JPH03240925A - 乾留装置の操業方法 - Google Patents

乾留装置の操業方法

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JPH03240925A
JPH03240925A JP3592790A JP3592790A JPH03240925A JP H03240925 A JPH03240925 A JP H03240925A JP 3592790 A JP3592790 A JP 3592790A JP 3592790 A JP3592790 A JP 3592790A JP H03240925 A JPH03240925 A JP H03240925A
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和夫 田中
Masayuki Inoue
雅之 井上
Masaaki Kinoshita
正昭 木下
Hirotsuyo Murakami
村上 寛剛
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Hamada Heavy Industries Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、開閉できる蓋を有するバッチ式の乾留装置の
操業方法に係り、特に釜内の被乾留物の乾留終了を検出
する方法に関する。
〔従来の技術〕
例えば、ステンレス鋼板の製造工場においては、研削工
程及び研磨工程において、多量の研削油を含むステンレ
ス鋼板研削屑が発生する。
このステンレス鋼板研削屑は、特公昭52−35003
号公報に記載のように、−旦研削屑内に含まれる研削油
の大半を静置分離方法や遠心分離方法で除去し、しかる
後シリンダー内に入れてピストンにて圧搾して見掛は比
重3〜4程度のステンレス鋼塊として、次に、該ステン
レス鋼塊を仮焼して、なお残存している少量の油分を燃
やし尽くして、製鋼原料に再生する方法が知られている
が、該方法は油分を燃焼させてしまうので、有効に回収
できないという欠点がある。そこで、被乾留物の一例で
ある上記ステンレス鋼塊を乾留すれば、含有する油分を
回収できることになる。このように乾留装置を使用して
油分を回収する方法として、特開昭51−147418
号公報記載のように、研削粉をブリケットにする方法が
知られている。
そして、上記の如く乾留装置の操業方法における乾留終
了時の判断方法は、経験によって加熱温度と加熱必要時
間とを割り出し、推定終了時間より多少長めに乾留釜の
加熱を行い、内部の被乾留物を完全に乾留する方法(以
下、六方法という)、あるいは乾留釜からの発生ガス及
び回収油の着で判断する方法(以下、B方法という)に
よって行っていた。
(発明が解決しようとする課題〕 しかしながら、上記A方法によって乾留終了時の判断を
行うと、加熱用の燃料を余分に使用することに成りやす
く、また、被乾留物によって乾留時間がバラツクので管
理が難しいという問題点があった。 また、上記B方法
においても、乾留する材料によって発生ガス量及び油回
収量は異なり、結果として人の判断に軌ってすることに
なり、乾留が不十分であったり、あるいは乾留しすぎて
余分な燃料を使用したりする等の問題点があった本発明
はこのような事情に鑑みてなされたもので、乾留の際に
必然的に発生する物理的現象を検出して、的確に乾留の
終了を検出する乾留装置の操業方法を提供することを目
的とする。
[課題を解決するための手段] 上記目的に沿う請求項(1)記載の乾留装置の操業方法
は、開閉できる蓋と、内部の気流を撹拌する電動ファン
を備えた乾留釜内に、被乾留物を入れ加熱して乾留を行
う乾留装置の操業方法であって、乾留の終了時点の判断
を上記電動ファンの電流値が乾留初期値に減少したこと
を検出することによって行うようにして構成されている
また、請求項(2)記載の乾留装置の操業方法は、開閉
できる蓋と、内部の気流を撹拌する電動ファンを備えた
乾留釜内に、被乾留物を入れ加熱して乾留を行う乾留装
置の操業方法であって、乾留の終了時点の判断を、上記
乾留釜の非加熱部の鉄皮の温度、乾留釜のフランジ冷却
水の温度及び乾留蒲の排ガス通路の温度の一つまたは二
つ以上を検出し、該温度が上昇後所定値まで下降したこ
とを検出することによって行うようにして構成されてい
る。
〔作用〕
乾留時に発生するガス成分は、被乾留物に含まれている
研削油が蒸発及び分解した高分子の油分及び水蒸気によ
って構成されているので、空気の比重より極めて大きな
比重となる。
従って、請求項(1)記載の乾留装置の操業方法に示す
ように、乾留釜内に配置された電動ファンの電流(負荷
電流)は、乾留ガスが発生していない時には空気あるい
は窒素ガス等を負荷しているので、比較的電流値は小さ
いが、乾留ガスが発生すると、空気の比重より迄かに大
きい乾留ガスを負荷とするので、電動ファンの電流値が
上昇する。そして、乾留が終了すると上記高分子の乾留
ガスは発生しないので、電動ファンの負荷は軽減して電
流値が下がる。この電流値が下がったことを検出して、
乾留の終了を判断することができるなお、請求項(1)
においては乾留の終了時点の判断を上記電動ファンの電
流値のみで行う他、後述する乾留釜の非加熱部の鉄皮の
温度、フランジ冷却水の出口側の温度及び排ガス通路の
温度のうち一つまたは二つ以上を組み合わせて行っても
良い、上記のように組み合わせることにより、検出器の
誤動作等による検出漏れを防止し、信頼性の向上を図る
ことができる。
また、上記乾留ガスは内部に多量の高分子化合物を含む
ので、定圧比熱が空気に比較して大きい、また、蓋のフ
ランジ部分等の低温部には乾留ガス中に含まれる高分子
化合物の蒸気が凝縮することにより熱が伝導される。従
って、乾留ガスの発生によって大量の熱が移動すること
になり、これによってバーナーで直接加熱されていない
鉄皮の温度が上昇し、更には蓋のフランジの部分の冷却
水の出口側の温度も上昇する。そして、乾留が終了する
と、上記乾留ガスの発生がないので、大量の熱が上記鉄
皮及び冷却水に供給されないので、鉄皮の場合には外部
への放熱もあって温度が下がる。
乾留が行われている間には、大量の乾留ガスが発生し、
排ガス通路を通って乾留釜から外部に排出され、結果と
して排ガス通路の温度が上昇するが、乾留が終了すると
乾留ガスは発生しないので、外部に熱を放散することも
あって排ガス通路の温度が下がる。
請求項(2)記載の乾留装置の操業方法においては、上
記物理的現象を捉えて、乾留釜の上部の鉄皮の温度、フ
ランジ冷却水の出口側の温度あるいは乾留釜の排ガス通
路の温度が上昇後、所定値まで下降することを検出する
ことによって乾留の終了を判断する。
上記所定値を定めるには、例えば予め実験によって乾留
終了時点の温度を測定し、該温度と乾留中の最高温度の
差を求めて行う、また、上記のように3種類の温度のう
ち2種類以上の温度を測定した場合には検出器の誤動作
などによる検出漏れを防止し、信軌性の向上を図ること
ができる。
なお、請求項(2)においては乾留の終了時点の判断を
上記各温度によって行う他、請求項(1)における電動
ファンの電流値と組み合わせて行っても良い0組み合わ
せることによって検出の信顛性が一層向上する。
〔実施例] 続いて、本発明の実施例に係る乾留装置の操業方法を適
用した乾留設備について説明し、本発明の理解に供する
ここに、第1図は本発明の一実施例に係る乾留装置の操
業方法を適用した乾留設備のフロー図、第2図は乾留釜
のフランジ部分の詳細断面図、第3図は測定結果を示す
グラフを示す。
第1図に示すように上記乾留設備は、開閉できる蓋26
を有する乾留釜10と、該乾留釜10近傍の乾留ガス通
路を構成するガス管11内で凝縮液化した油を冷却する
油冷却装置12と、さらに排気ガスを冷却し油及び水を
液化するコンデンサー13と、該コンデンサー13の出
口側に連結される水封槽14と、上記油冷却装置12及
びコンデンサー13によって回収された油を入れる回収
油タンク15.16及び貯留タンク17と、乾留によっ
て生じたガス及び油を燃料とし上記乾留釜lOを加熱す
るオイルバーナー18、ガスバーナー19及び常燃バー
ナー20と、上記各バーナーに一次空気を供給する燃焼
用ファン21と、循環する冷却用の水を冷却するクーリ
ングタワー22と、これら全体を制御する制御装置23
とを有して構成されている。これらについて更に詳しく
説明する。
上記乾留釜10は全体がステンレス鋼または耐熱鋼製等
の容器からなって、下部の釜本体24の内部には適当間
隔に配置された支持部材からなる載置台25を有し、上
部には図示しないシリダ−を有してなる開閉装置付きの
蓋26が設けられ、該蓋26の内部内側には外部に配置
されたモーター27によって駆動される撹拌用の電動フ
ァン28と、該電動ファン28に下部からガスを導いて
側部に排出する整風板29が設けられている。
上記載置台25の上には乾留釜10の内径より充分小さ
い外径を有する円柱体を縦方向に4等分した形状の4個
の乾留物取納容器30が配置されている。この乾留物取
納容器30は上部は開放、底部は網状となって上記電動
ファン28によって送られるガスが該乾留物取納容器3
0の外側を通って、該乾留物取納容器30の底部から内
部に入り、上記整風板29によって再度上部の電動ファ
ン2日に向かって流れ、循環するようになっている。
また、上記乾留釜10の蓋26の表面温度を測定する温
度センサー42aが設けられ、その出力は制御装置23
に入力されている。
上記乾留釜10の蓋26及び下部の釜本体24には、第
2図に示すように対向するフランジ31.32が設けら
れ、該フランジ31.32は上部及び下部に冷却水通路
33.33aを有し、しかも適当間隔で周囲に締付はボ
ルト34が螺合している締め金具35が、取付は金具3
6にピン37を介して回動自在に取付けられている。
また、下部のフランジ32にはニ段に溝3B、39が形
成され、上部のフランジ31には該満38.39に嵌入
する耐熱性パツキンを押圧するリング40.41が夫々
設けられ、しかも図示しない接続口から上記リング40
.41間に窒素ガスを充填できるようになっている。
上記冷却水通路33.33aは直列または並列に接続さ
れて、その出口側には第1図に示すように温度センサー
42が配置されている。
なお、上記電動ファン2日のモーター27には制御装置
23内において図示しない電流センサーが設けられ、電
動ファン28の負荷電流を測定できるようになっている
上記乾留釜lOには発生する乾留ガスを外部に導く排ガ
ス通路としてのガス管11には、発生する乾留ガスの温
度を測定する温度センサー43が設けられ、その出力は
制御装置23に人力されている。
上記ガス管11は乾留時には内部の温度が略4o o 
’c程度になって、該ガス管11の最も低い位置には分
岐管が接続され、内部に溜まった油を油冷却装置12に
導くようになっている。この油冷却装置12は、該ガス
管11内において凝縮した高引火点(即ち、高沸点)の
油を冷却するためのものであり、冷却後の油は内部に仕
切り板を有する回収油タンク15に導かれ、表面に浮い
た軽い油のみを隣槽にオーバーフローさせて回収する。
上記ガス管11の終端には内部を冷却水によって強制的
に冷却されるコンデンサー13が接続され、乾留ガスを
常温近くまで冷却してガス内に含まれる油及び水を凝縮
して液化し、回収油タンク16に導いている。この回収
油タンク16も内部に仕切り板を有し、表面に浮いた軽
い油のみを仕切り板からオーバーフローさせて隣槽に導
いている。
回収油タンク15.1Gに回収した油は、ポンプ44.
45によって貯留タンク17に送り燃料油として使用す
る。
この場合、回収油タンク16に回収した低引火点の油(
即ち、低沸点の油を含む油)の回収油を優先して貯留タ
ンク17に送り、燃料油として不足する場合には回収油
タンク15の高引火点の回収油も貯留タンク17に送り
使用する。また、燃料油として余剰の場合にはドラム缶
等に払出し、他設備の燃料等に有効に利用する。
上記コンデンサー13の出口側にはバルブ46を介して
水封槽14が取付けられ、該水封槽14を介して発生す
るガスはガスバーナー19及びガスバーナーによって構
成される常燃バーナー20に供給されて、逆火しないよ
うになっている。
なお、上記回収油タンク15.16で分離された水及び
水封槽14からオーバーフローする水は、図示しない油
水分離装置を通して、油分を含まない状態で水のみを系
外に排出している。
上記乾留釜10の下部にはオイルバーナー18と、ガス
バーナー19が備えられ、該オイルバーナー18にはポ
ンプ47を介して上記貯留タンク17からの油が供給さ
れ、上記ガスバーナー19は水封槽14、三方制御弁4
8を介して乾留によって発生する可燃性のガスが供給さ
れて、乾留釜10を下部から加熱できるようになってい
る。
そして、乾留によって過剰に発生するガスは、上記常燃
バーナー20によって燃焼して煙突49から大気に放出
している共に、各バーナー18.20には、LPG50
を燃料とするパイロットバーナーが備えられている。
一方、上記コンデンサー13に、はバルブ51を介して
循環用ファン52が取付けられ、コンデンサー13で冷
却されたガスを再度乾留釜10に送ることができるよう
になっていると共に、該乾留釜10にはバルブ53を介
して窒素ガスタンク54が接続され、必要によって乾留
釜10の内部に窒素ガスを封入できるようになっている
なお、上記コンデンサー13にはクーリングタワー22
によって冷却される水がポンプ55によって送りこまれ
ていると共に、該ポンプ55によって上記油冷却装置1
2及び乾留釜10のフランジ31.32にも冷却水が供
給されている。
次に、上記乾留設備の動作について説明すると、ステン
レス鋼板を研磨ベルトによって研磨する過程において発
生する研削油を含有する被乾留物の一例であるステンレ
ス鋼板研削屑を集めて、プレス工場に搬送しシリンダー
内に入れて上部からピストンで圧搾して切削油を押出ケ
ーキ状の塊状物(直径180+s、高さ60〜100m
5)に成形する。これによって該塊状物の含有する油分
は15%程度となる。
次に、この塊状物を前記した4個の乾留物収納容器30
に入れて、乾留釜10内に入れ、126をして全体を密
封し、バルブ53を開いて窒素ガスタンク54から窒素
ガスを導き、内部の空気を追い出して非酸化性雰囲気と
し、上記パルプ53を閉める。
そして、まずモーター27を駆動して乾留釜10内の電
動ファン28を回転させ、LPGを燃料とするパイロッ
トバーナーに着火して、前回までの乾留によって回収し
た油を燃料とするオイルバーナー18を燃焼させる。こ
の時、コンデンサー13に接続されるパルプ46は開き
、バルブ51は閉じているものとする。
これによって乾留釜10の内部が加熱されるが、加熱前
は上記モーター27の電流は小さく、フランジ31.3
2を冷却する冷却水の出口温度も常温であり、排ガス通
路を構成するガス管11に取付けられている温度も常温
である。
しかしながら、運転を始めると乾留釜IOの内部の電動
ファン28から周囲に放出された気流は4個の乾留物収
納容器30の外側と乾留釜lOとの内側との間を通って
乾留釜lOの底の方に移動し、加熱され、乾留物収納容
器30の底から塊状物の隙間を通って上昇し、整風板2
9によって電動ファン28の直下に集められて循環する
被乾留物の一例である塊状物が加熱されることによって
乾留ガスが発生し、該乾留ガスはガス管11を通過する
が、高引火点の油はガス管ll中で凝縮して油冷却装置
12の方に流れ込み、冷却されて回収油タンク15の一
槽に送られる。
この回収油タンク15の一槽からオーバーフローした水
より軽い油は隣槽に流れ込み、ポンプ44によって貯留
タンク17またはドラム缶に送られる。
上記ガス管ll内で凝縮しなかった油分を含む乾留ガス
はコンデンサー13に移動するが、該コンデンサー13
は冷却水によって常温近くまで冷却されているので、内
部に含まれている油は殆ど凝縮し、低沸点の油を含む油
、即ち低引火点の油が回収され、回収油タンク16の一
槽に送られる、そして、この回収油タンク16の一槽か
らオーバーフローした分を隣槽に集め、貯留タンク17
またはドラム缶にポンプ45で搬送する。
上記コンデンサー13を通ったガスには液化しない低分
子の可燃性ガスを大量に含んでいるので、逆火防止用の
水封槽14を通してガスバーナー19に供給して、乾留
釜10を加熱する熱源として使用する。
時間の経過と共に、乾留釜10内の温度も上昇し、大量
の可燃性ガスが発生する場合には、上記ガスバーナー1
9を主体として燃焼させても、乾留釜lOの温度が上が
り過ぎるので、必要な場合にはまずオイルバーナー18
の燃焼を弱め、これでも加熱しすぎる場合には、三方制
御弁48を操作し、余剰の可燃性ガスを常燃バーナー2
0に導き、燃焼させて、大気に放出する。
なお、乾留釜lO内の温度は平均500℃程度として、
最大でも800°Cを越えない程度とする塊状物の温度
が上昇すると内部に含まれている切削油が蒸発するので
、電動ファン28の負荷が増加し、温度センサー42に
よって測定されるフランジ31.32の冷却水の出口側
の温度、温度センサー42aによって測定される乾留釜
10の蓋26の表面温度、及び温度センサー43によっ
て測定されるガス管ll内の温度も上昇する。この経過
を第3図に示す。
乾留が終わると、内部に高分子のガスの発生が無くなる
ので、第3図に示すように、電動ファン28の負荷が小
さくなる。
また、温度センサー42によって測定されるフタンク3
1.32の冷却水の出口側の温度、温度センサー42a
によって測定される乾留釜IOの蓋26の表面温度、温
度センサー43によって測定されるガス管11内のガス
の温度も下降する。
従って、乾留の終了時点を第3図のP、Q、RlSの各
点と指定することによって、乾留の終了を検知すること
ができる。なお、乾留の終了の出力は、電動ファンの電
流センサーの出力、温度センサー42.42a、43の
出力のいずれか一つが第3図の点に到達したときを乾留
の終了としても良いし、上記出力のうち2つ以上が咳点
に到達したときを乾留の終了としても良い。
乾留が終了の信号が発生した後は、上記制御語!23に
よって、上記ガスバーナー19、オイルバーナー18の
火を止める。加熱燃焼終了後、バルブ46を開いて窒素
ガスタンク54から窒素を導き乾留釜10及びガス管1
1内に残存しているガスを追い出して、上記乾留釜10
及びガス管ll内の油の凝縮、滞留を防止する。
この後、バルブ4Gを止めると共に、バルブ51を開き
、循環ファン52を駆動して乾留釜IO内のガスをコン
デンサー13を通して循環させる。なお、この場合、温
度が下がって負圧になるのを防止する為に、乾留釜10
内の圧力低下に応じて随時バルブ53を開いて内部に窒
素を充填する。上記コンデンサー13はクーリングタワ
ー22によって冷却される冷却水が循環しているので、
内部の非酸化性ガスは急速に温度が下がり、これによっ
て乾留された塊状物の温度も常温近傍まで下がる。
塊状物の温度が完全に下がった状態(塊状物が自身の熱
で酸化しない温度)で、循環ファン52、電動ファン2
8を止め、126を開けて内部の塊状物を取り出す、こ
れによってステンレス鋼板研削屑の製鋼原料への再生が
終了するが、上記乾留釜10から取り出した塊状物の油
分は実測すると0.1%以下であり、しかも酸化の進行
は全く見られなかった。
〔発明の効果〕
請求項(1)記載の乾留装置の操業方法においては、乾
留釜内の気流を循環させる電動ファンの負荷電流を検出
して乾留の完了を検出しており、請求項(2)記載の乾
留装置の操業方法においては、乾留釜のフランジ冷却水
、排ガス通路あるいは乾留釜の非加熱部鉄皮のそれぞれ
の温度が上昇後、所定値まで下降することの一つまたは
二つ以上を検出して乾留終了を検出し、該温度が上昇後
一定値まで下降することを確認して乾留の終了を検出し
ているので、自動的に乾留の終了を検出することができ
る。
従って、被乾留物の11に4、量等によって生じる乾留
製品のバラツキが無くなり、乾留後の製品が安定し、更
には余分に乾留させる必要もないので、処理能力の向上
及び燃料の節約を図れることになった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る乾留装置の操業方法を
適用した乾留設備のフロー図、第2図は乾留釜のフラン
ジ部分の詳細断面図、第3図は測定結果を示すグラフを
示す。 【符合の説明〕 10−−−−一 乾留釜、11−・−−−−−ガス管(
排ガス通路)、12−−−一油冷却装置、13−・−コ
ンデンサー、14−−−−一・・水封槽、15.16−
・−回収油タンク、l 7−−−−一・−貯留タンク、
18−・・・・−オイルバーナー、19・・・・−−−
−−ガスバーナー、20−−−−一常燃バーナー、21
−・・・・−燃焼用ファン、22− ・−クーリングタ
ワー、23−・−・・−・−制御装置、24−−−一・
・釜本体、25−−−−−−−一載置台、26−・−蓋
、27−・・・・−モーター、28・・−−−−−一・
電動ファン、29−−−−−−・・−整風板、30−・
−−−−一・・乾留物収納容器、31.32−−−−−
−−フランジ、33.33a・−−−−−・−冷却水通
路、34−・・−締付はボルト、35−・・−締め金具
、36−−−−−・−・取付は金具、37−−−−−ピ
ン、38.39−・〜・−−−−一溝、40.41−−
−一−−−−−リング、42.42a、43−−−−一
・−温度センサー、44.45−−−−・・−ポンプ、
46・・−バルブ、47・−−−−−−−・ポンプ、4
 B−・−・・・三方制御弁、49−・・−煙突、50
−−−−一・・ LPG、51−・−−・−バルブ、5
2−・・・−・循環用ファン、53・−・・パルプ、5
4 窒素ガスタンク、 55・− ポンプ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)開閉できる蓋と、内部の気流を撹拌する電動ファ
    ンとを備えた乾留釜内に、被乾留物を入れ加熱して乾留
    を行う乾留装置の操業方法であって、乾留の終了時点の
    判断を上記電動ファンの電流値が乾留初期値に減少した
    ことを検出することによって行うことを特徴とする乾留
    装置の操業方法。
  2. (2)開閉できる蓋と、内部の気流を撹拌する電動ファ
    ンを備えた乾留釜内に、被乾留物を入れ加熱して乾留を
    行う乾留装置の操業方法であって、乾留の終了時点の判
    断を、上記乾留釜の非加熱部の鉄皮の温度、乾留釜のフ
    ランジ冷却水の温度及び乾留蒲の排ガス通路の温度の一
    つまたは二つ以上を検出し、該温度が上昇後所定値まで
    下降したことを検出することによって行うことを特徴と
    する乾留装置の操業方法。
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