JPH03240778A - 抗真菌剤 - Google Patents

抗真菌剤

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JPH03240778A
JPH03240778A JP3592890A JP3592890A JPH03240778A JP H03240778 A JPH03240778 A JP H03240778A JP 3592890 A JP3592890 A JP 3592890A JP 3592890 A JP3592890 A JP 3592890A JP H03240778 A JPH03240778 A JP H03240778A
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JP
Japan
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formula
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expressed
compound
acid
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JP3592890A
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English (en)
Inventor
Sadao Oida
老田 貞夫
Takeo Miyaoka
宮岡 武男
Kazu Tajima
田島 和
Hiroshi Yasuda
安田 紘
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Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 本発明は、トリアゾリルメルカプトアルコール誘導体(
1)またはその酸付加塩を有効成分とする抗真菌剤に関
するものである。
トリアゾリルメルカプトアルコール誘導体(1)が抗真
菌剤として高い効果を有するトリアゾリルチオエステル
誘導体の合成中間体として用いられることは知られてい
る[特願平ml−51336号;欧州特許出願公開第3
32387号(19g9.9.13) ]。
本発明者らはある種のトリアゾリルメルカプトアルコー
ル誘導体(1)が抗真菌剤であるトリアゾリルチオエス
テル誘導体の合成中間体として用いられるだけでなく、
それ自身で強力でスペクトル幅の広い抗真菌活性を示す
ことを見い出し1本発明を完成した。
発明の構成 本発明は1式(1)を有する化合物またはその酸付加塩
を有効成分とする抗真菌剤に関するものである。
Ar 式中、八rは無置換またはハロゲン原子およびトリフル
オロメチルから選ばれた置換基1〜3個で置換されたフ
ェニル基を示し、Rは水素原子または低級アルキル基を
示す。
上記のハロゲン原子は、たとえば弗素、塩素。
または臭素原子があげられる。
低級アルキル基は、たとえばメチル、エチル。
プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル。
5ec−ブチルまたはt、crt−ブチルがあげられる
式(1)  を有する好適化合物は、Arについては。
2.4−ジクロロフェニル、2.4−ジフルオロフェニ
ル、4−クロロフェニル、2−クロロ−4−フルオロフ
ェニル、2−フルオロ−4−クロロフェニル、2−フル
オロ−4−()リフルオロメチル)フェニルまたは4−
 ()ルフルオロメチル〉フェニルであり、とくに好適
には2、 4−ジクロロフェニル、2.4−ジフルオロ
フェニル、2−フルオロ−4−90ロフエニルi タハ
2−フルオロー4−クロロフェニルである。
Rについては水素原子、メチル、プロピルまたはイソプ
ロピル、とくに好適にはメチルである化合物である。
本発明の具体的な好適化合物(1)の例としては1表1
に示すような化合物をあげることが出来る。
本発明のトリアゾリルメルカプトアルコール誘導体(1
)  は不斉炭素を有しており、光学異性体およびRが
低級アルキルである場合はジアステレオマーが存在する
。光学異性体は一般的な光学分割の手法により、あるい
は不斉合成の手法によって光学活性な両異性体を得るこ
とが出来る(前掲特許参照)。またジアステレオマーの
分離は1分別再結晶やクロマトグラフィーなどの通常の
分離法を用いて行なうことが出来る。
式(1)  はこれらの異性体の一つまたは混合物を包
合する。
本発明のトリアゾリルメルカプトアルコール誘導体(1
)  は、そのままで、あるいはその酸付加塩の形状で
抗真菌剤として使用することができ、用いられる酸は例
えば、塩酸、臭化水素酸。
硫酸、硝酸、シコウ酸またはメタンスルホン酸である。
本発明の式(1)を有する化合物の製造は、前掲特許に
記載されている方法の他に以下に示す方法によっても行
なうことが出来る。
(2) (4) (上記式中、 ArおよびRは前述したものと同意義を
示しl R’  はメチル、エチルまたはフェニル基を
示し1Mはリチウム、ナトリウムまたはカリウムを示し
 R2は水素原子、メチルまたはエチルを示す)すなわ
ち、前掲特許に記載されているエポキシド化合物(2)
に極性溶媒中でチオカルボン酸の金属塩(3)を反応さ
せてチオエステル誘導体(4)に導き、(4)をアルカ
リ条件下で脱アシル化して目的化合物(1〉 を製造す
る方法である。
エポキシド化合物(2)より化合物(4〉 を得る工程
における極性溶媒としては、ジメチルホルムアルデヒド
、ジメチルアセトアミド、ジメチルホルホキンドまたは
アセトニトリルなどが用いられる。チオカルボン酸の金
属塩(3)は、チオ酢酸、チオプロピオン酸、チオ安息
香酸などの塩が用いられるがチオ酢酸が安価で人手容易
である。金属塩はリチウム、ナトリウム、カリウムの塩
が用いられ、使用される量は化合物(2)に対し1〜3
モル当量である。反応波の塩基性をおさえて副反応を少
なくするため、相当するチオカルボン酸を1〜3モル当
量共存させるとよい。反応温度は50〜100℃で1反
応時間は2〜10時間である。チオエステル誘導体(4
)からメルカプタン誘導体(1)  を得る脱アシル化
反応は、テトラヒドロフランあるいはメタノールエタノ
ールなどのアルコール類と水との混合溶媒中、水酸化リ
チウム、水酸化ナトリウムあるいは水酸化カリウムなど
を用いるアルカリ加水分解によって行われる。あるいは
化合物(4)をメタノール、エタノールなどのアルコー
ル類に溶かしてリチウム、ナトリウムなどの金属アルコ
キシドと処理することによっても行われる。
反応は窒素雰囲気下で行われ1反応温度は一50℃〜2
0℃で1反応時間は5分〜1時間である。
発明の効果 イ)本発明の化合物(1)  の実験カンジダ症に対す
る効果は次の通りである。
カンジダ・アルビカンス(Candida albic
a−ns)  7〜9 XIO’個を接種したマウス(
−群無投与群の2日日の生存率は0%であった。
化合物      生存率(%〉 製造例1 00 ケトコナゾール    50 口)本発明の化合物(1)の実験アスペルギルス症に対
する効果は次の通りである。
アスペルギルス・フミガッス(^sperg i I 
I IusFumigatus) 5 xlQ’個を接
種したマウス(−群10匹〉 に1.4.24.48.
72.96時間後薬剤20mg/kgを経口投与して感
染後10日目の生存率を調べた。なお、無投与群の58
目の生存率は0%であった。
製造例1 If)0 フルコナゾール     0 ハ)製造例1の化合物600■/kgを3匹のDDY系
雄性成熟マウスに単回、経口投与し、7日間観察を行っ
たが金側生存した。
上記のように本発明の化合物(1)はケトコナゾールお
よびフルコナゾールよりすぐれた抗真菌活性を示す。
本発明の化合物(1〉  は単独で、もしくは他の賦形
材、希釈剤1分散剤などの添加剤と共に。
経口的もしくは非経口的に投与するための剤型として製
剤化して使用される。
投与量、投与回数は症状1年令1体重、投与形態等によ
って異なるが、経口投与の場合には通常は成人1日あた
り50〜2000mg、  好ましくは1(IcI〜6
(l[l mgを1回または数回に分けて投与すること
が出来る。
以下に化合物(1) の製造例を示す。
型造例1 55%水素化ナトリウム4.17g (95,5mmo
l)をヘキサンで洗いジメチルホルムアミド20〇−に
懸濁させ0℃で攪拌する。この中ヘチオ酢酸14.55
g (191,0mmole)  をゆっくり流加した
水素ガスの発生がおさまったら(2R,3S)2− (
2,4−ジフルオロフェニル〉−3−メチル−2−((
IH−1,2,4−)リアゾール−l−イル)メチル〕
オキシラン12、00g (47,8mmol)を加え
65℃で5.5時間加熱した。冷後1反応液に希重曹水
を加え、ベンゼンで抽出した。抽出液を水、飽和食塩水
の順で洗浄し、溶媒を減圧下留去し、残留物18gを得
た。シリカゲルを用いるクロマトグラフィーに付し、酢
酸エチル−ベンゼン(2:1〉〜酢酸エチルで溶出し、
  (2R,3R)−3−アセチルチオ−2−(2,4
−ジフルオロフェニル)−1−(IH−1,2,4−ト
リアゾール−1−イル)−2−ブタノール12.88g
 (82%収率)を油状物として得た。
比旋光度〔α〕2D’137°(C=0.80. CH
Cl、)。
maに NMRスペクトル(CDCl2)δ:1.10 (3H
,d、 J=7Hz)、  2J8  (3)1.  
S)、  4.32  (IH,q、  J=7Hz)
、  4.63  (LH,d、  J=14)1z)
、  4.97  (IH,d。
J=14Hz)、  5.10  (1)1.  s)
、  6.57−7.60  (3H。
m)、  ?、78  (2)1.  s)上で得たア
セチルチオエステル12.8g 〈39.1mmol)
  を、ナトリウム0.94g (41+n+nol)
をメタノール130−に溶かした溶液に加え、窒素雰囲
気下0℃で20分攪拌した。反応終了後IN−塩酸43
ml(43mmol)を加えてから酢酸エチルでうすめ
、希重曹水、飽和食塩水の順で洗った。
溶媒を減圧下留去して得られる結晶性残留物を酢酸エチ
ル−ヘキサン混合溶媒から再結晶して、融点17118
3 ℃を有する目的化合物を9.51g(85%収率)
得た。比旋光度およびNMRデータは表21表3にそれ
ぞれ示した。
製造例1の方法と同様にして、あるいは前掲特許に記載
されている方法にしたがって製造例2〜5の化合物が得
られた。これらの化合物の比旋光度、融点およびNMR
データを表21表3に示した。
表  3 表 3 (続き)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 式 ▲数式、化学式、表等があります▼(1) を有するトリアゾリルメルカプトアルコール誘導体また
    はその酸付加塩を有効成分とする抗真菌剤。 式中、Arは無置換またはハロゲン原子およびトリフル
    オロメチルから選ばれた置換基1〜3個で置換されたフ
    ェニル基を示し、Rは水素原子あるいは低級アルキル基
    を示す。
JP3592890A 1990-02-16 1990-02-16 抗真菌剤 Pending JPH03240778A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020095963A1 (ja) * 2018-11-06 2020-05-14 Jsr株式会社 有機硫黄化合物の製造方法、担体、当該担体の製造方法、リガンド固定担体、クロマトグラフィーカラム及び標的物質の検出又は単離方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020095963A1 (ja) * 2018-11-06 2020-05-14 Jsr株式会社 有機硫黄化合物の製造方法、担体、当該担体の製造方法、リガンド固定担体、クロマトグラフィーカラム及び標的物質の検出又は単離方法
JPWO2020095963A1 (ja) * 2018-11-06 2021-10-21 Jsr株式会社 有機硫黄化合物の製造方法、担体、当該担体の製造方法、リガンド固定担体、クロマトグラフィーカラム及び標的物質の検出又は単離方法

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