JPH0324257Y2 - - Google Patents

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JPH0324257Y2
JPH0324257Y2 JP1986149856U JP14985686U JPH0324257Y2 JP H0324257 Y2 JPH0324257 Y2 JP H0324257Y2 JP 1986149856 U JP1986149856 U JP 1986149856U JP 14985686 U JP14985686 U JP 14985686U JP H0324257 Y2 JPH0324257 Y2 JP H0324257Y2
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piston
cylinder device
punch
hydraulic chamber
oil
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はシリンダ装置によつて動作するパンチ
にて素材を塑性変形させる鍛造成形装置に関す
る。
(従来の技術) 丸棒素材(ビレツト)を鍛造によつて中央部が
くびれ、端部が膨出した形状の部材を成形するに
は、従来から据込み成形による場合が多い。
この据込み成形は特開昭61−162240号に開示さ
れるように、左右の分割型間で素材を挾持した状
態で上方から上パンチを型間に押し込んで、部材
のくびれ部(軸部)となる部分を押し出し、押し
出されたくびれ部の先端部を下パンチを上昇せし
める膨出部を据込み成形するようにしたものであ
り、特に上パンチの下降でくびれ部が押し出さ
れ、その先端部が下パンチに当接した後に、下パ
ンチを所定圧を維持しつつ下降させることで、素
材に背圧を作用させ素材にクラツク等が発生しな
いようにしている。
(考案が解決しようとする問題点) 上述したように従来の鍛造成形は前方押し出し
と据込みとを組合わせたものであり、金型は縦分
割となつている。このため型締め機構が複雑とな
り大きな型締め力が得がたく、且つ型強度もそれ
程大きくすることができず荷重の高い成形を行う
ことができず、製品の払い出し方法も複雑とな
る。
更に下パンチによつて前方押し出し部分に背圧
を与えるようにしているが、下パンチによる背圧
の付与と下パンチの上昇との切り換えの具体的手
段か開示されておらず、これを通常の油圧切換に
よつて行うと、鍛造のような成形時間が短い場合
には、限られた時間内で正確に圧変化させること
ができないという問題が生じる。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決すべく本考案に係る鍛造成形
装置は、例えば上下のパンチでプレスして側方に
押出した素材に対い側方からの据込み成形を行う
サイドパンチを動作せしめるシリンダ装置とし
て、シリンダ内に直列に第1のピストンと第2の
ピストンを配設し、第1のピストンの背面側を油
圧回路に連通する油圧室とし、第1のピストンと
第2のピストンとの間の油圧室をアキユムレータ
に接続し、更に第2のピストンにサイドパンチを
保持させしめた。
(作用) 上下の金型を型締めし、上下のパンチにて素材
を加圧し、素材から軸部を側方に押し出す。この
時サイドパンチはアキユムレータからの背圧を素
材軸部に与えつつ後退し、次いで第1のピストン
の背面側の油圧室に油を供給することでサイドパ
ンチを突出せしめ、素材軸端を据込み成形する。
(実施例) 以下に本考案の実施例を添付図面に基いて説明
する。
第1図は本考案に係る鍛造成形装置の縦断面
図、第2図は同鍛造成形装置での油圧回路であ
り、1は上ダイセツト、2は下ダイセツト、3は
上金型、4は下金型、5は上パンチ、6は下パン
チ、7はサイドパンチであり、上ダイセツト1は
ラム8に、下ダイセツト2はボルスタ9にそれぞ
れ固定される。
上ダイセツト1の中央にはシリンダ装置11が
設けられ、ピストン12が嵌合するシリンダ装置
11の上部油圧室13は上ダイセツト1の油路1
4を介して第2図の油圧回路図に示すアキユムレ
ータ15に連通し、ピストン12下には上金型3
が固定される。またピストン12内を貫通して上
パンチ5が上下摺動自在に組込まれ、この上パン
チ5は不図示のプレス装置に連設される。
一方、下ダイセツト2の中央にはメインシリン
ダ装置21が設けられ、メインピストン22が嵌
合するメインシリンダ装置21の上部油圧室23
は下ダイセツト2の油路24を介してアキユムレ
ータ25に連通し、メインピストン22上には下
パンチ6が昇降可能に載置され、この下パンチ6
は不図示のノツクアウト装置に連接されらる。ま
た下ダイセツト2の中央上には下金型4が固設さ
れる。更に下ダイセツト2の周囲にはサブシリン
ダ装置31が設けられ、サブピストン32が嵌合
するサブシリンダ装置31の下部油圧室36は下
ダイセツト2の油路37を介してメインシリンダ
装置21の下部油圧室26への油路27に連通す
る。実施例ではメインシリンダ装置21の断面積
に応じた4本のサブシリンダ装置31……が設け
られ、その下部油圧室36……は1個ずつが連通
している。
また上ダイセツト1には各サブピストン32…
…の上面を押圧するプツシヤ18……が垂下固定
され、更に上下のダイセツト1,2にはガイドポ
ストとガイド穴が4対設けられる。
更に下ダイセツト2上には本考案の特徴となる
サイドシリンダ装置41を設けている。このサイ
ドシリンダ装置41は第3図に示すように、シリ
ンダケース42内に直列に第1ピストン43及び
第2のピストン44を摺動自在に設け、第1のピ
ストン43にはロツド43aを、第2のピストン
44には該ロツド43aが進入する貫通穴44a
を形成している。そして第1のピストン43の背
面側の後部油圧室45は油路45aを介して前記
サブシリンダ装置31とは別のサブシリンダ装置
51の下部油室53に連通している。このサブシ
リンダ装置51のピストン52は上ダイセツト1
と一体的に下降するプツシヤ54に押圧され、下
部油室53内の油を後部油圧室45に供給する。
尚プツシヤ54の押圧タイミングは前記プツシヤ
18よりも遅れるように設定し、メインシリンダ
装置21が作動して所定時間経過後にサイドシリ
ンダ装置41の後部油圧室45に油を供給するよ
うにしている。
また、第2図に示すように、第1のピストン4
3と第2のピストン44間に形成される油圧室4
6はアキユムレータ25に連通している。更に第
2のピストン44の前面には第3図に示すように
ケース48が固着され、このケース48内にサイ
ドパンチ7の基部が収納される。
またサブシリンダ装置31とメインシリンダ装
置21間の油路27、及びサブシリンダ装置51
とサイドシリンダ装置41間の油路45aには補
給回路61が接続され、補給回路61はエアー源
62からエアー圧が上部に送られる補給タンク6
3と、この補給タンク63からの油の流れを補給
タイミングに応じて切換制御するソレノイドバル
ブ64と、これに並列に配置されてメインシリン
ダ装置21及びサブシリンダ装置51からタンク
63への油の戻りを阻止するチエツクバルブ65
及び油圧が設定圧を越えたときにタンク63内に
戻す圧力応動バルブ66等から成る。
以上の鍛造成形装置の作動の一例をコンロツド
を成形する場合について以下に説明する。
先ず、第3図に示すように上下の金型3,4間
に丸棒素材Wをセツトする。この状態では上ダイ
セツト1は上方位置にあり、上ダイセツト1に取
り付けられたプツシヤ18,54はサブシリンダ
ユニツト31,51のピストン32,52を押圧
していない。
次いで、ラム8を下降させ、下金型4上に上金
型3を型締めする。するとこの型締めと同時に、
上ダイセツト1のプツシヤ18が下降し、下ダイ
セツト2のサブピストン32が押し下げられ、サ
ブシリンダ装置31の下部油室36の油がメイン
シリンダ装置21の下部油圧室26に流入し、メ
インピストン22とともに下パンチ6が上昇し、
これと同期してプレス装置の作動で上パンチ5が
下降し、第4図に示すように上下のパンチ5,6
によつて丸棒素材Wを加圧し、素材Wの一部を軸
部W1として側方に押し出す。
以上の時点まではプツシヤ54によつてサブシ
リンダ装置51のピストン52を押圧していな
い。その結果、サイドシリンダ装置41の後部油
圧室45には油が供給されず、アキユムレータ2
5の圧力によつて第2のピストン44及びサイド
パンチ7は前方に突出し、サイドパンチ7の先端
部は軸部W1の先端部に当接している。
この後、上下のパンチ5,6にて素材Wを更に
加圧する。すると軸部W1は第5図に示すように
更に押し出される。一方、サイドパンチ7の先端
部は軸部W1の先端部に当接しているため、軸部
W1の押し出しにつれサイドパンチ7及び第2の
ピストン44は後退し、第1のピストン43と第
2のピストン44間の油圧室46が縮小し、第2
の油圧室46の油はアキユムレータ25内に流入
する。そして、サイドパンチ7が後退している間
は常にサイドパンチ7の先端部は軸部W1に当接
しているため、アキユムレータ25の圧に相当す
る背圧が軸部W1に作用し、軸部W1にクラツク等
が生じることがない。そしてこの背圧により軸部
W1の先端部W2は潰されて径を広げる。
この後、上ダイセツト1の下降によりプツシヤ
54がサブシリンダユニツト51のピストン52
を押圧し、下部油室53内の油をサイドシリンダ
装置41の後部油圧室45に供給する。ここでプ
ツシヤ54によるピストン52の押圧タイミング
は軸部Wの先端部W2の径と長さの比が座屈を生
じない値となつた時点とする。
このようにサイドシリンダ装置41の後部油圧
室45に油が供給されると第6図に示す如く、第
1のピストン43が突出し、この第1のピストン
43によつてサイドパンチ7が突出し、素材Wの
先端部W2を据込み成形してコンロツドの小端部
を成形する。
そして、成形完了後はラム8が丈昇して上パン
チ5が上昇するとともに、アキユムレータ25か
らメインシリンダ装置21の上部油圧室23及び
サイドシリンダ装置41の油圧室46に油が戻
り、サイドシリンダ装置41の後部油圧室45及
びメインシリンダ装置21の下部油圧室26の油
がそれぞれサブシリンダ装置31,51の下部油
圧室に戻り、サブピストンが上昇位置に復帰す
る。而る後、ノツクアウト装置の作動で下パンチ
6のみが再び上昇して製品を押上げ、払い出しを
行う。
第7図は別実施例に係る油圧回路を示す図であ
りこの実施例にあつては、サブシリンダ装置31
によつてメインシリンダ装置21及びサイドシリ
ンダ装置41の双方を作動せしめるようにしてい
る。
ただし、メインシリンダ装置21の作動よりも
サイドシリンダ装置41の作動を所定時間遅らせ
る必要があるため、油路45aの途中に所圧以上
となつた場合に開成する圧力応動バルブ72を備
えたシーケンスバルブ71を設け、油路45aを
メインシリンダ装置21への油路27に接続して
いる。
またこの実施例にあつては、左右から据込み成
形をすべく、左右にサイドシリンダ装置41,4
1を配置しており、これらの左右のサイドシリン
ダ装置41,41のバランスをとるべく油路45
a,45aを油路45bにて連通している。
尚、図示例にあつては側方押し出しと据込みと
を組合わせた例を示したが、本考案は上下のパン
チを作動させるシリンダ装置を第1及び第2のピ
ストンを有するものとしてもよく、更に本考案に
係る装置は後退と前進の2投モーシヨンだけでな
く、背圧をかけて後退のみを行う場合、或いは前
進のみを行う場合にも使用できる。
(考案の効果) 以上に説明した如く本考案によれば、別々の動
作を行う2つのピストンを1つのシリンダ装置に
組込んだので、押し出し成形と据込み成形を同一
の型内で同時に行うことができ、しかもこの動作
を新たな油圧発生源を付加することなく行えるた
め、装置の大型化を招くことがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る鍛造成形装置の縦断面
図、第2図は同鍛造成形装置の油圧回路図、第3
図乃至第6図はサイドシリンダ装置の作動説明
図、第7図は別実施例の油圧回路図である。 尚、図面中、1,2……上下のダイセツト、
3,4……上下の金型、5,6……上下のパン
チ、7……サイドパンチ、18……プツシヤ、2
1……メインシリンダ装置、22……メインピス
トン、26……下部油圧室、31,51……サブ
シリンダ装置、32,52……サブピストン、3
6……下部油圧室、41……サイドシリンダ装
置、43……第1のピストン、44……第2のピ
ストン、45,46……サイドシリンダ装置の油
圧室である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. パンチによつて成形素材を加圧して塑性変形せ
    しめるようにした鍛造成形装置において、この装
    置は、素材を上下に加圧圧縮する一対の上下のパ
    ンチと、該パンチの加圧圧縮力により側方に押出
    される素材を所定圧で拘束した後水平に据込加圧
    力を加えるサイドシリンダ装置を備え、このサイ
    ドシリンダ装置のシリンダ内には第1及び第2の
    ピストンが軸方向に直列に配設され、第1のピス
    トンの背面側には油圧回路に連通する油圧室が形
    成され、第1のピストンと第2のピストンとの間
    にはアキユムレータにつながる油圧室が形成さ
    れ、第2のピストンにはサイドパンチが支持され
    ていることを特徴とする鍛造成形装置。
JP1986149856U 1986-09-30 1986-09-30 Expired JPH0324257Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986149856U JPH0324257Y2 (ja) 1986-09-30 1986-09-30

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JP1986149856U JPH0324257Y2 (ja) 1986-09-30 1986-09-30

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Publication Number Publication Date
JPS6356940U JPS6356940U (ja) 1988-04-16
JPH0324257Y2 true JPH0324257Y2 (ja) 1991-05-27

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS561973A (en) * 1979-06-20 1981-01-10 Canon Inc Cleaning device
JPS6030545A (ja) * 1983-07-28 1985-02-16 Sumitomo Heavy Ind Ltd 閉塞鍛造装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPS6356940U (ja) 1988-04-16

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