JPH03241263A - 瞬間式給湯器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、自動保温機構を備えた瞬間式給湯器に関する
ものである。

〔従来の技術〕

給湯栓を開いたとき直ちに適温の湯が出るように構成さ
れたた瞬間式給湯器の一般的な構造を第２図について以
下に述べる。

燃料ガスはガス元電磁弁１．ガス電磁弁２．および比例
弁３を経てバーナ４に供給される。

５はイグナイタ電極、６はフレームロンド電極である。

前記バーナで発生した高温の燃焼ガスは熱交換器７の周
囲を流動して排気口８から大気中に放出される。

９は前記バーナ４に燃焼用空気を供給する燃焼ファンで
ある。

一方、給水管１０から供給された給水は、逆止弁１１．
フローセンサ１２．および入水温度センサである入水温
サーミスタ１３を経て前記熱交換器７の水管を流通して
加熱され、その出湯温度を湯温サーミスタ１４で検出さ
れ、電動切替弁１５を経て貯湯タンク１６の底部近傍に
注入される。

上記電動切替弁１５は、図示しない制御部によって作動
されるモータＭで駆動される三方弁であって、前記熱交
換器７からの出湯を貯湯タンク１６の底部近傍もしくは
頂部近傍へ流入せしめるように切り替え作動を行なう。

１７は、前記貯湯タンク１６内の湯温を検出するタンク
内温度センサとしてのタンク内サーミスタである。

温水循環ポンプ１８は、前述した制御部（図示せず）に
よって制御され、前記熱交換器７からの出湯を吸入１吐
出して該熱交換器７の流入側へ送り込んで循環させる。

２０は上記循環回路を構成している循環管路、１９は上
記循環管路２０に設けられた逆止弁である。

貯湯タンク１６の頂部近傍に連通された給湯管２１の先
端に接続されている給湯栓（図示せず）が開かれて出湯
されると、給水はフローセンサ１２、熱交換器７を経て
貯湯タンク１６内に補充される。

すると、フローセンサ１２が通水を検知して、その出力
信号を制御部（図示せず）に入力する。

該制御部は、フローセンサ１２の出力信号があらかじめ
設定された値以上になるとガス元電磁弁１、ガス電磁弁
２を開弁させ、燃焼ファン９を作動させ、イグナイタ電
極５を作動させて燃焼を開始させる。

燃焼中、前記の制御部はフレームロンド電極６によって
燃焼の継続を監視しつつ、入水温サーミスタ１３．湯温
サーミスタ１４．フローセンサ１２の出力信号に基づく
演算を行って比例弁３の開度を制御し、所定温度の湯が
出湯するように自動制御する。

給湯管２１の先端の給湯栓（図示せず）を閉しるとフロ
ーセンサ１２の出力信号が流量ゼロを表わし、制御部は
ガス電磁弁２を閉じ燃焼ファン９を停止させて燃焼を休
止させる。

このとき、貯湯タンク１６内には適温の湯が充満してい
るので、給湯栓が開かれると即時に適温の湯が出湯され
る。

しかし、このまま放置しておくと貯湯タンク１６内の湯
が次第に放冷されるので第３図に示すようにして保温運
転が行われる。

図示しない制御部に自動保温の指示が与えられていると
きは、該制御部は一定の時間（例えば３０分）ごとにタ
ンク内サーミスタ１７の出力信号を設定値と比較し、設
定値よりも低い値を示したときは温水循環ポンプ１８を
作動させ、バーナ４に燃料ガスを供給するとともに燃焼
ファン９を作動させて燃焼を開始させ、本第３図に斑点
を付して示した循環回路内で湯を循環流動させて貯湯タ
ンク１６内の湯温を上昇させる。添付図面において斑点
を付した部分は流水を生じている個所を示している。

（発明が解決しようとする課題〕 前記のような構成よりなる従来例の瞬間給湯器において
（第４図参照）、給湯管２１の先端に設けられた給湯栓
（図示せず）が僅かに開かれたとき、図に斑点を付して
示した流路に従って、フローセンサ１２の設定流量以下
の通水が発生する。

この状態ではバーナ４によるガス燃焼が行われないので
、給水は常温のままで熱交換器７を流通して貯湯タンク
１６内へ流入する。

前記フローセンサ１２の設定値を、調節可能な範囲内で
最小にしておいても、該最小値以下の小流量の場合は上
記と同様にして常温の給水が貯湯タンク１６内に流入す
る。

こうした現象の結果として、従来例の瞬間給湯器は、自
動保温の操作をせずに少流量の出湯を続けていると湯温
がだんだん低下するという不具合が有る。また、自動保
温の指示を与えておいても、自動保温の作動は前述のご
とく定期的にタンク内す−ξスタ１７の出力信号を設定
値と比較して行われるので、該定期的作・動の間におい
て少流量の出湯を続けると湯温かだんだん低下する。

本発明は上述の事情に鑑みて為されたもので、少流量の
出湯を継続したり、少流量の出湯を繰り返したりしても
、所定の出湯温度が保たれる瞬間給湯器を提供すること
を目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

上記の目的を達成するための本発明の構成は、制御部に
対して自動保温の指示の有無に拘らず、バーナーに供給
する燃料ガスを制御する電磁弁と、該バーナーで発生し
た燃料ガスの流路に設けられた熱交換器と、上記の熱交
換器に給水を供給する管路と、該管路に設けられたフロ
ーセンサおよび入水温度センサと、前記熱交換器を流通
して加熱された湯を貯える貯湯タンクと、該貯湯タンク
に設けられたタンク内温度センサとを具備するとともに
、前記貯湯タンクと熱交換器と温水循環ポンプとよりな
る温水循環回路が形成されており、かつ、前記フローセ
ンサの出力信号、入水温度センサの出力信号およびタン
ク内温度センサの出力信号を入力されて前記燃料ガス制
御電磁弁および温水循環ポンプを制御する制御部を設け
た給湯器であって、前記フローセンサの出力信号が設定
値を越えると自動的に燃料ガス制御電磁弁が開かれると
ともに、バーナに付属する着火手段が作動せしめられて
ガス燃焼が行われる瞬間式給湯器において、 前記の制御部は、タンク内温度センサの出力信号が予め
設定された温度以下になったとき、フローセンサの出力
信号が設定値以下であっても燃料ガス制御電磁弁を開く
とともにバーナに付属する着火手段を作動せしめてガス
燃焼を行わせる構造であることを特徴とする。

〔作用〕

前記の手段に示された構成によれば、フローセンサで検
知できないような小流量の出湯が行われたとき、貯湯タ
ンク内の湯温の低下をタンク内温度センサ（例えばタン
ク内サーミスタ）で検出し、制御部が燃料ガス制御用の
電磁弁を開いて、バーナに点火して燃焼を行わせる。

この場合、出湯流量は僅少であるが、循環ポンプを作動
させて熱交換器内の流量を増加させるので、該熱交換器
内で突沸を生じるおそれが無く、安全に所定の湯温を維
持することができる。

〔実施例〕

次に、本発明に係る瞬間給湯器の１実施例について、第
１図を参照しつつ説明する。

本実施例は、第２図〜第４図に示した従来例の瞬間給湯
器に本発明を適用して改良したものであって、図示しな
い制御部以外の構成は前記従来例と同様ないし類似であ
る。

この実施例は、バーナ４に供給する燃料ガスを制御する
ガス電磁弁２および比例弁３と、熱交換器７と、給水管
１０と、該給水管１０に設けられたフローセンサ１２お
よび入水温サーミスタ１３と、前記熱交換器で加熱され
た湯を貯える貯湯タンク１６と、該貯湯タンクに設けら
れたタンク内サーミスタ１７とを具備するとともに、前
記貯湯タンク１６と熱交換器７と温水循環ポンプ１８と
よりなる温水循環回路が形成されている。

図示しない制御部はタンク内サーミスタ１７の出力信号
を人力され、ガス電磁弁２．イグナイタ電極５．燃焼フ
ァン９．電動切替弁１５．温水循環ポンプ１８の作動を
制御して次のように作動させる。

給湯栓２０が僅かに開かれて、フローセンサ１２が流水
を検知できない程度の僅少な出湯２１があったとき、直
ちには別設の反応は示されないが、給水管１０から供給
された給水が常温のままで熱交換器７を流通して貯湯タ
ンク１６内に補充されるので、該貯湯タンク１６内に貯
えられている湯の温度は次第に下降する。

タンク内サーミスタ１７の出力信号が設定値まで低下す
ると電動切替弁１５が切り替えられて、熱交換器７を流
通した給水は貯湯タンク１６の頂部近傍に流入せしめら
れる（第１図）。

そして温水循環ポンプ１日および燃焼ファン９が作動せ
しめられる。

温水循環ポンプ１８の作動によって、矢印ａｂ、ｃ、ｄ
、ｅ、ｆという流水の他に、矢印ｇ。

ｈ、ｂ、ｃ、ｉ、ｊの循環流が発生する。

微小時間の遅れを置いてガス電磁弁２が開かれイグナイ
タ電極５が作動せしめられて、バーナ４によって燃焼が
行われる。この燃焼によって前記の水流（矢印ｂ）が加
熱され、貯湯タンク１６内の湯温が上昇する。

タンク内サーミスタ１７の出力信号が所定値を越えて上
昇すると、ガス電磁弁２が閉じられ、燃焼ファン９が停
止せしめられ、温水循環ポンプ１８が停止せしめられる
とともに、電動切替弁１５が切り替えられて、熱交換器
７から流出した水流を貯湯タンク１６の底部近傍−５導
く連通形態となる。

以上のようにして貯湯タンク１６内の湯は、小流量の出
湯を継続したり繰り返したりしても、常に設定温度範囲
内に保たれる。

〔発明の効果〕

本発明の瞬間式給湯器によれば、フローセンサが検知で
きないような小流量の出湯を継続したり繰り返したりし
ても、貯湯タンク内の湯温が常に設定範囲内に保たれる
ので、所定の出湯温度が維持される。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る瞬間給湯器の１実施例を示し、そ
の作用、効果を説明するための系統図である。 第２図および第３図は従来例の瞬間給湯器を示し、第２
図は高温給湯作動を説明するための系統図、第３図は自
動保温作動を説明するための系統図である。 第４図は上記従来例における課題を説明するた私 めの説明図で着る。 ２・・・ガス電磁弁、３・・・比例弁、４・・・バーナ
、５・・・イグナイタ電極、７・・・熱交換機、８・・
・排気口、９・・・燃焼ファン、１０・・・給水管、１
２・・・フローセンサ、１３・・・入水温サーミスタ、
１４・・・湯温サーミスタ、１５・・・電動切替弁、１
６・・・貯湯タンク、１７・・・タンク内サーミスタ、
１８・・・温水循環ポンプ、２０・・・給湯栓、２１・
・・僅少流量の出湯。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、バーナーに供給する燃料ガスを制御する電磁弁と、
   該バーナーで発生した燃料ガスの流路に設けられた熱交
   換器と、上記の熱交換器に給水を供給する管路と、該管
   路に設けられたフローセンサおよび入水温度センサと、
   前記熱交換器を流通して加熱された湯を貯える貯湯タン
   クと、該貯湯タンクに設けられたタンク内温度センサと
   を具備するとともに、前記貯湯タンクと熱交換器と温水
   循環ポンプとよりなる温水循環回路が形成されており、
   かつ、前記フローセンサの出力信号、入水温度センサの
   出力信号およびタンク内温度センサの出力信号を入力さ
   れて前記燃料ガス制御電磁弁および温水循環ポンプを制
   御する制御部を設けた給湯器であって、前記フローセン
   サの出力信号が設定値を越えると自動的に燃料ガス制御
   電磁弁が開かれるとともに、バーナに付属する着火手段
   が作動せしめられてガス燃焼が行われる瞬間式給湯器に
   おいて、前記の制御部は、タンク内温度センサの出力信
   号が予め設定された温度以下になったとき、フローセン
   サの出力信号が設定値以下であっても燃料ガス制御電磁
   弁を開くとともに、バーナに付属する着火手段を作動せ
   しめてガス燃焼を行わせる構造であることを特徴とする
   瞬間式給湯器。