JPH0324360B2 - - Google Patents

Description

請求の範囲 １ 各々がその自由端に締め付け平円盤１９を担
持し間隔を置いて配置され下方に突出している複
数のばね部材１８と一体に成形された細長い板部
材１３と、 底部１６と一対の側壁１１を有するハウジング
１０とからなり、 前記ハウジング１０は、該板部材１３と結合可
能であり、それぞれの締め付け平円盤１９を受け
るために端壁１５で仕切られた複数の空洞部１７
を有し、各々の端壁１５には、隣接する空洞部１
７に位置された締め付け平円盤１９が当接する当
接部を有し、 かつ前記ハウジング１０は、該底部１６に開口
部を有し、該開口部を通してそれぞれの締め付け
平円盤１９の一部が伸び、また、吊り下げられる
べきシート材料を受けるために該側壁に形成され
た溝穴を有することを特徴とするシート材料を吊
り下げるための保持器。

２ 前記ハウジング１０は、該板部材１３が該ハ
ウジング１０の上部の長手に伸びている開口を通
して該ハウジング１０に挿入されるときに、該板
部材１３を支示するための手段を含み、かつ該ば
ね部材１８の端部には鉤形の突出部１３ａが設け
られていて該ハウジング１０の相補的な突出部を
つかむようにされていることを特徴とする特許請
求の範囲第１項記載の保持器。

３ (a) 壁又は同様の支持物上に水平の位置に取
り付けられるようにされ、空洞部１７を規定す
る一対の端部の壁１２と一対の側壁１１及び上
部に長手に伸びている開口を有する細長い箱形
ユニツトと、該箱形ユニツトの側壁１１に一体
の側壁１１と底壁１６と該箱形ユニツトの空洞
部１７に通ずる空洞部１７を規定する一対の端
壁１５とを有する複数の下方に伸びているばね
ケース１４とから成り、前記ばねケース１４の
おのおのは、該ばねケース１４の一隅で底壁１
６及び隣接する端壁１５に開口を有するハウジ
ング１０と、 (b) 該ハウジング１０内に取り付けられるように
され、細長い板部材１３と該板部材１３に一体
に形成された複数の下方に伸びるばね支持部材
とからなり、前記ばね支持部材はそれぞれ弧状
のばね部材１８の一端と一体に形成され、該弧
状のばね部材１８の他端は締め付け平円盤１９
に一体に形成され、前記ばね支持部材と弧状の
ばね部材１８と締め付け平円盤１９は、該箱形
ユニツトの上部の該長手に伸びている開口をふ
さぐように該細長い板部材１３で該ハウジング
１０に取り付けられるときに、各々の締め付け
平円盤１９が該ハウジング１０の該ばねケース
１４の該空洞部１７内に挿入され該締め付け平
円盤１９の一部が該ばねケース１４の一隅に隣
接する該ばねケース１４の該開口を通して外部
に伸び隣接するばねケース１４の一端壁１５に
弾力的に当接するように配置されているばねク
リツプユニツト１３，１８，１９、 との二つの構成要素の組立体であることを特徴と
する写真のフイルム又は他のシート材料を取り外
し可能に支持するための複数のばねクリツプから
成る装置。

４ 前記ハウジング１０は、該ばねクリツプユニ
ツトが上部の該長手に伸びている開口を通して該
ハウジング１０挿入されたときに該ばねクリツプ
ユニツトを支持するための手段からなり、該ばね
クリツプユニツトの該ばね支持部材の端部に鉤１
３ａが設けられて該ハウジング１０の該空洞部１
７内の相補的な支持部材をつかむようにされてい
ることを特徴とする請求の範囲第３項記載の装
置。

明細書 本発明は、写真のフイルム又は紙の材料の如
き、シート材料を懸垂するために用いられる複数
のばねクリツプを有する保持器に関する。

この型式の保持手段は数個の異つた実施例にお
いて知られる。

かくの如く、締め付け手段として球又は平円盤
を用いることは知られている。そして又保持手段
としてばね又はばね負荷された部材を用いること
も知られている。例えば、米国特許明細書第
3159281、3262579、2964197、4194635号並びにド
イツ公開公報第2403514、2138627、及び2506588
号に述べられているこの型式の既知の保持手段
は、それ等の製品を比較的複雑且つ高価にしてい
る異つた材料から成る数個の異つた構造部品によ
り構成される。

本発明の目的は、最小の材料の消費の、そして
注目すべき据え付け作業のない簡単且つ経済的に
有利なプラスチツク成型プロセスにより製造され
得るばねクリツプとして形成される複数の締め付
け手段を有する前記型式の保持器を与えることで
ある。

操作の上で特に好適な実施例に関する製造の見
地からの前記型式の保持器の之等の利点は、本発
明に従つて各ばねクリツプが箱形ケースのかどに
位置する平円盤と、該ばねケースの外側に配置さ
れた係合面に対し押し付けられた該平円盤を保持
する該ばねケース内のばねにより形成されるよう
に該保持器を構成することにより得られる。

かくの如き保持器は、保持器内に取り付けられ
たばねクリツプがプラスチツクで成型された簡単
な平円盤（締め付け平円盤）と、各ばねクリツプ
の締め付け平円盤が同様にプラスチツクで成型さ
れたケース（ばねケース）に収納されたばねによ
り係合されて弾力的に保持されている平らな係合
面との協同により形成されるという点で在来の技
術と著しく異なる。ばねクリツプの一部、すなわ
ちケースのすみに取り付けられた締め付け平円盤
のための係合面は請求範囲第２項に述べられる如
く隣接するケースの端面により好適に形成され得
る。

かくの如く、利用出来るケースの面はばねクリ
ツプの一部として使用されることが出来る。

請求範囲第３項に述べる如く、締め付け平円盤
が、該締め付け平円盤に使用するばねを包含する
ばねケースのすみのくさび形の穴に配置されると
きは、ばね圧力は隣接するばねケースの係合面に
作用する分力を有して、該締め付け平円盤に作用
するであろう。

製造プロセスを簡単にするために、各ばねクリ
ツプの締め付け平円盤ばねは共通の取り付け板と
一体に作られ得る。そしてかくの如く形成された
ユニツトは次いで、請求範囲第４項に述べる如
く、他端がばねケースに隣接している主ハウジン
グの一端に挿入され得る。

最後に、請求の範囲第５項に述べる如く、主ハ
ウジングの一部にある最も外側のばねクリツプの
一端は該ばねクリツプの締め付け平円盤のための
係合面で形成され得る。そして該部分は次いでば
ねクリツプのケースと同様に構成され得る。

本発明は、図面に示す実施例を参照して以下に
述べられるであろう。

図面において； 第１図は透視画法で且つ部分的に断面図で見
た、６個のばねクリツプを有する保持器の実施例
を示し、且つ 第２図は同様に透視図法で見た同一保持器の一
部を示す。

第１図の保持器は、一対の側壁１１と端部の壁
１２により規定され、且つ取り付け板として形成
されるカバー１３により一端で閉じられた長く延
びた中空の本体１０より成る。反対の側面におい
て、該中空本体の側面１１は複数のケース１４の
側壁を構成する複数の長四角形の突出物で形成さ
れる。そしてケース１４は端部の壁１５と１６に
より閉ざされ、且つその空洞部は中空本体１０内
に通ずる。実質的にくさび形に切り取られた部分
１７は各ケースのすみに与えられ、且つばね１８
から懸垂された締め付け平円盤１９を受け入れる
のに役立つ； 該締め付け平円盤はケース１４を越えて部分的
に伸び、且つ隣接するケース１４の端部の壁１５
に弾力的に係合する。

第２図は如何にして６個の締め付け平円盤１９
が、一端に該締め付け平円盤１９を包含している
弧状のばね１８の手段により、取り付け板１３の
内面にあるかぎの手状の弾力ある突出部１３ａか
ら懸垂されているかを示す。本実施例において、
締め付け平円盤１９とばね１８は取り付け板１３
と一体に作られ、且つ好ましくはプラスチツクで
成型されるこのユニツトは、それがかぎの手状の
突出物１３ａと中空本体１０の内部の対応する突
出物との係合により維持される中空本体１０内へ
の挿入により保持器に取り付けられる。かくの如
く、保持器１０に取り付けられたそれぞれのばね
クリツプは締め付け平円盤１９の一部と隣接する
ケースの端面１５との弾力的係合により形成され
る； しかしながら、隣接するケースを有しない最も
外側のばねクリツプの締め付け平円盤は保持器１
０の一部１０ａの対応する係合面１５ａと係合す
る。

第１図に示す実施例において、中空本体の一端
の壁は該図面に示されていない壁のレールに滑動
し得るように取り付けられる板状の保持手段１２
ａにより形成される。その中に与えられた部材を
有する中空本体１０は本気述の前文において主ハ
ウジングと呼ばれているハウジングを形成し、一
方その中に収納されたばね１８を有するケース１
４はばねケースと呼ばれていることは理解される
であろう。