JPH0324316Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0324316Y2 JPH0324316Y2 JP1984070369U JP7036984U JPH0324316Y2 JP H0324316 Y2 JPH0324316 Y2 JP H0324316Y2 JP 1984070369 U JP1984070369 U JP 1984070369U JP 7036984 U JP7036984 U JP 7036984U JP H0324316 Y2 JPH0324316 Y2 JP H0324316Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- eccentric shaft
- dynamic balancer
- dynamic
- slide
- shaft portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 3
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 2
- 238000010411 cooking Methods 0.000 description 1
- 230000005284 excitation Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Presses And Accessory Devices Thereof (AREA)
- Press Drives And Press Lines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案は、プレス機械の動的平衡装置に関する
ものである。
ものである。
従来の技術
従来のこの種の動的平衡装置としては特開昭55
−144398号公報(第1図、第2図参照)に示され
るように、機体7に回転自在に保持されているク
ランク4と、クランク4に回転自在に保持されて
機体7に対しての回り止め手段が設けられている
ボツクス8と、クランク4に固設されたギヤ1
と、ボツクス8に回転自在に保持されてギヤ1と
噛合つているギヤ2と、ボツクス8に回転自在に
保持されてギヤ2と噛合つているギヤ3と、ギヤ
1,2,3にそれぞれに設けられているウエイト
9,10,11とを有し、ウエイト9,10,1
1はそれぞれスライドの加振力の1/4,1/2,1/
4 をバランスさせる配分としたのがあつた。
−144398号公報(第1図、第2図参照)に示され
るように、機体7に回転自在に保持されているク
ランク4と、クランク4に回転自在に保持されて
機体7に対しての回り止め手段が設けられている
ボツクス8と、クランク4に固設されたギヤ1
と、ボツクス8に回転自在に保持されてギヤ1と
噛合つているギヤ2と、ボツクス8に回転自在に
保持されてギヤ2と噛合つているギヤ3と、ギヤ
1,2,3にそれぞれに設けられているウエイト
9,10,11とを有し、ウエイト9,10,1
1はそれぞれスライドの加振力の1/4,1/2,1/
4 をバランスさせる配分としたのがあつた。
考案が解決しようとする問題点
上記した動的平衡装置においては、プレス全高
が高くなつていたし、また被駆動側の慣性モーメ
ントが大きく非常停止角度が長くなつていたし、
更には構造が複雑になつていた。
が高くなつていたし、また被駆動側の慣性モーメ
ントが大きく非常停止角度が長くなつていたし、
更には構造が複雑になつていた。
本考案は上記の事情に鑑みなされたものであつ
て、その目的とするところは、従来装置に比べて
プレス全高を低くすること及び被駆動側の慣性モ
ーメントが小さくできて非常停止角度を短かくす
ることに寄与し且つ構造が簡単になるプレス機械
の動的平衡装置を提供することにある。
て、その目的とするところは、従来装置に比べて
プレス全高を低くすること及び被駆動側の慣性モ
ーメントが小さくできて非常停止角度を短かくす
ることに寄与し且つ構造が簡単になるプレス機械
の動的平衡装置を提供することにある。
問題点を解決しようとする手段及び作用
本考案は、機体20に回転可能に支承されか
つ、軸方向両側部にスライド28の作動側の偏心
軸部23,24を設けたメインシヤフト22に、
上記両偏心軸部23,24と180度位相の異なる
中間の偏心軸部25を両偏心軸部23,24の間
に設け、この中間の偏心軸部25に回転可能に摺
動体39を設け、また上記機体20の上記中間に
偏心軸部25に対応する位置に、垂直ガイド部3
5を設け、この垂直ガイド部35にダイナミツク
バランサ36を、これの周面に当接するライナ3
7にて案内して垂直方向に摺動可能に設け、この
ダイナミツクバランサ36の下部に、水平ガイド
部38を形成し、この水平ガイド部38に上記摺
動体39がメインシヤフト22の軸直角水平方向
に摺動可能に嵌合した構成となつており、メイン
シヤフト22の回転による偏心軸部25の回転で
摺動体39を介してダイナミツクバランサ36を
垂直方向に往復動させてスライド28の上下動に
よるプレス機械の振動をなくすようにしたもので
ある。
つ、軸方向両側部にスライド28の作動側の偏心
軸部23,24を設けたメインシヤフト22に、
上記両偏心軸部23,24と180度位相の異なる
中間の偏心軸部25を両偏心軸部23,24の間
に設け、この中間の偏心軸部25に回転可能に摺
動体39を設け、また上記機体20の上記中間に
偏心軸部25に対応する位置に、垂直ガイド部3
5を設け、この垂直ガイド部35にダイナミツク
バランサ36を、これの周面に当接するライナ3
7にて案内して垂直方向に摺動可能に設け、この
ダイナミツクバランサ36の下部に、水平ガイド
部38を形成し、この水平ガイド部38に上記摺
動体39がメインシヤフト22の軸直角水平方向
に摺動可能に嵌合した構成となつており、メイン
シヤフト22の回転による偏心軸部25の回転で
摺動体39を介してダイナミツクバランサ36を
垂直方向に往復動させてスライド28の上下動に
よるプレス機械の振動をなくすようにしたもので
ある。
実施例
以下、本考案の実施例を第3図以下を参照して
説明する。図面中20は機体であり、機体20の
軸支承部21にはメインシヤフト22が支承して
ある。メインシヤフト22には軸方向両側部およ
び中間の偏心軸部23,24,25が形成してあ
り、軸方向両側部の偏心軸部23,24にはコン
ロツド26,27が回転自在に取付けてあり、コ
ンロツド26,27はスライド28の左右の調整
機構29,30のプランジヤ31,32にピン3
3,34で連結してある。
説明する。図面中20は機体であり、機体20の
軸支承部21にはメインシヤフト22が支承して
ある。メインシヤフト22には軸方向両側部およ
び中間の偏心軸部23,24,25が形成してあ
り、軸方向両側部の偏心軸部23,24にはコン
ロツド26,27が回転自在に取付けてあり、コ
ンロツド26,27はスライド28の左右の調整
機構29,30のプランジヤ31,32にピン3
3,34で連結してある。
前記機体20の中央上部には垂直ガイド部35
が形成してあり、垂直ガイド部35にはダイナミ
ツクバランサ36がライナ37に摺接して上下動
可能に設けてある。
が形成してあり、垂直ガイド部35にはダイナミ
ツクバランサ36がライナ37に摺接して上下動
可能に設けてある。
ダイナミツクバランサ36には水平ガイド部3
8が形成してあり、この水平ガイド部38に摺動
体39がライナ41に摺接して左右方向に移動可
能に設けてある。この摺動体39は前記メインシ
ヤフト22の中間の偏心軸部25にベアリング4
0を介して取付けてある。
8が形成してあり、この水平ガイド部38に摺動
体39がライナ41に摺接して左右方向に移動可
能に設けてある。この摺動体39は前記メインシ
ヤフト22の中間の偏心軸部25にベアリング4
0を介して取付けてある。
中間の偏心軸部25は左右の偏心軸部23,2
4に対して180度位相を異ならせてある。
4に対して180度位相を異ならせてある。
しかして、メインシヤフト22の回転による左
右の偏心軸部23,24の回転でコンロツド2
6,27、調整機構29,30を介してスライド
28が上下往復動を行う。
右の偏心軸部23,24の回転でコンロツド2
6,27、調整機構29,30を介してスライド
28が上下往復動を行う。
また、メインシヤフト22の回転による中間の
偏心軸部25の回転でベアリング40、摺動体3
9を介してダイナミツクバランサ36が上下方向
に往復動し、スライド28の上下動によるプレス
機械の振動を防止する。このとき、偏心軸部25
による横方向の運動は摺動体39が横方向に動く
ことにより吸収される。
偏心軸部25の回転でベアリング40、摺動体3
9を介してダイナミツクバランサ36が上下方向
に往復動し、スライド28の上下動によるプレス
機械の振動を防止する。このとき、偏心軸部25
による横方向の運動は摺動体39が横方向に動く
ことにより吸収される。
今、スライド28の偏心量をrS、ダイナミツク
バランサ36の偏心量をrD、左右の偏心軸部2
3,24の中心とコンロツド26,27の連結用
のピン33,34の中心との距離をL、スライド
28の質量をmS、ダイナミツクバランサ36の
質量をmD、スライド28の加速度をαS、ダイナ
ミツクバランサ36の加速度をαD、ωをプレス回
転数とすると、 αS=mS・rS・ω2・(1+rS/L) rS/L≒0 αD=mD・rD・ω2 αS=αDに設定すると mSrS=mDrD したがつて、rS:rD=1:n にすればダイナミツクバランサ36の質量mDは
スライド28の質量mSの1/nでよいことになる。
バランサ36の偏心量をrD、左右の偏心軸部2
3,24の中心とコンロツド26,27の連結用
のピン33,34の中心との距離をL、スライド
28の質量をmS、ダイナミツクバランサ36の
質量をmD、スライド28の加速度をαS、ダイナ
ミツクバランサ36の加速度をαD、ωをプレス回
転数とすると、 αS=mS・rS・ω2・(1+rS/L) rS/L≒0 αD=mD・rD・ω2 αS=αDに設定すると mSrS=mDrD したがつて、rS:rD=1:n にすればダイナミツクバランサ36の質量mDは
スライド28の質量mSの1/nでよいことになる。
考案の効果
本考案は上記のようになるから、メインシヤフ
ト22の回転による偏心軸部25の回転で摺動体
39を介してダイナミツクバランサ36を垂直方
向に往復動させてスライド28の上下動によるプ
レス機械の振動をなくすことができる。
ト22の回転による偏心軸部25の回転で摺動体
39を介してダイナミツクバランサ36を垂直方
向に往復動させてスライド28の上下動によるプ
レス機械の振動をなくすことができる。
このため、従来装置に比べてバランスギヤを収
納するボツクスの高さ分だけプレス全高を低くす
ることができるし、被駆動側の慣性モーメントを
小さくでき非常停止角度を短くすることができ、
更には構造が簡単になる。そして更に、メインシ
ヤフト22の回転によつて上下動するダイナミツ
クバランサ36はこれの周面に当接するライナ3
7にて案内されて垂直ガイド部35に設けられて
いることにより、このダイナミツクバランサ36
はこじれることなく上下方向に摺動でき、これの
ための摺動抵抗損失を少なくできる。また上記ダ
イナミツクバランサ36はメインシヤフト22の
軸方向中間に配置されることにより、このダイナ
ミツクバランサ36は1個ですむと共に、バラン
ス精度をよい動的平衡装置を得ることができる。
納するボツクスの高さ分だけプレス全高を低くす
ることができるし、被駆動側の慣性モーメントを
小さくでき非常停止角度を短くすることができ、
更には構造が簡単になる。そして更に、メインシ
ヤフト22の回転によつて上下動するダイナミツ
クバランサ36はこれの周面に当接するライナ3
7にて案内されて垂直ガイド部35に設けられて
いることにより、このダイナミツクバランサ36
はこじれることなく上下方向に摺動でき、これの
ための摺動抵抗損失を少なくできる。また上記ダ
イナミツクバランサ36はメインシヤフト22の
軸方向中間に配置されることにより、このダイナ
ミツクバランサ36は1個ですむと共に、バラン
ス精度をよい動的平衡装置を得ることができる。
第1図は従来のプレス機械の動的平衡装置の縦
断面図、第2図は同側面図、第3図は本考案一実
施例の縦断面図、第4図は同一部省略した平面
図、第5図は第3図−線に沿う断面図であ
る。 20は機体、22はメインシヤフト、25は偏
心軸部、35は垂直ガイド部、36はダイナミツ
クバランサ、39は摺動体。
断面図、第2図は同側面図、第3図は本考案一実
施例の縦断面図、第4図は同一部省略した平面
図、第5図は第3図−線に沿う断面図であ
る。 20は機体、22はメインシヤフト、25は偏
心軸部、35は垂直ガイド部、36はダイナミツ
クバランサ、39は摺動体。
Claims (1)
- 機体20に回転可能に支承されかつ、軸方向両
側部にスライド28の作動側の偏心軸部23,2
4を設けたメインシヤフト22に、上記両偏心軸
部23,24と180度位相の異なる中間の偏心軸
部25を両偏心軸部23,24の間に設け、この
中間の偏心軸部25に回転可能に摺動体39を設
け、また上記機体20の上記中間の偏心軸部25
に対応する位置に、垂直ガイド部35を設け、こ
の垂直ガイド部35にダイナミツクバランサ36
を、これの周面に当接するライナ37にて案内し
て垂直方向に摺動可能に設け、このダイナミツク
バランサ36の下部に、水平ガイド部38を形成
し、この水平ガイド部38に上記摺動体39がメ
インシヤフト22の軸直角水平方向に摺動可能に
嵌合したことを特徴とするプレス機械の動的平衡
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7036984U JPS60186999U (ja) | 1984-05-16 | 1984-05-16 | プレス機械の動的平衡装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7036984U JPS60186999U (ja) | 1984-05-16 | 1984-05-16 | プレス機械の動的平衡装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60186999U JPS60186999U (ja) | 1985-12-11 |
JPH0324316Y2 true JPH0324316Y2 (ja) | 1991-05-27 |
Family
ID=30606883
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7036984U Granted JPS60186999U (ja) | 1984-05-16 | 1984-05-16 | プレス機械の動的平衡装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60186999U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60231600A (ja) * | 1984-04-27 | 1985-11-18 | Aida Eng Ltd | プレス機械の平衡装置 |
-
1984
- 1984-05-16 JP JP7036984U patent/JPS60186999U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60231600A (ja) * | 1984-04-27 | 1985-11-18 | Aida Eng Ltd | プレス機械の平衡装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60186999U (ja) | 1985-12-11 |
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