JPH0324242Y2 - - Google Patents

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JPH0324242Y2
JPH0324242Y2 JP4561985U JP4561985U JPH0324242Y2 JP H0324242 Y2 JPH0324242 Y2 JP H0324242Y2 JP 4561985 U JP4561985 U JP 4561985U JP 4561985 U JP4561985 U JP 4561985U JP H0324242 Y2 JPH0324242 Y2 JP H0324242Y2
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JP
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ring
roll
bearing
fillet
chock
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【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、多列円筒ころ軸受使用の圧延機軸箱
においてロールネツク部の根元部の探傷検基を容
易に行ない得る密封装置に関する。
従来の技術 ロールネツク軸受に多列円筒ころ軸受を使用し
たものとして第3図に示す構造のものが知られて
いる。すなわち第3図において、チヨツク51内
に並設して嵌合されロール52のラジアル荷重を
負荷している4列の円筒ころ軸受53の内輪54
はロールネツク部55にしまりばめ(タイトフイ
ツト)で固定される。56は外輪、57は保持器
58により保持されたころである。ロール52の
軸線方向荷重はチヨツク51の反ロール側に取り
付けの軸受箱59に内蔵されているスラストころ
軸受60を、ロールネツク部55の円筒部61端
面との間にスペーサリング62を介在して配置す
ることにより支持されている。チヨツク51の両
端面には外輪固定部材としての後蓋59、外輪押
え63及び前蓋64が配設され、鍔輪65,65
を介して外輪56の軸方向の位置決めを行なう。
チヨツク51のロール52側である圧延機のロー
ルネツク部の根元部66にはフイレツトリング6
7が装着され上記前蓋64との半径方向スキマを
ウオーターシール68およびオイルシール69と
で密封している。
考案が解決しようとする問題点 しかしながら上記従来技術では、フイレツトリ
ング67はしまりばめでロールネツクに取り付け
られているので、取り外しできない不具合があ
り、またフイレツトリング67をすきまばめ(ル
ーズフイツト)で組込む構造に変更するとして
も、前記のように内輪54がしまりばめでロール
ネツク部55の円筒部61に取り付けられている
場合には、同様にフイレツトリング67をロール
52より抜き出すことはできず、したがつてロー
ルネツク部55の根元部66の探傷検査を行なう
ことは不可能であつた。
本考案は、上記従来技術の問題点に鑑み、部品
点数の増加等を招くことなく、フイレツトリング
を容易に抜き出すことができ、ロール強度上最も
弱い部分であるロールネツク部の探傷検査を容易
に行ない得る軸受装置の提供を目的とする。しか
も、フイレツトリングをロールに対してすきまば
めで装着したとしても、すきまばめにした場合に
はフイレツトリングとロールとの間にクリープ現
象が生じるのを避けるために、キーやボルトで両
部材を固定しておくことが必要となり、部品点数
の増加、コストアツプを招き、またキーやボルト
を用いるためにロールの回転にアンバランスが生
じ、回転精度が低下するという不具合も生じる。
問題点を解決するための手段 本考案は、チヨツクと、該チヨツク内に並設し
て嵌合されかつ円筒状の内輪をロールネツク部に
圧入して該ロールネツク部を支持する多列ころが
り軸受と、前記軸受の両外端面に配置した鍔輪を
介し軸受外輪を軸方向に固定する前記チヨツクの
両端に設けた外輪固定部材と、ロールネツク部の
根元部側に固定したフイレツトリングと、該フイ
レツトリングと前記外輪固定部材との間で形成し
た密封部とを有する圧延機のロール用軸受装置に
おいて、フイレツトリングの内径面の直径を多列
ころがり軸受の内輪の外径面より大径としてロー
ル端面に固定してなることを特徴とする圧延機の
ロール用軸受装置によつて上記問題点を解決す
る。
作 用 チヨツクおよび内輪のみ残して4列円筒ころ軸
受等をロールから抜き出すことができ、六角穴付
きボルトを取り外すことによりフイレツトリング
はロール端面から取り外すことができ、ロールネ
ツク部の根元部の探傷検査を行なうことができ
る。
第1図に示すように、チヨツク1内には4列円
筒ころ軸受2の外輪3,3がすきまばめで取り付
けられ、ロールネツク部4の外径を異にする大、
小円筒部4a,4bにはそれぞれ内径の異なる内
輪5,6がしまりばめで固定されている。7はこ
ろ、8はころ保持器である。
上記チヨツク1のバレル側には第2図に示すご
とく外輪固定部材としての前蓋9およびスケール
や外部からの浸入水を止めるスケールシール10
aが固着されたスケールシールリング10がそれ
ぞれボルト11,12によつて取り付けられてい
る。ロール13の端面14外周側に設けられた環
状突設部14aの内周に設けた内周凹部13aに
は、その内径面15aの直径が前記内輪5,6の
各軌道径よりも大きいフイレツトリング15が嵌
合され、取付ボルト16によつて固定されてい
る。
17はフイレツトリング15とそれを取付ける
ロール13の前記内周凹部13a間の密封用のO
リングである。前記外輪固定部材(前蓋)9の環
状部9aは、フイレツトリング15の内、外円筒
部15b,15cで形成する環状空所内に遊嵌さ
れ、これらが構成する半径方向スキマにはウオー
ターシール18および複列オイルシール19が配
設されてそれぞれ密封部を形成している。20は
Oリングである。
外輪固定部材(前蓋)9の図示しない最下部に
は、上記複列オイルシール19から浸入してくる
冷却水をチヨツク1外へ排出するためのドレーン
穴21が設けられている。
チヨツク1の反バレル側には別の外輪固定部材
としての後蓋22及び外輪押え23が取り付けら
れ、後蓋22に内蔵されるフランジ付スリーブ2
3′内にはロール13の軸方向力を受ける密封形
複列円すいころ軸受24が嵌合されている。上記
円すいころ軸受24の内輪25は、前記小径円筒
部4a端面との間に介装されたスラストリング2
6と接触しロール13の先端小径部27にスキマ
ばめされている。28は内輪25を上記小径部に
係合するキーである。29は先端異型部30に螺
合され上記内輪25の軸方向移動を阻止する締結
部材である。前記スラストリング26は外周側の
突設部26aによつて4列円筒ころ軸受2の内輪
5の軸方向の位置決め機能を併せ持ち、小径円筒
部4aの端面にボルト31によつて固定されてい
る。ころ軸受2の外輪3の両端面は軸受シール3
5を嵌着した鍔輪32,32を介して、反バレル
側は後蓋22に接合された外輪押え23によつ
て、バレル側は前記前蓋9によつてそれぞれ位置
決めされる。33はロール13先端部のカバーで
あつて、前カバー34に取り付けられている。
考案の効果 上記のように、本考案によればロールネツク部
に多列円筒ころ軸受の内輪がしまりばめに組込ま
れた軸受装置においても、内輪5,6をロールネ
ツク部4に嵌合した状態のままフイレツトリング
15を取り外してロールネツク部の根元部の探傷
検査ができ、ロール寿命の効率的保守管理が可能
となる。
ロールの強度については、圧延運動中応力が最
も集中するロールネツク部の根元部が特に弱く、
疲労破壊の前兆が最初に表われ或いは折損事故は
根元部に最も多発している。したがつて定期的に
該部位の点検が行なわれるならば、ロールの疲労
状態を早期に発見し得、ロール折損等の重大事故
も未然に防止し得るものである。ロールの折損は
不良圧延製品を出すばかりでなく、圧延装置全体
を停止させ膨大な損失を与えることになる。
近年、製品精度の向上を図るためバツクアツプ
ロールには4列円筒ころ軸受が使用されることが
多いことからも、ロール寿命点検を容易に行ない
得る本考案は圧延製品の保守管理上多大な効果を
奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の縦断面図、第2図は要
部拡大断面図、第3図は従来装置の要部を示す縦
断面図である。 1……チヨツク、2……4列円筒ころ軸受、3
……外輪、4……ロールネツク部、5,6……内
輪、9……前蓋(バレル側の外輪固定部材)、1
3……ロール、14……ロール端面、15……フ
イレツトリング、15a……内径面、22……後
蓋(反バレル側の外輪固定部材)、23……外輪
押え(反バレル側の外輪固定部材)、32……鍔
輪。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. チヨツクと、該チヨツク内に並設して嵌合され
    かつ円筒状の内輪をロールネツク部に圧入して該
    ロールネツク部を支持する多列ころがり軸受と、
    前記軸受の両外端面に配置した鍔輪を介し軸受外
    輪を軸方向に固定する前記チヨツクの両端に設け
    た外輪固定部材と、ロールネツク部の根元部側に
    固定したフイレツトリングと、該フイレツトリン
    グと前記外輪固定部材との間で形成した密封部と
    を有する圧延機のロール用軸受装置において、フ
    イレツトリングの内径面の直径を多列ころがり軸
    受の内輪の外径面より大径としてロール端面に固
    定してなることを特徴とする圧延機のロール用軸
    受装置。
JP4561985U 1985-03-28 1985-03-28 Expired JPH0324242Y2 (ja)

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JP4561985U JPH0324242Y2 (ja) 1985-03-28 1985-03-28

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JP4561985U JPH0324242Y2 (ja) 1985-03-28 1985-03-28

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61162308U JPS61162308U (ja) 1986-10-08
JPH0324242Y2 true JPH0324242Y2 (ja) 1991-05-27

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ID=30559275

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JP4561985U Expired JPH0324242Y2 (ja) 1985-03-28 1985-03-28

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6634786B2 (ja) * 2015-11-18 2020-01-22 日本精工株式会社 多段圧延機のロール用軸受検査部品、及び多段圧延機のロール用軸受の損傷検出方法

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Publication number Publication date
JPS61162308U (ja) 1986-10-08

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