JPH0324247Y2 - - Google Patents

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JPH0324247Y2
JPH0324247Y2 JP15543586U JP15543586U JPH0324247Y2 JP H0324247 Y2 JPH0324247 Y2 JP H0324247Y2 JP 15543586 U JP15543586 U JP 15543586U JP 15543586 U JP15543586 U JP 15543586U JP H0324247 Y2 JPH0324247 Y2 JP H0324247Y2
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pipe
core
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support part
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はパイプ塑性加工における中子抜取装置
に関し、一層詳細には、中空状のパイプに穴明け
等の加工を行う際、パイプ内に予め回動可能な中
子を挿入すると共にワークであるパイプの端部を
前記中子に当接して回動する抜取手段で係止し、
前記パイプに対する塑性加工の終了後にパイプと
抜取手段とを一体的に回動させ、その際得られる
中子と抜取手段との回動半径のずれ量から抜取手
段を介してパイプを押動させてこれを中子から取
り出すよう構成した中子抜取装置に関する。
従来からパイプの曲げ加工や穴明け等のために
塑性加工装置が用いられる。この場合、ワークで
あるパイプの中空部分に中子を挿入し、加工の容
易性を確保している。然しながら、曲げ加工等の
終了後に当該パイプから中子を抜き取ろうとする
時、パイプの変形または穴明けによるバリの発生
等によつてその作業が極めて困難となる。このた
め、例えば、ワークをハンマーで叩く等の人手に
よる方法や、専用の抜取工具等を用いる方法が採
用されている。然しながら、この種の方法によれ
ば、作業工程が極めて多くしかも煩雑となり、さ
らに加工作業を効率的に行うことが困難となる不
都合が指摘されている。
そこで、本出願人は中子を用いたパイプの塑性
加工装置において、特に、加工終了後に中子から
自動的にパイプを抜き取る機構を開発し、実願昭
第61−30840号として出願した。
本考案はこのパイプの自動抜取機構に関連して
なされたものであり、水平方向に載置されて穴明
け加工されるパイプを加工装置から取り出すに際
に中子とロツドとを偏心させて軸支し、パイプを
中子と一体的に回動することにより前記ロツドと
中子との間に回動ずれを惹起しこれによつてパイ
プを中子から容易に抜き取ることが可能なことに
着目してなされたものである。
すなわち、本考案の目的はワークであるパイプ
の中空部分に挿入される中子を回動可能に配設
し、前記中子に当接し且つ回動自在にロツド状の
抜取手段を配設しまた前記中子と抜取手段との回
動軸を同一線上に且つ偏心するように選択配置
し、加工終了後のパイプを中子から抜き取る際、
回動軸芯の相違に起因する回動量のずれに応じて
抜取手段の先端部で前記パイプを押動し、これに
よつて中子からパイプを離脱させるように構成し
た簡易なしかも抜取動作も確実に遂行することが
可能な中子抜取装置を提供するにある。
前記の目的を達成するために、本考案はワーク
を構成するパイプを位置決めする支持部と、前記
支持部のパイプに対して昇降動作を行つて所定の
塑性加工を行う昇降部とからなり、前記支持部は
パイプを外嵌し且つ回動自在な中子と、前記中子
と同一線上でしかも中子の回動軸よりも偏心して
軸支される抜取手段とを有し、前記抜取手段は中
子に外嵌するパイプの先端部に当接するキツカー
を有することを特徴とする。
次に、本考案に係るパイプ塑性加工における中
子抜取装置について好適な実施例を挙げ、添付の
図面を参照しながら以下詳細に説明する。
第1図および第2図において、参照符号10は
本考案に係る中子抜取装置を示す。当該中子抜取
装置10は支持部12と昇降部14とを含む。
支持部12は基台16を有し、この基台16上
に支持台18が載設される。支持台18の上部中
央には一対のブラケツト20a,20bが立設さ
れ、前記ブラケツト20a,20bは水平方向に
延在する支軸22に固着された中子24の一端部
を揺動自在に支承する。この場合、中子24の中
央部には垂直方向に貫通してダイ孔25を設けて
おく。さらに、前記支持台18の上面端部近傍に
は一対のブラケツト26a,26bを立設し、前
記ブラケツト26a,26bは水平方向に延在し
且つ前記支軸22と平行な支軸28にその一端部
を軸支されたロツド状の抜取手段、すなわち、キ
ツカー30を揺動自在に支承する。この場合、第
2図から容易に諒解されるように、中子24とキ
ツカー30とは同一直線上に配置され、従つて、
両者は互いにその回動中心を異にすることにな
る。
前記キツカー30はブラケツト20a,20b
を回避すべく凹部30aをその中央部に有し、一
方、先端部30bは屈曲すると共にその端面30
cは中子24の側面に当接する。さらに、支持台
18に連設されて中子24にパイプ32を挿入し
た状態にある時これを水平に載置するための載置
面34を有する一対の支柱35a,35bを立設
しておく。この場合、支柱35a,35bの頭部
は中子24が水平状態で載置された時、前記中子
24に外嵌するパイプ32を横方向で位置決めす
るために前記載置面34よりも上方へと突出して
いる。すなわち、前記頭部は受枠36a,36b
を形成する。
そこで、支柱35aの内部には垂直方向へと延
在して孔部38が画成され、この孔部38はそれ
よりも小径で且つ載置面34に至る孔部40と連
通状態にある。孔部38にはコイルスプリング4
1を収装し、このコイルスプリング41は孔部4
0の内部に配設されるピン部材42を垂直方向上
方へ押圧付勢する。なお、図中、参照符号43は
ダイ孔を示す。
基台16上にはさらに支柱35aに対して所定
間隔離間してホルダ44が立設され、前記ホルダ
44の上面には前記載置面34と水平にパイプ3
2を載置するための載置面46が形成される。前
記受枠36a,36bと同様にホルダ44の上部
には載置されるパイプ32の両側面に当接してパ
イプ32の側方向の位置を規制するための一対の
受枠48a,48bを形成しておく。
一方、昇降部14は支持部12の上方で図示し
ない駆動源により昇降駆動されるものであり、こ
の昇降台52にはポンチ54がリテーナ56によ
り保持される。前記リテーナ56にはポンチ54
の先端部を囲繞する筒状のパツド58がロツド5
7を介して保持されている。なお、このパツド5
8とリテーナ56との間にはパツド58を支持台
18に指向して押圧力を付与するためにコイルス
プリング60を介装している。
本考案に係るパイプ塑性加工における中子抜取
装置は基本的には以上のように構成されるもので
あり、次にその作用並びに効果について説明す
る。
先ず、昇降部14を上昇させた状態でパイプ3
2の内部に中子24を挿入する。次いで、キツカ
ー30を回動下降してその先端部30bをパイプ
32の先端に当接する。その際、中子24の先端
はピン部材42により載置面34から若干離間し
ており、中子24をパイプ32に挿入することは
極めて容易に行われる。
次に、昇降部14を降下すれば、先ず、パツド
58がパイプ32の上面に弾発的に当接し、パイ
プ32が載置面34および46上で位置決めされ
る。さらに、昇降部14を降下すれば、ポンチ5
4と中子24のダイ孔25が共働してパイプ32
の上面に穴明け加工が行われ、さらにパイプ32
の下面側に穴明け加工が施される。これによつて
生じた切片62はダイ孔43の下部から外部に排
出される。
以上のように、パイプ32の穴明け加工が終了
した後、昇降部14が上昇しポンチ54およびパ
ツド58はパイプ32から離脱する。このように
パイプ32からポンチ54およびパツド58が離
脱すると、ピン部材42およびコイルスプリング
41の作用下にパイプ32は載置面34および4
6から若干離間することが容易に諒解されよう。
以上のように、穴明け加工されたパイプ32を
中子24が挿入されたまま上方に持ち上げるとパ
イプ32は中子24の支軸22を中心に回動する
と同時に、中子24の上部に摺接したキツカー3
0も中子24に連動し支軸28を中心に回動す
る。
この時、第3図に示すように、穴明け加工前に
おける中子24上へのキツカー30の先端部30
bの摺接位置はパイプ先端の位置決め点Pにあ
る。然しながら、前記のようにパイプ32を持ち
上げることにより、キツカー30の先端部30b
は中子24の上面を摺動し、中子24の点Qに到
達する。結局、キツカー30の先端部30bの点
PからQへの移動によりパイプ32は支軸22か
ら強制的に離間変位することになる。
本実施例によれば、以上のように、中子24の
パイプ32への挿入時における位置決めを一対の
受枠36a,36bおよびキツカー30の先端部
30bに当接させるだけで行うことが出来、ま
た、中子24の先端部がピン部材42によつて載
置面34から若干離間しているため、中子24を
パイプ32に挿入するとが極めて容易となる。し
かも、キツカー30の先端部30bと支軸28と
の長さを任意に変更すれば、パイプ32の軸方向
における穴明け位置を変更することが可能であ
る。
さらに、穴明け加工が終了し、ポンチ54およ
びパツド58がパイプ32から離脱した後、パイ
プ32およびこのパイプ32の内部に挿入された
中子24を支軸22を中心として上方に揺動さ
せ、その回動作用がキツカー30の先端部30b
の中子24に対する変位を惹起し、加工終了後の
パイプ32を中子24から強制的に離脱させる。
なお、その際、穴明け加工によつてパイプ32に
バリ等がある時、前記摺動動作より除去され、ダ
イ孔25に回収される。
以上のように、本考案によれば、中子のパイプ
への挿入および位置決めを一動作で行うことが出
来、中子を挿入したパイプを支持台の上部に載置
した状態で昇降部を降下することによりパイプの
穴明け加工が行われ、その後昇降部を上昇させる
と共にパイプおよびパイプに挿入された中子を一
体的に回動することによりキツカーがパイプを強
制的に変位させて比較的小さな力で中子からパイ
プを離脱させることが出来る。従つて、従来より
作業時間を短縮出来、さらに加工精度を向上する
ことが可能となり、また、作業効率を一層高揚さ
せることが出来る。結局、効率的且つ精度に優れ
た加工作業を行うことが出来、さらに、作業工程
を低減することが可能となるために極めて経済的
であるという効果も得られる。
以上、本考案について好適な実施例を挙げて説
明したが、本考案はこの実施例に限定されるもの
ではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲におい
て、種々の改良並びに設の変更が可能なことは勿
論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るパイプ塑性加工における
中子抜取装置の縦断側面図、第2図は第1図に示
す装置の平面図、第3図は本考案に係る装置のキ
ツカーの作動状態を示すための縦断側面説明図で
ある。 10……中子抜取装置、12……支持部、14
……昇降部、24……中子、30……キツカー、
32……パイプ、34……載置面、54……ポン
チ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ワークを構成するパイプを位置決めする支持部
    と、前記支持部のパイプに対して昇降動作を行つ
    て所定の塑性加工を行う昇降部とからなり、前記
    支持部はパイプを外嵌し且つ回動自在な中子と、
    前記中子と同一線上でしかも中子の回動軸よりも
    偏心して軸支される抜取手段とを有し、前記抜取
    手段は中子に外嵌するパイプの先端部に当接する
    キツカーを有することを特徴とするパイプ塑性加
    工における中子抜取装置。
JP15543586U 1986-10-08 1986-10-08 Expired JPH0324247Y2 (ja)

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JP15543586U JPH0324247Y2 (ja) 1986-10-08 1986-10-08

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JP15543586U JPH0324247Y2 (ja) 1986-10-08 1986-10-08

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JPS6362224U JPS6362224U (ja) 1988-04-25
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JP5372683B2 (ja) * 2009-09-29 2013-12-18 株式会社国誉アルミ製作所 ディンプル形成装置

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