JPH03243944A - ハロゲン化銀乳剤 - Google Patents

ハロゲン化銀乳剤

Info

Publication number
JPH03243944A
JPH03243944A JP2041998A JP4199890A JPH03243944A JP H03243944 A JPH03243944 A JP H03243944A JP 2041998 A JP2041998 A JP 2041998A JP 4199890 A JP4199890 A JP 4199890A JP H03243944 A JPH03243944 A JP H03243944A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
general formula
atom
silver halide
acid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2041998A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2663033B2 (ja
Inventor
Takanori Hioki
孝徳 日置
Tadashi Ikeda
正 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP2041998A priority Critical patent/JP2663033B2/ja
Priority to CA002036335A priority patent/CA2036335A1/en
Priority to EP91102208A priority patent/EP0443466B1/en
Priority to DE69120695T priority patent/DE69120695T2/de
Publication of JPH03243944A publication Critical patent/JPH03243944A/ja
Priority to US08/108,253 priority patent/US5429920A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP2663033B2 publication Critical patent/JP2663033B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C1/00Photosensitive materials
    • G03C1/005Silver halide emulsions; Preparation thereof; Physical treatment thereof; Incorporation of additives therein
    • G03C1/06Silver halide emulsions; Preparation thereof; Physical treatment thereof; Incorporation of additives therein with non-macromolecular additives
    • G03C1/08Sensitivity-increasing substances
    • G03C1/28Sensitivity-increasing substances together with supersensitising substances
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D277/00Heterocyclic compounds containing 1,3-thiazole or hydrogenated 1,3-thiazole rings
    • C07D277/60Heterocyclic compounds containing 1,3-thiazole or hydrogenated 1,3-thiazole rings condensed with carbocyclic rings or ring systems
    • C07D277/62Benzothiazoles
    • C07D277/64Benzothiazoles with only hydrocarbon or substituted hydrocarbon radicals attached in position 2
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B23/00Methine or polymethine dyes, e.g. cyanine dyes
    • C09B23/0066Methine or polymethine dyes, e.g. cyanine dyes the polymethine chain being part of a carbocyclic ring,(e.g. benzene, naphtalene, cyclohexene, cyclobutenene-quadratic acid)
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B23/00Methine or polymethine dyes, e.g. cyanine dyes
    • C09B23/02Methine or polymethine dyes, e.g. cyanine dyes the polymethine chain containing an odd number of >CH- or >C[alkyl]- groups
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B23/00Methine or polymethine dyes, e.g. cyanine dyes
    • C09B23/10The polymethine chain containing an even number of >CH- groups
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C1/00Photosensitive materials
    • G03C1/005Silver halide emulsions; Preparation thereof; Physical treatment thereof; Incorporation of additives therein
    • G03C1/06Silver halide emulsions; Preparation thereof; Physical treatment thereof; Incorporation of additives therein with non-macromolecular additives
    • G03C1/08Sensitivity-increasing substances
    • G03C1/10Organic substances
    • G03C1/12Methine and polymethine dyes
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S430/00Radiation imagery chemistry: process, composition, or product thereof
    • Y10S430/145Infrared

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はハロゲン化銀乳剤に関し、更に詳しくは自然保
存による感度の変動が改善されたハロゲン化銀乳剤に関
する。
(従来の技術) 従来からハロゲン化銀感光材料の製造に際して、ハロゲ
ン化銀乳剤に増感色素を添加せしめ、ハロゲン化銀乳剤
の感光波長域を拡大して光学的に増感する技術は良く知
られている。
このような目的に用いられる分光増感色素は従来より多
数の化合物が知られており、例えばティー・エイチ・ジ
エイムス(T、 H,James)編著、[ザ・セオリ
ー・オブ・ザ・フォトグラフィック・プロセスJ  (
The Theory of the Photogr
aphicProcess)  (第3版)、1966
年、マクミラン(Macmi l1an)社、N、 Y
、第198頁〜第228頁に記載されているシアニン系
色素、メロシアニン系色素、キサンチン系色素等を挙げ
ることができる。
これらの増感色素は通常ハロゲン化銀乳剤に適用される
場合には、単にハロゲン化銀乳剤の感光波長域を拡大す
るだけでなく、以下の諸条件を満足させるものでなけれ
ばならない。
(1)分光増感域が適切であること。
(2)  増感効率か良く、十分に高い感度を得ること
ができること。
(3)カブリの発生を伴わないこと。
(4)露光時の温度変化による感度のバラツキが小さい
こと。
(5)他種の添加剤、例えば安定剤、カブリ防止剤、塗
布助剤、発色剤等との悪い相互作用がないこと。
(6)増感色素を含有したハロゲン化銀乳剤を保存した
とき感度が変動しないこと。特に高温、高湿下において
保存したときに感度の変動を起さないこと。
(7)添加された増感色素か他の感光性層へ拡散して現
像処理後に色にごり(混色)を起さないこと。
上記の諸条件は、ハロゲン化銀カラー写真感光材料にお
けるハロゲン化銀乳剤の調製に際しては重要な意味をも
つものである。
しかしながら、種々の試みにもかかわらず生試料保存で
の感度低下は充分満足するレベルまで防止されていなか
った。
特に増感色素として酸化電位か0. 60 (Vv。
5CE)またはそれより卑なポリメチン色素を使用する
とき、生試料保存での感度低下が大きく十分な性能が得
られなかった。
(発明が解決しようとする課題) 従って、本発明の目的は高感でかつ、高温および/また
は高湿下の保存において、カブリが増加しに<<、感度
の変化が少ない(即ち生保存性に優れた)ハロゲン化銀
写真感光材料を提供する事である。
(課題を解決するための手段) 本発明の上記目的は、 下記一般式(I)で表わされるメチン色素を少なくとも
1種含有することを特徴とするハロゲン化銀乳剤によっ
て達成された。
CI) (MET7’T7−亡(Q)J2   Ar″EJ1式
中、METはメチン色素構造を有する原子群を表わし、
Qは炭素原子、窒素原子、硫黄原子、酸素原子のうち少
なくとも1種を含む原子または原子団からなる2価の連
結基を表わし、Arは芳香族性を持ち、窒素以外の8個
以上の原子から構成される多環性化合物を有する基を表
わし、lは1または2.12は0または1.13はl、
2.3または4を表わす。
好ましくは、ArのかわりにAr’のときである。
Ar’は、芳香族性を持ち、環を構成する炭素原子数が
9個以上である多環性炭素化合物を有する基を表わす。
特に好ましくは一般式(I)で表わされるメチン色素の
酸化電位が0.60 (V、、5SCE)またはそれよ
り卑の場合であり、さらに好ましくはMETがヘキサメ
チンメロシアニン構造またはへブタメチンシアニン構造
を有する場合である。
以下に、本発明についてさらに詳細に説明する。
一般式(1)において、METで示される基は、通常、
塩基性核といわれる含窒素複素環ともう1つの含窒素複
素環との間が互いに共役しうる様に共役二重結合で連結
されて形成されるシアニン構造、または酸性核といわれ
る複素環と塩基性核において、酸性核中のカルボニル基
と塩基性核中の窒素原子とが互いに共役しうる様に共役
二重結合で連結されて形成されるメロシアニン構造、ま
たはこれらの構造を合わせ持つロダシアニン構造、さら
にオキソノール構造、ヘミンアニン構造、スチリル構造
、ベンジリデン構造などを表わす。
これらのポリメチン色素の例としては、例えば、T、 
H,James編”Theory of Photog
raphicProcess  1977年 Macm
illan社刊の第8章、D、 M、 Sturmer
  ”The Chemistry of Heter
ocyclicCompounds ”ed、A、 W
eissberger  and E、  C。
Taylor 、 1977年刊 John  Wil
ey and  Sons(New York)等に記
載されている。
Qは炭素原子、窒素原子、硫黄原子、酸素原子のうち、
少くとも1種を含む原子または原子団からなる2価の連
結基を表わす。
好ましくは、アルキレン基(例えば、メチレン基、エチ
レン基、プロピレン基、ブチレン基、ペンチレン基)、
アリーレン基(例えば、フェニレン基、ナフチレン基)
、アルケニレン基(例えば、エチレン基、プロペニレン
基)、スルホニル基、スルフィニル基、チオエーテル基
、エーテル基、カルボニル基、−N−(R’は水素原子
、置換または無置換のアルキル基、置換または無置換の
アリール基を表わす。)、ヘテロ環2価基(例えば6−
クロロ−1,3,5−1リアノン−2,4ンイル基、ピ
リミジン−2,4−ジイル基、キノキサリン−2,3−
ジイル基)を1つまたはそれ以上組合せて構成される炭
素数20以下の2価の連結基を表わす。
11は1または2. 12はOまたは11 13はl、  2. 3、または4 を表わす。
好ましくは11は1112は0またはL I。
は1または2を表わす。
次にArおよびAr’について説明する。芳香族性の定
義は、玉蚊−等編[音波理化学辞典第3版増補版」音波
書店刊(1981年刊)P−1258,1259に記載
されている。
ArおよびAr’で表わされる多環性化合物の具体例を
以下に示す。
これらの多環性化合物の置換基としては、水素原子、置
換または無置換のアルキル基(例えば、メチル、エチル
、プロピル、ブチル、ヒドロキンエチル、トリフルオロ
メチル、ヘンシル、スルホプロピル、ジエチルアミノエ
チル、シアノプロピル、アダマンチル、p−クロロフェ
ネチル、エトキシエチル、エチルチオエチル、フェノキ
シエチル、カルバモイルエチル、カルボキシエチル、エ
トキシカルボニルメチル、アセチルアミノエチル)、無
置換または置換のアルケニル基(例えばアリル、スチリ
ル)、無置換または置換のアリール基(例えばフェニル
、ナフチル、p−カルボキシフェニル、3,5−ジカル
ボキシフェニル、m−スルホフェニル、p−アセトアミ
ドフェニル、3−カプリルアミドフェニル、p−スルフ
ァモイルフェニル、m−ヒドロキンフェニル、p−ニト
ロフェニル、3.5−ジクロロフェニル、p−アニンル
、0−アニンル、p−シアノフェニル、p−N−メチル
ウレイドフェニル、m−フルオロフェニル、p−1リル
、m−1−リル)、置換されてもよいへテロ環残基(例
えばピリジル、5−メチル−2ピリジル、チエニル)、
ハロゲン原子(例えば塩素、臭素、フッ素)、メルカプ
ト基、シアノ基、カルボキシル基、スルホ基、ヒドロキ
シ基、カルバモイル基、スルファモイル基、アミン基、
ニトロ基、置換されていてもよいアルコキシ基(例えば
メトキシ、エトキシ、2−メトキシエトキシ、2−フェ
ニルエトキン)、置換されていてもよいアリーロキシ基
(例えばフェノキシ、p−メチルフェノキシ、p−クロ
ロフェノキシ)、アシル基(例えばアセチル、ベンゾイ
ル)、アシルアミノ基(例えばアセチルアミノ、カプロ
イルアミノ)、スルホニル基(例えば、メタンスルホニ
ル、ベンゼンスルホニル)、スルホニルアミノ基(例え
ばメタンスルホニルアミン、ペンセンスルホニルアミノ
)、置換アミン基(例えばジエチルアミノ、ヒドロキン
アミノ)、アルキルまたはアリールチオ基(例えばメチ
ルチオ、カルボキシエチルチオ、スルホブチルチオ、フ
ェニルチオ)、アルコキノカルボニル基(例えばメトキ
シカルボニル)、アリーロキシカルボニル基(例えばフ
ェノキシカルボニル)を表わし、これらの置換基には、
さらに2価の連結基りまたは単結合によりArか置換し
ていてもよい。
また、これらの置換基上に、さらにアルキル基、アルケ
ニル基、アリール基、ヒドロキシ基、カルボキシル基、
スルホ基、ニトロ基、シアノ基、ハロゲン原子、アルコ
キン基、アリーロキシ基、アルコキノカルボニル基、ア
シル基、アシルアミノ基、スルホンアミノ基、カルバモ
イル基、スルファモイル基、などが置換していてもよい
また、これらの置換のうち少なくとも1つが2価の連結
基りまたは単結合であってもよい。
酸化電位の測定は位相弁別式第二高調波交流ポーラ口ク
ラフイーで行なった。以下に詳細について記述する。溶
媒としては4A−1716モレキユラーシーブス中で乾
燥されたアセトニトリル(スペクトルグレード)を、支
持電解質としてノルマルテトラプロピルアンモニウムパ
ークロレート(ポーラログラフ用特製試薬)を用いた。
試料溶液は0.1Mの支持電解質を含むアセトニトリル
に赤感性増感色素をlo−3〜l0−5モル/1溶解す
ることによって調製され、測定前にピロガロールの高ア
ルカリ水溶液戻に、塩化カルシウム通過させた超高純度
のアルゴンガス(99,999%)で15分以上脱酸素
した。作用電極は回転白金電極を、参照極には飽和カロ
メル電極(S CE)を、更に対極には白金を用いた。
参照極と試料溶液との間は0.1Mの支持電解質を含む
アセトニトリルで満したルキン管で接続し液絡部にはバ
イコールガラスを用いた。ルキン管の先と回転白金電極
の先は5mmから8mm離れている状態で25℃におい
て測定した。なお以上の位相弁別式オニ高調波交流ポル
タンメトリーよる酸化電位の測定はこンヤーナルφオブ
・イメージング・サイエンス。
(Journal of  Imaging 5cie
nce)、第30巻、27〜35頁(1986年)に記
載されている。
本発明におけるM E Tとして好ましく用いられるヘ
キサメチンメロシアニン構造は一般式(It)で表わさ
れ、ヘプタメチンシアニン構造は一般式() %式% ) ([) ) 式中、2..2.およびZ、は5または6員の含窒素複
素環を形成するに必要な原子群を表わす。
DおよびD′は非環式または環式の酸性核を形成するに
必要な原子群を表わす。
R,、R2およびR3はアルキル基を表わす。
L、 、L、 、L、 、L、 、L、 、L、 、L
、、L @、Le 、LIQXLz、L 12、R38
、L 11% L Is、L 16、Ll、、L II
、Li% R20およびL !1はメチン基または置換
メチン基を表わす。また、他のメチン基と環を形成して
もよく、あるいは助色団と環を形成してもよい。
nl、R2、n、およびR4は0またはlを表わす。
M、およびM2は電荷中和対イオンを表わし、m、およ
びR2は分子内の電荷を中和させるために必要な0以上
の数である。
また、一般式(II)および(III)には、それぞれ
少なくとも1つのArが2価の連結基Qを介して、また
は単結合を介して置換している。
以下に一般式(II)および(III)を更に詳細に説
明する。
R,SR2およびR3として好ましくは、炭素数18以
下の無置換アルキル基(例えばメチル、エチル、プルピ
ル、ブチル、ペンチル、オクチル、デシル、ドデシル、
オクタデシル)、または置換アルキル基(置換基として
例えば、カルボキシ基、スルホ基、シアノ基、ハロゲン
原子(例えばフッ素、塩素、臭素である。)、ヒドロキ
シ基、炭素数8以下のアルコキシカルボニル基(例えば
メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、フェノキシ
カルボニル、ベンジルオキシカルボニル)、炭素数8以
下のアルコキシ基(例えばメトキシ、エトキシ、ベンジ
ルオキシ、フェネチルオキシ)、炭素数10以下の単環
式のアリールオキシ基(例えばフェノキシ、p−トリル
オキシ)、炭素数3以下のアシルオキシ基(例えばアセ
チルオキシ、プロピオニルオキシ)、炭素数8以下のア
シル基(例えばアセチル、プロピオニル、ベンゾイル、
メシル)、カルバモイル基(例えばカルバモイル、N、
 N−ジメチルカルバモイル、モルホリノカルボニル、
ピペリジノカルボニル)、スルファモイル基(例えばス
ルファモイル、N、N−ジメチルスルファモイル、モル
ホリノスルホニル、ピペリジノスルホニル)、炭素数l
O以下のアリール基(例えばフェニル、4−クロルフェ
ニル、4−メチルフェニル、α−ナフチル)で置換され
た炭素数18以下のアルキル基)が挙げられる。
好ましくは無置換アルキル基(例えば、メチル基、エチ
ル基、n−プロピル基、n−ブチル基、n−ペンチル基
、n−へキシル基)、カルボキンアルキル基(例えば2
−カルボキシエチル基、カルボキンメチル基)、スルホ
アルキル基(例えば、2−スルホエチル基、3−スルホ
プロピル基、4−スルホブチル基、3−スルホブチル基
)である。
(M+)=および(M2)□2は、色素のイオン電荷を
中性にするために必要であるとき、陽イオンまたは陰イ
オンの存在または不存在を示すために式の中に含められ
ている。ある色素か陽イオン、陰イオンであるか、ある
いは正味のイオン電荷をもつかどうかは、その助色団お
よび置換基に依存する。
典型的な陽イオンは無機または有機のアンモニウムイオ
ンおよびアルカリ金属イオンであり、一方陰イオンは具
体的に無機陰イオンあるいは有機陰イオンのいずれてあ
ってもよく、例えばハロゲン陰イオン(例えば弗素イオ
ン、塩素イオン、臭素イオン、ヨウ素イオン)、置換ア
リールスルホン酸イオン(例えばp−1−ルエンスルホ
ン酸イオン、p−クロルヘンセンスルホン酸イオン)、
アリールジスルホン酸イオン(例えば1,3−ペンセン
ジスルホン酸イオン、1,5−ナフタレンジスルホン酸
イオン、2,6−ナフタレンジスルホン酸イオン)、ア
ルキル硫酸イオン(例えばメチル硫酸イオン)、硫酸イ
オン、チオシアン酸イオン、過塩素酸イオン、テトラフ
ルオロホウ酸イオン、ピクリン酸イオン、酢酸イオン、
トリフルオロメタンスルホン酸イオンが挙げられる。
好ましくは、アンモニウムイオン、ヨウ素イオン、P−
トルエンスルホン酸イオンである。
2、.2.およびZ、によって形成される核としては、
チアゾール核(チアゾール核(例えばチアゾール、4−
メチルチアゾール、4−フェニルチアゾール、4,5−
ジメチルチアゾール、45−ジフェニルチアゾール)、
ベンゾチアゾール核(例えば、ベンゾチアゾール、4−
クロロベンゾチアゾール、5−クロロベンゾチアゾール
、6クロロペンゾチアゾール、5−ニトロベンゾチアゾ
ール、4−メチルベンゾチアゾール、5−メチルベンゾ
チアゾール、6−メチルベンゾチアゾール、5−ブロモ
ベンゾチアゾール、6−ブロモベンゾチアゾール、5−
ヨードベンゾチアゾール、5−フェニルベンゾチアゾー
ル、5−メトキンベンゾチアゾール、6−メトキンベン
ゾチアゾール、5−エトキシベンゾチアゾール、5−エ
トキシカルボニルベンゾチアゾール、5−カルボキシベ
ンゾチアゾール、5−フェネチルベンゾチアゾール、5
−フルオロベンゾチアゾール、5−クロロ−6−メチル
ベンゾチアゾール、5,6−シメチルベンゾチアゾール
、5,6−シメトキシベンゾチアゾール、5−ヒドロキ
シ−6−メチルベンゾチアゾール、テトラヒドロベンゾ
チアゾール、4−フェニルベンゾチアゾール)、ナトト
チアゾール核(例えば、ナフトC2,1−d)チアゾー
ル、ナフト[1,2−d]チアゾール、ナフト〔2,3
d〕チアゾール、5−メトキシナフト〔1,2d〕チア
ゾール、7−ニトキシナフト〔2,1−d〕チアゾール
、8−メトキシナフト〔2,1−d〕チアゾール、5−
メトキシナフト〔2,3−d)チアゾール))、チアゾ
リン核(例えば、チアゾリン、4−メチルチアゾリン、
4−ニトロチアゾリン)、オキサゾール核(オキサゾー
ル核(例えば、オキサゾール、4−メチルオキサゾール
、4−二トロオキサゾール、5−メチルオキサゾール、
4−フェニルオキサゾール、4,5−ジフェニルオキサ
ゾール、4−エチルオキサゾール)、ベンゾオキサゾー
ル核(例えば、ベンゾオキサゾール、5−クロロベンゾ
オキサゾール、5−メチルベンゾオキサゾール、5−ブ
ロモベンゾオキサゾール、5−フルオロベンゾオキサゾ
ール、5−フェニルベンゾオキサゾール、5−メトキシ
ベンゾオキサゾール、5−ニトロベンゾオキサゾール、
5−トリフルオロメチルベンゾオキサゾール、5ヒドロ
キシベンゾオキサゾール、5−カルボキシベンゾオキサ
ゾール、6−メチルベンゾオキサゾール、6−クロロベ
ンゾオキサゾール、6−ニトロベンゾオキサゾール、6
−メトキシベンゾオキサゾール、6−ヒドロキシベンゾ
オキサゾール、5.6−シメチルベンゾオキサゾール、
4,6−シメチルベンゾチアゾール、5−エトキシベン
ゾオキサゾール)、ナフトオキサゾール核(例えば、ナ
フトC2,1−d)オキサゾール、ナフト(1゜2−d
〕オキサゾール、ナフト(2,3−d)オキサゾール、
5−二トロナフト(2,1−d〕オキサゾール))、オ
キサゾリン核(例えば、4゜4−ジメチルオキサゾリン
)、セレナゾール核(セレナゾール核(例えば、4−メ
チルセレナゾール、4−ニトロセレナゾール、4−フェ
ニルセレナゾール)、ベンゾセレナゾール核(例えば、
ベンゾセレナゾール、5−クロロベンゾセレナゾール、
5−ニトロベンゾセレナゾール、5−メトキシベンゾセ
レナゾール、5−ヒドロキシベンゾセレナゾール、6−
ニトロベンゾセレナゾール、5−クロロ−6−ニトロベ
ンゾセレナゾール、5゜6−シメチルベンゾセレナゾー
ル)、ナフトセレナゾール核(例えば、ナフト[2,1
−a)セレナゾール、ナフト〔1,2−d)セレナゾー
ル))、セレナゾリン核(例えば、セレナゾリン、4−
メチルセレナゾリン)、テルラゾール核Iテルラゾール
核(例えば、テルラゾール、4−メチルテルラゾール、
4−フェニルテルラゾール)、ペンゾテルラゾール核(
例えば、ペンゾテルラゾール、5−クロロペンゾテルラ
ゾール、5−メチルベンゾテルラゾール、5,6−シメ
チルベンゾテルラゾール、6−メドキシベンゾテルラゾ
ール)、ナフトテルラゾール核(例えば、ナフトC2,
1−d〕テルラゾール、ナフト(1,2−d3テルラゾ
ール))、テルラゾリン核(例えば、テルラゾリン、4
−メチルセレナゾリン)、3.3−ジアルキルインドレ
ニン核(例えば、3,3−ジメチルインドレニン、3,
3−ジエチルインドレニン、3.3−ジメチル−5−シ
アノインドレニン、3゜3−ジメチル−6−ニトロイン
ドレニン、3,3ツメチル−5−二トロインドレニン、
3.3−ジメチル−5−メトキシインドレニン、3,3
゜5−トリメチルインドレニン、3,3−ジメチル5−
クロロインドレニン)、イミダゾール核(インダゾール
核(例えば、1−アルキルイミダゾール、1−アルキル
−4−フェニルイミダゾール、■−アリールイミダゾー
ル)、ベンゾイミダゾール核(例えば、l−アルキルベ
ンゾイミダゾール、l−アルキル−5−クロロベンゾイ
ミダゾール、1−アルキル−5,6−ジクロロベンゾイ
ミダゾール、1−アルキル−5−メトキシベンゾイミダ
ゾール、■−アルキルー5−シアノベンゾイミダゾール
、l−アルキル−5−フルオロベンゾイミダゾール、l
−アルキル−5−トリフルオロメチルベンゾイミダゾー
ル、l−アルキル−6−クロロ−5−シアノベンゾイミ
ダゾール、lアルキル−6−クロロ−5−トリフルオロ
メチルベンゾイミダゾール、■−アリルー5.6−ジク
ロロベンゾイミダゾール、1−アリル−5−クロロベン
ゾイミダゾール、l−アリールベンゾイミダゾール、■
−アリールー5−クロロベンゾイミダゾール、1−アリ
ール−5,6−ジクロロベンゾイミダゾール、l−アリ
ール−5−メトキシベンゾイミダゾール、■−アリール
ー5−シアノベンゾイミダゾール)、ナフトイミダゾー
ル核(例えば、−アルキルナフト〔1,2−d〕イミダ
ゾール、1−アリールナフト(1,2−d)イミダゾー
ル)、前述のアルキル基は炭素原子1〜8個のもの、た
とえば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブ
チル等の無置換アルキル基やヒドロキシアルキル基(例
えば、2−ヒドロキシエチル、3−ヒドロキシプロピル
)が好ましい。特に好ましくはメチル基、エチル基であ
る。前述のアリール基は、フェニル、ハロゲン(例えば
クロロ)置換フェニル、アルキル(例えばメチル)置換
フェニル、アルコキシ(例えばメトキシ)置換フェニル
を表わす。1、ピリジン核(例えば、2ピリジン、4−
ピリジン、5−メチル−2−ピリジン、3−メチル−4
−ピリジン)、キノリン核(キノリン核(例えば、2−
キノリン、3−メチル−2−キノリン、5−エチル−2
−キノリン、6−メチル−2−キノリン、6−ニトロ−
2−キノリン、8−フルオロ−2−キノリン、6−メド
キシー2−キノリン、6−ヒドロキシ−2−キノリン、
8−クロロ−2−キノリン、4−キノリン、6−ニトキ
シー4−キノリン、6−ニトロ−4キノリン、8−クロ
ロ−4−キノリン、8−フルポロー4−キノリン、8−
メチル−4−キノリン、8−メトキシ−4−キノリン、
6−メチル−4キノリン、6−メドキシー4−キノリン
、6−クロロ−4−キノリン)、インキノリン核(例え
ば、6−ニトロ−1−イソキノリン、3.4−ジヒドロ
−1−イソキノリン、6−ニトロ−3−イソキノリン)
)、イミダゾC4,5−b)キノキザリン核(例えば、
■、3−ノエチルイミダゾ〔4゜5−b〕キノキサリン
、6−クロロ−1,3−ジアリルイミダゾ[4,5−b
)キノキサリン)、オキサンアゾール核、チアジアゾー
ル核、テトラゾール核、ピリミジン核を挙げることかで
きる。
2、.22およびZ3によって形成される核として好ま
しくは、ヘンジチアゾール核、ナフトチアゾール核、ヘ
ンジオキサゾール核、ナフトオキサゾール核、ベンゾイ
ミダゾール核、2−キノリン核、4−キノリン核である
DとD′は酸性核を形成するために必要な原子群を表わ
すか、いかなる一般のメロノアニン色素の酸性核の形を
とることもできる。好ましい形においてDはチオカルボ
ニル基またはカルボニル基であり、Dは酸性核を形成す
るために必要な残りの原子群を表わす。
DとD′は、−緒になって炭素、窒素およびカルコゲン
(典型的には酸素、イオウ、セレン、およびテルル)原
子から成る5員または6員の複素環を形成することがで
きる。好ましくは次の核を完成する。
2−ピラゾリン−5−オン、ピラゾリジン−3゜5−ジ
オン、イミダシリン−5−オン、ヒダントイン、2また
は4−チオヒダントイン、2−イミノオキサゾリジン−
4−オン、2−才キサシリン5−オン、2−チオオキサ
ゾリジン−2,4ジオン、インオキサゾリン−5−オン
、2−チアゾリン−4−オン、チアゾリノン−4−オン
、チアゾリジン−2,4−ジオン、ローダニン、チアゾ
リジン−2,4−ジチオン、イソローダニン、インダン
−1,3−ジオン、チオフェン−3−オン、チオフェン
−3−オン−1,1−ンオキント、インドリン−2−オ
ン、インドリン−3−オン、インダシリン−3−オン、
2−オキツインダシリニウム、3−オキツインダシリニ
ウム、5,7−シオキソー6.7−シヒドロチアゾロ[
3,2−a〕 ピリミジン、シクロヘキサン−1,3−
ジオン、3,4−ジヒドロイソキノリン−4−オン、1
.3−ジオキサン−4,6−ジオン、バルビッール酸、
2−チオバルビッール酸、クロマン−2゜4−ジオン、
インダシリン−2−オン、またはピリドC1,2−al
 ピリミジン−1,3−ジオンの核。
さらに好ましくは、3−アルキルローダニン、3−アル
キル−2−チオオキサゾリジン−2,4ジオン、3−ア
ルキル−2−チオヒダントインである。
核に含まれる窒素原子に結合している置換基は水素原子
、炭素数1〜18、好ましくは1〜7、特に好ましくは
1〜4のアルキル基(例えば、メチル、エチル、プロピ
ル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、ヘキシル、オ
クチル、ドデシル、オクタデシル)、置換アルキル基(
例えばアラルキル基(例えばベンジル、2−フェニルエ
チル)、ヒドロキシアルキル基(例えば、2−ヒドロキ
シエチル、3−ヒドロキシプロピル)、カルボキシアル
キル基(例えば、2−カルボキシエチル、3カルボキン
プロピル、4−カルボキンブチル、カルボキシメチル)
、アルコキシアルキル基(例えば、2−メトキシエチル
、2−(2−メトキンエトキシ)エチル)、スルホアル
キル基(例えば、2−スルホエチル、3−スルホプロピ
ル、3−スルホブチル、4−スルホブチル、2−〔3−
スルホプロポキシ〕エチル、2−ヒドロキシ−3−スル
ホプロピル、3−スルホプロポキシエトキシエチル)、
スルファトアルキル基(例えば、3−スルファトプロピ
ル、4−スルファトブチル)、複素環置換アルキル基(
例えば2−(ピロリジン−2−オン−1−イル)エチル
、テトラヒドロフルフリル、2−モルホリノエチル)、
2−アセトキンエチル、カルボメトキシメチル、2−メ
タンスルホニルアミノエチル)、アリル基、アリール基
(例えばフェニル、2−ナフチル)、置換アリール基(
例えば、4−カルボキンフェニル、4−スルホフェニル
、3−クロロフェニル、3−メチルフェニル)、複素環
基(例えば2−ピリジル、2−チアゾリル)が好ましい
さらに好ましくは、無置換アルキル基(例えば、メチル
、エチル、n−プロピル、n−ブチル、nペンチル、n
−ヘキシル)、カルボキシアルキル基(例えば、カルボ
キンメチル、2−カルボキンエチル、スルホアルキル基
(例えば2−スルホエチル)である。
Ll、R2、R2、Lt、R6、R6、L、、L、、L
、 、L、、、L、、、L、、、L 1!、L l 1
 %L II、L l、L 17、L II、L 19
、L 2o  およびL 21はメチン基または置換メ
チン基(例えば置換もしくは無置換のアルキル基(例え
ばメチル基、エチル基、2−カルボキンエチル基)、置
換もしくは無置換のアリール基(例えば、フェニル基、
0−カルボキンフェニル基)、複素環基(例えばバルビ
ッール酸)、ハロゲン原子(例えば塩素原子、臭素原子
)、アルコキシ基(例えば、メトキシ基、エトキシ基)
、アミノ基(例えばN、N−ジフェニルアミノ基、N−
メチル−N−フェニルアミノ基、N−メチルピペラジノ
基)、アルキルチオ基(例えばメチルチオ基、エチルチ
オ基)、などで置換されたものなど)を表わし、また、
他のメチン基と環を形成してもよ(、あるいは助色団と
環を形成することもできる。
R2とり、 、L、とR5のうちどちらか一方は互いに
環を形成することが好ましい。また、L1□とり1、L
llとLIS、L ItとL 16のうち1つは互いに
環を形成することが好ましい。
R2とR4、L12とL + 1、L +1とL 16
として特に好ましい環構造を次に挙げる。
R3とり、 、L、、とLliとして特に好ましい環1 すなわち、R3とり、、L、3とLl5が環構造を形成
する場合 R4およびLllとして好ましくは、無置換メチン基で
あるか、無置換アルキル基(例えばメチル)、アルコキ
シ基(例えばメトキシ)、アミノ基(例えば、N、 N
−ジフェニルアミノ)、ハロゲン原子(例えば塩素)で
置換されたメチン基または前述のDとD′で表わされる
ような酸性核で置換されたメチン基である。
他のしとして好ましくは無置換メチン基である。
また、一般式(II)および(II[)には、それぞれ
少なくとも1つの一+Q)−12Arが置換しているが
、その置換位置は例えば、一般式(n)および(III
)の2..2.およびZ3で表わされる5または6員の
含窒素複素環、DおよびD′で表わされる酸性核、R1
、R2およびR8で表わされるアルキル基、またはL1
〜L 21で表わされるメチン基いずれでもよい。
好ましくは、R,、R2およびR3、またはDおよびD
′で表わされる酸性核の窒素原子への置換である。
本発明に用いる分光増感色素としては他にシアニン色素
、メロシアニン色素、複合メロンアニン色素等が用いら
れる。この他、複合ンアニン色素、ホロボーラーンアニ
ン色素、ヘミンアニン色素、スチリル色素およびヘミオ
キソノール色素が用いられる。ンアニン色素としてはシ
ンプルシアニン色素、カルボシアニン色素、ジカルボン
シアニン色素、トリカルボンアニン色素が用いられる。
一般式(I)′で表わされるメチン色素について説明す
る。
(I)′ 式中 Aはメチレン基を表わす。
0′はl、  2. 3. 4または5を表わす。
pは0またはlを表わす。
ナフタレン環と酸素原子の結合位置は1位または2位で
ある。
また、ナフタレン環に、置換基が置換していてもよい。
MET’はへブタメチンシアニンを表わす。
MET’とメチレン基の結合位置は、塩基性核のN位で
ある。
以下、さらに詳細に説明する。
Aは好ましくは、メチレン基または置換メチレン基(例
えば置換もしくは無置換のアルキル基(例えばメチル基
、2−カルボキシエチル基)、置換もしくは無置換のア
リール基(例えばフェニル基、0−カルボキシフェニル
基)カルボキン基、ハロゲン原子(例えば塩素原子)、
アルコキシ基(例えばメトキシ基)などで置換されたも
の)を表わす。
好ましくは無置換のメチレン基である。
ナフタレン環に置換基が置換していてもよいが、具体的
にはハロゲン原子(例えば塩素原子、フッ素原子、臭素
原子)、好ましくは炭素数6以下の無置換のアルキル基
(例えばメチル基、エチル基など)、好ましくは炭素数
10以下の置換アルキル基(例えばペンシル基、α−ナ
フチルメチル基、2−フェニルエチル基、トリフルオロ
メチル基)、好ましくは炭素数IO以下のアシル基(例
えばアセチル基、ベンゾイル基、メシル基など)、好ま
しくは炭素数10以下のアシルオキシ基(例えばアセト
キシ基など)、好ましくは炭素数10以下のアルコキシ
カルボニル基(例えばメトキシカルボニル基、エトキシ
カルボニル基、ベンジルオキシカルボニル基など)、置
換もしくは無置換のカルバモイル基(例えばカルバモイ
ル基、N、Nジメチルカルバモイル基、モルホリノカル
ボニル基、ピペリジノカルボニル基など)、置換もしく
は無置換のスルファモイル基(例えばスルファモイル基
、N、  N−ジメチルスルファモイル基、モルホリノ
スルホニル基、ピペリジノスルホニル基など)、カルボ
キシ基、シアノ基、ヒドロキシ基、アミノ基、好ましく
は炭素数8以下のアシルアミノ基(例えばアセチルアミ
ノ基など)、好ましくは炭素数10以下のアルコキシ基
(例えばメトキシ基、エトキシ基、ベンジルオキシ基な
ど)、アリール基(例えばフェニル基、トリル基など)
などが挙げられる。
以下に一般式(I)、(I)′および(I)′で表わさ
れるポリメチン色素の典型的な例を挙げるが、これに限
定されるものではない。
(A) 酸化電位(E ox (Vv、5CE) ) が0.6 (V、、5CE) より責なポリメチン色素 (1) (2) C2H! (CH,)2 (6) (3) (8) E、、=O。
85 (10) (CH2)。
C,H。
(CH2)2 r C,H。
(B) E、1が0゜ 0 (VvSSCE) または それより卑なポリメチン色素 (14) r Hi r (CH2)2 E、、、=O。
9 (11) CH2Co、H (CHz)+ (12) (CH,)、CH。
(CH,)。
Eo、 ■。
2 (15) E6.=0、 73 (17) (21) t Hi ■ f E6.=0゜ 13 I Hs E、、=0゜ 08 E、、=O。
80 (20) (24) E、、=O。
0 Eax 0゜ 5 (26) −O H (CH2)2 E、、=0゜ 75 (CH2)2 ■ (CHJs E、、= O。
74 (27) (CHり。
2伊CI (CHI)。
・ヘブタメチンンアニン色構造を有する色素(28) C,H。
(CHり1 ■ C! H5 ■ (CHz)+ E、、=O。
75 r Hs ■ (CHI)。
E、、 0゜ 76 (34) (37) (38) E、、=0゜ 75 (35) (36) (39) (40) ■ E、、=0゜ 55 (CL)+ ■ C+Hi (42) C,H。
(CHi)’+ ■ ・ヘキサメチンメロシアニン構造を有する色素(45) (CH,)t tHi (46) CH2Co2H ■ (44) (CH2)。
(47) (48) (CHt)+ H (CHz)。
(49) (51) C=H+ −0 (52) 本発明に用いられる一般式(1)で表わされるポリメチ
ン色素は以下の文献に記載の方法に基づいて合成するこ
とができる。
a)エフ・エム・バー? −(F、 M、 Hamer
 )著「ヘテロサイクリック・コンパウンズーシアニン
・ダイ・アンド・リレイテイド・コンパウンダ−(He
terocyclic Compounds −Cya
nine dyesand related comp
ounds−) J  (ジョン・ウィリー・アンド・
サンプ John  Wiley & 5ons社−ニ
ューヨーク、ロンドン−11964年刊)b))デー・
エム・スター? −(D、 M、Sturmer)著−
「ヘテロサイクリック・コンパウンズースペシャル・ト
ピックス イン ヘテロサイクリックケミストリー−(
Heterocyclic CompoundsSpe
cial topics in heterocycl
ic  chen+1stry −) J第8章第4節
、第482〜515頁(ジョン・ウィリー・アンド・サ
ンプJohn  Wiley & 5ons社−ニュー
ヨーク、ロンドン−11977年刊)C)ジュルナール
・オルガニチェスコイ・ヒミー(Zh、 Org、 K
him、 )第17巻第1号第167〜169頁(19
’81年)、第15巻第2号第400〜407頁(19
79年)、第14巻第10号第2214〜2221頁(
1978年)、第13巻第11号第2440〜2443
頁(1977年)、第19巻第10号第2134〜21
42頁(1983年)、ラフラインスキー・ヒミチェス
キー・ジュルナール(UKr、 Khim、 Zh、 
)第40巻第6号第625〜629頁(1974年)、
ヒミャ拳ゲテロチクリチェスキフ・ソエデイネーニ−(
Khim。
Geterotsikl、 5oedin、 )第2号
第175〜178頁(1976年)、露国特許4206
43号、同341823号、特開昭59−217761
号、米国特許4334000号、同3671648号、
同3623881号、同3573921号、欧州特許2
88261A1号、同102781A2号、同1027
81A2号、特公昭49−46930号。
また、−(Q+tisAr部分のエーテル結合形成反応
アミド結合形成反応は、エステル結合形成反応をはじめ
とする結合形成反応は有機化学において知られている方
法を利用することができる。すなわちMETとArによ
り示される多環部分を連結せしめる方法、ポリメチン色
素の合成原料及び中間体にArにより示される多環部分
を連結せしめてから色素化反応を行なう方法、逆にAr
により示される多環部分の合成原料及び中間体をポリメ
チン色素部分に連結せしめた後にArにより示される多
環部分を合成する方法などいずれの方法でもよく、適宜
選択して合成できる。これらの連結のための合成反応に
ついては、例えば日本化学金偏、新実験化学講座14、
有機化合物の合成と反応、I−V巻、丸善、東京(19
77年)、小方芳部著、有機反応論、丸善、東京(19
62年)、L、  F、 Fieser and  M
、 Fieser、 AdvancedOrganic
 Chemistry 、丸善、東京(1962年)な
ど、多くの有機合成反応に関する成書を参考にすること
かできる。
本発明に用いられる増感色素はハロゲン化銀1モル当り
5X10−’モル〜5X10−’モル、好ましくは、1
xlO−6モル〜I X 10−’モル、特に好ましく
は2X10−6モル−5X10−”モルの割合でハロゲ
ン化銀写真乳剤中に含有される。
本発明に用いる増感色素は、直接乳剤中へ分散すること
ができる。また、これらはまず適当な溶媒、例えばメチ
ルアルコール、エチルアルコール、メチルセロソルブ、
アセトン、水、ピリジンあるいはこれらの混合溶媒など
の中に溶解され、溶液の形で乳剤へ添加することもでき
る。また、溶解に超音波を使用することもできる。また
、この赤外増感色素の添加方法としては米国特許第3,
469.987号明細書などに記載のごとき、色素を揮
発性の有機溶媒に溶解し、該溶液を親水性コロイド中に
分散し、この分散物を乳剤中へ添加する方法、特公昭4
6−24185などに記載のごとき、水不溶性色素を溶
解することなしに水溶性溶剤中に分散させ、この分散物
を乳剤へ添加する方法、米国特許第3,822,135
号明細書に記載のごとき、界面活性剤に色素を溶解し、
該溶液を乳剤中へ添加する方法、特開昭51−7462
4号に記載のごとき、レッドシフトさせる化合物を用い
て溶解し、該溶液を乳剤中へ添加する方法、特開昭50
−80826号に記載のごとき色素を実質的に水を含ま
ない酸に溶解し、該溶液を乳剤中へ添加する方法などが
用いられる。その他、乳剤への添加には米国特許第2,
912,343号、同3,342,605号、同2. 
996. 287号、同3,429,835号などに記
載の方法も用いられる。また上記赤外増感色素は適当な
支持体上に塗布される前にハロゲン化銀乳剤中に一様に
分散してよい。また、化学増感の前に添加、またハロゲ
ン化銀粒子形成の後半の期に添加するのがよい。
本発明におけるポリメチン色素のうち赤ないし赤外増感
する色素において、Mバンド型増感には、とくに以下に
示す一般式(IV〕、〔V〕、(VI)、〔VII〕 
〔■a〕、〔■b〕又は〔■C〕によって表わされる化
合物による強色増感が有用である。
一般式〔■〕によって表わされる強色増感剤は、一般式
〔v〕、〔■〕、〔VII〕 〔■a〕、〔■b〕、〔
■−C〕によって表わされる強色増感剤と併用して、特
異的にその強色増感効果を増大させることができる。
一般式[IV) 式中、A1は2価の芳香族残基を表わす。Ro、R1゜
、R11及びR12は各々水素原子、ヒドロキシル基、
アルキル基、アルコキシ基、アリーロキシ基、ハロゲン
原子、ヘテロ環核、ヘテロシクリルチオ基、アリールチ
オ基、アミノ基、アルキルアミノ基、アリールアミノ基
、アラルキルアミノ基、アリール基又はメルカプト基を
表わし、これらの基は置換されてもよい。
但しA、 、R,、R,。、R11及びR12のうち少
なくとも1つはスルホ基を有しているものとする。
XlとY、およびX l ’とY、lは、夫々−CH=
  −N=を表わし、XlとY、およびXとY、/の中
小なくとも一方は−N=を表わす。
一般式〔■〕に於いて更に詳しくは−A1−は2価の芳
香族残基を表わし、これらは−8O,M基〔但しMは水
素原子又は水溶性を与えるカチオン(例えばナトリウム
、′カリウム)、を表わす。〕−A、−は、例えば次の
−A2−または−A。
から選ばれたものが有用である。但しR,、R,。、R
l l又はRlHに−SO,Ms+基が含まれないとき
は、−A、−は−A2−の群の中から選ばれる。
/ A!   : など。ここでMは水素原子又は水溶性を与えるカチオン
を表わす。
As    : R,、R,。、Rl 1及びR1□は各々水素原子、ヒ
ドロキンル基、アルキル基(炭素原子数としては1〜8
が好ましい。例えばメチル、エチル、n−プロピル、n
−ブチル)、アルコキシ基(炭素原子数としては1〜8
が好ましい。例えばメトキシ、エトキシ、プロポキシ、
ブトキシ)、アリーロキシ基(例えばフェノキシ、ナフ
トキシ、0−トリルオキシ、p−スルホフェノキシ)、
ハロゲン原子(例えば塩素、臭素)、ヘテロ環核(例え
ば、モルホリニル、ピペリジル)、アルキルチオ基(例
えばメチルチオ、エチルチオ)、ヘテロシクリルチオ基
(例えばベンゾチアゾリルチオ、ベンゾイミダゾリルチ
オ、フェニルテトラゾリルチオ)、アリールチオ基(例
えばフェニルチオ、トリルチオ)、アミノ基、アルキル
アミノ基あるいは置換アルキルアミノ基(例えばメチル
アミノ、エチルアミノ、プロピルアミノ、ジメチルアミ
ノ、ジエチルアミノ、ドデシルアミノ、シクロへキシル
アミノ、β−ヒドロキシエチルアミノ、ジー(βヒドロ
キシエチル)アミノ、β−スルホエチルアミノ)、アリ
ールアミノ基、または置換アリールアミノ基(例えばア
ニリノ、0−スルホアニリノ、m−スルホアニリノ、p
−スルホアニリノ、0−トルイジノ、m〜トルイジノ、
p −トルイジノ、0−カルボキシアニリノ、m−カル
ボキシアニリノ、p−カルボキシアニリノ、0−クロロ
アニリノ、m−クロロアニリノ、p−クロロアニリノ、
p−アミノアニリノ、0−アニシジン、m−アニシジン
、p−アニシジン、0−アセタミノアニリノ、ヒドロキ
シアニリノ、ジスルホフェニルアミノ、ナフチルアミノ
、スルホナフチルアミノ)、ヘテロシクリルアミノ基(
例えば2−ベンゾチアゾリルアミノ、2−ピリジル−ア
ミノ)、置換又は無置換のアラルキルアミノ基(例えば
ベンジルアミノ、0−アニシルアミノ、m−アニシルア
ミノ、p−アニシルアミノ)、アリール基(例えばフェ
ニル)、メルカプト基を表わす。
R,、R,o、R,、、R12は各々互いに同じでも異
なっていてもよい。−A1−が−A2−の群から選ばれ
るときは、RI 、RIGlRll及びR+2のうち少
なくとも一つは以上のスルホ基(遊離酸基でもよ(、塩
を形成してもよい)を有していることが必要である。X
lとYlおよびX、、Yは−CH=又は−N=を表わし
、好ましくはXX、lが−CH=、Yl、Y1′が−N
二のものが用いられる。
次に本発明に用いられる一般式[IV)に含まれる化合
物の具体例を挙げる。但し本発明はこれらの化合物にの
み限定されるものではない。
(IV−1)4.4’−ビス〔2,6−ジ(2−ナフト
キシ)ピリミジン−4−イルアミ ノコスチルベン−2,2′−ジスルホ ン酸ジナトリウム塩 (IV−2)4.4’−ビス〔2,6−ジ(2−ナフチ
ルアミノ)ピリミジン−4−イル アミノコスチルベン−2,2′−ジス ルホン酸ジナトリウム塩 (IV−3)4.4’−ビス(2,6−ジアニリノピリ
ミジン−4−イルアミノ)スチル ベン−2,2′−ジスルホン酸ジナト リウム塩 (IV−4)4.4’−ビス(2−(2−ナフチルアミ
ノ)−6−アニリノビリミジン− 4−イルアミノ〕スチルベン−2,2′ジスルホン酸ジ
ナトリウム塩 (IV−5)4.4’−ビス〔2,6−ジフェノキシピ
リミジンー4−イルアミノ〕スチ ルベン−2,2′−ジスルホン酸ジト リエチルアンモニウム塩 (N−6)4.4’−ビス〔2,6−ジ(ベンゾイミダ
ゾリル−2−チオ)ピリミン 4−イルアミノラスチルベン−2,2′−ジスルホン酸
ジナトリウム塩 (IV−7)4.4’−ビス〔4,6−ジ(ベンゾチア
ゾリル−2−チオ)ピリミジン 2−イルアミノコスチルベン−2,2′ジスルホン酸ジ
ナトリウム塩 4.4′−ビス〔4,6−ジ(ベンゾ チアゾリル−2−アミノ)ピリミジン 2−イルアミノコスチルベン−2゜ 2′−ジスルホン酸ジナトリウム塩 4.4′−ビス〔4,6−シ(ナフチ ル−2−オキシ)ピリミジン−2−イ ルアミノコスチルベン−2,2′−ジ スルホン酸ジナトリウム塩 4.4′−ビス(4,6−ジフニノキ (IV−10) (IV−8) (IV−9) シピリミジンー2−イルアミノ)スチ ルベン−2,2′−ジスルホン酸ジナ トリウム塩 (IV−11) 4. 4’−ビス(4,6−シフエニ
ルチオピリミジンー2−イルアミノ)ス チルベン−2,2′ −ジスルホン酸ジナトリウム塩 (■−12)4.4’−ビス(4,6−シメチルカブト
ピリミジンー2−イルアミノ)ビ フェニル−2,2′−ジスルホン酸ジ ナトリウム塩 (rV−13) 4. 4’−ビス(4,6−ジアニリ
ノ−トリアジン−2−イルアミノ)スチ ルベン−2,2′−ジスルホン酸ジナ トリウム塩 (IV−14)  4. 4’−ビス(4−アニリノ−
6ヒドロキシートリアジンー2−イルア ミノ)スチルベン−2,2′−ジスル ホン酸ジナトリウム塩 (IV−15)  4. 4’−ビス〔4,6−ジ(ナ
フチル−2−オキシ)ピリミジン−2−イ ルアミノ〕 ビベンジルー2.2′−ジスルホン酸ジナ
トリウム塩 (rV−16) 4. 4’−ビス(4,6−ジアニリ
ノピリミジン−2−イルアミノ)スチル ベン−2,2′−ジスルホン酸ジナト リウム塩 4.4’、−ビス〔4−クロロ−6〜 (2−ナフチルオキシ)ピリミジン− 2−イルアミノ〕ビフェニル−2,2′−ジスルホン酸
ジナトリウム塩 4.4′−ビス〔4,6−ジ(1−フ ェニルテトラゾリル−5チオ)ピリミ ジン−2−イルアミノコスチルベン− 2,2′−ジスルホン酸ジナトリウム 塩 4.4′−ビス〔4,6−ジ(ベンゾ 。
イミダゾリル−2−チオ)ピリミジン −2−イルアミノコスチルベン−2゜ 2′−ジスルホン酸ジナトリウム塩 (■〜17) (■〜18) (IV−19) (IV−20) 4. 4’−ビス(4−ナフチルアミ
ノ6−アニソツートリアジン−2−イ ルアミノ)スチルベン−2,2′−ジ スルホン酸ジナトリウム塩 これらの具体例の中では(IV−1)〜(IV−6)が
好ましく、特に(1’V−1)、(It/−2)、(■
−4)、(IV−5)、(IV−9)、(rV−15)
、(ff−20)が好ましい。
一般式(IV)によって表わされる化合物はハロゲン化
銀1モル当り0.01ないし5gの量が用いられ、増感
色素に対し重量比で1/1−1/100好ましくは1/
2〜1150の範囲に有利な使用量がある。これにさら
に一般式[V)によって表わされる化合物との併用が好
ましい。
次に一般式〔v〕によって表わされる化合物について説
明する。
一般式(V) R1! 式中、Z IIは5員又は6員の含窒素複素環を完成す
るに必要な非金属原子群を表わす。この環はベンゼン環
もしくはナフタレン環と縮合してもよい。例えばチアゾ
リウム類(例えばチアゾリウム、4−メチルチアゾリウ
ム、ベンゾチアゾリウム、5−メチルベンゾチアゾリウ
ム、5−クロロベンゾチアゾリウム、5−メトキンベン
ゾチアゾリウム、6−メチルベンゾチアゾリウム、6−
メトキンベンゾチアゾリウム、ナフト[1,2−d:]
チアゾリウム、ナフト(2,l−d〕チアゾリウム)、
オキサシリウム類(例えばオキサシリウム、4メチルオ
キサシリウム、ベンゾオキサシリウム、5−クロロベン
ゾオキサシリウム、5−フェニルベンゾオキサシリウム
、5−メチルベンゾオキサシリウム、ナフト〔l、2−
d]オキサシリウム)、イミダゾリウム類(例えば1−
メチルベンゾイミダゾリウム、■−プロピルー5−クロ
ロベンゾイミダゾリウム、■−エチルー5,6−ンクロ
ロペンゾイミダゾリウム、■−アリルー5−トリフロロ
メチル−6−クロロ−ベンゾイミダゾリウム)、セレナ
ゾリウム類〔例えばベンゾセレナゾリウム、5−クロロ
ベンゾセレナゾリウム、5−メチルベンゾセレナゾリウ
ム、5−メトキシベンゾセレナゾリウム、ナフト[1,
2−d:]セレナゾリウム〕が挙げられる。RI Iは
水素原子、アルキル基(好ましくは炭素原子数8以下、
例えばメチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル)
又はアルケニル基(例えばアリル基など)を表わす。R
1(は水素原子又は低級アルキル基(例えばメチル、エ
チル基)を表わす。R1,とR14は置換アルキル基で
もよい。X2−は酸アニオン(例えば、C1B r−1
I−、Cj20+ −)を表わす。Z 11の中で好ま
しくはチアゾリウム類が有利に用いられる。
更に好ましくは置換又は無置換のベンゾチアゾリウム又
はナフトチアゾリウムが有利に用いられる。
なお、これらの基などは特に言及がなくても置換された
ものも含む。
一般式〔■〕で表わされる化合物の具体例を以下に示す
。しかし本発明はこれらの化合物のみに限定されるもの
ではない。
(V−5] (V−6] HI (V−7) 〔V−4] HI 〔V−83 〔V−12] CV−9] 〔V−13] [V−10] (V−11〕 2H5 C,H。
(V−16) (V−17) 〔V−18) 本発明に用いられる一般式[V’lで表わされる化合物
は、乳剤中のハロゲン化銀1モル当り約0゜Olグラム
から5グラムの量で有利に用いられる。
一般式〔■〕によって表わされるポリメチン色素と、一
般式〔V〕で表わされる化合物との比率(重量比)は一
般式CI)で表わされる色素/−一般式v〕で表わされ
る化合物= 1/1−1/300の範囲が有利に用いら
れ、とくに1/2〜1150の範囲が有利に用いられる
本発明で用いられる一般式[V)で表わされる化合物は
、直接乳剤中へ分散することができるし、また適当な溶
媒(例えば水、メチルアルコール、エチルアルコール、
プロパツール、メチルセロソルブ、アセトンなど)ある
いはこれらの溶媒を複数用いた混合溶媒中に溶解し、乳
剤中へ添加することもできる。その他増感色素の添加方
法に準じて溶液あるいはコロイド中への分散物の形で乳
剤中へ添加することができる。
一般式〔v〕で表わされる化合物は、一般式CI)で表
わされる増感色素の添加よりも乳剤中へ添加されてもよ
いし、あとに添加されてもよい。
また一般式〔v〕の化合物と一般式CI)によって表わ
される増感色素とを別々に溶解し、これらを別々に同時
に乳剤中へ添加しでもよいし、混合したのち乳剤中へ添
加してもよい。
本発明の一般式CI)で表わされる赤外増感色素と一般
式〔■〕で表わされる化合物との組合せに、好ましくは
更に一般式[II[)で表わされる化合物を組合せると
有利に用いられる。
本発明の赤外増感された高塩化銀乳剤において、一般式
〔■〕または[V]によって表わされる強色増感剤とと
もに、ヘテロ環メルカプト化合物を用いると、高感化や
カブリ抑制の他に、潜像の安定化や、階調の直線性の現
像処理依存性が著しく改良される。
例えばヘテロ環化合物にチアゾール環、オキサゾール環
、オキサジン環、チアゾール環、チアゾリン環、セレナ
ゾール環、イミダゾール環、インドリン環、ピロリジン
環、テトラゾール環、チアジアゾール環、キノリン環又
はオキサジアゾール環を含有し、それにメルカプト基を
置換した化合物である。とくにカルボキシル基、スルホ
基、カルバモイル基、スルファモイル基、ヒドロキシル
基を導入した化合物が好ましい。特公昭43−2288
3号明細書にメルカプトへテロ環化合物を強色増感剤に
用いることが記載されている。本発明においては、とく
に一般式〔V〕によって表わされる化合物と併用させる
ことにより、顕著なカブリ防止作用と強色増感作用を発
現する。なかでも、下記一般式[VI)と〔VII〕で
表わされるメルカプト化合物が特に好ましい。
一般式[VI] N=N PS)J−R・・ X3 式中、RI8はアルキル基、アルケニル基またはアリー
ル基を表わす。X、は水素原子、アルカリ金属原子、ア
ンモニウム基またはプレカーサーを表わす。アルカリ金
属原子とは例えばナトリウム原子、カリウム原子であり
、アンモニウム基とは例えばテトラメチルアンモニウム
基、トリメチルベンジルアンモニウム基である。またプ
レカーサーとは、アルカリ条件下でX6.=Hまたはア
ルカリ金属と成りつる基のことで、例えばアセチル基、
シアノエチル基、メタンスルホニルエチル基を表わす。
前記のRI 5のうち、アルキル基とアルケニル基は無
置換体と置換体を含み、更に脂環式の基も含む。置換ア
ルキル基の置換基としては、ハロゲン原子、ニトロ基、
シアノ基、ヒドロキシル基、アルコキシ基、アリール基
、アシルアミノ基、アルコキシカルボニルアミノ基、ウ
レイド基、アミノ基、ヘテロ環基、アンル基、スルファ
モイル基、スルホンアミド基、チオウレイド基、カルバ
モイル基、アルキルチオ基、アリールチオ基、ヘテロ環
チオ基、そして更にはカルボン酸基、スルホン酸基また
はそれらの塩、等を挙げることができる。
上記のウレイド基、チオウレイド基、スルファモイル基
、カルバモイル基、アミノ基はそれぞれ無置換のもの、
N−アルキル置換のもの、N−アリール置換のものを含
む。アリール基の例としてはフェニル基や置換フェニル
基があり、この置換基としてはアルキル基や上に列挙し
たアルキル基の置換基等を挙げることができる。
一般式〔VII〕 式中、Y2は酸素原子、硫黄原子、=NH1=N−(L
、、)。+1  R17であり、Lie、L5フは二価
の連結基を表わし、Rlfi、R1は水素原子、アルキ
ル基、アルケニル基またはアリール基を表わす。R18
はRl +のアルキル基、アルケニル基および、アリー
ル基は一般式〔■〕のRI5と同義である。X、は一般
式[VI]のX3と同義である。
上記のLi+、L5□で表される二価の連結基の具体例
としては、 R27 これらを組合せたものを挙げることができる。
n+3とn14は0またはlを表わし、R1*+ R、
IR,、、R211R221R2m・R24・R2Sお
よびR26はそれぞれ水素原子、アルキル基、アラルキ
ル基を表わす。
ハロゲン化銀写真感光材料中のいずれかの層、即ち、感
光性および非感光性の親水性コロイド層に含有される。
一般式CVI’l または一般式〔VII〕で表わされ
る化合物の添加量は、ハロゲン化銀写真感光材料中に含
有させる場合には、ハロゲン化銀1モル当たりlXl0
−’〜5XlO−2モルが好ましく、さらにlXl0−
’ 〜lXl0−’モルが好ましい。また、発色現像液
中にカブリ防止剤として、lXl0−’〜lXl0−3
モル/Lさらに5XlO−’〜5×10−4モル/1程
度を加えることもできる。
以下に一般式(VI)および一般式〔VII〕の化合物
の具体例を列挙するが、これらに限定されるものではな
い。特開昭62−269957号公開明細書第4〜8頁
に記載された化合物を挙げることができ、なかでも下記
の化合物が特に好ましい。
H H H H H H (VI−10) [VI−7) H (CH,)。
〔VII−3〕 CH。
〔VII 9〕 NHCOCH。
る。また、経時による潜像の退行を防止し、階調の低下
をも防止する効果がある。
一般式〔■a〕 CH。
一般式〔■b〕 更に、本発明によるポリメチン色素には、強色増感剤と
して次の一般式〔■a〕、〔■b〕、〔■C〕によって
表わされる、置換または無置換ポリヒドロキシベンセン
と、ホルムアルデヒドとの縮合単位2ないしlO単位の
縮合物が有用であ一般式 式中、R2+、R21、はそれぞれOH10M’OR,
、、NO3、NHR,、、−N (R,、)!、−NH
NH,又は−NHNHR,,を表わす。
但しR3゜はアルキル基(炭素数1〜8)、アリル基又
はアラルキル基を表わす。
M′はアルカリ金属またはアルカリ土類金属を表わす。
R2GはOHまたはハロゲン原子を表わす。
nls、n16はそれぞれl、2または3を表わす。
次に本発明に用いられるアルデヒド縮合物の縮合成分た
る置換又は無置換のポリヒドロキンベンセンの具体例を
示すがこれのみに限定されるものではない。
(■−1)   β−レゾルシン酸 (■−2)   γ−レゾルシン酸 (■−3)   4−ヒドロキシ安息香酸ヒドラジド 3.5−ヒドロキシ安息香酸ヒド ラジド p〜クロロフェノール (■−4) (■−5) (■−6) (■−7) (■−8) (■−9) (■−10) (■−11) (■−12) (■−13) (■−14) ヒドロキシベンゼンスルホン酸ナ トリウム p−ヒドロキシ安息香酸 0−ヒドロキシ安息香酸 m−ヒドロキシ安息香酸 p−ジオキシベンゼン 没食子酸 p−ヒドロキシ安息香酸メチル 0−ヒドロキシベンゼンスルホン 酸アミド N−エチル−〇−ヒドロキシ安息 香酸アミド (■−15) N−ジエチル−〇−ヒドロキシ安 息香酸アミド (■−16) 0−ヒドロキシ安息香酸−2−メ チルヒドラジド さらに具体的には、特公昭49−49504号明細書に
記載された一般式(Ila)、(I[b)および(ff
c)によって表わされる化合物からの誘導体の中から選
ぶことができる。
(ハロゲン化銀乳剤) 本発明に使用しうるハロゲン化銀乳剤は、臭化銀、沃臭
化銀、沃塩臭化銀、塩臭化銀および塩化銀のいずれを含
むものであってもよい。
ハロゲン化銀粒子は、立方体、八面体、■4面体、菱1
2面体のような規則的(regular )な結晶体を
有するものでもよく、また球状、板状などのような変則
的(irregular )な結晶形をもつもの、ある
いはこれらの結晶形の複合形をもつものでもよい。種々
の結晶形の粒子の混合から成ってもよい。
前記の板状粒子としては、厚みが0.5ミクロン以下、
好ましくは0.3ミクロン以下で、径が好ましくは0.
6ミクロン以上であり、平均アスペクト比が5以上の粒
子が全投影面積の50%以上を占めるような平板粒子が
好ましい。
ハロゲン化銀粒子は内部と表層とが異なる相をもってい
ても、均一な相から成っていてもよい。
また潜像が主として表面に形成されるような粒子(例え
ばネガ型乳剤)でもよく、粒子内部に主として形成され
るような粒子(例えば、内部潜像型乳剤)であってもよ
い。
以下に、本発明において好ましいハロゲン化銀乳剤につ
いて詳細に述へる。
本発明によるハロゲン化銀乳剤は、とくにハロゲン化銀
粒子の構造、とくにその表面に局在相を設けることによ
り、赤外波長域を分光増感して、高い感度とその安定性
とくに優れた潜像の安定性をうろことかできる。とくに
、強色増感技術を併せ用い、高塩化銀乳剤においても許
容できる程度に潜像の安定性をうろことができる。これ
は驚くへき特長ということかできる。
本発明によるハロゲン化銀粒子のハロゲン組成は、ハロ
ゲン化銀粒子を構成する全ハロゲン化銀の95モル%以
上が塩化銀である実質的に沃化銀を含まない塩臭化銀か
らなるのが好ましい。ここで実質的に沃化銀を含まない
とは、沃化銀含有率か1.0モル%以下のことである。
ハロゲン化銀粒子の好ましいハロゲン組成は、ハロゲン
化銀粒子を構成する全ハロゲン化銀の95モル%ないし
99.9モル%が塩化銀である実質的に沃化銀を含まな
い塩臭化銀である。
また本発明のハロゲン化銀粒子は内部及び表面の少なく
ともいずれかに臭化銀含有量が基質のそれと異なる局在
相をもつことが好ましい。本発明に係わるハロゲン化銀
粒子は、臭化銀含有率において少なくとも15モル%を
越える局在相を有することが好ましい。このような臭化
銀含有率がその周囲よりも高い局在相の配置は目的に応
じて自由にとり得、ハロゲン化銀粒子内部にあっても、
表面または亜表面にあっても良く、内部と表面または亜
表面に分割されていても良い。また局在相は内部あるい
は表面において、ハロゲン化銀粒子をとり囲むような層
状構造を成していてもあるいは不連続に孤立した構造を
有していても良い。臭化銀含有率が周囲よりも高い局在
相の配置の好ましい一つの具体例としては、ハロゲン化
銀粒子表面に臭化銀含有率において少なくとも15モル
%を越える局在相が局所的にエピタキシャル成長したも
のである。
該局在相の臭化銀含有率は15モル%を越えることが好
ましいが、臭化銀含有率が高過ぎると感光材料に圧力が
加えられた場合に減感を引き起こしたり、処理液の組成
の変動によって感度、階調が大きく変化してしまう等の
写真感光材料にとって好ましくない特性が付与されてし
まう場合がある。該局在相の臭化銀含有率はこれらの点
を考慮に入れて、特に20〜60モル%の範囲が好まし
く、30〜50モル%の範囲で残りが塩化銀であるのが
最も好ましい。該局在相の臭化銀含有率は、X線回折法
(例えば、「日本化学全編、新実験化学講座6.構造解
析」丸善、に記載されている)あるいはXPS法(例え
ば、「表面分析、−IMA、オージェ電子・光電子分光
の応用−」講談社、に記載されている)等を用いて分析
することができる。該局在相は、本発明のハロゲン化銀
粒子を構成する金銀量の0. 1〜20%の銀から構成
されることか好ましく、0.5〜7%の銀から構成され
ることが更に好ましい。
このような臭化銀含有率の高い局在相とその他の相との
界面は、明瞭な相境界を有していても良いし、ハロゲン
組成が徐々に変化する短い転移領域を有していても良い
このような臭化銀含有率の高い局在相を形成するために
は、様々な方法を用いることができる。
例えば、可溶性銀塩と可溶性ハロゲン塩を片側混合法あ
るいは同時混合法で反応させて局在相を形成することが
できる。更に、既に形成されているハロゲン化銀をより
溶解度積の小さなハロゲン化銀に変換する過程を含む、
所謂コンバージョン法を用いても局在相を形成すること
ができる。或いは臭化銀微粒子を添加する事によって塩
化銀粒子の表面に再結晶化させる事によっても局在相を
形成できる。
表面に不連続な孤立した局在相を持つハロゲン化銀粒子
の場合は、その粒子基質と局在相が実質的に粒子の同一
表面にあるので、露光、現像処理の各プロセスで同時に
機能し、本発明にとって、高感度化、潜像形成、迅速処
理とくに階調のバランス、ハロゲン化銀の効率的な利用
などに有利である。本発明において、赤外増感の高塩化
銀乳剤の問題点である高感化、感度の安定化、潜像の安
定性などが、局在相を設けることによって、総合的に顕
著に改良され、しかも迅速処理に関する塩化銀乳剤の特
長を確保することができる。
また粒子基質と局在相とに機能分離するようにカブリ防
止剤、増感色素などを吸着せしめ、また化学増感させて
カブリの発生を抑えて迅速な現像を容易にすることがで
きる。
本発明によるハロゲン化銀粒子は(100)面をもつ6
面体や14面体などであって、局在相がその6面体のコ
ーナ一部位またはその近傍、(lIf)面の表面部位に
ある場合か好ましい。かかるハロゲン化銀粒子の表面に
ある不連続に孤立した局在相は、基質粒子を含有する乳
剤に、pAg、pH,温度及び時間を制御しつつ臭素イ
オンを供給してハロケンコンバージョンによって形成さ
せることができる。ハロゲンイオンは、とくに低い濃度
で供給することが好ましく、例えば有機ハロゲン化合物
やカプセル膜が半浸透性皮膜でカバーされたハロゲン化
合物を用いることができる。また基質粒子を含有する乳
剤にpAgなどを制御しつつ銀イオンとハロゲンイオン
を供給して局在部位にハロゲン化銀を成長させるか、基
質粒子よりも粒径の小さいハロゲン化銀例えば沃臭化銀
、臭化銀、塩臭化銀、沃塩臭化銀の微粒子を基質粒子を
含む乳剤に混入させて再結晶により「局在相」を形成さ
せることもできる。この場合、必要によってハロゲン化
銀溶剤の少量を併用することもできる。また欧州特許第
273430号、同第273429号、特願昭62−8
6163号、同昭62−86165号、同昭62−86
252号及び同昭62−152330号の明細書記載の
CR化合物を併用することができる。局在相の形成の終
点は、基質のハロゲン化銀粒子の形態と比較しつつ、熟
成過程のハロゲン化銀の形態を観察して容易に判断する
ことかできる。かかる局在相のハロゲン化銀の組成は、
X P S (X−ray Photoelectio
nspectroscopy)法により、例えば島津−
デュポン(du pont)社製ESCA  750型
分光機を用いて測定できる。さらに具体的には、染野・
安盛井著「表面分析」講談社(1977年発行)に記載
されている。勿論、製造処方から計算により求めること
ができる。本発明によるハロゲン化銀の表面の局在相の
ハロゲン化銀組成、例えば臭化銀含有量は、E D X
 (Energy Dispersive X−ray
analysis)法により、透過型電子顕微鏡に装備
したEDXスペクトロメーターを用い、約0.1ないL
o、2μm径のアパーチャーにおいて約5モル%の精度
で測定できる。さらに具体的には副島啓義著「電子線マ
イクロアナリシス」日刊工業新聞社(1987年発行)
に記載されている。
本発明に用いるハロゲン化銀乳剤の粒子の平均サイズ(
体積換算相当法の直径の平均)は2μ以下0.1μ以上
が好ましい。特に好ましいのは0゜4μ以下0.15μ
以上である。
粒子サイズ分布は狭いほうがよく、単分散乳剤が好まし
い。特に形状がレギュラーの単分散乳剤は本発明に好ま
しい。粒子数あるいは重量で平均粒子サイズの土20%
以内に全粒子の85%以上が入るような乳剤、そして特
に90%以上が入るような乳剤が好ましい。
本発明に用いる塩臭化銀乳剤は、P、 Glafkid
es著r Chimie et Ph1ysique 
Photographique J(Paul Mon
tel  社刊、1967年)、G、F。
Duffin著rPhotographic Emul
sion ChemistryJ(Focal Pre
ss社刊、1966年)、V、 L。
Zelikman et al著rMaking an
d CoatingPhotographic Emu
lsion J (Focal Press  社刊、
1964年)等に記載された方法を用いて調製すること
ができる。即ち、酸性法、中性法、アンモニア法等の何
れでもよいが、特に酸性法が好ましい。また可溶性銀塩
と可溶性ハロゲン化銀を反応させる形式としては片側混
合法、同時混合法、それらの組み合わせ等の何れを用い
てもよい。本発明において好ましい単分散粒子を得るに
は同時混合法が好ましい。粒子を銀イオン過剰の条件の
下において形成させる方法(いわゆる逆混合法)を用い
ることもできる。同時混合法の一つの形式として、ハロ
ゲン化銀の生成する液相中の銀イオン濃度を一定に保つ
方法、即ちいわゆるコンドロールド・ダブル・シェツト
法を用いることもてきる。
この方法によると、結晶形状か規則的で粒子サイズ分布
か狭い本発明に好適な単分散のハロゲン化銀乳剤を得る
ことができる。本発明に好ましく用いられる前述のよう
な粒子は、同時混合法を基本として調製することか望ま
しい。
公知のハロゲン化銀溶剤(例えば、アンモニア、チオン
アン酸カリウム、または米国特許第3,271.157
号、特開昭51−12360号、特開昭53−8240
8号、特開昭53−144319号、特開昭54−10
0717号もしくは特開昭54−155828号等に記
載のチオエーテル類およびチオン化合物)の存在下で物
理熟成を行なうと、規則的な結晶形状を有し、粒子サイ
ズ分布の狭い単分散ハロゲン化銀乳剤か得られ、好まし
い。
物理熟成後の乳剤から可溶性銀塩を除去するには、ヌー
テル水洗、フロキュレーンコン沈降法、または限外ろ適
法等を利用することかできる。
本発明に使用するハロゲン化銀乳剤は硫黄増感もしくは
セレン増感、還元増感、貴金属増感等の単独もしくは併
用により化学増感することができる。即ち、活性セラチ
ンや、銀イオンと反応し得る硫黄を含む化合物(例えば
チオ硫酸塩、チオ尿素化合物、メルカプト化合物、ロー
ダニン化合物等)を用いる硫黄増感法や、還元性物質(
例えば第一スズ塩、アミン塩、ヒドラジン誘導体、ホル
ムアミジンスルフィン酸、シラン化合物等)を用いる還
元増感法、そして金属化合物(例えば全錯塩、Pt、I
 r、Pd、Rh、Fe等の周期律表の■族の金属の錯
塩等)を用いる貴金属増感法等を単独で、または組み合
わせて用いることができる。また、Ir、Rh、Feな
どの周期率表の■族の金属の錯塩を、基質と局在相に区
別または分配して用いるのがよい。本発明で用いること
のできる単分散塩臭化銀乳剤においては、硫黄増感もし
くはセレン増感が特に好ましく用いられ、またこの増感
に際し、ヒドロキンアサインデン化合物を存在させるこ
とも好ましい。
(光源) 写真像を得るための露光は通常の方法を用いて行なえば
よい。すなわち、自然光(日光)、タングステン電灯、
蛍光灯、水銀灯、キセノンアーク灯、炭素アーク灯、キ
セノンフラッシュ灯、陰極線管フライングスポットなど
公知の多種の光源をいずれでも用いることかできる。露
光時間は通常カメラで用いられるl/1000秒から1
秒の露光時間はもちろん、1/1000秒より短い露光
、たとえばキセノン閃光灯や陰極線管を用いた1/10
4〜1/10’秒の露光を用いることもできるし、1秒
より長い露光を用いることもできる。
必要に応して色フィルターで露光に用いられる光の分光
組成を調節することができる。露光にレーサー光を用い
ることもできる。また電子線、X線、γ線、α線などに
よって励起された螢光体から放出する光によって露光さ
れてもよい。
また、レーサー光を用いるとき、半導体レーザーが好ま
しく、その具体例としては、In、−−GhxP(〜7
00nm) 、GaAs、 、Px (610〜900
nm) 、G、1−xi 、As (690〜900 
nm)、InGaAsP (11,00〜1670 n
m)、 A II GaAs5b(1250〜1400
nm)等の材料を用いた半導体レーザーが挙げられる。
また上記半導体レーサーによるものの他に、Nb・YA
G結晶をGaAsx P tl−8、発光ダイオードに
より励起するYAGレーザ−(1064nm)であって
も良い。
好ましくは、670.680.750.780.810
.830.880nmの半導体レーザー光束の中から選
択して用いるのがよい。
さらに、非線形光学効果を用いてもよい。第2高調波発
生素子(SHG素子)とは、非線形光学効果を応用して
レーザー光の波長を2分の1に変換するものであり、例
えば、非線形光学結晶としてCD”AおよびKD” P
を用いたものが挙げられる(レーザーハンドブック、レ
ーザー学金偏、昭和57年12月15日発行、122頁
〜139頁参照)。また、LiNb0a結晶内にLi−
をH+でイオン交換した光導波路を形成したLiNb0
a光導波路素子を用いることができる(NIKKEI 
ELECTRONIC51986、 7. 14 (n
o、 399)第89〜90頁)。
本発明には、特願昭63−226552号明細書に記載
の出力装置を用いることができる。
(処理方法) 本発明を用いて作られる感光材料の写真処理には、例え
ばリサーチ・ディスクローシャー(Research 
Disclosure) 176号第28〜30頁(R
D−17643)に記載されているような、公知の色素
像を形成する写真処理法(カラー写真処理)及び処理液
を適用することができる。
以下に本発明の感光材料に施されるカラー現像処理工程
および処理液の好ましい例について説明する。
本発明のカラー写真感光材料は、カラー現像、漂白定着
、水洗処理(または安定化処理)か施されるのか好まし
い。漂白と定着は前記のような一浴でなくて別個に行っ
てもよい。
本発明に使用されるカラー現像液中には、公知の芳香族
第一級アミンカラー現像主薬を含有する。
好ましい例はp−フェニレンジアミン誘導体であり、代
表例を以下に示すがこれらに限定されるものではない。
D−IN、N−ジエチル−・p−フェニレンジアミン D−22−アミノ−5−ジエチルアミノトリエン D−32−アミノ−5−(N−エチル−N−ラウリルア
ミノ)トルエン D−44−[N−エチル−N−(β−ヒドロキシエチル
)アミノコアニリン D−52−メチル−4−〔N−エチル−N(β−ヒドロ
キシエチル)アミノコアニリン D−64−アミノ−3−メチル−N−エチルN−(β−
(メタンスルホンアミド)エチル〕−アニリン D−7N−(2−アミノ−5−ジエチルアミノフェニル
エチル)メタンスルホンアミドD−8N、N−ジメチル
−p−フェニレンジアミン D−94−アミノ−3−メチル−N−エチルN−メトキ
シエチルアニリン D−104−アミノ−3−メチル−N−エチル−N−β
−エトキシエチルアニリン D−114−アミノ−3−メチル−N−エチルN−β−
ブトキシエチルアニリン 上記p−フェニレンジアミン誘導体のうち特に好ましく
は4−アミノ−3−メチル−N−エチル−N−(β−(
メタンスルホンアミド)エチル〕−アニリン(例示化合
物D−6)である。
また、これらのp−フェニレンジアミン誘導体と硫酸塩
、塩酸塩、亜硫酸塩、p−トルエンスルホン酸塩などの
塩であってもよい。該芳香族第一級アミン現像主薬の使
用量は現像液11当り好ましくは約0.1g〜約20g
1より好ましくは約0.5g〜約10gの濃度である。
本発明の実施にあたっては、実質的にベンジルアルコー
ルを含有しない現像液を使用することが好ましい。ここ
で質質的に含有しないとは、好ましくは2 m l /
 1以下、更に好ましくは0.5 m 1/1以下のベ
ンジルアルコール濃度であり、最も好ましくは、ベンジ
ルアルコールを全く含有しないことである。
本発明に用いられる現像液は、亜硫酸イオンを実質的に
含有しないことがより好ましい。亜硫酸イオンは、現像
主薬の保恒剤としての機能と同時に、ハロゲン化銀溶解
作用及び現像主薬酸化体と反応し、色素形成効率を低下
させる作用を有する。
このような作用が、連続処理に伴う写真特性の変動の増
大の原因の1つと推定される。ここで実質的に含有しな
いとは、好ましくは3.0X10−”モル/1以下の亜
硫酸イオン濃度であり、最も好ましくは亜硫酸イオンを
全く含有しないことである。但し、本発明においては、
使用液に調液する前に現像主薬が濃縮されている処理済
キットの酸化防止に用いられるごく少量の亜硫酸イオン
は除外される。
本発明に用いられる現像液は亜硫酸イオンを実質的に含
有しないことが好ましいが、さらにヒドロキシルアミン
を実質的に含有しないことがより好ましい。これは、ヒ
ドロキシルアミンが現像液の保恒剤としての機能と同時
に自身か銀現像活性を持ち、ヒドロキシルアミンの濃度
の変動か写真特性に大きく影響すると考えられるためで
ある。
ここでいうヒドロキシルアミンを実質的に含有しないと
は、好ましくは5.0X10−’モル/l以下のヒドロ
キシルアミン濃度であり、最も好ましくはヒドロキシル
アミンを全く含有しないことである。
本発明に用いられる現像液は、前記ヒドロキシルアミン
や亜硫酸イオンに替えて有機保恒剤を含有することかよ
り好ましい。
ここで有機保恒剤とは、カラー写真感光材料の処理液へ
添加することで、芳香族第一級アミンカラー現像主薬の
劣化速度を減じる有機化合物全般を指す。即ち、カラー
現像主薬の空気なとによる酸化を防止する機能を有する
有機化合物類であるか、中でも、ヒドロキシルアミン誘
導体(ヒドロキシルアミンを除く。以下同様)、ヒドロ
キサム酸類、ヒドラジン類、ヒドラジド類、フェノール
類、α−ヒドロキシケトン類、α−アミノケトン類、糖
類、モノアミン類、ジアミン類、ポリアミン類、四級ア
ンモニウム塩類、ニトロキシラジカル類、アルコール類
、オキシム類、ジアミド化合物類、縮環式アミン類など
が特に有効な有機保恒剤である。これらは、特開昭63
−4235号、特開昭63−30845号、同63−2
1647号、同63−44655号、同63−5355
1号、同63−43140号、同63−56654号、
同63−58346号、同63−43138号、同63
−146041号、同63−44657号、同63−4
4656号、米国特許筒3,615.503号、同2,
494,903号、特開昭52−143020号、特公
昭48−30496号などに開示されている。
その他保恒剤として、特開昭57−44148号及び同
57−53749号に記載の各種金属類、特開昭59−
180588号記載のサリチル酸類、特開昭54−35
32号記載のアルカノールアミン類、特開昭56−94
349号記載のポリエチレンイミン類、米国特許筒3,
746,544号記載の芳香族ポリヒドロキシ化合物等
を必要に応じて含有しても良い。特にトリエタノールア
ミンのようなアルカノールアミン類、ジエチルヒドロキ
シルアミンのようなジアルキルヒドロキシルアミン、ヒ
ドラジン誘導体あるいは芳香族ポリヒドロキシ化合物の
添加が好ましい。
前記の有機保恒剤のなかでもヒドロキシルアミン誘導体
やヒドラジン誘導体(ヒドラジン類やヒドラジド類)が
特に好ましく、その詳細については、特願昭62−25
5270号、同63−9713号、同63−9714号
、同63−11300号などに記載されている。
また前記のヒドロキシルアミン誘導体またはヒドラジン
誘導体とアミン類を併用して使用することが、カラー現
像液の安定性の向上、しいては連続処理時の安定性向上
の点でより好ましい。
前記のアミン類としては、特開昭63−239447号
に記載されたような環状アミン類や特開昭63−128
340号に記載されたようなアミン類やその他特願昭6
3−9713号や同63−11300号に記載されたよ
うなアミン類が挙げられる。
本発明においてカラー現像液中に塩素イオンを3.5X
10−2〜1.5XlO’モル/l含有することが好ま
しい。特に好ましくは4XlO−2〜lXl0−’モル
/lである。塩素イオン濃度が1゜5XIO−’モル/
lより多いと、現像を遅らせるという欠点を有し、迅速
で最大濃度が高いという本発明の目的を達成する上で好
ましくない。また、3.5X10−2モル/1未満では
、カブリを防止する上で好ましくない。
本発明において、カラー現像液中に臭素イオンを3.0
X10−’〜1.0XlO−’モル/j2含有すること
か好ましい。より好ましくは、5.0×1O−5〜5X
10−’モル/1である。臭素イオン濃度がlXl0−
’モル/lより多い場合、現像を遅らせ、最大濃度及び
感度が低下し、3,0X10−5モル/1未満である場
合、カブリを十分に防止することができない。
二二で塩素イオン及び臭素イオンは現像液中に直接添加
されてもよく、現像処理中に感光材料から現像液に溶出
してもよい。
カラー現像液に直接添加される場合、塩素イオン供給物
質として、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化アンモ
ニウム、塩化リチウム、塩化ニッケル、塩化マグネシウ
ム、塩化マンガン、塩化カルシウム、塩化カドミウムが
挙げられるが、そのうち好ましいものは塩化ナトリウム
、塩化カリウムである。
また、現像液中に添加されている蛍光増白剤から供給さ
れてもよい。
臭素イオンの供給物質として、臭化ナトリウム、臭化カ
リウム、臭化アンモニウム、臭化リチウム、臭化カルシ
ウム、臭化マグネシウム、臭化マンガン、臭化ニッケル
、臭化カドミウム、臭化セリウム、臭化タリウムが挙げ
られるが、そのうち好ましいものは臭化カリウム、臭化
ナトリウムである。
現像処理中に感光材料から溶出する場合、塩素イオンや
臭素イオンは共に乳剤から供給されてもよく、乳剤以外
から供給されても良い。
本発明に使用されるカラー現像液は、好ましくはpH9
〜12、より好ましくは9〜11.0であり、そのカラ
ー現像液には、その他に既知の現像液成分の化合物を含
ませることができる。
上記pHを保持するためには、各種緩衝剤を用いるのが
好ましい。緩衝剤として゛は、炭酸塩、リン酸塩、ホウ
酸塩、四ホウ酸塩、ヒドロキシ安息香酸塩、グリシル塩
、N、  N−ジメチルグリシン塩、ロイシン塩、ノル
ロイシン塩、グアニン塩、3.4−ジヒドロキシフェニ
ルアラニン塩、アラニン塩、アミノ酪酸塩、2−アミノ
−2−メチル−1,3−プロパンジオール塩、バリン塩
、プロリン塩、トリスヒドロキシアミノメタン塩、リジ
ン塩などを用いることができる。特に炭酸塩、リン酸塩
、四ホウ酸塩、ヒドロキシ安息香酸塩は、溶解性、pH
9,0以上の高pH領域での緩衝能に優れ、カラー現像
液に添加しても写真性能面への悪影響(カブリなど)が
なく、安価であるといった利点を有し、これらの緩衝剤
を用いることが特に好ましい。
これらの緩衝剤の具体例としては、炭酸ナトリウム、炭
酸カリウム、重炭酸ナトリウム、重炭酸カリウム、リン
酸三ナトリウム、リン酸三カリウム、リン酸二ナトリウ
ム、リン酸二カリウム、ホウ酸ナトリウム、ホウ酸カリ
ウム、四ホウ酸ナトリウム(ホウ砂)、四ホウ酸カリウ
ム、0−ヒドロキシ安息香酸ナトリウム(サリチル酸ナ
トリウム)、o−ヒドロキシ安息香酸カリウム、5−ス
ルホ−2−ヒドロキシ安息香酸ナトリウム(5スルホサ
リチル酸ナトリウム)、5−スルホ−2=ヒドロキシ安
息香酸カリウム(5−スルホサリチル酸カリウム)など
を挙げることができる。しかしながら本発明は、これら
の化合物に限定されるものではない。
該緩衝剤のカラー現像液への添加量は、0.1モル/1
以上であることが好ましく、特に0.1モル/1〜0.
4モル/1であることが特に好ましい。
その他、カラー現像液中にはカルシウムやマグネシウム
の沈澱防止剤として、あるいはカラー現像液の安定性向
上のために、各種キレート剤を用いることができる。
ニトリロ三酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、エチレ
ンジアミン四酢酸、N、 N、 N  )リメチレンホ
スホン酸、エチレンジアミン−N、 N、 N’N′−
テトラメチレンスルホン酸、トランスシクロヘキサンジ
アミン四酢酸、1. 2−ジアミノプロパン四酢酸、グ
リコールエーテルジアミン四酢酸、グリコールエーテル
ジアミン四酢酸、エチレンジアミンオルトヒドロキシフ
ェニル酢酸、2ホスホノブタン−1,2,4−トリカル
ボン酸、1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホ
ン酸、N、N’−ビス(2−ヒドロキシベンジル)エチ
レンジアミン−N、 N’−ジ酢酸これらのキレート剤
は必要に応じて2種以上併用しても良い。
これらのキレート剤の添加量はカラー現像液中の金属イ
オンを封鎖するのに充分な量であれば良い。例えばll
当り0−1g/10g程度である。
カラー現像液には、必要により任意の現像促進剤を添加
できる。
現像促進剤としては、特公昭37−16088号、同3
7−5987号、同38〜7826号、同41−123
80号、同45−9019号及び米国特許筒3,813
,247号等に表わされる千オニーチル系化合物、特開
昭52−49829号及び同50−15554号に表わ
されるp−フェニレンシアミン系化合物、特開昭50−
137726号、特公昭44−30074号、特開昭5
6−156826号及び同52−43429号等に表わ
される4級アンモニウム塩類、米国特許筒2.494,
903号、同3,128,182号、同4,230,7
96号、同3,253,919号、特公昭41−114
31号、米国特許筒2゜482、 546号、同2,5
96,926号及び同3,582,346号等に記載の
アミン系化合物、特公昭37−16088号、同42−
25201号、米国特許筒3,128,183号、特公
昭41−11431号、同42−23883号及び米国
特許筒3,532,501号等に表わされるポリアルキ
レンオキサイド、その他l−フェニルー3−ピラゾリド
ン類、イミダゾール類、等を必要に応じて添加すること
ができる。
本発明においては、必要に応して、任意のカブリ防止剤
を添加できる。カブリ防止剤としては、塩化ナトリウム
、臭化カリウム、沃化カリウムの如きアルカリ金属ハロ
ゲン化物及び有機カブリ防止剤が使用できる。有機カブ
リ防止剤としては、例えばベンゾトリアゾール、6−ニ
ドロペンズイミダゾール、5−ニトロイソインダゾール
、5メチルヘンシトリアゾール、5−ニトロベンゾトリ
アゾール、5−クロロ−ベンゾトリアゾール、2−チア
ソリルーベンズイミダゾール、2−チアゾリルメチル−
ベンズイミダゾール、インダゾール、ヒドロキンアサイ
ンドリンン、アデニンの如き含窒素へテロ環化合物を代
表例としてあげることができる。
本発明に適用されうるカラー現像液には、蛍光増白剤を
含有するのが好ましい。蛍光増白剤としては、4,4′
−ジアミノ−2,2′−ジスルホスチルベン系化合物か
好ましい。添加量は0〜5g/V好ましくは0.1g〜
4g/I2である。
又、必要に応してアルキルスルホン酸、アリールスルホ
ン酸、脂肪族カルボン酸、芳香族カルボン酸等の各種界
面活性剤を添加しても良い。
本発明に適用されうるカラー現像液の処理温度は20〜
50℃好ましくは30〜40℃である。
処理時間は20秒〜5分好ましくは30秒〜2分である
。補充量は少ない方が好ましいが、感光材料1耐当たり
20〜600mlが適当であり、好ましくは50〜30
0mlである。更に好ましくは60rrl〜200rr
l、最も好ましくは60d〜150mβである。
次に本発明に適用されうる脱銀工程について説明する。
脱銀工程は、一般には、漂白工程一定着工程、定着工程
−漂白定着工程、漂白工程−漂白定着工程、漂白定着工
程等いかなる工程を用いても良い。
以下に本発明に適用されうる漂白液、漂白定着液及び定
着液を説明する。
漂白液又は漂白定着液において用いられる漂白剤として
は、いかなる漂白剤も用いることができるが、特に鉄(
III)の有機錯塩(例えばエチレンジアミン四酢酸、
ジエチレントリアミン五酢酸などのアミノポリカルボン
酸類、アミノポリホスホン酸、ホスホノカルボン酸およ
び有機ホスホン酸などの錯塩)もしくはクエン酸、酒石
酸、リンゴ酸などの有機酸;過硫酸塩;過酸化水素など
が好ましい。
これらのうち、鉄(I)の有機錯塩は迅速処理と環境汚
染防止の観点から特に好ましい。鉄(In)の有機錯塩
を形成するために有用なアミノポリカルボン酸、アミノ
ポリホスホン酸、もしくは有機ホスホン酸またはそれら
の塩を列挙すると、エチレンジアミン四酢酸、ジエチレ
ントリアミン五酢酸、1,3−ジアミノプロパン四酢酸
、プロピレンシアミン四酢酸、ニトリロ三酢酸、ンクロ
ヘキサンジアミン四酢酸、メチルイミノニ酢酸、イミノ
ニ酢酸、グリコールエーテルジアミン四酢酸、などを挙
げることができる。これらの化合物はナトリウム、カリ
ウム、チリウム又はアンモニウム塩のいずれでも良い。
これらの化合物の中で、エチレンジアミン四酢酸、ジエ
チレントリアミン五酢酸、シクロヘキサンジアミン四酢
酸、l、  3ジアミノプロパン四酢酸、メチルイミノ
ニ酢酸の鉄(I[[)錯塩か漂白刃が高いことから好ま
しい。
これらの第2鉄イオン錯塩は錯塩の形で使用しても良い
し、第2鉄塩、例えば硫酸第2鉄、塩化第2鉄、硝酸第
2鉄、硫酸第2鉄アンモニウム、燐酸第2鉄などとアミ
ノポリカルボン酸、アミノポリホスホン酸、ホスホノカ
ルボン酸などのキレート剤とを用いて溶液中で第2鉄イ
オン錯塩を形成させてもよい。また、キレート剤を第2
鉄イオン錯塩を形成する以上に過剰に用いてもよい。鉄
錯体のなかでもアミノポリカルボン酸鉄錯体か好ましく
、その添加量は0.01−1.0モル/1、好ましくは
0.05〜0.50モル/1である。
漂白液、漂白定着液及び/またはこれらの前浴には、漂
白促進剤として種々の化合物を用いることができる。例
えば、米国特許第3. 893. 858号明細書、ド
イツ特許第1,290,812号明細書、特開昭53−
95630号公報、リサーチディスクロージャー第17
129号(1978年7月号)に記載のメルカプト基ま
たはンスルフイド結合を有する化合物や、特公昭45−
8506号、特開昭52−20832号、同53−32
735号、米国特許3,706,561号等に記載のチ
オ尿素系化合物、あるいは沃素、臭素イオン等のハロゲ
ン化物が漂白刃に優れる点で好ましい。
その他、本発明に適用されうる漂白液又は漂白定着液に
は、臭化物(例えば、臭化カリウム、臭化ナトリウム、
臭化アンモニウム)または塩化物(例えば、塩化カリウ
ム、塩化ナトリウム、塩化アンモニウム)または沃化物
(例えば、沃化アンモニウム)または沃化物(例えば、
沃化アンモニウム)等の再ハロゲン化剤を含むことがで
きる。
必要に応じ硼砂、メタ硼酸ナトリウム、酢酸、酢酸ナト
リウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、亜燐酸、燐酸
、燐酸ナトリウム、クエン酸、クエン酸ナトリウム、酒
石酸などのpH緩衝能を有する1種類以上の無機酸、有
機酸およびこれらのアルカリ金属またはアンモニウム塩
または、硝酸アンモニウム、グアニジンなどの腐蝕防止
剤などを添加することができる。
漂白定着液又は定着液に使用される定着剤は、公知の定
着剤、即ちチオ硫酸ナトリウム、チオ硫酸アンモニウム
などのチオ硫酸塩;チオシアン酸ナトリウム、チオシア
ン酸アンモニウムなどのチオシアン酸塩;エチレンビス
チオグリコール酸、3.6−シチアー1,8−オクタン
ジオールなどのチオエーテル化合物およびチオ尿素類な
どの水溶性のハロゲン化銀溶解剤であり、これらを1種
あるいは2種以上混合して使用することができる。
また、特開昭55−155354号に記載された定着剤
と多量の沃化カリウムの如きハロゲン化物などの組み合
わせからなる特殊な漂白定着液等も用いることができる
。本発明においては、チオ硫酸塩特にチオ硫酸アンモニ
ウム塩の使用が好ましい。1βあたりの定着剤の量は、
0. 3〜2モルが好ましく、更に好ましくは0. 5
〜1.0モルの範囲である。漂白定着液又は定着液のp
H領域は、3〜lOが好ましく、更には5〜9が特に好
ましい。
又、漂白定着液には、その他各種の蛍光増白剤や消泡剤
あるいは界面活性剤、ポリビニルピロリドン、メタノー
ル等の有機溶媒を含有させることができる。
漂白定着液や定着液は、保恒剤として亜硫酸塩(例えば
、亜硫酸ナトリウム、亜硫酸カリウム、亜硫酸アンモニ
ウム、など)、重亜硫酸塩(例えば、重亜硫酸アンモニ
ウム、重亜硫酸ナトリウム、重亜硫酸カリウム、など)
、メタ重亜硫酸塩(例えば、メタ重亜硫酸カリウム、メ
タ重亜硫酸ナトリウム、メタ重亜硫酸アンモニウム、な
ど)等の亜硫酸イオン放出化合物を含有するのが好まし
い。
これらの化合物は亜硫酸イオンに換算して約0゜02〜
0.05モル/1含有させることが好ましく、更に好ま
しくは0.04〜0.40モル/lである。
保恒剤としては、亜硫酸塩の添加が一般的であるが、そ
の他、アスコルビン酸や、カルボニル重亜硫酸付加物、
あるいは、カルボニル化合物等を添加しても良い。
更には緩衝剤、蛍光増白剤、キレート剤、消泡剤、防カ
ビ剤等を必要に応じて添加しても良い。
定着又は漂白定着等の脱銀処理後、水洗及び/又は安定
化処理をするのが一般的である。
水洗工程での水洗水量は、感光材料の特性(例えばカプ
ラー等使用素材による)や用途、水洗水温、水洗タンク
の数(段数)、向流、順流等の補充方式、その他種々の
条件によって広範囲に設定し得る。このうち、多段向流
方式における水洗タンク数と水量の関係は、ツヤ−ナル
・オブ・す・ソサエティ・オブ・モーション・ピクチャ
ー・アント・テレヴィジョン・エンジニアズ(Jour
nalof the 5ociety of Moti
on Picture  andTelevision
 Engineers)第64巻、p、248〜253
 (1955年5月号)に記載の方法で、もとめること
ができる。通常多段向流方式における段数は2〜6か好
ましく、特に2〜4が好ましい。
多段向流方式によれば、水洗水量を大巾に減少でき、例
えば感光材料1rn’当たり0゜51−11!以下が可
能であり、本発明の効果か顕著であるが、タンク内での
水の滞留時間増加により、バクテリアが繁殖し、生成し
た浮遊物か感光材料に付着する等の問題か生しる。この
様な問題の解決策として、特開昭62−288838号
に記載のカルシウム、マグネシウムを低減させる方法を
、極めて有効に用いることかできる。また、特開昭57
8542号に記載のイソチアゾロン化合物やサイアベン
ダゾール類、同61−120145号に記載の塩素化イ
ソチアヌール酸ナトリウム等の塩素系殺菌剤、特開昭6
1−267761号に記載のベンゾトリアゾール、銅イ
オンその他堀口博著「防菌防黴の化学」、(1986年
)三共出版、衛生技術全編「微生物の滅菌、殺菌、防黴
技術」(1982年)工業技術台、日本防菌防黴学会線
「防菌防黴剤事典J  (1986年)、に記載の殺菌
剤を用いることもできる。
更に、水洗水には、水切り剤として界面活性剤や、硬水
軟化剤としてEDTAに代表されるキレート剤を用いる
ことかできる。
以上の水洗工程に続くか、又は水洗工程を経ずに直接安
定液で処理することも出来る。安定液には、画像安定化
機能を有する化合物が添加され、例えばホルマリンに代
表されるアルデヒド化合物や、色素安定化に適した膜p
Hに調製するための緩衝剤や、アンモニウム化合物があ
げられる。又、液中でのバクテリアの繁殖防止や処理後
の感光材料に防黴性を付与するため、前記した各種殺菌
剤や防黴剤を用いることができる。
更に、界面活性剤、蛍光増白剤、硬膜剤を加えることも
できる。本発明の感光材料の処理において、安定化か水
洗工程を経ることなく直接行われる場合、特開昭57−
8543号、同58−14834号、同60−2203
45号等に記載の公知の方法を、すべて用いることがで
きる。
その他、1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホ
ン酸、エチレンジアミン四メチレンホスホン酸等のキレ
ート剤、マグネシウムやビスマス化合物を用いることも
好ましい態様である。
脱銀処理後用いられる水洗液または安定化液としていわ
ゆるリンス液も同様に用いられる。
水洗工程又は安定化工程の好ましいpHは4〜10であ
り、更に好ましくは5〜8である。温度は感光材料の用
途・特性等で種々設定し得るが、一般には15〜45℃
好ましくは20〜40℃である。時間は任意に設定でき
るが短かい方が処理時間の低減の見地から望ましい。好
ましくは15秒〜1分45秒更に好ましくは30秒〜1
分30秒である。補充量は、少ない方がランニングコス
ト、排出量減、取扱い性等の観点て好ましい。
具体的な好ましい補充量は、感光材料、単位面積あたり
前浴からの持込み量の0,5〜50倍、好ましくは3倍
〜40倍である。または感光材料1ボ当り11以下、好
ましくは500m1以下である。また補充は連続的に行
なっても間欠的に行ってもよい。
水洗及び/又は安定化工程に用いた液は、更に、前工程
に用いることもできる。この例として多段向流方式によ
って削減して水洗水のオーバーフローを、その前浴の漂
白定着浴に流入させ、漂白定着浴には濃縮液を補充して
、廃液量を減らすことがあげられる。
本発明において好ましく使用されるシアンカプラー、マ
ゼンタカプラーおよびイエローカプラーは、下記一般式
(C−1)、(C−11)、(MI)、(M−II)お
よび(Y)で示されるものである。
一般式(C−I) H Yll 一般式(M−I) ig 一般式(M−n) \  ・/ c−Zb 一般式(Y) 一般式(C−1)および(C−■)において、R51、
RI2およびR54は置換もしくは無置換の脂肪族、芳
香族または複素環基を表し、Ri3、R5iおよびRs
aは水素原子、ハロゲン原子、脂肪族基、芳香族基また
はアシルアミノ基を表し、R51はRf2と共に含窒素
の5員環もしくは6員環を形成する非金属原子群を表し
てもよい。Yll、Y1□は水素原子または現像主薬の
酸化体とのカップリング反応時に離脱しつる基を表す。
nは0又はlを表す。
一般式(c−n)におけるRiSとしては脂肪族基であ
ることが好ましく、例えば、メチル基、エチル基、プロ
ピル基、ブチル基、ペンタデシル基、tert−ブチル
基、シクロヘキシル基、シクロヘキシルメチル基、フェ
ニルチオメチル基、ドデシルオキシフェニルチオメチル
基、ブタンアミドメチル基、メトキシメチル基などを挙
げることができる。
前記一般式(C−1)または(C−II)で表わされる
シアンカプラーの好ましい例は次の通りである。
一般式(C−1)において好ましいR1はアリール基、
複素環基であり、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキ
シ基、アリールオキシ基、アシルアミノ基、アシル基、
カルバモイル基、スルホンアミド基、スルファモイル基
、スルホニル基、スルファミド基、オキシカルボニル基
、シアノ基で置換されたアリール基であることがさらに
好ましい。
一般式(C−I)においてR53とR52で環を形成し
ない場合、R2は好ましくは置換もしくは無置換のアル
キル基、アリール基であり、特に好ましくは置換アリー
ルオキシ置換のアルキル基であり、R41は好ましくは
水素原子である。
一般式(C−II)において好ましいR54は置換もし
くは無置換のアルキル基、アリール基であり、特に好ま
しくは置換アリールオキシ置換のアルキル基である。
一般式(C−II)において好ましいRiSは炭素数2
〜15のアルキル基および炭素数1以上の置換基を有す
るメチル基であり、置換基としてはアリールチオ基、ア
ルキルチオ基、アンルアミノ基、アリーロキノ基、アル
キルチオ基か好ましい。
一般式(C−II)においてRtiは炭素数2〜15の
アルキル基であることかさらに好ましく、炭素数2〜4
のアルキル基であることか特に好ましい。
一般式(C−11)において好ましいRiaは炭素原子
、ハロゲン原子であり、塩素原子およびフッ素原子か特
に好ましい。一般式(C−1)および(C−11)にお
いて好ましいYllおよびY]、はそれぞれ、水素原子
、ハロゲン原子、アルコキン基、アリールオキシ基、ア
ルコキシ基、スルホンアミド基である。
一般式(M−1)において、R8,およびR1,はアリ
ール基を表し、Ri Iは水素原子、脂肪族もしくは芳
香族のアシル基、脂肪族もしくは芳香族のスルホニル基
を表し、Y l )は水素原子または離脱基を表す。R
37およびRo、のアリール基(好ましくはフェニル基
)に許容される置換基は、置換基R4lに対して許容さ
れる置換基と同じであり、2つ以上の置換基があるとき
は同一でも異なっていてもよい。Riiは好ましくは水
素原子、脂肪族のアシル基またはスルホニル基であり、
特に好ましくは水素原子である。好ましいY、はイオウ
、酸素もしくは窒素原子のいずれかで離脱する型のもの
であり、例えば米国特許第4,351,897号や国際
公開WO38104795号に記載されているようなイ
オン原子離脱型は特に好ましい。
一般式(M−n)において、R6oは水素原子または置
換基を表す。Y + +は水素原子または離脱基を表し
、特にハロゲン原子やアリールチオ基が好ましい。Za
、ZbおよびZcはメチン、置換メチン、−N−又は−
NH−を表し、Za−Zb結合とZb−Zc結合のうち
一方は二重結合であり、他方は単結合である。Zb−Z
c結合か炭素−炭素二重結合の場合は、それか芳香環の
一部である場合を含む。RB oまたはY l lて2
量体以上の多量体を形成する場合、またZa、Zbある
いはZcか置換メチンであるときはその置換メチンで2
量体以上の多量体を形成する場合を含む。
一般式(M−I[)で表わされるピラゾロアゾール系カ
プラーの中でも発色色素のイエロー副吸収の少なさおよ
び光堅牢性の点で米国特許第4,500.630号に記
載のイミダゾ[1,2−b]ピラゾール類は好ましく、
米国特許第4,540゜654号に記載のピラゾロ[1
,5−bl  [1゜2.4)  トリアゾールは特に
好ましい。
その他、特開昭61−65245号に記載されたような
分岐アルキル基がピラゾロトリアゾール環の2.3又は
6位に直結してピラゾロトリアゾールカプラー、特開昭
61−65246号に記載されたような分子内にスルホ
ンアミド基を含んだピラゾロアゾールカプラー、特開昭
61−147254号に記載されたようなアルコキシフ
ェニルスルホンアミドバラスト基をもつピラゾロアゾー
ルカプラーや欧州特許(公開)第226,849号や同
第294,785号に記載されたような6位にアルコキ
シ基やアリーロキシ基をもつピラゾロトリアゾールカプ
ラーの使用か好ましい。
一般式(Y)において、Rtiはハロゲン原子、アルコ
キン基、トリフルオロメチル基またはアリル基を表し、
R6□は水素原子、ハロゲン原子またはアルコキシ基を
表す。Aは−NHCOR,l、N HS O2R63、
−3O2NHR,!、−COOR63、−3o2N−R
6,を表す。但し、R2HとRa +はそReす れぞれアルキル基、アリール基またはアシル基を表す。
Y15は離脱基を表す。R62とRh s、Rh +の
置換基としては、R1に対して許容された置換基と同じ
であり、離脱基Y5は好ましくは酸素原子もしくは窒素
原子のいずれかで離脱する型のものであり、窒素原子離
脱型が特に好ましい。
一般式(C−I)、(C−n)、(M−I)、(M−n
)および(Y)で表わされるカプラーの具体例を以下に
列挙する。
(C 1) I (C 7) OCH2CH,CH,C0OH l I 1 (C−14) CI (C 15) 1 (C 16) す (C−20) 1 (C 21) OCR。
(C−17) (C−18) (C 19) y−5) C1 (Y−1) (Y−2) (Y−3) (Y−4) 叶C−CH。
\ CH。
(Y 3) 上記一般式(C−I)〜(Y)で表されるカプラーは、
感光層を構成するハロゲン化銀乳剤層中に、通常ハロゲ
ン化銀1モル当たり0.1〜1゜0モル、好ましくは0
. 1〜0.5モル含有される。
本発明において、前記カプラーを感光層に添加するため
には、公知の種々の技術を適用することができる。通常
、オイルプロテクト法として公知の水中油滴分散法によ
り添加することができ、溶媒に溶解した後、界面活性剤
を含むゼラチン水溶液に乳化分散させる。あるいは界面
活性剤を含むカプラー溶液中に水あるいはゼラチン水溶
液を加え、転相を伴って水中油滴分散物としてもよい。
またアルカリ可溶性のカプラーは、いわゆるフィッシャ
ー分散法によっても分散できる。カプラー分散物から、
蒸留、ヌードル水洗あるいは限外濾過などの方法により
、低沸点有機溶媒を除去した後、写真乳剤と混合しても
よい。
このようなカプラーの分散媒としては誘電率(25°C
) 2〜20、屈折率(25°C)1.5〜1、 7の
高沸点有機溶媒および/または水不溶性高分子化合物を
使用するのが好ましい。
高沸点有機溶媒として、好ましくは次の一般式(A)〜
(E)で表される高沸点有機溶媒が用いられる。
一般式(A)      W w2−o−p=。
W。
一般式(D) 2 \ / 一般式(E) W、−0−W2 (式中、W、 、W2及びW3はそれぞれ置換もしくは
無置換のアルキル基、シクロアルキル基、アルケニル基
、アリール基又はヘテロ環基を表わし、W4はW、 、
OW、またはS−W、を表わし、nは、1ないし5の整
数であり、nが2以上の時はW4は互いに同じでも異な
っていてもよく、般式(E)において、WlとW2が縮
合環を形成してもよい)。
本発明に用いうる高沸点有機溶媒は、一般式(A)ない
しくE)以外でも融点が100℃以下、沸点が140℃
以上の水と非混和性の化合物で、カプラーの良溶媒であ
れば使用できる。高沸点有機溶媒の融点は好ましくは8
0℃以下である。高沸点有機溶媒の沸点は、好ましくは
160℃以上であり、より好ましくは170℃以上であ
る。
これらの高沸点有機溶媒の詳細については、特開昭62
−215272号公開明細書の第137頁右下欄〜14
4頁右上欄に記載されている。
また、これらのカプラーは前記の高沸点有機溶媒の存在
下でまたは不存在下でローダプルラテックスポリマー(
例えば米国特許第4. 203. 716号)に含浸さ
せてζまたは水不溶性且つ有機溶媒可溶性のポリマーに
溶かして親水性コロイド水溶液に乳化分散させる事がで
きる。
好ましくは国際公開WO38100723号明細書の第
12頁〜30頁に記載の単独重合体または共重合体が用
いられ、特にアクリルアミド系ポリマーの使用が色像安
定化等の上で好ましい。
本発明を用いて作られる感光材料は、色カブリ防止剤と
して、ハイドロキノン誘導体、アミノフェノール誘導体
、没食子酸誘導体、アスコルビン酸誘導体などを含有し
てもよい。
本発明の感光材料には、種々の褪色防止剤を用いること
ができる。即ち、シアン、マゼンタ及び/又はイエロー
画像用の有機褪色防止剤としてはハイドロキノン類、6
−ヒドロキシクロマン類、5−ヒドロキシクマラン類、
スピロクロマン類、p−アルコキシフェノール類、ビス
フェノール類を中心としたヒンダードフェノール類、没
食子酸誘導体、メチレンジオキシベンセン類、アミノフ
ェノール類、ヒンダードアミン類およびこれら各化合物
のフェノール性水酸基をシリル化、アルキル化したエー
テルもしくはエステル誘導体が代表例として挙げられる
。また、(ビスサリチルアルドキシマド)ニッケル錯体
および(ビス−N、 Nジアルキルジチオカルバマド)
ニッケル錯体に代表される金属錯体なども使用できる。
有機褪色防止剤の具体例は以下の特許の明細書に記載さ
れている。
ハイドロキノン類は米国特許第2,360,290号、
同第2.418,613号、同第2,700.453号
、同第2.701,197号、同第2,728,659
号、同第2. 732. 300号、同第2,735,
765号、同第3,982.944号、同第4,430
,425号、英国特許第1,363,921号、米国特
許第2,710.801号、同第2,816,028号
などに、6−ヒドロキシクロマン類、5−ヒドロキシク
マラン類、スピロクロマン類は米国特許第3゜432.
300号、同第3.573,050号、同第3,574
,627号、同第3. 698. 909号、同第3,
764,337号、特開昭52152225号などに、
スピロインダン類は米国特許第4.360,589号に
、p−アルコキンフェノール類は米国特許第2,735
,765号、英国特許第2,066.975号、特開昭
59−10539号、特公昭57−19765号などに
、ヒンダードフェノール類は米国特許第3゜700.4
55号、特開昭51−72224号、米国特許第4,2
28,235号、特公昭526623号なとに、没食子
酸誘導体、メチレンジオキシヘンゼン類、アミンフェノ
ール類はそれぞれ米国特許第3,457,079号、同
第4,332.886号、特公昭56−21144号な
どに、ヒンダードアミン類は米国特許第3,336゜1
35号、同第4,268,593号、英国特許第1,3
26,889号、同第1. 354. 313号、同第
1,410,846号、特公昭511420号、特開昭
58−114036号、同第59−53846号、同5
1−78344号などに、金属錯体は米国特許第4,0
50,938号、同第4,241,155号、英国特許
第2,027.731(A)号などにそれぞれ記載され
ている。これらの化合物は、それぞれ対応するカラーカ
プラーに対し通常5ないし100重量%をカプラーと共
乳化して感光層に添加することにより、目的を達成する
ことができる。シアン色素像の熱および特に光による劣
化を防止するためには、シアン発色層およびそれに隣接
する両側の層に紫外線吸収剤を導入することがより効果
的である。
紫外線吸収剤としては、アリール基で置換されたベンゾ
トリアゾール化合物(例えば米国特許第3.533,7
94号に記載のもの)、4−チアゾリドン化合物(例え
ば米国特許第3,314゜794号、同第3,352,
681号に記載のもの)、ヘンシフエノン化合物(例え
ば特開昭462784号に記載のもの)、ケイヒ酸エス
テル化合物(例えば米国特許第3,705,805号、
同第3,707,375号に記載のもの)、ブタジェン
化合物(例えば米国特許第4. 045. 229号に
記載のもの)、あるいは、ベンゾオキジドール化合物(
例えば米国特許第3. 700. 455号に記載のも
の)を用いることができる。紫外線吸収性のカプラー(
例えばα−ナフトール系のシアン色素形成カプラー)や
、紫外線吸収性のポリマーなどを用いてもよい。これら
の紫外線吸収剤は特定の層に媒染されていてもよい。
なかでも前記のアリール基で置換されたベンゾトリアゾ
ール化合物が好ましい。
また前述のカプラーと共に、特に下記のような化合物を
使用することが好ましい。特にピラゾロアゾールカプラ
ーとの併用が好ましい。
即ち、発色現像処理後に残存する芳香族アミン系現像主
薬と化学結合して、化学的に不活性でかつ実質的に無色
の化合物を生成する化合物(F)および/または発色現
像処理後に残存する芳香族アミン系発色現像主薬の酸化
体と化学結合して、化学的に不活性でかつ実質的に無色
の化合物を生成する化合物(G)を同時または単独に用
いることが、例えば処理後の保存における膜中残存発色
現像主薬ないしその酸化体とカプラーの反応による発色
色素生成によるスティン発生その他の副作用を防止する
上で好ましい。
化合物(F)として好ましいものは、p−アニシジンと
の二次反応速度定数に、(80°Cのトリオクチルホス
フェート中)が1.On/mol・s e c 〜1 
x 10−J/mo l ・s e cの範囲で反応す
る化合物である。なお、二次反応速度定数は特開昭6i
158545号に記載の方法で測定することができる。
k2がこの範囲より大きい場合、化合物自体が不安定と
なり、ゼラチンや水と反応して分解してしまうことがあ
る。一方、k2がこの範囲より小さければ残存する芳香
族アミン系現像主薬と反応が遅く、結果として残存する
芳香族アミン系現像主薬の副作用を防止することかでき
ないことがある。
このような化合物(F)のより好ましいものは下記一般
式(FI)または(F II)で表すことができる。
一般式(Fl) R,−(A)  。−X 一般式(FIG) R,−C=Y 式中、R,、R2はそれぞれ脂肪族基、芳香族基、また
はへテロ環基を表す。nは1または0を表す。Aは芳香
族アミン系現像薬と反応し、化学結合を形成する基を表
わし、Xは芳香族アミン系現像薬と反応して離脱する基
を表わす。Bは水素原子、脂肪族基、芳香族基、ヘテロ
環基、アシル基、またはスルホニル基を表し、Yは芳香
族アミン系現像主薬が一般式(F n)の化合物に対し
て付加するのを促進する基を表す。ここでR1とX、Y
とR2またはBとが互いに結合して環状構造となっても
よい。
残存芳香族アミン系現像主薬と化学結合する方式のうち
、代表的なものは置換反応と付加反応である。
一般式(FI)、(FII)で表される化合物の具体例
については、特開昭63−158545号、同第62−
283338号、特願昭62−158342号、欧州特
許公開277589号や同298321号などの明細書
に記載されているものが好ましい。
一方、発色現像処理後に残存する芳香族アミン系現像主
薬の酸化体と化学結合して、化学的に不活性でかつ無色
の化合物を生成する化合物(G)のより好ましいものは
下記一般式(Gl)で表わすことができる。
一般式(GI) −Z 式中、Rは脂肪族基、芳香族基またはへテロ環基を表わ
す。Zは求核性の基または感光材料中で分解して求核性
の基を放出する基を表わす。一般式(Gl)で表わされ
る化合物はZがPearsonの求核性’CH,I値(
R,G、 Pearson 、 et al、。
J、 Am、 Chem、Soc、、90. 319 
(1968) )が5以上の基か、もしくはそれから誘
導される基が好ましい。
一般式(GI)で表わされる化合物の具体例については
欧州公開特許第255722号、特開昭62−1430
48号、同62−229145号、特願昭63−136
724号、同62−214681号、同62−1583
42号や欧州特許公開277589号や同298321
号などに記載されているものが好ましい。
また前記の化合物(G)と化合物(F)との組合せの詳
細については欧州特許公開277589号に記載されて
いる。
本発明に用いて作られた感光材料には、親水性コロイド
層に紫外線吸収剤を含んでもよい。例えば、アリール基
で置換されたベンゾトリアゾール化合物(例えば米国特
許第3,533,794号に記載のもの)、4−チアゾ
リドン化合物(例えば米国特許第3,314.794号
、同3,352.681号に記載のもの)、ベンゾフェ
ノン化合物(例えば特開昭46−2784号に記載のも
の)、ケイヒ酸エステル化合物(例えば米国特許第3.
705,805号、同3,707,375号に記載のも
の)、ブタジェン化合物(例えば米国特許第4.045
,229号に記載のもの)、あるいはベンゾオキジドー
ル化合物(例えば米国特許第3,700,455号に記
載のもの)を用いることができる。紫外線吸収性のカプ
ラー(例えばα−ナフトール系のシアン色素形成カプラ
ー)や、紫外線吸収性のポリマーなどを用いてもよい。
これらの紫外線吸収剤は特定の層に媒染されていてもよ
い。
本発明の感光材料にはイラジェーション防止、ハレーシ
ョン防止、とくに各感光層の分光感度分布の分離並びに
可視波長域のセーフライトに対する安全性確保のために
、コロイド銀や染料が用いられる。このような染料には
オキソノール染料、ヘミオキソノール染料、スチリル染
料、メロシアニン染料、シアニン染料及びアゾ染料が包
含される。なかでもオキソノール染料、ヘミオキソノー
ル染料及びメロシアニン染料が有用である。
とくに赤末ないし赤外用染料に例えば特開昭62−32
50号、同62−181381号、同62−12345
4号、同63−197947号などに記載された脱色可
能の染料、またバック層用や特開昭62−39682号
、同62−123192号、同61−158779号や
同62−174741号なとに記載の染料または同染料
を処理中に流出可能の水溶性基を導入して用いることが
できる。本発明に使用する赤外用染料は可視波長域に実
質的に光吸収をもたない無色のものであってもよい。
本発明に使用する赤外用染料は、赤米ないし赤外波長域
を分光増感されたハロゲン化銀乳剤に混合すると、減感
、カブリの発生、あるときは染料自体がハロゲン化銀粒
子に吸着し弱いブロードな分光増感をするなどの問題か
ある。好ましくは感光層以外のコロイド層にのみ、実質
的に含有させることが好ましい。このためには、染料を
所定の着色層に耐拡散の状態において含有させるがよい
第1には染料をバラスト基を入れて耐拡散性にすること
である。しかし残色や処理スティンを発生しやすい。第
2には本発明のアニオン性染料を、カチオン・サイトを
提供するポリマーまたはポリマーラテックスを併せ用い
て媒染することである。
第3にはpH7以下の水に不溶であり、処理過程で脱色
溶出する染料を微粒子分散して用いることである。それ
には低沸点有機溶媒に溶解または界面活性剤に可溶化し
これをゼラチンなどの親水性コロイド水溶液中に分散し
て用いる。好ましくは当該染料の固体を、界面活性剤水
溶液と混練してミルで機械的に微粒子としそれをセラチ
ンなどの親水性コロイド水溶液中に分散して用いるがよ
い。
本発明の感光材料の乳剤層に用いることのできる結合剤
または保護コロイドとしては、セラチンを用いるのが有
利であるが、それ以外の親水性コロイド単独あるいはセ
ラチンと共に用いることができる。
本発明においてセラチンは石灰処理されたものでも、酸
を使用して処理されたものでもどちらでもよい。ゼラチ
ンの製法の詳細はアーサー・ヴアイス著、「す・マクロ
モレキュラー・ケミストリ・オブ・セラチン」 (アカ
デミツク・プレス、1964年発行)に記載がある。
本発明における感光材料は、支持体の上にイエロー・カ
プラーを含有する感光層(YL) 、マゼンタ・カプラ
ーを含有する感光層(ML) 、シアンカプラーを含有
する感光層(CL)、保護層(PL)、中間層(IL)
、必要により現像処理の間に脱色可能の着色層とくにハ
レーション防止層(AH)を設けてもよい。YL、ML
およびOLは、夫々主波長が異なる少なくとも3種の光
束に適合した分光感度を有する。YL、MLおよびCL
の主感度波長は、夫々3Qnm以上、好ましくは50n
mないし1100n離れてあり、一つの感光層の主感度
波長において、その他の感光層と少なくとも0゜8Lo
g、E (光量)、好ましくは1,0以上の感度差があ
る。各感光層の少なくとも1層は、670nmより長波
領域に感度をもち、さらに好ましくはさらに少くとも1
層が750nmより長波領域に感度をもつことが好まし
い。
例えば、次表のように、任意の感光層の構成をとること
である。表中、Rは赤増感されていること、またIR−
1とIR−2はそれぞれ異なった本発明において670
nmより長波領域に分光感度をもつ感光層は、レーザー
光束により像露光することができる。従ってその分光感
度分布は主感度波長±25nm、好ましくは主感度波長
±15nmの波長域にあるがよい。他方670nmより
長波とくに赤外波長領域における本発明の分光感度は比
較的ブロードになりやすい。従って感光層の分光感度分
布を、染料を用いて、好ましくは特定の層に染料を固定
し含有させて修正するがよい。
この為には染料をコロイド層中に耐拡散性状態で含有さ
せ、かつ現像処理の過程で脱色できるよう用いる。第1
にはpH7の水に実質的に不溶であり、pH7以上の水
に不溶となる染料の固体の微粒子分散物を用いることで
ある。第2には酸性染料を、カチオン・サイトを提供す
るポリマーまたはポリマーラテックスとともに用いるこ
とである。
第1および第2の方法に、特開昭63−197947号
明細書、一般式(Vl)および(■)によって表わされ
る染料が有用である。とくに第1の方法には、カルボキ
シル基をもつ染料が有用である。
本発明に用いる支持体としては通常、写真感光材料に用
いられているセルロースナイトレースフィルムやポリエ
チレンテレフタレートなどの透明フィルムや反射型支持
体が使用できる。本発明の目的にとっては、反射型支持
体の使用かより好ましい。
本発明に使用する「反射支持体」とは、反射性を高めて
ハロゲン化銀乳剤層に形成された色素画像を鮮明にする
ものをいい、このような反射支持体には、支持体上に可
視光波長域の反射率を高めるために酸化チタン、酸化亜
鉛、炭酸カルシウム、硫酸カルシウム等の光反射物質を
分散含有する疎水性樹脂を被覆したものや光反射性物質
を分散含有する疎水性樹脂を支持体として用いたものが
含まれる。例えば、バライタ紙、ポリエチレン被覆紙、
ポリプロピレン系合成紙、反射層を併設した、或は反射
性物質を併用する透明支持体、例えばガラス板、ポリエ
チレンテレフタレート、三酢酸セルロースあるいは硝酸
セルロースなどのポリエステルフィルム、ポリアミドフ
ィルム、ポリカーボネートフィルム、ポリスチレンフィ
ルム、塩化ヒニル樹脂等があり、これらの支持体は使用
目的によって適宜選択できる。
光反射性物質としては、界面活性剤の存在下に白色顔料
を充分に混練するのがよく、また顔料粒子の表面を2〜
4価のアルコールで処理したものを用いるのが好ましい
白色顔料微粒子の規定された単位面積当りの占有面積比
率(%)は、最も代表的には観察された面積を、相接す
る6μmX6μmの単位面積に区分し、その単位面積に
投影される微粒子の占有面積比率(%)(R,)を測定
して求めることが出来る。占有面積比率(%)の変動係
数は、R1の平均値(π)に対するR1の標準偏差Sの
比s/Rによって求めることが出来る。対象とする単位
面積の個数(n)は6以上が好しい。従って変動係数s
 / Rは によって求めることが出来る。
本発明において、顔料の微粒子の占有面積比率(%)の
変動係数は0.15以下とくに0.12以下が好ましい
光反射性物質に金属薄膜、例えばアルミニウムまたは光
の合金など、特開昭63−118154号、同63−2
4247号、同63−24251号ないし第63−24
253号、同63−24255号などに記載の鏡面反射
性もしくは第2種拡散反射性表面をもつ金属を用いるこ
ともできる。
本発明に用いる支持体は、画像形成後、ハード・コピー
として用いるので、軽量で、薄くかつ腰のつよいものが
よい。また安価であるものがよい。
反射支持体としては、10ないし250μm1好ましく
は30ないし180μmの厚みのポリエチレン被覆紙や
、合成紙などがよい。
本発明の写真感光材料は、例えば撮影用カラーネガフィ
ルム(一般用、映画用等)、カラー反転フィルム(スラ
イド用、映画用等)、カラー印画紙、カラーポジフィル
ム(映画用等)、カラー直接ポジフィルム、カラー反転
印画紙、熱現像用カラー感光材料、製版用カラー写真感
光材料(リスフィルム、スキャナーフィルム等)、カラ
ーXレイ写真感光材料(直接・間接医療用、工業用等)
、カラー拡散転写感光材料(D T R)などに適用で
きる。
a)(29−B)の合成 (29−A)42.4g、p4ルエンスルホン酸クロリ
ド34.4g、ジオキサン200ml2を水冷、攪拌下
、トリエチルアミン31.4ml1を滴下す。さらに反
応溶液を室温下2時間攪拌した後に、反応溶液を氷水に
注ぎ攪拌する。析出した結晶を吸引ろ過した後乾燥する
収量42.7g(収率69%) b)(29−C)、(29)の合成 2−メチルベンゾチアゾール1.25g、(29−B)
3.73gを外温150〜160℃で4時間加熱攪拌す
ると(29−C)が得られる。単離することなく(29
−D)3g、ピリジン20m1、トリエチルアミン2.
3mffを加え、外温90℃で20分間加熱攪拌する。
酢酸エチル100rrlを加え1夜放置する。析出した
結晶を吸弓ろ過でとり出し、メタノールによる再結晶を
2回行なう。
収量1.1g(収率17%) ax 実施例−2 (32)の合成 (29−A)のかわりに(32−A)を使用することの
他は(29)の合成と同様な方法で合成することができ
る。
(32〜A) C1(CHz)sOHm p、  163〜166°C
実施例−3 (33)の合成 (2!9−A)のかわりに(33−A)を使用すること
の他は(29)の合成と同様な方法で合成できる。
mp、  253〜255°C (29 A) 01cH2)+OH mp。
■ 25〜130°C(dec) 実施例−4 (31)の合成 (29−A)のかわりに、(31−A)を使用すること
の他は(29)の合成と同様な方法で合成できる。
(31−A) aX 実施例−5 (30)の合成 (29−C)  25 g (50,9mM)、 (3
0−a)21g (153mM) 、を外温140℃で
24時間加熱攪拌する。反応溶液にNaI23g(15
3mM)を加え、さらにH,O、クロロホルムを加え抽
出する。クロロホルム層をNa、SO,で乾燥後、溶媒
を減圧留去して、シリカゲルクロマトグラフィー(溶離
液メタノール/クロロホルム=1/4)で精製する。
収量 10.72g 収率   37% (30−b)10.7g  (18,9mM)、(30
−c)9.3g (47mM)無水酢酸40m1を3時
間加熱還流する。反応溶液にヘキサンを加え、析出した
結晶を吸引ろ過でろ別する。
収量 7.25g 収率   51% (c) (30−d)  + (29−c)      (30
)(30−d)2.5g  (4,4mM)、 (29
c)1.73g (3,5mM)ピリジン151nl。
トリエチルアミン2mfを外温90℃で20分間加熱攪
拌する。反応溶液に酢酸エチルを加え、析出した結晶を
吸引ろ過でろ別した後、シリカゲルクロマトクラフィー
(溶離液メタノール/クロロホルム−1/4)で精製す
る。
収量 0.31g 収率    8% mp、  209−211’c 実施例−6 (41)の合成 CIH! (41−a) (30−d)2.5g  (4,4mM)、 (41−
a)1.54g (4,4mM)ピリジン15d1トリ
エチルアミン2mj+を外温90℃で20分間加熱攪拌
する。反応溶液に酢酸エチルを加え、生成したハルツ状
物質をシリカゲルクロマトグラフィー(溶離液メタノー
ル/クロロホルム=1/4)で精製した。
収量 100mg 収率   3% mp、166〜168°C(dec) ax ax 実施例−7 (37)の合成 Cj2 (37−a) (29−c)3g (6,2mM)、(37−a)Ig
 (3,1mM)NaI 1.85g、メタノール50
mA、)リエチルアミン1.9mf(13゜6mM)を
室温下、3時間攪拌する。析出した結晶を吸引ろ過でろ
別後、充分水洗する。得られた結晶を、メタノール/ク
ロロホルムに加熱して完溶させ、自然ろ過後、ろ液をあ
る程度まで減圧留去する。析出した結晶を吸引ろ過でろ
別する。同様な精製操作をもう一度行なう。
収量 0.5g 収率  19% mp、  248〜250°C 実施例8 特開昭60−131,533の実施例−1に開示された
方法に準じて調製した金・硫黄増感が施された平板状沃
臭化銀乳剤(平均直径0.82μm1平均の直径/厚み
11.2、p A g 8.2 p H6゜5)に40
℃にて第1表に示した化合物を添加し、次いでゼラチン
硬化剤として2,4−ジクロロ−6−ヒドロキシ−1,
3,5−トリアジンのナトリウム塩を添加し、セルロー
ストリアセテート支持体上に塗布した。この時、この乳
剤層の上層に界面活性剤と前述のゼラチン硬化剤とを含
有させたゼラチンを主成分とする保護層を同時塗布した
このようにして作成した試料を各々3分割し、−組は一
30℃下に、もう−組は自然条件下に各々−年間保存後
に、残り一組は一30℃下に保存後露光3日前から80
%RH150℃下に保存した後、これら3組の試料を富
士写真フィルム株式会社製FWH感光計(紫外線吸収フ
ィルター装置、タングステン光源、色温度2854°K
)で520nmより長波長の光を透過するシャープカッ
トax フィルターを通しセンシトメトリー用の露光を行ない、
後述する現像液にて現像し、漂白、水洗後乾燥した。
処理した試料は、富士写真フィルム株式会社製の濃度計
を用いて被り濃度と感度を求めた。感度は被り濃度に0
.2を加えた濃度を与える要した光量の逆数をもって表
わし、第1表には一30°C下に保存した各々の試料を
100とした場合の対応する試料の感度の相対値を示し
た。また被りも=30℃下に保存した各々の試料の被り
を基準とした被り濃度の増減濃度を第1表に示した。
現像液の組成 第1表に示した如く、本発明は、経時下での感度の増減
感が少ない。特にE 61が0. 60V、、SCEよ
り卑であるポリメチン色素A−3、A−4、(29)及
び(31)はE o mが0゜60V、、SCEより責
であるポリメチン色素A−1,A−2及び(11)より
この減感が大きい傾向を示す。A−3、A−4では著し
い。しかしながら、本発明のポリメチン色素は、A−3
、A−4に比べてその減感が小さくなっており、極めて
有用な技術である。
−1 CHt C00H C,H。
E、、=0゜ 61 −2 E、、=0゜ 63 C2Ht Eo、 68 0゜ 0゜ C10゜ 74 75 C+Hi 実施例9 特開平1−223,441、実施例−1に開示された方
法に準じ立方体臭化銀乳剤を調製した。
得られた臭化銀乳剤の臭化銀粒子は平均辺長は0゜74
μmの単分散粒子であった(変動係数10゜6%)。こ
の乳剤を40℃でI)H6,3、pAg8.4に調整し
、55℃にて塩化金酸とチオ硫酸ナトリウムを加え熟成
し、最適となるよう金・硫黄増感を施した。
次いで40℃にて第2表に示した化合物を加え、更に乳
剤に乳剤1kg当り2−ヒドロキシ−4,6ジクロロー
1. 3. 5−1−リアジンのナトリウム塩を0.1
g、  ドデシルベンセンスルホン酸のナトリウム塩を
0.1g添加した後、ポリエチレンテレフタレートフィ
ルムベース上に実施例−8と同様に保護層をもうけ、塗
布した。
作成した塗布試料は3分割し、1組は一30°C下に、
もう1組は80%RH1508C下に3日間、残り1組
は酸素分圧10気圧下に室温にて3日間各々保存した後
、実施例8とまったく同様にして、センシトメトリー用
露光を行ない、現像処理し、感度を求めた。感度は被り
濃度に0. 2加えた濃度を与えるに要した光量の逆数
をもって表わした。
第2表にそれらの結果を示したが、第2表には30℃下
に保存した各々の試料感度を各々100とした場合の各
々対応する他の試料の感度の相対値を示した。
く く く 第2表の結果からも、本発明はかかる保存条件下に置か
れても感度の低下が少ないことが理解できよう。更に試
料番号2−3.2−7のように一般式Vで表わされる化
合物である化合物V−6またはV−3を組合せて用いる
と、80%RH,50℃の高温高湿下に置かれた場合の
感度低下がより少なくなる。一方、一般式■で表わされ
る化合物の一つ■−1を組合せて用いた試料番号2−1
1は、それを添加しなかった2−1Oに比べ80%RH
,50℃の高温高湿下及び酸素分圧10気圧下に置かれ
ても、いずれも更に感度の低下が抑えられている。これ
ら化合物の効果は本発明外のポリメチン色素に対しても
同様に発現されるが、本発明のポリメチン色素と組合せ
れば、これらの保存条件下でも、著しく感度の低下が抑
制されたものとすることができる。
実施例1O (乳剤の調製) 石灰処理ゼラチンの3%水溶液に塩化ナトリウム3.3
gを加え、N、 N’ −ジメチルイミダゾリジン−2
−チオン(1%水溶液)を3. 2mj7添加した。こ
の水溶液に硝酸銀を0.2モル含む水溶液と、塩化ナト
リウム0.2モルおよび三塩化ロジウム15μgを含む
水溶液とを激しく攪拌しながら56℃で添加混合した。
続いて、硝酸銀を0.780モル含む水溶液と、塩化ナ
トリウム0、780モル及びフェロシアン化カリウム4
.2■を含む水溶液とを激しく攪拌しながら56℃で添
加、混合した。硝酸銀水溶液とハロゲン化アルカリ水溶
液の添加が終了した5分後にさらに硝酸銀を0.020
モル含む水溶液と、臭化カリウム0、015モル、塩化
ナトリウム0.005モルおよびヘキサクロロイリジウ
ム(rV)酸カリウム0゜8mgを含む水溶液とを激し
く攪拌しながら40°Cで添加、混合した。その後、脱
塩および水洗を施した。さらに、石灰処理ゼラチン90
.0gを加え、トリエチルチオ尿素を加え、最適に化学
増感を行なった。
得られた塩臭化銀(A)について、電子顕微鏡写真から
粒子の形状、粒子サイズおよび粒子サイズ分布を求めた
。これらのハロゲン化銀粒子はいずれも立方体であり、
粒子サイズは0.52μm変動係数は0.08であった
。粒子サイズは粒子の投影面積と等価な円の直径の平均
値を以て表し、粒子サイズ分布は粒子サイズの標準偏差
を平均粒子サイズで割った値を用いた。
次いで、ハロゲン化銀結晶からのX線回折を測定するこ
とにより、乳剤粒子のハロゲン組成を決定した。単色化
されたCuKa線を線源としく200)面からの回折角
度を詳細に測定した。ハロゲン組成が均一な結晶からの
回折線は単一なピークを与えるのに対し、組成の異なる
局在相を有する結晶からの回折線はそれらの組成に対応
した複数のピークを与える。測定されたピークの回折角
度から格子定数を算出することで、結晶を構成するハロ
ゲン化銀のハロゲン組成を決定することかできる。この
塩臭化銀乳剤(A)の測定結果は、塩化銀100%の主
ピークの他に塩化銀70%(臭化銀30%)に中心を持
ち塩化銀60%(臭化銀40%)の辺りまで裾をひいた
ブロードな回折パターンを観察することかできた。
(感材の作成) ポリエチレンで両面ラミネートした紙支持体の上に以下
に示す層構成の多層カラー印画紙を作製した。塗布液は
下記のようにして調製した。
第−層塗布液調製 イエローカプラー(ExY)19.Igおよび色像安定
剤(Cpd−1)4.4g及び色像安定剤(Cpd−7
)1.4gに酢酸エチル27.2CCおよび溶媒(So
lv−1)8.2gを加え溶解し、この溶液を10%ド
デシルベンゼンスルホン酸ナトリウム8ccを含む10
%ゼラチン水溶液185ccに乳化分散させた。一方墳
臭化銀乳剤(A)に下記に示す赤感性増感色素(Dye
−1)を添加した乳剤を調製した。前記の乳化分散物と
この乳剤とを混合溶解し、以下に示す組成となるように
第一塗布液を調製した。
第二層から第七履用の塗布液も第−層塗布液と同様の方
法で調製した。各層のセラチン硬化剤としては、2,4
−ジクロロ−6−ヒドロキン−1゜3.5−  トリア
ジンのナトリウム塩を用いた。
第−層赤感光性イエロー発色層の分光増感色素として下
記のものを用いた。
(第−層 赤感光性イエロー発色層) (Dye−1) 第五層赤外感光性シアン発色層及び第五層赤外感光性シ
アン発色層には第3表及び第4表に示したポリメチン色
素をハロゲン化銀1モル当り第三層には2.5X10−
5モル、第五層には0.6XIO−’モルを各々添加し
、更にこれらのポリメチン色素を使用する際化合物IV
−1を各々ハロゲン化銀1モル当り1.8X10−”モ
ル添加した。
C、H65O3HNEh ハロゲン化銀1モルあたり1. 0XIO’mo11、
  OX I O−’moA またイエロー発色乳剤層、マゼンタ発色乳剤層、シアン
発色乳剤層に対し、1−(5−メチルウレイドフェニル
)−5−メルカプトテトラゾールをそれぞれハロゲン化
銀1モル当たり8.0X10−’モル添加した。
イラジェーション防止のために乳剤層に下記の染料を添
加した。
および (CHt)、so。
I (CHI)、Sol K および (層構成) 以下に各層の組成を示す。数字は塗布量(g/d)を表
す。ハロゲン化銀乳剤は、銀換算塗布量を表す。
支持体 ポリエチレンラミネート紙 〔第一層側のポリエチレンに白色顔料(Tidy)と青
味染料(群青)を含む〕 第−層(赤感性イエロー発色層) 前記塩臭化銀乳剤(A)       0.30ゼラチ
ン             1.86イエローカプラ
ー(ExY)     0.82色像安定剤(Cpd−
1)      0.19溶媒(Solv−1)   
     0.35色像安定剤(Cpd−7)    
  0.06第二層(混色防止層) ゼラチン             0.99混色防止
剤(Cpd−5)      0.08溶媒(So 1
v−1)        0.、16溶媒(Solv−
4)        0.08第三層(赤外感光性マゼ
ンタ発色層) 塩臭化銀乳剤(A) ゼラチン マセンタカプラー(ExM) 色像安定剤(Cpd−2) 色像安定剤(Cpd−3) 色像安定剤(Cpd−4) 色像安定剤(Cpd−9) 溶媒(Solv−2) 第四層(紫外線吸収層) ゼラチン 紫外線吸収剤(UV−1) 混色防止剤(Cpd−5) 溶媒(Solv−5) 第五層(赤外感光性シアン発色層) 塩臭化銀乳剤(A) ゼラチン シアンカプラー(E x C) 色像安定剤(Cpd−6) 色像安定剤(Cpd−7) 色像安定剤(Cpd 8) 0゜ 4 (ExY)イエローカプラー 溶媒(Solv 6) 0゜ 第六層(紫外線吸収層) ゼラチン 0゜ 3 紫外線吸収剤(UV−1) 0゜ 6 混色防止剤 (Cpd 5) 0゜ 2 溶媒(Solv−5) 0゜ 8 第七層 (保護層) セラチン 1゜ 3 ポリビニルアルコールのアクリル変性共重合体(変性度
17%) 0゜ 7 流動パラフィン 0゜ 3 CH。
との1 1混合物(モル比) (ExM)マゼンタカプラー (E x C)シアンカプラー R=C,H。
と C,H。
と A の各々重量で2:4:4の混合物 (Cpd−1) 色像安定剤 の1: l混合物(モル比) CH。
(Cpd−2) 色像安定剤 (Cpd−3) 色像安定剤 (Cpd 4) 色像安定剤 (Cpd−7) 色像安定剤 ズCH,−CHすT CONHC4Hs(t) 平均分子量 60゜ 00 (Cpd−8) 色像安定剤 (Cpd−9) 色像安定剤 CH。
HI (Cpd−5) 混色防止剤 H (Cpd−6) 色像安定剤 c、 Hs(t) ct Hs(t) の2:4 4混合物(重量比) (UV−1) 紫外線吸収剤 の4:2:4混合物(重量比) (Solv l) 溶 媒 (Solv 5) 溶 媒 (Solv−2) 溶 媒 (Solv−6) 溶 媒 C00C,H,。
(CHt)+ C00C,H,。
(Solv−4)溶 媒 ついで、各々の試料を3分割し、1組は酸素分圧10気
圧で室温下に3日間、もう1組は80%RH,50℃下
に3日間残りの1組はその間、アルゴンガスで密封され
た容器中で一30℃下に保存した後、半導体レーザーA
lGa1nP (発振波長、約670nm)、半導体レ
ーザーGaAlAs (発振波長、約750 nm)、
GaAlAs (発振波長、約830nm)を用い、レ
ーザー光はそれぞれ回転多面体により、走査方向に対し
て垂直方向に移動するカラー印画紙上に、順次走査露光
できるような装置を組み立て、これを用いてこれらの感
材を露光した。露光量は、半導体レーサーの露光時間お
よび発光量を電気的にコントロールした。
露光の終了した試料は、ペーパー処理機を用いて、次の
処理工程でカラー現像処理を行なった。
処理工程  u  薩皿  補充液″ タンク容量カラ
ー現像  35°C20秒  60.d    2ji
!漂白定着 30〜35°C20秒  601n12A
リンス■ 30〜35°010秒  −llリンス■ 
30〜35°010秒  −11リンス■ 30〜35
°C10秒  120J    142乾燥 70〜8
0°C20秒 *補充量は感光材料1イあたり (リンス■→■への3タンク向流方式とした。)各処理
液の組成は以下の通りである。
立之二里像液         タンク液 皿茜鹿水 
               800 d  800
 dエチレンジアミン−N、 N。
N、 N−テトラメチレン ホスホン酸         1.5g  2.0g臭
化カリウム         0.015 gトリエタ
ノールアミン      8.0g  12.0g塩化
ナトリウム        4.9g炭酸カリウム  
        25g37g4−アミノ−3−メチル
− N−エチル−N−(3−ヒ ドロキンプロピル)アニ リン・2・I)−トルエン スルホン酸 12.8g 19.8g N、N−ビス(カルボキシ メチル)ヒドラジン     5.5g  ?、0g蛍
光増白剤(WHITEX  4B。
住友化学製)          1.0  2.0水
を加えて          100(W  1000
m/pH(25°C)        10.05  
10.45漂白定着液(タンク液と補充液は同じ)水 
                 400mlチオ硫
酸アンモニウム(700g/ 1 ) 100mA亜硫
酸ナトリウム         17gエチレンジアミ
ン四酢酸鉄(II[) アンモニウム          55gエチレンジア
ミン四酢酸二ナトリウム 5g臭化アンモニウム   
      40g水を加えて          I
 000mnpH(25°C)           
 6.0リンス液(タンク液と補充液は同し) イオン交換水(カルシウム、マグネシウムは各々3pp
m以下) 現像処理をおえた試料は各々シアン、マセンタ、イエロ
ー濃度の測定を行なった。各々の被り濃度に濃度0.5
を加えた濃度を発色させるのに必要な露光量の逆数を求
め感度とし、それらの相対的な比較を行なった。
第3表にはマセンタ発色層(第三層)の結果を、第4表
にはシアン発色層(第五層)の結果を示したが、アルゴ
ンガス置換−30℃保存の試料の相対感度は各試料番号
3−1を各々の発色層ごとに100とした時の相対値で
示した。また、80%RH,50℃、3日間保存試料と
酸素分圧lO負気圧室温下3日間保存試料の相対感度は
各々の発色層ごとに各々対応するアルゴンガス置換−3
00C保存の試料の相対感度を各々100とした場合の
相対値で示した。
第3表及び第4表からも、本発明は類似構造の対応する
本発明外のポリメチン色素を使用したものより、かかる
過酷な条件下に保存されても感度の低下が著しく少ない
。これまで、赤外域感光性ポリメチン色素は極めて安定
性か悪く、かかる色素を用いたハロゲン化銀感光材料は
フリーザーの如き低温下に保存しておいても数ケ月しか
感度を維持できぬものしか市販されていなかった。低温
下に保存しても数ケ月しか感度を維持できぬのは、かか
るポリメチン色素が空気酸化をうけ易いためであった。
本発明者は、この空気酸化を受ける現象を検討した結果
、ポリメチン色素の酸化電位(E、、)が卑になる程酸
化され易く、しかも酸化電位が0.60V、、SCEよ
り卑になると著しく酸化され易くなることが解った。本
発明の色素は0.60V、、SCEよりはるかに卑な酸
化電位をもっていても極めて安定であった。
本発明の技術を使用すれば、赤外感光用のハロゲン化銀
感光材料といえども、通常のハロゲン化銀感光材料と同
様、室温下に長期に恒って放置されていても感度の低下
の極めて少ない感光材料を提供することが出来る。
38 く く 〈 実施例11 特開昭63−239,449の実施例1に開示された方
法に準し、塩化銀乳剤を調製した。調製した乳剤はpH
6,2、pAg7.2で辺長0゜46μmの単分散立方
体塩化銀粒子(変動係数9゜1%)であり、チオ硫酸ナ
トリウムで最適化学増感を施した。
この乳剤に第5表の中に示した化合物を添加し、次いで
実施例10で示した第五層シアン発色用のシアンカプラ
ー等を含むシアンカプラー乳化分散物と同しカプラー乳
化分散物と組合せて第5表に示した塗布試料を作成した
。尚表中の試料番号46は、第5表の中に示した化合物
のうち、(18)はチオ硫酸ナトリウムを添加し、化学
増感を施す2分前に添加し、IV−1はチオ硫酸ナトリ
ウムの添加15分後に、残りは45分後に添加した。
支持体としては、ポリエチレンで両面ラミネートとた紙
支持体を用いた。塗布液量は銀の量が0゜35g/′ポ
、カプラーの量か0.45g/mそしてセラチン量か1
.50g/mになるように設定し、上層にはセラチン1
.50g/rdの保護層を設けた。またセラチン硬化剤
として、2,4−ジクロロ−6−ヒドロキシ−1,3,
5−トリアジンのナトリウム塩を用いた。
次いで、塗布試料を各々3分割し、−組は酸素非透過性
袋中にアルゴンガス置換した後密封し、30℃下に1年
保管した。他の一組は、同様に保管し、1年後の3日前
に開封し、80%RH。
50°C下に3日間保存した。残りの一組は1年間室内
で自然放置した。
これらの3組の試料をタングステン感光計を用い、試料
番号4−1から4−7までは660nmより長波の光を
透過するシャープカットフィルターを通し、試料番号4
−8から4−15は720nmより長波の光を透過する
シャープカットフィルターを通し、更に試料番号4−1
6から4−26は780nmより長波長の光を透過する
シャープカットフィルターを通し、露光した。
露光の終了した試料は、ペーパー処理機を用いて、次の
処理工程でカラー現像のタンク容量の2倍補充するまで
、連続処理(ランニングテスト)を実施した。
処理工程  温厘薩閘  補充液°タンク容量カラー現
像  35°C45秒  161 d    171漂
白定着 30〜35℃45秒  215d    17
fリンス■ 30〜35°C20秒  −101リンス
■ 30〜35°C20秒  −1OA’リンス■ 3
0〜35℃20秒  350 d    l OJ乾燥
 70〜80℃60秒 *補充量は感光材料1rdあたり (リンス■→■への3タンク向流力式とした。)各処理
液の組成は以下の通りである。
左二二里盈液         タンク液 璽充魔水 
                 8001n180
0 dエチレンジアミン−N、 N。
N、 N−テトラメチレン ホスホン酸         1.5g  2.0g臭
化カリウム        0.015gトリエタノー
ルアミン      8.0g  12.0g塩化ナト
リウム         1.4g炭酸カリウム   
      25g25gN−エチル−N−(β−メ タンスルホンアミドエチ ル)−3−メチル−4− アミノアニリン硫酸塩    5.0g  7.0gN
、 N−ビス(カルボキシ メチル)ヒドラジン     5.5g  7.0g蛍
光増白剤(WHITEX  4B。
住友化 製)          1.0  2.0水
を加えて          1000d  1000
1nlpH(25℃)        10.05  
10.45漂白定着液(タンク液と補充液は同じ)水 
                 400mlチオ硫
酸アンモニウム(700g、Q’)   100ml亜
硫酸ナトリウム         17gエチレンンア
ミン四酢酸鉄(III) アンモニウム          55gエチレンシア
ミン四酢酸二ナトリウム 5g化アンモニウム    
     40水を加えて          100
0m12pH(25℃)           660
ユ乞玉魔(タンク液と補充液は同じ) イオン交換水(カルシウム、マグネシウムは各々3pp
m以下) 現像処理を終えた各試料はシアン濃度の測定を行なった
。シアン濃度0.5に被り濃度を加えた濃度を発色させ
るに必要な露光量の逆数をもって感度とし、各々の試料
の相対的な比較を行なった。
得られた結果を第5表に示したが、第5表には、−30
℃保存のものについては試料番号4−1から4−7は4
−1の相対感度を100とした相対値を、試料番号4−
8から4−15は4−8の相対感度を100とした相対
値を、試料番号4−16から4−26は4−16の相対
感度をiooとした相対値を示し、80%RH,50°
C3日保存のものと、自然放置1年のものとは、各々対
応する一30℃保存の試料の相対感度を各々100とし
た場合の相対値を示した。
第5表の結果からも本発明のポリメチン色素を用いた試
料は、80%RH,50℃に保存されても、又、長期に
恒って放置されても感度の低下が少ないことが理解でき
よう。更に一般式IV、 V。
■および■で表わされる化合物と組合せて使用すること
により、感度の増大やより一層の保存安定性も得られる
ことも理解できよう。
−12 A 4 r Hi C10゜ C,H,。
E、x 0゜ 9 C2H。
■ C,H。
E、、=0゜ 0 r CH,CH。
E、、=0゜ 0 7 Eo、=0゜ 5 E、f=0゜ 4 2 Hi ■ 2H1 E6.=O。
0 手続補装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記一般式( I )で表わされるメチン色素を少
    なくとも1種含有することを特徴とするハロゲン化銀乳
    剤。 ( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼ 式中、METはメチン色素構造を有する原子群を表わし
    、Qは炭素原子、窒素原子、硫黄原子、酸素原子のうち
    少なくとも1種を含む原子または原子団からなる2価の
    連結基を表わし、Arは芳香族性を持ち、窒素以外の8
    個以上の原子から構成される多環性化合物を有する基を
    表わし、l_1は1または2、l_2は0または1、l
    _3は1、2、3または4を表わす。
  2. (2)一般式( I )で表わされるメチン色素の酸化電
    位が0.60(V_V_SSCE)またはそれより卑で
    ある請求項(1)記載のハロゲン化銀乳剤。
  3. (3)特許請求の範囲(1)記載の一般式( I )で表
    わされるメチン色素を少なくとも1種含有し、また下記
    一般式〔IV〕、〔V〕、〔VI〕および〔VII〕で表わさ
    れる化合物のうち少なくとも1種含有することを特徴と
    するハロゲン化銀乳剤。 一般式〔IV〕 ▲数式、化学式、表等があります▼ 式中、A_1は2価の芳香族残基を表わす。 R_9、R_1_0、R_1_1及びR_1_2は各々
    水素原子、ヒドロキシル基、アルキル基、アルコキシ基
    、アリーロキシ基、ハロゲン原子、ヘテロ環核、ヘテロ
    シクリルチオ基、アリールチオ基、アミノ基、アルキル
    アミノ基、アリールアミノ基、アラルキルアミノ基、ア
    リール基又はメルカプト基を表わし、これらの基は置換
    されてもよい。 但しA_1、R_9、R_1_0、R_1_1及びR_
    1_2のうち少なくとも1つはスルホ基を有しているも
    のとする。X_1とY_1およびX_1′とY_1′は
    、夫々−CH=、−N=を表わし、X_1とY_1およ
    びX_1とY_1′の中少なくとも一方は−N=を表わ
    す。 一般式〔V〕 ▲数式、化学式、表等があります▼ 式中、Z_1_1は5員又は6員の含窒素複素環を完成
    するに必要な原子群を表わす。この環はベンゼン環もし
    くはナフタレン環と縮合してもよい。 R_1_3は水素原子、アルキル基を表わす。 R_1_4は水素原子、アルキル基を表わす。 X_2^−は陰イオンを表わす。 一般式〔VI〕 ▲数式、化学式、表等があります▼ 式中、R_1_5はアルキル基、またはアリール基を表
    わす。X_3は水素原子、アルカリ金属原子、アンモニ
    ウム基またはプレカーサーを表わす。 一般式〔VII〕 ▲数式、化学式、表等があります▼ 式中、Y_2は酸素原子、硫黄原子、 =NH、=N−(L_5_7)_n_1_4−R_1_
    7であり、L_5_6、L_5_7は二価の連結基を表
    わし、R_1_6、R_1_7は水素原子、アルキル基
    、またはアリール基を表わす。 X_4は水素原子、アルカリ金属原子、アンモニウム基
    またはプレカーサーを表わす。 n_1_3とn_1_4は0または1を表わす。
  4. (4)一般式( I )″で表わされるメチン化合物( I
    )″ ▲数式、化学式、表等があります▼ 式中Aはメチレン基を表わす。 o′は1、2、3、4または5を表わす。 pは0または1を表わす。 ナフタレン環と酸素原子の結合位置は1位または2位で
    ある。 また、ナフタレン環に置換基が置換していてもよい。 MET′はヘプタメチンシアニンを表わす。 MET′とメチレン基の結合位置は、塩基性核のN位で
    ある。
JP2041998A 1990-02-22 1990-02-22 ハロゲン化銀乳剤 Expired - Lifetime JP2663033B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2041998A JP2663033B2 (ja) 1990-02-22 1990-02-22 ハロゲン化銀乳剤
CA002036335A CA2036335A1 (en) 1990-02-22 1991-02-14 Silver halide emulsion
EP91102208A EP0443466B1 (en) 1990-02-22 1991-02-15 Silver halide emulsion and heptamethine cyanine dye
DE69120695T DE69120695T2 (de) 1990-02-22 1991-02-15 Silberhalogenidemulsion und Heptamethincyanin-Farbstoff
US08/108,253 US5429920A (en) 1990-02-22 1993-08-19 Silver halide emulsion

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2041998A JP2663033B2 (ja) 1990-02-22 1990-02-22 ハロゲン化銀乳剤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03243944A true JPH03243944A (ja) 1991-10-30
JP2663033B2 JP2663033B2 (ja) 1997-10-15

Family

ID=12623879

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2041998A Expired - Lifetime JP2663033B2 (ja) 1990-02-22 1990-02-22 ハロゲン化銀乳剤

Country Status (5)

Country Link
US (1) US5429920A (ja)
EP (1) EP0443466B1 (ja)
JP (1) JP2663033B2 (ja)
CA (1) CA2036335A1 (ja)
DE (1) DE69120695T2 (ja)

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2692021B2 (ja) * 1991-09-13 1997-12-17 富士写真フイルム株式会社 ハロゲン化銀感光材料
JPH0675343A (ja) 1992-07-06 1994-03-18 Fuji Photo Film Co Ltd ハロゲン化銀カラー写真感光材料及びカラー画像形成方法
US5316904A (en) * 1992-11-19 1994-05-31 Eastman Kodak Company Amide substituted dye compounds and silver halide photographic elements containing such dyes
DE69434016T2 (de) * 1993-03-04 2005-02-10 Fuji Photo Film Co., Ltd., Minami-Ashigara Photographisches Silberhalogenidmaterial
DE69424006T2 (de) * 1993-06-08 2000-09-14 Fuji Photo Film Co Ltd Methinverbindungen und diese enthaltende photographische Silberhalogenidmaterialien
FR2736734B1 (fr) * 1995-07-10 2002-05-24 Kodak Pathe Emulsion aux halogenures d'argent tabulaire et produit photographique la contenant
IT1276833B1 (it) * 1995-10-09 1997-11-03 Sorin Biomedica Cardio Spa Coloranti fluorescenti della famiglia della solfo benz e indocianina
JP3665149B2 (ja) * 1996-08-02 2005-06-29 富士写真フイルム株式会社 熱現像感光材料
JP2001305733A (ja) * 2000-04-18 2001-11-02 Sumitomo Chem Co Ltd 感光性組成物の保存方法
JP2005003791A (ja) * 2003-06-10 2005-01-06 Konica Minolta Photo Imaging Inc ハロゲン化銀カラー写真感光材料及び画像形成方法
WO2004110593A1 (ja) * 2003-06-12 2004-12-23 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 空気清浄機、機能性フィルターおよびその製造方法、空気清浄フィルターおよび装置
US20060068199A1 (en) * 2004-09-30 2006-03-30 Koenig David W Decal and method for treating surfaces
US7484261B2 (en) * 2004-09-30 2009-02-03 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Spot cleaner
EP1696265A2 (en) * 2005-02-23 2006-08-30 Fuji Photo Film Co., Ltd. Hologram recording material, hologram recording method, optical recording medium, and dye therefor

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2481464A (en) * 1945-12-29 1949-09-06 Gen Aniline & Film Corp Photographic emulsions containing nu-aryloxy-, arylthio-and arylselenoalkyl cyanine dyes
JPS59191032A (ja) * 1983-04-13 1984-10-30 Fuji Photo Film Co Ltd ハロゲン化銀写真感光材料
JPS59192242A (ja) * 1983-04-15 1984-10-31 Fuji Photo Film Co Ltd ハロゲン化銀写真感光材料
JPS61278844A (ja) * 1985-05-31 1986-12-09 ミネソタ マイニング アンド マニュファクチュアリング コンパニ− ハロゲン化銀写真乳剤
JPS6413539A (en) * 1987-07-07 1989-01-18 Mitsubishi Paper Mills Ltd Silver halide photographic sensitive material

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB592267A (en) * 1944-08-28 1947-09-12 Kodak Ltd Improvements in the manufacture of polymethin dyes and in photographic emulsions containing the same
GB115344A (en) * 1917-07-27 1918-05-09 Vickers Ltd Improvements in or relating to the Reproduction of Selected Photographic Pictures from Kinematograph Films.
BE531257A (ja) * 1953-08-19
BE534442A (ja) * 1953-12-28
US3622317A (en) * 1965-03-08 1971-11-23 Polaroid Corp Photoresponsive articles comprising pseudo-polymeric spectral sensitization systems
GB1153344A (en) * 1966-12-22 1969-05-29 Eastman Kodak Co Dyes, processes for their preparation and Photographic Silver Halide Emulsions Sensitized therewith
US3541089A (en) * 1967-10-19 1970-11-17 Eastman Kodak Co Method of preparing chain-substituted trimethine indole dyestuffs
JPS6080841A (ja) * 1983-10-11 1985-05-08 Fuji Photo Film Co Ltd ハロゲン化銀写真感光材料
US4839270A (en) * 1986-08-13 1989-06-13 Konishiroku Photo Industry Co., Ltd. Rapidly processable silver halide photographic light-sensitive material
JPH03213844A (ja) * 1989-10-06 1991-09-19 Fuji Photo Film Co Ltd ハロゲン化銀写真感光材料の包装方法および保存方法
EP0474047B1 (en) * 1990-08-23 1996-06-12 Fuji Photo Film Co., Ltd. Silver halide emulsion

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2481464A (en) * 1945-12-29 1949-09-06 Gen Aniline & Film Corp Photographic emulsions containing nu-aryloxy-, arylthio-and arylselenoalkyl cyanine dyes
JPS59191032A (ja) * 1983-04-13 1984-10-30 Fuji Photo Film Co Ltd ハロゲン化銀写真感光材料
JPS59192242A (ja) * 1983-04-15 1984-10-31 Fuji Photo Film Co Ltd ハロゲン化銀写真感光材料
JPS61278844A (ja) * 1985-05-31 1986-12-09 ミネソタ マイニング アンド マニュファクチュアリング コンパニ− ハロゲン化銀写真乳剤
JPS6413539A (en) * 1987-07-07 1989-01-18 Mitsubishi Paper Mills Ltd Silver halide photographic sensitive material

Also Published As

Publication number Publication date
DE69120695T2 (de) 1996-11-28
EP0443466B1 (en) 1996-07-10
JP2663033B2 (ja) 1997-10-15
CA2036335A1 (en) 1991-08-23
DE69120695D1 (de) 1996-08-14
EP0443466A1 (en) 1991-08-28
US5429920A (en) 1995-07-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2515162B2 (ja) メチン化合物
US5126235A (en) Full color recording material and a method of forming colored images
JP2729701B2 (ja) ハロゲン化銀写真乳剤および該乳剤を含むフルカラー記録材料
JP2663033B2 (ja) ハロゲン化銀乳剤
JP2632052B2 (ja) ハロゲン化銀写真感光材料
US5223389A (en) Silver halide emulsion
JP2670876B2 (ja) カラー画像形成方法
JP2767491B2 (ja) ハロゲン化銀写真感光材料
US5491057A (en) Silver halide emulsion
JPH0774891B2 (ja) ハロゲン化銀写真乳剤
JPH02285345A (ja) ハロゲン化銀カラー写真感光材料
JP2627092B2 (ja) ハロゲン化銀カラー写真感光材料
JP2663192B2 (ja) ハロゲン化銀写真感光材料
JP3442130B2 (ja) メチン化合物および該化合物を含有するハロゲン化銀感光材料
JP2893153B2 (ja) ハロゲン化銀感光材料
JP2767490B2 (ja) ハロゲン化銀乳剤
JP2592684B2 (ja) ハロゲン化銀カラー写真感光材料
EP0638841A2 (en) Methine compounds and silver halide photographic materials containing the compound
JPH03109547A (ja) ハロゲン化銀カラー写真感光材料
JPH03230155A (ja) ハロゲン化銀写真乳剤
JPH05265120A (ja) 新規メチン化合物および該化合物を含むハロゲン化銀感光材料
JPH0545775A (ja) ハロゲン化銀乳剤
JPH03179338A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料
JPH04104136A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料とその画像形成法
JPH0320730A (ja) フルカラー記録材料およびカラー画像形成法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080620

Year of fee payment: 11

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080620

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090620

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090620

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100620

Year of fee payment: 13

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100620

Year of fee payment: 13