようなばね力の関係を有してアキュムレータ
ピストン52内に装填される。
すなわち、■−記第1のスプリング55は、予圧をもっ
てアキュムレータピストン52内に縮装される。これに
対して、第2のスプリング56は上記第1のスプリング
55の上記予圧よりも小さい−T rhをちって、L記
アキュムレータピストン52とアキュムレータシリンダ
51との間に縮装される。これにより、リバースクラッ
チライン124からリバースクラ、チ19の作動用の油
圧が印加されていないときには、可動座金53に作用す
るばね力は、第1のスプリング55のばね力が第2のス
プリング56のばね力よりも大きく、可動座金53はア
キュムレータピストン52の内部の当止め部材54に当
て止められる。他方、上記アキュムレータピストン52
の矢印A1方向の移動により、第2のスプリング56の
圧縮による変形が大きくなり、上記可動座金53に作用
するばね力が第1のスプリング55のばね力よりも大き
くなると、上記可動座金53が第2のスプリング56に
押されて上記当止め部材54から離れる。
アキュムレータ装置の作動 アキュムレータシリンダ51の一方のボート51aに、
リバースクラッチ19の締結のための作動圧が作用して
いないときは、上記したように、可動座金53に作用す
るばね力は、第1のスプリング55のばね力か第2のス
プリング56のばね力よりも大きく、可動座金53はア
キュムレータピストン52の内部の当止め部材54に当
て止められている。この状態では、上記アキュムレータ
ピストン52は第1のスプリング55のばね力だけで、
矢印A、の向きに付勢されている。
この状態で、リバースクラッチライン124の油圧が上
昇し、アキュムレータシリンダ51の−方のボート51
aに、リバースクラッチ19の締結のための作動圧が印
加されると、第4図に示すように、点P1から点P、向
かって、リバースクラッチ19のクラッチ圧が上昇し始
める。
そして、上記リバースクラッチ19のクリアランスが零
となって締結が始まると、第4図に点線で示すように、
クラッチ圧が点P、から点P3を通って点P4にステッ
プ状に急激に上昇しようとする。
しかし、上記のようにクラッチ圧が急激に上昇すると、
リバースクラッチライン124の油圧がアキュムレータ
ピストン52に作用している第2のスプリング56の上
記ばね力よりも太き(なる。
これにより、上記アキュムレータピストン52が第3図
において矢印A、で示す向きに、アキュムレータ/リン
ダ51内を移動し始める。
この状態では、上記したように、第1のスプリング55
は第2のスプリング56よりも大きな予圧をもってアキ
ュムレータピストン52内に縮装されているので、第1
のスプリング55のばね力が第2のスプリング56のば
ね力よりも太きい。
したがって、上記可動座金53がアキュムレータピスト
ン52の内部の当止め部材54に当て止められた状態で
、アキュムレータピストン52は第2のスプリング56
のばね力に抗して、矢印Δ1で示す向きに、移動するこ
とになる。
これにより、クラッチ圧は第4図において点P、から点
P、の間で実線で示すように、点P、から点P3までわ
ずかにステップ状に上昇したのち、点P、に向かって緩
やかに上昇する。これにより、リバースクラッチ19の
締結開始時のショックが吸収される。
その後、上記アキュムレータピストン52の移動により
、第2のスプリング56の変形が大きくなり、上記可動
座金53に作用するばね力が、第1のスプリング55の
ばね力よりも大きくなると、上記可動座金53が第2の
スプリング56に押されて上記当止め部材54から離れ
る。
この状態では、上記アキュムレータピストン52は、そ
の内部で直列に配置された第1のスプリング55と第2
のスプリング56からなる複合スプリングのばね力が作
用することになる。
ここで、第1のスプリング55のばね定数をに1、第2
のスプリング56のばね定数をに、とすると、上記t(
合スプリングのばね定数に3は、k3−に1に、/(k
1+に、) となり、第1のスプリング55のばね定数に1および第
2のスプリング56のばね定数に、よりも小さ(なる。
したがって、可動座金53が上記当止め部材54から離
れると、第4図において点P5から点P8の間で実線で
示すように、それまでよりもリバースクラッチ19に作
用するクラッチ圧の増加の度合がさらに小さくなり、リ
バースクラッチ19の締結開始から締結途中でのショッ
クが吸収されることになる。
上記リバースクラッチの締結が終わると、リバースクラ
ッチ18のクラッチ圧はF[の点peから点P7まで上
昇する。
このようにして、デイ、/ニブレートによることなく、
リバースクラッチ19はショックなく滑らかに締結され
ることになる。
以上では、N−Rアキュムレータバルブ99の構成およ
び作用について説明したが、本発明は、第2図に示す油
圧回路のN−Dアキュムレータバルブ81,2−4ブレ
ーキアキユムレータバルブ83および2−3アキユムレ
ータバルブ87にも同様に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る自動変速機のアキュムレータ装置
を適用した自動変速機の変速機構のスケルトン図、 第2図は第1図の自動変速機の油圧回路の回路図、 第3図は本発明に係る自動変速機のアキュムレータ装置
の構成の一例を示す断面図、 第4図は本発明に係るアキュムレータ装置による摩擦要
素の締結特性の説明図である。 15・・・フォワードクラッチ 17・・・コーストクラッチ。 19・・・リバースクラッチ。 21・・・ロー&リバースブレーキ。 24・・・3−4クラツチ。 51・・・アキュムレータシリンダ 52・アキュムレータピストン。 53・・可動座金、54・・・当止め部材。 55・・・第1のスプリング 56 ・第2のスプリング。 57.58・・室。 81 ・N−Dアキュムレータバルブ。 83・・・2−4ブレーキアキユムレータバルフ。 87−2−3アキユムレータバルブ。 99・・N−Rアキュムレータバルブ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)トルクコンバータと、多段変速歯車機構と、油圧
    作動式の摩擦要素の作動状態を切り換える作動油を供給
    する油圧回路に挿入されてなるアキュムレータ装置とを
    備え、このアキュムレータ装置が上記摩擦要素の作動状
    態の切換時の作動圧を受けてアキュムレータピストンが
    アキュムレータシリンダ内を移動し、上記摩擦要素の作
    動状態の切換時の作動圧の急上昇を吸収して上記多段変
    速歯車機構の変速時のショックを緩和するようにした自
    動変速機において、 上記アキュムレータピストンはそれに形成された空洞の
    内壁面から内部に突出する当止め部と、この当止め部に
    関して上記空洞の奥部側にアキュムレータピストンの軸
    方向に移動自在に収容されてなる可動座金と、この可動
    座金に関して空洞の上記奥部側に予圧をもって縮装され
    てなる第1のスプリングと、上記可動座金とアキュムレ
    ータシリンダとの間に装填されてなる第2のスプリング
    とを備え、アキュムレータピストンの上記移動途中で第
    2のスプリングのばね力が第1のスプリングのばね力よ
    りも大きくなって可動座金が上記当止め部から離れるよ
    うにしたことを特徴とする自動変速機のアキュムレータ
    装置。
JP2043760A 1990-02-22 1990-02-22 自動変速機のアキュムレータ装置 Pending JPH03244866A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2043760A JPH03244866A (ja) 1990-02-22 1990-02-22 自動変速機のアキュムレータ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2043760A JPH03244866A (ja) 1990-02-22 1990-02-22 自動変速機のアキュムレータ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH03244866A true JPH03244866A (ja) 1991-10-31

Family

ID=12672716

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2043760A Pending JPH03244866A (ja) 1990-02-22 1990-02-22 自動変速機のアキュムレータ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH03244866A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5363744A (en) * 1993-12-07 1994-11-15 Federal-Mogul Corporation Accumulator piston having multiple elastomeric seals

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5363744A (en) * 1993-12-07 1994-11-15 Federal-Mogul Corporation Accumulator piston having multiple elastomeric seals

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0474575B2 (ja)
JP3244209B2 (ja) 自動変速機の油圧制御装置
JPH0124939B2 (ja)
JP3103568B2 (ja) 自動変速機における油圧制御装置
US5109733A (en) Hydraulic control device for an automatic transmission
GB2033504A (en) Device preventing simultaneous engagement of two ratios in an automatic transmission
US5078028A (en) Hydraulic control device with cutback valve for an automatic transmission
JPH0124940B2 (ja)
US4930375A (en) Hydraulic control system for automatic transmission
JPH03244866A (ja) 自動変速機のアキュムレータ装置
JPS59183159A (ja) 車両用自動変速機の制御装置
JP2930973B2 (ja) 自動変速機における油圧制御装置
JPH0747637Y2 (ja) 自動変速機の油圧回路
JPH0210863Y2 (ja)
JPH07127785A (ja) 自動変速機のアキュムレータ
JP2805711B2 (ja) 自動変速機の変速制御装置
JP2684692B2 (ja) 直結クラッチの制御装置
JPS5837369A (ja) 車両用自動変速機の制御装置
JPH09269065A (ja) 自動変速機の変速制御油圧回路
JP2512714B2 (ja) 自動変速機の制御装置
JP2815221B2 (ja) 油圧作動式摩擦締結装置の油圧制御回路
JP3528213B2 (ja) 自動変速機の油圧制御装置
JP2877274B2 (ja) 変速機の油圧制御装置
JPH04296248A (ja) 自動変速機
JPH0117717Y2 (ja)