JPH0324399Y2 - - Google Patents

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JPH0324399Y2
JPH0324399Y2 JP19271786U JP19271786U JPH0324399Y2 JP H0324399 Y2 JPH0324399 Y2 JP H0324399Y2 JP 19271786 U JP19271786 U JP 19271786U JP 19271786 U JP19271786 U JP 19271786U JP H0324399 Y2 JPH0324399 Y2 JP H0324399Y2
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glass
lead wire
cut
uneven
curved
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JP19271786U
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  • Joining Of Glass To Other Materials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案は、ガラス片を組合せてステンドグラ
スパネルを製作する場合に、ガラス片の周縁を支
持するフレームとして用いる鉛線に関するもので
ある。
「従来の技術、考案が解決せんとする問題点」 一般に、この種の鉛線は断面H型に成形され、
そのウエブ(芯)の上下のフランジの間の溝にガ
ラス片の周縁部を嵌め込んで支持するものであ
る。
ところで、従来の鉛線は、その上下フランジの
端縁はウエブに沿つて直線状に形成されているた
め、ステンドグラスとして形造る模様が緩やかな
曲線や凹凸である場合でも、デザインの型紙に従
つてガラスの周縁部を曲線や凹凸に随時切断下降
し、また型紙と違つて切れる場合も多く、新たに
切断加工しなおすか、或いは修正(グロージン
グ)しなければならない。
更に、この周縁部に倣つて鉛線を屈曲させる必
要があるが、ガラスの切断作業や鉛線の屈曲作業
はステンドグラスパネルの作成上手間と高度の熟
練を要し、容易ではなかつた。
また、従来の鉛線はそのフランジ巾の太いも
の、細いものなどが各種市販され、これらを使い
わけることによつて鉛線で形成されるステンドグ
ラスパネルのケイムラインの強弱をつけることが
できる。
ガラス片を組合せて形造るをステンドグラスパ
ネルにおいて、ケイムラインの強弱(太い、細
い)はデザイン的にも視覚的にも重要な役割を持
つている。
従来においてステンドグラスパネルにケイムラ
インの強弱をつける場合には、太いものと細いも
のを各種使用し、所要の寸法に切断しながらこれ
らの左右の溝内にガラス片を嵌め込んでステンド
グラスパネルを組立てている。
そして、各鉛線の接合部をハンダ着けしている
のが現状である。
しかしながら、このようなケイムラインに強弱
をつける組立加工は煩雑であるばかりでなく、各
巾の異なる鉛線はそれぞれ同一巾の直線状をなし
ているので、所要の寸法に切断した一本の鉛線に
対して曲線的に連続する凹凸変化などを形成する
ことが困難であつた。
「問題点を解決するための手段」 この考案は前記従来の課題を解決するために、
ウエブの上下フランジの端縁を凹凸状に形成する
ことにより、ガラス片の周縁を凹凸状に切断加工
することなく、容易に凹凸模様として形造ること
を可能とすると共に、巾の異なる複数の鉛線を接
合することなく、一本の鉛線でケイムラインに曲
線状の強弱をつけることを可能とした鉛線を提案
するものである。
「実施例」 以下この考案を図面に示す実施例について説明
すると、鉛線1は両側にガラス嵌合溝2を有する
鉛製の断面横向きH型材からなり、芯のウエブ3
の上下にフランジ4が設けられ、その両側の端縁
は、凹凸に形成されている。
この凹凸は、第1図に示すように凸部4aと凹
部4bが交互に連続する左右対称の曲線状の波
型、第5図に示すように曲線状の凸部4aと直線
状の凹部4bとが連続する左右対称の波型、第6
図に示すように第5図の形を非対称とした波型、
或いは第7図に示すように曲線状の凸部4aと凹
部4bを左右同形に配してフランジ4全体を同一
巾の蛇行曲線となるようにした波型等に形成す
る。
そして凹部4bの部分は、ガラスを嵌合保持す
るに最小限必要な巾を確保する。
なお、フランジ4は、第2図のように表面が平
らなフラツト型の他、第4図に示すように外面が
円弧状に膨らんだラウンド型のものであつてもよ
い。
第8図は、上記鉛線1を用いて作成した極く簡
単なステンドグラスパネルの一例を分り易く誇張
して示したもので、直線に切断した四枚のガラス
片5の周縁を所要の寸法に切断した鉛線1の溝に
嵌め込んで組立て、各鉛線1の接合部をハンダ着
けする。
このように、フランジ4に凹凸の強弱や緩やか
な曲線を形成した鉛線1を用いることにより、ガ
ラス片5の周縁を凹凸状や曲線に切断することな
く単純な直線状に切断して、ケイムラインとして
凹凸の強弱や緩やかな曲線或いは蛇行した曲線を
容易に形成することができ、直線に切断したガラ
ス片5は、あたかも凹凸或いは緩やかな曲線に切
断加工したように見える。
なお、凸部4aの部分のみ、或いは凹部4bの
部分のみをカツトして使用することにより、凸状
又は凹状の緩やかな曲線のケイムラインを得るこ
とができる。
また、この考案の鉛線1ばかりでなく、これと
従来の直線状の鉛線を適宜組み合せて使用するこ
とにより、更にデザイン的にも視覚的にも一味違
つたステンドグラスを作成することが可能であ
る。
更に、この考案の鉛線1は直線的に切断したガ
ラス片5のみならず、必要に応じて曲線的に切断
したガラス片5にも使用可能である。
「考案の効果」 以上の通りこの考案によれば、ウエブの上下フ
ランジの端縁を凹凸状に形成してなるので、従来
のようにフランジ端縁が直線でそのフランジ巾の
異なる複数の鉛線を用いて製作したステンドグラ
スパネルのケイムラインと異なり、一本の組立て
使用寸法に切断した鉛線にも凹凸の強弱があり、
これらの切断鉛線の組合せにより、製作したステ
ンドグラスパネルは、ケイムライン全体が凹凸状
に強弱の変化のついたパネルとなる。
これにより、従来得られなかつた趣の異なる視
覚的、デザイン的に優れたステンドグラスパネル
を作成、提供することが可能となる。
そして、従来のように凹凸や曲線の型紙に倣つ
てガラス片を切断及び修正加工することなく、単
に直線に切断加工したガラス片の組合せでもフラ
ンジ巾が凹凸又は緩やかな曲線を形成しているの
で、ガラス片の端縁がこのフランジに隠れ、あた
かも凹凸又は緩やかな曲線に切断加工したかのよ
うに見える。
従つて、直線にガラス片を切断することによ
り、凹凸又は緩やかな曲線のケイムラインが得ら
れので、ガラス片の切断作業を短時間で能率的か
つ正確に行うことができると共に、切り捨てる部
分も少なくなるので、ガラスの無駄を少なくする
ことができる。
更に、凹凸や緩やかな曲線に倣つて鉛線を曲げ
る必要がないので、鉛線とガラスの組立作業も容
易で、製作時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例を示す部分平面図、
第2図は第1図のA−A断面図、第3図は同B−
B断面図、第4図は断面形状の異なる鉛線の縦断
正面図、第5〜7図はこの考案の他の実施例を示
す部分平面図、第8図はこの考案の鉛線を用いて
作成したステンドグラスパネルの一例を示す正面
図である。 1……鉛線、2……ガラス嵌合溝、3……ウエ
ブ、4……フランジ、4a……凸部、4b……凹
部、5……ガラス片、6……外枠。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ウエブの上下フランジの端縁を凹凸状に形成し
    てなることを特徴とするステンドグラス支持用鉛
    線。
JP19271786U 1986-12-15 1986-12-15 Expired JPH0324399Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19271786U JPH0324399Y2 (ja) 1986-12-15 1986-12-15

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19271786U JPH0324399Y2 (ja) 1986-12-15 1986-12-15

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6397598U JPS6397598U (ja) 1988-06-24
JPH0324399Y2 true JPH0324399Y2 (ja) 1991-05-28

Family

ID=31148063

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JP19271786U Expired JPH0324399Y2 (ja) 1986-12-15 1986-12-15

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JPS6397598U (ja) 1988-06-24

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